JP2005267882A - 天井取付け用照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】長期間使用しても天井面が変色することがなく、且つ本体のコストアップも生じない天井取付け用照明器具を提供する。
【解決手段】天井に取り付けた照明器具のパッキン7は、器具本体1と天井との間に位置し、両側から押圧されており、その上面に貼り付けられている柔軟部材7bが天井に当接している。この柔軟部材7bは、アクリル系の材質であり、ガスの遮断性に優れている。パッキン7を形成するウレタン材7aから放出されるガスは、柔軟部材7bによって遮断され、直接天井に当らない。したがって、照明器具を長期間使用しても、天井が変色することはない。
【選択図】図2
【解決手段】天井に取り付けた照明器具のパッキン7は、器具本体1と天井との間に位置し、両側から押圧されており、その上面に貼り付けられている柔軟部材7bが天井に当接している。この柔軟部材7bは、アクリル系の材質であり、ガスの遮断性に優れている。パッキン7を形成するウレタン材7aから放出されるガスは、柔軟部材7bによって遮断され、直接天井に当らない。したがって、照明器具を長期間使用しても、天井が変色することはない。
【選択図】図2
Description
この発明は、天井に取り付ける天井取付用照明器具に関する。
従来、部屋の天井に取り付けられている照明器具取付け用の配線器具、所謂引掛けシーリング、に取り付ける照明器具があった。この種の照明器具は、前記配線器具に専用のアダプタを取り付け、このアダプタに照明器具本体を取り付ける構造である。また、照明器具が前記配線器具に対して回転し、この回転による衝撃で前記配線器具を破損したり、さらには照明器具が外れて落下する等の弊害が生じるのを防止するために、照明器具本体の天井面に対向する側に緩衝材を取り付けることが一般に行われている(特許文献1等参照)。この緩衝材は、多くの場合、容易に入手でき、且つ安価であるウレタンを利用している。
しかしながら、ウレタン材を天井面に対向する側に取り付けた照明器具を長期間使用すると、天井面が変色するという問題があった。この問題の原因として、以下のことが考えられる。
ウレタン材は、ポリオール、イソシアネート、発泡材、アミン触媒等を含む組成である。ウレタン材は、照明器具に取り付けたランプの熱で加熱され、その結果ウレタン材から揮発したガスが直接天井面にあたり、天井面を変色、汚染する。
一方、この問題を解決するために、天井面を変色、汚染するようなガスを揮発することのない材質で緩衝材を生成すればよいのであるが、このような材質で緩衝材を生成することは、緩衝材が高価になり、照明器具のコストアップという問題がある。
この発明の目的は、長期間使用しても天井面が変色することがなく、且つ本体のコストアップも生じない天井取付け用照明器具を提供することにある。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を備えている。
(1)照明ランプが保持される照明器具本体が取り付け部材を介して天井に取り付けられ、前記照明器具本体の天井側の面に該天井面との間に介在する複数個のウレタン材が接着されている天井取付け用照明器具において、
前記ウレタン材の天井側面に、該ウレタン材より放出される汚染ガスを遮断する柔軟部材を貼り付けたことを特徴とする。
前記ウレタン材の天井側面に、該ウレタン材より放出される汚染ガスを遮断する柔軟部材を貼り付けたことを特徴とする。
この構成では、ウレタン材の天井側面に、該ウレタン材より放出される汚染ガスを遮断する柔軟部材を貼り付けたので、ウレタン材から放出される汚染ガスが直接天井に当らない。したがって、天井面が変色するのを防止出来る。ウレタン材より放出される汚染ガスの遮断に有効な柔軟部材の材質としては、アクリル系材質がある。また、ウレタン材を緩衝材として利用するのでコストアップという問題もない。
(2)前記柔軟部材は、その天井側面が凹凸状に加工されていることを特徴とする。
この構成では、柔軟部材の天井側面が凹凸上に加工したので、天井面との間で適当な摩擦を生じさせることができる。これにより照明器具を取りつけた後に、わずかな力で照明器具が回転するのを防ぐことができ、カバーを取り付けるとき等に照明器具が回転しないので作業安定性が図れる。
この発明によれば、ウレタン材の天井側面に、該ウレタン材より放出される汚染ガスを遮断する柔軟部材を貼り付けたので、天井面が変色することを防ぐことが出来る。
この発明の実施形態である照明器具について説明する。図1はこの発明の実施形態の照明器具を示す図である。この実施形態の照明器具は、器具本体1と器具本体1の取りつけに用いるアダプタ2と、光源であるランプ5を覆うカバー6と、を備えている。また、図中に示す3は天井に取り付けられている配線器具である。アダプタ2は配線器具3の下面に形成されたコンセントソケットにプラグを差し込んで取り付ける。器具本体1は、器具本体1の中央の開口部の側面に形成した溝にアダプタ2の側面に形成されたフック4を嵌挿して取り付ける。また、カバー6は器具本体1の所定の位置に設けた複数のカバー取付金具8を利用して本体に取り付ける。
器具本体1の上面には、図2に示すように複数のパッキン7が接着されており、パッキン7は図3に示すようにウレタン材7aの上面にシート状の柔軟部材7bを貼り付けた構成である。ウレタン材7aは、長期間にわたって引っ張り強度が低下せず、変形しにくい。柔軟部材7bはアクリル系の材質で形成されており、その表面はに多数の皺による細かい凹凸が形成されている。また、ウレタンは廉価である。
次に、この実施形態の照明器具の取り付け方について説明する。
まず、最初に天井に設けられている配線器具3にアダプタ2を図4に示すように取り付ける。具体的には、配線器具3に形成されているコンセントソケットにアダプタ2のコンセントプラグを差し込む。配線器具3に形成されているコンセントソケットは所謂ロック式のコンセントソケットであり、アダプタ2のコンセントプラグを挿入して回転することで、コンセントプラグが抜けないようにロックできる。
次に、配線器具3に取り付けたアダプタ2に器具本体1を取り付ける。アダプタ2にはその側面の対向する位置に2つのフック4が設けられている。このフック4は、側面から外部に突出した状態と内側に収納された突出していない状態との間で移動自在に取り付けられており、外部に突出した状態になるように付勢されている。器具本体1の開口部をアダプタ2の位置に合わせ、器具本体1を押し上げるとフック4が側面に押され内部に収納された突出していない状態になる。器具本体1をさらに押し上げフック4が器具本体1の溝の位置までくるとフック4が外部に突出し、溝に嵌挿する。これにより器具本体1がフック4に係止される。また、器具本体1をアダプタ2に取り付ける際、押し上げた器具本体1が勢いよく天井にあたるのをパッキン7が緩衝材となって防止する。器具本体1は、開口部の円周に溝が形成されており、アダプタ2に回転自在に取り付けられている。
一方、パッキン7は、その高さを器具本体から天井までの高さより高くしたので、パッキン7の天井側面に貼り付けてある柔軟部材7bが天井に密接している。そして、柔軟部材7bの天井側面には、多数の皺による細かい凹凸が形成されているので、器具本体1に力が与えられなければ柔軟部材7bと天井との当接面における摩擦で回転することはない。最後に器具本体1にカバー6を取り付ける。カバー6は器具本体1の所定の位置に設けた複数のカバー取付金具8を利用して器具本体1の下方から器具本体1にあわせて取り付ける。ここでカバー取付金具8とカバー6を係合させる。このとき天井側面が摩擦力を持っているので器具本体が回転したりせず、取付時の作業安定性を確保できる。
図5は、照明器具を天井に取り付けた状態を示す側面図である。
天井に取り付けた照明器具のパッキン7は、器具本体1と天井との間に位置し、両側から押圧されており、その上面に貼り付けられている柔軟部材7bが天井に当接している。この柔軟部材7bは、アクリル系の材質であり、後述するようにガスの遮断性に優れている。パッキン7を形成するウレタン材7aから放出されるガスは、柔軟部材7bによって遮断され、直接天井に当らない。したがって、照明器具を長期間使用しても、天井が変色することはない。
柔軟部材7bとして適切な部材を選定するは実験では、図6のような結果が得られた。この図中では、○が良い、△が普通、×が悪いという意味を示す。この結果では、アルミニウムはガス遮断性は良いが柔軟性と摩擦性能が良くない。また、紙ではガス遮断性と柔軟性は良いが、摩擦性能が良くない。ポリエチレンでは、ガス遮断性は良くないが柔軟性と摩擦性能は良い。アクリルはガス遮断性は普通だが柔軟性と摩擦性能が良い。これらの実験結果をふまえるとアクリル系が一番良いと考えられる。なお、これら以外の材質として塩化ビニルがあげられるが、ダイオキシンを発生させる問題があるため好ましくない。 なお、ウレタン材7aには、エステル系とエーテル系があり、エステル系はエーテル系に比べ耐熱性が優れているが、温度が70〜75℃の連続使用時で温度と湿度が両方加わった場合、エーテル系の方が劣化しにくい傾向にあるので、エーテル系ウレタン材の方が望ましい。
1−器具本体
2−アダプタ
3−配線器具
4−フック
5−ランプ
6−カバー
7−パッキン
7a−ウレタン材
7b−柔軟部材
2−アダプタ
3−配線器具
4−フック
5−ランプ
6−カバー
7−パッキン
7a−ウレタン材
7b−柔軟部材
Claims (3)
- 照明ランプが保持される照明器具本体が取り付け部材を介して天井に取り付けられ、前記照明器具本体の天井側の面に該天井面との間に介在する複数個のウレタン材が接着されている天井取付け用照明器具において、
前記ウレタン材の天井側面に、該ウレタン材より放出される汚染ガスを遮断する柔軟部材を貼り付けたことを特徴とする天井取付け用照明器具。 - 前記柔軟部材は、その天井側面が凹凸状に加工されている請求項1記載の天井取付け用照明器具。
- 前記柔軟部材は、アクリル系材質で構成されている請求講1または2に記載の天井取付用照明器具
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004074544A JP2005267882A (ja) | 2004-03-16 | 2004-03-16 | 天井取付け用照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004074544A JP2005267882A (ja) | 2004-03-16 | 2004-03-16 | 天井取付け用照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005267882A true JP2005267882A (ja) | 2005-09-29 |
Family
ID=35092225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004074544A Pending JP2005267882A (ja) | 2004-03-16 | 2004-03-16 | 天井取付け用照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005267882A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009087629A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Inoac Corp | 照明器具用パッキン |
JP2010080204A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 照明器具 |
JP2010251155A (ja) * | 2009-04-16 | 2010-11-04 | Achilles Corp | 軟質ポリウレタンフォームからなる照明器具用パッキング材 |
JP2015046324A (ja) * | 2013-08-28 | 2015-03-12 | パナソニック株式会社 | 照明器具 |
-
2004
- 2004-03-16 JP JP2004074544A patent/JP2005267882A/ja active Pending
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JP2010080204A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 照明器具 |
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