JP2005264375A - かつら製造用立毛装置 - Google Patents

かつら製造用立毛装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005264375A
JP2005264375A JP2004078913A JP2004078913A JP2005264375A JP 2005264375 A JP2005264375 A JP 2005264375A JP 2004078913 A JP2004078913 A JP 2004078913A JP 2004078913 A JP2004078913 A JP 2004078913A JP 2005264375 A JP2005264375 A JP 2005264375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
hair
artificial hair
wig
needle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004078913A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4501132B2 (ja
Inventor
Takayoshi Fukuyama
孝喜 福山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PURORIA KK
Original Assignee
PURORIA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PURORIA KK filed Critical PURORIA KK
Priority to JP2004078913A priority Critical patent/JP4501132B2/ja
Publication of JP2005264375A publication Critical patent/JP2005264375A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4501132B2 publication Critical patent/JP4501132B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Prostheses (AREA)

Abstract

【課題】 植毛材をベースへ植え付ける際の負荷を緩和し、植毛材を確実に植え付けること
【解決手段】 かつら製造用自動植毛機は、ベース11の上面に人工毛30を供給するベース供給部1及びベース11の平面に対し直交する方向に進退する植付け手段41を備える。植付け手段41の直上に設けるヘッド部42に人工毛30を保持するキャッチャ44を設ける。該キャッチャ44とベース11の間に横動自在の発熱体46を設ける。発熱体46により曲げくせをつけられた人工毛30の中間部30aがベース11の裏面に残る。これによりベース11への人工毛30の着地が静かに行われ、また中間部30aがベース11の裏面に強固に固着されるから、人工毛30がベース11に立設された状態で植え付けられる。これにより、着用時に自然毛と見分けがつかない位の出来栄えとなる。
【選択図】 図8

Description

本願発明はかつら製造の機械化に関し、とくにかつら製造用立毛装置に関する。
従来、かつらの製造は立体形状に成形された厚手の母材に植毛材を2つ折りにして一つ一つ人手により縫い付けており、2本(2つ折りすると1本が2本になる)又は数本ずつ束になった植毛材を植えつけていた。
しかし、このような手植え作業では例えば2万本を2〜3週間位かかって植付けるのがせいぜいであり、作業効率が極端に悪いという欠点があった。またコスト高を嫌い人件費の安い海外で生産すると、不良品が多く発生し歩留まりが悪い。
そこで、機械化の提案がされたこともあったが、未だ成功するに至っていない。
これは植毛材を植え付けられるベースが極薄からなるため、植毛材を植え付けるときの負荷により、ベースが裂けることによる。
ベースを人皮程度の極薄のシートにて構成すると、植毛材を植え付けるときの負荷によりベースに穿設した通孔が拡大し、最終的に隣接する通孔と連続して植え付け不能となる。
研究の結果、これは植毛材を植え付けるときの負荷のコントロールが難しいため、植毛材の根本となる部分がベースを引き裂いてしまうためである。
また植毛材を2つ折りにしてできる中間部を単に曲げた状態で植毛材を植え付けると、植毛材がベースに対しいわば寝た状態で植え付けられる。これではいかにも「かつら」然となって外観上自然毛と見分けがつき易くなる。
本願発明は上記欠点を解消することを目的とする。即ち、自然毛と見分けがつき難いかつらとすることを目的とする。また他の目的は、植毛材をベースへ植え付ける際の負荷を緩和し、植毛材を確実に植え付けることである。さらに他の目的は、これにより、かつら製造の機械化を可能とし、かつらを迅速に製造することができ、かつ不良品の発生を防止し効率的に製造することである。
上記目的達成のため、本願発明によるかつら製造用植毛材立設機は、ベースの一面側に進退自在に設けられる発熱体からなり、ベースの一面に供給される植毛材が植付け手段によりベースに植え付けるのに先行して植毛材に当接し、この当接により植毛材の当該当接部分を熱変形せしめることを特徴とする。
また、上記発熱体が植毛材とベースの間に介在するようベースに対し平行に移動することを特徴とする。
また、上記発熱体が植毛材とベースの間に介在する受部に対し進退自在であることを特徴とする。
また、上記発熱体が線状であることを特徴とする。
また、上記受部が線状であることを特徴とする。
また、上記植毛材が上記ベースの上面に供給されることを特徴とする。
また、上記植毛材が上記ベースの下面に供給されることを特徴とする。
また、上記ベースの供給手段、上記植毛材の供給手段、上記植付け手段及び上記発熱体の作動をコンピュータからなる制御手段により行うことを特徴とする。
植毛材がベースに貫通される際、発熱体の介在により、植毛材はまず発熱体に当たり次いでベースに着地する。よって、ベースにかかる負荷が緩和され、ベースの裂傷の連続化を防止する。
また植毛材は発熱体に当接したとき熱変形されて曲げくせを付けられる。この曲げくせがベースの裏面の残り植付けのときの根本となつから、植毛材の植付けが確実となる。
よって植毛材が立設された状態で植付けられるから、自然毛と見分けがつき難いかつらとすることができる。
これにより、かつら製造の機械化を可能とし、かつらを迅速に製造することができ、かつ不良品の発生を防止し効率的に製造することができる。
次に、実施の形態を示す図面に基づき本願発明によるかつら製造用立毛装置をさらに詳しく説明する。なお、便宜上同一の機能を奏する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図1は本願発明によるかつらの自動植毛を工程に沿って模式的にあらわした概念図である。ベース供給部1はベース11をテンション・位置決め部2に水平状態で供給する。ベース11は例えばポリウレタンシートからなる収縮性のある無色透明の平面状シートであり、例えば0.03mmと極薄に形成され、ベースローラ13に巻着されている。該ベースローラ13は、図2に示すように、モータ15により駆動され、巻着されたベース11を移動テーブル21上に供給する。17はベースローラ押さえである。
図3はテンション・位置決め部2を示す。テンション・位置決め部2は、二次元上を直交方向、即ち、X軸及びY軸方向に移動自在の移動テーブル21を備える。該移動テーブル21のX軸/Y軸方向への移動は、X軸駆動モータ(図示せず)又はY軸駆動モータ(図示せず)により、所定の移動ピッチ例えば1mm程度で、予め設定された順序にしたがって行なう。これによりベース11を伸長状態にした上でその位置決めをする。即ち、上記移動テーブル21には4隅にテンショナー23を設けてあり、これにより、供給されたベース11にテンションをかける。該テンショナー23はベース11を上下方向から押圧して挟持するテンションニップローラ24、25と、該ローラ24、25を駆動する正逆転自在のテンションモータ26(26a、26b、26c、26d)からなる。27はテンション・位置決め部2の供給側に設けられる上下一対のベースインローラであり、図13に示すモータ27aにより一方向にのみ回転し、ベース11を移動テーブル21上に供給する。28はテンション・位置決め部2の排出側に設けられる上下一対のベースアウトローラであり、図13に示すモータ28aにより正転逆転可能に回転する。29はテンション・位置決め部2の供給側であって、上記ベースインローラ27の手前に設けられるベースたるみセンサであり、供給されるベース11のたるみの有無を検知する。
人工毛供給部3はベース11の上面側に植毛材としての人工毛30を供給するもので、該人工毛30を巻着したボビン31A、31B、31C、31D(以下総称するときは「ボビン31」という)を備える。各ボビン31は夫々異なった色の糸(人工毛30)を巻着しており、各々有する繰出し用モータ(図示省略)により、人工毛30を所定の長さに繰り出す。繰り出された糸は図2に示す真空発生器32a、32b、32c、32d(以下、総称するときは「真空発生器32」という)及び単一の真空発生器33を作動させることにより送られる。また各ボビン31は夫々移送経路を形成する配管35a、35b、35c、35dに接続され、人工毛30はこれらの配管35a、35b、35c、35d及び配管35の中を通って植毛部4まで達するようになっている。この各移送経路の途中には、カッタモータ(図示省略)により作動する移動自在のカッタ34を設け、各人工毛30が上記繰出し用モータにより所定長に繰り出された後切断される。配管35及び配管35a、35b、35c、35dの間にはカッタ34の通過する隙間が形成してある。人工毛30は例えば人工毛用として特殊処理を施されたポリエステル繊維、アクリル繊維等の化学繊維からなる。各人工毛30は配管35中を貫通して移送される。
図4乃至図7は植毛部4を示す。該植毛部4は、ベース11の下方に設ける植付け手段41と、ベース11の上方であって該植付け手段41の直上に設けるヘッド部42とからなる。上記植付け手段41は、図6及び図7に示すように、一対の針41aと、該針41aが装着される上下動自在の針シャフト41eとからなる。該針41aは図7(C)に最も良く示すように、該針シャフト41eの頂上部に一定の間隙例えば針芯間を1mmをあけて2本装着される。上記針41aは、図8に示すように、長さ方向に極細であって、先端部41bが三角錘状に形成される。先端部41bの周面には刃41cを設け、直下に人工毛30をくわえるように係止する切欠からなる係止部41dを設ける。
上記針シャフト41eは、図7に示すようにモータ49a(図1に示す)により上下動するホルダ41f内に収容され、さらにシリンダ41mにより上下方向に移動する。上記針シャフト41eの対向側には、シリンダ41gにより上下動する支持部材41hを設ける。該支持部材41hの上端部にはベースサポータ41iを設ける。該ベースサポータ41iの当接部41jは内側に傾斜している。該ベースサポータ41iは針41aが上昇から下降に転じたとき上昇し、針41aの挿通に伴いベース11に生じた裂け目11aを下方からめくって裂け目11aを開とする(図15参照)。これにより、針41aが下降するときベース11に引掛かからないようにベース11を支持するとともに、裂け目11aの破れが拡大し連続するのを防止する。これは、人工毛30をくわえた針41aがベース11に再挿入される際、ベース11に引掛り裂け目11aが拡大し連続すると、人工毛30を植え付けることができないからである。
上記ヘッド部42は、図4及び図5に示すように支柱43を有しており、該支柱43の下端部にキャッチャ44を設け、モータ42aによりベース11の面上を振り子の如く円弧状に回動する。42bは上部円盤43aを回動させるモータである。これにより上記キャッチャ44を含むヘッド部42は支柱43の軸を中心に回動する。42cはヘッド部42の取付フレームである。48aは上記ヘッド部42の首振り回転角度を検知するエンコーダからなる回転角度センサである。48bは上記ヘッド部42の軸方向の回転角度を検知するエンコーダからなる回転角度センサである。49a(図1に示す)は上記針シャフト41e及び針41aを上下動するモータである。49b(図1に示す)はモータ42bと同期して下部円盤41kを回動させるモータである。これにより針シャフト41eは軸を中心にして針41aとともに回動する。図4において、上記人工毛30はベース11に対し矢示の方向(X軸方向)に移送されてくる。
上記キャッチャ44は、図8に最も良く示すように、内側に傾斜するとともに先端部にて交差する直線状に傾斜した一対の傾斜部材44a及び上部材44bからなり、逆三角形状の枠体44A、44Bとして形成される。上記キャッチャ44は配管35の先端部に設けた人工毛供給ノズル37から離脱した人工毛30を保持する。即ち、上記枠体44A、44Bに囲まれた部分には空間が形成され、その空間部44dに人工毛30が挿入される。上記枠体44A、44Bは、針41aが進入するに十分な間隔をあけて1対設ける。上記枠体44A、44Bはボス部45に固着支持される。該ボス部45は方形をなし、4個の外側部に上下動自在の支持部材45aを設ける。45bは該支持部材45aの先端部に設けた半球状のベース押さえである。該ベース押さえ45bはベース11に当接し、伸長状態にあるベース11の張設を瞬間的に固定する。45cは該支持部材45aを上下動せしめるシリンダである。46は上記人工毛30と上記ベース11の間に設ける進退自在の発熱体であり、ベース11に対し平行に移動する。該発熱体46は線状に形成され、熱風を出す孔(図示省略)を適宜数設ける。46bは該発熱体46を進退せしめるシリンダである。46cは熱風を出すヒーターである。47は上記キャッチャ44の先端部44cに向けて進退自在とした補修液供給部である。該補修液供給部47はシリンダ47aにより補修パイプ47bが進退し、ベース11上に補修液を供給する。
図9は植毛部4内の流毛部5を示す。即ち、植え付けられた人工毛30の直下に時計回りに回転するチェーンコンベヤ51を設け、該コンベヤ51に複数本の掻き寄せバー52を取り付けてある。保持バー53は植え付けられた人工毛30より適当な距離離間させて配設する。上記コンベヤ51は一定時間毎に回転し、植え付けられた人工毛30を上記掻き寄せバー52により右方に掻き寄せ、保持バー53により保持する。これにより次回植毛の際植え付け面に邪魔物がない状態で植え付けできる。
図10は電磁弁(3位置クローズドセンターダブルソレノイド)39aであり、エアコンプレッサ39に連動して作動し、上記真空発生器32及び真空発生器33の作動に用いる。
次に図11乃至図15を参照して本願発明を用いたかつら製造用立毛装置の動作をみてみる。まず、ベースインローラ27からテンションニップローラ24、25までの間にたるみT1を設け(図11A)、次いでベースアウトローラ28を回転させてベース11を送給する(図11B)。このときまではテンションニップローラ24、25は開となっている。次いでテンションニップローラ24、25を閉とし、これにより送給されたベース11を挟持した上でベースインローラ27からテンションニップローラ24、25までの間に再度たるみT1を設ける(図11C)。次いでベースアウトローラ28を逆転させテンションニップローラ24、25からベースアウトローラ28までの間にたるみT2を設ける(図11D)。これにより移動テーブル21が移動できるだけのたるみT1、2を形成する。なお、図11中ベースたるみセンサ29の斜線部分は検知範囲を示す。またベース11は左方から右方に送給される。
このようにして送給されたベース11はテンションニップローラ24、25により上下からニップされて引張られ、移動テーブル21上において伸長状態にされる(図3参照)。次いで植毛のピッチ、人工毛30の配色等所定のデータが図示しないコンピュータからなる制御手段に読み込まれ、該データにしたがって植え付け工程が開始される。なお、人工毛30の配色は、例えばボビン31Aが50%、ボビン31Bが30%、ボビン31Cが15%、ボビン31Dが5%のように予め設計されている。
植え付け工程に先立って人工毛30はベース11の上方に供給されている。即ち、人工毛30の供給は、上記制御手段の指令により真空発生器32、33を作動せしめ糸を真空吸引することにより行なう。具体的には、A色の人工毛30を選定する場合は、真空発生器32中の電磁弁39a(図10に示す)の<1>のAポート及び<2>のAポートをオンとし、31Aのモータをオンとする。B色の人工毛30を選定する場合は、上記電磁弁39aの<1>のBポート及び<2>のBポートをオンとし、31Bのモータをオンとする。C色の人工毛30を選定する場合は、上記電磁弁39aの<3>のAポート及び<4>のAポートをオンとし、31Cのモータをオンとする。D色の人工毛30を選定する場合は、上記電磁弁39aの<3>のBポート及び<4>のBポートをオンとし、31Dのモータをオンとする。そして人工毛30が一定長の長さに達したことを例えば光電管かならなる糸検知センサ(図示省略)が検知したならばカッタ34が作動して人工毛30を一定長に切断し、このフリーな状態で人工毛30はベース11の上方に供給される。
次いで人工毛30の植え付けが行なわれる。まず、送給されたベース11が移動テーブル21上にて伸長状態にされ、人工毛30の供給をまつ。移動テーブル21が所定位置にセットされる。次いで、キャッチャ44中に人工毛30が供給される。次いでシリンダ45cの作動により、図5に1点鎖点で示すように、キャッチャ44の支持部材45aが下降する。次いでカッタ(図示省略)により人工毛30が所定の長さに切断される。このようにして供給された人工毛30は、キャッチャ44により水平に保持された状態となっている。次いで、ヘッド部42がモータ42bにより軸を中心にして回動する。同時に針41aがモータ49bによりモータ42bと同期して軸を中心にしてヘッド部42と同方向に回動する。
次いで、図14に示すように、ヘッド部42が反時計回り(−R方向)に逃げ回動する。次いで針41aが上昇する。この針41aの上昇完了後に発熱体46がキャッチャ44とベース11の間に進入する。上記した針41aの上昇がピークHになると、モータ42aによりヘッド部42が円弧を描くように時計回り(+R方向、つまり反針41a方向)に振り子回動し、キャッチャ44に保持された人工毛30を切欠部41dに引掛ける。この振り子回動の途中Sポイント(図14に示す)においてベースサポーター41iが上昇開始する。次いで、ヘッド部42の振り子回動が設定された終点であるTポイントまでくると、針41aが下降開始する。なお、ヘッド部42の振り子回動の終点は回動始点Oから機械的なエンドあるUポイントまでの範囲で任意に設定できる。
このTポイントでは、図15に示すように、ベースサポータ41iがベース11を下方からめくり、裂け目11aを開としている。これにより、針41aの下降時にベース11が針41aにまとわり付かないので、裂け目11aが拡大し連続するのが防止される。
この点を詳しく言うと、裂け目11aは極細の針41aが突き破ってできる微細な線状の破れであるところ、針41aは下降の際この裂け目11aを正確に通らなければならない。ところが、ベース11は超薄手のベースからなるため、針41aの下降につれて針41aにまとわり付こうとする。ベース11が針41aに付着すると針41aの下降につれて裂け目11aが拡大し、最終的に連続孔となってしまうと人工毛30の植え付けが不能となるのである。ベースサポーター41iによる裂け目11aの支持はかかる不都合を防止する。
下降中針41aは切欠部41dに引掛けた人工毛30をくわえる状態となる(図8(A)(B))。このようにして針41aに掛止保持された人工毛30はキャッチャ44の間隙より抜け出る(図8(C))。次いで、針41aの先端がLポイント(図14に示す)にくると発熱体46が退行する。人工毛30は針41aに保持された状態でベース11を通る。針41aの下降により曲げくせをつけられた人工毛30の中間部(曲げ底部)30aがベース11の裏面に残る。これにより、人工毛30がベース11上に静かに着地する。人工毛30の植付け完了後、図8(D)に示すようにベース11の伸長状態を解除すると裂け目11aは閉となる。なお、ホルダ41fの下端部がボトム位置にきたことをセンサ(図示省略)が感知すると、ヘッド部42の振り子回動及び軸回動がいずれも原点復帰する。
ここで、ベース11の伸長状態と植え付けられた人工毛30の固定の関係を述べる。接着剤の付与はベース11の伸長状態において針41aを介して行なう。即ち、上昇中の針41aに人工毛30固定用の接着剤を与えておき、この針41aが人工毛30を係止しベース11に植え付ける一連の動作の中で針41aに付与された接着剤が人工毛30に転移する。
次いで、補修液供給部47のシリンダ47aが作動し、補修パイプ47bが下降する。補修パイプ47bより補修液が滴下され、針41aの上下動によりベース11に生じた裂け目11aを補修する。次いで、補修パイプ47bが退行し、支持部材45aが上昇する。また針41aに油が塗布される。植毛は上記動作を繰り返すことによりなされる。
一方予め決められた時間毎にコンベヤ51が回転し、植え付けられた人工毛30を保持バー53により右方に寄せる(図9(B))。これにより次回植毛の際植え付けた下面に邪魔物がない状態で植え付けできる。かかるベース11への人工毛30の植え付けは、移動テーブル21を所定の移動ピッチ例えば1mm程度、予め設定された順序で、人工毛30の送給方向(X軸)に直交するY軸方向(図12に示す)に移動した後又はX軸方向に移動した後行なわれる。これにより、人工毛30は所望の植え付けピッチPでベース11に植え付けられる。植え付けピッチP、即ち人工毛30間の間隔は、設定された移動テーブル21の移動ピッチにより決まる。この植え付けピッチPは、移動テーブル21の方向転換等により、X軸方向、Y軸方向に必ずしも一定とならないことがある。しかし、このことが却って自然状態に近い状態になって好ましい。
かくして植え付け工程が終了すると、ベース11の伸長状態が解除され、ベースアウトローラ28が作動して完成したベース11aの排出処理が行なわれる(図13A)。次いで上記したベースイン工程が開始され、新たにベース11となる面11bを供給する(図13B)。植付け工程を経たベース11は中間部(曲げ底部)30aを接着剤で固着し、また人体に接着するための粘着面を形成するといった後処理を施こし製品となる。
上記した各部の制御は図示しないコンピュータからなる制御手段により行なわれる。
ここで本願発明による使い捨てかつらの製造工程の概略を述べると次の通りである。ベース11を構成する素材は収縮特性を有しており、供給されたベース11を伸長状態にする(第1工程)。次いで人工毛30に曲げくせを付け、曲げ底部30aを形成する(第2工程)。次に図17(A)に示すように、曲げ底部30aをベース11の裏面に着床させるとともに、自由端部30bを表面に引き出す(第3工程)。予め定められた植え付けが終了すると(図12に示す)、図17(B)に示すようにベース11の伸長状態において、接着剤を上記曲げ底部30aに付与して接着層111を形成し曲げ底部30aをベース11に固設する(第4工程)。次いで、図16(C)に示すように、粘着剤を接着層111の上からベース11の裏面全面に転写し、人体に付着するための粘着層112を形成する。該粘着層112には剥離紙113が冠着されている(第5工程)。
上記植え付け工程をさらに詳しく説明する。人工毛30は図8(C)に示すように針41aの下降により両端が枠体44A、44Bの間隙より抜け出る。この抜け出た人工毛30は針41aに保持された状態でベース11を挿通し、曲げくせをつけられた中間部(曲げ底部)30aがベース11の裏面に残る。よって、ベース11上への人工毛30の着地を静かに行なうことができる。この着地が静かに行なわれないとベース11の裂傷が拡大し植毛することができない。
人工毛30がベース11に貫通される際、発熱体46がキャッチャ44とベース11の間に介在するから、人工毛30がベース11に挿入されるときの負荷を緩和する。即ち、人工毛30はまず発熱体46に当たり、次いで発熱体46の退行後針41aの下降に伴ないベース11に着地する。よって、ベース11にかかる負荷は直接的でなく、二段に分けられるため緩和される。ベース11は、超薄手のものからなるため、このように負荷を緩和しないと裂傷が拡大し植毛することができない。
また、人工毛30が発熱体46に当接しているとき、発熱体46からの熱により人工毛30に曲げくせを付ける。この曲げくせは人工毛30がベース11に植え付けられた後裏面に残り、植付けの根本となる。よって植付けが確実となる。即ち、曲げくせを付けられた中間部(曲げ底部)30aはベース11の裏面に強固に固着されるから、人工毛30がベース11に立設された状態で植え付けられるのである。これにより、着用時に自然毛と見分けがつかない位の出来栄えとなる。
前記したように接着剤の付与がベース11の伸長状態において行なわれることから次の効果がある。まず、ベース11が伸長状態だから、針41aから転移する接着剤が毛細管現象によって、裂け目11aと人工毛30との間のギャップから侵入し、植え付けられた人工毛30の根元の部分までよく浸透する。よってピッチ幅に関係なく、とくにピッチ幅が狭い場合でも接着剤が浸透する。また、ベース11の伸長状態を解除すると、ベースの収縮により、接着剤の塗布面積が小となる。接着剤には収縮性がなく固化するが、接着剤の塗布面積が小となるので、ベースシートの収縮性が阻害され難い。ベース11は極薄のシートからなるため、収縮することにより単位面積当たりの接着剤の量が増加する。よって植え付けられた人工毛30の接着力が増大する。
キャッチャ44は内側に傾斜するとともに先端部が交差する傾斜部材44a、44bからなるため、キャッチャ44内に供給された人工毛30が傾斜面に沿って確実に先端部44cまで下降する。よって、人工毛30の保持及び植付けのポジショニングが確実となる。本願発明においては、超薄手のベース11に極細の針41aにより人工毛30を植え付けるため、ポジショニングの確実性は高精度の植え付け制御の前提になる。
人工毛30のベース11貫通に先立ち、ベースサポータ41iが上昇し、針41aの挿通に伴ないベース11に生じた裂け目11aを下方からめくって裂け目11aを開状態としておき、針41aが下降するときベース11に引掛かからないようにベース11を支持する。これによりベース11に生じた裂け目11aの拡大・連続を防止し、ベース11に人工毛30を植え付けることを可能とすることができる。
したがって、かつらの自動機械製造において、人工毛の植付けピッチを例えば自然状態における人毛の間隔程度の高精度で制御することが可能となり、機械製造のかつらの不良率を低下せしめることができる。
本願発明は上記した実施の形態に制限されるものではない。例えば、発熱体の移動方向は任意であり、横方向だけでなく、上下方向に移動自在とすることもできる。後者の場合は発熱体の下方に線状に形成される受部を植毛材とベースの間に出入れ自在に設ける。また本願発明は植毛材をベース11の下面に供給する場合にも適用することができる。また植毛材の供給手段の個数は任意である。また植毛材の素材は問わない。例えば人造繊維、天然繊維、動物性素材等であってもよい。またベース11を伸長状態にするに当たり、たるみT1、T2を設けてすることは必ずしも必要でない。また植え付け手段を構成する針の装着本数は複数であればよく、例えば3本とすることもできる。
本願発明によるかつら製造用立毛装置は使い捨てかつらの製造に活用することができる。
本願発明を用いたかつら製造用自動植毛機の実施の形態を示し、工程の流れを模式的にあらわした概念図である。 本願発明を用いたかつら製造用自動植毛機のベース供給部の一例を示す概略正面図である。 本願発明を用いたかつら製造用自動植毛機のテンション・位置決め部の一例を示す図で、(A)は概略平面図、(B)は概略正面図、(C)は要部概略平面図である。 (A)は本願発明を用いたかつら製造用自動植毛機のヘッド部を示し、その一の実施の形態の正面図、(B)は同左側面図を示す。 本願発明を用いたかつら製造用自動植毛機のヘッド部を示し、その一の実施の形態の背面図を示す。 本願発明を用いたかつら製造用自動植毛機のホルダの正面図を示す。 (A)は図6のVII部の拡大図、(B)はその右側面図、(C)は(B)の平面図である。 本願発明によるかつら製造用立毛装置の実施の形態を示すとともに人工毛の植え付け工程を示す図で、(A)は針に人工毛を掛止したとき、(B)は(A)の右側面図、(C)は針の下降途中の段階、(D)は針の下降が終了したときを各示す。 本願発明を用いたかつら製造用自動植毛機の流毛部の一例を示す概略側面図で、(A)は人工毛が植え付けられた直後の状態を、(B)は人工毛がベース側に寄せられた状態を示す。 本願発明を用いたかつら製造用自動植毛機に用いられる電磁弁の一例を示し、(A)はその概略斜視図、(B)は回路図である。 ベースのテンションのかけ方を説明する図(概略側面図)である。 ベースに人工毛を植え付けた状態を示す図である。 植毛工程に続く工程を説明する図(概略平面図)である。 本願発明を用いたかつら製造用自動植毛機の作用の説明図である。 本願発明を用いたかつら製造用自動植毛機の作用の説明図である。 (A)本願発明を用いたかつら製造用自動植毛機により製造されるかつらの一部切欠斜視図、(B)は(A)のB部縦断面図、(C)は(B)のC部拡大図である。 本願発明による製造方法の説明に用いた図である。
符号の説明
1 ベース供給部
11 ベース
11a 裂け目
13 ベースローラ
15 モータ
17 ベースローラ押さえ
2 テンション・位置決め部
21 移動テーブル
23 テンショナー
24 テンションニップローラ
25 テンションニップローラ
26 テンションモータ
27 ベースインローラ
27a ベースインローラモータ
28 ベースアウトローラ
28a ベースアウトローラモータ
29 ベースたるみセンサ
3 人工毛供給部
30 人工毛
30a 曲げ底部
30b 自由端部
31 ボビン
31A ボビン
31B ボビン
31C ボビン
31D ボビン
32 真空発生器
33 真空発生器
34 カッタ
35 配管
37 人工毛供給ノズル
39 エアコンプレッサ
39a 電磁弁
4 植毛部
41 植付け手段
41a 針
41b 先端部
41c 刃
41d 切欠部
41e 針シャフト
41f ホルダ
41g シリンダ
41h 支持部材
41i ベースサポータ
41j 当接部
41k 下部円盤
41m シリンダ
42 ヘッド部
42a モータ
42b モータ
42c フレーム
43 支柱
43a 上部円盤
44 キャッチャ
44A 枠体
44B 枠体
44a 傾斜部材
44b 上部材
44c 先端部
44d 空間部
45 ボス部
45a 支持部材
45b ベース押さえ
45c シリンダ
46 発熱体
46b シリンダ
46c ヒータ
47 補修液供給部
47a シリンダ
47b 補修パイプ
48a 回転角度センサ
48b 回転角度センサ
49a モータ
49b モータ
5 流毛部
51 コンベヤ
52 掻き寄せバー
53 保持バー
1 たるみ
2 たるみ
W 針巾

Claims (8)

  1. ベースの一面側に進退自在に設けられる発熱体からなり、ベースの一面に供給される植毛材が植付け手段によりベースに植え付けるのに先行して植毛材に当接し、この当接により植毛材の当該当接部分を熱変形せしめることを特徴とするかつら製造用立毛装置。
  2. 上記発熱体が植毛材とベースの間に介在するようベースに対し平行に移動することを特徴とする請求項1記載のかつら製造用立毛装置。
  3. 上記発熱体が植毛材とベースの間に介在する受部に対し進退自在であることを特徴とする請求項1記載のかつら製造用立毛装置。
  4. 上記発熱体が線状であることを特徴とする請求項2記載のかつら製造用立毛装置。
  5. 上記受部が線状であることを特徴とする請求項3記載のかつら製造用立毛装置。
  6. 上記植毛材が上記ベースの上面に供給されることを特徴とする請求項1記載のかつら製造用立毛装置。
  7. 上記植毛材が上記ベースの下面に供給されることを特徴とする請求項1記載のかつら製造用立毛装置。
  8. 上記ベースの供給手段、上記植毛材の供給手段、上記植付け手段及び上記発熱体の作動をコンピュータからなる制御手段により行うことを特徴とする請求項1記載のかつら製造用立毛装置。
JP2004078913A 2004-03-18 2004-03-18 かつら製造用立毛装置 Expired - Lifetime JP4501132B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004078913A JP4501132B2 (ja) 2004-03-18 2004-03-18 かつら製造用立毛装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004078913A JP4501132B2 (ja) 2004-03-18 2004-03-18 かつら製造用立毛装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005264375A true JP2005264375A (ja) 2005-09-29
JP4501132B2 JP4501132B2 (ja) 2010-07-14

Family

ID=35089217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004078913A Expired - Lifetime JP4501132B2 (ja) 2004-03-18 2004-03-18 かつら製造用立毛装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4501132B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113473877A (zh) * 2019-02-25 2021-10-01 Juki株式会社 植发装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001089921A (ja) * 1999-09-17 2001-04-03 Puroria:Kk 使い捨て用かつら
JP2002348716A (ja) * 2001-05-28 2002-12-04 Artnature Co Ltd かつらフレーム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001089921A (ja) * 1999-09-17 2001-04-03 Puroria:Kk 使い捨て用かつら
JP2002348716A (ja) * 2001-05-28 2002-12-04 Artnature Co Ltd かつらフレーム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113473877A (zh) * 2019-02-25 2021-10-01 Juki株式会社 植发装置
CN113473877B (zh) * 2019-02-25 2023-11-28 Juki株式会社 植发装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4501132B2 (ja) 2010-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100933949B1 (ko) 스텐트-그래프트의 제조방법
AU2002325547B2 (en) Automatic hair implanter for manufacturing wig and method of manufacturing wig
ITFI20010038A1 (it) Dispositivo per il prelievo di un manufatto tubolare a maglia da una macchina da maglieria e per la cucitura della punta
JP2912015B2 (ja) 細長の人工的な草繊維を地中に挿入するための装置
JP6551520B2 (ja) 自動毛髪植毛器
JP4117611B2 (ja) かつら製造用植毛材キャッチャ
JP3962948B2 (ja) かつら製造用針
JP4501132B2 (ja) かつら製造用立毛装置
JP4427814B2 (ja) かつら製造用ベースサポータ
JPH03193955A (ja) インレイパイル糸を有する編地およびその製法
JP4227617B2 (ja) 植毛装置および方法並びに結果物としての植毛ピース
ATE151125T1 (de) Verfahren zum verbinden zweier ränder eines schlauchförmigen gestrickten produktes am ende dessen herstellung
KR19990029267A (ko) 문양이 놓여진 편물의 제조 방법 및 장치
BG112981A (bg) Плетено изделие с плюшен влас и машина за неговото производство
JPS5915547A (ja) レ−ス編機
JP2001303348A (ja) かつら製造用自動植毛機及び自動植毛方法
JP3552096B2 (ja) 全自動かつら製造機及びかつらの製造方法
JPH10113006A (ja) 播種シ−ト製造装置
KR960011023B1 (ko) 에어실린더를 이용한 원단 봉침장치
JP3219368B2 (ja) 植生基材袋付き植生ネットの製造方法
CN107354579A (zh) 一种衣片线圈锁目作业机器手
ITFI960161A1 (it) Un procedimento per ottenere un tessuto a pelo arricciato, un dispositivo per attuarlo ed un manufatto cosi'ottenuto

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061013

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100316

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4501132

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term