JP2005269566A - 携帯情報端末 - Google Patents

携帯情報端末 Download PDF

Info

Publication number
JP2005269566A
JP2005269566A JP2004083082A JP2004083082A JP2005269566A JP 2005269566 A JP2005269566 A JP 2005269566A JP 2004083082 A JP2004083082 A JP 2004083082A JP 2004083082 A JP2004083082 A JP 2004083082A JP 2005269566 A JP2005269566 A JP 2005269566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
slide
input key
casing
display unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004083082A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4261399B2 (ja
Inventor
Yosuke Koibuchi
陽介 鯉渕
Koji Aizawa
孝司 相澤
Takayuki Nakajima
孝行 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2004083082A priority Critical patent/JP4261399B2/ja
Publication of JP2005269566A publication Critical patent/JP2005269566A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4261399B2 publication Critical patent/JP4261399B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

【課題】 キー入力時の表示が確認しやすく、片手でスライド操作が容易なスライド式携帯情報端末を提供する。
【解決手段】 情報等の表示を行う表示部105の表示面を筐体表面と略平行に設けた第1筐体101と、情報の入力を行う入力キーの操作面204を筐体表面と略平行に設けた第2筐体201とを備え、第1筐体101と第2筐体201とがスライド機構により略平行にスライド可能に連結された携帯情報端末において、入力キーの操作面205は、表示部105の表示面に対して傾斜している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、2つ以上の筐体をスライド可能に連結する携帯情報端末に係わり、特に情報の表示を行う液晶表示部の表示面に対して、情報の入力を行う入力キーの操作面が所定の傾斜角度を持ったスライド式の携帯情報端末に関する。
近年、携帯電話では、電話としての機能だけではなく、メール、インターネットなどの付加機能が増加してきた。それに伴い、液晶表示の大画面化、操作キーの増加などから1つの筐体の中に部品を配置するのでは筐体サイズの大型化につながってしまう為、2つの筐体に部品を配置し、折りたたむことで筐体サイズを縮小させる形態に形状が変化してきた。この折りたたみ形状の特徴として、2つの筐体を開いた状態において、液晶表示部の表示面に対して入力キーの操作面が所定の傾斜角度を持つように構成されているため、キー入力中において液晶表示部の表示面の表示内容の確認が行いやすく構成されている。最近では、この折りたたむという縮小方法だけではなく、多種多様な構造で筐体を2つに分け縮小させる形状が提案されている。
その中の一つに、2つの筐体をスライド可能に連結したものがある。従来のスライド式携帯電話では、スライド式という構造から入力キーを備えた第2筐体に対して、液晶表示部を備えた第1筐体がスライド可能に連結され、第1筐体が移動しスライド開状態になった際、前記第2筐体の露出する部分に入力キーが配置されているという構成をしている。
しかしながら、上記従来のスライド式携帯電話では液晶表示部の表示面と前記入力キーの操作面がほぼ平行であった為に、キー入力中では入力キーの操作面を正面となるようにして操作するので、液晶表示部の表示面は斜め方向から視認することとなり、確認しづらいすなわち使い勝手がわるいという問題があった。特に液晶パネルの場合は視野角が狭く、斜め方向から見た場合は画質が劣化する場合がある。このような使い勝手が悪いという問題を解決するために折りたたみ形状の時のように2つの筐体を引き伸ばしたスライド開状態においては、液晶表示部の表示面と入力キーの操作面に所定の傾斜角度を設けたものが提案されている。
このような従来技術では、図7に示すように、2つの筐体をスライドするためのスライド面116を湾曲させ2つの筐体をスライドさせることで液晶表示部105の表示面に対して下入力キー204の操作面が所定の傾斜角度を持つように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、別な従来技術では、図8に示すように、第1筐体101の下部と第2筐体201の下部とを接続腕部A115で連結し、かつ第2筐体201の上部と第1筐体101の中央近傍とを接続腕部B215で連結する構成としたものがある。この構成によると、図8(a)に示すような閉じた状態で、第1筐体101をスライドするように操作すると、図8(b)または図8(c)のスライド開状態となり、スライド開状態では液晶表示部105の表示面に対して下入力キー204の操作面が所定の傾斜角度を持つようにすることができる(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−46625号公報 特開2003−298695号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の従来技術では、スライドする面を湾曲させる必要があるため、円弧状の面またはスライド用のレールを作る必要があり、このことはスライドさせるための部品単体同士の部品精度を高くする必要があるので、生産性が悪くなり、コストアップになってしまうという問題がある。さらには、下入力キー204は、スライド開状態にて露出する第2筐体の部分に配置しており、下入力キー204の上側のキーでは、第1筐体101の下端との距離が近くなってしまうので、キー入力が行いづらい、すなわち使い勝手が悪いという問題があった。
また、上記特許文献2記載の従来技術では、スライド開状態にする場合、図8に示すように、接続腕部A115と接続腕部B215のスライドに必要とする力の方向が、接続腕部A115では第2の筐体201とほぼ平行な方向の力301であり、接続腕部B215では第1の筐体101を持ち上げる方向の力302となり、力の方向が異なる。このため、片手でスライドして開けることが困難になり、使い勝手が悪いという問題があった。さらには、接続腕部A115と接続腕部B215が必要となり、部品点数や製造の手間が増加し、製造コストが大きくなるという問題があった。
本発明の目的は、スライド式の携帯情報端末において、液晶表示部の表示面を見やすく、さらに片手でのスライド開操作が容易となり、使い勝手が向上した携帯情報端末を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、情報等の表示を行う表示部を備えた第1筐体と、情報の入力を行う入力キーを備えた第2筐体とを備え、スライド機構によりスライド可能に連結された携帯情報端末において、前記表示部の表示面と、前記入力キーの操作面との間に第1の傾斜角度を設けた事を特徴とする。これにより、スライド式携帯情報端末において、入力キーを正面となるようにして操作しても液晶表示部も略正面から見ることが可能となり、使い勝手が向上できる。
さらに、前記スライド機構は前記表示部の表示面と略平行な方向に略直線状に形成されている事を特徴とする。これにより、スライド方向を略直線方向にスライド可能な構造としたので、片手でスライド開操作ができ、使い勝手が向上するとともに、略直線状にスライドさせるので部品精度を高くする必要がなく部品の生産性もアップできる。
さらに、前記スライド機構は前記表示部の表示面と略平行な前記第1筐体に設けられた略直線状の爪部と前記入力キーの操作面と第1の傾斜角度を持った前記第2筐体に設けられた略直線状の溝部とで構成され、スライド時前記爪部と前記溝部とが摺動することによりスライドする構成である事を特徴とする。これにより、第2の筐体の溝部と第1の筐体の爪部とで摺動するようにしたので、部品点数や製造の手間が抑えられて、製造コストを低減することができる。
さらに、前記表示部の表示面とは反対側の前記第1筐体の背面の一部と前記表示部の表示面との間に第2の傾斜角度を持たせ、スライド開状態では前記第1筐体の前記背面の一部と前記入力キーの操作面との間が所定の距離となるように構成されている事を特徴とする。これにより、スライド開状態では、第1の筐体の背面の一部が斜めにカットされるため、その空間に指が入り操作可能範囲を大きくすることができ、使い勝手が向上する。
さらに、前記入力キーの操作面とは反対側の前記第2筐体の背面の一部と前記入力キーの操作面とが略平行となるように構成されている事を特徴とする。これにより、キー入力する際には保持している面と平行に下入力キー204が設けられているので、端末自体が持ちやすく、キー入力がしやすくなっている。
本発明によれば、スライド式の携帯情報端末において、表示部の表示面を見やすく、さらに片手でのスライド開操作が容易となり使い勝手を向上することができる。
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
以下、本発明の携帯情報端末の実施例について、携帯電話を例として図面により説明する。ここで同一の部分や場所は、同一記号をもって示す。
実施例1を説明する。図1から図6は、本発明による携帯電話の実施形態を示す図であり、図1は実施例1の携帯電話のスライド開状態の側面図と斜視図、図2は実施例1の携帯電話のキー入力時の保持姿勢の説明図、図3は実施例1の携帯電話のスライド開状態及び閉状態の側面断面図、図4は実施例1の携帯電話のスライド開状態及び閉状態の側面断面の詳細図、図5は実施例1におけるスライド機構レール部の断面図、図6は実施例1の携帯電話のキー入力時の保持姿勢を表した全体図と視線の角度の図である。
まず、図1を参照して、携帯電話の概略構造と主な実装品の配置構成を説明する。図1において、(a)はスライド開状態の側面図、(b)はスライド開状態の斜視図である。図1に示す携帯電話は、情報の表示を行う液晶表示部105を有する第1筐体101と、情報の入力を行う下入力キー204を有する第2筐体201とからなる。そして、2つの筐体を厚み方向Hに配置し、第1筐体101と第2筐体201とで上下関係を持つようにする。また、2つの筐体は、スライド機構レール部102により、略平行にスライド可能に連結しており、この2つの筐体が重なったスライド閉状態では、厚み方向Hよりも幅方向Wの方が長く、幅方向Wよりも長手方向Lが長い略直方体形状となっている。
第1筐体101は、厚み方向Hよりも幅方向Wの方が長く、幅方向Wよりも長手方向Lが長い略直方体形状をしている。第1筐体101の液晶表示部105を設けた筐体表面は、側面方向から見ると、液晶表示部105の表示面と略平行となっている。液晶表示部105と反対側の筐体背面の形状は、第1筐体101の上端103から上中間地点近辺104までの筐体表面と略平行である背面A114と、上中間地点近辺104から第1筐体の下端119までの筐体表面とは傾斜角度αを持った背面B120とからなる。第1筐体は、厚み方向Hにおいて、背面Aではほぼ同一の厚みであり、背面B120では下端119に向かって厚みが薄くなる形状をしている。
第2筐体201は、第1筐体101同様、略直方体形状をしている。第2筐体201の第1筐体101側の筐体表面は、側面方向から見ると、第1筐体101の背面Aと略平行なスライド面207と、第1筐体101の表面と傾斜角度αを持つように形成され、下入力キー204を設けた操作面205とからなる。第2筐体201の操作面205と反対側の背面の形状は、第2筐体201の上端202から下中間地点近辺203までの背面C206と、下中間地点近辺203から第2筐体の下端219までの第2筐体の背面D220とからなる。第2筐体は、背面C206及び背面Dは、それぞれ第2筐体のスライド面207及び操作面205とそれぞれ略平行であり、第2筐体201は、厚み方向Hにおいてほぼ同一の厚みの形状となっている。
液晶表示部105の表示面と略平行な第1筐体101の背面A114と、対面となる第2筐体201のスライド面207とがスライドするように、略直線状のスライド機構レール部102を第1筐体101の表面と略平行となるように配置してある。このように長手方向Lに対し、ほぼ直線状にスライド可能な構造としている。このスライド機構レール部102は、第1筐体101の爪部と第2筐体201の溝部で構成されている。スライド機構レール部102の詳細については、図5で後述する。
上記したような構造をとることにより、スライド開操作時にほぼ直線状にスライドすることが可能で、片手でスムーズにスライド開操作を行う事が出来、そして、液晶表示部105の表示面と下入力キー204の操作面205との間に傾斜角度αがあるので、入力キーを正面となるようにして操作しても液晶表示も略正面から見ることが可能となり、使い勝手が向上できる。さらに、スライドする面は、平面同士で構成することが出来るので部品同士の部品精度を高くする必要がなく、部品の生産性を良くすることが出来る。また、第2の筐体の溝部と第1の筐体の爪部とで摺動するようにしたので、部品点数や製造の手間が抑えられて、製造コストを低減することができる。
また、第1筐体101の下側では、背面B120が筐体表面と傾斜角度αを持ち傾斜しながら厚み方向Hで薄くなっていく形状となっている。このため、スライド閉状態では、第2筐体の操作面205と第1筐体の背面B120とが重なって、下入力キー204が隠れることとなり、また、スライド開状態では、第1筐体の背面B120と第2筐体の操作面205とが離れ、背面B120と操作面205との間に所定の間隔が確保されて下入力キー204が露出することになる。この構造により、下入力キー204を押す際に第1筐体の下端119に指がぶつからないような配慮をしており、下入力キー204の操作の使い勝手が向上されている。
また、この第1筐体101の傾斜している部分に部品高さの低い上入力キー107を配置するが可能で、第1筐体101のデットスペースを軽減する事が出来る。また上入力キー107として、携帯電話の中でもスライド閉状態での使用頻度の高い発着信キー、上下左右スクロールキー、決定キーを配置する事により、スライド閉状態のままでもこれらの機能は使えることが出来る。なお、ここで使用頻度の高いキーは上記に限定されるものではなく、他機能のキーを配置しても良い。
本実施例では、第1筐体101の筐体表面と第2筐体の下入力キー204を設けた操作面205とがなす傾斜角度と、第1筐体の背面B120と第1筐体101の筐体表面とがなす傾斜角度を同じ角度αとしたが、相違する角度としても構わない。
第2筐体の下入力キー204を設けた操作面205の反対側である背面D220は、第2筐体の操作面205と略平行となる形状となっている。この事により、キー入力する際に保持する面と平行に下入力キー204を設けているので、端末自体を持ちやすくなり、キー入力がしやすい構造となっている。さらに、使用者はスライド開状態にて保持する際に、手のひらに対して第2筐体の操作面204がほぼ平行に持つ事になり、液晶表示部105の表示面が所定の角度である傾斜角度αを与えられ、キー入力時に液晶表示部105の確認が行いやすく、使い勝手が向上する。
次に、図2を参照して、本実施例の携帯電話におけるスライド開状態での使い勝手について説明する。図2は、下入力キー204からの入力に際し、使用者の手首より先の保持姿勢の図で、図2(a)は下入力キー204中盤辺りを押している図であり、図2(b)は下入力キー204上側を押している図である。
キー入力を行う場合に、スライド開状態では、第1筐体101と第2筐体201の重なっている部分221でも、下入力キー204のある第2筐体の操作面205と第1筐体の下端119との間で所定の間隔を設けた事によって、指を入れる事が出来、下入力キー204の上側を押しても指が当たらなくすることが出来、使い勝手が向上する。
なお、ここで、下入力キー204側にも発着信キー、上下左右スクロールキー、決定キーなどを配置させており、第1筐体101の上入力キー107を使うことなく、第2筐体201の下入力キー204だけで全ての機能を使えるようにしても良い。
次に、図3を参照して内部実装品の配置構成を説明する。図3において、図3(a)は閉状態の側面断面図で、図3(b)はスライド開状態の側面断面図である。
第1筐体101では、液晶表示部105の表示面と略平行になるように液晶装置108を配置し、その後方に第1基板109を、液晶装置108に対して略平行に配置している。液晶装置108の上側には、レシーバ106を配置しており、使用者はこの部分に耳を合わせて通話することが出来る。そして第1の筐体101における下部の厚み方向Hで薄くなっていく第1筐体の背面Bの反対側の表面箇所には複数のスイッチからなる上入力キー107と第2基板110を設けている。この第2基板110は、上入力キー107を搭載する基板としている。
一方、第2筐体201において、スライド面207を基準に、ほぼ平行となるように第3基板208が配置され、その裏面側にはスピーカー209が配置されている。この第3基板208が本携帯電話のメイン基板となり、最も部品を実装する基板である。また、下入力キー204を設けた操作面205を基準に、略平行となるように第4基板210とバッテリー214が配置されている。この第4基板210は、下入力キー204を搭載する基板となっており、その裏面にはバッテリーコネクタ(図示せず)を配置し、本携帯電話の給電を行い、メイン基板の第3基板208に接続する。さらに、スライド閉状態でも露出部分である第2筐体の端部211にマイク212を配置し、スライド開状態及び閉状態双方で通話ができるようになっている。そして、下入力キー204を設けた操作面205の裏面にバッテリー214を配置する。
このような構造とすることで、実装効率をあげることが出来、さらに、使用者が手に持って保持する所に近い個所に重量部品であるバッテリー214を配置する事から配置バランスの面でも安定性が保たれるので、使い勝手を向上させる事が出来る。
次に、図4を参照して第1筐体の第1基板109と第2筐体の第3基板208の接続方法について説明する。図4、それぞれ第1基板109と第3基板208を接続するフレキシブル部分の拡大断面図であり、図4(a)はスライド閉状態、図4(b)はスライド開状態の図である。
第1基板109と第3基板208のそれぞれ中央部付近に上コネクタ111と下コネクタ213を配置し、その間をフレキシブル線112で繋ぐ方法をとっている。スライド閉状態では、図4(a)のように、第2筐体201の穴216からフレキシブル線112は出ていて、第1筐体101の凹み形状A113の部分に収納される形で上コネクタ111に接続されている。スライド開状態では、第1基板109に接続されている上コネクタ111はストローク分移動し、図4(b)のように、第2筐体201の穴216から出たフレキシブル線112は第1筐体101の凹み形状B121の部分に収納される形で上コネクタ111に接続されている。
次に、図5において、スライド機構レール部102の詳細について示す。図5(a)はスライド機構レール部102の断面図を表した図であり、図5(b)は片側のスライド機構レール部102の詳細拡大図を示した図である。
図5(a)に示すように、第1筐体101から出た爪部と第2筐体の溝部が係合し、スライド機構レール部102を構成している。図5(b)において、スライド機構レール部102は、第1筐体101の側面から出ている爪部118と第2筐体201の溝部217で構成されている。爪部118は液晶表示部105の表示面と略平行で略直線状の形状をしており、溝部217も略直線状の形状をしている。スライド開時には爪部118と溝部217とが摺動し、液晶表示部105の表示面と略平行方向に直線状にスライドする。この構成方法により、追加部品を不要とし、部品点数、製造の手間が軽減し、製造コストが小さく出来る。
次に、図6を参照して、開状態での携帯電話の使い勝手の詳細について説明する。図6はキー入力に際しての、使用者の保持姿勢の説明図である。図6(a)は携帯電話を手にした使用者の全体図であり、図6(b)は使用者の目線と携帯電話の関係を表した図である。αは前記液晶表示部105の表示面に対する下入力キー204のある第2筐体の操作面205との間の傾斜角度であり、θは使用者が携帯電話操作時に目線を動かす範囲の角度である。
まず、図6(a)を参照する。使用者は前記液晶表示部105の表示面を見る際に、使用者の目線に対して液晶表示部105の表示面が垂直に近い角度である事が見やすい角度である。また、キー入力を行う場合、使用者は誤動作をしない為にも入力キー204を見ることが打ちやすいと考えられる。この場合も同様に視線に対して入力キー204のある第2筐体の操作面205が垂直に近い角度である事が、見やすい角度である。
使用者がキー入力を行う時には、前記入力キー204のある第2筐体の操作面205を見てキーを押す、入力した文字や絵などを目線で液晶表示部105の表示面を見て確認する、という作業を繰り返す。この目線とそれに向き合う液晶表示部105の表示面及び入力キー204のある第2筐体の操作面205が垂直に近いほど見やすい携帯電話であり、キー入力がしやすい携帯電話であるという事がいえる。
次に図6(b)を参照する。スライド開状態において、目線が液晶表示部105の表示面の略中央部117及び下入力キー204の略中央部218に対して略垂直である時が最適な目線の角度θとした。
例えば、目線は液晶表示部105の表示面の略中央部117の位置にほぼ水平にあるとし、液晶表示部105の表示面の略中央部117から下入力キー204の略中央部218までの垂直方向の距離Aを85mmとし、目から液晶表示部105の表示面までの水平方向の距離Bを300mmとし、目から入力キー204の略中央部までの水平方向の距離Cを306mmとすると、目線の角度θは、作図上で計測すると、15°であった。また、目線の角度θが傾斜角度αと同じ(相似、略同じ)角度となることがわかっているので、液晶表示部105の表示面と下入力キーのある第2筐体の操作面205の傾斜角度αを上記で求めた15°とした。これにより、入力キーを正面となるようにして操作しても液晶表示も略正面から見ることが可能となり、使い勝手が向上できる。
尚、傾斜角度αは、使用する液晶装置の視野角や携帯電話機の大きさにより変えても構わない。さらには、使用誤差、製造誤差等を配慮して、傾斜角度αに巾を持たせてもよい。例えば、15°±1°を適切であるとしてもよい。
実施例の携帯電話のスライド開状態の側面図と斜視図。 実施例の携帯電話のキー入力時の手の保持姿勢の一例の説明図。 実施例の携帯電話のスライド開状態及び閉状態の側面断面図。 実施例の携帯電話のスライド開状態及び閉状態の側面断面の詳細図。 実施例の携帯電話のスライド機構レール部の断面図。 実施例の携帯電話のキー入力時の保持姿勢の説明図と目線を動かす範囲の角度の説明図。 従来技術を表した携帯電話端末の側面図。 他の従来技術を表した携帯電話端末の側面図。
符号の説明
101…第1筐体、102…スライド機構レール部、103…第1筐体の上端、104…上中間地点近辺、105…液晶表示部、106…レシーバ、107…上入力キー、108…液晶装置、109…第1基板、110…第2基板、111…上コネクタ、112…フレキ線、113…凹み形状A、114…第1筐体の背面A、115…接続腕部A、116…スライド面、117…表示面の略中央部、118…爪部、119…第1筐体の下端、120…第1筐体の背面B、121…凹み形状B、201…第2筐体、202…第2筐体の上端、203…下中間地点近辺、204…下入力キー、205…第2筐体の操作面、206…第2筐体の背面C、207…スライド面、208…第3基板、209…スピーカー、210…第4基板、211…第2筐体の端部、212…マイク、213…下コネクタ、214…バッテリー、215…接続腕部B、216…第2筐体の穴、217…溝部、218…入力キーの略中央部、219…第2筐体の下端、220…第2筐体の背面D、221…重なっている部分、301…略平行な方向の力、302・・・持ち上げる方向の力、H…厚み方向、W…幅方向、L…長手方向、α…傾斜角度、θ…目線の角度、A…垂直方向の距離、B…液晶表示部の表示面の略中央部までの水平方向の距離、C…入力キーの略中央部までの水平方向の距離

Claims (4)

  1. 情報等の表示を行う表示部の表示面を筐体表面と略平行に設けた第1筐体と、情報の入力を行う入力キーの操作面を筐体表面と略平行に設けた第2筐体とを備え、前記第1筐体と前記第2筐体とがスライド機構により略平行にスライド可能に連結された携帯情報端末において、
    前記入力キーの操作面は、前記表示部の表示面に対して傾斜している事を特徴とする携帯情報端末。
  2. 請求項1に記載の携帯情報端末において、
    上記スライド機構は、上記第1筐体に設けられた略直線状の爪部と上記第2筐体に設けられた略直線状の溝部とで構成され、スライド時前記爪部と前記溝部とが摺動することにより、前記第1筐体と前記第2筐体とが略平行にスライドする構成である事を特徴とする携帯情報端末。
  3. 請求項1又は2に記載の携帯情報端末において、
    上記第1筐体は、表示部の表示面とは反対側の背面の一部が前記表示部の表示面に対して傾斜しており、スライド開状態では前記背面の一部と上記第2筐体の入力キーの操作面との間が所定の間隔となる事を特徴とする携帯情報端末。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の携帯情報端末において、
    上記第2筐体は、入力キーの操作面と、該入力キーの操作面とは反対側の背面の一部とが略平行である事を特徴とする携帯情報端末。
JP2004083082A 2004-03-22 2004-03-22 携帯情報端末 Expired - Lifetime JP4261399B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004083082A JP4261399B2 (ja) 2004-03-22 2004-03-22 携帯情報端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004083082A JP4261399B2 (ja) 2004-03-22 2004-03-22 携帯情報端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005269566A true JP2005269566A (ja) 2005-09-29
JP4261399B2 JP4261399B2 (ja) 2009-04-30

Family

ID=35093576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004083082A Expired - Lifetime JP4261399B2 (ja) 2004-03-22 2004-03-22 携帯情報端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4261399B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008013401A1 (en) * 2006-07-26 2008-01-31 Myung Hoon Choi Tiltable sliding device
JP2008054274A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Lg Electronics Inc モバイル端末機
WO2008120701A1 (ja) 2007-03-30 2008-10-09 Nec Corporation 携帯機器
JP2009088667A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Panasonic Corp 携帯機器
US8787995B2 (en) 2010-05-20 2014-07-22 Nec Corporation Portable device
US8855728B2 (en) 2007-03-30 2014-10-07 Nec Corporation Mobile equipment and sliding structure therefor
US8947875B2 (en) 2010-05-20 2015-02-03 Nec Corporation Portable device
US8988869B2 (en) 2010-05-20 2015-03-24 Nec Corporation Portable device

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008013401A1 (en) * 2006-07-26 2008-01-31 Myung Hoon Choi Tiltable sliding device
JP2008054274A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Lg Electronics Inc モバイル端末機
WO2008120701A1 (ja) 2007-03-30 2008-10-09 Nec Corporation 携帯機器
US8478369B2 (en) 2007-03-30 2013-07-02 Nec Corporation Mobile device
US8855728B2 (en) 2007-03-30 2014-10-07 Nec Corporation Mobile equipment and sliding structure therefor
JP2009088667A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Panasonic Corp 携帯機器
US8787995B2 (en) 2010-05-20 2014-07-22 Nec Corporation Portable device
US8947875B2 (en) 2010-05-20 2015-02-03 Nec Corporation Portable device
US8988869B2 (en) 2010-05-20 2015-03-24 Nec Corporation Portable device

Also Published As

Publication number Publication date
JP4261399B2 (ja) 2009-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3525437B1 (en) Mobile phone with camera
US7130669B2 (en) Portable information terminal having expandable data input unit
US8630085B2 (en) Mobile communication terminal
US20140078708A1 (en) Mobile terminal
US8116830B2 (en) Data input key for a portable apparatus and key array thereof
US8837155B2 (en) Mobile terminal
JP5216342B2 (ja) シールドケース及び電子機器
EP1538814A1 (en) Sliding/folding-type portable digital communication apparatus
WO2009157116A1 (ja) スライド式携帯端末
WO2010061540A1 (ja) フレキシブルプリント基板の実装構造及びスライド式電子機器
KR100810354B1 (ko) 게임 겸용 휴대 단말기
JP4261399B2 (ja) 携帯情報端末
EP1598946A1 (en) Case for mobile communication terminals
EP2088494A1 (en) Portable terminal
KR100754605B1 (ko) 폴딩형 키패드를 구비한 게임 겸용 휴대 통신 단말기
US7761124B2 (en) Sliding mechanism for slide-type portable electronic device
JP2009017377A (ja) 携帯電子機器
KR100762671B1 (ko) 수광 패널을 이용한 표시부를 구비한 휴대 통신 단말기
JP2008085705A (ja) 携帯電子機器
JP4573024B2 (ja) 携帯端末
US8073507B2 (en) Communication device
KR100842528B1 (ko) 스윙 타입 이동 통신 단말기 및 그의 스윙 장치
JP2013131768A (ja) フレキシブルプリント基板の実装構造及びスライド式電子機器
JP5121742B2 (ja) 表示装置
KR20130045107A (ko) 휴대 전자기기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090205

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4261399

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250