JP2005266403A - プラスチック光ファイババンドルコードおよびその製造方法 - Google Patents
プラスチック光ファイババンドルコードおよびその製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】光ファイバ素線を複数本集束させて細密充填配列の光ファイバンドルコードとその製造方法を提供する
【解決手段】コア、クラッドからなるプラスチック光ファイバ素線を複数本集束させた光ファイババンドルコードであって、バンドル集合体の横断面形状が多角形の細密充填配列であることを特徴とするプラスチック光ファイババンドルコードおよびコア、クラッドからなるプラスチック光ファイバ素線をニップルによって複数本集束させて光ファイババンドルコードを製造する際、前記ニップルの内径の先端部分の形状を多角形にしてバンドル集合体を細密充填配列にて配置した後、該バンドル集合体の外周を樹脂被覆層で被覆させることを特徴とするプラスチック光ファイババンドルコードの製造方法。
【選択図】なし
【解決手段】コア、クラッドからなるプラスチック光ファイバ素線を複数本集束させた光ファイババンドルコードであって、バンドル集合体の横断面形状が多角形の細密充填配列であることを特徴とするプラスチック光ファイババンドルコードおよびコア、クラッドからなるプラスチック光ファイバ素線をニップルによって複数本集束させて光ファイババンドルコードを製造する際、前記ニップルの内径の先端部分の形状を多角形にしてバンドル集合体を細密充填配列にて配置した後、該バンドル集合体の外周を樹脂被覆層で被覆させることを特徴とするプラスチック光ファイババンドルコードの製造方法。
【選択図】なし
Description
本発明は、加工性が容易で樹脂被覆層外径変動の安定性に優れたプラスチック光ファイババンドルコードおよびその製造方法に関するものである。
従来から照明用ライトガイドとして、多数本の光ファイバを集束した光ファイバケーブルが使用されている。このような光ファイバケーブルをライトガイドとして使用する場合には、光ファイバケーブルの一方の端部を光入射端部として光源に接続し、他方の端部を光出射端部として照明領域に配置して、光源からの光を照明領域に伝送するようにしている。その場合に、プラスチック光ファイバ(以下単に「光ファイバ」という。)の素線を3本以上複数本細密充填する方法として、その内孔が丸孔である押出被覆装置を使用し、樹脂被覆を行う光ファイババンドルコードおよびその製造方法が知られている(特許文献1)。
特開2001−328152(図1)
この方法では7本の光ファイバ素線を細密充填することは可能であるが、他の場合には、細密充填ができず、配列が変わるという欠点があった。さらに他本数の場合には、細密充填配列が製造過程で変わる場合が発生し、外径変動幅が大きくなる欠点がある。
すなわち、本発明はコア、クラッドからなるプラスチック光ファイバ素線を複数本集束させた光ファイババンドルコードであって、バンドル集合体の横断面形状が多角形の細密充填配列であることを特徴とするプラスチック光ファイババンドルコード、およびコア、クラッドからなるプラスチック光ファイバ素線をニップルによって複数本集束させて光ファイババンドルコードを製造する際、前記ニップルの内径の先端部分の形状を多角形にしてバンドル集合体を細密充填配列にて配置した後、該バンドル集合体の外周を樹脂被覆層で被覆させることを特徴とするプラスチック光ファイババンドルコードの製造方法である。
本発明の光ファイババンドルコードはニップルの内径の先端部分の形状を多角形にすることで、細密充填配列の光ファイババンドルコードができる。
本発明においてコア、クラッドからなるプラスチック光ファイバ素線としては、特に限定されないが、コアはメチルメタクリレートを主成分とすることが好ましく、クラッドとしては理論開口数、コア屈折率から算出される低屈折率のクラッド材を使用する必要があり、ヘキサフルオロプロピレン、テトラフルオロエチレン、弗化ビニリデンを含有する共重合体からなることが好ましい。
本発明において使用するラスチック光ファイバの素線の径は125μmから1500mμまでであることが好ましい。
本発明においては、係るプラスチック光ファイバ素線をニップルによって複数本収束させて光ファイババンドルコードを製造する。ここで使用するニップルの材質としては、超硬メッキ、 SUS420J2、SKD−11が好ましい。使用するニップルの形状は多角形である必要がある。例えば、ニップルの先端部分を多角形にしてはめ込み式とすることも好ましい態様である。特に、ニップルの内径の形状の多角形の1辺の長さがプラスチック光ファイバ素線を細密充填配列した場合の横断面配列長さの1.005〜1.05倍であることが好ましい。
また、本発明のニップルの形状は、好ましくは、ダイス孔に向かって縮径した内周面を有するダイスと、そのダイスの内周面と所定の間隔を隔てて配置されダイス孔に向かって縮径した外周面を有する芯金とを備えた押出被覆成形機の押出部構造において、上記ダイスの先端からの距離5〜10mmの部分で上記ダイス孔後方の内周面の軸線方向からの勾配角度よりも13°〜15°の範囲で大きくなるようにした押出部構造を有するものであり、押出被覆成形機の一部をなしていてもよい。
かくして内径の先端部分の形状を多角形としてニップルにプラスチック光ファイバ素線を複数本収束させるので、プラスチック光ファイバ素線のバンドル集合体は細密充填配列にて配置される。この配列のまま、該バンドル集合体の外周を樹脂被覆層で被覆させることが重要である。
ここで使用する樹脂被覆層としては、特に限定されるものではなく、従来から使用されているものがいずれも採用可能であるが、特に、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィンエラストマ、ポリアミドエラストマ、ポリエステルエラストマ、架橋ポリエチレンの樹脂が好ましく適用できる。
図1は、本発明の光ファイババンドルコードを製造する装置の一態様の概略平面図を示す。図1において1は光ファイバFがバンドルコードからなる光ファイバコードCを形成する引抜き装置である。この引抜き装置1はヘッド2の先端部にダイス3を装着し、また内部にニップルホルダー4と、これに連結されたニップル5を挿入して構成されている。ニップル5の内径の先端部は図2のように台形となっている。ヘッド2には溶融樹脂供給口6が設けられ、この溶融樹脂供給口6から溶融樹脂Rがヘッド2内に供給されるようになっている。かくして、光ファイバFはヘッド2に供給される溶融樹脂Rにより被覆され、コードCとしてダイスから引き抜くことができる。
以下実施例により本発明を説明する。
図1に示す引抜き装置を使用して、ポリメタクリレートを芯とし、フッ化ビニリデン系ポリマを鞘とする直径265μmの光ファイバ素線を各1本ずつ図3の16個丸孔細密充填配列ガイドに各1本ずつを挿入し、ニップルの内径の形状の多角形の1辺の長さがプラスチック光ファイバ素線を細密充填配列した場合の横断面配列長さの1辺が1.03倍のニップルを用いてバンドルコードAの製造を行った。バンドルコートAについては図4の様に細密充填配列の乱れもなく製造できた。本発明によれば細密充填配列のバンドルコードの製造が容易になった。
1:引抜き装置
3:ダイス
5:ニップル
F:光ファイバ
R:樹脂
C:光ファイババンドルコード
3:ダイス
5:ニップル
F:光ファイバ
R:樹脂
C:光ファイババンドルコード
Claims (5)
- コア、クラッドからなるプラスチック光ファイバ素線を複数本集束させた光ファイババンドルコードであって、バンドル集合体の横断面形状が多角形の細密充填配列であることを特徴とするプラスチック光ファイババンドルコード。
- プラスチック光ファイバの素線の径が125μmから1500μmまでであることを特徴とする請求項1記載のプラスチック光ファイババンドルコード。
- コア、クラッドからなるプラスチック光ファイバ素線をニップルによって複数本集束させて光ファイババンドルコードを製造する際、前記ニップルの内径の先端部分の形状を多角形にしてバンドル集合体を細密充填配列にて配置した後、該バンドル集合体の外周を樹脂被覆層で被覆させることを特徴とするプラスチック光ファイババンドルコードの製造方法。
- プラスチック光ファイバの素線の径が125μmから1500μmまでであることを特徴とする請求項3記載のプラスチック光ファイババンドルコードの製造方法。
- ニップルの内径の形状の多角形の1辺の長さがプラスチック光ファイバ素線を細密充填配列した場合の横断面配列長さの1.005〜1.05倍であることを特徴とする光ファイババンドルコードの製造方法。
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---|---|---|---|
JP2004079772A JP2005266403A (ja) | 2004-03-19 | 2004-03-19 | プラスチック光ファイババンドルコードおよびその製造方法 |
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JP2004079772A Pending JP2005266403A (ja) | 2004-03-19 | 2004-03-19 | プラスチック光ファイババンドルコードおよびその製造方法 |
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2004
- 2004-03-19 JP JP2004079772A patent/JP2005266403A/ja active Pending
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