JPH11118862A - 保護継電器 - Google Patents

保護継電器

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JPH11118862A
JPH11118862A JP9278937A JP27893797A JPH11118862A JP H11118862 A JPH11118862 A JP H11118862A JP 9278937 A JP9278937 A JP 9278937A JP 27893797 A JP27893797 A JP 27893797A JP H11118862 A JPH11118862 A JP H11118862A
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JP
Japan
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voltage
relay
test
personal computer
transformer
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Withdrawn
Application number
JP9278937A
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English (en)
Inventor
Eiji Okada
英二 岡田
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
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  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のような大型で重量大のリレーテスタを
使用することなく、パソコンを利用して簡単に特性試験
を実行することにある。 【解決手段】 電流・電圧入力をトランス15により低
電圧に変換し、その低電圧入力の電圧レベルが許容値を
超えたか否かを判定するレベル検出回路12を具備した
保護継電器11であって、パソコン10からの指令情報
に基づいて特性試験に必要な試験電圧を発生させる電圧
発生回路13を内蔵し、その電圧発生回路13で生成さ
れた試験電圧を前記レベル検出回路12のトランス15
の二次側に供給し、その試験電圧についてレベル検出回
路12により許容値を超えているか否かを判定し、その
判定結果をパソコン10に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は保護継電器に関し、
詳しくは、受変電設備などで使用され、パソコンにより
特性試験が可能な過電流継電器などの保護継電器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、受変電設備などで使用される過
電流継電器などの保護継電器1は、図3に示すように
6.6kV母線2から分岐して各種電気機器へ給電する
ための送配電線3の電流を変流器9から入力端子6に導
入し、その送配電線3に流れる電流がある一定値以上に
なったことを検出し、その時点で出力端子7に接続され
た外部リレー4を作動させることにより送配電線3に設
けられた遮断器5を開放し、各種電気機器を保護するも
のである。
【0003】この種の保護継電器1は、常に正しい精度
で運転されるように管理するため、送配電線3から切り
離して定期的に特性試験をする必要がある。この保護継
電器1の特性試験は、例えば、図4に示すようにリレー
テスタ8と称される試験装置を使用することにより行わ
れる。
【0004】このリレーテスタ8による保護継電器1の
特性試験は、保護継電器で設定された許容値に応じて、
リレーテスタ8から保護継電器1へ電流・電圧を供給
し、このリレーテスタ8による電流・電圧の供給に基づ
いて保護継電器1が所期の許容値及び動作時間でもって
作動するか否かをそのリレーテスタ8で判定するように
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、保護継電器
1の特性試験を行うために使用するリレーテスタ8は、
保護継電器1に応じた電流・電圧を発生させるために大
型トランス等の構成回路を内蔵するので、非常に大型で
その重量も20kg程度と大きい。その結果、リレーテ
スタ8の搬送、設置作業で非常に取り扱いが面倒であ
り、保護継電器1の特性試験を行う上で困難性を伴って
いたのが現状である。
【0006】また、このリレーテスタ8は、保護継電器
1で設定された許容値の前後から電流・電圧をダイヤル
調整により変化させながら供給するようにしているた
め、保護継電器1へ供給される電流・電圧値の正確性に
欠ける面があり、更に、保護継電器1が設定された許容
値で作動するか否かの判定は、作業者がリレーテスタの
目盛表示を読み取ることで実現されるためにその判定の
正確性にも欠ける面がある。
【0007】尚、この問題点を解消するためにリレーテ
スタ8にパソコンを接続し、そのパソコン操作によりリ
レーテスタ8から保護継電器1へ試験電流・電圧を正確
に供給することができ、また、保護継電器1が設定され
た許容値を超えた時点で正確に作動するか否かの判定も
パソコンで実行することができ、しかも、そのデータ処
理が簡易に実現できる。
【0008】しかしながら、パソコンを利用するにして
も、非常に大型でその重量が20kg程度と大きいリレ
ーテスタ8を使用することにはかわりなく、リレーテス
タ8の搬送、設置作業で非常に取り扱いが面倒であり、
保護継電器1の特性試験を行う上で困難性を伴う問題が
依然として残されている。
【0009】そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、従来のような
大型で重量大のリレーテスタを使用することなく、パソ
コンを利用して簡単に特性試験を実行し得る保護継電器
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明は、電流・電圧入力をトラ
ンスにより低電圧に変換し、その低電圧入力の電圧レベ
ルが許容値を超えたか否かを判定するレベル検出回路を
具備した保護継電器であって、パソコンからの指令情報
に基づいて特性試験に必要な試験電圧を発生させる電圧
発生回路を内蔵し、その電圧発生回路で生成された試験
電圧を前記レベル検出回路のトランスの二次側に供給す
るようにしたことを特徴とする。
【0011】尚、前記電圧発生回路は、前記パソコンか
らの指令情報及び前記レベル検出回路の判定結果の送受
信を行う送受信回路と、前記パソコンからの指令情報に
基づいて特性試験に必要な試験電圧を発生させるための
処理を実行するCPUと、前記CPUから出力されるデ
ジタル信号をアナログ変換して前記試験電圧を前記レベ
ル検出回路のトランスの二次側に供給するD/Aコンバ
ータとで構成することが可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る保護継電器の実施形
態を以下に詳述する。尚、図1は保護継電器の特性試験
時にパソコンを接続した状態、図2は保護継電器の通常
の使用状態をそれぞれ示す。
【0013】この実施形態の保護継電器11は、図1及
び図2に示すように電流・電圧入力をトランスにより低
電圧に変換し、その低電圧入力の電圧レベルが予め設定
された許容値を超えたか否かを判定するレベル検出回路
12と、パソコン10からの指令情報に基づいて特性試
験に必要な試験電圧を発生させる電圧発生回路13とを
具備する。
【0014】まず、前述のレベル検出回路12は、保護
継電器11としての本来の機能を発揮する構成回路であ
り、一次側が入力端子14に接続され、その入力端子1
4に付与される電流・電圧を低電圧に変換して二次側に
低電圧を発生させる変圧器(PT)や変流器(CT)の
トランス15と、トランス15の二次側に接続され、そ
の二次側で発生した低電圧をデジタル信号に変換するA
/D変換回路16と、そのA/D変換回路16の出力に
接続され、変換されたデジタル信号の電圧値に基づいて
電流・電圧入力が許容値を超えていないかを判定するC
PU17(以下、メインCPUと称す)と、そのメイン
CPU17の出力に基づいて作動させる補助リレー18
及びその補助リレー18の作動により開閉する二つの接
点19,20とで構成される。このレベル検出回路12
の構成回路は、図示しない電源回路から供給される電源
電圧により駆動される。
【0015】尚、前述した補助リレー18の二つの接点
19,20のうち、一方の接点19は出力端子21に接
続され、この出力端子21には外部リレー22が設けら
れている。他方の接点20は電圧発生回路13を構成す
るサブCPU29(後述)に接続される。
【0016】次に、前述の電圧発生回路13は、パソコ
ン10から延びるRS232Cケーブル26を介して試
験端子27に接続され、パソコン10からの指令情報を
受信すると共にレベル検出回路12からの判定結果をパ
ソコン10へ送信する送受信回路28と、この送受信回
路28の出力に接続され、送受信回路28により受信さ
れた指令情報に基づいて特性試験に必要な試験電圧を発
生させるための処理を実行するCPU29(以下、サブ
CPUと称す)と、サブCPU29から出力されるデジ
タル信号をアナログ変換してトランス15の二次側に試
験電圧を供給するアナログ変換するD/Aコンバータ3
0とで構成される。この電圧発生回路13の構成回路
は、前述したレベル検出回路12の構成回路を駆動する
電源回路(図示せず)を利用し、その電源回路から供給
される電源電圧でもって駆動される。
【0017】本発明の保護継電器11では、電圧発生回
路13により発生させた特性試験に必要な試験電圧を、
レベル検出回路12の入力端子14に接続されたトラン
ス15の二次側に供給するようにしている。
【0018】本発明の保護継電器11の特性試験は、従
来のようなリレーテスタ8(図4参照)を使用すること
なく、パソコン10をRS232Cケーブル26を介し
て保護継電器11の試験端子27に直接的に接続しただ
けで簡単に行われ、その試験時(図1参照)、保護継電
器11は以下のように動作する。
【0019】まず、パソコン10をRS232Cケーブ
ル26でもって保護継電器11の試験端子27に接続
し、そのパソコン10から指令情報を送信する。例え
ば、保護継電器11で予め設定された許容値の前後に亘
って所定のステップごとに変化する試験電圧を供給する
ような指令情報をパソコン10から入力する。
【0020】このパソコン10からの指令情報に基づい
て電圧発生回路13のサブCPU29では、特性試験に
必要な試験電圧を発生させるための処理を実行する。即
ち、サブCPU29から出力されるデジタル信号をD/
Aコンバータ30によりアナログ変換し、そのアナログ
信号に基づいてレベル検出回路12のトランス15の二
次側に試験電圧を供給する。ここで、トランス15の二
次側は低電圧に変換されているため、前述の試験電圧を
供給することが可能である。
【0021】このレベル検出回路12では、トランス1
5の二次側に供給された試験電圧をA/D変換回路16
によりデジタル変換し、そのデジタル信号をメインCP
U17に入力する。メインCPU17では、この試験電
圧が保護継電器11で予め設定された許容値を超えてい
るか否かを判定し、その判定結果、即ち、試験電圧が許
容値を超えた時点でメインCPU17からの出力信号に
より補助リレー18を作動させ、その補助リレー18の
作動により接点19,20を閉成する。
【0022】このように補助リレー18の接点19,2
0が閉成すれば、その接点20が閉成した情報がサブC
PU29に送出され、サブCPU29からの出力信号が
送受信回路28からRS232Cケーブル26を介して
パソコン10へ送信される。これにより、パソコン10
では、保護継電器11に付与された試験電圧が保護継電
器11に予め設定された許容値を超えたか否かが判明す
る。
【0023】このようにして得られた試験結果は、パソ
コン10のディスプレイ画面に表示したり、FD(フロ
ッピーディスク)に記録することが可能となり、保護継
電器11の特性試験のデータ管理も容易となる。
【0024】この保護継電器11の通常使用時(図2参
照)には、送配電線24の電流を変流器31から入力端
子14に導入し、その入力端子14からの電流入力をト
ランス15で低電圧に変換し、そのトランス15の二次
側に発生した低電圧をA/D変換回路16によりデジタ
ル変換し、そのデジタル信号をメインCPU17に入力
する。メインCPU17では、送配電線24に流れる電
流が保護継電器11で予め設定された許容値を超えてい
るか否かを判定し、その判定結果、即ち、電流が許容値
を超えた時点でそのメインCPU17からの出力信号に
より補助リレー18を作動させ、その補助リレー18の
作動により接点19,20を閉成することにより、出力
端子21に接続された外部リレー22を作動させ、遮断
器25を開放して過電流から各種電気機器を保護する。
【0025】尚、上記実施形態では受変電設備で使用さ
れる過電流継電器について説明したが、本発明はこれに
限定されることなく、受変電設備以外の各種設備で使用
される過電流継電器以外の継電器、例えば過電圧継電
器、不足電圧継電器、地絡過電流継電器、地絡過電圧継
電器や限時継電器などに適用可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、電流・電圧入力をトラ
ンスにより低電圧に変換し、その低電圧入力の電圧レベ
ルが許容値を超えたか否かを判定するレベル検出回路を
具備した保護継電器であって、パソコンからの指令情報
に基づいて特性試験に必要な試験電圧を発生させる電圧
発生回路を内蔵し、その電圧発生回路で生成された試験
電圧を前記レベル検出回路のトランスの二次側に供給す
るようにしたことから、従来のような大型で重量大のリ
レーテスタを使用することなく、パソコンを利用して簡
単に特性試験を実行することができ、その作業性が大幅
に向上して実用的価値も大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る保護継電器の実施形態で、特性試
験時にパソコンを接続した状態を示す構成ブロック図
【図2】本発明の保護継電器の通常使用状態を示す構成
ブロック図
【図3】保護継電器の通常使用状態を示す構成図
【図4】従来の保護継電器の特性試験時にリレーテスタ
を接続した状態を示す構成図
【符号の説明】
10 パソコン 11 保護継電器 12 レベル検出回路 13 電圧発生回路 15 トランス 28 送受信回路 29 CPU 30 D/Aコンバータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流・電圧入力をトランスにより低電圧
    に変換し、その低電圧入力の電圧レベルが許容値を超え
    たか否かを判定するレベル検出回路を具備した保護継電
    器であって、パソコンからの指令情報に基づいて特性試
    験に必要な試験電圧を発生させる電圧発生回路を内蔵
    し、その電圧発生回路で生成された試験電圧を前記レベ
    ル検出回路のトランスの二次側に供給するようにしたこ
    とを特徴とする保護継電器。
  2. 【請求項2】 前記電圧発生回路は、前記パソコンから
    の指令情報及び前記レベル検出回路の判定結果の送受信
    を行う送受信回路と、前記パソコンからの指令情報に基
    づいて特性試験に必要な試験電圧を発生させるための処
    理を実行するCPUと、前記CPUから出力されるデジ
    タル信号をアナログ変換して前記試験電圧を前記レベル
    検出回路のトランスの二次側に供給するD/Aコンバー
    タとで構成したことを特徴とする請求項1記載の保護継
    電器。
JP9278937A 1997-10-13 1997-10-13 保護継電器 Withdrawn JPH11118862A (ja)

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JP9278937A JPH11118862A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 保護継電器

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JP9278937A JPH11118862A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 保護継電器

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ID=17604156

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JP9278937A Withdrawn JPH11118862A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 保護継電器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010220302A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Toshiba Corp 保護継電器
JP2021148654A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 一般財団法人中部電気保安協会 継電器試験装置アタッチメント

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010220302A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Toshiba Corp 保護継電器
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050104