JP2005263286A - 包装袋 - Google Patents

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雅夫 益原
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Abstract

【課題】合掌貼りによる背シール部を有するピロータイプの包装袋に対し、内部に通じることなく開封を容易とする手段を施した包装袋を得ることである。
【解決手段】ヒートシール性を有する袋素材の両側端をヒートシールにより合掌貼りした背シール部3を有する筒状体を形成し、その一端開口CB を端縁シール部5で閉じてピロータイプの袋を成し、内容物挿入後他方の開口CA を閉じる端縁シール部5’との少なくとも一方に近接して袋側方にコーナシール部6を設け、コーナシール部6に開封開始端の切込み7を設けて、開封を容易とした包装袋である。
【選択図】図1

Description

この発明は、菓子、その他の食品類やその他各種の雑貨物、部品類等を包装するための包装袋に関する。
液体、粉体、顆粒、固形物等の内容物を包装する包装袋として、三方袋やピロータイプ袋が広く用いられている。三方袋は、薬液、薬剤等を予め三辺が所定の帯幅で接合された袋に収納して残る一辺も密封シールする形式であり、ピロータイプ袋は一枚のシートの両側辺を背シール部で合掌貼りし、商品を収納して他の2辺を密封シールし、連続シート状に供給される場合は後者のシール端をカッタで切断して商品として供給される。
薬剤等を収容した三方袋は、開封し易くするため、所定幅で接合された側辺の一辺にノッチ又は切込みが設けられ、そのノッチ、切込み部から開封し、袋の幅の約半分又は全幅を引き裂けば内容物が取り出される。一方、ピロータイプ袋は、お菓子、チョコレート等の食品類を密封して包装するのに用いる場合、袋を上下方向に開封するための切欠きが設けられたものは存在するが、袋を横方向に開封するためのノッチ、切込み等は一般には設けられていない。このため、開封する際に横方向に開封しようとすると無理やりに本体を引裂くため、引裂き辺が綺麗な切口とならず、十分な開口が得られないことが多い。
このため、特許文献1では液体、粉体、顆粒等の内容物を収容する袋として、ピロータイプ袋を横方向に直線状に、かつ綺麗な切口で開封する包装袋について提案している。この包装袋は、シート両側辺を合掌貼りして背シール部を有する筒状体を形成し、筒状体の両端部の開口部をヒートシールして袋状体とし、この袋状体の2つの側端部のうちの一方の側端部を跨ぐ箇所と、背シール部に対し略垂直に延び、かつ上記跨ぐ箇所を通る直線上の背シール部で袋本体側の端辺を跨ぐ箇所とに切込みを形成したというものである。
この他にも特許文献2により上部の端縁シール部を切断し易くしたピロータイプ袋の包装袋が提案されている。この包装袋は、上部の端縁シール部に沿って全周又はほぼ全周に亘ってミシン目による切断線と、前面側側壁に背シール部に対向して縦方向に延びるミシン目線による折線とを設け、端縁シール部を容易に切断した後、上部開口を大きく開き易くしたものである。
ところで、ピロータイプ袋の包装袋は、食品類は勿論、食品類以外の各種雑貨物、部品類等の各種商品の包装にも用いられるが、一般に菓子、チョコレート等の菓子類やその他の食料品等に用いられる場合、内容物の酸化による品質の劣化を防止するため、内容物を真空包装するか、若しくは上方の開口から内容物を挿入すると共に、酸化防止剤等を同封した後上方の端縁シール部をヒートシールし、完全密封して商品として販売される。このため、一般に食品類等の包装用のピロータイプ袋には袋本体に横方向に開封するための切込み又は切欠きを設けることができない。袋本体にわずかでも穴が開いていると、そこから空気が入り、内容物が酸化するからである。
しかし、特許文献1の包装袋では、開封を容易とするため袋本体の側端部のうちの一方を跨ぐようにミシン目の切込みを設けており、シールの全厚みにミシン目を入れているとすると、この切込みは一種の穴として作用するから、開封は容易であるとしても、このような切込みは菓子類その他の食料品等の用途の包装袋に設けることはできない。特許文献2による包装袋も同様である。従って、従来のままピロータイプ袋に開封を容易とするための切欠き等何らかの手段も設けない場合、包装袋を開封することが難しく、袋を大きく引き裂くような開き方になる。
特開11−79197号公報 特開11−255247号公報
この発明は、上記の問題に留意して、合掌貼りによる背シール部を有するピロータイプの包装袋に対し、内部に通じることなく開封を容易とする手段を施した包装袋を提供することを課題とする。
この発明は、上記の課題を解決する手段として、ヒートシール性を有する袋素材の両側端をヒートシールすることにより合掌貼りした背シール部を有する筒状体を形成し、この筒状体の一端の開口をヒートシールした端縁シール部で閉じてピロータイプの袋とし、内容物挿入後他方の開口をヒートシールにより閉じる端縁シール部との少なくとも一方に近接して袋側方にコーナシール部を設け、コーナシール部には開封開始端を形成して成る包装袋としたのである。
上記の構成としたこの発明による包装袋は、筒状体の一端の開口をヒートシールにより閉じたピロータイプの袋に内容物を入れると、他方の端の開口もヒートシールにより閉じて、内容物の商品を販売する際の包装袋として用いられる。この包装袋となる筒状体の一端の開口を予めヒートシールして端縁シール部により閉じ、内容物を挿入できる袋として形成する。そして、内容物を挿入後はもう一方の端の開口も同様にヒートシールして端縁シール部により閉じられ、内容物を商品として販売可能となる。
上記両端の端縁シール部のうちいずれか一方に近接して袋側方に設けられるコーナシール部には開封開始端が形成されているから、この開封開始端を引き裂くと袋は端縁シール部に沿って横方向に引き裂かれ、少なくとも背シール部までは容易に袋を開封できることとなる。この場合、コーナシール部と開封開始端は予め筒状体の一端に形成される端縁シール部に近接して両者同時に設ける方が作業上は好都合であるが、内容物を収納した後もう一方の端を閉じる端縁シール部に近接して又、両者を別々に設けてもよい。又、このコーナシール部は開封開始端を形成できればよく、出来るだけ最小面積のシール部として形成するのが好ましい。
従来のピロータイプの包装袋は、背シール部と両端の端縁シール部により内容物を完全密封し得る形式の袋であるが、内容物をボリューム感のある状態で収納できる。しかし、端縁シール部が一般に商品としての上下端となるため、縦方向には引き裂くのは比較的容易であるが、横方向に引き裂くことはかなり困難であり、ハサミ等で切口を入れない限り、引き裂くことができない。
ところが、引き裂きを容易とするため予め開封開始端を袋本体に直接設けるとすると袋内に通じる通気孔が形成されることとなるため、従来は何ら横方向への開封開始端は設けられていなかった。そこで、この発明ではコーナシール部を袋本体の隅部に設け、そこに開封開始端を設けることにより横方向への開封を容易とし、かつ袋本体内に通じる通気孔が形成されないようにしたのである。
又、背シール部を設ける位置を内容物に応じて必要とされる位置に設定すれば、内容物を一度に全部出してもよい場合、あるいは少しずつ出したい場合に対応して引裂きを好ましい位置まで容易に進めることができる。この場合、袋の横方向への引裂きを直線状に綺麗な切口で進めることができ、かつ背シール部や端縁シール部でヒートシールできるという条件に適合する袋素材を用いるのが好ましい。
従って、袋素材としては袋本体の内側となる面にヒートシール性樹脂、外側となる面に一軸方向に延伸された樹脂を積層したフィルム又はシートを用いるとよい。但し、この場合、延伸方向は、袋本体を横方向に引き裂く方向に一致させる必要がある。
この発明の包装袋は、袋の隅部に設けられるコーナシール部に開封開始端を有するため、開封が容易であり、かつ開封開始端から外気が内部に通じることもなく、内容物の品質を長期に保存し得るものであり、コーナシール部及び開封開始端を設けることにより開封が容易であるため、この種の包装袋に広く利用できるという利点が得られる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の包装袋C1 の外観斜視図、及び断面図を示す。図示の包装袋C1 は合掌貼り背シール部を有するピロータイプの包装袋であり、主として菓子類その他の食品類を包装するためのものである。図1の(a)図は未だ内容物を収納する前の状態の包装袋の外観斜視図、(b)図は(a)図の矢視B−Bの断面図、(c)図は(a)図の矢視C−Cの断面図である。但し、(a)図は内容物を収納した状態では、一般に背面となる側からの斜視図として示している。
図示の包装袋C1 は、極薄で矩形状の袋素材の両側端を側辺4L 、4R で折返して1枚のフィルムを表面1、裏面2L 、2R となし、両側辺4L 、4R に対し任意の位置で両側端を所定幅で合わせてヒートシールすることにより合掌貼りして背シール部3(下辺3a)を有する筒状体を形成する。そして、この筒状体の上、下の開口CA 、CB の一方(図示の例ではCB )側の端をヒートシールすることにより帯状のシール部5を直線状に所定幅で袋全幅に亘って形成し、これにより包装袋の一端を閉じる。このシール部5の成形と同時に、又は別途にシール部5に近接して又は接してコーナシール部6をシール部5の一端側に形成し、このコーナシール部6には開封開始端としての切込み7が刻設されている。
コーナシール部6は1/4円弧状の例を示したが、その形状は任意であり、切込み7を含む広さがあればどんな形状でもよく、例えば後述するように凹形の曲線状(図3の(b)図の6”)又は三角形状(図3の(a)図の6’)、あるいは図示しない半円状など各種の形状とすることができる。又、切込み7は、切欠きでもよく、この切欠きは小さな三角状、半円形状、パンチ穴、さらにミシン目など開封する際に開封が容易となる開始端の機能を有する形状であればどんな形状でもよい。なお、コーナシール部6及び切込み7は図1では下方の袋隅位置に示しているが、図2に示すように、使用の際は内容物によっては上方の袋隅位置としてもよいし、図1のように下方位置のままでもよい。
又、側辺4L 、4R は必ずしも折線状に折返して形成する必要はなく、シール部5の両端のみがヒートシールにより接合されればよい。図示の例では、一枚の矩形状のフィルムの両側端を合掌貼りするために内側へ曲げた状態でヒートシール部へ送る送りローラで挟んで送るという製造工程の構成上必然的に生じる側辺であり、両側辺間の幅より短いローラで送るようにすれば両側辺は生じないようにすることもできる。
さらに、図示の例では合掌貼りの背シール部3は両側辺4L 、4R のほぼ中央に設けた例を示したが、この背シール部3の幅方向の位置も後述するように、必ずしも中央に設けるとは限らない。その変形例については後で説明する。又、背シール部3は下辺3aで裏面2L 側に倒れてシール部5が成形されている。
図2に示すように、上記の片方の開口CA が開いた状態の包装袋C1 内に菓子、チョコレートのような内容物を入れた後、包装袋C1 は開口CA をヒートシールすることにより形成したシール部5’により閉じる。シール部5’はシール部5と同じヒートシールによるシール部であり、上下対向して設けることとなる。なお、背シール部3を裏面2L 側に倒れた例を示しているが、背シール部3を倒す方向はいずれの方向でもよく、特に裏面2L 、2R のいずれかに印刷表示あるいはバーコード表示がされている場合、その表示内容と反対側へ倒し、表示内容の読取りを妨げないようにするのが好ましい。又、表面1には印刷表示M1 、M2 、M3 などが実際の商品内容物に応じて各種表示される。
上記の包装袋C1 を形成するのに用いられる袋素材のフィルム(又シート)は、少なくとも2種類以上のフィルム素材を積層したものが用いられる。この袋素材は包装袋を形成する際に、包装袋の内側となる面を上層、外側となる面を下層として積層し、少なくとも上層はヒートシール性を有する樹脂を用い、下層には引裂性の良好な素材を用いる。ヒートシール性を有する素材としては、熱によって溶融し得る素材であればよく、例えば図示の例ではポリプロピレン(OPP)が用いられているが、この他にも例えば低、中、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体等の樹脂等各種の樹脂材を用いることができる。
又、下層の引裂性の良好な素材としては、図示の例ではポリプロピレン(OPP)を素材とし、これを一軸方向に延伸したものを用いているが、その他にもポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系、ポリカーボネート系、ポリアセタール系等、そのままでは引裂性の劣る素材であっても横一軸方向に延伸処理した素材であればよい。但し、延伸方向は、後述するように、包装袋の上、下のシール部5、5’のいずれかに近接して設けた開封開始端からシール部5、5’のいずれかに沿って袋の横方向に直線状に引裂かれる方向に一致する方向とする。
なお、上記袋素材の厚さは、図示の例では上、下層とも20μm、合計で40μm程度であるが、特に下層の素材は一軸延伸した状態で必要十分な強度、剛性を有する厚さの素材であるのが好ましい。上記袋素材は、上下層として、例えばポリプロピレン素材を用いる点では元素材は上下層共同じであるが、ウレタン系の接着剤を用いて機能の異なる樹脂を接着したものを2層としている。しかし、接着剤を用いずにヒートシール性の良いポリプロピレン樹脂と一軸方向に延伸した引裂性の良いポリプロピレン樹脂をフィルム製造過程で溶融状態で接合し、外見は1枚のフィルムと見えるものも、2層の積層フィルムであり、そのいずれを用いてもよい。ポリプロピレン樹脂以外の樹脂を用いる場合も同様である。
又、上記図示の上、下層の樹脂素材は、透明フィルム状のものを用いているが、半透明又は不透明のフィルムとしてもよく、実際の商品として販売されるときは表面、裏面に各種印刷文字、絵柄、ロゴマーク、バーコード等が印刷される。さらに、下層の樹脂素材には、必要に応じてアルミニウム、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム等の無機物の蒸着層を付着させたものを用いてもよい。又、上記袋素材は上、下2層構造としたが、包装袋に要求される強度、屈曲性、耐熱性、耐衝撃性等の各種条件が内容物によって変化するから、内容物に応じて上、下2層の間に中間層を設けてもよい。この中間層としては、アルミニウム、鉄、銅等の金属箔、ポリエチレンテレタフレート等の樹脂材などを用いることができる。
上記の構成、素材を用いた第1実施形態の包装袋C1 は、図1の(a)図に示す包装袋の開口CA から内容物(菓子、チョコレート等の菓子類や他の食品等)及び必要に応じて酸化防止剤及び/又は防腐剤を入れ、この開口CA をヒートシールによりシール部5’を形成して閉じると、図2に示す内容物入りの商品となる。図示のように、ピロータイプの包装袋は内容物を沢山入れボリューム感のある袋として見せるのに有利な形式の包装袋であり、各種の商品に用いられている。
そして、内容物をこの包装袋C1 から取り出す場合、図2の(b)図に示すように、開封開始端である切込み7を利用してシール部5の端部を上方に引上げることにより包装袋を引き裂くと、元のシール部5と略平行な直線状の引裂線7L 、7L となって引裂きが進む。6a、6bはコーナシール部6の引裂き後の残片である。引裂線7L 、7L は背シール部3の下辺3aまでは軽く引き裂きが進むが、背シール部3が二重に接合されているためそれ以上は容易に引裂きは進まない。
従って、背シール部3によって引裂きを止めることができ、内容物を開口CD から少しずつ取り出すことができるが、全開はしないから内容物がばらばらに散出されるのが防止される。この場合、引裂きが開始されるまでは包装袋C1 はシール部5、5’により完全密封されているから、内容物に対し外気が侵入することがなく、内容物の酸化促進が抑制されているため、賞味期限を長く保持できることとなる。
図3の(a)、(b)図に第2、第3実施形態の概略図を示す。第1実施形態と同じ部材には同じ符号を付し、又既に説明した部材は符号のみを付し説明を省略する。上記第1実施形態の包装袋C1 は、背シール部3を袋幅の略中央に設けた例としたが、引裂きによる開口CD をさらに小さく、又は大きくしたい場合、図3の(a)図の第2実施形態の包装袋C2 、(b)図の第3実施形態の包装袋C3 のように、背シール部3を設ける位置を袋幅のいずれかの側方に片寄って設けることにより上記開口CD の大きさは種々に設定することができ、従って内容物の種類、性質に応じて開口CD の大きさを任意に設定することができることとなる。
図3の(a)図の包装袋C2 では商品としての袋を開封する際の開口CD が全幅の約1/3程に小さくなり、(b)図の包装袋C3 では開口CD は袋全幅に亘って完全に引裂くことができる(シール部5は除去される)が、背シール部3の位置を図3の(a)図と対称な位置に設ければ、反対に第1実施形態の包装袋C1 より開口CD は、さらに大きくもできる。又、図3の(b)図と対称な位置に設ければ、開口CD は全幅に亘る大きさとすることができるが、シール部5の端は背シール部3に繋がったままで包装袋C3 から除去されることなく残ることとなる。
図4に第4実施形態の包装袋C4 の概略構成図を示す。この実施形態でも第1実施形態と同じ部材には同じ符号を付して説明を省略する。この実施形態は第1〜第3実施形態の包装袋C1 〜C3 の全幅に対し、中間シール部8を縦方向の中央に設け、この中間シール部8にミシン目9を入れてダブルタイプの包装袋C4 とした点のみが異なる。従って、包装袋C4 は、包装袋C4aとC4bの2つの包装袋が接続して形成されたものであるから、それぞれの包装袋C4a、C4bにコーナシール部6’と切込み7が設けられていることは言うまでもない。
この第4実施形態の包装袋C4 は、ダブルタイプの包装袋として形成されているから、例えば左右の包装袋C4a、C4bに同じ菓子類を入れるとしても、左は赤色、右は黄色の菓子を入れ、一方の包装袋の菓子を先に出し、その後もう一方の包装袋の菓子を出すというように、少しずつ内容物を取り出し、一方の包装袋を開封しても他方の包装袋は未開封のままの状態を保持できる点で、より長持ちさせたい内容物の場合に利用するのが好ましい。
但し、このダブルタイプの包装袋C4 では、中間シール部8は表面1と裏面2L 、2R の中央位置で2枚のフィルムをヒートシールして接合したものであるが、左側の包装袋C4aには合掌貼りによる背シール部3が左側端に設けられているから、少なくとも左側の包装袋C4aは本発明の範囲内のものであり、右側の包装袋C4bはこれに付帯して設けられたものである。従って、包装袋全体の幅を大きくし、中間シール部8を2又はそれ以上の複数箇所に設けて付帯する包装袋の数を増やすこともできる。
上記各実施形態の包装袋C1 〜C4 は、主として菓子類などの食品類を包装することを前提として説明したが、この発明の包装袋は食品類以外のその他各種雑貨物、部品類等内容物は食品類に限定されるものではなく、包装可能な全てのものが対象であり、内容物の劣化を防止しながら、開封の際には袋の横方向に容易に開封することができ、又背シール部の位置を内容物に合せて最も好ましい位置に設定すれば内容物の取出しに好ましい開き具合に開封することができるという各種利点は全ての対象物に共通に適用される。
この発明の包装袋は、合掌貼りを有するピロータイプの袋にコーナシール部を設け、このシール部に開封開始端を設けて形成したから、菓子類その他の食品類等内部の気密性が要求される内容物を収納するための包装袋として各種の商品を包装するのに用いられる。
第1実施形態の包装袋の(a)外観斜視図、(b)(a)図の矢視B−Bの断面図、(c)(a)図の矢視C−Cの断面図 第1実施形態の包装袋に内容物を入れた完成状態の包装袋の、(a)外観斜視図、(b)開口引裂状態の外観斜視図 (a)第2実施形態の包装袋の概略構成図、(b)第3実施形態の包装袋の概略構成図 第4実施形態の包装袋の概略構成図
符号の説明
1 表面
L 、2R 裏面
3 背シール部
L 、4R 側辺
5 シール部
6、6’、6” コーナシール部
7 切込み
L 、7L 引裂線
1 〜C4 包装袋
A 、CB 開口

Claims (5)

  1. ヒートシール性を有する袋素材の両側端をヒートシールすることにより合掌貼りした背シール部を有する筒状体を形成し、この筒状体の一端の開口をヒートシールした端縁シール部で閉じてピロータイプの袋とし、内容物挿入後他方の開口をヒートシールにより閉じる端縁シール部との少なくとも一方に近接して袋側方にコーナシール部を設け、コーナシール部には開封開始端を形成して成る包装袋。
  2. 前記背シール部を内容物に応じて必要とされる任意の位置に設定したことを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記開封開始端を切込み、又は切欠きにより形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の包装袋。
  4. 前記コーナシール部は開封開始端を形成し得る最小面積で任意の形状としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の包装袋。
  5. 前記袋素材を積層状のフィルム又はシートで少なくとも2層の袋素材とし、袋の内側となる上層にヒートシール性の樹脂材、袋の外側となる下層は一軸方向延伸処理を施し、かつその延伸方向を開封開始端から引き裂く横方向に一致する樹脂材を用いたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の包装袋。
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