JP2005265373A - 空気調和機の表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示装置で使用しているレンズが複雑な形状であるため、空気調和機本体の薄型化や低コスト化が困難であった。
【解決手段】機器の動作や状態と同期して制御される可視発光素子1と、その可視発光素子側に凹型レンズ部3を有し透過する光を屈折し拡散させる透過パネル2と、前記透過パネルで屈折拡散した光の出光側6に所定の形状の透過窓を持つ飾り板7とを配置することにより、十分な出光面積を得ることで、省スペースの中で十分な視認性を得ると共に、低コスト化を図ることができる。
【選択図】図1
【解決手段】機器の動作や状態と同期して制御される可視発光素子1と、その可視発光素子側に凹型レンズ部3を有し透過する光を屈折し拡散させる透過パネル2と、前記透過パネルで屈折拡散した光の出光側6に所定の形状の透過窓を持つ飾り板7とを配置することにより、十分な出光面積を得ることで、省スペースの中で十分な視認性を得ると共に、低コスト化を図ることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、空気調和機用の表示装置に関するものである。
従来、十分な輝度の光を得るには特許文献1のような構成を備えることでこれを実現していた。
図5は前記特許文献1に記載された従来の表示装置の斜視図である。
図5において、表示窓107に出光部112を挿入した状態でレンズ103をケース102の枠状部内に嵌め合わせ、さらにケース102とホルダ105との間にレンズ103を挟み込むようにホルダ105をケース102の枠状部内に嵌め合わせることにより、ホルダ105の位置決めが確実になされる。それによって、ホルダ105に保持される発光素子104が表示窓107に対応した所定の位置に配されるので、発光素子104とレンズ103の受光部113および出光部112との光軸ずれを防止できるので、表示装置として必要な目標輝度を達成できるという効果が得られる。そして、レンズ103の受光部113が凸形状となるように形成することにより、発光素子104の形状と同一のR形状にする必要はなく、レンズ103の受光部113の形状の設計自由度が向上するという効果が得られる。また、レンズ103の受光部113が凸形状となるように形成することにより、レンズ103内で光があまり拡散せず、光の減衰量が減るため、表示装置として必要な輝度を達成していた。
特開平9−127886号公報
しかしながら、前記従来の構成においては、複雑な形状のレンズを使用するため、近年空気調和機本体の薄型化や低コスト化が要求されている中、低コストさらには空気調和機本体の薄型化を実現することが困難であるという課題を有していた。
また、一般にLEDは広指向性と高輝度を同時に実現しようとするとコストが高くなり、輝度向上のために狭指向性を持つLEDを使用すると広い出光面が得られず、出光面を広げるためにはLEDと受光部の距離が必要であり空気調和機本体の薄型化により距離の確保が困難となる。これらのため、表示装置のデザイン性の向上を達成することが困難であった。本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、省スペースの中で十分な視認性を得てデザイン性を向上すると共に低コスト化を目的とするものである。
前記従来の課題を解決するため本発明の空気調和機は、発光素子の前面に配置された透過パネルの一部を凹型レンズ形状としたものである。
本発明の空気調和機は、凹型のレンズを設けた透過パネルに接近させて配置したLEDの光を屈折させ、透過パネルの表面に拡散透写することにより十分な面積の光を得ることが出来、その結果、省スペースの中で十分な視認性を得てデザイン性を向上すると共に低コスト化を図ることが出来る。
第1の発明は、発光素子と、前記発光素子の前面に前記可視発光素子側に凹型レンズ形状を有し透過する光を屈折し拡散させる透過パネルと、前記透過パネルで屈折拡散した光の出光側に所定の形状の透過窓を持つ飾り板とを配し、前記発光素子の光を屈折、拡散させ、透過パネルの出光面に透写することで十分な出光面積を得ることが出来、その結果省スペースの中で十分な視認性を得ると共に低コスト化を図ることが出来る。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における空気調和機の表示部の縦断面図である。
図1は本発明の実施の形態1における空気調和機の表示部の縦断面図である。
図1において、可視発光素子であるLED1と、透過パネル2と、透過パネル2の凹型レンズ部3と、LED1の80%以上の輝度範囲である照射範囲4と、透過パネル2の受光面5と、透過パネル2の出光面6と、飾り板7で構成され、LED1により発せられた光は、照射範囲4の範囲で受光面5に達し、屈折することで出光面6に拡散透写され、外部から見た場合光は飾り板7の開口形状に見える。これにより飾り板により所定の形状を表現することができ、デザイン性を向上することができる。
図3,4は屈折の原理を示す図である。
図3においてLED1の光の照射角度がプリント基板11の面の垂直方向に対し角度αとなる様に設置され、屈折率nの透過媒体12をLED1の正面でプリント基板11の表面に対し平行に設置した場合、光は屈折角α/nすなわちα−α/nの方向転角をおこす。
次に図4のように、透過媒体をプリント基板11の垂直方向に対し角度βの傾きを与えた場合同様に(α+β)/nの屈折角すなわち(α+β) −(α+β)/nの方向転角となる。このとき、βは光入射方向に角度を持つため方向転角の方向は光を光軸に対し外へ広がる方向すなわち指向性を広げることとなる。
以上より本実施の形態では屈折部の透過率n=1.45の樹脂を選定しており、上記の設置構造によると約15.5°の方向転角となる。従って光はプリント基板面の垂直から約14.5°傾いた角度に転角される。
図2は受光面5での光の屈折を表すもので、受光面5と、LED1の光の照射範囲4との交点で、(α+β) −(α+β)/nの方向転角により、出光面6へ光が透写され、飾り板7の透過窓の形状で表現される機器の動作や状態の表現をより広い面積で可能とする。
本発明にかかる空気調和機は、省スペースの中での低コストな表示部の実現が可能となるので、空気調和機以外にも表示部を有する電子電気機器に広く適用出来る。
1 LED(可視発光素子)
2 透過パネル
3 凹型レンズ部
4 照射範囲
5 受光面
6 出光面
7 飾り板
11 プリント基板
12 透過媒体
2 透過パネル
3 凹型レンズ部
4 照射範囲
5 受光面
6 出光面
7 飾り板
11 プリント基板
12 透過媒体
Claims (1)
- 機器の動作や状態と同期して制御される可視発光素子と、前記可視発光素子側に凹型レンズ形状を有し透過する光を屈折し拡散させる透過パネルと、前記透過パネルで屈折拡散した光の出光側に所定の形状の透過窓を持つ飾り板とを配置したことを特徴とする、空気調和機の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004082269A JP2005265373A (ja) | 2004-03-22 | 2004-03-22 | 空気調和機の表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004082269A JP2005265373A (ja) | 2004-03-22 | 2004-03-22 | 空気調和機の表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005265373A true JP2005265373A (ja) | 2005-09-29 |
Family
ID=35090115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004082269A Pending JP2005265373A (ja) | 2004-03-22 | 2004-03-22 | 空気調和機の表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005265373A (ja) |
-
2004
- 2004-03-22 JP JP2004082269A patent/JP2005265373A/ja active Pending
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