JP2005268573A - 自己形成型量子ドットを用いた半導体発光素子 - Google Patents

自己形成型量子ドットを用いた半導体発光素子 Download PDF

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Abstract

【課題】自己形成型量子ドットを用いた半導体発光素子に関し、活性層を直接エッチングすることなく横モードを制御する。
【解決手段】光導波路における光軸に垂直な断面内の自己形成型量子ドット4の密度を周辺部より中央部で大きくする。
【選択図】 図1

Description

本発明は自己形成型量子ドットを用いた半導体発光素子に関するものであり、特に、光通信システムにおいて光源として用いる半導体レーザや半導体光増幅器(SOA:Semiconductor Optical Amplifier)における横モード制御構成に特徴のある自己形成型量子ドットを用いた半導体発光素子に関するものである。
近年、高速伝送システムとして光通信システムが一般家庭まで普及しつつあるが、光通信用の光源として或いは中継器として使用される半導体レーザ或いは半導体光増幅には横モードの単一化が要求される。
この横モードの単一化は、安定して半導体レーザを動作させるとともに、ファイバへの光の結合効率を上昇させる上で重要になり、従来の半導体レーザ或いは半導体光増幅器においては、活性層をストライプ状に形成することによって、横モードの単一化を行っていた。
また、近年の光通信システムの高速化、高機能化に伴い、光源となる半導体レーザや半導体光増幅器等の半導体発光素子には優れた、波長安定性も要求されており、そのために、他の構成に比べて比較的大きな利得結合係数を確保するために電子の状態が3次元全方向に量子化された構造である自己形成型量子ドットを活性層に用いた利得結合型DFBレーザも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、このような自己形成型量子ドットを用いた半導体レーザにおいて、活性層の下に格子定数の異なる複数の材料による周期的構造を設け、その上に成長する自己形成型量子ドットの密度或いは大きさの少なくとも一方を周期的に変化させることによって波長を単一化することも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
一方、量子ドットを用いた半導体レーザ或いは半導体光増幅器において、共振器軸に垂直な方向の量子ドットの密度分布を制御することによって、横基本モードのビーム形状を制御することも提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−326421号公報 特開2003−309322号公報 特開平11−307860号公報
しかし、上記のいずれの提案においても、横基本モードの実現は量子ドットを含む活性層をストライプ状にパターニングすることによって行っており、これらの提案では、活性層を直接エッチングにより切断するため、レーザの劣化が大きいという問題がある。
したがって、本発明は、活性層を直接エッチングすることなく横モードを制御することを目的とする。
図1は本発明の原理的構成図であり、ここで図1を参照して、本発明における課題を解決するための手段を説明する。
なお、図における符号1,6は、それぞれ下部クラッド層及び上部クラッド層である。 図1参照
上記課題を解決するために、本発明は、活性層媒質に自己形成型量子ドット4を用いた半導体発光素子において、光導波路における光軸に垂直な断面内の自己形成型量子ドット4の密度が周辺部より中央部で大きいことを特徴とする。
このように、自己形成型量子ドット4の密度の粗密を利用し、共振器と垂直方向に中央部分に比較して両端部分の自己形成型量子ドット4の密度が小さくなる活性層構造を作製することにより、活性層を直接加工することなく、したがって、素子の信頼性を下げることなく横高次モードの発生を抑えることができる。
なお、半導体発光素子とは、主として半導体レーザ或いは半導体光増幅器を意味するが、発光ダイオード(LED)も含むものである。
上述の自己形成型量子ドット4の密度に粗密を形成するためには、光導波路における光軸に垂直な断面内で、中央部における下地半導体層2の格子定数を周辺部の下地半導体層3の格子定数より大きくすれば良い。
また、上述の下地半導体層2,3、下地半導体層2,3上に形成された自己形成型量子ドット4、及び、自己形成型量子ドット4及び下地半導体層2,3を覆うバリア層5からなる積層構造を、少なくとも2層以上積層させるように構成しても良く、それによって、大きな光出力を得ることができる。
この場合の自己形成型量子ドット4の密度の粗密としては、中央部における自己形成型量子ドット4の密度が、周辺部における自己形成型量子ドット4の密度よりも1.5倍以上、より好適には2倍以上になるようにすれば良く、それによって横高次モードの発生を効果的に抑制することができる。
また、自己形成型量子ドット4の密度分布以外に横モードを制御するストライプ構造7を設けることが望ましく、それによって、発振モードを確実に横基本モードとすることができる。
この場合の格子定数の大きな下地半導体層2としてはInGaAs、格子定数の小さな下地半導体層3としてはGaAs、自己形成型量子ドット4としてはInAsの組合せが最も典型的なものであり、それによって、光通信用光源に適した波長で発振する半導体発光素子を実現することができる。
本発明により、自己形成型量子ドットの密度の下地依存性を利用することにより、活性層を直接加工することなく横高次モードを抑制することができ、それによって、素子の信頼性を低下させることがない。
本発明は、自己形成型量子ドットの密度の下地依存性を利用し、共振器軸と垂直な断面において、中央部における下地半導体層の格子定数を周辺部における下地半導体層の格子定数より大きくすることによって、中央部分に比較して両端部分の自己形成型量子ドットの密度を小さくし、横高次モードを制御するものである。
ここで、図2乃至図7を参照して、本発明の実施例1の自己形成型量子ドットを用いた半導体発光素子を説明するが、各図は、光軸と垂直な断面図である。
図2参照
まず、n型GaAs基板11上にMOCVD法(有機金属気相成長法)を用いて、厚さが、例えば、500nmでドーピング濃度が1.0×1018cm-3のn型GaAsバッフア層12、厚さが、例えば、1.4μmでAl組成が0.4、ドーピング濃度が6.0×1017cm-3のn型AlGaAsクラッド層13、厚さが、例えば、150nmのノンドープGaAs層14、及び、厚さが、例えば、5nmでIn組成比が0.15のノンドープInGaAs層15を順次成長させる。
図3参照
次いで、ノンドープInGaAs層15上にレジストを塗布したのち、電子ビーム露光法若しくは干渉露光法を用いて例えば、幅3.0μm、長さ300μmのストライプ状溝17を有するレジストパターン16を形成し、次いで、スパッタ法を用いたSiO2 膜18を堆積させることによって、ストライプ状溝17内部に段切れしたSiO2 パターン19を形成する。
図4参照
次いで、レジストパターン16を剥離することによってレジストパターン16上に堆積したSiO2 膜18を除去することによりSiO2 パターン19のみを残存させ、このSiO2 パターン19をマスクとしてノンドープInGaAs層15を選択的に除去する。
図5参照
次いで、SiO2 パターン19をそのまま選択成長マスクとして用いてMOCVD法によりノンドープGaAs埋込層20を成長させることによって、ノンドープInGaAs層15の除去部を埋め込む。
図6参照
次いで、SiO2 パターン19を除去したのち、例えば、特開平9−326506号公報に記載された方法を用い、例えば、470℃の成長温度において、3分子層相当分のInAs形成用原料ガスを供給してInAs量子ドット21を自己形成する。
このInAs量子ドット21の密度は、下地半導体層、ここではノンドープInGaAs層15とノンドープGaAs埋込層20に大きく依存し、この場合のノンドープInGaAs層15上に成長するInAs量子ドット21の密度は〜8×1010/cm2 となり、ノンドープGaAs埋込層20上に成長するInAs量子ドット21の密度は〜3×1010/cm2 となり密度分布が形成される。
図7参照
次いで、再びMOCVD法を用いて、厚さが、例えば、100nmのノンドープGaAsバリア層22でInAs量子ドット21を埋め込んだのち、厚さが、例えば、1.4μmで、Al組成が0.4でドーピング濃度が1.0×1018cm-3のp型AlGaAsクラッド層23、厚さが、例えば、20nmで、Al組成が0.2、ドーピング濃度が2.0×1019cm-3のp型AlGaAs層24、及び、厚さが、例えば、400nmでドーピング濃度が2.0×1019cm-3のp型GaAsコンタクト層25を形成する。
次いで、図示を省略するものの、ストライプ状のSiO2 パターンをマスクとしてドライエッチング法を施すことによって、ノンドープInGaAs層15の形状と投影的に一致する高さ1.5μm、幅3μmのリッジメサ26を形成したのち、SiO2 パターンを除去し、次いで、p型GaAsコンタクト層25上にp側電極27を形成するとともに、n型GaAs基板11の裏面にn側電極28を設けることによって自己形成型量子ドットを用いた半導体発光素子の基本構成が完成する。
この本発明の実施例1においては、InAs量子ドット21に密度分布を形成しているので、周辺部に広がる横高次モードにおいてはInAs量子ドット21の密度が小さな周辺部において充分な利得が得られなくなるので横高次モードの発振が抑制され、リッジメサ26による横モード制御効果と相乗して横基本モードの発振となる。
このように、本発明の実施例1においては、自己形成型量子ドットの密度分布によって横モードを制御しているので、活性層を直接加工する必要がなく、したがって、素子特性が劣化することがない。
次に、図8及び図9を参照して、本発明の実施例2の半導体発光素子を説明する。
図8参照
まず、上記の実施例1と全く同様に、n型GaAs基板11上にMOCVD法を用いて、厚さが、例えば、500nmでドーピング濃度が1.0×1018cm-3のn型GaAsバッフア層12、厚さが、例えば、1.4μmでAl組成が0.4、ドーピング濃度が6.0×1017cm-3のn型AlGaAsクラッド層13、厚さが、例えば、150nmのノンドープGaAs層14、及び、厚さが、例えば、5nmでIn組成比が0.15のノンドープInGaAs層15を順次成長させる。
次いで、ノンドープInGaAs層15上にレジストを塗布したのち、電子ビーム露光法若しくは干渉露光法を用いて例えば、幅3.0μm、長さ300μmのストライプ状溝17を有するレジストパターン16を形成し、次いで、スパッタ法を用いたSiO2 膜18を堆積させることによって、ストライプ状溝17内部に段切れしたSiO2 パターン19を形成する。
次いで、レジストパターン16を剥離することによってレジストパターン16上に堆積したSiO2 膜18を除去することによりSiO2 パターン19のみを残存させ、このSiO2 パターン19をマスクとしてノンドープInGaAs層15を選択的に除去する。
次いで、SiO2 パターン19をそのまま選択成長マスクとして用いてMOCVD法によりノンドープGaAs埋込層20を成長させることによって、ノンドープInGaAs層15の除去部を埋め込む。
次いで、SiO2 パターン19を除去したのち、例えば、特開平9−326506号公報に記載された方法を用い、例えば、470℃の成長温度において、3分子層相当分のInAs形成用原料ガスを供給してInAs量子ドット21を自己形成する。
この場合も、ノンドープInGaAs層15上に成長するInAs量子ドット21の密度は〜8×1010/cm2 となり、ノンドープGaAs埋込層20上に成長するInAs量子ドット21の密度は〜3×1010/cm2 となり密度分布が形成される。
図9参照
次いで、再びMOCVD法を用いて続いて、厚さが、例えば、100nmのノンドープGaAsバリア層22、及び、厚さが、例えば、700nmでAl組成が0.4、ドーピング濃度が1.0×1018cm-3のp型AlGaAsクラッド層29を順次成長させる。
次いで、図示を省略するものの、ノンドープInGaAs層15の形状を覆うように幅が5.0μmのストライプ状のSiO2 パターンを形成し、このSiO2 パターンをマスクとしてドライエッチング法を施すことによって、高さ1.5μm、幅5μmのストライプ状メサ30を形成する。
次いで、SiO2 パターンを選択成長マスクとしてMOCVD法を用いることによって、ストライプ状メサ30の側部にAl組成比が0.5のp型AlGaAs埋込層31及びAl組成比が0.5のn型AlGaAsブロック層32を成長させる。
次いで、SiO2 パターンを除去したのち、再びMOCVD法を用いることによって、全面に、厚さが、例えば、700nmでAl組成が0.4のp型AlGaAs層33、及び、厚さが、例えば、400nmで、ドーピング濃度が2.0×1019cm-3のp型GaAsコンタクト層34を形成する。
最後に、p型GaAsコンタクト層34上にp側電極35を形成するとともに、n型GaAs基板11の裏面にn側電極28を設けることによって自己形成型量子ドットを用いた半導体発光素子の基本構成が完成する。
この実施例2においても、横高次モード発振を自己形成量子ドットの密度分布によって抑制しているので、素子特性を劣化させることがない。
次に、図10を参照して、本発明の実施例3の半導体発光素子を説明するが、基本的な製造工程は上記の実施例1と同様であるので、説明は簡略化する。
図10参照
図10は、本発明の実施例3の半導体発光素子の光軸に垂直な断面図であり、この場合には、InAs量子ドットを三段重に設けたものである。
この場合の量子ドット活性層を形成する場合には、上記の実施例1と全く同様に一段目のInAs量子ドット21を形成したのち、厚さが、例えば、20nmのノンドープGaAsバリア層36及び厚さが、例えば、10nmのノンドープInGaAs層37を形成し、このノンドープInGaAs層37をノンドープInGaAs層15と同様にパターニングするとともにその除去部をノンドープGaAs埋込層38で埋め込み、その上にInAs量子ドット39を形成する。
次いで、この工程を必要回数繰り返すことによって、この場合には、あと1回繰り返すことによって、三段重の量子ドット活性層を形成したものである。
この実施例3においては三段重の量子ドット活性層としているので、一段構造の量子ドット活性層に比べて光出力を大きくすることができる。
なお、上記の各実施例の説明においては、説明を簡単にするために単に半導体発光素子として説明してきたが、半導体レーザを形成する場合には、共振器面を劈開で形成したのち、必要に応じて劈開面に反射膜を設ければ良く、また、半導体光増幅器を形成する場合には、劈開面に反射防止膜を形成すれば良い。
以上、本発明の各実施例を説明してきたが、本発明は各実施例に記載した条件・構成に限られるものではなく、各種の変更が可能であり、例えば、各実施例に記載した幅、長さ、高さ、厚さ、組成比、ドーピング濃度等の数値は記載した数値に限られるものではない。
また、上記の実施例1及び実施例2においては、ストライプ構造としてリッジメサ構造及びPBH構造を採用しているが、これらの構造に限られるものではなく、従来より横モードの制御のために採用されている各種のストライプ構造を採用しても良いものである。
また、上記の各実施例の説明においては、最初からチップ状態での製造方法のように説明しているが、通常はウェハ状態で製造するものであり、したがって、下地半導体層を選択エッチングする際のマスクとして用いるSiO2 パターンの長さは300μmではなく、ウェハの大きさに応じた長さにして、多数の半導体発光素子を一括して製造することになる。
また、上記の各実施例においては、AlGaAs/GaAs系で説明しているが、InGaAsP/InP系にも適用されるものであり、この場合には、製造条件に応じて密度の大きな量子ドットの形成される半導体層を中央部に残存させるようにすれば良い。
また、上記の各実施例においては、自己形成型量子ドットの密度比を8/3(≒2.67)としているが、密度比は3/2(=1.5)以上であれば良く、より好適には2/1(=2)以上であれば良い。
また、上記の各実施例においては、結晶成長方法として,MOCVD法を用いているが、MOCVD法に限られるものではなく、実施例3におけるp型AlGaAs埋込層の成長工程以降以外はMBE(分子線エピタキシャル成長方法)を用いても良いものである。
ここで再び図1を参照して、本発明の詳細な特徴を改めて説明する。
再び、図1参照
(付記1) 活性層媒質に自己形成型量子ドット4を用いた半導体発光素子において、光導波路における光軸に垂直な断面内の自己形成型量子ドット4の密度が周辺部より中央部で大きいことを特徴とする自己形成型量子ドットを用いた半導体発光素子。
(付記2) 上記光導波路における光軸に垂直な断面内で、中央部における下地半導体層2の格子定数が周辺部の下地半導体層3の格子定数より大きく、且つ、前記格子定数の大きな下地半導体層2上部に形成された自己形成型量子ドット4の密度が、前記格子定数の小さな下地半導体層3上部に形成された自己形成型量子ドット4の密度よりも大きいことを特徴とする付記1記載の自己形成型量子ドットを用いた半導体発光素子。
(付記3) 上記下地半導体層2,3、前記下地半導体層2,3上に形成された自己形成型量子ドット4、及び、前記自己形成型量子ドット4及び下地半導体層2,3を覆うバリア層5からなる積層構造を、少なくとも2層以上積層させたことを特徴とする付記2記載の自己形成型量子ドットを用いた半導体発光素子。
(付記4) 上記中央部における自己形成型量子ドット4の密度が、上記周辺部における自己形成型量子ドット4の密度よりも1.5倍以上大きいことを特徴とする付記1乃至3のいずれか1に記載の自己形成型量子ドットを用いた半導体発光素子。
(付記5) 上記自己形成型量子ドット4の密度分布以外に横モードを制御するストライプ構造7を設けたことを特徴とする付記1乃至4のいずれか1に記載の自己形成型量子ドットを用いた半導体発光素子。
(付記6) 上記格子定数の大きな下地半導体層2がInGaAsからなり、上記格子定数の小さな下地半導体層3がGaAsからなり、且つ、上記自己形成型量子ドット4がInAsからなることを特徴とする付記2乃至5のいずれか1に記載の自己形成型量子ドットを用いた半導体発光素子。
本発明の活用例としては、光通信用の光源としての半導体レーザ或いは半導体光増幅器が挙げられるが、このような例に限られるものではなく、DVD用光源等の光情報処理光源用の半導体レーザ或いは発光ダイオードの横モード制御或いはビーム径制御に用いても良いものである。
本発明の原理的構成の説明図である。 本発明の実施例1の半導体発光素子の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1の半導体発光素子の図2以降の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1の半導体発光素子の図3以降の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1の半導体発光素子の図4以降の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1の半導体発光素子の図5以降の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1の半導体発光素子の図6以降の製造工程の説明図である。 本発明の実施例2の半導体発光素子の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例2の半導体発光素子の図8以降の製造工程の説明図である。 本発明の実施例3の半導体発光素子の構成説明図である。
符号の説明
1 下部クラッド層
2 下地半導体層
3 下地半導体層
4 自己形成型量子ドット
5 バリア層
6 上部クラッド層
7 ストライプ構造
11 n型GaAs基板
12 n型GaAsバッファ層
13 n型AlGaAsクラッド層
14 ノンドープGaAs層
15 ノンドープInGaAs層
16 レジストパターン
17 ストライプ状溝
18 SiO2
19 SiO2 パターン
20 ノンドープGaAs埋込層
21 InAs量子ドット
22 ノンドープGaAsバリア層
23 p型AlGaAsクラッド層
24 p型AlGaAs層
25 p型GaAsコンタクト層
26 リッジメサ
27 p側電極
28 n側電極
29 p型AlGaAsクラッド層
30 ストライプ状メサ
31 p型AlGaAs埋込層
32 n型AlGaAsブロック層
33 p型AlGaAs層
34 p型GaAsコンタクト層
35 p側電極
36 ノンドープGaAsバリア層
37 ノンドープInGaAs層
38 ノンドープGaAs埋込層
39 InAs量子ドット
40 ノンドープGaAsバリア層
41 ノンドープInGaAs層
42 ノンドープGaAs埋込層
43 InAs量子ドット

Claims (5)

  1. 活性層媒質に自己形成型量子ドットを用いた半導体発光素子において、光導波路における光軸に垂直な断面内の自己形成型量子ドットの密度が周辺部より中央部で大きいことを特徴とする自己形成型量子ドットを用いた半導体発光素子。
  2. 上記光導波路における光軸に垂直な断面内で、中央部における下地半導体層の格子定数が周辺部の下地半導体層の格子定数より大きく、且つ、前記格子定数の大きな下地半導体層上部に形成された自己形成型量子ドットの密度が、前記格子定数の小さな下地半導体層上部に形成された自己形成型量子ドットの密度よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の自己形成型量子ドットを用いた半導体発光素子。
  3. 上記下地半導体層、前記下地半導体層上に形成された自己形成型量子ドット、及び、前記自己形成型量子ドット及び下地半導体層を覆うバリア層からなる積層構造を、少なくとも2層以上積層させたことを特徴とする請求項2記載の自己形成型量子ドットを用いた半導体発光素子。
  4. 上記中央部における自己形成型量子ドットの密度が、上記周辺部における自己形成型量子ドットの密度よりも1.5倍以上大きいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自己形成型量子ドットを用いた半導体発光素子。
  5. 上記自己形成型量子ドットの密度分布以外に横モードを制御するストライプ構造を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の自己形成型量子ドットを用いた半導体発光素子。
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