JP2005270551A - 放射線撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 軟組織のような硬度の低い部位を撮像することができる放射線撮像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 C型アーム5の一端側にはX線管支持部13を介してX線管6を支持しているとともに、他端側にはFPD支持部15を介してフラットパネル型X線検出器(FPD7)を支持している。X線管6がx軸心周りに回転するようにX線管支持部13を構成するとともに、FPD7がy軸心周りに回転するようにFPD支持部15を構成している。X線管6およびFPD7がこのように回転することで、X線管6から照射されたX線とFPD7とのなす角度が変更される。散乱するX線(散乱X線)が直交してFPD7に入射するようにX線管支持部13とFPD支持部15によって角度を変更することでFPD7は散乱X線を積極的に検出する。その結果、軟組織のような硬度の低い部位を撮像することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、医療分野や、非破壊検査,RI(Radio isotope)検査,および光学検査などの工業分野や、原子力分野などに用いられる放射線撮像装置に係り、特に、放射線を検出する技術に関する。
従来、放射線撮像装置では、X線を例に採ると、照射源であるX線管と放射線検出手段であるX線検出器とが対向配置され、X線管から照射されたX線は直交してX線検出器に入射する。X線管および放射線検出手段が被検体の周りに回転する場合には、X線が直交してX線検出器に入射するようにそれぞれの対向配置を維持する(例えば、特許文献1参照)。なお、散乱するX線を除去するためにX線グリッドが用いられる。X線グリッドは、鉛(Pb)とアルミニウム(Al)とを交互に並設して構成されており、散乱したX線は鉛によって遮られる。X線グリッドはX線検出器のX線照射側(検出側)に隣接して配設される。
特開平9−215682号公報(第3頁、図2)
しかしながら、従来の装置の場合には、次のような問題がある。すなわち、従来の装置では、X線が直交してX線検出器に入射し、散乱したX線はX線グリッドによってカットされる。したがって、骨組織のように硬度(すなわち密度)の高い部位を撮像する場合にはコントラストがついて良質な画像を得ることができるが、軟組織のように硬度の低い部位を撮像する場合にはコントラストがつきにくく良質な画像を得ることができない。造影剤を用いてサブトラクションを行うことで軟組織に関する画像を得ることも考えられるが、造影剤の投与で手間がかかったり、被検体が人体の場合には造影剤に対する人体への影響を考慮しなければならない。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、軟組織のような硬度の低い部位を撮像することができる放射線撮像装置を提供することを目的とする。
発明者は、上記の問題を解決するために鋭意研究した結果、次のような知見を得た。
すなわち、散乱するX線を除去する発想を変えて、散乱するX線を積極的に検出することに着目してみた。してみれば、散乱するX線によって、軟組織のような硬度の低い部位を撮像しても良質な画像を得ることが可能になる。
このような知見に基づくこの発明は、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、照射源から照射されて被検体を透過した放射線を検出する放射線検出手段を備え、検出された放射線に基づいて被検体の撮像を行う放射線撮像装置であって、照射源から照射された放射線と放射線検出手段とのなす角度を変更する角度可変手段を備えることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、角度可変手段を備えることで、照射源から照射された放射線と放射線検出手段とのなす角度を変更することが可能になる。これにより、散乱する放射線が直交して放射線検出手段に入射するように角度を変更すれば、放射線検出手段は散乱する放射線を積極的に検出することができる。その結果、軟組織のような硬度の低い部位を撮像することができる。
なお、通常の放射線が直交して放射線検出手段に入射するように角度を変更すれば、従来のような骨組織のような硬度の高い部位を撮像することもできる。
上述した発明の一例は、角度可変手段は、放射線検出手段を動かすことで放射線と放射線検出手段とのなす角度を変更すること(請求項2に記載の発明)である。上述した発明の他の一例は、角度可変手段は、照射源を動かすことで放射線と放射線検出手段とのなす角度を変更すること(請求項3に記載の発明)である。
前者の発明のように放射線検出手段を動かす場合には、微細な角度調整が可能となり、後者の発明のように照射源を動かす場合には、大きな角度調整が可能となる。
また、請求項4に記載の発明は、照射源から照射されて被検体を透過して検出された放射線に基づいて被検体の撮像を行う放射線撮像装置であって、照射源から照射された放射線を検出せずに、散乱する放射線を検出する散乱放射線検出手段を備え、散乱放射線検出手段で検出された散乱する放射線に基づいて被検体の撮像を行うことを特徴とするものである。
〔作用・効果〕請求項4に記載の発明によれば、照射源から照射された放射線を検出せずに、散乱する放射線を検出する散乱放射線検出手段を備え、散乱放射線検出手段で検出された散乱する放射線に基づいて被検体の撮像を行うことで、軟組織のような硬度の低い部位を撮像することができる。
上述した発明において、散乱放射線検出手段の一例は、照射源から照射されて被検体を透過した放射線を検出する放射線検出手段と、その放射線検出手段の放射線照射側に配設された放射線遮蔽物とである(請求項5に記載の発明)。照射源から照射されて被検体を透過した放射線は放射線遮蔽物に遮蔽されて、放射線検出手段はその放射線を検出しない。一方、散乱放射線は放射線遮蔽物に遮蔽されずに、放射線検出手段はその散乱放射線を検出する。
この発明に係る放射線撮像装置によれば、照射源から照射された放射線と放射線検出手段とのなす角度を変更する角度可変手段、あるいは照射源から照射された放射線を検出せずに、散乱する放射線を検出する散乱放射線検出手段を備えることで、軟組織のような硬度の低い部位を撮像することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
図1は、実施例に係るX線診断装置の概略構成を示した正面図であり、図2は、その装置における動作態様の一例を示した正面図であり、図3は、その右側面図である。本実施例では、放射線検出手段としてフラットパネル型X線検出器(以下、適宜「FPD」という)を例に採るとともに、放射線撮像装置としてX線診断装置を例に採って説明する。また、図3や後述する図5では、図示の便宜上、被検体については右側面で図示していないことに留意されたい。
本実施例に係るX線診断装置は、図1に示すように、被検体Mを載置する天板1と、被検体Mの撮像を行う撮像系本体2とを備えている。天板1は昇降および水平移動可能に構成されている。撮像系本体2は、床面(図中のxy平面)に設置された基台部3と、基台部3に支持されたC型アーム支持部4と、C型アーム支持部4に支持されたC型アーム5と、C型アーム5の一端に支持されたX線管6と、他端に支持されたFPD7とを備えている。X線管6はこの発明における照射源に相当し、FPD7はこの発明における放射線検出手段に相当する。
基台部3には基台部用のモータ8を内蔵しており、モータ8の駆動によって床面に対して基台部3が鉛直軸(図中のz軸)心周りに回転する。同じく、基台部3にはC型アーム支持部用のモータ9を内蔵しており、モータ9の駆動によって基台部3に対してC型アーム支持部4が被検体Mの体軸(図中のy軸)心周りに回転する。
C型アーム5はレール形状で形成されている。このレールの溝部に嵌合した2つのベアリング10をC型アーム支持部4に内蔵している。この他、C型アーム支持部4には、C型アーム5の外周面に沿って付設されたベルト11や、ベルト11の一部を巻き取るC型アーム5用のモータ12を内蔵している。モータ12の駆動によってベルト11が周回し、それに伴ってベアリング10に対してC型アーム5が摺動する。この摺動によりC型アーム5が、体軸に対して水平面で直交する軸(図中のx軸)心周りに回転する。
C型アーム5の一端側にはX線管支持部13を介してX線管6を支持している。X線管6のX線照射側にはX線の照視野を制御するコリメータ14を配設している。X線管支持部13は、上述したC型アーム支持部4とC型アーム5との両機能を備えた構成となっている。すなわち、X線管支持部13は、C型アーム支持部4と同様の第1支持部13Aと、C型アーム5と同様の第2支持部13Bとから構成されている。第1支持部13Aには、第2支持部13Bの溝部に嵌合した2つのベアリングと、第2支持部13Bの外周面に沿って付設されたベルトと、ベルトの一部を巻き取るX線管用のモータとを内蔵している。モータの駆動によってベルトが周回し、それに伴ってベアリングに対して第2支持部13Bが摺動する。この摺動により第2支持部13Bの内周面に沿って付設されたX線管6がコリメータ14とともに、x軸心周りに回転する。X線管支持部13によってX線管6およびコリメータ14がx軸心周りに回転することで、X線管6から照射されたX線とFPD7とのなす角度が変更される。したがって、X線管支持部13は、この発明における角度可変手段に相当する。
C型アーム5の他端側にはFPD支持部15を介してFPD7を支持している。FPD7の検出側(X線照射側)に隣接してX線グリッド16を配設している。X線グリッド16は、散乱するX線(以下、適宜「散乱X線」という)を除去するが、本実施例では散乱X線を積極的に検出する場合には散乱X線以外の通常のX線を除去する。FPD支持部15にはFPD用のモータ15aを内蔵しており、モータ15aの駆動によってFPD支持部15に対してFPD7およびX線グリッド16がy軸心周りに回転する。FPD支持部15によってFPD7およびX線グリッド16がy軸心周りに回転することで、X線管6から照射されたX線とFPD7とのなす角度が変更される。したがって、FPD支持部15も、この発明における角度可変手段に相当する。このように本実施例では、この発明における角度可変手段は、X線管支持部13とFPD支持部15との2つで構成される。また、X線グリッド16は、この発明における放射線遮蔽物に相当する。
かかる構成を備えた本実施例装置において、それぞれの撮像では、図2および図3のような態様をとる。骨組織のような硬度の高い部位を撮像する場合には図2(a)、図3(a)に示す態様をとり、軟組織のような硬度の低い部位を撮像する場合には図2(b)、図3(b)に示す態様をとる。以下に詳しく説明する。なお、図2および図3では被検体MやX線管6やFPD7やコリメータ14やX線グリッド16のみ図示し、天板1や基台部3や各支持部4,13,15やC型アーム5等については図示を省略している。
骨組織のような硬度の高い部位を撮像する場合には、図2(a)、図3(a)に示すように、通常のX線Aが直交してFPD7に入射するようにX線管支持部13とFPD支持部15によって角度を変更する。このとき、X線グリッド16は散乱X線Sを除去して通常のX線Aのみを通す。したがって、FPD7は通常のX線Aを検出する。その結果、従来のような骨組織のような硬度の高い部位を撮像することができる。
軟組織のような硬度の低い部位を撮像する場合には、図2(b)、図3(b)に示すように、散乱X線Sが直交してFPD7に入射するようにX線管支持部13とFPD支持部15によって角度を変更する。このとき、X線グリッド16は通常のX線Aを除去して散乱X線Sのみを通す。したがって、FPD7およびX線グリッド16は、X線管6から照射された通常のX線Aを検出せずに散乱X線Sを積極的に検出する。このように、FPD7およびX線グリッド16は、この発明における散乱放射線検出手段にも相当する。そして、FPD7で検出された散乱X線Sに基づいて被検体Mの撮像を行うことで、軟組織のような硬度の低い部位を撮像することができる。
例えば、X線管支持部13によってX線管6をx軸心周りに回転させて、図2(b)に示す方向の散乱X線Sを検出する場合には、図2(a)に示す通常のX線Aと同方向であるので、FPD7を動かさない。もちろん、図2(b)に示す方向以外の散乱X線を検出する場合には、FPD支持部15によってFPD7をy軸心周りに回転させる。
また例えば、X線管6を動かさずに、図3(b)に示す方向の散乱X線を検出する場合には、FPD支持部15によってFPD7をy軸心周りに回転させる。もちろん、図3(b)に示す方向以外の通常のX線Aを照射する場合には、X線管支持部13によってX線管6をx軸心周りに回転させる。
以上のように構成された本実施例装置によれば、X線管支持部13およびFPD支持部15に代表される角度可変手段を備えることで、X線管6から照射されたX線とFPD7とのなす角度を変更することが可能になる。これにより、散乱X線が直交してFPD7に入射するように角度を変更すれば、FPD7は散乱X線を積極的に検出することができる。その結果、軟組織のような硬度の低い部位を撮像することができる。なお、通常のX線が直交してFPD7に入射するように角度を変更すれば、従来のような骨組織のような硬度の高い部位を撮像することもできる。
なお、言い換えれば、本実施例装置は、X線管6から照射されたX線を検出せずに、散乱X線を検出するFPD7およびX線グリッド16を備えている。X線グリッド16はFPD7のX線照射側に隣接して配設されている。したがって、X線管6から照射された通常のX線はX線グリッド16に遮蔽されて、FPD7はそのX線を検出しない。一方、散乱X線はX線グリッド16に遮蔽されずに、FPD7はその散乱X線を検出する。このような機構を備えることで、軟組織のような硬度の低い部位を撮像することができる。
本実施例では、X線管支持部13は、X線管6を動かすことでX線管6から照射されたX線とFPD7とのなす角度を変更するとともに、FPD支持部15は、FPD7を動かすことでX線管6から照射されたX線とFPD7とのなす角度を変更している。FPD7を動かす場合には、微細な角度調整が可能となり、X線管6を動かす場合には、大きな角度調整が可能となる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、図1に示すようなX線診断装置を例に採って説明したが、この発明は、例えば図4に示すようなX線診断装置にも適用してもよい。図4の場合には、X線管6およびFPD7は被検体Mの体軸方向や体軸心周りに回転する。また、この発明は、X線CT装置にも適用してもよい。
(2)上述した実施例では、放射線検出手段としてフラットパネル型X線検出器(FPD)3を例に採って説明したが、イメージインテンシファイア(I.I)に例示されるように、X線を検出する手段であれば、この発明は適用することができる。
(3)上述した実施例では、X線を検出するX線検出器を例に採って説明したが、この発明は、ECT(Emission Computed Tomography)装置のように放射性同位元素(RI)を投与された被検体から放射されるγ線を検出するγ線検出器に例示されるように、放射線を検出する放射線検出器であれば特に限定されない。同様に、この発明は、上述したECT装置に例示されるように、放射線を検出して撮像を行う装置であれば特に限定されない。
(4)上述した実施例では、X線管6を動かすことでX線管6から照射されたX線とFPD7とのなす角度を変更するとともに、FPD支持部15は、FPD7を動かすことでX線管6から照射されたX線とFPD7とのなす角度を変更していたが、X線管6またはFPD7のいずれか一方を固定して、他方のみを動かすことで上述した角度を変更してもよい。また、軟組織のみ撮像し、一方向の散乱X線のみを常に検出するのであれば、FPD7およびX線グリッド16などに代表される散乱放射線検出手段やX線管6などに代表される照射源を必ずしも動かす必要はない。
(5)上述した実施例では、X線管支持部13によってX線管6はx軸心周りに回転し、FPD支持部15によってFPD7はy軸心周りに回転したが、X線管6がy軸心周りに回転し、FPD7がx軸心周りに回転してもよい。また、X線管6およびFPD7がともにx軸心周りに回転してもよいし、y軸心周りに回転してもよい。
(6)上述した実施例では、x軸心回りまたはy軸心周りに回転することでX線管6やFPD7を動かしたが、例えば図5に示すように、通常のX線Aが斜め方向にFPD7に入射するようにFPD7を配設し、FPD7が鉛直軸(z軸)心周りに回転することでFPD7を動かしてもよい。図5(a)に示す態様からz軸心周りに180°半回転させると図5(b)に示す態様となる。半回転する前は、図5(a)に示す方向の散乱X線Sを検出することができ、半回転した後は、図5(b)に示す方向の散乱X線Sを検出することができる。
また、図6に示すように、X線管6から照射した通常のX線Aが斜め方向にFPD3に入射するようにX線管6を配設し、X線管6がz軸心周りに回転することでX線管6を動かしてもよい。図6(a)に示す態様からz軸心周りに180°半回転させると図6(b)に示す態様となる。
(7)上述した実施例では、X線管6はx軸心周りに回転、FPD7はy軸心周りに回転というように、X線管6やFPD7はそれぞれ1軸のみ回転可能であったが、2軸以上の回転を組み合わせてもよい。
(8)上述した実施例では、通常のX線を検出する場合には散乱X線を除去し、散乱X線を積極的に検出する場合には散乱X線以外の通常のX線を除去するX線グリッド16を備えたが、X線グリッド16を必ずしも備える必要はない。ただ、通常のX線を検出する場合には散乱X線による影響や、散乱X線を積極的に検出する場合には散乱X線以外の通常のX線や別の散乱X線による影響を鑑みると、X線グリッド16を備えるのがより好ましい。
(9)上述した実施例では、この発明における散乱放射線検出手段は、FPD7およびX線グリッド16であったが、それに限定されない。照射源であるX線管6と放射線検出手段であるFPD7との焦点距離が長くなれば、散乱X線が到達しなくなる『グレーデル効果』を利用することも考えられる。すなわち、散乱X線が直交してFPD7に入射する角度にFPD7を傾斜させ、グレーデル効果によって通常のX線が到達しなくなるようにすることで通常のX線を検出しないように構成することも考えられる。この場合にはX線グリッド16が不要になるので、散乱放射線検出手段はFPD7のみとなる。
また、散乱X線による散乱パターンは被検体に応じて変化するので、被検体の伝達関数がわかればフィルタで散乱放射線検出手段を構成することも考えられる。
(10)X線グリッドの構成は、鉛(Pb)などに代表される放射線吸収体において、例えば、各放射線吸収体が照射源の焦点に集束する方向に並設された集束グリッドや、各放射線吸収体が互いに平行であって放射線の検出面に対して垂直に並設された平行グリッドなど特に限定されない。
実施例に係るX線診断装置の概略構成を示した正面図である。 (a)、(b)は、実施例装置における動作態様の一例を示した正面図である。 (a)、(b)は、図2の右側面図である。 変形例に係るX線診断装置の概略構成を示した正面図である。 (a)、(b)は、さらなる変形例に係るフラットパネル型X線検出器の動作態様の一例を示した右側面図である。 (a)、(b)は、さらなる変形例に係るX線管の動作態様の一例を示した正面図である。
符号の説明
6 … X線管
7 … フラットパネル型X線検出器(FPD)
13 … X線管支持部
15 … FPD支持部
16 … X線グリッド
M … 被検体

Claims (5)

  1. 照射源から照射されて被検体を透過した放射線を検出する放射線検出手段を備え、検出された放射線に基づいて被検体の撮像を行う放射線撮像装置であって、照射源から照射された放射線と放射線検出手段とのなす角度を変更する角度可変手段を備えることを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 請求項1に記載の放射線撮像装置において、前記角度可変手段は、前記放射線検出手段を動かすことで放射線と放射線検出手段とのなす角度を変更することを特徴とする放射線撮像装置。
  3. 請求項1に記載の放射線撮像装置において、前記角度可変手段は、前記照射源を動かすことで放射線と放射線検出手段とのなす角度を変更することを特徴とする放射線撮像装置。
  4. 照射源から照射されて被検体を透過して検出された放射線に基づいて被検体の撮像を行う放射線撮像装置であって、照射源から照射された放射線を検出せずに、散乱する放射線を検出する散乱放射線検出手段を備え、散乱放射線検出手段で検出された散乱する放射線に基づいて被検体の撮像を行うことを特徴とする放射線撮像装置。
  5. 請求項4に記載の放射線撮像装置において、前記散乱放射線検出手段は、前記照射源から照射されて被検体を透過した放射線を検出する放射線検出手段と、その放射線検出手段の放射線照射側に配設された放射線遮蔽物とであることを特徴とする放射線撮像装置。
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JP2010005006A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Fujifilm Corp エネルギーサブトラクション処理装置、方法、およびプログラム、並びに、放射線画像診断システム
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