JP2005268140A - 電気自動車用組電池、電池モジュール及び電気自動車 - Google Patents

電気自動車用組電池、電池モジュール及び電気自動車 Download PDF

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Abstract

【課題】各単電池の公称容量分の充放電が可能で1充電当たりの走行距離が大きな組電池を提供する。
【解決手段】組電池は4個のリチウムイオン電池が直列に接続されている。リチウムイオン電池の公称容量をL、正極板の放出可能な製造仕様上のリチウムイオン量をL1、負極板の収容可能な製造仕様上のリチウムイオン量をL2、4個のうち1個のリチウムイオン電池の充電状態をSOCiとしたときに、4個のリチウムイオン電池がいずれも、C=100・(L2−L1)/L、|(ΣSOCi)/4−SOCi|<Cを満たす条件で組電池が構成されている。各リチウムイオン電池間の電圧のバラツキが低減する。
【選択図】なし

Description

本発明は電気自動車用組電池、電池モジュール及び電気自動車に係り、特に、リチウムイオンを収容・放出可能な正極及び負極を有するリチウムイオン電池がn個直列に接続された電気自動車用組電池、該組電池がm個直列に接続された電気自動車用電池モジュール、並びに、該組電池又は電池モジュールを動力源とする電気自動車に関する。
自動車産業界においては、環境問題に対応すべく、動力源を完全に電池のみにした排出ガスのない電気自動車や、内燃機関エンジンと電池との両方を動力源とするハイブリッド(電気)自動車の開発が加速され、実用化の段階に到っている。
電気自動車の動力源となる電池には、高出力、高エネルギー特性が要求され、これに応えるために大型のリチウム二次電池を電気自動車用の動力源として用いる試みがなされている。一般に、リチウム二次電池では、正極活物質にリチウム遷移金属複酸化物が、負極活物質にリチウムイオンを収容・放出可能な炭素材がそれぞれ用いられている。正負極は、正負極活物質が必要に応じて導電材やバインダと共にそれぞれ金属箔に塗着された薄型の形態とされており、正負極を電気的に隔離するために、ポリオレフィン系材質のフィルム状セパレータが用いられている。また、リチウム二次電池の高出力化のために、正負極がセパレータを介して円筒状に捲回又は複数層に積層された電極群構造とされ、電極反応面積の向上が図られている。
このように、リチウム二次電池を大型化することで高出力、高エネルギー特性の向上が可能ではあるが、大型化にも種々の観点から限界があるため、リチウム二次電池を複数個直列、又は、直列及び並列に接続した組電池とされる。また、電気自動車への搭載時には、電気的接続の簡便化を図るために、一般に、リチウム二次電池を複数個接続した組電池をさらに複数個接続した電池モジュールが用いられている。
一方、リチウム二次電池には長期に亘り電池性能を維持可能な高信頼性も要求される。リチウム二次電池の安全性を高めるために、負極の収容可能なリチウム量を、正極と非水電解液とが放出可能なリチウム量の総和より大きくしたリチウム二次電池が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2734822号公報
しかしながら、リチウム二次電池(単電池)が複数個直列に接続された組電池や組電池が更に複数個直列に接続された電池モジュールでは、充放電時に各単電池や各組電池の充電状態に差があると、単電池間乃至組電池間の電圧のバラツキが大きくなる。このため、充電時に1つでも単電池や組電池が充電終止電圧に到達すると他の単電池、組電池が充電不十分のまま組電池、電池モジュールとしては充電終了となり、逆に、放電時に1つでも単電池、組電池が放電終止電圧に到達すると組電池、電池モジュールとしては放電終了となる。このような組電池や電池モジュールを動力源とする電気自動車では、各単電池乃至各組電池が十分に充放電されることなく組電池や電池モジュールが充放電の終止電圧に早期到達するため、駆動力や走行距離を確保することが難しくなる。
本発明は上記事案に鑑み、各単電池の公称容量分の充放電が可能で1充電当たりの走行距離が大きな組電池、電池モジュール及び該組電池、電池モジュールを動力源とする電気自動車を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、リチウムイオンを収容・放出可能な正極及び負極を有するリチウムイオン電池がn個直列に接続された電気自動車用組電池において、前記リチウムイオン電池の公称容量をL(Ah)、前記正極の放出可能な製造仕様上のリチウムイオン量をL1(Ah)、前記負極の収容可能な製造仕様上のリチウムイオン量をL2(Ah)、前記組電池を構成する任意の1のリチウムイオン電池の充電状態をSOCi(%)としたときに、前記組電池を構成する各リチウムイオン電池が下記式(1)を満たすことを特徴とする。
第1の態様の組電池は、リチウムイオン電池(以下、単電池という。)がn個直列に接続されており、各単電池の平均の充電状態と各単電池の充電状態SOCiとの差の絶対値で表される充電状態の偏差が、単電池の公称容量Lに対する正極のリチウムイオン量L1と負極のリチウムイオン量L2との差の百分率で表されるC未満に設定されている。本態様によれば、各単電池の充電状態の偏差がC未満に設定されているので、単電池間の電圧のバラツキが低減し充放電時に各単電池がほぼ同時期に上限電圧乃至終止電圧に到達するため、各単電池の公称容量分の充放電が可能となり、組電池として電気自動車に搭載したときに1充電当たりの走行距離を大きくすることができる。
本発明の第2の態様は、リチウムイオンを収容・放出可能な正極及び負極を有するリチウムイオン電池がn個直列に接続された組電池をm個直列に接続した電気自動車用電池モジュールにおいて、前記リチウムイオン電池の公称容量をL(Ah)、前記正極の放出可能な製造仕様上のリチウムイオン量をL1(Ah)、前記負極の収容可能な製造仕様上のリチウムイオン量をL2(Ah)、前記電池モジュールを構成する任意の1の組電池の充電状態をSOCj(%)としたときに、前記電池モジュールを構成する各組電池が下記式(2)を満たすことを特徴とする。
第2の態様の電池モジュールは、リチウムイオン電池(以下、単電池という。)がn個直列に接続された組電池がm個直列に接続されており、各組電池の平均の充電状態と各組電池の充電状態SOCjとの差の絶対値で表される充電状態の偏差が、単電池の公称容量Lに対する正極のリチウムイオン量L1と負極のリチウムイオン量L2との差の百分率で表されるC未満に設定されている。本態様によれば、各組電池の充電状態の偏差がC未満に設定されているので、組電池間の電圧のバラツキが低減し充放電時に各組電池がほぼ同時期に上限電圧乃至終止電圧に到達するため、各組電池を構成する各単電池の公称容量分の充放電が可能となり、電池モジュールとして電気自動車に搭載したときに1充電当たりの走行距離を大きくすることができる。
第1、第2の態様において、Cの値を10未満とすれば、各単電池に占める負極の容積が適正化されるため、エネルギー密度の低下を抑制することができる。
上記課題を解決するために、本発明の第3の態様は、リチウムイオンを収容・放出可能な正極及び負極を有するリチウムイオン電池がn個直列に接続された組電池を動力源とする電気自動車において、前記リチウムイオン電池の公称容量をL(Ah)、前記正極の放出可能な製造仕様上のリチウムイオン量をL1(Ah)、前記負極の収容可能な製造仕様上のリチウムイオン量をL2(Ah)、前記組電池を構成する任意の1のリチウムイオン電池の充電状態をSOCi(%)としたときに、前記組電池を構成する各リチウムイオン電池が下記式(1)を満たすことを特徴とする。
本発明の第4の態様は、リチウムイオンを収容・放出可能な正極及び負極を有するリチウムイオン電池がn個直列に接続された組電池をm個直列に接続した電池モジュールを動力源とする電気自動車において、前記リチウムイオン電池の公称容量をL(Ah)、前記正極の放出可能な製造仕様上のリチウムイオン量をL1(Ah)、前記負極の収容可能な製造仕様上のリチウムイオン量をL2(Ah)、前記電池モジュールを構成する任意の1の組電池の充電状態をSOCj(%)としたときに、前記電池モジュールを構成する各組電池が下記式(2)を満たすことを特徴とする。
本発明によれば、組電池乃至電池モジュールを構成する各単電池、各組電池の充電状態の偏差がC未満に設定されているので、単電池間、組電池間の電圧のバラツキが低減し充放電時に各単電池、各組電池がほぼ同時期に上限電圧乃至終止電圧に到達するため、各単電池の公称容量分の充放電が可能となり、組電池、電池モジュールとして電気自動車に搭載したときに1充電当たりの走行距離を大きくすることができる、という効果を得ることができる。
以下、図面を参照して、本発明をゴルフカートに適用した実施の形態について説明する。
(構成)
図1に示すように、本実施形態のゴルフカート40は、基体となるシャーシ41を備えている。シャーシ41の略中央部には、後述する組電池30(図2参照)を8個直列に接続した電池モジュールを収容した電池箱46がシャーシ41に固定されている。電池箱46の上には電池箱46の蓋となる樹脂製のクッション45が配置されており、電池箱46とクッション45とで前部座席が構成されている。
シャーシ41の前方(図1の左方向)には、電池モジュールを動力源とするモータやモータ軸の回転駆動力を車輪へ伝達する動力伝達機構がシャーシ41に固定されている。動力伝達機構を介して伝達される回転駆動力でタイヤが回転される。前部座席に着席したドライバの足元の位置には、ゴルフカート40の前進速度を調節するための矩形板状の加速用ペダル47が配置されている。加速用ペダル47には踏み込み量に連動する可変抵抗器が接続されており、ゴルフカート40はドライバが加速用ペダル47を踏み込むことで踏み込み量に応じて前進可能である。
電池箱46に収容された電池モジュールは、電気絶縁性を有する樹脂製で箱状に成形された外装ケース及び外装ケースの外側面に配置され電池モジュール全体を制御する制御ユニットを有している。外装ケース内には組電池30が横4列縦2列に配設されており、外装ケースには正負極外部出力端子が固定されている。制御ユニットには、プリント配線された基板及び各組電池30を構成する後述する円筒型リチウムイオン電池(以下、単電池という。)20(図3参照)の電圧を監視するための電圧監視部が配置されている。この基板には、各組電池30に配設された電圧検出用の電圧検出コネクタと接続するための接続コネクタが接続されている。各組電池30の電圧検出コネクタから送られてくる全電圧が、接続コネクタ、基板上のプリント配線及びこのプリント配線からのリード線により電圧監視部に集結されている。各組電池30は外装ケース内で電気的に直列に接続されており、正負極外部出力端子はゴルフカート40のモータに接続されている。
図2に示すように、組電池30は、電気絶縁性を有する樹脂製の電池ケース32及び電池ケース32の両端の蓋となる樹脂製のホルダケース33、34を有している。電池ケース32は、断面略矩形状で隅部が単電池20の外周面に沿う曲面状に成形されており、隣り合う単電池の間に対応する位置には単電池20の長手方向に沿う窪みが形成されている。電池ケース32内には、4個(4本)の単電池20が、縦横各2列で対角線上の単電池20同士が同一極性となるように配設されている。組電池30はホルダケース33、34で4個の単電池20を挟み込むように構成されており、これら4個の単電池20は組電池30内で電気的に直列に接続されている。
ホルダケース33の表面の略中央部には、各単電池20の端子間の検出電圧を集結するためのフレキシブル基板の配線シート35が固定されている。配線シート35の一端部には電圧検出コネクタ36が接続されている。また、ホルダケース33には、単電池20間を直列に接続するためのセル間接続金属ブスバ及び出力端子となる組電池出力ブスバ37がインサート成形によってケース内に埋設固定されている。ホルダケース33には、各単電池20が挿入される中心部の位置に、セル間接続金属ブスバの端部が露出している。ホルダケース33には、単電池20が挿入される位置に組電池出力ブスバ37の一端部が露出している。組電池出力ブスバ37の他端部はホルダケース33の側面から単電池20の長手方向と同一方向に2本平行に露出しており、これら組電池出力ブスバ37の他端部中央にはボルト、ナット締結を可能とするための丸穴が形成されている。また、ホルダケース33には、単電池20が挿入される中心部の位置にのみ、単電池20の端子間電圧を検出するための電圧検出ブスバが埋設されており、セル間接続金属ブスバと同様に、電圧検出ブスバから導出された電圧検出用金属片がホルダケース33の表面に露出している。各電圧検出用金属片は配線シート35にスポット溶接で固定されている。
従って、電池モジュールには32個の単電池20が直列接続されており、各単電池20の電圧は配線シート35、電圧検出コネクタ36を介して接続された電圧監視部で監視されている。
図3に示すように、組電池30を構成するリチウムイオン電池20は、外径67mm、内径66mmの円筒状でステンレス製の電池容器5を有している。電池容器5内には、正極板及び負極板が厚さ40μmのポリエチレン製セパレータを介して円筒状で樹脂製の軸心11の周囲に捲回された捲回群6が挿入されている。捲回群6の外径は61±0.5mmに設定されている。軸心11の両端部には、正極外部端子1、負極外部端子1’がそれぞれ固定されている。捲回群6の互いに反対側の両端面には正極板及び負極板のリード片9がそれぞれ配設されている。リード片9は正極外部端子1、負極外部端子1’の周囲から一体に張り出している鍔部7周面付近に集合結束されており、リード片9と鍔部7周面とが超音波溶接で固定されている。鍔部7周面全周及び捲回群6外周面全周は、ポリイミド製基材の片面にヘキサメタアクリレートの粘着剤を塗布した電気絶縁性の粘着テープで被覆されている。
正極外部端子1、負極外部端子1’には、円盤状の電池蓋4がそれぞれ嵌め込まれており、外側端部に金属製ナットがそれぞれ螺着されている。電池蓋4は、正極外部端子1、負極外部端子1’の鍔部7と金属製ナットとの間で締め付けにより固定されている。電池蓋4は電池容器5の両端に嵌合されており、接触部がレーザで溶接されている。電池蓋4には、電池の内圧上昇に応じて開裂するガス排出弁が配置されており、開裂圧が13〜18kg/cmに設定されている。電池容器5内には、非水電解液(480g)が注液口15から注液されている。非水電解液には、エチレンカーボネートとジメチルカーボネートとジエチルカーボネートとの体積比1:1:1の混合溶媒中へ6フッ化リン酸リチウム(LiPF)を1モル/リットル溶解したものが用いられている。
正極板は、厚さ20μmのアルミニウム箔(正極集電体)の両面に正極合剤が塗着(塗着量:280g/m)されている。正極合剤には、充放電によりリチウムイオンを収容・放出可能な正極活物質のリチウム遷移金属複酸化物のマンガン酸リチウム(LiMn)粉末と、導電剤の鱗片状黒鉛(平均粒径:5μm)と、結着剤のポリフッ化ビニリデンとが質量比85:10:5で配合されている。正極板長寸方向の一方の側縁で幅50mmの正極合剤の未塗布部は、櫛状に切り欠かれており、リード片9が形成されている。リード片9の幅は10mmに設定されており、隣り合うリード片9の間隔は20mmに設定されている。正極合剤の塗着部は、正極板の放出可能なリチウムイオン量が後述する所定量(L1)となるように、幅300mm、長さ6000mm、厚さ(アルミニウム箔含み)230μmに設定されている。
一方、負極板は、厚さ10μmの圧延銅箔(負極集電体)の両面に負極合剤が塗着(塗着量:66g/m)されている。負極合剤には、充放電によりリチウムイオンを収容・放出可能な負極活物質の非晶質炭素90重量部と、結着剤のポリフッ化ビニリデン10重量部とが配合されている。負極板長寸方向の一方の側縁で幅50mmの負極合剤の未塗布部は正極板と同様に櫛状に切り欠かれており、リード片9が形成されている。負極合剤の塗着部は、負極板の収容可能なリチウムイオン量が後述する所定量(L2)となるように、幅306mm、長さ6200mm、厚さ(銅箔含み)140μmに設定されている。
上述したように、8個の組電池30が直列接続された電池モジュールは、以下に示す条件に設定されている。
各組電池30では、4個の単電池20が直列接続されており、単電池20の公称容量L(Ah)、正極板の放出可能なリチウムイオン量L1(Ah)、負極板の収容可能なリチウムイオン量L2(Ah)、直列接続された4個のうち任意の1個の単電池20の充電状態SOCiについて、下記式(1)を満たす条件で設定されている。すなわち、組電池30は、各単電池20の充電状態SOCiの偏差がCの値未満となるように設定されている。
式(1)の公称容量Lには、電池の外寸法、質量、公称電圧等が規定された電池仕様上の数値が用いられる。単電池20の公称容量Lは、本実施形態では90Ahに設定されている。リチウムイオン量L1、L2には、正極板及び負極板の寸法、合剤塗着量等が規定された製造仕様上の数値が用いられる。単電池20では、充電時に放出されるリチウムイオンは、正極板のみならず非水電解液中のリチウム塩からも放出されるため、充電時に負極に収容しきれないリチウムイオンが析出しセパレータを貫通して微小短絡を招くことがある。これを回避するため、負極板のリチウムイオン量L2が正極板のリチウムイオン量L1より大きく設定されており、式(1)で表されるCの値は正の値となる。換言すれば、Cの値は、充電時に負極板が正極板のリチウムイオン量L1を越えて収容可能なリチウムイオンの許容割合(百分率)を表している。リチウムイオン量L1、L2は、正負極の活物質の配合量、合剤のかさ密度、厚さ、面積等で変更することができる。
電池モジュールでは、直列接続された8個の組電池30のうち任意の1個の組電池30の充電状態SOCjについて、下記式(2)を満たす条件で設定されている。すなわち、電池モジュールは、各組電池の充電状態SOCjの偏差がCの値未満となるように設定されている。
(作用等)
次に、本実施形態のゴルフカート40の作用等について説明する。
単電池が複数個直列に接続された組電池や組電池が更に複数個直列に接続された電池モジュールでは、充放電時に各単電池や各組電池の充電状態に差があると、単電池間乃至組電池間の電圧のバラツキが大きくなる。このため、充電時に1つでも単電池や組電池が充電終止電圧に到達すると他の単電池、組電池が充電不十分のまま組電池、電池モジュールとしては充電終了となる。全ての単電池や組電池が満充電となるまで充電すると、高い充電状態の単電池や組電池が満充電を越えるため、負極板に収容しきれないリチウムイオンが析出して出力や容量を低下させる。これを避けるために、負極板の収容可能なリチウムイオン量を大きくしすぎると、単電池に占める負極板の容積が大きくなるため、エネルギ密度の低下を招く。一方、放電時に1つでも単電池、組電池が放電終止電圧に到達すると他の単電池、組電池が放電未完了のまま組電池、電池モジュールとしては放電終了となる。全ての単電池や組電池の放電完了まで放電すると、低い充電状態の単電池や組電池が過放電状態となるため、活物質の劣化を招く。このような組電池や電池モジュールを動力源とするゴルフカートでは、各単電池乃至各組電池が十分に充放電されることなく組電池や電池モジュールが充放電の終止電圧に早期到達するため、1充電当たりの走行距離が低下する。
本実施形態のゴルフカート40では、各組電池30が式(1)の条件を満たし、電池モジュールが式(2)の条件を満たす電池モジュールが動力源として搭載されている。このため、単電池20間、組電池30間の電圧のバラツキが低減し充放電時に各単電池20、各組電池30がほぼ同時期に上限電圧乃至終止電圧に到達する。これにより、各単電池20の公称容量分の充放電が可能となり、組電池30、電池モジュールの1充電当たりの使用可能時間を向上させることができる。従って、電池モジュールを動力源とするゴルフカート40では、1充電当たりの走行距離を大きくすることができる。
また、各単電池20、各組電池30の充電状態の偏差は、いずれも単電池20の公称容量Lに対する正極板のリチウムイオン量L1と負極板のリチウムイオン量L2との差の百分率で表されるCの値未満に設定されている。このため、単電池20が満充電に到達後、更に、充電状態の差に相当する分の充電が行われても、負極でリチウムイオンが析出することなく負極に収容されるので、微小短絡を防止して出力や容量の低下を抑制することできる。更に、Cの値を10未満に設定することで、単電池20に占める負極の容積が過剰に大きくならないため、エネルギ密度の適正化を図ることができる。
なお、本実施形態では、4個のリチウムイオン電池20を直列接続した組電池30、8個の組電池30を直列接続した電池モジュールを例示したが、本発明は直列接続する電池数に制限されるものではない。また、組電池30におけるリチウムイオン電池20の配置、電池モジュールにおける組電池30の配置についても特に制限されるものではない。更に、組電池30を複数個並列に接続した組電池を更に複数個直列に接続して電池モジュールとしてもよい。このときには、直列接続した組電池について、充電状態の偏差をCの値未満に設定すればよい。これにより、並列に接続した分で電池モジュール全体の容量を向上させることができる。
また、本実施形態では、公称容量90Ahの大形のリチウムイオン電池20を例示したが、本発明は電池の大きさ、電池容量に制限されるものではなく、5Ah以上の電池であればよい。特に、電気自動車用電源の電池では、比較的高容量、高出力な特性が要求されるため、本発明の適用は好ましい。更に、本実施形態では、正負極を捲回した捲回群6の両端を正負極外部端子1、1’が押し合う円筒型のリチウムイオン電池20を例示したが、本発明は電池の構造、形状についても制限されるものではない。本実施形態以外の電池の構造としては、例えば、有底筒状容器(缶)に電池上蓋をかしめることで封口されている構造の円筒形電池を挙げることができ、電池の形状としては、例えば、角形状を挙げることができる。また、正負極が捲回された捲回型の電極群でなくとも、例えば、正負極が積層された積層型の電極群としてもよい。更に、金属製の電池容器5に代えて、多層(ラミネート)フィルムを電極群の外装体として用いたフィルム外装型電池としてもよい。
更に、本実施形態では、正極活物質にリチウム遷移金属複酸化物のマンガン酸リチウムを用い、負極活物質に非晶質炭素を用いる例を示したが、本発明はこれらに限定されるものではない。正極活物質としては、マンガン酸リチウム以外にコバルト酸リチウムやニッケル酸リチウムを用いることができ、マンガン、コバルト、ニッケルの複合酸化物やこれらの複合酸化物に他元素をドープ、置換して用いても本発明の効果を妨げるものではない。また、正極活物質の結晶構造についても限定はなく、スピネル型結晶構造、層状型結晶構造等でもよい。更に、負極活物質としては、例えば、天然黒鉛や、人造の各種黒鉛材、コークスなどの炭素質材料等でよく、その粒子形状においても、鱗片状、球状、繊維状、塊状等、特に制限されるものではない。
また更に、非水電解液、結着剤、導電剤についても、通常リチウムイオン電池に用いられるいずれのものも使用可能である。本実施形態以外で用いることのできる結着剤としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ブチルゴム、ニトリルゴム、スチレン/ブタジエンゴム、多硫化ゴム、ニトロセルロース、シアノエチルセルロース、各種ラテックス、アクリロニトリル、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、フッ化プロピレン、フッ化クロロプレン、ビニルアルコール等の重合体及びこれらの混合体等を挙げることができる。また、非水電解液としては、一般的なリチウム塩を電解質とし、これを有機溶媒に溶解して用いることができる。電解質としては、例えば、LiClO、LiAsF、LiBF、LiB(C、CHSOLi、CFSOLi等やこれらの混合物を用いてもよい。有機溶媒としては、例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、エチルメチルカーボネート、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、ジエチルエーテル、スルホラン、メチルスルホラン、アセトニトリル、プロピオニトリル等や、これら2種類以上の混合溶媒を用いてもよい。混合配合比についても制限されるものではない。
更にまた、本実施形態では、捲回群6の絶縁被覆に、ポリイミド製基材の片面にヘキサメタアクリレートの粘着剤が塗布された粘着テープを用いる例を示したが、例えば、基材がポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィンで、その片面又は両面にヘキサメタアクリレートやブチルアクリレート等のアクリル系粘着剤を塗布した粘着テープや、粘着剤を塗布しないポリオレフィンやポリイミドからなるテープ等を好適に使用することができる。
次に、本実施形態に従い単電池20及び組電池30の充電状態を調整した電池モジュールを動力源とするゴルフカート40の実施例について説明する。なお、比較のために作製した電池モジュールを動力源とする比較例のゴルフカートについても併記する。
(実施例1−1)
下表1に示すように、実施例1−1では、上述した式(1)のCの値が6%の単電池20を使用した。8個の組電池30のそれぞれにおいて、4個の単電池20の充電状態(SOC)の偏差のうち最大偏差を1%に設定して作製した電池モジュールをゴルフカート40に搭載した。充電状態の最大偏差を1%に設定したため、いずれの単電池20についても充電状態の偏差は1%以下となる。
(実施例1−2〜実施例1−3)
表1に示すように、実施例1−2〜実施例1−3では、SOCの最大偏差を変える以外は実施例1−1と同様にした。実施例1−2では最大偏差を3%、実施例1−3では最大偏差を5%に設定した。
(実施例2−1)
表1に示すように、実施例2−1では、Cの値が9%の単電池20を使用し、SOCの最大偏差を1%に設定した。
(実施例2−2〜実施例2−3)
表1に示すように、実施例2−2〜実施例2−3では、SOCの最大偏差を変える以外は実施例2−1と同様にした。実施例2−2では最大偏差を4%、実施例2−3では最大偏差を8%に設定した。
(実施例3−1)
表1に示すように、実施例3−1では、Cの値が12%の単電池20を使用し、SOCの最大偏差を1%に設定した。
(実施例3−2〜実施例3−4)
表1に示すように、実施例3−2〜実施例3−4では、SOCの最大偏差を変える以外は実施例3−1と同様にした。実施例3−2では最大偏差を6%、実施例3−3では最大偏差を9%、実施例3−4では最大偏差を11%に設定した。
(比較例1−1)
表1に示すように、比較例1−1では、SOCの最大偏差を8%とする以外は実施例1−1と同様にした。SOCの偏差がCの値(6%)以上の単電池20が含まれる電池モジュールとなる。
(比較例2−1)
表1に示すように、比較例2−1では、SOCの最大偏差を12%とする以外は実施例2−1と同様にした。SOCの偏差がCの値(9%)以上の単電池20が含まれる電池モジュールとなる。
(比較例3−1)
表1に示すように、比較例3−1では、SOCの最大偏差を15%とする以外は実施例3−1と同様にした。SOCの偏差がCの値(12%)以上の単電池20が含まれる電池モジュールとなる。
(実施例4−1)
下表2に示すように、実施例4−1では、上述した式(2)のCの値が6%の組電池30を使用した。8個の組電池30のSOCの偏差のうち最大偏差を1%に設定して作製した電池モジュールをゴルフカート40に搭載した。SOCの最大偏差を1%に設定したため、いずれの組電池30についてもSOCの偏差は1%以下となる。
(実施例4−2〜実施例4−3)
表2に示すように、実施例4−2〜実施例4−3では、SOCの最大偏差を変える以外は実施例4−1と同様にした。実施例4−2では最大偏差を3%、実施例4−3では最大偏差を5%に設定した。
(実施例5−1)
表2に示すように、実施例5−1では、Cの値が9%の組電池30を使用し、SOCの最大偏差を1%に設定した。
(実施例5−2〜実施例5−3)
表2に示すように、実施例5−2〜実施例5−3では、SOCの最大偏差を変える以外は実施例5−1と同様にした。実施例5−2では最大偏差を4%、実施例5−3では最大偏差を8%に設定した。
(実施例6−1)
表2に示すように、実施例6−1では、Cの値が12%の組電池30を使用し、SOCの最大偏差を1%に設定した。
(実施例6−2〜実施例6−4)
表2に示すように、実施例6−2〜実施例6−4では、SOCの最大偏差を変える以外は実施例6−1と同様にした。実施例6−2では最大偏差を6%、実施例6−3では最大偏差を9%、実施例6−4では最大偏差を11%に設定した。
(比較例4−1)
表2に示すように、比較例4−1では、SOCの最大偏差を8%とする以外は実施例4−1と同様にした。SOCの偏差がCの値(6%)以上の組電池30が含まれる電池モジュールとなる。
(比較例5−1)
表2に示すように、比較例5−1では、SOCの最大偏差を12%とする以外は実施例5−1と同様にした。SOCの偏差がCの値(9%)以上の組電池30が含まれる電池モジュールとなる。
(比較例6−1)
表2に示すように、比較例6−1では、SOCの最大偏差を15%とする以外は実施例6−1と同様にした。SOCの偏差がCの値(12%)以上の組電池30が含まれる電池モジュールとなる。
<走行試験>
各実施例及び比較例のゴルフカート40に搭載された電池モジュールを満充電(放電深度DOD=0%の状態)した後、定速走行を開始し、ゴルフカート40が定速を維持することができなくなるまでの連続走行距離を測定した。実施例1−1〜実施例3−4及び比較例1−1〜比較例3−1では、単電池20のCの値が6%で単電池20のSOCの最大偏差が5%の電池モジュールを搭載したゴルフカート40(実施例1−3)の連続走行距離を100として、各実施例及び比較例のゴルフカート40の連続走行距離を比較した。また、実施例4−1〜実施例6−4及び比較例4−1〜比較例6−1では、組電池30のCの値が6%で組電池30のSOCの最大偏差が5%の電池モジュールを搭載したゴルフカート40(実施例4−3)の連続走行距離を100として、各実施例及び比較例のゴルフカート40の連続走行距離を比較した。連続走行距離の試験結果を下表3、下表4に示す。
表3に示すように、組電池30を構成する各単電池20にSOCの偏差がCの値以上の単電池20を含む電池モジュールを搭載した比較例1−1、比較例2−1、比較例3−1のゴルフカートでは1充電当たりの連続走行距離が著しく減少した。これに対して、SOCの最大偏差がCの値より小さい実施例1−1〜実施例1−3、実施例2−1〜実施例2−3、実施例3−1〜実施例3−4のゴルフカート40では、1充電当たりの連続走行距離を十分得ることができた。これは、SOCの偏差がCの値以上の単電池20が含まれると、単電池20の電圧のバラツキが大きくなり、電池モジュールが充放電の終了電圧に早期到達することとなるため、全ての単電池20が十分に充放電されなかったことが原因と考えられる。このことから、各単電池20のSOCの偏差をいずれもCの値未満に設定することがゴルフカート40の連続走行距離を大きくするために重要であることが判った。
表4に示すように、各組電池30にSOCの偏差がCの値以上の組電池30を含む電池モジュールを搭載した比較例4−1、比較例5−1、比較例6−1のゴルフカートでは連続走行距離が著しく減少した。これに対して、各組電池30のSOCの偏差のうち最大偏差がCの値より小さい実施例4−1〜実施例4−3、実施例5−1〜実施例5−3、実施例6−1〜実施例6−4のゴルフカート40では、1充電あたりの連続走行距離を十分得ることができた。これは、SOCの偏差がCの値以上の組電池30が含まれると、組電池30の電圧のバラツキが大きくなり、充放電の終了電圧に早期到達することとなるため、全ての組電池30が十分に充放電されなかったことが原因と考えられる。このことから、各組電池30のSOCの偏差をいずれもCの値未満に設定することがゴルフカート40の連続走行距離を大きくするために重要であることが判明した。
また、表3、表4に示すように、Cの値が10%以上の実施例3−1〜実施例3−4、実施例6−1〜実施例6−4のゴルフカート40では、10%未満の実施例1−1〜実施例1−3、実施例2−1〜実施例2−3、実施例4−1〜実施例4−3、実施例5−1〜実施例5−3のゴルフカート40と比較して、連続走行距離が若干低下している。このことから、Cの値が10%以上では単電池20に占める負極の容積が大きくなるため、エネルギ密度が低下するので、Cの値を10%未満とすることが好ましい。
本発明は、各単電池の公称容量分の充放電が可能で1充電当たりの走行距離が大きな組電池を提供するものであり、組電池の製造、販売に寄与し、産業上利用することができる。
本発明を適用した実施形態のゴルフカートを示す側面図である。 実施形態の組電池を示す斜視図である。 実施形態の円筒型リチウムイオン電池を示す断面図である。
符号の説明
1 正極外部端子
1’ 負極外部端子
6 捲回群
20 円筒型リチウムイオン電池(リチウムイオン電池)
30 組電池(電気自動車用組電池)
40 ゴルフカート(電気自動車)
46 電池箱

Claims (6)

  1. リチウムイオンを収容・放出可能な正極及び負極を有するリチウムイオン電池がn個直列に接続された電気自動車用組電池において、前記リチウムイオン電池の公称容量をL(Ah)、前記正極の放出可能な製造仕様上のリチウムイオン量をL1(Ah)、前記負極の収容可能な製造仕様上のリチウムイオン量をL2(Ah)、前記組電池を構成する任意の1のリチウムイオン電池の充電状態をSOCi(%)としたときに、前記組電池を構成する各リチウムイオン電池が下記式(1)を満たすことを特徴とする組電池。
  2. 前記式(1)で表されるCの値が10未満であることを特徴とする請求項1に記載の組電池。
  3. リチウムイオンを収容・放出可能な正極及び負極を有するリチウムイオン電池がn個直列に接続された組電池をm個直列に接続した電気自動車用電池モジュールにおいて、前記リチウムイオン電池の公称容量をL(Ah)、前記正極の放出可能な製造仕様上のリチウムイオン量をL1(Ah)、前記負極の収容可能な製造仕様上のリチウムイオン量をL2(Ah)、前記電池モジュールを構成する任意の1の組電池の充電状態をSOCj(%)としたときに、前記電池モジュールを構成する各組電池が下記式(2)を満たすことを特徴とする電池モジュール。
  4. 前記式(2)で表されるCの値が10未満であることを特徴とする請求項3に記載の電池モジュール。
  5. リチウムイオンを収容・放出可能な正極及び負極を有するリチウムイオン電池がn個直列に接続された組電池を動力源とする電気自動車において、前記リチウムイオン電池の公称容量をL(Ah)、前記正極の放出可能な製造仕様上のリチウムイオン量をL1(Ah)、前記負極の収容可能な製造仕様上のリチウムイオン量をL2(Ah)、前記組電池を構成する任意の1のリチウムイオン電池の充電状態をSOCi(%)としたときに、前記組電池を構成する各リチウムイオン電池が下記式(1)を満たすことを特徴とする電気自動車。
  6. リチウムイオンを収容・放出可能な正極及び負極を有するリチウムイオン電池がn個直列に接続された組電池をm個直列に接続した電池モジュールを動力源とする電気自動車において、前記リチウムイオン電池の公称容量をL(Ah)、前記正極の放出可能な製造仕様上のリチウムイオン量をL1(Ah)、前記負極の収容可能な製造仕様上のリチウムイオン量をL2(Ah)、前記電池モジュールを構成する任意の1の組電池の充電状態をSOCj(%)としたときに、前記電池モジュールを構成する各組電池が下記式(2)を満たすことを特徴とする電気自動車。
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