JP2005266122A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像データの一括読み出しによる印刷動作を行うことなく、また、夜間に印刷動作を行う必要もなく、つまり、ユーザの緊急な画像形成処理要求に応えることを可能にしながらもランニングコストの削減を図ることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 電力会社が設定する複数の料金形態のうち電力使用料金が安価な時間帯に電気二重層コンデンサCcに蓄電動作を行う。日中は、この電気二重層コンデンサCcに蓄えられた電力を使用することにより、使用料金が高価な電力の使用量を抑制しながらも、この時間帯におけるユーザの緊急な画像形成処理要求に応えることを可能にする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置や、これら機能を兼ね備えた複合機等に代表される画像形成装置に係る。特に、本発明は、画像形成装置のランニングコストを削減するための対策に関する。
従来より、上記画像形成装置の電源回路としては、主電源回路と補助電源回路とを備えている。そして、通常の画像形成動作時やファクシミリ受信時には、比較的高い電圧を必要とするために上記主電源回路の電力を利用して装置内の各ユニットを駆動し、所定の画像形成動作を行うようにしている。
一方、画像形成装置が所定時間使用されない場合には、待機状態となり、主電源回路をOFFすると共に補助電源回路をONし、起動に必要な比較的低い電圧の電力(待機電力)のみを補助電源回路から各ユニットに供給するようになっている。具体的にオフィスに設置される画像形成装置にあっては、就業時間中に画像形成装置が例えば30分間使用されない場合には待機状態となる。また、夜間や休日にあっては待機状態が長時間に亘って継続する状態となる。この状態から操作パネルが操作されたり、ファクシミリ受信した場合に、補助電源回路からの電力を使用して主電源起動回路を駆動して主電源回路をON作動させ、この主電源回路からの給電による所定の画像形成動作を実行するようになっている。
この種の画像形成装置にあっては、これまで、消費電力量の削減によるランニングコストの低廉化が求められてきている。近年、複写機能、プリント機能、ファクシミリ機能を兼ね備えた複合機の普及が進んでいるが、この種の装置にあっては消費電力量が特に大きく、電力使用料金が嵩んでしまうといったことが懸念されている。
この電力使用料金の削減に鑑みられたものとして下記の特許文献1〜3がこれまでに提案されている。
特許文献1には、複数の画像データを記憶手段に記憶しておき、予め指定しておいた時刻になった時点でこれら画像データを一括して読み出して印刷することが開示されている。これにより、定着ローラのウォームアップに要する電力を削減することができるようにしている。
また、特許文献2には、ADFに原稿をセットしておき、指定した時刻(夜間電力料金の適用時刻)になると複写動作を開始することが開示されている。つまり、電力使用料金の安価な時間帯を利用することによりランニングコストの削減を図るようにしている。
更に、特許文献3には、印刷データを日中に2次記憶装置に蓄積しておき、この印刷データを使用した印刷動作を夜間時間帯に無人状態で実行することにより、印刷要求を処理する時間帯の分散化を図ることが開示されている。
特開平9−139824号公報 特開昭64−74557号公報 特開2000−112694号公報
上記各特許文献に開示されているように、蓄積した画像データの一括読み出しによって電力消費量を削減したり、夜間に印刷処理を実行することによって電力使用料金を削減することについてはこれまでに提案されている。
しかしながら、上記各特許文献に開示されている技術にあっては、日中(電力使用料金の高い時間帯)における緊急の印刷処理要求に対してはランニングコストの削減を図ることができない。つまり、電力使用料金の高い時間帯に、ユーザが直ちに印刷動作を実行させたい場合、装置は印刷処理を実行せねばならず、料金の高い電力を使用した印刷動作が行われてしまう。特に、装置が待機状態であった場合には、料金の高い電力を使用した定着ローラのウォームアップ動作及び印刷動作が行われることになる。そして、このような緊急印刷要求に応じるための待機状態からの印刷処理実行が複数回行われた場合、その度に、主電源回路をON作動させて定着ローラのウォームアップ動作及び印刷動作が必要になってしまい、装置のランニングコストを抑えることができなくなってしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画像データの一括読み出しによる印刷動作を行うことなく、また、夜間に印刷動作を行う必要もなく、つまり、ユーザの緊急な画像形成処理要求に応えることを可能にしながらもランニングコストの削減を図ることができる画像形成装置を提供することにある。
−発明の概要−
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決手段は、電力供給者(電力会社等)が設定する複数の料金形態のうち電力使用料金が安価な時間帯に電力蓄積手段(二次電池等)に蓄電動作を行い、この蓄えられた電力を、電力使用料金が高価な時間帯に使用することにより、使用料金が高価な電力の使用量を抑制しながらも、この時間帯におけるユーザの緊急な画像形成処理要求に応えることを可能にしている。
−解決手段−
具体的に、本発明は、記録媒体に対して画像形成を行う画像形成部を備えた画像形成装置を前提とする。この画像形成装置に対し、電源からの電力を受けて、この電力を予め蓄えておく電力蓄積手段と、この電力蓄積手段への蓄電動作の実行時間帯を調整する蓄電実行手段とを備えさせる。そして、この蓄電実行手段が、電力供給者が時間帯に応じて設定している複数種類の電力使用料金のうち、料金が安価な時間帯に上記蓄電動作を実行する構成としている。
この特定事項により、例えば深夜などのように画像形成装置の使用頻度が低く且つ電力使用料金が安価な時間帯に電力蓄積手段への蓄電動作が行われる。例えば、オフィスに設置された画像形成装置にあっては、始業時刻には電力蓄積手段が満充電となっている。そして、就業時間中には、この電力蓄積手段に蓄積されている電力を使用することにより、電力使用料金が高価な時間帯であってもこの高価な電力の使用量を抑制しながら画像形成処理動作を実行することができる。尚、ここでいう「料金が安価な時間帯」とは、電力供給者が時間帯に応じて設定している電力使用料金が2種類のみである場合には安価な方の時間帯を言い、3種類以上の電力使用料金が設定されている場合には最も高価な料金以外の料金が適用される時間帯を言う。この場合、好ましくは、最も安価な料金が適用される時間帯において蓄電動作を実行する。
この電力蓄積手段に蓄積されている電力の使用形態として具体的には以下のものが掲げられる。先ず、画像形成動作の非実行時に省電力モードとなるように構成された画像形成装置に対して、この省電力モード時に、画像形成動作への復帰要求を監視する監視手段を備えさせ、この省電力モード時に、電力蓄積手段が監視手段へ電力供給を行うようにするものである。つまり、電力蓄積手段に蓄積されている電力を待機電力として使用するものである。
また、画像形成部による画像形成動作の実行時に、電力蓄積手段が画像形成部へ電力供給を行うようにしてもよい。これによれば、電力使用料金が高価な時間帯の電力を殆ど使用することなしに画像形成装置を稼働することが可能になる。
更には、記録媒体の表面に付着させた画像形成剤を加熱定着させるための定着器を備えたものにおいて、この定着器のウォームアップ時に電力蓄積手段が定着器へ電力供給を行うようにしてもよい。これによれば、定着器のウォームアップ時の電力として電力蓄積手段に蓄えられている電力を使用することができるので、このウォームアップ動作に必要な電力の料金を削減できる。そればかりでなく、このウォームアップ動作時には、電力蓄積手段に蓄えられた電力と主電源からの電力とによって一時的に大電力による定着器の加熱動作を行うことができる。このため、定着器を急速に温度上昇させることができ、ウォームアップ動作に要する時間の短縮化を図ることができる。つまり、待機状態からユーザの印刷要求があった場合に、その印刷要求開始時点から印刷処理動作の完了までの時間の短縮化を図ることができる。
また、画像形成装置のランニングコストの更なる削減を図るための構成としては以下のものが掲げられる。つまり、画像形成が要求された画像データを一旦記憶し、この記憶しておいた画像データに対し一括して画像形成部により画像形成動作を行うようにする。そして、電力使用料金が安価な時間帯において画像形成動作が完了するように画像形成動作の開始時刻を算出し、その算出時刻から画像形成動作を開始する構成としている。ここで画像形成動作に使用する電力としては、電力蓄積手段に蓄えられている電力以外の電力(主電源の電力)を使用することが好ましいが、この画像形成動作の完了後にも電力蓄積手段への充電時間(電力使用料金が安価な時間帯での充電時間)が確保できるようにすれば、この電力蓄積手段に蓄えられている電力を使用して画像形成動作を行ってもよい。
これによれば、定着器のウォームアップ動作を一度行うのみで上記記憶されている画像データに対する画像形成動作を実行できる。また、この画像形成動作を実行する時間帯は電力使用料金が安価な時間帯であるので、これによっても画像形成装置のランニングコストの削減を図ることができる。
本発明では、電力使用料金が安価な時間帯の電力を利用して電力蓄積手段への蓄電を行い、この蓄電力を、電力使用料金が高価な時間帯に使用することで、使用料金が高価な電力の使用量を抑制しながらも、この時間帯におけるユーザの緊急な画像形成処理要求に応えることが可能になる。このため、ユーザの緊急な画像形成処理要求に対してランニングコストを削減しながらも応えることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。後述する第1実施形態では、夜間電力を利用して予め蓄えておいた電力を、定着ローラ加熱用として使用する場合について説明する。また、第2実施形態では、予め蓄えておいた電力を、画像形成装置の待機電力として使用する場合について説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本形態に係る画像形成装置の定着装置1は、円筒形状の定着ローラ10と、この定着ローラ10の軸心と平行に延びる軸心を有して定着ローラ10の外周面に接するロール形状の加圧ローラ11とを備えている。
上記定着ローラ10の内部には、熱線フィラメントからなる第1の加熱手段としての電気ヒータ(以下、メインヒータと呼ぶ)12及び第2の加熱手段としての電気ヒータ(以下、サブヒータと呼ぶ)13が定着ローラ10の軸心と平行に延びるように配設されている。
これにより、トナー像が形成された転写用紙Pが、ヒータ12,13によって加熱される定着ローラ10と加圧ローラ11との間で挟持搬送される際に、回転するローラ10,11の表面から作用する熱及び圧力により、トナー像が転写用紙P上に定着(加熱溶着)されるようになっている。
本形態における定着装置1は、待機時には、メインヒータ12及びサブヒータ13がOFF状態で維持されて消費電力の低減が図られていると共に、プリント開始動作に備えて後述する蓄電回路26に備えられた電力蓄積手段としてのコンデンサ(電気二重層コンデンサ)Ccへの充電が行われる(この充電タイミングについては後述する)。そして、充電後は、このコンデンサCcの蓄電圧が所定電圧に維持されるようになっている。
そして、本形態の特徴とするところは、上記コンデンサCcへの充電動作が、電力使用料金の安価な時間帯である夜間電力料金適用時間帯(例えば午後11時から午前7時の間)に設定されている点にある。つまり、本画像形成装置には、タイマが備えられており、上記夜間電力料金適用時間帯になるとコンデンサCcへの充電動作が開始されるようになっている(この充電動作を行うための回路構成については後述する)。この充電動作の開始は、図示しない中央演算処理装置(CPU)に備えられた蓄電実行手段により実行される。
更に、この充電動作の後、プリント開始信号の入力に伴い、メインヒータ12に電源からの正規の電力供給(電源容量上限近傍の値の電力の供給)が行われる。また、これと同時に、ローラ表面を所定温度まで立ち上げるための時間(ウォームアップ時間)を短縮化するために、上記蓄電回路26のコンデンサCcを放電させてその電力をサブヒータ13に供給するといったウォームアップ動作の制御が、後述するヒータ制御回路によって行われるようになっている。
以下、本形態に係る定着ローラ10について説明する。本形態における定着ローラ10の具体構成としては、アルミニウム材で形成され、直径が40mm、肉厚が0.5mmに設定されている。また、この定着ローラ10の軸方向長さは320mmである。更に、ローラ内部には、メインヒータ12となる定格電圧が100V、定格電力1000Wのハロゲンランプと、サブヒータ13となる定格電圧100V、定格電力500Wのハロゲンランプとが配置されている。
また、本実施形態における蓄電回路26には、静電容量2Fの電気二重層コンデンサが備えられ、その充電終了電圧は110V、放電終了電圧は90Vにそれぞれ設定されている。また、本定着ローラ10は、密度が2.7g/cm3、熱伝導率が2.3J/cm・s・k、ローラ熱量が6.11J、ローラ断面積が0.62cm2、横方向熱伝導率が1.43J・cm/s・k、厚み方向熱伝導率が46.0J/cm2・s・kである。尚、上述した定着ローラ10及び蓄電回路26の各数値はこれに限るものではない。
<ヒータ制御回路の説明>
上記メインヒータ12及びサブヒータ13は、図2に示すヒータ制御回路によりオン/オフ制御される。以下、このヒータ制御回路について説明する。
図2に示すヒータ制御回路において、20はAC電源、21はスイッチSW1,SW1からなるメイン電源スイッチ、22はゼロクロススイッチSW2からなるスイッチング回路(以下、ゼロクロススイッチと呼ぶ)、23はスイッチSW3からなる迂回電源スイッチ、25は複数のダイオードから構成される整流回路、26は平滑コイルLと蓄電素子であるコンデンサ(二重層コンデンサ)Ccから構成される蓄電回路、27は半導体スイッチ素子SW4からなるスイッチ手段としてのスイッチング回路である。
上記蓄電回路26に備えられているコンデンサCcとしては、大容量の電気二重層コンデンサが用いられている。この電気二重層コンデンサCcは、化学反応を伴わないものであるため、寿命が長く、繰り返し充放電による劣化がなく、内部抵抗が二次電池に比べて小さくて秒単位での急速な充放電が可能であり、小型であって、また、鉛蓄電池等の二次電池のように液交換や液補充なども不要で、メンテナンス性も良いといった利点がある。また、この電気二重層コンデンサCcは、電極に活性炭を使用し、鉛などの有害物質を含まないため、廃棄時における環境負荷も少ないといった優れた特徴をも有している。
上記メインヒータ12は、AC電源20に対して、メイン電源スイッチ21、ゼロクロススイッチ22を介して接続されている。一方、サブヒータ13は、AC電源20に対して、迂回電源スイッチ23、整流回路25、蓄電回路26、スイッチング回路27を介して接続されている。
このヒータ制御回路において、画像形成機の待機時においては、メイン電源スイッチ21がONであるが、ゼロクロススイッチ22がOFFとなっており、メインヒータ12への電流の供給は遮断されている。また、プリント開始信号の入力に伴って、ゼロクロスイッチ22がON作動し、AC電源20からメインヒータ12への通電及びゼロクロスイッチ22のスイッチングによる電力制御が行われるようになっている。
一方、迂回電源スイッチ23は、夜間電力料金適用時間帯であってプリント開始信号がOFFであるときには、常時ONされている。また、この時間帯にはスイッチング回路27がOFFとなっている。このため、サブヒータ13に電流が供給されることはなく、迂回電源スイッチ23、整流回路25を介して蓄電回路26の二重層コンデンサCcへ緩やかに充電され、その後はコンデンサCcの端子電圧(例えば110V)が維持される。
そして、日中(使用料金が高価な時間帯)にプリント開始信号がONとなったとき、上述した如くゼロクロススイッチ22がONし、上記AC電源20からメインヒータ12への電力供給動作が開始される。これと並行して、スイッチング回路27がONして蓄電回路26の二重層コンデンサCcが放電し、この電力がサブヒータ13に供給される。このようにしてウォームアップ補助動作が行われる。この放電動作時には迂回電源スイッチ23はOFFされ、コンデンサCcへの充電動作は禁止される。尚、スイッチング回路27は単純なON/OFF動作を行うものであり回路での損失は無視できるように設計されている。このウォームアップ動作により、定着ローラ10は2種類のヒータ12,13からの加熱を同時に受けて待機温度から定着温度に急速に高められる。
そして、定着ローラ10の温度が所定の定着温度に到達するか、もしくは電気二重層コンデンサCcが所定の放電を行って端子電圧が下限値(90V)に到達すると、スイッチング回路27はOFFとなりウォームアップ補助動作は終了する。
本実施形態において、定着ローラ10の表面温度が定着温度になるまでの立ち上り時間(ウォームアップ時間)は約8.1secであり、この間に定着ローラ10の表面温度は、周囲温度(例えば20℃)から、定着温度(例えば150℃)に均一に加熱されることになる。
尚、夜間電力料金適用時間帯にプリント開始信号がONとなった場合にも上記と同様に、AC電源20及び蓄電回路26からの給電によるウォームアップ動作が実行される。この際、電気二重層コンデンサCcが所定の放電を行って端子電圧が下限値(90V)に到達した時点が夜間電力料金適用時間帯であった場合には、再び、蓄電回路26の二重層コンデンサCcへ緩やかに充電される。その後はコンデンサCcの端子電圧(例えば110V)が維持される。
上述した如く、本形態ではコンデンサCcへの充電動作が、電力使用料金の安価な時間帯である夜間電力料金適用時間帯に実行されるようになっている。このため、例えば、オフィスに設置された画像形成装置にあっては、始業時刻にはコンデンサCcが満充電となっており、就業時間中には、このコンデンサCcに蓄積されている電力を使用することにより、電力使用料金が高価な時間帯であってもこの高価な電力の使用量を低く抑えながらも画像形成処理動作を実行することができ、画像形成装置のランニングコストの削減を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。ここでは、通信システムがファクシミリ機能、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能を有するマルチファンクションプリンタ(以下、省略してMFPと記す)に本発明を適用した場合について説明する。
図3は、本実施形態に係るMFPの電源回路101を示している。同図に示すように、電源回路101は、メイン制御回路110、主電源制御部130、操作パネルSW140、補助電源回路150、主電源回路160、及び本発明でいう電力蓄積手段としての二次電源回路200を備えている。
メイン制御回路110は、電源回路101が適用される装置およびその装置の外部に接続される外部機器の間における通信を行うインタフェース部120を備えている。
ここで、インタフェース部120は、公衆回線を介して入出力されるFAXデータの通信に用いられるFAXボード121、イーサネット(登録商標)等を介してローカルエリアでのデータの通信に用いられるLANボード122、また、スタンドアロンのシステム等の外部のパーソナルコンピュータとIEEE1284インタフェースを介しての通信に用いられるプリンタボード123、および外部機器であるデジタルカメラや画像ストレージ装置等のUSBデバイスとUSBインタフェースを介しての通信に用いられるUSBボード124を備えている。これにより、デジタルカメラあるいは画像ストレージ装置からのダイレクトプリント等の要求にUSBを介してMFPが対応するようになっている。
また、上記FAXボード121には、公衆回線を介して入力されるFAXの受信を検出するリング検出回路131が、LANボード122には、イーサネット等を介してのローカルエリア内で通信されるデータの入力を検出するLAN信号検出回路32が、プリンタボード123には、IEEE1284インタフェースを介して外部機器から入力される信号を検出する1284信号検出回路133が、USBボード124には、USBインタフェースを介して外部機器から入力される信号を検出するUSB信号検出回路134がそれぞれ備えられている。
また、メイン制御回路110には、操作パネルSW140のスイッチがユーザによりオンされたこと等を検出するパネル信号検出回路135が備えられている。
更に、主電源制御部130には、上記各検出回路131〜135からの信号に基づいて主電源回路160を起動させる主電源起動回路136が備えられている。
上記操作パネルSW140は、ユーザからのコマンド等を受け付ける操作部に設けられるスイッチであり、ここでは主に、ユーザの意志により省電力動作状態の電源回路101を通常動作状態に復帰させる際に使用するものである。
補助電源回路150は、主に、主電源回路160による電力の供給が停止している省電力動作状態において、リング検出回路131、LAN信号検出回路132、1284信号検出回路133、USB信号検出回路134、パネル信号検出回路135、および主電源起動回路136に電力を供給する役割を果たす。なお、リング検出回路131、LAN信号検出回路132、1284信号検出回路133、USB信号検出回路134、およびパネル信号検出回路135は、主電源起動回路136とともに本発明の監視手段を構成する。
主電源回路160は、電源回路101が通常動作状態時にMFPの各構成要素に対して、所定の電力を供給する役割を果たす。ここで、電源回路101が適用されるMFPは、ユーザからのコマンドがなく、処理すべきコマンドが存在しない状態が所定の時間以上継続すると、コマンド待機時の消費電力を軽減するために省電力動作状態になる。この省電力動作状態においては、次にコマンドの入力等がされるまで電源回路101は、MFPの各構成要素に対して主電源回路160による電力の供給を停止する。
そして、復帰信号となる次のコマンド入力を検出することにより、電源回路101は通常動作状態に復帰し、再びMFPの各構成要素への電源の供給を開始する。なお、電源回路101は、省電力動作状態において、前記コマンド入力、すなわち復帰信号を受信し通常動作状態に復帰するための必要最低限のレベルにまで、消費電力が削減できる。
本形態の特徴とするところは、電源(商用交流電源)に対して、上記補助電源回路150と並列に二次電源回路200が接続されており、スイッチ201,202の切り換え動作によって二次電源回路200の充電や放電が可能な構成となっている点にある。つまり、二次電源回路200は、給電ラインL2を介して商用交流電源ラインL1に接続されており、この給電ラインL2には給電スイッチ201が設けられている。つまり、この給電スイッチ201が閉状態(図3に破線で示す状態)となると二次電源回路200への給電(蓄電)が可能な構成となっている。この二次電源回路200としては、上述した第1実施形態の如く電気二重層コンデンサを利用したものでもよいし、リチウムイオン二次電池やニッカド二次電池等を利用したものであってもよい。
また、この二次電源回路200と補助電源回路150とは放電切換スイッチ202を介してメイン制御回路110及び主電源制御部130に対する接続状態が切り換え可能となっている。つまり、この放電切換スイッチ202が補助電源回路150側に切り換えられた状態(図3に破線で示す状態)では、この補助電源回路150からメイン制御回路110及び主電源制御部130に対して待機電力が供給される一方、放電切換スイッチ202が二次電源回路200側に切り換えられた状態(図3に実線で示す状態)では、この二次電源回路200に蓄えられている電力がメイン制御回路110及び主電源制御部130に対して待機電力として供給されるようになっている。
次に、本形態における電力供給動作について説明する。
先ず、夜間電力料金適用時間帯にあっては、給電スイッチ201が閉状態(図3に破線で示す状態)となり、放電切換スイッチ202が補助電源回路150側に切り換えられた状態(図3に破線で示す状態)となる。これにより、補助電源回路150からメイン制御回路110及び主電源制御部130に対して待機電力が供給されながら、二次電源回路200への充電動作が行われる。この状態で、FAX受信等があると、主電源制御部130の主電源起動回路136によって主電源回路160が起動し、待機状態が解除されてFAX受信動作等が実行される。また、この待機中にユーザが操作パネルを操作した場合にも主電源起動回路136によって主電源回路160が起動し、待機状態が解除されてユーザの要求に応じた画像形成処理動作が実行される。この間も二次電源回路200への充電動作は継続されている。
このようにして二次電源回路200への充電動作が行われるため、夜間電力料金適用時間帯中に二次電源回路200は満充電状態となる。
そして、日中(電力使用料金が高価な時間帯)では、給電スイッチ201が開状態(図3に実線で示す状態)となり、放電切換スイッチ202が二次電源回路200側に切り換えられた状態(図3に実線で示す状態)となる。これにより、二次電源回路200からメイン制御回路110及び主電源制御部130に対して待機電力が供給される。この状態で、FAX受信やユーザからの画像形成処理要求があると、主電源制御部130の主電源起動回路136によって主電源回路160が起動し、待機状態が解除されてFAX受信動作や画像形成動作が実行される。
このように、本形態では、日中(電力使用料金が高価な時間帯)での待機電力としては、夜間電力料金適用時間帯に二次電源回路200へ充電しておいた電力を使用している。このため、この待機電力として電力使用料金が高価な電力を使用することがなくなり、画像形成装置のランニングコスト(電力料金)の低廉化を図ることができる。
−その他の電力供給動作−
上記第2実施形態では、日中に、FAX受信やユーザからの画像形成処理要求があった場合には主電源回路160を起動させ、この主電源回路160からの電力によって画像形成処理動作を実行するようにしていた。
その他の電力供給動作として、日中に、FAX受信やユーザからの画像形成処理要求があった場合にも二次電源回路200に蓄えられている電力によって画像形成処理動作を実行するようにしてもよい。つまり、この二次電源回路200に蓄えられている電力を、待機電力及び画像形成動作時の駆動電力として使用するようにしたものである。この場合、二次電源回路200の蓄電力が無くなった場合には、電力供給源は主電源回路160に切り換えられることになり、その後の待機電力は補助電源回路150から供給されることになる。そして、夜間(電力使用料金が安価な時間帯)になると再び二次電源回路200への蓄電動作が開始される。
また、上述した第2実施形態の回路構成に代えて図4に示す電源回路101を採用することも可能である。この図4に示すものは、待機電力としては補助電源回路150からの電力を使用し、画像形成動作時の電力としては二次電源回路200からの電力を主電源回路160からの電力よりも優先して使用するようにしたものである。つまり、夜間の待機中には、給電スイッチ201が閉状態(図4に破線で示す状態)となり、放電切換スイッチ202が開状態(図4に破線で示す状態)となる。これにより、補助電源回路150からメイン制御回路110及び主電源制御部130に対して待機電力が供給されながら、二次電源回路200への充電動作が行われる。この状態で、FAX受信等があると、給電スイッチ201が開状態(図4に実線で示す状態)となり、放電切換スイッチ202が閉状態(図4に実線で示す状態)となる。これにより、待機状態が解除され、二次電源回路200からの電力を使用したFAX受信動作等が実行される。また、この待機中にユーザが操作パネルを操作した場合にも二次電源回路200からの電力を使用した画像形成処理動作が実行される。
そして、日中にあっては、給電スイッチ201が常時開状態(図4に実線で示す状態)となり、画像形成動作の実行要求がある度に放電切換スイッチ202が閉状態(図4に実線で示す状態)となって、二次電源回路200からの電力を使用した画像形成動作が実行される。この場合、二次電源回路200の蓄電力が無くなると、電力供給源は主電源回路160に切り換えられることになる。
尚、この図4に示す回路構成の場合、二次電源回路200からの電力と主電源回路160からの電力とを併用した画像形成動作を実行することも可能である。
−その他の実施形態−
以上説明した各実施形態は一つの電力蓄積手段を使用した場合について説明したが、複数の電力蓄積手段を画像形成装置に搭載する構成としてもよい。
また、よりいっそうのランニングコストの削減を図るために、画像形成が要求された画像データを一旦メモリに記憶しておき、この記憶しておいた画像データに対し、夜間(電力使用料金が安価な時間帯)に一括して画像形成動作を行うようにし、且つこの電力使用料金が安価な時間帯において画像形成動作が完了するように画像形成動作の開始時刻を算出してその算出時刻から開始するようにしてもよい。
電気ヒータを使用した定着装置の内部を各ローラの軸心線方向から見た概略構成図である。 第1実施形態に係るヒータ制御回路を示す図である。 第2実施形態に係る電源回路を示す図である。 第2実施形態の変形例に係る電源回路を示す図である。
符号の説明
131 リング検出回路
132 LAN信号検出回路
133 1284信号検出回路
134 USB信号検出回路
135 パネル信号検出回路
136 主電源起動回路
Cc 電気二重層コンデンサ(電力蓄積手段)
200 二次電源回路(電力蓄積手段)

Claims (5)

  1. 記録媒体に対して画像形成を行う画像形成部を備えた画像形成装置において、
    電源からの電力を受けて、この電力を予め蓄えておく電力蓄積手段と、
    この電力蓄積手段への蓄電動作の実行時間帯を調整する蓄電実行手段とを備えており、
    上記蓄電実行手段は、電力供給者が時間帯に応じて設定している複数種類の電力使用料金のうち、料金が安価な時間帯に上記蓄電動作を実行するよう構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    画像形成動作の非実行時には省電力モードとなるように構成されており、
    この省電力モード時に、画像形成動作への復帰要求を監視する監視手段を備えており、
    上記省電力モード時、電力蓄積手段が監視手段へ電力供給を行う構成となっていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2記載の画像形成装置において、
    画像形成部による画像形成動作の実行時、電力蓄積手段が画像形成部へ電力供給を行う構成となっていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1、2または3記載の画像形成装置において、
    記録媒体の表面に付着させた画像形成剤を加熱定着させるための定着器を備えており、
    この定着器のウォームアップ時に電力蓄積手段が定着器へ電力供給を行う構成となっていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜4のうち何れか一つに記載の画像形成装置において、
    画像形成が要求された画像データを一旦記憶し、この記憶しておいた画像データに対し一括して画像形成部により画像形成動作を行うようになっており、
    この画像形成動作の実行動作は、電力使用料金が安価な時間帯において画像形成動作が完了するように画像形成動作の開始時刻を算出してその算出時刻から開始するよう構成されていることを特徴とする画像形成装置。
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