JP2005269718A - オシロ装置及びその較正試験方法 - Google Patents

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克彦 廣本
Takayuki Horino
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幸光 鳩野
Nobutaka Watanabe
伸荘 渡辺
Teruhisa Kunikawa
輝久 国川
Shinobu Ishibashi
忍 石橋
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Abstract

【課題】親局側に作業員を配置せずにオシロ装置の較正試験を実施できて、その要員の削減が図れるとともに、前記作業員間の連絡ミスに伴う点検ミスを防ぐことが可能となる。
【解決手段】電気所3等に子局11aとして設置され、入力された電力系統の事故発生前後の計測信号を、遠方の親局51へ通信回線を介して送信するオシロ装置11aであって、該オシロ装置11aは、前記親局へ送信される送信信号を前記子局11a側で視認するために出力する出力手段37を備えている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、電気所等の子局側に配置され、入力された電力系統の事故発生前後の計測信号を、遠方の親局へ通信回線を介して送信するオシロ装置及びその較正試験方法に関する。
従来から、送電系統といった電力系統の事故発生時には、その事故原因を究明する目的で、事故発生前後の電流や電圧等の計測信号をオシロ装置によって収集している(例えば、特許文献1を参照。)。
このオシロ装置は、運転員が駐在しない無人電気所(変電所等)に、子局として設置される。そして、通信回線を介して、運転員が駐在する有人監視制御所に設置される親局に接続されている。
この子局たるオシロ装置は、電力系統の母線電圧やフィーダ電流等のアナログ信号を入力する複数の入力端子と、遮断器等の接点信号のデジタル信号を入力する複数の入力端子とを備えている。そして、これら両方の計測信号を常時、所定周期でサンプリングして記録、蓄積しており、事故発生を検出した際には、当該事故発生前後の計測信号を親局へ送信する。
一方、親局は、コンピュータとプリンタとを備えており、事故発生時に子局から送信された計測信号に係る送信信号を、プリンタによって視認可能に印刷する。そして、親局に駐在する運転員は、その送信信号に基づき印刷されたオシロ波形を参照しつつ事故原因を解析する。
このようなオシロ装置は、例えば3年周期で定期点検される。その点検項目の主なものとしては、オシロ装置自体の較正試験がある。この較正試験は、子局側であるオシロ装置に入力されたアナログ計測信号が、当該子局から正常に親局へ送信されているかを確かめるものであり、以下の手順でなされる。
(1)電気所に較正試験用の作業員が配置され、当該作業員が、子局に、計測信号に代えて、既知の較正信号を入力する。
(2)一方、監視制御所にも較正試験用の作業員が配置され、当該作業員が、前記較正信号に対応して親局のプリンタに印刷された信号の値を読み取り、子局側の作業員へ電話連絡する。
(3)子局側の作業員は、連絡された信号の値と、入力した較正信号の値とを比較し、これらの値の差が許容範囲内か否かを調べる。なお、許容範囲外の場合には、この差が小さくなる方向に子局の利得を調整する較正作業を行う。
なお、ここで、上記較正試験は、本来は子局たるオシロ装置自体の点検であるにも拘わらず、親局にも作業員を配置して対向試験を実施しているが、この理由は、当該オシロ装置は、前記送信信号を視認可能に出力するプリンタの如き出力手段を一切有しておらず、これを備えた親局でしか前記送信信号を視認できないからである。又、このオシロ装置自体に前記出力手段を設けていない理由は、元来、オシロ装置が設けられる電気所は、無人設備として設計されているためであり、つまり、無人設備に出力手段を設ける意味がないと考えられていたからである。
特開2003−143775号公報(第2−3頁、第6図)
しかしながら、このようなオシロ装置では、前記定期点検の度に、子局側と親局側の両方に対して較正試験用の作業員を配置しなければならず、その労力は多大なものとなる。又、これら作業員同士の電話連絡時に聞き取りミス等が起きる虞もあり、その較正試験は確実性に欠けるものとなる。
本発明はかかる従来の課題に鑑みて成されたもので、親局側に作業員を配置せずに較正試験を実施できて、その要員の削減が図れるとともに、前記作業員間の連絡ミスに伴う点検ミスを防ぐことが可能なオシロ装置及びその較正試験方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために請求項1に記載の発明は、電気所等に子局として設置され、入力された電力系統の事故発生前後の計測信号を、遠方の親局へ通信回線を介して送信するオシロ装置であって、該オシロ装置は、前記親局へ送信される送信信号を前記子局側で視認するために出力する出力手段を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のオシロ装置において、前記出力手段は、前記送信信号を画面に表示する表示装置であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のオシロ装置において、前記出力手段は、前記送信信号を用紙に印刷するプリンタであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のオシロ装置において、前記出力手段は、前記送信信号をデータとして記憶媒体に記録する記録手段と、前記記憶媒体に記録されたデータを読み取る読み取り手段と、読み取ったデータに基づいて前記送信信号を視認可能に表示する表示手段とから構成され、前記読み取り手段及び表示手段は、持ち運び可能に前記記録手段から物理的に分離されており、前記記録手段から取り外した記憶媒体を、前記読み取り手段に接続して該記憶媒体に記録された前記データを読み取ることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載のオシロ装置において、前記オシロ装置に入力される計測信号に代えて既知の較正信号を入力する入力手段を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、電気所等に子局として設置され、入力された電力系統の事故発生前後の計測信号を、遠方の親局へ通信回線を介して送信するオシロ装置であって、該オシロ装置に既知の較正信号を入力する入力手段と、該較正信号に対応してオシロ装置から出力される出力信号と前記較正信号とを比較し、該出力信号と前記較正信号との偏差が所定の閾値を超える場合には、異常警報を発する点検手段とを備えていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載のオシロ装置において、前記入力された計測信号は、電流又は電圧の信号のうちの少なくともいずれかであることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、電気所等に子局として設置され、入力された電力系統の事故発生前後の計測信号を、遠方の親局へ通信回線を介して送信するオシロ装置の較正試験方法であって、前記オシロ装置に較正信号を入力するステップと、該入力された較正信号に対応して親局に送信される送信信号を、前記オシロ装置が備える出力手段に出力するステップと、前記出力された出力信号を視認しながら、該出力信号を前記較正信号と比較するステップとを有していることを特徴とする。
本発明によれば、親局側に作業員を配置せずに較正試験を実施できて、その要員の削減が図れるとともに、前記作業員間の連絡ミスに伴う点検ミスを防ぐことが可能となる。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
===電力系統監視システムの概略構成===
図1は、オシロ装置を使用した電力系統監視システムの全体構成を示す図である。このシステム1は、電力系統の事故原因の究明目的で使用され、複数の無人電気所3のそれぞれに設置される子局11,11,…11と、運転員が駐在する遠方の監視制御所5に設置される親局51とを備えている。親局51は、複数の子局11,11,…11のそれぞれと、専用の通信回線7によって通信可能に接続されている。事故発生時には、各子局11は、自身が常時記録してきた母線電圧やフィーダ電流等の計測信号のなかから事故発生前後のデータを抽出し、これを解析用データとして親局51に送信する。そして、親局51は、この送信された解析用データを、付属のプリンタ63によって印刷し、親局51の運転員が、この印刷された解析用データたるオシロ波形に基づいて事故原因を解析するようになっている。なお、前記解析用データが、請求項に係る『送信信号』に相当している。
<子局>
子局11はオシロ装置であり、図2にそのブロック図を示す。
図2におけるCPU13は、ROM17に格納されたプログラムを読み出すとともにRAM15を作業領域として使用して、後述の処理を実行する。
入力端子19は、アナログ計測信号の入力用であり、この入力端子19からは母線電圧やフィーダ電流がオシロ装置11に入力される。なお、この入力端子19は、電気所3に設置されたPT(計器用変圧器)21やCT(計器用変流器)22等の入力変換器に接続されており、これら入力変換器21,22を通して前記アナログ計測信号はオシロ装置11に入力される。そして、この入力されたアナログ計測信号は、フィルタ回路23によってフィルタ処理された後、サンプルホールド回路25によって所定周波数でサンプリングされる。このサンプリングされた信号はマルチプレクサ27によって選択され、A/D変換器29によってデジタル信号に変換された後、I/Oポート31を介してRAM15に記録される。なお、RAM15内には、前記計測信号の記録用領域が所定の大きさで設定されており、この記録用領域が一杯になった場合には、古いデータから順番に上書きされる。
一方、入力端子18は、デジタル計測信号の入力用であり、この入力端子18からは遮断器等の保護装置24の接点信号がオシロ装置11に入力される。なお、このデジタル計測信号は、別のI/Oポート33に入力され、前記アナログ計測信号と同様にRAM15に記録される。
I/F35には、親局51に接続された通信回線7が接続されている。すなわち、事故発生時にCPU13は、このI/F35を介して、当該事故発生前後の計測信号を親局51に送信する。図3に、この送信処理のフロー図を示す。なお、この送信処理を規定するプログラムは、前記ROM17に格納されている。
先ず、CPU13は、事故の発生を検出すべく、各計測信号の変化を常時監視している(S11)。そして、この変化が設定閾値よりも大きい場合には、事故発生とみなして、事故発生前後の計測信号のデータをRAM15から収集し、この収集されたデータを解析用データ(送信信号)として前記I/F35を介して親局51に送信する(S12)。ここで、この事故発生前後の計測信号のデータの収集は、(i)前記変化に基づいて事故発生時刻を特定し、(ii)この時刻の一定時間前から一定時間後までに亘るデータを、RAM15から読み出すことによってなされる。
また、このCPU13は、このオシロ装置11以外の他の子局11,11,…11に対して、前記検出とほぼ同時に解析用データの送信指令を発行する(S13)。
そして、これらステップS12及びS13の処理を行った後、ステップS11に戻る。
一方、前記ステップS11において、事故発生を検出しなかった場合には、他の子局11,11,…11から解析用データの送信指令を受信したか否かを確認する(S14)。そして、受信している場合には、前記ステップS12と同様に、事故発生前後の計測信号のデータをRAM15から収集して解析用データ(送信信号)を親局51に送信する。他方、受信していない場合には、ステップS11に戻る。
<親局>
親局51は、通信機能を備えたコンピュータである。図4にそのブロック図を示す。
図4におけるI/F53には、子局のオシロ装置11に接続された通信回線7が接続されている。そして、事故発生時には、このI/F53を介して、当該事故に関する解析用データが子局11から送信され、親局51のハードディスク(H/D)55に記録される。
CPU57は、ROM61に格納されたプログラムを読み出すとともにRAM59を作業領域として使用して、適宜処理を実行する。このROM61には、プリンタドライバの如きのプログラムが格納されており、このプログラムによって、CPU57は、H/D55に記録された解析用データをプリンタ63に出力する。そして、このプリンタ63によって、用紙上に、事故発生前後の母線電圧やフィーダ電流等のオシロ波形が視認可能に印刷される。
===子局の較正試験===
ところで、子局たるオシロ装置11については、定期的に較正試験が実施される。これは、図2に示す入力変換器21,22の劣化や保守交換、又はオシロ装置11のフィルタ回路23やサンプリングホールド回路25等を構成する半導体やコンデンサ等(不図示)の劣化等に伴って、親局51へ送信される前記解析用データ(送信信号)が、入力変換器21,22からのアナログ計測信号の入力値とは異なる値になっている虞があるためである。
この較正試験手順を説明すると、先ず、(1)較正信号発生器(不図示)を入力変換器21,22に接続して既知の較正信号を入力し、(2)この入力に対応してオシロ装置11のI/F35から送信される送信信号の値を、前記較正信号の値と比較し、(3)これらの差が許容範囲内か否かを調べるというものである。なお、前記差が許容範囲外の場合には、当該差が小さくなる方向にオシロ装置11の利得を調整する。
しかしながら、従来のオシロ装置11は、前述したように、前記送信信号を視認可能に出力するプリンタの如き出力手段を一切有していないため、前記I/F35を介して前記送信信号が送られる親局51のプリンタ63を用いて前記送信信号の値を確認している。このため、較正試験時には、子局11側に較正信号入力用の作業員を配置するとともに、遠方の親局51側には、プリンタ63にて印刷された前記送信信号を読むための作業員を配置するという対向試験を行わざるを得ず、必然的に当該較正試験要員は多くなっていた。又、対向試験であるが故に、作業員間の電話連絡は必須であり、その際に連絡ミスをしてしまう虞もあった。
これら不具合を解消すべく、本発明に係る第1実施形態のオシロ装置11aでは、図5に示すように子局のオシロ装置11a自体に対しても、前記出力手段としてのプリンタ37を設けている。すなわち、オシロ装置11aのCPU13にはプリンタ37が接続されているとともに、ROM17には、プリンタドライバの如きプログラムが格納されている。そして、このプログラムによって、CPU13は、RAM15に記録された信号のデータを用紙に印刷可能となっている。
そして、このようなオシロ装置11aによれば、入力変換器21,22から入力された較正信号に対応してI/F35から送信される送信信号と同じ信号を、RAM15から取り出して印刷し、これを子局11aの側で視認することができる。従って、子局11aに較正信号を入力する作業と、子局11aから送信される送信信号を前記較正信号と比較する作業という二つの作業を、当該子局11a側だけで実施可能となる。そして、これによって、子局11a側の作業員だけで、当該子局11aの較正試験を行うことができて、親局51側の要員を削減可能となる。
又、子局11a側と親局51側との間でなされていた作業員同士の連絡も省略できて、これによって当該作業員間の連絡ミスに伴う点検ミスを防ぐことが可能となる。
===オシロ装置に設けられる出力手段の他の態様===
子局たるオシロ装置11aに設けられる出力手段としては、前述のプリンタ37に限るものではなく、子局11a側で前記送信信号を視認可能な装置であれば何でも適用可能である。
<他の態様の第1例>
例えば、図6に示すように、前記送信信号を画面表示する表示装置39を用いても良い。この表示装置39は、所謂、液晶ディスプレイやCRTディスプレイ等である。そして、子局11のROM17にはビデオドライバの如きのプログラムが格納されており、CPU13は、このプログラムを用いて、前記RAM15に記録された送信信号のデータを画面表示可能となっている。
そして、このようなオシロ装置11bによれば、入力変換器21,22から既知の較正信号を入力すれば、この較正信号に対応する送信信号を表示装置39に画面表示することができて、これによって前記較正信号と前記送信信号との比較を容易に行うことができる。又、この場合には、プリンタ37のように用紙を準備しなくて良いので、扱い易い。
<他の態様の第2例>
又、更に別の態様としては、例えば、図7に示すように、オシロ装置11cのCPU13に付属されたFDD(フレキシブルディスクドライブ)41と、このFDD41によって解析用データ(送信信号)と同じデータが記録されるFD(フレキシブルディスク)43と、このFD43に記録された前記解析用データ(送信データ)を読み出して画面表示可能なコンピュータ45とを組み合わせて前記出力手段を構成しても良い。なお、このコンピュータ45としては、持ち運びが容易で表示装置45e及びFDD45aを備えているノート型パーソナルコンピュータ等が好ましい。
このコンピュータ45のROM45dには、前記FD43に記録された解析用データ(送信信号)を読み出して自身の表示装置45eに表示するためのビデオドライバの如きプログラムが格納されており、これによってコンピュータ45のCPU45bは、前記FD43に記録された解析用データ(送信信号)を画面表示可能となっている。
そして、このような出力手段によれば、入力された較正信号に対応して親局51に送信される送信信号のデータがRAM15に記録されるが、このデータと同じデータが、前記FDD41によってFD43にも記録される。そして、このFD43をFDD41から取り外して、前記コンピュータ45のFDD41に接続すれば、前記送信信号をコンピュータ45の表示装置45eに表示することができて、これによって、前記較正信号と前記送信信号との比較を容易に行うことができる。
又、前記コンピュータ45は、持ち運び可能に前記オシロ装置11cから物理的に分離されているので、子局11cが複数の異なる場所に分散配置されている場合であっても、各配置場所まで、前記コンピュータ45を持ち込むことができる。よって、このコンピュータ45を、複数の子局11cの較正試験に共用することができて、これによりオシロ装置11cを廉価にすることができる。
なお、当該第2例におけるオシロ装置11cのFDD41は、請求項4に係る記録手段に相当し、FD43は記録媒体に、又コンピュータ45は、読み取り手段及び表示手段に相当する。
===第2実施形態===
図8に、第2実施形態に係るオシロ装置11dのブロック図を示す。なお、本第2実施形態は、図6に示した前記第1例のオシロ装置11bをベースにしている。このため、第1例と同様の構成については同じ符号を付し、その説明は省略する。
前述した第1例のオシロ装置11bは、作業員が較正試験を行っていたが、本第2実施形態ではオシロ装置11d自身が自動的に較正試験を実行する点で相違する。
すなわち、当該第2実施形態のオシロ装置11dは、較正信号を発生する較正信号発生回路71と、入力変換器21,22への信号の入力元を、電力系統又は前記較正信号発生回路71のいずれかに択一的に切り換えるスイッチ(SW)73と、入力変換器21,22に入力された前記較正信号に対応してオシロ装置11dから出力される出力信号と前記較正信号とを比較し、該出力信号と前記較正信号との偏差が所定の閾値を超える場合には、異常警報を発する点検処理部とを備えている。
点検処理部は、前記CPU13が兼ねており、CPU13は、ROM17に格納された点検処理プログラムを読み出して以下に示す点検処理を実行する。
CPU13は、計測モードと較正試験モードとの2つのモードを択一的に切り換え設定する。基本的に常時は、計測モードが選択され、例えば半年周期等で較正試験モードに切り換えて当該較正試験が終了すると、計測モードに自動復帰させるようになっている。なお、このモード切り換えを、オシロ装置11d付属の操作パネル(不図示)から、運転員が手動で行えるようにしても良い。
計測モードの選択時においては、前記スイッチ73によって入力変換器21,22は電力系統に接続され、較正信号発生回路71とは遮断される。そして、前記第1実施形態で説明したように、入力変換器21,22を介して電力系統の計測信号が入力されて、事故発生時には解析用データが親局51へ送信される。
一方、較正試験モードの選択時においては、前記スイッチ73によって入力変換器21,22は電力系統とは遮断され、較正信号発生回路71に接続される。そして、入力変換器21,22には較正信号発生回路71にて生成された較正信号が入力される。この較正信号は、前述したように、フィルタ回路23やサンプリングホールド回路25等を経由した後、RAM15に記録されるが、CPU13は、このRAM15から前記較正信号に対応して記録された出力信号のデータを読み出す。そして、この読み出したデータと較正信号とを比較し、その結果、両者の波形の振幅レベル等の偏差が所定の閾値を超える場合には、親局51へ異常警報を出力し、又、超えない場合には、正常である旨のメッセージを出力し、較正試験は終了する。なお、このようなオシロ装置11dによれば、較正試験の作業員の省力化を図ることができる。
なお、当該第2実施形態に係る較正信号発生回路71及びスイッチ73は、請求項5及び請求項6に係る入力手段に相当し、点検処理部は、請求項6に係る点検手段に相当する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、以下に示すような変形が可能である。
本実施形態では、較正信号発生器を、PT等の入力変換器21,22に接続して較正試験を行う例を示したが、これに限るものではなく、例えば、入力変換器21,22による信号変化の影響が小さい場合には、前記オシロ装置11の入力端子19に較正信号発生器を直接接続しても良い。
オシロ装置を使用した電力系統監視システムの全体構成を示す図である。 子局たるオシロ装置のブロック図である。 子局から親局へと解析用データを出力するための出力処理のフロー図である。 親局のブロック図である。 本発明に係る第1実施形態のオシロ装置のブロック図である。 他の態様の出力手段を備えたオシロ装置のブロック図である。 他の態様の出力手段を備えたオシロ装置のブロック図である。 本発明に係る第2実施形態のオシロ装置のブロック図である。
符号の説明
3 電気所
11,11a,11b,11c,11d 子局(オシロ装置)
37 出力手段(プリンタ)
51 親局

Claims (8)

  1. 電気所等に子局として設置され、入力された電力系統の事故発生前後の計測信号を、遠方の親局へ通信回線を介して送信するオシロ装置であって、
    該オシロ装置は、前記親局へ送信される送信信号を前記子局側で視認するために出力する出力手段を備えていることを特徴とするオシロ装置。
  2. 請求項1に記載のオシロ装置において、
    前記出力手段は、前記送信信号を画面に表示する表示装置であることを特徴とするオシロ装置。
  3. 請求項1に記載のオシロ装置において、
    前記出力手段は、前記送信信号を用紙に印刷するプリンタであることを特徴とするオシロ装置。
  4. 請求項1に記載のオシロ装置において、
    前記出力手段は、前記送信信号をデータとして記憶媒体に記録する記録手段と、前記記憶媒体に記録されたデータを読み取る読み取り手段と、読み取ったデータに基づいて前記送信信号を視認可能に表示する表示手段とから構成され、
    前記読み取り手段及び表示手段は、持ち運び可能に前記記録手段から物理的に分離されており、
    前記記録手段から取り外した記憶媒体を、前記読み取り手段に接続して該記憶媒体に記録された前記データを読み取ることを特徴とするオシロ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のオシロ装置において、
    前記オシロ装置に入力される計測信号に代えて既知の較正信号を入力する入力手段を備えることを特徴とするオシロ装置。
  6. 電気所等に子局として設置され、入力された電力系統の事故発生前後の計測信号を、遠方の親局へ通信回線を介して送信するオシロ装置であって、
    該オシロ装置に既知の較正信号を入力する入力手段と、該較正信号に対応してオシロ装置から出力される出力信号と前記較正信号とを比較し、該出力信号と前記較正信号との偏差が所定の閾値を超える場合には、異常警報を発する点検手段とを備えていることを特徴とするオシロ装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のオシロ装置において、
    前記入力された計測信号は、電流又は電圧の信号のうちの少なくともいずれかであることを特徴とするオシロ装置。
  8. 電気所等に子局として設置され、入力された電力系統の事故発生前後の計測信号を、遠方の親局へ通信回線を介して送信するオシロ装置の較正試験方法であって、
    前記オシロ装置に較正信号を入力するステップと、
    該入力された較正信号に対応して親局に送信される送信信号を、前記オシロ装置が備える出力手段に出力するステップと、
    前記出力された出力信号を視認しながら、該出力信号を前記較正信号と比較するステップとを有していることを特徴とするオシロ装置の較正試験方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010130712A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Toshiba Corp 配電線自動化用子局装置

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