JP2005266853A - 薬情報管理端末、薬情報管理システムおよび薬情報管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 服薬に関する諸注意事項を患者に細かく指示することができるようにする。
【解決手段】 患者が携帯する携帯通信端末10は、薬局端末20から、患者に提供される薬の識別情報、患者に提供される薬の量、服薬スケジュール等を含む投薬情報を受信する。そして、携帯通信端末10は、服薬スケジュールに従って、服薬タイミングになると服用すべき薬および服用すべき薬の量を表示する。また、携帯通信端末10は、薬の残量を判定し、残量が予め定められた所定量以下になると、薬の処方箋情報を依頼するメッセージを病院端末20に送信する。また、携帯通信端末10は、薬局端末30から受信する情報に、複数種類の薬の服用順序を示す情報が含まれている場合には、その順序に従って、服用すべき薬および服用すべき薬の量を表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】 患者が携帯する携帯通信端末10は、薬局端末20から、患者に提供される薬の識別情報、患者に提供される薬の量、服薬スケジュール等を含む投薬情報を受信する。そして、携帯通信端末10は、服薬スケジュールに従って、服薬タイミングになると服用すべき薬および服用すべき薬の量を表示する。また、携帯通信端末10は、薬の残量を判定し、残量が予め定められた所定量以下になると、薬の処方箋情報を依頼するメッセージを病院端末20に送信する。また、携帯通信端末10は、薬局端末30から受信する情報に、複数種類の薬の服用順序を示す情報が含まれている場合には、その順序に従って、服用すべき薬および服用すべき薬の量を表示する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、処方箋情報、服薬スケジュール等の患者が服用する薬に関する各種情報を患者の携帯端末上に保持させる薬情報管理端末、薬情報管理システムおよび薬情報管理プログラムに関する。
患者は病院から処方箋を受け取り、薬局に処方箋を持っていく。処方箋は、書類(すなわち紙)として病院から患者に渡されていた。薬局の薬剤師は、処方箋に指示された用量の薬を患者に提供し、その薬の情報を患者の薬手帳等の冊子に記載する。また、患者は、薬剤師から薬を受け取るときに、用法等の諸注意を説明される。薬手帳は、患者が病院や薬局に行ったときに医師や薬剤師に提示され、今までにどのような薬を服用してきたのかの確認に用いられる。
また、特許文献1には、患者からの照会操作に応答して投薬情報を患者に提供する薬剤情報処理システムが記載されている。特許文献1に記載の薬剤情報処理システムでは、薬剤に関する情報を集中的に管理するホストに接続される服薬情報端末と患者が携帯する携帯端末とが服薬情報等を授受し、携帯端末がその情報を記憶、表示する構成になっている。そして、特許文献1に記載された服薬情報端末は、薬の服用時間になると、その旨を報知する。さらに、特許文献1に記載された服薬情報端末は、薬暦や投薬情報を医師や薬剤師に提供する機能を有している。また、特許文献2には、服薬スケジュールを記憶した記憶媒体から服薬スケジュールを読み込み、服薬スケジュールに従って薬を服用すべきことを報知する携帯型薬服用報知装置が記載されている。
薬手帳は、医師等にどのような薬を服薬してきたのかを知らせるために用いられる。しかし、薬手帳を常に携帯している人は少なく、緊急時に、患者が服用していた薬を医師や薬剤師に知らせることが困難な場合があった。また、薬剤師が患者に薬に関する諸注意を説明したとしても、その注意が必ずしも守られるわけではなかった。
また、特許文献1や特許文献2に記載のシステムや装置では、服薬時間を患者に報知するが、服薬に関する諸注意事項を患者に細かく指示することができなかった。
そこで、本発明は、患者が服用していた薬に関する情報を医師、薬剤師が迅速に確認できる薬情報管理端末、薬情報管理システムおよび薬情報管理プログラムを提供することを目的とする。また、服薬に関する諸注意事項を患者に細かく指示することができる薬情報管理端末、薬情報管理システムおよび薬情報管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明による薬情報管理端末は、薬局に設置された薬局端末から受信した情報に基づいて服薬指示を出力する薬情報管理端末であって、前記薬局が当該薬情報管理端末の使用者に提供する薬の識別情報と、前記薬局が前記使用者に提供する前記薬の量の情報と、服薬タイミングの情報、服用すべき薬の識別情報および服用すべき薬の量を示す服薬スケジュールとを含む投薬情報を、前記薬局端末から受信する投薬情報受信手段と、前記投薬情報を記憶する記憶手段と、時間を計時するタイマと、タイマによって計時される時間と、記憶手段に記憶された服薬スケジュールが示す服薬タイミングの情報とに基づいて、服薬タイミングになったか否かを判定する服薬タイミング判定手段と、服薬タイミングになったと判定された場合に、服薬タイミングになったことを報知する報知手段と、服薬タイミングになったと判定された場合に、服薬スケジュールが示す服用すべき薬の識別情報および服用すべき薬の量を表示する服薬指示表示手段とを備えたことを特徴とする。
投薬情報受信手段が受信する薬の量の情報を薬の残量の初期値とし、服薬指示表示手段によって服用すべき薬の量が表示される度に、薬の残量から前記服用すべき薬の量を減算して、薬の残量を判定する残量判定手段と、残量判定手段によって判定される薬の残量が予め定められた所定量以下になったときに、病院に設置された病院端末に対して所定のメッセージを送信するメッセージ送信手段とを備えた構成であってもよい。
投薬情報受信手段が、服薬タイミングに服用すべき薬が複数種類ある場合に複数種類の薬の服用順序を示す情報を含む投薬情報を受信し、服薬指示表示手段が、前記服用順序を示す情報に基づいて、服用すべき薬の識別情報および服用すべき薬の量を、薬の種類毎に順番に表示する構成であってもよい。
投薬情報受信手段が、一の薬を服用後に他の薬を服用する場合に空けるべき服用間隔期間の情報を含む投薬情報を受信し、タイマが、服薬指示表示手段が前記一の薬の識別情報および前記一の薬の服用すべき量を表示したときに、前記服用間隔期間のカウントを開始し、服薬指示表示手段が、前記服用間隔期間が経過した後に、前記他の薬の識別情報および前記他の薬の服用すべき量を表示する構成であってもよい。
使用者が物品を購入する際に物品販売店に設置された端末または自動販売機が送信する前記物品の種別を表す情報を受信する物品情報受信手段を備え、投薬情報受信手段が、物品と薬との組み合わせによって生じる薬の効果への影響を示す情報を含む投薬情報を受信し、物品と薬との組み合わせによって生じる薬の効果への影響を示す情報が、物品情報受信手段が受信した情報から特定される種別の物品と、薬局が使用者に提供する薬との組み合わせによって生じる薬の効果への影響を示す情報である場合、当該影響を示す情報を表示する影響情報表示手段を備えた構成であってもよい。
また、本発明による薬情報管理システムは、病院に設置される病院端末と、薬局に設置される薬局端末と、病院端末および薬局端末とそれぞれ通信を行う薬情報管理端末とを備え、薬局端末は、前記薬局が薬情報管理端末の使用者に提供する薬の識別情報と、前記薬局が前記使用者に提供する前記薬の量の情報と、服薬タイミングの情報、服用すべき薬の識別情報および服用すべき薬の量を示す服薬スケジュールとを含む投薬情報を入力する投薬情報入力手段と、前記投薬情報を前記薬情報管理端末に送信する薬局側投薬情報送信手段と、前記薬情報管理端末から、前記使用者に提供すべき薬の種類および量を示す処方箋情報と、投薬情報とを受信する薬局側処方箋投薬情報受信手段と、薬局側処方箋投薬情報受信手段が受信した処方箋情報と投薬情報とを表示する処方箋投薬情報表示手段とを含み、病院端末は、処方箋情報を入力する処方箋情報入力手段と、前記処方箋情報を薬情報管理端末に送信する病院側処方箋情報送信手段と、薬情報管理端末から投薬情報を受信する病院側投薬情報受信手段と、病院側投薬情報受信手段が受信した投薬情報を表示する投薬情報表示手段とを含み、薬情報管理端末は、病院側処方箋情報送信手段が送信する処方箋情報を受信する端末側処方箋情報受信手段と、薬局側投薬情報送信手段が送信する投薬情報を受信する端末側投薬情報受信手段と、端末側処方箋情報受信手段が受信した処方箋情報と、端末側投薬情報受信手段が受信した投薬情報とを記憶する記憶手段と、記憶手段が記憶する投薬情報を病院端末に送信する端末側投薬情報送信手段と、記憶手段が記憶する処方箋情報および投薬情報を薬局端末に送信する端末側処方箋投薬情報送信手段と、時間を計時するタイマと、タイマによって計時される時間と、記憶手段に記憶された服薬スケジュールが示す服薬タイミングの情報とに基づいて、服薬タイミングになったか否かを判定する服薬タイミング判定手段と、服薬タイミングになったと判定された場合に、服薬タイミングになったことを報知する報知手段と、服薬タイミングになったと判定された場合に、服薬スケジュールが示す服用すべき薬の識別情報および服用すべき薬の量を表示する服薬指示表示手段とを含むことを特徴とする。
また、本発明による薬情報管理プログラムは、薬局に設置された薬局端末から受信した情報に基づいて服薬指示を出力するコンピュータに搭載される薬情報管理プログラムであって、前記コンピュータに、前記薬局が当該薬情報管理端末の使用者に提供する薬の識別情報と、前記薬局が前記使用者に提供する前記薬の量の情報と、服薬タイミングの情報、服用すべき薬の識別情報および服用すべき薬の量を示す服薬スケジュールとを含む投薬情報を、前記薬局端末から受信する処理、記憶手段に前記投薬情報を記憶させる処理、時間を計時するタイマと、タイマによって計時される時間と、記憶手段に記憶された服薬スケジュールが示す服薬タイミングの情報とに基づいて、服薬タイミングになったか否かを判定する処理、服薬タイミングになったと判定された場合に、服薬タイミングになったことを報知する処理、および服薬タイミングになったと判定された場合に、服薬スケジュールが示す服用すべき薬の識別情報および服用すべき薬の量を表示する処理を実行させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、服薬タイミングに、服薬に関する諸注意事項として、服用すべき薬の識別情報だけでなく、服用すべき薬の量も指示することができる。
請求項2に記載の発明によれば、薬の残量が所定量よりも少なくなったことを迅速に病院に知らせることができる。
請求項3に記載の発明によれば、薬情報管理端末の使用者が誤った順番で薬を服用してしまい、その結果、薬効が薄れたり副作用が生じてしまうことを防止できる。
請求項4に記載の発明によれば、薬情報管理端末の使用者が短期間の間に一の薬と他の薬を服用してしまい、その結果、薬効が互いに薄められたり、副作用が生じたりすることを防止できる。
請求項5に記載の発明によれば、薬情報管理端末の使用者が購入した物品と薬局が使用者に提供する薬との組み合わせによって生じる薬の効果への影響を使用者に喚起させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、服薬タイミングに、服薬に関する諸注意事項として、服用すべき薬の識別情報だけでなく、服用すべき薬の量も指示することができる。また、薬情報管理端末の使用者に提供された薬の投薬情報を医師や薬剤師が迅速に確認することができる。
請求項7に記載の発明によれば、服薬タイミングに、服薬に関する諸注意事項として、服用すべき薬の識別情報だけでなく、服用すべき薬の量も指示することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明による薬情報管理システムを示すブロック図である。薬情報管理システムは、患者が携帯する携帯通信端末10と、病院に設置される病院端末20と、薬局に設置される端末30と、通信会社によって管理される料金管理サーバ40とを備える。病院端末20と薬局端末30と料金管理サーバ40とは、通信ネットワーク50を介して接続される。通信ネットワーク50は、例えば、インターネットや公衆電話網である。また、通信ネットワーク50には基地局(図示せず。)が接続されていて、携帯通信端末10も、基地局(図示せず)を介して通信ネットワーク50に接続される。なお、料金管理サーバ40を管理する通信会社は、携帯通信端末10を利用した通信サービスを提供する通信会社である。
病院端末20と、薬局端末30と、料金管理サーバ40とは、通信ネットワーク50を介して情報を送受信する。また、携帯通信端末10と病院端末20も通信ネットワーク50を介して情報を送受信する。
携帯通信端末10は、例えば、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等である。病院端末20や薬局端末30は、例えば、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。
携帯通信端末10と病院端末20とは、通信ネットワーク50を介さずに、直接、通信を行う場合もある。また、図1では、携帯通信端末10と病院端末20とが通信ネットワーク50を介さずに直接通信を行っている状況を示しているが、携帯通信端末10と薬局端末30も同様に直接通信を行う場合がある。携帯通信端末10と病院端末20(あるいは薬局端末30)とが通信ネットワーク50を介さずに通信を行う場合、例えば、赤外線通信、非接触型ICカードを用いた短距離無線通信、Bluetooth(登録商標)、あるいは無線LAN等によって通信を行えばよい。赤外線通信の規格としては、例えばIrDA(Infrared Data Association )規格があり、IrDA規格に従って携帯通信端末10と病院端末20(あるいは薬局端末30)とが赤外線通信を行ってもよい。また、非接触型ICカードを用いた短距離無線通信技術として、RFID(Radio Frequency identification)があり、RFIDを使用して携帯通信端末10と病院端末20(あるいは薬局端末30)とが通信を行ってもよい。
携帯通信端末10は、患者がこれまで投薬されてきた薬の投薬情報を保持している。携帯通信端末10と病院端末20とが直接通信を行う場合、携帯通信端末10は病院端末20にこの投薬情報を送信する。なお、病院端末20に送信された投薬情報は、患者を診察する医師によって確認される。また、病院端末20は携帯端末10に処方箋情報を送信する。処方箋情報は、医師が患者に与えるべき薬の種類、量を示す情報である。ただし、処方箋情報は、薬の種類、量を示す情報だけでなく、服用法等の他の情報を含んでいてもよい。
また、携帯通信端末10と薬局端末30とが直接通信を行う場合、携帯通信端末10は、処方箋情報および患者がこれまで投薬されてきた薬の投薬情報を薬局端末30に送信する。なお、薬局端末30に送信された処方箋情報および投薬情報は、薬局の薬剤師によって確認される。そして、薬剤師は、確認した情報に基づいて薬を患者に提供する。また、薬局端末30は、携帯通信端末10に、投薬情報(新たに患者に提供した薬の情報を含む投薬情報)を送信する。携帯通信端末10は、この投薬情報を記憶する。
また、携帯通信端末10は、通信ネットワーク50を介して、新たな薬の処方箋情報の作成を依頼する旨の情報を病院端末20に送信する。
また、病院端末20は、通信ネットワーク50を介して、料金管理サーバ40に診察料(病院が患者に請求する診察料)の情報を送信する。同様に、薬局端末30は、通信ネットワーク50を介して、料金管理サーバ40に薬代(薬局が患者に請求する薬代)の情報を送信する。料金管理サーバ40は、受信した診察料や薬代を患者毎に記憶する。通信会社は、携帯通信端末10の使用者(患者)に対して、通信料とともに、料金管理サーバ40が記憶した診察料や薬代も請求し、診察料、薬代を精算する。
また、携帯通信端末10は、投薬情報に含まれる服薬スケジュールに従って、服薬タイミングになったら、薬および服用量を表示して、使用者に服薬を指示する。
携帯通信端末10の近距離通信機能を利用して、物品(例えば、食品や飲料)の販売店の端末(図示せず)や自動販売機(図示せず)と通信を行って買い物をした場合、その食品などの物品と患者が服用する薬との組み合わせによって薬の効果に影響がある場合には、その旨を出力する。この結果、携帯通信端末10の使用者は、購入した食品等の飲食に対する注意が喚起される。
図2は、携帯通信端末10の構成例を示すブロック図である。制御部11は、ROM12が記憶するプログラムに従って携帯通信端末10を制御し、他の装置と情報を送受信する処理、使用者(患者)に対して薬に関する各種情報(例えば、薬の服用を指示する情報)を出力する処理等を実行する。
アンテナ13は、通信ネットワーク50との間で情報を送受信するアンテナである。送受信回路14は、アンテナ13を介して通信ネットワーク50への情報送信および通信ネットワーク50からの情報受信を行う。
近距離通信部15は、病院端末20や薬局端末30と直接通信を行う通信インタフェースである。近距離通信部15は、例えば、IrDA規格に従って通信を行う赤外線通信インタフェースであってもよい。あるいは、RFIDを使用して短距離無線通信を行う非接触型ICカードであってもよい。あるいは、Bluetooth(登録商標)に従って通信を行うインタフェースであってもよい。また、無線LAN用のインタフェースであってもよい。
近距離通信部15は、病院端末20や薬局端末30だけでなく、物品の販売店の端末(図示せず)や自動販売機(図示せず)とも直接通信する通信インタフェースであってもよい。また、近距離通信部15とは別に、物品の販売店の端末や自動販売機と直接通信する通信インタフェースを備えていてもよい。
表示装置16は、例えば、液晶表示装置等の表示装置である。スピーカ17は、使用者に表示装置16を見ることを指示する音を出力する。操作部19は、例えば、キーボードやテンキー等であり、使用者からの指示を受け付ける。記憶装置18は、病院端末20から受信した処方箋情報や薬局端末30から受信した投薬情報を記憶する。
タイマ61は、現在時刻を計時する。また、制御部21が指示した一定期間の経過をカウントする。
なお、携帯通信端末10が、携帯電話機である場合には、通話のためのマイクロフォンおよび音声出力用スピーカも備えるが、図2では図示を省略した。
図3(a)は、病院端末20の構成例を示すブロック図であり、図3(b)は、薬局端末30の構成例を示すブロック図である。図3(a),(b)に示すように、病院端末20と薬局端末30は、同様の構成であってよい。
病院端末20において、制御部21は、記憶装置22が記憶するプログラムに従って病院端末20を制御し、他の装置と情報を送受信する処理等を実行する。ネットワークインタフェース部23は、通信ネットワーク50を介して他の装置と情報を送受信する。近距離通信部24は、携帯通信端末10と直接通信を行う通信インタフェースである。近距離通信部24は、携帯通信端末10が備える近距離通信部15と同様の通信インタフェースであればよい。
表示装置25は、例えば、液晶表示装置等の表示装置である。操作部26は、例えば、キーボードやマウス等の入力装置であり、医師によって処方箋情報が入力される。
薬局端末30においても、制御部31は、記憶装置32が記憶するプログラムに従って薬局端末30を制御し、他の装置と情報を送受信する処理等を実行する。薬局端末30が備えるネットワークインタフェース部33、近距離通信部34、表示装置35および操作部36は、病院端末20が備えるネットワークインタフェース部23、近距離通信部24、表示装置25および操作部26と同様である。なお、薬局端末30の操作部36には、薬剤師によって投薬情報が入力される。
図4は、料金管理サーバ40の構成例を示すブロック図である。料金管理サーバ40において、制御部41は、記憶装置42が記憶するプログラムに従って料金管理サーバ40を制御し、病院端末20や薬局端末30から診察料や薬代の情報を受信し、患者毎に各料金の情報を記憶する処理を実行する。ネットワークインタフェース部23は、通信ネットワーク50を介して他の装置と情報を送受信する。料金データベース44は、患者毎に診察料や薬代の情報を記憶するデータベースである。
次に、薬局端末30から携帯通信端末10に送信され、携帯通信端末10が記憶する投薬情報について説明する。投薬情報は、薬局が処方箋情報に基づいて患者に提供した薬に関する情報であるが具体的には、以下の情報を含む。
(1)薬局が患者に提供した薬の識別情報(例えば、薬の名称)
(2)薬局が患者に提供した各薬の量(例えば、錠剤の場合の錠数、顆粒薬の場合の包数等)
(3)服薬スケジュール、すなわち、いつ、どの薬をどれだけ服用すべきかを示す情報(どの薬を服用すべきかを示すために薬の識別情報が含まれる。また、いつ薬を服用すべきかを示すために、例えば服用時刻の情報が含まれる。)
(4)ある薬を服用後、他の薬を服用する場合に空けるべき服用間隔期間
(5)患者が使用する物品と患者が服用する薬との組み合わせによって生じる薬の効果(薬効)への影響を示す情報
(1)薬局が患者に提供した薬の識別情報(例えば、薬の名称)
(2)薬局が患者に提供した各薬の量(例えば、錠剤の場合の錠数、顆粒薬の場合の包数等)
(3)服薬スケジュール、すなわち、いつ、どの薬をどれだけ服用すべきかを示す情報(どの薬を服用すべきかを示すために薬の識別情報が含まれる。また、いつ薬を服用すべきかを示すために、例えば服用時刻の情報が含まれる。)
(4)ある薬を服用後、他の薬を服用する場合に空けるべき服用間隔期間
(5)患者が使用する物品と患者が服用する薬との組み合わせによって生じる薬の効果(薬効)への影響を示す情報
一回の服薬時に複数種類を薬を服用することが服薬スケジュールで定められていて、その複数種類の薬を特定の順序で服用しなければ薬効が薄れたり副作用が生じてしまう場合には、服薬スケジュールに、その複数種類の薬の服用順序を示す情報も追加される。ただし、任意の順序で複数種類の薬を服用したとしても、各薬の効果への影響がなかったり、副作用が生じない場合には、服用順序を示す情報が服薬スケジュールに追加されなくてもよい。
「ある薬を服用後、他の薬を服用する場合に空けるべき服用間隔期間」について説明する。この「ある薬」を薬Aとし、「他の薬」を薬Bとする。薬Aの服用時から薬Bの服用時の間隔が短い場合、薬Aと薬Bとによって、薬効が互いに薄められたり、副作用が生じたりすることがある。このような影響を防止するため、先に服用される薬(本例では薬A)に関する情報として、その薬を服用後、他の薬を服用する場合に空けるべき服用間隔期間の情報が薬剤師によって定められる。そして、この情報は、投薬情報の一部として薬局端末30から携帯通信端末10に送信される。なお、異なる種類の薬の服用間隔期間が短くても悪影響が生じない場合には、「ある薬を服用後、他の薬を服用する場合に空けるべき服用間隔期間」が定められていなくてもよい。
「患者が使用する物品と患者が服用する薬との組み合わせによって生じる薬の効果への影響を示す情報」について説明する。「患者が使用する物品」とは、例えば、患者が飲食する食品や飲料等である。例えば、薬局から患者に薬Cが提供されるとする。そして、薬Cを服用した患者が、牛乳を飲んだ場合に、薬Cの薬効が薄れたり、副作用が生じたりすることがある。この場合、「患者が使用する物品と患者が服用する薬との組み合わせによって生じる薬の効果への影響を示す情報」として、「牛乳と薬Cとの組み合わせによって副作用が生じる可能性がある」という情報が薬剤師によって定められる。そして、この情報は、投薬情報の一部として薬局端末30から携帯通信端末10に送信される。「患者が使用する物品と患者が服用する薬との組み合わせによって生じる薬の効果への影響を示す情報」は、物品情報と、薬の識別情報と、その組み合わせによる薬効への影響情報が含まれる。
次に、動作について説明する。
図5は、病院での診察時に携帯通信端末10と病院端末20とが情報を送受信する処理を示すフローチャートである。患者が病院で診察を受ける場合、携帯通信端末10の制御部11は、操作部19を介して患者からの指示(投薬情報送信指示)が入力される。そして、制御部11は、その患者からの指示に応じて、近距離通信部15から病院端末20の近距離通信部24に、患者がこれまで投薬されてきた薬の投薬情報を送信する(ステップS101)。投薬情報は、記憶装置18に記憶されているので、ステップS101において、制御部11は記憶装置18から投薬情報を読み出して送信すればよい。なお、記憶装置18に投薬情報を記憶させる処理は、後述のステップS107において行われる。
図5は、病院での診察時に携帯通信端末10と病院端末20とが情報を送受信する処理を示すフローチャートである。患者が病院で診察を受ける場合、携帯通信端末10の制御部11は、操作部19を介して患者からの指示(投薬情報送信指示)が入力される。そして、制御部11は、その患者からの指示に応じて、近距離通信部15から病院端末20の近距離通信部24に、患者がこれまで投薬されてきた薬の投薬情報を送信する(ステップS101)。投薬情報は、記憶装置18に記憶されているので、ステップS101において、制御部11は記憶装置18から投薬情報を読み出して送信すればよい。なお、記憶装置18に投薬情報を記憶させる処理は、後述のステップS107において行われる。
ステップS101では、投薬情報に含まれる全ての情報を送信しなくてもよい。例えば、投薬情報に含まれる情報のうち、これまでに薬局が患者に提供した薬の識別情報(例えば、薬の名称)、これまでに薬局が患者に提供した各薬の量、これまでに投薬された薬の服薬スケジュールを送信し、「ある薬を服用後、他の薬を服用する場合に空けるべき服用間隔期間」および「患者が使用する物品と患者が服用する薬との組み合わせによって生じる薬の効果への影響を示す情報」は送信しないようにしてもよい。
病院端末20の制御部21は、携帯通信端末10が送信した投薬情報を、近距離通信部24を介して受信する(ステップS102)。続いて、制御部21は、受信した投薬情報を表示装置25に表示して(ステップS103)、医師に投薬情報の内容を確認させる。この結果、医師は、患者がこれまで投薬されてきた薬の投薬情報を参照して適切な診察を行い、また、適切な処方箋情報を作成することができる。医師によって処方箋情報が作成されると、病院端末20の制御部21は、医師の操作に応じて、操作部26から処方箋情報を入力される(ステップS104)。
続いて、制御部21は、操作部26を介して医師からの指示(処方箋情報送信指示)が入力される。そして、制御部21は、その医師からの指示に応じて、近距離通信部24から携帯通信端末10の近距離通信部15に処方箋情報を送信する(ステップS105)。
携帯通信端末10の制御部11は、病院端末20が送信した処方箋情報を、近距離通信部15を介して受信する(ステップS106)。そして、制御部11は、受信した処方箋情報を記憶装置18に記憶させる(ステップS107)。
また、病院端末20には、診察料の情報を料金管理サーバ40に送信する旨の指示、患者に請求する診察料の情報、患者の識別情報、および病院の識別情報が操作部26から入力される。病院端末20の制御部21は、この指示に応じて、診察料の情報、患者の識別情報および病院の識別情報を、ネットワークインタフェース部23および通信ネットワーク50を介して、料金管理サーバ40に送信する(ステップS108)。料金管理サーバ40の制御部41(図4参照)は、ネットワークインタフェース部43を介して診察料の情報、患者の識別情報および病院の識別情報を受信する。そして、制御部41は、患者の識別情報に対応させて診察料の情報および病院の識別情報を料金データベース44に記憶させる。
図6は、薬局で患者に薬が提供される際に携帯通信端末10と薬局端末30とが情報を送受信する処理を示すフローチャートである。患者が薬局で薬を受け取る場合、携帯通信端末10の制御部11は、操作部19を介して患者からの指示(処方箋情報および投薬情報の送信指示)が入力される。そして、制御部11は、その患者からの指示に応じて、近距離通信部15から薬局端末30の近距離通信部34に、処方箋情報と、患者がこれまで投薬されてきた薬の投薬情報を送信する(ステップS111)。処方箋情報は、ステップ107で記憶装置18に記憶される。また、投薬情報は、記憶装置18に記憶されている。従って、ステップS111において、制御部11は、記憶装置18から処方箋情報および投薬情報を読み出して送信すればよい。
このとき、ステップS101と同様に、投薬情報に含まれる全ての情報を送信しなくてもよい。例えば、投薬情報に含まれる情報のうち、これまでに薬局が患者に提供した薬の識別情報(例えば、薬の名称)、これまでに薬局が患者に提供した各薬の量、これまでに投薬された薬の服薬スケジュールを送信し、「ある薬を服用後、他の薬を服用する場合に空けるべき服用間隔期間」および「患者が使用する物品と患者が服用する薬との組み合わせによって生じる薬の効果への影響を示す情報」は送信しないようにしてもよい。
薬局端末30の制御部31は、携帯通信端末10が送信した処方箋情報および投薬情報を、近距離通信部34を介して受信する(ステップS112)。続いて、制御部31は、受信した処方箋情報および投薬情報を表示装置35に表示して(ステップS113)、薬剤師に処方箋情報および投薬情報の内容を確認させる。この結果、薬剤師は、処方箋情報に従って、患者に提供する薬を調製することができる。また、薬剤師は、患者がこれまで投薬されてきた薬の投薬情報も参照することができる。薬剤師は、調製した薬を患者に提供する。なお、患者が各薬を識別できるように、各薬の包装には薬の識別情報を記載しておく。
薬剤師によって薬が調製されると、薬局端末30の制御部31は、新たに調製された薬に関する投薬情報を、薬剤師の操作に応じて、操作部36から入力される。このとき、例えば、新たに調製された薬の識別情報、新たに調製された各薬の量、新たに調製された薬の服薬スケジュール、ある薬を服用後、他の薬を服用する場合に空けるべき服用間隔期間、患者が使用する物品と調製された薬との組み合わせによって生じる薬の効果への影響を示す情報などが入力される。ただし、これらの情報が全て入力されなくてもよい。例えば、前回薬局が患者に提供した薬と同一の薬を提供する場合であって、前回、「ある薬を服用後、他の薬を服用する場合に空けるべき服用間隔期間」や、「患者が使用する物品と調製された薬との組み合わせによって生じる薬の効果への影響を示す情報」を既に携帯通信端末10に送信している場合には、送信済みの情報は薬局端末30に入力されなくてもよい。制御部31は、携帯通信端末10から受信した投薬情報に、入力された投薬情報を追加することによって、受信した投薬情報を更新する(ステップS114)。
続いて、制御部31は、操作部36を介して薬剤師からの指示(投薬情報送信指示)が入力される。制御部31は、その薬剤師からの指示に応じて、新たな投薬情報が追加された投薬情報を、近距離通信部34から携帯通信端末10の近距離通信部15に送信する(ステップS115)。
携帯通信端末10の制御部11は、薬局端末30が送信した投薬情報を、近距離通信部15を介して受信する(ステップS116)。そして、制御部11は、受信した投薬情報を記憶装置18に記憶させる(ステップS117)。
なお、ここでは、薬局端末30の制御部31が、受信した投薬情報に新たな投薬情報を追加することによって、受信した投薬情報を更新し、その投薬情報を携帯通信端末10に送信する場合を示した。薬局端末30の制御部31は、薬剤師から新たに入力された投薬情報のみを携帯通信端末10に送信してもよい。そして、携帯通信端末10の制御部11が、既に記憶装置18に記憶している投薬情報に追加して、新たに受信した投薬情報を記憶させてもよい。
また、薬局端末30には、薬代の情報を料金管理サーバ40に送信する旨の指示、患者に請求する薬代の情報、患者の識別情報、および薬局の識別情報が操作部36から入力される。薬局端末30の制御部31は、この指示に応じて、薬代の情報、患者の識別情報および薬局の識別情報を、ネットワークインタフェース部33および通信ネットワーク50を介して、料金管理サーバ40に送信する(ステップS118)。料金管理サーバ40の制御部41(図4参照)は、ネットワークインタフェース部43を介して薬代の情報、患者の識別情報および薬局の識別情報を受信する。そして、制御部41は、患者の識別情報に対応させて薬代の情報および薬局の識別情報を料金データベース44に記憶させる。
通信会社は、患者の識別情報とともに料金データベース44に記憶された診察料や薬代の情報に基づいて、患者への通信料請求時に診察料および薬代も請求する。そして、通信会社は、病院の識別情報によって特定される病院との間で診察料を精算する。同様に、薬局の識別情報によって特定される薬局との間で薬代を精算する。このように、患者は通信料とともに診察料および薬代を支払うので、診察時や薬の受取時に診察料や薬代を支払わなくてよい。
図5に示したステップS101,S102での送受信、ステップS105,S106での送受信、および図6に示したステップS111,112での送受信、ステップS115,S116での送受信は、例えば、IrDA規格に従って通信を行う赤外線通信、RFIDを使用した短距離無線通信、Bluetooth(登録商標)に従う通信、あるいは無線LANによる通信である。
次に、携帯通信端末10が使用者(患者)に対して、服薬指示を出力する処理について説明する。図7は、服薬指示の出力処理を示すフローチャートである。既に説明したように、薬局端末30から送信される投薬情報には服薬スケジュールが含まれている。そして、服薬スケジュールを含む投薬情報は、ステップS117において、携帯通信端末10の記憶装置18に記憶されている。
携帯通信端末10の制御部11は、記憶装置18に記憶されている服薬スケジュール(いつ、どの薬をどれだけ服用すべきかを示す情報)を参照する(ステップS121)。そして、制御部11は、タイマ61が示す現在時刻と、服薬スケジュールとに基づいて、現在時刻が服薬タイミングとなっているか否かを判定する(ステップS122)。現在時刻が服薬タイミングとなっていないならば、ステップS121に移行する。現在時刻が服薬タイミングとなっているならば、患者が服用する薬の識別情報と、その薬の服用量を示す情報を服薬スケジュールから抽出する(ステップS123)。ステップS123では、1種類の薬の識別情報およびその薬の服用量のみが抽出されるとは限らない。服薬スケジュールにおいて、複数種類の薬を服用すべきことが定められている場合には、その複数種類の各薬の識別情報と、その複数種類の各薬の服用量をそれぞれ抽出する。
制御部11は、ステップS123において複数種類の薬の識別情報およびその各薬の服用量を抽出したか否かを判定する(ステップS124)。1種類の薬の識別情報およびその薬の服用量のみを抽出していた場合(ステップS124のN)、制御部11は、患者が服用すべき薬の識別情報および服用量を表示装置16に表示して、その薬を服用するように患者に指示する(ステップS127)。また、ステップS127において、制御部11は、使用者に表示装置16を見ることを指示する音をスピーカ17から出力する。患者は、この音を確認したならば、表示装置16を見て、表示装置16に表示されている指示に従って薬を服用する。ステップS127の後、ステップS128に移行する。
ステップS123で複数種類の薬の識別情報と、その複数種類の各薬の服用量を抽出していた場合(ステップS124のY)、制御部11は、複数種類の薬の服用順序を示す情報を服薬スケジュールから抽出する(ステップS125)。そして、服用順序を示す情報に従って、制御部11は、最初に服用すべき薬の識別情報およびその服用量(第1の服薬指示)を表示装置16に表示して、その薬を服用するように患者に指示する(ステップS126a)。さらに、制御部11は、2番目に服用すべき薬の識別情報およびその服用量(第2の服薬指示)を表示装置16に表示して、2番目の薬を服用するように患者に指示する(ステップS126b)。制御部2は、同様の処理を繰り返していき、最後に服用すべき薬(n番目に服用すべき薬)の識別情報およびその服用量(第nの服薬指示)を表示装置16に表示して、n番目の薬を服用するように患者に指示する(ステップS126n)。ステップS126a〜S126nのステップ数は、薬の種類の数に応じて変化する。ステップS126nの後、ステップS128に移行する。
続いて、制御部11は、薬の残量を判定する(ステップS128)。薬の残量の初期値は、薬局端末30から受信した各薬の量を示す情報によって定められる。制御部11は、ステップS127またはステップ126n終了時における各薬の残量から、薬の種類毎に、服用を指示した量を減算することによって薬の残量を判定する。ステップS127からステップS128に移行した場合、ステップS127で表示した識別情報に対応する薬の残量から、ステップS127で表示した服用量を減算すればよい。また、ステップS126nからステップS128に移行した場合、まず、ステップS126aで表示した識別情報に対応する薬の残量から、ステップS126aで表示した服用量を減算すればよい。同様に、ステップS127nまでに表示した各識別情報に対応する薬の残量を判定していく。
制御部11は、各薬のうち、残量が、予め定められた所定量以下になった薬があるかどうかを判定する(ステップS129)。残量が、予め定められた所定量以下になった薬がなければ、ステップS121以降の動作を繰り返す。残量が、予め定められた所定量以下になった薬がある場合、制御部11は、新たに薬の処方箋情報の作成を依頼する旨の情報、または診察の予約を申し込む旨の情報を、送受信回路14、通信ネットワーク50を介して病院端末20に送信する(ステップS130)。ステップS130では、制御部11は、例えば、新たに薬の処方箋情報の作成を依頼するメッセージ、または診察の予約を申し込むメッセージを記載した電子メールを作成して病院端末20に送信すればよい。なお、ステップS20における情報送信を電子メールで行う場合には、予め病院のメールアドレスを記憶装置18に登録しておき、そのメールアドレスを用いて電子メールを送信すればよい。また、新たに薬の処方箋情報の作成を依頼するメッセージ、または診察の予約を申し込むメッセージも、予め記憶装置18に登録しておき、そのメッセージを用いて電子メールを作成すればよい。このとき、予約時間等のように、使用者が決定する事項は、使用者に予約時間等の入力を促す画面を表示し、使用者から入力された情報と、予め登録されているメッセージとを用いて電子メールを作成すればよい。
図8は、ある薬を服用後、他の薬を服用する場合に空けるべき服用間隔期間が経過してから服薬指示を出力する場合の出力処理を示すフローチャートである。図8では、説明を簡潔にするため、あるタイミングで服用する薬の種類が1種類であるものとし、複数種類の薬の識別情報およびその各薬の服用量を抽出したか否かを判定する処理(ステップS124に相当する処理)の説明を省略する。また、図8の説明では、患者が薬Aを服用後、薬Bを服用するタイミングになったものとする。そして、薬Aを服用してから薬Bを服用する場合に空けるべき服用間隔期間が定められていて、薬Aの服用指示を出力後にその服用間隔期間の経過がカウントされているものとする。
服薬指示の出力処理において、制御部11は、記憶装置18に記憶されている服薬スケジュールを参照し(ステップS141)、タイマ61が示す現在時刻と、服薬スケジュールとに基づいて、現在時刻が服薬タイミングとなっているか否かを判定する(ステップS142)。以上の処理は、既に説明したステップS121,S122と同様である。
ここで、薬Bの服薬タイミングになっていたとする。この場合、制御部11は、薬Bの識別情報と、薬Bの服用量を示す情報を服薬スケジュールから抽出する(ステップS143)。ここでは、1種類の薬Bの識別情報およびその服用量を抽出しているので、薬Bの服薬指示を出力することになる。
続いて、制御部11は、薬Aの服用後に薬Bを服用する場合に空けるべき服用間隔期間が経過したか否かを判定する(ステップS144)。服用間隔期間が経過していなければ(ステップS144のN)、その期間が経過するまで待機する。
薬Aの服用後に薬Bを服用する場合に空けるべき服用間隔期間が経過したならば(ステップS144のY)、制御部11は、薬Bの識別情報および薬Bの服用量を表示して、薬Bを服用するように患者に指示する(ステップS145)。この処理は、ステップS127と同様の処理である。
次に、制御部11は、ステップS145で指示した薬(本例では薬B)を服用後に他の薬を服用する場合に空けるべき服用間隔期間が定められているか否かを判定する(ステップS146)。この判定は、記憶装置18が記憶している投薬情報に、該当する服用間隔期間が含まれているか否かを確認することによって行えばよい。服用間隔期間が定められていなければ、ステップS141以降の処理を繰り返す。ステップS145で指示した薬を服用後、他の薬を服用する場合に空けるべき服用間隔期間が定められているならば、その服用間隔期間のカウントを開始する(ステップS147)。
なお、上記の説明では、「薬Aを服用してから薬Bを服用する場合に空けるべき服用間隔期間が定められていて、薬Aの服用指示を出力後にその服用間隔期間の経過がカウントされている」ものとして説明した。薬Aの服用後、薬Bを服用する場合に空けるべき服用間隔期間が定められているか否かの判定は、ステップS145において、薬Aの服用指示を出力した場合に行う。そして、薬Aの服用後に薬Bを服用する場合に空けるべき服用間隔期間が定められているときに、その服用間隔期間のカウントを開始する。
図8では、薬の残量判定、および残量が少ない場合に病院端末20にメッセージを送信する処理(図7に示すステップS128〜S130に相当する処理)を示していないが、ステップS147の後、ステップS128〜S130と同様の処理を実行してもよい。
また、図7に示すフローチャートでは、服用間隔期間の経過を考慮していないが、図7に示す処理においても、服用間隔期間の経過を考慮して服薬指示を出力してもよい。その場合、服薬指示を表示する各処理(ステップS126a〜S126n、ステップS127)の前に、ステップS144と同様の処理を行えばよい。すなわち、ステップS126a〜S126n、ステップS127の各処理で服薬指示を出力しようとする薬について服用間隔期間が経過したか否かを確認し、経過していなければ待機する処理を行えばよい。さらに、服薬指示を表示する各処理(ステップS126a〜S126n、ステップS127)の後に、ステップS146,S147と同様の処理を行えばよい。すなわち、ステップS126a〜S126n、ステップS127の各処理の後に、ステップS126a〜S126n、ステップS127で指示した薬を服用後、他の薬を服用する場合に空けるべき服用間隔期間が定められているか否かを判定し、定められているならば、その服用間隔期間のカウントを開始すればよい。定められていなければ、服用間隔期間のカウントを開始せずに次の処理に移行すればよい。
図9は、患者が使用する物品と患者が服用する薬との組み合わせによって生じる薬効への影響を示す情報を携帯通信端末10が出力する処理のフローチャートを示す。なお、本例では、制御部11は、近距離通信部15を介して、食品販売店の端末と直接通信を行うものとする。また、携帯通信端末10の使用者は、物品として食品や飲料を購入し、食品販売店の端末と携帯通信端末10とを直接通信させて支払い処理を行うものとする。支払い処理は、プリペイド方式でも、デビット方式(患者の口座から食品販売店の口座に購入代金を引き落とさせる方式)でもよく、他の方式でもよい。また、携帯通信端末10の使用者に支払い能力があるかを確認する与信機能を食品販売店の端末が有していてもよい。いずれの場合であっても、食品販売店の端末は、支払い処理時に店員の操作に応じて、携帯通信端末10に対して、売買される物品(食品や飲料)の種類を送信する
物品販売店(本例では食品販売店)の端末は、病院端末20と同様に、近距離通信部と、プログラムを記憶した記憶装置と、およびそのプログラムに従って処理を実行する制御部と、店員からの指示が入力される操作部とを備える。
携帯通信端末10の使用者が飲料(ここでは牛乳とする。)を購入する場合、販売店の店員に購入する牛乳を提示する。食品販売店の端末は、店員の操作に応じて、携帯通信端末10の近距離通信部15と情報を送受信して牛乳代金の決済処理を行う。この決済処理の方式は、既に述べたように、プリペイド方式でも、デビット方式でも、あるいは他の方式でもよく、特定の方式に限定されない。ただし、店員の操作に応じて、購入された物品(本例では牛乳)を示す情報を携帯通信端末10の近距離通信部15に送信する。携帯通信端末10の制御部11は、牛乳を示す情報を近距離通信部15から受信する(ステップS151)。
なお、携帯通信端末10の使用者が自動販売機から物品を購入する場合、自動販売機は、携帯通信端末10の使用者からの操作に応じて、物品を特定し、その物品を示す情報を送信する。例えば、携帯通信端末10の使用者によって、「牛乳」のボタンが押されたならば、使用者が購入した飲料は「牛乳」であると判定して、「牛乳」を示す情報を送信すればよい。
続いて、制御部11は、ステップS151で受信した情報と、「患者が使用する物品と患者が服用する薬との組み合わせによって生じる薬効への影響を示す情報」とに基づいて、携帯通信端末10の使用者が購入した牛乳が薬効に影響を与えるか否かを判定する(ステップS152)。ステップS152では、ステップS151で受信した情報が示す物品が、「患者が使用する物品と患者が服用する薬との組み合わせによって生じる薬効への影響を示す情報」の中に含まれているか否かを判定する。含まれていなければ、薬効に対する影響はないと判定する。その物品が「患者が使用する物品と患者が服用する薬との組み合わせによって生じる薬効への影響を示す情報」に含まれているならば、その物品と組み合わされることによって薬効に影響を与えることになる薬の識別情報が、記憶装置18に記憶されている投薬情報(具体的には、薬局が患者に提供した薬の識別情報)に含まれているか否かを判定する。含まれていなければ、薬効に対する影響はないと判定する。その薬が投薬情報の中に含まれているならば、その薬の薬効に対する影響があると判定する。
例えば、「患者が使用する物品と患者が服用する薬との組み合わせによって生じる薬効への影響を示す情報」として、「牛乳と薬Aとの組み合わせは、副作用Xを生じさせる可能性がある」という情報が記憶装置18に記憶されていたとする。この場合、ステップS151で受信した情報が示す「牛乳」は、上記の情報の中に含まれている。さらに、牛乳と組み合わされることにより薬効に影響を与える上記の「薬A」の識別情報が、「薬局が患者に提供した薬の識別情報」に含まれているならば、制御部11は、牛乳による薬効への影響があると判定する。
ステップS152の判定処理において、薬効への影響があるいと判定された場合(ステップS153のY)、その影響を示す情報を表示装置16に表示する(ステップS154)。例えば、上記の例では、「牛乳と薬Aとの組み合わせは、副作用Xを生じさせる可能性がある」という情報を表示装置16に表示させる。この結果、携帯通信端末10の使用者に対して、牛乳を飲むことへの注意を喚起することができる。
ステップS152の判定処理において、薬効への影響がないと判定された場合(ステップS153のN)、処理を終了する。
本発明によれば、携帯通信端末10が投薬情報を記憶し、携帯通信端末10が病院端末20や薬局端末30に投薬情報を送信する。また、携帯通信端末10は、冊子の薬手帳と異なり、使用者に常に携帯されている割合が圧倒的に高い。従って、携帯通信端末10が病院端末20や薬局端末30に投薬情報を送信して、病院端末20や薬局端末30が投薬情報を表示させ、医師や薬剤師が容易に投薬情報を確認することができるようにすることができる。また、緊急時においても、使用者に携帯されている携帯通信端末10が病院端末20や薬局端末30に投薬情報を送信することが可能であるので、医師や薬剤師は投薬情報を確認して適切な診察を行ったり、適切な注意を患者に与えることができる。
また、患者は、冊子の薬手帳を携帯する必要がなくなるので、薬手帳の作成して配布する手間をなくすことができる。
また、本発明によれば、服薬スケジュールで定められたタイミングで、薬の識別情報と服用量を表示するので、患者が薬の種類や服用量を間違えてしまうことを防止できる。
さらに、本発明によれば、患者に提供された薬の残量を制御部11が判定し、その残量が所定量以下になったときに、病院端末20にメッセージを送信する。従って、薬が少なくなったことを迅速に病院に知らせることができる。
さらに、制御部11は、複数種類の薬の服用順序を示す情報を薬局端末30から受信し、複数種類の薬の服用指示を表示する場合には、服用順序を示す情報に基づいて各薬を順番に表示する。従って、患者が誤った順番で薬を服用してしまい、薬効が薄れたり副作用が生じてしまうことを防止できる。
さらに、携帯通信端末10は、ある薬を服用後、他の薬を服用する場合に空けるべき服用間隔期間の情報を薬局端末30から受信して記憶する。そして、薬の服用指示を表示する場合には、その薬を服用する場合に空けるべき服用間隔期間が経過してから指示を表示する。従って、患者が短期間の間に異なる種類の薬を服用してしまい、薬効が互いに薄められたり、副作用が生じたりすることを防止できる。
また、携帯通信端末10は、患者が使用する物品と患者が服用する薬との組み合わせによって生じる薬効への影響を示す情報を、薬局端末30から受信して記憶する。そして、患者が購入した物品の情報を取得したときに、その物品と服用中の薬によって薬効への影響が生じるか否かを判定し、影響が生じる場合には、その影響を表示する。従って、物品の使用による薬効への影響を患者に喚起させることができる。
また、病院端末20と薬局端末30は、診察料や薬代の情報を、料金管理サーバ40に送信し、料金管理サーバ40が患者毎に診察料や薬代の情報を記憶する。その結果、通信会社は、通信料等とともに一括して診察料や薬代を請求して精算することができ、患者は一括して診察料や薬代を支払うことができる。従って、患者や病院や薬局でそれぞれ別々に料金を支払わなくて済む。
上記の実施の形態において、投薬情報入力手段は、薬局端末30の操作部36によって実現される。薬局側投薬情報送信手段および薬局側処方箋投薬情報受信手段は、薬局端末30の近距離通信部34および制御部31によって実現される。処方箋投薬情報表示手段は、薬局端末30の表示装置35によって実現される。処方箋情報入力手段は、病院端末20の操作部26によって実現される。病院側処方箋情報送信手段および病院側投薬情報受信手段は、病院端末20の近距離通信部24および制御部21によって実現される。投薬情報表示手段は、病院端末20の表示装置25によって実現される。端末側処方箋情報受信手段、端末側投薬情報受信手段、端末側投薬情報送信手段および端末側処方箋投薬情報送信手段は、携帯通信端末10の近距離通信部15および制御部11によって実現される。記憶手段は、携帯通信端末10の記憶装置18によって実現される。服薬タイミング判定手段は、携帯通信端末10の制御部11によって実現される。報知手段は、携帯通信端末10のスピーカ11によって実現される。服薬指示表示手段は、携帯通信端末10の制御部11および表示装置16によって実現される。
また、残量判定手段は、携帯通信端末10の制御部11によって実現される。メッセージ送信手段は、携帯通信端末10の制御部11、送受信回路14およびアンテナ13によって実現される。物品情報受信手段は、携帯通信端末10の近距離通信部15および制御部11によって実現される。影響情報表示手段は、携帯通信端末10の制御部11および表示装置16によって実現される。
10 携帯通信端末
11 制御部
13 アンテナ
14 送受信回路
15 近距離通信部
16 表示装置
17 スピーカ
18 記憶装置
19 操作部
20 病院端末
21 制御部
24 近距離通信部
25 表示装置
26 操作部
30 薬局端末
31 制御部
34 近距離通信部
35 表示装置
36 操作部
40 料金管理サーバ
11 制御部
13 アンテナ
14 送受信回路
15 近距離通信部
16 表示装置
17 スピーカ
18 記憶装置
19 操作部
20 病院端末
21 制御部
24 近距離通信部
25 表示装置
26 操作部
30 薬局端末
31 制御部
34 近距離通信部
35 表示装置
36 操作部
40 料金管理サーバ
Claims (7)
- 薬局に設置された薬局端末から受信した情報に基づいて服薬指示を出力する薬情報管理端末であって、
前記薬局が当該薬情報管理端末の使用者に提供する薬の識別情報と、前記薬局が前記使用者に提供する前記薬の量の情報と、服薬タイミングの情報、服用すべき薬の識別情報および服用すべき薬の量を示す服薬スケジュールとを含む投薬情報を、前記薬局端末から受信する投薬情報受信手段と、
前記投薬情報を記憶する記憶手段と、
時間を計時するタイマと、
タイマによって計時される時間と、記憶手段に記憶された服薬スケジュールが示す服薬タイミングの情報とに基づいて、服薬タイミングになったか否かを判定する服薬タイミング判定手段と、
服薬タイミングになったと判定された場合に、服薬タイミングになったことを報知する報知手段と、
服薬タイミングになったと判定された場合に、服薬スケジュールが示す服用すべき薬の識別情報および服用すべき薬の量を表示する服薬指示表示手段とを備えた
ことを特徴とする薬情報管理端末。 - 投薬情報受信手段が受信する薬の量の情報を薬の残量の初期値とし、服薬指示表示手段によって服用すべき薬の量が表示される度に、薬の残量から前記服用すべき薬の量を減算して、薬の残量を判定する残量判定手段と、
残量判定手段によって判定される薬の残量が予め定められた所定量以下になったときに、病院に設置された病院端末に対して所定のメッセージを送信するメッセージ送信手段とを備えた
請求項1に記載の薬情報管理端末。 - 投薬情報受信手段は、服薬タイミングに服用すべき薬が複数種類ある場合に複数種類の薬の服用順序を示す情報を含む投薬情報を受信し、
服薬指示表示手段は、前記服用順序を示す情報に基づいて、服用すべき薬の識別情報および服用すべき薬の量を、薬の種類毎に順番に表示する
請求項1または請求項2に記載の薬情報管理端末。 - 投薬情報受信手段は、一の薬を服用後に他の薬を服用する場合に空けるべき服用間隔期間の情報を含む投薬情報を受信し、
タイマは、服薬指示表示手段が前記一の薬の識別情報および前記一の薬の服用すべき量を表示したときに、前記服用間隔期間のカウントを開始し、
服薬指示表示手段は、前記服用間隔期間が経過した後に、前記他の薬の識別情報および前記他の薬の服用すべき量を表示する
請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の薬情報管理端末。 - 使用者が物品を購入する際に物品販売店に設置された端末または自動販売機が送信する前記物品の種別を表す情報を受信する物品情報受信手段を備え、
投薬情報受信手段は、物品と薬との組み合わせによって生じる薬の効果への影響を示す情報を含む投薬情報を受信し、
物品と薬との組み合わせによって生じる薬の効果への影響を示す情報が、物品情報受信手段が受信した情報から特定される種別の物品と、薬局が使用者に提供する薬との組み合わせによって生じる薬の効果への影響を示す情報である場合、当該影響を示す情報を表示する影響情報表示手段を備えた
請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の薬情報管理端末。 - 病院に設置される病院端末と、
薬局に設置される薬局端末と、
病院端末および薬局端末とそれぞれ通信を行う薬情報管理端末とを備え、
薬局端末は、
前記薬局が薬情報管理端末の使用者に提供する薬の識別情報と、前記薬局が前記使用者に提供する前記薬の量の情報と、服薬タイミングの情報、服用すべき薬の識別情報および服用すべき薬の量を示す服薬スケジュールとを含む投薬情報を入力する投薬情報入力手段と、
前記投薬情報を前記薬情報管理端末に送信する薬局側投薬情報送信手段と、
前記薬情報管理端末から、前記使用者に提供すべき薬の種類および量を示す処方箋情報と、投薬情報とを受信する薬局側処方箋投薬情報受信手段と、
薬局側処方箋投薬情報受信手段が受信した処方箋情報と投薬情報とを表示する処方箋投薬情報表示手段とを含み、
病院端末は、
処方箋情報を入力する処方箋情報入力手段と、
前記処方箋情報を薬情報管理端末に送信する病院側処方箋情報送信手段と、
薬情報管理端末から投薬情報を受信する病院側投薬情報受信手段と、
病院側投薬情報受信手段が受信した投薬情報を表示する投薬情報表示手段とを含み、
薬情報管理端末は、
病院側処方箋情報送信手段が送信する処方箋情報を受信する端末側処方箋情報受信手段と、
薬局側投薬情報送信手段が送信する投薬情報を受信する端末側投薬情報受信手段と、
端末側処方箋情報受信手段が受信した処方箋情報と、端末側投薬情報受信手段が受信した投薬情報とを記憶する記憶手段と、
記憶手段が記憶する投薬情報を病院端末に送信する端末側投薬情報送信手段と、
記憶手段が記憶する処方箋情報および投薬情報を薬局端末に送信する端末側処方箋投薬情報送信手段と、
時間を計時するタイマと、
タイマによって計時される時間と、記憶手段に記憶された服薬スケジュールが示す服薬タイミングの情報とに基づいて、服薬タイミングになったか否かを判定する服薬タイミング判定手段と、
服薬タイミングになったと判定された場合に、服薬タイミングになったことを報知する報知手段と、
服薬タイミングになったと判定された場合に、服薬スケジュールが示す服用すべき薬の識別情報および服用すべき薬の量を表示する服薬指示表示手段とを含む
ことを特徴とする薬情報管理システム。 - 薬局に設置された薬局端末から受信した情報に基づいて服薬指示を出力するコンピュータに搭載される薬情報管理プログラムであって、
前記コンピュータに、
前記薬局が当該薬情報管理端末の使用者に提供する薬の識別情報と、前記薬局が前記使用者に提供する前記薬の量の情報と、服薬タイミングの情報、服用すべき薬の識別情報および服用すべき薬の量を示す服薬スケジュールとを含む投薬情報を、前記薬局端末から受信する処理、
記憶手段に前記投薬情報を記憶させる処理、
時間を計時するタイマと、
タイマによって計時される時間と、記憶手段に記憶された服薬スケジュールが示す服薬タイミングの情報とに基づいて、服薬タイミングになったか否かを判定する処理、
服薬タイミングになったと判定された場合に、服薬タイミングになったことを報知する処理、および
服薬タイミングになったと判定された場合に、服薬スケジュールが示す服用すべき薬の識別情報および服用すべき薬の量を表示する処理
を実行させるための薬情報管理プログラム。
Priority Applications (1)
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JP2004073812A JP2005266853A (ja) | 2004-03-16 | 2004-03-16 | 薬情報管理端末、薬情報管理システムおよび薬情報管理プログラム |
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