JP2005268894A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 移動局装置と基地局装置とが無線により通信する無線通信システムで、通話接続までに要する時間を短縮化する。
【解決手段】 移動局装置は、待受状態において間欠受信動作を実行し、呼出し先となる他の移動局装置との接続要求信号を基地局装置に対して無線送信し、基地局装置から無線送信される間欠受信停止信号を受信したことに応じて間欠受信動作の実行を停止して連続受信動作を実行し、基地局装置から無線送信される呼出し先に対する接続応答信号を受信したことに応じて発信元となる他の移動局装置との通話を実行する。基地局装置は、移動局装置から無線送信される接続要求信号を受信した後に、間欠受信停止信号を移動局装置に対して無線送信し、その後、呼出し先となる移動局装置を収容している場合には呼出し先に対する接続応答信号を呼出し先となる移動局装置に対して無線送信する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、移動局装置と基地局装置とが無線により通信する無線通信システムなどに関し、特に、移動局装置により行われる間欠受信動作を停止させて、例えば通話接続までに要する時間を短縮化する技術に関する。
例えば、空港エリア内に存する航空機の安全性やユーザの快適性を確保するという重要な使命を担っている空港向けのマルチチャネルアクセス(MCA:Multi Channel Access)無線システムが、電波産業会(ARIB)により、空港内デジタル移動通信システム(ARIB STD T−87)として規格化されている。
この規格では、通話接続時間が短いという特徴がある。
図4を参照して、この規格で規定される通話接続までの処理の流れの一例を示す。
なお、本例の通話接続方式では、2つの移動局装置1、2と、2つの基地局装置1、2と、1つの回線制御装置を例として説明する。
(1)待受状態にある移動局装置1、2は、バッテリー運用による長時間動作を実現するために、間欠受信動作を行っている。
(2)発信操作を行った移動局装置1は、間欠受信動作を停止する。
(3)そして、当該移動局装置1は、基地局装置1に対して接続要求を送信する。
(4)当該基地局装置1は、回線制御装置に対して、接続要求を送信する。
(5)回線制御装置は、受信した接続要求を判定処理する。この判定処理では、発信元番号が正常であるかどうかや、呼出し先番号が正常であるかどうかや、呼出し先はいずれの基地局装置に位置登録しているかなどを判定する。
(6)そして、当該回線制御装置は、発信元の基地局装置1に対して接続応答及び無線チャネル指定を送信するとともに、呼出し先となる移動局装置(本例では、移動局装置2)が位置登録している基地局装置(本例では、基地局装置2)に対して接続応答及び無線チャネル指定を送信する。
(7)これらの基地局装置1、2は、それぞれ、移動局装置1、2に対して接続応答及び無線チャネル指定を送信する。
(8)そして、これらの基地局装置1、2は、それぞれ、通信チャネルを起動する。
(9)接続応答及び無線チャネル指定を受信した移動局装置1、2は、間欠受信動作中の場合には(本例では、移動局装置2の場合には)、間欠受信動作を停止する。
(10)そして、これらの移動局装置1、2は、通信チャネルを起動する。
(11)これにより、通話接続が完了して、これらの移動局装置1、2の間で、基地局装置1、2及び回線制御装置を介して、通話状態となる。
特開2003−284131号公報 ARIB STD−T87 「空港内デジタル移動通信システム」、財団法人 電波産業会
しかしながら、例えば上記図4に示されるような通話接続方式では、基地局装置1、2から移動局装置1、2に対する接続応答及び無線チャネル指定を一斉呼出しチャネル(PCH:Paging Channel)で送信しているため、呼出し先となる移動局装置2が間欠受信中である場合には、回線制御装置から受け取った接続応答及び無線チャネル指定を基地局装置2から一斉呼出しチャネル(PCH)で移動局装置2へ送信することができるまでに、長時間(例えば、最大で280msec)待機する必要がある。このため、呼出し先となる移動局装置2が接続応答及び無線チャネル指定を受信することができるのは、(回線制御装置における判定処理時間+基地局装置2における一斉呼出しチャネル(PCH)送信待ち時間(例えば、最大で280msec))の後となってしまう。例えば、1sec以内での通話接続を目標とした場合には、このような一斉呼出しチャネル(PCH)送信待ち時間(例えば、最大で280msec)は非常に大きな値となってしまう。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、移動局装置と基地局装置とが無線により通信する構成において、移動局装置により行われる間欠受信動作を停止させて、例えば、通話接続までに要する時間を短縮化することができる無線通信システムなどを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る無線通信システムでは、移動局装置と基地局装置とが無線により通信する構成において、次のような処理を行う。
すなわち、移動局装置では、間欠受信動作実行手段が、待受状態において、間欠受信動作を実行する。接続要求信号無線送信手段が、呼出し先となる他の移動局装置との接続要求信号を基地局装置に対して無線送信する。間欠受信停止信号受信手段が、基地局装置から無線送信される間欠受信停止信号を受信する。連続受信動作実行手段が、間欠受信停止信号受信手段により間欠受信停止信号を受信したことに応じて、間欠受信動作実行手段による間欠受信動作の実行を停止して、連続受信動作を実行する。呼出し先接続応答信号受信手段が、基地局装置から無線送信される呼出し先に対する接続応答信号を受信する。通話実行手段が、呼出し先接続応答信号受信手段により接続応答信号を受信したことに応じて、発信元となる他の移動局装置との通話を実行する。
基地局装置では、接続要求信号受信手段が、移動局装置から無線送信される接続要求信号を受信する。通話接続処理手段が、接続要求信号受信手段により接続要求信号を受信した後に、間欠受信停止信号を移動局装置に対して無線送信し、その後、呼出し先となる移動局装置を収容している場合には、呼出し先に対する接続応答信号を呼出し先となる移動局装置に対して無線送信する。
従って、接続要求があった場合に、移動局装置により行われる間欠受信動作を停止させて、例えば、通話接続までに要する時間を短縮化することができる。具体的には、例えば、発信元となる或る移動局装置から呼出し先となる他の移動局装置との接続要求が発生した場合に、基地局装置から間欠受信停止信号を無線送信することにより、当該他の移動局装置の受信動作状態を間欠受信動作状態から連続受信動作状態へ切り替え、これにより、基地局装置から当該他の移動局装置へ呼出し先に対する接続応答信号を迅速に通知することが可能となり、当該或る移動局装置と当該他の移動局装置との通話を迅速に確立することが可能となる。
ここで、移動局装置の待受状態としては、例えば、一般的な待受状態が用いられ、一例として、通話のための発信や受信が行われていないような状態が用いられる。
また、移動局装置の間欠受信動作としては、種々な態様の動作が用いられてもよく、例えば、所定の周期で受信処理を行うような動作が用いられる。
また、移動局装置の連続受信動作としては、種々な態様の動作が用いられてもよく、例えば、常に(時間的に連続して)受信処理を行うような動作が用いられる。
また、移動局装置の連続受信動作実行手段は、例えば、間欠受信停止信号が受信されたことに応じて所定の期間だけ間欠受信動作の実行を停止して連続受信動作を実行し、その後、再び、間欠受信動作実行手段により間欠受信動作が実行されるようにする。
また、基地局装置の通話接続処理手段は、呼出し先となる移動局装置を収容している場合には呼出し先に対する接続応答信号を呼出し先となる移動局装置に対して無線送信するが、例えば、呼出し先となる移動局装置を収容していない場合においても呼出し先に対する接続応答信号を無線送信するような態様が用いられてもよい。
また、基地局装置が移動局装置を収容する場合としては、例えば、基地局装置の通信可能領域(サービスエリア)に移動局装置が存在することや、基地局装置により移動局装置の識別情報が管理されていることや、基地局装置により移動局装置が位置登録されていることなどの、1以上が満たされるような場合が用いられる。
本発明に係る無線通信システムでは、基地局装置と通信する回線制御装置を有しており、次のような処理を行う。
すなわち、基地局装置では、接続要求信号送信手段が、接続要求信号受信手段により接続要求信号を受信したことに応じて、接続要求信号を回線制御装置に対して送信する。間欠受信停止信号受信手段が、回線制御装置から送信される間欠受信停止信号を受信する。呼出し先接続応答信号受信手段が、回線制御装置から送信される呼出し先に対する接続応答信号を受信する。また、通話接続処理手段は、間欠受信停止信号受信手段により間欠受信停止信号を受信したことに応じて、間欠受信停止信号を移動局装置に対して無線送信し、その後、呼出し先接続応答信号受信手段により呼出し先に対する接続応答信号を受信したことに応じて、呼出し先に対する接続応答信号を移動局装置に対して無線送信する。
回線制御装置では、接続要求信号受信手段が、基地局装置から送信される接続要求信号を受信する。通話接続処理手段が、接続要求信号受信手段により接続要求信号を受信したことに応じて、間欠受信停止信号を基地局装置に対して送信し、受信した接続要求信号に関する判定処理を実行し、その後、当該判定処理の実行結果に基づいて、呼出し先に対する接続応答信号を基地局装置に対して送信する。
従って、回線制御装置では、移動局装置の間欠受信動作を停止させて連続受信動作へ切り替えさせておいて、接続要求信号に関する判定処理が実行されるため、処理時間の効率化を図ることができ、例えば、通話接続までに要する時間を短縮化することができる。
ここで、基地局装置と回線制御装置との間では、例えば、有線により通信が行われてもよく、無線により通信が行われてもよい。
また、回線制御装置により実行される接続要求信号に関する判定処理としては、種々な処理が用いられてもよく、例えば、接続要求における発信元の移動局装置の番号情報を判定する処理や、接続要求における呼出し先となる移動局装置の番号情報を判定する処理などが用いられる。
また、回線制御装置の通話接続処理手段により間欠受信停止信号を送信するタイミング及び接続要求に関する判定処理の実行を開始するタイミングとしては、種々なタイミングが用いられてもよく、例えば、間欠受信停止信号を送信するのと同時或いはほぼ同時に判定処理の実行を開始するタイミングや、間欠受信停止信号を送信した後に判定処理の実行を開始するタイミングや、判定処理の実行を開始した後にすぐに間欠受信停止信号を送信するタイミングなどを用いることができる。
また、移動局装置から基地局装置へ送信される接続要求信号と、基地局装置から回線制御装置へ送信される接続要求信号としては、それぞれ種々な信号が用いられてもよく、例えば、これらの接続要求信号として同一の信号が用いられてもよく或いは異なる信号が用いられてもよい。
また、回線制御装置から基地局装置へ送信される間欠受信停止信号と、基地局装置から移動局装置へ送信される間欠受信停止信号としては、それぞれ種々な信号が用いられてもよく、例えば、これらの間欠受信停止信号として同一の信号が用いられてもよく或いは異なる信号が用いられてもよい。
また、回線制御装置から基地局装置へ送信される接続応答信号と、基地局装置から移動局装置へ送信される接続応答信号としては、それぞれ種々な信号が用いられてもよく、例えば、これらの接続応答信号として同一の信号が用いられてもよく或いは異なる信号が用いられてもよい。
また、例えば、接続応答信号と共に、通話に使用する無線チャネルを指定する無線チャネル指定信号などが送信されてもよい。
本発明に係る無線通信システムでは、次のような構成とした。
すなわち、基地局装置と移動局装置との間の無線通信は、基地局装置から移動局装置を呼び出すための一斉呼出しチャネル(PCH)のフレームと、それ以外のフレームを用いて行われる。
間欠受信動作実行中の移動局装置の間欠受信動作実行手段は、一斉呼出しチャネル(PCH)のフレームのみを受信する。
基地局装置の通話接続処理手段は、間欠受信動作実行中の移動局装置に対して、一斉呼出しチャネル(PCH)のフレームを用いて、間欠受信停止信号を無線送信する。
基地局装置の通話接続処理手段は、間欠受信動作実行停止中の移動局装置に対して、一斉呼出しチャネル(PCH)のフレーム以外のフレームを用いて、呼出し先に対する接続応答信号を無線送信する。
従って、一斉呼出しチャネル(PCH)のフレームのみを受信する間欠受信動作実行中の移動局装置の間欠受信動作を停止させて連続受信動作を実行させることにより、一斉呼出しチャネル(PCH)のフレーム以外のフレームを用いて基地局装置から移動局装置へ呼出し先に対する接続応答信号を通知することが可能となり、これにより、例えば、通話接続までに要する時間を短縮化することができる。
ここで、基地局装置と移動局装置との間の無線通信では、種々なチャネルのフレームが用いられてもよく、例えば、一斉呼出しチャネル(PCH)のフレームのほかに、報知チャネル(BCCH)のフレームや、個別ゾーン用シグナリングチャネル(SCCH)のフレームなどを用いることができる。
また、基地局装置から間欠受信動作実行停止中の移動局装置に対して接続応答信号を送信するのに用いるフレームとしては、種々なフレームが用いられてもよく、例えば、一斉呼出しチャネル(PCH)以外のフレームとして個別ゾーン用シグナリングチャネル(SCCH)のフレームなどを用いることができ、また、例えば、タイミングが良い場合には、一斉呼出しチャネル(PCH)のフレームが用いられてもよく、つまり、一斉呼出しチャネル(PCH)のフレーム及び所定の他のチャネルのフレームのうちでタイミングが良いフレームが用いられる。
本発明に係る無線通信システムでは、次のような構成とした。
すなわち、画像撮像手段が、所定の領域の画像を撮像する。間欠受信動作停止領域特定手段が、画像撮像手段による画像撮像に基づいて、間欠受信動作実行中の移動局装置による間欠受信動作の実行を停止させる領域を特定する。間欠受信動作停止制御手段が、間欠受信動作停止領域特定手段により特定される領域に存在する移動局装置のみについて、間欠受信動作実行中の移動局装置による間欠受信動作の実行を停止させるように制御する。
従って、画像の撮像に基づいて特定された領域についてのみ、移動局装置による間欠受信動作の実行が停止させられて連続受信動作へ切り替えられ、これにより、例えば、必要な領域についてのみ、通話接続までに要する時間を短縮化することができる。
ここで、画像撮像手段としては、例えば、1又は複数のカメラなどを用いて構成することができる。
また、画像撮像手段により画像を撮像する領域としては、1又は複数の種々な領域が用いられてもよい。
また、画像撮像手段により撮像する画像としては、例えば、動画像が用いられてもよく、或いは、静止画像が用いられてもよい。
また、間欠受信動作停止領域特定手段は、例えば、画像撮像手段により撮像される画像や、当該画像の出力や解析などの処理結果や、当該画像を見る者(例えば、監視者)による各種の操作や、画像撮像手段により画像を撮像する際の動作などの撮像態様などの、1以上に基づいて、1又は複数の領域を特定する。
また、間欠受信動作停止領域特定手段は、例えば、1又は複数の基地局装置の通信可能領域(サービスエリア)を領域として特定する。
また、間欠受信動作停止制御手段は、例えば、1又は複数の限定された基地局装置のみから間欠受信停止信号が無線送信されるように制御することにより、これらの基地局装置の通信可能領域(サービスエリア)に存在する間欠受信動作実行中の移動局装置のみについて間欠受信動作の実行を停止させる。
また、画像撮像手段や、間欠受信動作停止領域特定手段や、間欠受信動作停止制御手段としては、それぞれ種々なところに備えられてもよく、例えば、画像撮像手段を基地局装置に備えることや、間欠受信動作停止領域特定手段や間欠受信動作停止制御手段を基地局装置や回線制御装置に備えることや、或いは、これらの手段を他の装置に備えることも可能である。一例として、画像撮像手段を構成する複数のカメラのそれぞれを複数の基地局装置のそれぞれに備えて、間欠受信動作停止領域特定手段がまずカメラを特定してから当該カメラが備えられた基地局装置の通信可能領域(サービスエリア)を領域として特定するような態様を用いることも可能である。
本発明に係る無線通信システムにおける移動局装置呼出し方法では、次のようにして、間欠受信動作実行中の移動局装置を基地局装置側から呼び出す。
すなわち、基地局装置側から無線送信する間欠受信停止信号により、間欠受信動作実行中の移動局装置による間欠受信動作の実行を停止させた後に、基地局装置側から間欠受信動作の実行を停止した呼出し先となる移動局装置に対して呼出しのための信号(呼出し信号)を送信して、当該移動局装置を呼び出す。
従って、移動局装置の呼出しがあった場合に、移動局装置により行われる間欠受信動作を停止させて、例えば、呼出しまでに要する時間を短縮化することができる。具体的には、例えば、移動局装置の呼出しが発生した場合に、基地局装置側から間欠受信停止信号を送信することにより、呼出し先となる移動局装置の受信動作状態を間欠受信動作状態から連続受信動作状態へ切り替え、これにより、基地局装置側から呼出し先となる移動局装置を迅速に呼び出すことが可能となる。
ここで、呼出しのための信号としては、種々な信号が用いられてもよく、例えば、呼出し先に対する接続応答信号が用いられる。
以上説明したように、本発明に係る無線通信システムなどによると、移動局装置と基地局装置とが無線により通信する構成において、移動局装置では、待受状態において間欠受信動作を実行し、呼出し先となる他の移動局装置との接続要求信号を基地局装置に対して無線送信し、また、基地局装置から無線送信される間欠受信停止信号を受信したことに応じて間欠受信動作の実行を停止して連続受信動作を実行し、基地局装置から無線送信される呼出し先に対する接続応答信号を受信したことに応じて発信元となる他の移動局装置との通話を実行し、また、基地局装置では、移動局装置から無線送信される接続要求信号を受信した後に、間欠受信停止信号を移動局装置に対して無線送信し、その後、呼出し先に対する接続応答信号を呼出し先となる移動局装置に対して無線送信するようにしたため、接続要求があった場合に、移動局装置により行われる間欠受信動作を停止させて、例えば、通話接続までに要する時間を短縮化することができる。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
図1には、本発明を適用した本実施例に係る空港内デジタル移動通信システムの構成例を示してある。
本実施例に係る空港内デジタル移動通信システムには、携帯型の無線端末装置1と、車載型の無線端末装置2と、複数の基地局装置(無線機)11、12と、インタフェース装置13と、回線制御装置14と、有線端末接続装置15と、複数の有線端末装置21、22と、ダイナミックリグルーピング端末装置23と、運用管理装置24と、監視カメラ装置31が備えられている。
ここで、基地局装置11、12は、インタフェース装置13と接続されている。また、インタフェース装置13と回線制御装置14と有線端末接続装置15は、互いに接続されている。複数の有線端末装置21、22は有線端末接続装置15と接続されており、ダイナミックリグルーピング端末装置23と運用管理装置24と監視カメラ装置31は回線制御装置14と接続されている。
なお、システムの構成としては、本例に限られず、種々なものが用いられてもよく、例えば、無線端末装置1、2の数や、基地局装置11、12の数としては、種々な数が用いられてもよい。
本実施例に係る空港内デジタル移動通信システムにおいて行われる概略的な動作の一例を示す。
各基地局装置11、12は、自己の通信可能領域(サービスエリア)に存在する無線端末装置1、2を管理し、当該無線端末装置1、2との間で無線により通信する。
各基地局装置11、12は、インタフェース装置13を介して、回線制御装置14や有線端末接続装置15との間で通信する。
各有線端末装置21、22は、有線端末接続装置15を介して、回線制御装置14などとの間で通信する。
ダイナミックリグルーピング端末装置23は、ダイナミックなリグルーピングの処理を行う。
運用管理装置24は、システムの運用における種々な管理を行う。
監視カメラ装置31は、所定の場所の画像を撮像し、撮像した画像を運用管理装置24などに対して送信する。
また、本実施例に係る空港内デジタル移動通信システムでは、例えば、航空機のパイロットや、他の乗務員や、航空機の整備員や、事務員などの全ての空港勤務者が無線端末装置(例えば、無線端末装置1)を所持しており、空港の業務で使用される自動車などの全ての乗り物が無線端末装置(例えば、無線端末装置2)を搭載している。そして、例えば、管理センタに存在する管理者と外部の勤務者との間などのように、任意の勤務者の間で、無線端末装置により通話することが可能である。
また、本実施例に係る空港内デジタル移動通信システムでは、例えば、航空機のパイロットや、他の乗務員や、航空機の整備員や、事務員などの任意のグループ分けが為される。そして、任意のグループを指定して、上位の装置から所定のグループに属する全ての無線端末装置に対して一斉配信することや、通常の端末装置から所定のグループに属する全ての無線端末装置に対して一斉配信することなどが可能である。
また、本実施例に係る空港内デジタル移動通信システムでは、例えば、グローバルポジショニングシステム(GPS:Global Positioning System)や基地局装置のセクタ構成などを用いて、それぞれの無線端末装置1、2が存在する場所(位置)を特定することが可能である。
図2(a)、(b)、(c)を参照して、移動局装置である無線端末装置1、2により行われる間欠受信動作の一例を示す。
図2(a)には、基地局装置11、12から無線により送信される制御チャネルのフレームの構成例を示してあり、図2(b)には、間欠受信動作を停止している移動局装置1、2における受信状態の一例を示してあり、図2(c)には、間欠受信動作を行っている移動局装置1、2における受信状態の一例を示してある。
図2(a)に示されるように、基地局装置11、12から送信される制御チャネルでは、40msecのフレームを基本として、18フレームを単位としたスーパーフレームの周期(720msec=40msec×18)でデータが送信される。
スーパーフレームは、4個の報知チャネル(BCCH:Broadcast Control Channel)のフレームと、2個の一斉呼出しチャネル(PCH:Paging Channel)のフレームと、7個の個別ゾーン用シグナリングチャネル(SCCH:Signaling Control Channel)のフレームと、2個の一斉呼出しチャネル(PCH)のフレームと、3個の個別ゾーン用シグナリングチャネル(SCCH)のフレームを並べて構成される。
ここで、報知チャネル(BCCH)は、基地局装置11、12から移動局装置1、2に対してチャネル構造に関する情報やシステムに関する情報などを送信(転送)するための片方向チャネルである。
また、一斉呼出しチャネル(PCH)は、基地局装置11、12から移動局装置1、2に対して一斉呼出し情報を送信(転送)するための片方向チャネルである。
また、個別ゾーン用シグナリングチャネル(SCCH)は、基地局装置11、12と移動局装置1、2とが互いに情報を送信(転送)するための双方向チャネルである。
図2(b)に示されるように、間欠受信動作を停止している移動局装置1、2は、常に受信オン(ON)の受信状態であり、スーパーフレームの全て(つまり、全てのフレーム)を受信する。
また、基地局装置11、12からの呼出し信号は、一斉呼出しチャネル(PCH)で送信(転送)される。
図2(c)に示されるように、間欠受信動作中の移動局装置1、2は、一斉呼出チャネル(PCH)のフレームのタイミング(それぞれ、時間幅が80msec=40msec×2)では受信オン(ON)の受信状態となり、他のタイミング(それぞれ、時間幅が280msec=40msec×7)では受信オフ(OFF)の受信状態となり、一斉呼出しチャネル(PCH)のフレームのみを受信する。このように、間欠受信動作中の移動局装置1、2では、受信動作を一斉呼出しチャネル(PCH)のみに制限して、80msecの受信動作/280msecの受信動作停止を繰り返して行い、これにより、バッテリーの運用時間を長大させる。
本発明の第1実施例を説明する。
図3を参照して、本例の空港内デジタル移動通信システムにおいて行われる通話接続までの処理の流れの一例を示す。
なお、本例の通話接続方式では、2つの移動局装置1、2と、2つの基地局装置1、2と、1つの回線制御装置を例として説明する。本例では、例えば、図1に示される2つの無線端末装置1、2が図3に示される2つの移動局装置1、2に相当し、図1に示される2つの基地局装置(無線機)11、12が図3に示される2つの基地局装置1、2に相当し、図1に示される1つの回線制御装置14が図3に示される1つの回線制御装置に相当する。
(1)待受状態にある移動局装置1、2は、間欠受信動作を行っている。
(2)発信操作を行った移動局装置1は、間欠受信動作を停止する。なお、本例では、移動局装置1が発信元となり、移動局装置2が呼出し先となる。
(3)そして、当該移動局装置1は、自装置1が通信可能領域(サービスエリア)に収容されて位置登録されている基地局装置1に対して、接続要求を無線送信する。
(4)当該基地局装置1は、当該移動局装置1から接続要求を受信したことに応じて、回線制御装置に対して、接続要求を送信する。
(5)当該接続要求を受信した回線制御装置は、まず、管理する全ての基地局装置1、2に対して、間欠受信停止信号を送信する。
(6)次に、当該回線制御装置は、受信した前記接続要求を判定処理する。この判定処理では、例えば、発信元番号が正常であるかどうかや、呼出し先番号が正常であるかどうかや、呼出し先はいずれの基地局装置に位置登録しているかなどを判定する。
(7)また、回線制御装置から間欠受信停止信号を受信した基地局装置1、2は、それぞれ、位置登録して管理している全ての移動局装置1、2に対して、間欠受信停止信号を無線送信する。
(8)当該間欠受信停止信号を受信した移動局装置1、2は、間欠受信動作を行っている場合には(本例では、移動局装置2の場合には)、間欠受信動作を停止して、一定時間全てのフレームを受信するようにする。
ここで、間欠受信停止信号により間欠受信を停止する移動局装置2が全てのフレームを受信する時間としては、種々な長さの時間が用いられてもよく、一例として、回線制御装置から接続応答及び無線チャネル指定が確実に送信されるまでに要する標準的な時間の値などが用いられるのが好ましい。
また、本例では、図2(a)、(b)、(c)に示されるような間欠受信動作が行われることから、基地局装置2から移動局装置2に対して間欠受信停止信号を送信するに際して、間欠受信動作を行っている移動局装置2が当該間欠受信停止信号を受信するまでには最大で280msecの時間を要するが、この時間には回線制御装置が判定処理を行っている。このため、本例では、例えば図4に示されるような処理手順と比較して、(回線制御装置における判定処理のための時間)と(基地局装置2における一斉呼出しチャネル(PCH)の送信待ちのための時間)とが同時に進行して、効率化が図られる。
(9)回線制御装置は、前記判定処理が終了しだい、接続要求の発信元の基地局装置1に対して接続応答及び無線チャネル指定を送信するとともに、呼出し先となる移動局装置2が位置登録している基地局装置(本例では、基地局装置2)に対して接続応答及び無線チャネル指定を送信する。
(10)当該接続応答及び無線チャネル指定を受信した基地局装置1、2は、それぞれ、通話の発信元の移動局装置1と呼出し先の移動局装置2に対して、接続応答及び無線チャネル指定を送信する。
(11)そして、これらの基地局装置1、2は、通信チャネルを起動する。
この時、本例では、移動局装置1、2が間欠受信動作を停止しているため、基地局装置1、2から移動局装置1、2への接続応答及び無線チャネル指定は、一斉呼出しチャネル(PCH)を用いて送信することが可能であるばかりでなく、例えば個別ゾーン用シグナリングチャネル(SCCH)を用いて送信することも可能であり、一斉呼出しチャネル(PCH)のタイミングを待つ必要がなくなる。
(12)また、基地局装置1、2から接続応答及び無線チャネル指定を受信した移動局装置1、2は、通信チャネルを起動する。
(13)これにより、通話接続が完了して、これらの移動局装置1、2の間で、基地局装置1、2及び回線制御装置を介して、通話状態となる。
以上のように、本例の空港内デジタル移動通信システムでは、例えば、少なくとも1つの基地局装置11、12と複数の移動局装置(無線端末装置)1、2より構成されるマルチチャネルアクセス(MCA)無線システムを空港における構内無線システムに適用した構成において、複数の移動局装置1、2の各々は通常は間欠受信モードで間欠受信動作を行い、そして、基地局装置11、12から間欠受信モードを停止させるための信号(間欠受信停止信号)を一斉配信した場合には、当該間欠受信停止信号を受信した移動局装置1、2の各々は、所定の一定時間、間欠受信モードを停止して常時受信動作を行う。
また、本例の空港内デジタル移動通信システムでは、通常の間欠受信モード時には、一斉呼出しチャネル(PCH)により基地局装置11、12からの送信が為され、また、基地局装置11、12から間欠受信モードを停止させるための信号(間欠受信停止信号)を一斉配信した場合には、所定の一定時間内に例えば個別ゾーン用シグナリングチャネル(SCCH)により任意の移動局装置1、2の通信を確立することが可能となる。
このように、本例の空港内デジタル移動通信システムにおける呼出し方式では、基地局装置11、12から移動局装置1、2の間欠受信動作を停止させる信号(間欠受信停止信号)を送信して基地局装置11、12から移動局装置1、2の間欠受信を停止させ、間欠受信動作を停止した移動局装置1、2に対して、一斉呼出しチャネル(PCH)以外のフレームにおいても、呼出し情報(呼出し信号)を送信して通話を接続する。
具体的には、回線制御装置14は、接続要求を受信した場合に、全ての基地局装置11、12に対して間欠受信停止信号を送信した後に、判定処理を行う。すると、基地局装置11、12は、全ての移動局装置1、2に対して一斉呼出しチャネル(PCH)で間欠受信停止信号を無線送信し、その後、所定の時間、全てのフレームで呼出し情報を無線送信する。また、間欠受信停止信号を受信した移動局装置1、2は、直ちに間欠受信動作を停止して、所定の時間、間欠受信動作を停止して、全てのフレームを受信する。これにより、通話接続時間を短縮させる。
従って、本例の空港内デジタル移動通信システムでは、回線制御装置14が判定処理を行う前に、全ての移動局装置1、2に対して間欠受信停止信号を送信して全ての移動局装置1、2の間欠受信動作を停止させ、その後、接続応答及び無線チャネル指定を送信することにより、通話接続時間を短縮させることが可能となる。これにより、基地局装置11、12から間欠受信動作中の移動局装置1、2を呼び出すに際して、当該呼出しの方式を改良したことで、通話接続時間を短縮させることができ、例えば、通話接続時間を数100msec程度にすることも可能である。
ここで、空港は、特に、安全性のためなどに緊急性が要求されるため、通話接続時間を短縮することは有効である。
また、本例では、空港を例として説明しているが、例えば、遊園地や観光地などのように、不特定多数の人が集まるような場所に本例のようなシステムを適用することも可能である。
なお、本例の無線通信システムである空港内デジタル移動通信システムの移動局装置(無線端末装置)1、2では、間欠受信動作実行手段の機能や、接続要求信号無線送信手段の機能や、間欠受信停止信号受信手段の機能や、連続受信動作実行手段の機能や、呼出し先接続応答信号受信手段の機能や、通話実行手段の機能を備えている。
また、本例の無線通信システムである空港内デジタル移動通信システムの基地局装置11、12では、接続要求信号受信手段の機能や、通話接続処理手段の機能や、接続要求信号送信手段の機能や、間欠受信停止信号受信手段の機能や、呼出し先接続応答信号受信手段の機能を備えている。
また、本例の無線通信システムである空港内デジタル移動通信システムの回線制御装置14では、接続要求信号受信手段の機能や、通話接続処理手段の機能を備えている。
本発明の第2実施例を説明する。
本例の空港内デジタル移動通信システムでは、例えば図3に示されるような通話接続方式において、基地局装置11、12から移動局装置(無線端末装置)1、2に対して間欠受信停止信号を送信して間欠受信動作をしている移動局装置2の間欠受信動作を停止させる(図3中の(5)、(7)、(8)の処理)に際して、監視カメラ装置31による撮像画像や画像撮像態様などに基づいて、移動局装置1、2の間欠受信動作を停止させる領域(エリア)を限定する。
具体的には、監視カメラ装置31は複数のカメラを有しており、空港内の様々な場所にそれぞれのカメラが設置されて、それぞれのカメラによりそれぞれの場所の画像を撮像する。それぞれのカメラにより撮像される画像のデータは、例えば、回線制御装置14を介して、運用管理装置24などへ送信され、運用管理装置24などに備えられた画面(監視モニタ)に表示出力される。監視者は、当該画面に表示される画像を見ることにより、カメラが設置された様々な場所の様子を知ることができる。
また、例えば図3に示されるように或る移動局装置による発信操作があって基地局装置から回線制御装置14へ接続要求が到達した場合には、回線制御装置14は、監視カメラ装置31のカメラにより撮像される画像や撮像の態様などに基づいて、間欠受信停止信号を全ての或いは特定の一部の基地局装置11、12に対して送信し、当該間欠受信停止信号を受信した基地局装置11、12の全て或いは特定の一部は、間欠受信停止信号を移動局装置1、2に対して無線送信する。
この場合に、回線制御装置14或いは運用管理装置24などは、監視カメラ装置31のカメラにより撮像される画像や撮像の態様などに基づいて移動局装置1、2の間欠受信動作を停止させる領域を特定して、特定した領域に存在する移動局装置1、2のみに対して間欠受信停止信号が送信されるようにする。この実現手法としては、例えば、回線制御装置14から特定した領域に対応する基地局装置のみに対して間欠受信停止信号を送信する手法や、回線制御装置14から全ての基地局装置に対して間欠受信停止信号を送信する際に当該間欠受信停止信号に特定した領域に対応する基地局装置を指定する情報を含めておいて当該情報により指定された基地局装置のみが間欠受信停止信号を移動局装置1、2に対して無線送信する手法などを用いることができる。
また、移動局装置1、2の間欠受信動作を停止させる領域として、どのような領域を特定するかについて具体例を示す。
なお、本例では、監視カメラ装置31が複数のカメラを有する構成を示しているが、例えば、1つのカメラのみを有する構成が用いられてもよい。
一例として、所定のカメラにより現在撮像されている領域或いは当該領域近辺の領域を、移動局装置1、2の間欠受信動作を停止させる領域として特定(限定)する。
他の一例として、所定のカメラにより現在撮像されている領域或いは当該領域近辺に存在する基地局装置11、12の通信可能領域(サービスエリア)を、移動局装置1、2の間欠受信動作を停止させる領域として特定(限定)する。
ここで、所定のカメラとしては、例えば、1つのカメラのみが存在する場合には当該カメラが用いられ、また、複数のカメラが存在する場合には、予め設定された1又は2以上のカメラや、監視モニタの画面に表示されている画像を撮像している1又は2以上のカメラや、監視モニタの画面を見ている監視者による操作或いは自動的な物体検出結果などに基づいて撮像方向や撮像角度などが変更された(例えば、首が振られた)1又は2以上のカメラや、監視モニタの画面を見ている監視者による操作或いは自動的な物体検出結果などに基づいてクローズアップ操作された1又は2以上のカメラなどを用いることができる。
また、移動局装置1、2の間欠受信動作を停止させる領域としては、本例に限られず、種々な領域が用いられてもよく、例えば、緊急性が要求されて、通話接続までに要する時間を短縮することが望まれるような領域を用いるのが好ましい。
以上のように、本例の空港内デジタル移動通信システムでは、間欠受信動作をしている移動局装置1、2の間欠受信動作を停止させるに際して、監視カメラ装置31による撮像画像や画像撮像態様などに基づいて、移動局装置1、2の間欠受信動作を停止させる領域を限定する。
従って、本例の空港内デジタル移動通信システムでは、監視カメラ装置31を用いて、特に必要であると予想される領域のみについて、当該領域に存在する移動局装置1、2の間欠受信動作を停止させることができ、これにより、当該領域において通話接続時間を短縮させることができ、例えば、安全性や緊急性に関して素早く対応することができる。
なお、本例の無線通信システムである空港内デジタル移動通信システムの監視カメラ装置31では、画像撮像手段の機能を備えている。
また、本例の無線通信システムである空港内デジタル移動通信システムの例えば回線制御装置14では、間欠受信動作停止領域特定手段の機能や、間欠受信動作停止制御手段の機能を備えている。
ここで、本発明に係る無線通信システムや移動局装置や基地局装置や回線制御装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々な装置やシステムとして提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係る無線通信システムや移動局装置や基地局装置や回線制御装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の実施例に係る空港内デジタル移動通信システムの構成例を示す図である。 (a)は基地局装置から送信される制御チャネルのフレームの構成例を示す図であり、(b)は間欠受信動作停止時における受信状態の一例を示す図であり、(c)は間欠受信動作時における受信状態の一例を示す図である。 本発明の実施例に係る空港内デジタル移動通信システムにおける通話接続までの処理の流れの一例を示す図である。 空港内デジタル移動通信システムにおける通話接続までの処理の流れの一例を示す図である。
符号の説明
1、2・・無線端末装置、 11、12・・基地局装置、 13・・インタフェース装置、 14・・回線制御装置、 15・・有線端末接続装置、 21、22・・有線端末装置、 23・・ダイナミックリグルーピング端末装置、 24・・運用管理装置、 31・・監視カメラ装置、

Claims (5)

  1. 移動局装置と基地局装置とが無線により通信する無線通信システムにおいて、
    移動局装置は、待受状態において間欠受信動作を実行する間欠受信動作実行手段と、
    呼出し先となる他の移動局装置との接続要求信号を基地局装置に対して無線送信する接続要求信号無線送信手段と、
    基地局装置から無線送信される間欠受信停止信号を受信する間欠受信停止信号受信手段と、
    間欠受信停止信号受信手段により間欠受信停止信号を受信したことに応じて、間欠受信動作実行手段による間欠受信動作の実行を停止して、連続受信動作を実行する連続受信動作実行手段と、
    基地局装置から無線送信される呼出し先に対する接続応答信号を受信する呼出し先接続応答信号受信手段と、
    呼出し先接続応答信号受信手段により接続応答信号を受信したことに応じて、発信元となる他の移動局装置との通話を実行する通話実行手段と、を備え、
    基地局装置は、移動局装置から無線送信される接続要求信号を受信する接続要求信号受信手段と、
    接続要求信号受信手段により接続要求信号を受信した後に、間欠受信停止信号を移動局装置に対して無線送信し、その後、呼出し先となる移動局装置を収容している場合には呼出し先に対する接続応答信号を呼出し先となる移動局装置に対して無線送信する通話接続処理手段と、を備えた、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    基地局装置と通信する回線制御装置を有しており、
    基地局装置は、接続要求信号受信手段により接続要求信号を受信したことに応じて、接続要求信号を回線制御装置に対して送信する接続要求信号送信手段と、
    回線制御装置から送信される間欠受信停止信号を受信する間欠受信停止信号受信手段と、
    回線制御装置から送信される呼出し先に対する接続応答信号を受信する呼出し先接続応答信号受信手段と、を備え、
    基地局装置の通話接続処理手段は、間欠受信停止信号受信手段により間欠受信停止信号を受信したことに応じて間欠受信停止信号を移動局装置に対して無線送信し、その後、呼出し先接続応答信号受信手段により呼出し先に対する接続応答信号を受信したことに応じて呼出し先に対する接続応答信号を移動局装置に対して無線送信し、
    回線制御装置は、基地局装置から送信される接続要求信号を受信する接続要求信号受信手段と、
    接続要求信号受信手段により接続要求信号を受信したことに応じて、間欠受信停止信号を基地局装置に対して送信し、受信した接続要求信号に関する判定処理を実行し、その後、当該判定処理の実行結果に基づいて呼出し先に対する接続応答信号を基地局装置に対して送信する通話接続処理手段と、を備えた、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の無線通信システムにおいて、
    基地局装置と移動局装置との間の無線通信は、基地局装置から移動局装置を呼び出すための一斉呼出しチャネルのフレームと、それ以外のフレームを用いて行われ、
    間欠受信動作実行中の移動局装置の間欠受信動作実行手段は、一斉呼出しチャネルのフレームのみを受信し、
    基地局装置の通話接続処理手段は、間欠受信動作実行中の移動局装置に対して、一斉呼出しチャネルのフレームを用いて、間欠受信停止信号を無線送信し、
    基地局装置の通話接続処理手段は、間欠受信動作実行停止中の移動局装置に対して、一斉呼出しチャネルのフレーム以外のフレームを用いて、呼出し先に対する接続応答信号を無線送信する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の無線通信システムにおいて、
    所定の領域の画像を撮像する画像撮像手段と、
    画像撮像手段による画像撮像に基づいて、間欠受信動作実行中の移動局装置による間欠受信動作の実行を停止させる領域を特定する間欠受信動作停止領域特定手段と、
    間欠受信動作停止領域特定手段により特定される領域に存在する移動局装置のみについて、間欠受信動作実行中の移動局装置による間欠受信動作の実行を停止させるように制御する間欠受信動作停止制御手段と、を備えた、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  5. 間欠受信動作実行中の移動局装置を基地局装置側から呼び出す無線通信システムにおける移動局装置呼出し方法において、
    基地局装置側から無線送信する間欠受信停止信号により間欠受信動作実行中の移動局装置による間欠受信動作の実行を停止させた後に、
    基地局装置側から間欠受信動作の実行を停止した呼出し先となる移動局装置に対して呼出しのための信号を送信して、当該移動局装置を呼び出す、
    ことを特徴とする移動局装置呼出し方法。
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