JP2005267496A - 仮想テープ装置の制御システムおよび制御プログラム - Google Patents

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Abstract


【課題】 業務処理において処理待ちを発生させない。
【解決手段】 仮想記憶領域およびテープライブラリを有する仮想テープ装置12に対して、テープライブラリ18中のデータを仮想記憶領域16に書き込む指示を与える制御システムの先読み処理部30は、少なくとも、テープ識別番号、使用予定日時、および、最も近い過去に使用された実績を示す使用実績日時を含む使用予定テープファイルのレコードを読み出すレコード読み出し、使用予定日時が、処理日時から所定の第1の範囲内であり、かつ、使用実績日時が、処理日時以前の所定の第2の範囲内であるときに、テープ識別番号にて特定されるデータを、テープライブラリから仮想記憶領域に書き込むことを指示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、仮想テープ装置に対して事前にデータを準備させる制御システムおよび制御プログラムに関する。
磁気テープ(以下、単に「テープ」と称する。)に対するアクセスを行っている従来のプログラムを変更することなく、仮想テープ装置を利用して、高速に処理を行う方法がある。
仮想テープ装置は、ホストコンピュータ(以下、単に「ホスト」とも称する。)からテープ装置に対するアクセス命令を出すと、その命令をエミュレートしてテープ運用を仮想記憶領域上で仮想的に行うものである(例えば、特許文献1参照)。この場合、ホストが読み込むデータが仮想記憶領域に書き込まれている場合には短いアクセス時間で処理できるが、仮想記憶領域に書き込まれていない場合には、テープライブラリからデータを読み込み仮想記憶領域に書き込むまでの時間がかかるという問題がある。
特開2000−20247号公報、第2−3頁、第1−2図
仮想テープ装置を使用する場合、仮想記憶領域にデータが無いと、テープライブラリからデータを読み仮想記憶領域に書き込む間、処理待ちが発生する。このように、仮想記憶領域にデータが有るか無いか、すなわち処理待ちが発生するか否かにより、業務処理の終了時間が遅れる状況は、後に続く業務へのしわ寄せや、締切時間に間に合わない不都合をもたらす可能性がある。特許文献1の技術においては、仮想テープボリュームをグループ化し、グループ化された仮想テープボリューム中のいずれか一つに対してホストコンピュータから読み込み要求があった場合に仮想テープ装置が、そのグループの残りの仮想テープボリュームを仮想記憶領域に先読み準備している。
この方法では、業務処理中に、仮想テープ装置の判断によりテープからデータを読み仮想記憶領域に書き込む処理をおこなうため、業務処理の処理待ちが発生し、終了時間が遅れる問題点を解消できない。業務処理中に仮想記憶領域に読み込む時間がかかり業務処理時間そのものが長くなる問題点がある。また、グループ化の情報を仮想テープ装置のデータベースに作成、維持する手数がかかる。
本発明は、業務処理において処理待ちを発生させないように業務処理時間を短縮するためのことができる、仮想テープ装置の制御システムおよび制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、ホストコンピュータにおいて資源の空いている時間に前もって仮想テープ装置に対して先読み指示するための処理を行い、仮想記憶領域にデータがある状態とし、業務処理中の処理待ちが発生しないようにする。また、ホストコンピュータ側で対応し、仮想テープ装置側の対応を必要としないことを特徴とする。例えば、ホストコンピュータ側の運用が変わった場合や、仮想テープ装置の増設、入れ替えや仕様の異なる仮想テープ装置の併設の場合にも、仮想テープ装置のデータベースの作成、変更などの特別の対応をしなくてよい。
より詳細には、本発明の目的は、仮想記憶領域およびテープライブラリを有する仮想テープ装置に対して、テープライブラリ中のデータを仮想記憶領域に書き込む指示を与える制御システムであって、少なくとも、テープ識別番号、使用予定日時、および、最も近い過去に使用された実績を示す使用実績日時を含む使用予定テープファイルのレコードを読み出すレコード読み出し手段と、前記使用予定日時が、処理日時から所定の第1の範囲内であり、かつ、前記使用実績日時が、処理日時以前の所定の第2の範囲内であるときに、前記テープ識別番号にて特定されるデータを、テープライブラリから仮想記憶領域に書き込むことを指示する先読み制御手段とを有することを特徴とする仮想テープ装置の制御システムにより達成される。
好ましい実施態様においては、前記使用予定テープファイルのレコードが、処理周期を示す値を含み、前記先読み制御手段が、さらに、前記処理周期を示す値が、所定の第3の範囲内であるときに、書き込みを指示する。
別の好ましい実施態様においては、前記使用予定ファイルのレコードが、対象業務名を示す値を含み、前記先読み制御手段が、さらに、前記業務名を示す値が、所定のものであるときに、書き込みを指示する。
より好ましい実施態様においては、さらに、使用予定日時に関する第1の範囲および使用実績日時に関する第2の範囲を含む、1以上の係数テーブルを備え、前記先読み制御手段が、選択された係数テーブルに基づき、書き込み指示を判断する。
さらに、前記係数テーブルが、前記処理周期に対する第3の範囲並びに処理対象から除外すべき処理周期を示す第4の範囲、および/または、前記対象業務名並びに処理対象から除外すべき業務名を示す除外業務名を含み、前記先読み制御手段が、さらに、前記係数テーブル中の第3の範囲並びに第4の範囲、および/または、処理対象業務名並びに除外業務名に基づき、書き込み指示を判断するように構成しても良い。
より好ましい実施態様においては、さらに、処理中における書き込み指示にかかるテープ識別番号を記憶する指示済テーブルを備え、前記先読み処理手段が、前記指示済テーブルを参照して、前記指示済テーブルに記憶されたテープ識別番号を処理対象から除外する。
また、本発明の目的は、仮想記憶領域およびテープライブラリを有する仮想テープ装置に対して、テープライブラリ中のデータを仮想記憶領域に書き込む指示を与えるための、コンピュータにより読み取り可能な制御プログラムであって、少なくとも、テープ識別番号、使用予定日時、および、最も近い過去に使用された実績を示す使用実績日時を含む使用予定テープファイルのレコードを読み出すレコード読み出し手段と、前記使用予定日時が、処理日時から所定の第1の範囲内であり、かつ、前記使用実績日時が、処理日時以前の所定の第2の範囲内であるときに、前記テープ識別番号にて特定されるデータを、テープライブラリから仮想記憶領域に書き込むことを指示する先読み制御手段として、前記コンピュータを機能させることを特徴とする仮想テープ装置の制御プログラムによっても達成される。
好ましい実施態様においては、前記使用予定テープファイルのレコードが、処理周期を示す値を含み、前記先読み制御手段が、さらに、前記処理周期を示す値が、所定の第3の範囲内であるときに、書き込みを指示するように、前記コンピュータを動作させる。
別の好ましい実施態様においては、前記使用予定ファイルのレコードが、対象業務名を示す値を含み、前記先読み制御手段が、さらに、前記業務名を示す値が、所定のものであるときに、書き込みを指示するように、前記コンピュータを動作させる。
より好ましい実施態様においては、前記コンピュータは、さらに、使用予定日時に関する第1の範囲および使用実績日時に関する第2の範囲を含む、1以上の係数テーブルを備え、前記先読み制御手段が、選択された係数テーブルに基づき、書き込み指示を判断するように、前記コンピュータを動作させる。
さらに、前記係数テーブルが、前記処理周期に対する第3の範囲並びに処理対象から除外すべき処理周期を示す第4の範囲、および/または、前記対象業務名並びに処理対象から除外すべき業務名を示す除外業務名を含み、前記先読み制御手段が、さらに、前記係数テーブル中の第3の範囲並びに第4の範囲、および/または、処理対象業務名並びに除外業務名に基づき、書き込み指示を判断するように、前記コンピュータを動作させても良い。
より好ましい実施態様においては、前記コンピュータは、さらに、処理中における書き込み指示にかかるテープ識別番号を記憶する指示済テーブルを備え、前記先読み処理手段が、前記指示済テーブルを参照して、前記指示済テーブルに記憶されたテープ識別番号を処理対象から除外するように、前記コンピュータを動作させる。
本発明においては、ホストコンピュータが読み込むデータが仮想テープ装置の仮想記憶領域に書き込まれているので、テープライブラリからデータを読み込み仮想記憶領域に書き込むまでの時間を待つことなく、業務処理時間を短縮することができる。つまり、本発明によれば、業務処理時間自体を短縮することができる、仮想テープ装置の制御システムおよび制御プログラムを提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかる制御システムを実現したホストコンピュータおよび仮想テープ装置等の構成を示すブロックダイヤグラムである。図1に示すように、ホストコンピュータ10に仮想テープ装置12が接続されている。ホストコンピュータ10は、仮想テープ装置12に対してテープデータの入出力を指示するようになっている。
仮想テープ装置12は、仮想テープサーバ14、仮想記憶領域16及びテープライブラリ18を有する。仮想テープサーバ12は、テープライブラリ18と仮想記憶領域16との間のデータの読み書き制御及びホストコンピュータとの間のデータ転送を行う。仮想記憶領域16は、例えば、磁気ディスク装置からなり、テープライブラリ18は、例えば、テープカートリッジからなる。
ホストコンピュータ10から仮想テープ装置12に対して、テープ読み込みの命令が伝達されると、仮想記憶領域16に該当するデータが無い場合には、仮想テープサーバ14は、テープライブラリ18からデータを読み込み、仮想記憶領域16の空き領域に書き込んだ後に、ホストコンピュータ10へデータを転送する。
仮想記憶領域16に、必要な空き領域が無い場合には、直前のアクセス日時の古いファイルから順に空き領域とする。
ホストコンピュータ10の記憶装置20には、使用予定テープファイル22、指示済テーブル24および係数テーブル26が格納される。また、ホストコンピュータ10は、使用予定テープファイル22などの情報に基づき、使用予定テープのデータを前もって仮想記憶領域16に書き込むように、仮想テープ装置14に対して指示を与える先読み処理部30を有している。
使用予定テープファイル22のレコードは、本発明に含まれない運用管理システム(図示せず)により、予め記憶装置20に格納される。図2は、使用予定テープファイルの例を示す図である。仮想テープ装置が利用される前には、担当者が、使用予定テープファイルの情報を参照して、実際のテープ媒体を用意していた。図2に示すように、使用予定テープファイルのレコードは、項目として、「テープ識別番号」、「使用予定日時」、「入出力区分」、「業務名」、「処理周期」、「使用実績日時」などを含む。
「テープ識別番号」は、実際にテープ媒体を使用して処理していたときのテープ媒体の番号に相当するものであるが、仮想テープ装置12を使用する場合には、テープ媒体との対応の無い論理的な番号である。また、「入出力区分」は、「使用予定日時」に、そのデータを(ホストコンピュータ10に)入力すべきか、(仮想テープ装置12に)出力すべきかを示す。「処理周期」は、そのテープを使用する処理の周期であり、日次、週次、月次、不定期などの値を持つ。また、「使用実績日時」は、そのテープが最後に入力或いは出力として使用された実績の日時を表わす。
先読み処理部30は、一定時刻(たとえば10時)或いは一定時間間隔(たとえば24時間間隔)で自動的に起動し、または、担当者の指定により起動して処理を実行する。なお、この先読み処理部30による処理は、業務処理の行われていない、コンピュータ資源に余裕のある時間帯に実行される。図3は、本実施の形態にかかる先読み処理部30にて実行される処理を示すフローチャートである。
先読み処理部30は、記憶装置20の使用予定テープファイル22から1件のレコードを読み込む(ステップ301)。読み込むべきレコードが存在しなければ(ステップ302でイエス(Yes))、処理を終了する。
次いで、先読み処理部30は、使用予定テープファイルのレコード中、「処理周期」の値が「日次」であれば(ステップ303でイエス(Yes))、毎日処理するものであるため、仮想記憶領域16に、該当データがあると判断して、次のレコードの処理(ステップ301)へ進む。その一方、「処理周期」の値が、「日次」以外であれば(ステップ303でノー(No))、仮想記憶領域16に該当データが無い可能性があるため、ステップ304に進む。
先読み処理部30は、使用予定テープファイル22のレコード中、「入出力区分」の値が、「出力」であれば(ステップ304でノー(No))、仮想記憶領域16の空き領域に、データを書き出せばよく、事前にデータを準備する必要が無いため、次のレコードの処理(ステップ301)へ進む。
その一方、「入出力区分」の値が、「入力」であれば(ステップ304でイエス(Yes))、業務処理時に仮想記憶領域16に該当データがあることが望ましいため、次のステップ305に進む。
先読み処理部30は、処理対象となるテープ識別番号のテープについて、以下に述べる条件が、成り立つか否かを調べ、成り立つ場合(ステップ305でイエス(Yes))には、次のステップ306に進む。そうでなければ(ステップ305でノー(No))、次のレコードの処理(ステップ301)に進む。
条件1:使用予定テープファイル22のレコード中、「使用予定日時」の値が、先読み処理部30の起動時から一定時間A(例えば「24時間」)以内である。
条件2:当該レコードにおいて、「使用実績日時」の値が、「使用予定日時」の値より一定時間B(例えば「24時間」)以上前である。
条件3:今回の図3に示す先読み処理において、まだ、仮想テープ装置14の仮想記憶領域16に対する、データの書き込み対象となっていない。
すなわち、先読み処理部30は、一定時間A内に使用予定のものについては、仮想記憶領域16に該当データがあることが望ましいと判断する。しかしながら、一定時間B内に使用されているものについては、仮想記憶領域16に該当データが有ると判断し、仮想記憶装置12への書き込み指示は与えられない。たとえば、ある業務で一定時間A内に使用予定のテープと同一のテープ識別番号のテープが、使用予定日時前の一定時間B以内に他の業務で使用された場合がこのケースに該当する。
また、後述するステップ306で作成した指示済テーブルに記憶されている値の1つと、処理対象のテープ識別番号の値とが一致する場合には、仮想記憶領域16に該当データがあるので、再び指示を出す必要が無いと判断し、仮想記憶装置12への書き込み指示は与えられない(条件3)。
先読み処理部30は、テープ識別番号を指定して、仮想記憶領域16に書き込むよう仮想テープ装置12の仮想テープサーバ14に対して指示すると共に、記憶装置20上の指示済テーブル24に、テープ識別番号を記憶する(ステップ306)。図4は、指示済テーブルの例を示す図である。図4に示すように、指示済テーブル24には、ステップ306の処理において、テープの準備が指示されたテープ識別番号が格納される。なお、これは、上記条件3の判断に用いられるものであるため、使用予定テープファイルから全てのレコードの読み込みが終了したと判断されると(ステップ302でイエス(Yes))、その内容が消去される。或いは、指示済テーブルに処理日時が関連付けられ、処理ごとに別個の指示済テーブルが生成されるように構成しても良い。
テープ識別番号を指定して、仮想記憶領域16に書き込むよう指示された仮想テープ装置12においては、仮想テープサーバ14が、仮想記憶領域16に該当するデータが存在するか否かを判断し、仮想記憶領域16に、データが無ければ、テープライブラリ18からデータを読み込み仮想記憶領域16上に書き込む。該当するデータが有れば、読み込み或いは書き込みを行わない。
すなわち、本実施の形態によれば、必要とするテープ識別番号のデータが、仮想テープ装置12の仮想記憶領域16に存在するか否かを、使用予定テープファイルの情報に基づき判断する。したがって、仮想テープ装置側での対応を必要としない。たとえば、ホストコンピュータ側の運用が変わった場合や、仮想テープ装置の増設、入れ替え、或いは、仕様の異なる仮想テープ装置の併設の場合にも、仮想テープ装置自体の特別な対応、たとえば、データベースの作成、変更などの必要がない。
また、本実施の形態によれば、ホストコンピュータが読み込むデータが仮想テープ装置の仮想記憶領域に書き込まれているので、テープライブラリからデータを読み込み仮想記憶領域に書き込むまでの時間を待つことなく、業務処理時間を短縮することが可能となる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
たとえば、前記実施の形態においては、先読み処理部30が、処理対象となったレコード中、項目「処理周期」を見て、当該「処理周期」が「日次」以外であり(ステップ303参照)、また、条件1〜条件3が成立する場合(ステップ305参照)に、「入出力区分」が「入力」であるもののテープの準備を指示している。このような構成に限定されることなく、以下のような構成を採用しても良い。
ホストコンピュータ10の記憶装置20に、係数テーブル26を設け、それぞれの項目に、値を保存しておく。係数テーブルの各項目の値は、管理者が入力装置を操作することで、任意に設定し或いは変更することが可能である。係数テーブルは、複数設けられてもよく、この場合には、先読み処理部30の起動時に、利用すべき係数テーブルが指定される。
先読み処理部30が起動すると、指定された係数テーブル26を、記憶装置20から読み込む。図5は、係数テーブルの例を示す図である。図5に示すように、係数テーブルは、たとえば、項目として、「対象予定時間」、「除外実績時間」、「対象業務名」、「対象処理周期」、「除外処理周期」などを有する。
「対象予定時間」は、前述した条件1の一定時間Aの値であり、テープの先読みを指示するための将来的時間の上限値を示す。「除外実績時間」は、前述した条件2の一定時間Bの値であり、テープの先読みを指示しないための、過去の実績の上限値を示す。
「対象業務名」は、先読みを指示するための、また、「除外業務名」は、先読みを指示しないための、使用予定テープファイル22のレコード中の「業務名」を示す。同様に、「対象処理周期」は、先読みを指示するための、また、「除外処理周期」は、先読みを指示しないための、上記レコード中の「処理周期」を示す。
図6は、係数テーブルを利用した、先読み処理部30の処理の部分を示す図である。図6に示す処理は、図3のステップ303およびステップ305の代わりに実行される。ステップ601およびステップ602は、条件1および条件2の判断にそれぞれ対応する。なお、図6に示す係数テーブルにおいて、「nil」は、値が設定されていないことを示す。
先読み処理部30は、係数テーブルにおいて、「対象業務名」の値が指定されている場合には、指定された「業務名」の値を含むレコードのみを、処理対象とする(ステップ603参照)。また、「除外業務名」の値が指定されている場合には、指定された「業務名」の値を含むレコードは、処理対象から除外する(ステップ604参照)。「対象業務名」および「除外業務名」とも複数の値をとることもできる。
同様に、「対象処理周期」の値が指定されている場合には、指定された「処理周期」の値を含むレコードが処理対象となり(ステップ605参照)、その一方、「除外処理周期」の値が指定されている場合には、指定された「処理周期」の値を含むレコードが処理対象から除外される(ステップ606参照)。「対象処理周期」および「除外処理周期」も、複数の値をとることができる。図6において、ステップ607は、上述した条件3に対応する。
図5に示す係数テーブルの例では、「対象予定時間」が「24時間」、「除外実績時間」が「24時間」、「除外処理周期」が「日次」と指定されているので、先読み処理部30は、処理対象のテープの「処理周期」が「日次」ではなく、「入出力区分」が「入力」であり(図3のステップ304参照)、先読み処理部30の起動時から24時間以内に使用予定であり、「使用実績日時」の値が「使用予定日時」の値より24時間以上前であるデータについて、仮想記憶領域16に書き込むよう、仮想記憶装置12の仮想テープサーバ14に対して指示することになる。
また、仮想記憶領域16の容量の制約により、前もって書き込んだデータが、テープライブラリ18に書き出され、仮想記憶領域16から削除される状況が頻繁に生じるのであれば、先読み処理部30の起動間隔を短くすればよい。また、仮想記憶領域16の容量に余裕がある場合には、たとえば、月次処理、四半期処理など、仮想記憶領域16から削除される可能性の大きいテープを使用する処理の前に先読み処理30を起動するようにしてもよい。たとえば、月次処理の場合には、使用予定テープファイルの「処理周期」が「月次」であるものだけを処理対象とすればよい。
図1は、本発明の実施の形態にかかる制御システムを実現したホストコンピュータおよび仮想テープ装置等の構成を示すブロックダイヤグラムである。 図2は、本実施の形態にかかる使用予定テープファイルの例を示す図である。 図3は、本実施の形態にかかる先読み処理部にて実行される処理を示すフローチャートである。 図4は、本実施の形態にかかる指示済テーブルの例を示す図である。 図5は、本実施の形態にかかる係数テーブルの例を示す図である。 図6は、他の実施の形態にかかる先読み処理部にて実行される処理の部分を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ホストコンピュータ
12 仮想テープ装置
14 仮想テープサーバ
16 仮想記憶領域
18 テープライブラリ
20 記憶装置
22 使用予定テープファイル
24 指示済テーブル
26 係数テーブル
30 先読み処理部

Claims (12)

  1. 仮想記憶領域およびテープライブラリを有する仮想テープ装置に対して、テープライブラリ中のデータを仮想記憶領域に書き込む指示を与える制御システムであって、
    少なくとも、テープ識別番号、使用予定日時、および、最も近い過去に使用された実績を示す使用実績日時を含む使用予定テープファイルのレコードを読み出すレコード読み出し手段と、
    前記使用予定日時が、処理日時から所定の第1の範囲内であり、かつ、前記使用実績日時が、処理日時以前の所定の第2の範囲内であるときに、前記テープ識別番号にて特定されるデータを、テープライブラリから仮想記憶領域に書き込むことを指示する先読み制御手段とを有することを特徴とする仮想テープ装置の制御システム。
  2. 前記使用予定テープファイルのレコードが、処理周期を示す値を含み、
    前記先読み制御手段が、さらに、前記処理周期を示す値が、所定の第3の範囲内であるときに、書き込みを指示することを特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記使用予定ファイルのレコードが、対象業務名を示す値を含み、
    前記先読み制御手段が、さらに、前記業務名を示す値が、所定のものであるときに、書き込みを指示することを特徴とする請求項1または2に記載の制御システム。
  4. さらに、使用予定日時に関する第1の範囲および使用実績日時に関する第2の範囲を含む、1以上の係数テーブルを備え、
    前記先読み制御手段が、選択された係数テーブルに基づき、書き込み指示を判断することを特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  5. 前記係数テーブルが、前記処理周期に対する第3の範囲並びに処理対象から除外すべき処理周期を示す第4の範囲、および/または、前記対象業務名並びに処理対象から除外すべき業務名を示す除外業務名を含み、
    前記先読み制御手段が、さらに、前記係数テーブル中の第3の範囲並びに第4の範囲、および/または、処理対象業務名並びに除外業務名に基づき、書き込み指示を判断することを特徴とする請求項2または3に記載の制御システム。
  6. さらに、処理中における書き込み指示にかかるテープ識別番号を記憶する指示済テーブルを備え、
    前記先読み処理手段が、前記指示済テーブルを参照して、前記指示済テーブルに記憶されたテープ識別番号を処理対象から除外することを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載の制御システム。
  7. 仮想記憶領域およびテープライブラリを有する仮想テープ装置に対して、テープライブラリ中のデータを仮想記憶領域に書き込む指示を与えるための、コンピュータにより読み取り可能な制御プログラムであって、
    少なくとも、テープ識別番号、使用予定日時、および、最も近い過去に使用された実績を示す使用実績日時を含む使用予定テープファイルのレコードを読み出すレコード読み出し手段と、
    前記使用予定日時が、処理日時から所定の第1の範囲内であり、かつ、前記使用実績日時が、処理日時以前の所定の第2の範囲内であるときに、前記テープ識別番号にて特定されるデータを、テープライブラリから仮想記憶領域に書き込むことを指示する先読み制御手段として、前記コンピュータを機能させることを特徴とする仮想テープ装置の制御プログラム。
  8. 前記使用予定テープファイルのレコードが、処理周期を示す値を含み、
    前記先読み制御手段が、さらに、前記処理周期を示す値が、所定の第3の範囲内であるときに、書き込みを指示するように、前記コンピュータを動作させることを特徴とする請求項7に記載の制御プログラム。
  9. 前記使用予定ファイルのレコードが、対象業務名を示す値を含み、
    前記先読み制御手段が、さらに、前記業務名を示す値が、所定のものであるときに、書き込みを指示するように、前記コンピュータを動作させることを特徴とする請求項7または8に記載の制御プログラム。
  10. 前記コンピュータは、さらに、使用予定日時に関する第1の範囲および使用実績日時に関する第2の範囲を含む、1以上の係数テーブルを備え、
    前記先読み制御手段が、選択された係数テーブルに基づき、書き込み指示を判断するように、前記コンピュータを動作させることを特徴とする請求項7に記載の制御プログラム。
  11. 前記係数テーブルが、前記処理周期に対する第3の範囲並びに処理対象から除外すべき処理周期を示す第4の範囲、および/または、前記対象業務名並びに処理対象から除外すべき業務名を示す除外業務名を含み、
    前記先読み制御手段が、さらに、前記係数テーブル中の第3の範囲並びに第4の範囲、および/または、処理対象業務名並びに除外業務名に基づき、書き込み指示を判断するように、前記コンピュータを動作させることを特徴とする請求項8または9に記載の制御プログラム。
  12. 前記コンピュータは、さらに、処理中における書き込み指示にかかるテープ識別番号を記憶する指示済テーブルを備え、
    前記先読み処理手段が、前記指示済テーブルを参照して、前記指示済テーブルに記憶されたテープ識別番号を処理対象から除外するように、前記コンピュータを動作させることを特徴とする請求項7ないし11の何れか一項に記載の制御プログラム。
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