JP2005269513A - 車両用変復調システム、受信装置および送信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両に配索された複数の電力線W1、W2に送信装置15と受信装置25とを接続し、電力線W1、W2を電力線搬送により信号送受を行う伝送路13、14とし、送信装置15は入力信号を変調して送信する変調部17を有すると共に、受信装置25は電力線W1、W2を介して受信した信号を復調する復調部27を有している車載変復調装置であって、送信装置15の変調部17は入力信号に対応して各電力線W1、W2に互いに異符号となるように伝送信号を送信し、受信装置25の復調部27は、各電力線W1、W2から受信した各伝送信号を対比して互いに異符号の場合に正常とする一方、同符号となっている場合に異常であるとみなす。
【選択図】図1
Description
しかしながら、自動車におけるワイヤハーネスの配索は限られた車体スペースの中で行われており、電力線の近傍にあらゆる電気機器が搭載されることとなるため、電力線からなる伝送路には外乱によりスパイクノイズが発生し通信エラーを引き起こす恐れがある。
別の対策として、電力線からの信号を受信する側において、特定ノイズの周波数をカットするバンドパスフィルターを設けることも考えられるが、車両で発生するスパイクノイズは突発的に生じるもので予めノイズ周波数成分を知ることは困難であるため、設定外のノイズ周波数がフィルタリングされることなく通過してしまい信頼性の面で大きな問題がある。
前記送信装置の前記変調部は、前記入力信号に対応して前記複数の電力線に互いに異符号となる信号が存在するように伝送信号を送信し、
前記受信装置の前記復調部は、前記複数の電力線から受信した各伝送信号を対比して互いに異符号のものが含まれている場合に正常とする一方、同符号となっている場合に異常であるとみなす構成としていることを特徴とする車載用変復システムを提供している。
前記受信装置の前記復調部は、前記各電力線から受信した各伝送信号を対比して互いに振幅の異なるものが含まれている場合には正常とする一方、互いの振幅が同一の場合に異常であるとみなしていると好適である。
前記受信装置の前記復調部は、前記各電力線から受信した各伝送信号を対比して互いに周波数の異なるものが含まれている場合には正常とする一方、互いの周波数が同一の場合に異常であるとみなす構成としても同様に好適である。
前記受信した伝送信号が異常であると判断した場合には信号を破棄することとしていると好適である。
なお、ボディ系の車載電装品の例としては、ドアミラー装置やパワーウィンドウ装置やワイパーや灯火装置等が挙げられる。情報系の車載電装品の例としては、カーナビゲーション装置やオーディオ装置やフロント/バックカメラ装置等が挙げられる。
前記複数の電力線に接続され、前記各電力線を伝送路として電力線搬送により受信した信号を復調する復調部を備え、
前記復調部は、前記複数の電力線から受信した各伝送信号を対比して互いに異符号のものが含まれている場合に正常とする一方、同符号となっている場合に異常であるとみなすことを特徴とする受信装置を提供している。
前記複数の電力線に接続され、前記各電力線を伝送路として電力線搬送により入力信号を変調して送信する変調部を備え、
前記変調部は、前記入力信号に対応して前記複数の電力線に対して互いに異符号となる信号が存在するように伝送信号を送信することを特徴とする送信装置を提供している。
図1は第1実施形態の車両用変復調システムを示し、車両に搭載された第1電源11、第2電源にワイヤハーネスを構成する第1電力線W1、第2電力線W2がそれぞれ接続されており、これら2本の電力線W1、W2にそれぞれ送信装置15と受信装置25とを接続している。送信装置15から送信された信号は、第1電力線W1および第2電力線W2をそれぞれ第1伝送路13および第2伝送路14として電力線搬送により受信装置25へと伝送されている。
変調部17は、入力信号発生部16から受信したデジタル入力信号の符号(1or0)に応じて振幅の大きさの指令を行う制御部18と、搬送波を生成する発振回路21と、発振回路21からの搬送波を制御部18からの指令に基づいて振幅変調された大振幅搬送波を送信する送信アンプ19、20とを備えている。
送信装置15の変調部17は、図2に示すように、入力信号発生部16からの入力信号が「0」の場合、制御部18での指令により第1伝送路13に所定の閾値未満の振幅を有する低振幅信号を送信すると共に、入力信号が「1」の場合には第2伝送路14には前記閾値以上の振幅を有する高振幅信号を送信する。なお、入力信号発生部16からの入力信号がない場合には振幅がゼロの無信号とする。
具体的には、第1伝送路13から受信した信号および第2伝送路14から受信した信号の両方が高振幅信号で同じの場合には「ノイズ」と判定する。第1伝送路13から受信した信号および第2伝送路14から受信した信号の両方が低振幅信号で同じの場合も「ノイズ」と判定する。このように受信した伝送信号がノイズ(異常)であると判断した場合にはその信号を破棄することとしている。なお、第1伝送路13から受信した信号および第2伝送路14から受信した信号が無信号である場合には「故障あるいは無信号」である判定する。
本実施形態の送信装置30は、入力信号の発生源である入力信号発生部16と、入力信号発生部16からの信号を振幅変調する変調部31と、一対の送信アンプ19、20と、第1伝送路13および第2伝送路14とのカップリング用のコンデンサ22とを備えている。
変調部31は、一対のAND回路33、34に発信回路35を入力していると共に、入力信号発生部16から受信したデジタル入力信号を一方のAND回路34にはそのまま入力し、他方のAND回路34には反転回路32により反転入力している。
送信装置30の変調部31は、図4に示すように、入力信号発生部16からの入力信号が「0」の場合、第1伝送路13に信号を送信しないと共に、第2伝送路14には所定の振幅を有する振幅信号を送信する。
具体的には、第1伝送路13と第2伝送路14の両方から同時に信号を受信した場合には「ノイズ」と判定する。このように受信した伝送信号がノイズ(異常)であると判断した場合にはその信号を破棄することとしている。なお、第1伝送路13と第2伝送路14の両方が無信号である場合には「故障」である判定する。なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
送信装置40は、入力信号の発生源である入力信号発生部16と、入力信号発生部16からの信号を周波数変調する変調部41と、周波数変調された搬送波を送信する一対の送信アンプ19、20と、第1伝送路13および第2伝送路14とのカップリング用のコンデンサ22とを備えている。
変調部41は、入力信号発生部16から受信したデジタル入力信号の符号(1or0)に応じて周波数の大きさの指令を行う制御部42と、搬送波を生成する発振回路43、44とを備えている。
送信装置40の変調部41は、図6に示すように、入力信号発生部16からの入力信号が「0」の場合、制御部42での指令により第1伝送路13に所定の閾値未満の周波数を有する低周波数信号を送信すると共に、第2伝送路14には前記閾値以上の周波数を有する高周波数信号を送信する。
具体的には、第1伝送路13から受信した信号および第2伝送路14から受信した信号の両方が高周波数信号で同じの場合には「ノイズ」と判定する。第1伝送路13から受信した信号および第2伝送路14から受信した信号の両方が低周波数信号で同じの場合も「ノイズ」と判定する。このように受信した伝送信号がノイズ(異常)であると判断した場合にはその信号を破棄することとしている。なお、第1伝送路13から受信した信号および第2伝送路14から受信した信号が無信号である場合には「故障」である判定する。なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
12 第2電源
13 第1伝送路
14 第2伝送路
15、30、40 送信装置
16 入力信号発生部
17、31、41 変調部
18、42 制御部
19、20 送信アンプ
21、35、43、44 発振回路
22、23 コンデンサ
25 受信装置
26 受信アンプ
27 復調部
28 判定回路
29 本体処理部
W1 第1電力線
W2 第2電力線
Claims (7)
- 車両に配索された複数の電力線に送信装置と受信装置とを接続し、前記電力線を電力線搬送により信号送受を行う伝送路とし、前記送信装置は入力信号を変調して送信する変調部を有すると共に、前記受信装置は前記電力線を介して受信した信号を復調する復調部を有している変復調システムであって、
前記送信装置の前記変調部は、前記入力信号に対応して前記複数の電力線に互いに異符号となる信号が存在するように伝送信号を送信し、
前記受信装置の前記復調部は、前記複数の電力線から受信した各伝送信号を対比して互いに異符号のものが含まれている場合に正常とする一方、同符号となっている場合に異常であるとみなす構成としていることを特徴とする車両用変復調システム。 - 前記複数の電力線へそれぞれ送信される互いに異符号の各伝送信号は、該符号の組み合わせを変えることにより前記入力信号の2つの信号状態を表現している請求項1に記載の車両用変復調システム。
- 前記送信装置の前記変調部は、振幅変調して前記各電力線に互いに振幅の異なる伝送信号が存在するように送信し、
前記受信装置の前記復調部は、前記各電力線から受信した各伝送信号を対比して互いに振幅の異なるものが含まれている場合には正常とする一方、互いの振幅が同一の場合に異常であるとみなしている請求項1または請求項2に記載の車両用変復調システム。 - 前記送信装置の前記変調部は、周波数変調して前記各電力線に互いに周波数の異なる伝送信号が存在するように送信し、
前記受信装置の前記復調部は、前記各電力線から受信した各伝送信号を対比して互いに周波数の異なるものが含まれている場合には正常とする一方、互いの周波数が同一の場合に異常であるとみなしている請求項1または請求項2に記載の車両用変復調システム。 - 前記受信装置は、ボディ系あるいは情報系の車載電装品であり、
前記受信した伝送信号が異常であると判断した場合には信号を破棄することとしている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の車両用変復調システム。 - 車両に配索された複数の電力線に送信装置と受信装置とを接続し、前記電力線を電力線搬送波による信号送受を行う変復調システムに用いられる受信装置であって、
前記複数の電力線に接続され、前記各電力線を伝送路として電力線搬送により受信した信号を復調する復調部を備え、
前記復調部は、前記複数の電力線から受信した各伝送信号を対比して互いに異符号のものが含まれている場合に正常とする一方、同符号となっている場合に異常であるとみなすことを特徴とする受信装置。 - 車両に配索された複数の電力線に送信装置と受信装置とを接続し、前記電力線を電力線搬送波による信号送受を行う変復調システムに用いられる送信装置であって、
前記複数の電力線に接続され、前記各電力線を伝送路として電力線搬送により入力信号を変調して送信する変調部を備え、
前記変調部は、前記入力信号に対応して前記複数の電力線に対して互いに異符号となる信号が存在するように伝送信号を送信することを特徴とする送信装置。
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