JP2005261570A - 噴流浴装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 浴槽に噴射される水流であるジェット噴流や水面を照らすアクアライトの光を楽曲に同期して変化させることができ、且つ、楽曲を分析する装置を付加せずに上述した動作を実現することができる噴流浴装置を提供する。
【解決手段】 ジェット噴流発生装置JFGは浴槽BTBにジェット噴流WSを発生させる。噴流浴装置本体MUはジェット噴流発生装置JFGに制御信号を送り、ジェット噴流WSを制御する。CPU2は通信部4から携帯電話の楽曲データを含むコンテンツデータをダウンロードし、記憶部3に書き込む。楽曲再生部5は該コンテンツデータを読み込み、楽曲データに同期してバイブレータを駆動するためのVibration信号またはLED(Light Emitting Diode)を駆動するためのLED信号を取り出し、それぞれ、噴流制御部6またはライト制御部7に出力し、ジェット噴流WSまたはアクアライトALを制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】 ジェット噴流発生装置JFGは浴槽BTBにジェット噴流WSを発生させる。噴流浴装置本体MUはジェット噴流発生装置JFGに制御信号を送り、ジェット噴流WSを制御する。CPU2は通信部4から携帯電話の楽曲データを含むコンテンツデータをダウンロードし、記憶部3に書き込む。楽曲再生部5は該コンテンツデータを読み込み、楽曲データに同期してバイブレータを駆動するためのVibration信号またはLED(Light Emitting Diode)を駆動するためのLED信号を取り出し、それぞれ、噴流制御部6またはライト制御部7に出力し、ジェット噴流WSまたはアクアライトALを制御する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、主に、一般家庭などにおいて使用される噴流浴装置に係り、特に浴室に設けられた発音装置や発光装置の出力と噴流との同期化を図った噴流浴装置に関する。
近年、バスライフに関しても、快適さ、楽しさおよび健康面への関心が高まっており、ポンプ等の噴流によって浴槽内に気泡噴流を発生させる気泡噴流装置が普及しつつある。これに加えて、浴室内で映像や音楽も視聴可能とした噴流浴装置が開発されている。例えば、図9に示すように、浴槽BTBと一般的な照明OLとを有する浴室BTに、浴室BT内にて使用可能な浴室テレビBTV(表示手段)およびスピーカSPと、アクアライトAL(照明手段)と、リモコン操作部REMと、アクチュエータACTと、ジェット噴流発生装置JFGとを設置して、隣接する脱衣所BHに設けられた噴流浴装置本体MUと接続する噴流浴装置が開発されている。
噴流浴装置本体MUは、CD(Compact Disk)等を聴くことのできるプレーヤやラジオを聴くことのできるチューナを内蔵しており、浴室BT内にて使用できるリモコン操作部REMによって、楽曲の音量や選曲(または選局)の操作を行うことができる。また、浴室BTの壁面に設置されたアクチュエータACTにも該楽曲が出力され、浴槽BTBを該楽曲の音圧に共鳴させるようにしている。また、浴槽BTBにはジェット噴流口13が設けられ、ジェット噴流発生装置JFG(噴出手段)から発生する、気泡を含んだジェット噴流(水流)WSが噴出される。ユーザは、図8に示すように、ジェット噴流口13の付近に座ることにより、入浴中にジェット噴流によって身体のこりを揉みほぐすと同時に血行を促進して、健康の維持・増進を図ることができる。また、アクアライトALは、浴槽BTBの水面の光のゆらぎを浴室BTの天井・壁面に投影し、また、水に色をつけたような効果を演出する。
そして、ユーザは、上述した噴流浴装置を使用する際に、浴槽BTBに入浴し、リモコン操作部REMによってジェット噴流WSをONにする。次に、リモコン操作部REMを用いてCDやラジオの楽曲をスピーカSPから聴けるようにする。また、CDやラジオとは個別に、浴室テレビBTVを操作して動作または停止させる。
しかしながら、上述した噴流浴装置において、ジェット噴流発生装置JFGおよびアクアライトALは噴流浴装置本体MUに接続されているが、相互に連動するようにはなっておらず、ジェット噴流WSおよびアクアライトALの発光が、単調で面白みがないという欠点があった。
尚、特許文献1には、楽曲から検出した楽音要素(例えば、リズム信号)に従って、気泡の量を調整する気泡噴流制御装置が記載されている。また、特許文献2には、楽音信号に基づいて噴流を制御する噴流浴装置が記載されている。しかし、これらにおいては、楽曲を分析して楽音要素を抽出する装置が別途必要であるという問題があった。
特開平5−56996号公報
特開平7−31652号公報
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、ジェット噴流やアクアライトの光を楽曲に同期して変化させることができ、且つ、楽曲を分析する装置を付加せずに上述した動作を実現することができる噴流浴装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明では、以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、浴槽内に設置されるノズルから気泡噴流を噴出させる噴出手段を備える噴流浴装置であって、時間情報を含むイベントデータ列からなる楽曲データから該時間情報に対応して第1の制御信号を出力するシーケンサと、前記第1の制御信号に基づいて前記噴出手段を制御する噴流制御手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、噴流浴装置が時間情報を含む楽曲データから制御信号を生成して噴流を制御するので、楽曲データの時間情報を解析せずに、楽曲と噴流を同期させることが可能となる。
請求項1に係る発明は、浴槽内に設置されるノズルから気泡噴流を噴出させる噴出手段を備える噴流浴装置であって、時間情報を含むイベントデータ列からなる楽曲データから該時間情報に対応して第1の制御信号を出力するシーケンサと、前記第1の制御信号に基づいて前記噴出手段を制御する噴流制御手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、噴流浴装置が時間情報を含む楽曲データから制御信号を生成して噴流を制御するので、楽曲データの時間情報を解析せずに、楽曲と噴流を同期させることが可能となる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の噴流浴装置であって、前記楽曲データが、携帯電話の着信メロディ生成用のデータであり、前記シーケンサが、前記楽曲データ内の楽音と同期してバイブレータを駆動する設定がなされているチャンネルにおいて、前記チャンネルの楽音が出力される場合に前記第1の制御信号を出力し、前記噴流制御手段が、前記第1の制御信号が出力されている場合にノズルから噴流を噴出させることを特徴とする。
この発明によれば、噴流浴装置が、携帯電話において楽曲と同期させてバイブレータを動かす時間情報を利用して制御信号を生成し噴流を制御するので、楽曲と噴流との同期をより簡略に行うことが可能となる。
この発明によれば、噴流浴装置が、携帯電話において楽曲と同期させてバイブレータを動かす時間情報を利用して制御信号を生成し噴流を制御するので、楽曲と噴流との同期をより簡略に行うことが可能となる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の噴流浴装置であって、前記シーケンサが、時間情報を含むイベントデータ列からなる楽曲データを該時間情報に対応して第2の制御信号を出力し、浴室の水面を照明する照明手段と、前記第2の制御信号に基づいて前記照明手段を制御する照明制御手段とをさらに有することを特徴とする。
この発明によれば、噴流浴装置が時間情報を含む楽曲データから制御信号を生成して照明を制御するので、楽曲データの時間情報を解析せずに、楽曲と照明を同期させることが可能となる。
この発明によれば、噴流浴装置が時間情報を含む楽曲データから制御信号を生成して照明を制御するので、楽曲データの時間情報を解析せずに、楽曲と照明を同期させることが可能となる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の噴流浴装置であって、前記楽曲データが、携帯電話の着信メロディ生成用のデータであり、前記シーケンサが、前記楽曲データ内の楽音と同期してLEDを駆動する設定がなされているチャンネルにおいて、前記チャンネルの楽音が出力される場合に前記第2の制御信号を出力し、前記照明制御手段が、前記第2の制御信号が出力されている場合に前記照明手段を点灯させることを特徴とする。
この発明によれば、噴流浴装置が、携帯電話において楽曲と同期させてLEDを動かす時間情報を利用して制御信号を生成し照明を制御するので、楽曲と照明との同期をより簡略に行うことが可能となる。
この発明によれば、噴流浴装置が、携帯電話において楽曲と同期させてLEDを動かす時間情報を利用して制御信号を生成し照明を制御するので、楽曲と照明との同期をより簡略に行うことが可能となる。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかの項に記載の噴流浴装置であって、前記楽曲データを携帯電話のコンテンツのサーバからダウンロードする通信手段と、前記通信手段によってダウンロードされた前記楽曲データを記憶する記憶手段とをさらに備えたことを特徴とする。
この発明によれば、既に時間情報が組み込まれ、ネットワーク上にて多数流通している携帯電話用の楽曲コンテンツが利用でき、また、音源デバイスとして、既存の携帯電話用の音源ICが使用できるので、噴流浴装置にて使用する部品および利用するコンテンツの確保を有利にすることが可能となる。
この発明によれば、既に時間情報が組み込まれ、ネットワーク上にて多数流通している携帯電話用の楽曲コンテンツが利用でき、また、音源デバイスとして、既存の携帯電話用の音源ICが使用できるので、噴流浴装置にて使用する部品および利用するコンテンツの確保を有利にすることが可能となる。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の噴流浴装置であって、浴室内に画像を表示可能な表示手段を備え、前記通信手段が、前記携帯電話のコンテンツのサーバから表示系のコンテンツをダウンロードし、前記記憶手段が、前記通信手段によってダウンロードされた前記表示系のコンテンツを記憶し、前記表示手段が、前記記憶手段が記憶している前記表示系のコンテンツを表示することを特徴とする。
この発明によれば、浴室内にて、既存の携帯電話用の表示コンテンツや電子メールを見たり、ダウンロードされたJAVA(登録商標)ゲームをすることが可能となる。
この発明によれば、浴室内にて、既存の携帯電話用の表示コンテンツや電子メールを見たり、ダウンロードされたJAVA(登録商標)ゲームをすることが可能となる。
請求項1に係る発明によれば、シーケンサから楽曲データの時間情報に同期する制御信号を出力し、それによってジェット噴流を制御するので、ジェット噴流を楽曲に同期して変化させ、変化のあるジェット噴流によってマッサージ効果を得ながら入浴することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、楽音と同期してバイブレータを駆動する設定が含まれている、携帯電話の着信メロディ生成用のデータを用いてジェット噴流の制御を行う ので、楽曲データの時間情報を解析する装置を使用せずに、楽曲と噴流との同期をより簡略に行うことができる。
また、請求項3に係る発明によれば、シーケンサから楽曲データの時間情報に同期する制御信号を出力し、それによってアクアライトを制御するので、楽曲データの時間情報を解析する装置を使用せずに、照明を楽曲に同期して変化させ、雰囲気のある入浴をすることができる。
また、請求項4に係る発明によれば、楽音と同期してLEDを駆動する設定が含まれている、携帯電話の着信メロディ生成用のデータを用いてアクアライトの制御を行うので、楽曲データの時間情報を解析する装置を使用せずに、楽曲と照明との同期をより簡略に行うことができる。
また、請求項5に係る発明によれば、通信手段によってコンテンツ配信サーバからコンテンツをダウンロードできるので、複数のコンテンツを確保することができ、時により楽曲を変更し、気分を変えて入浴することができる。
また、請求項6に係る発明によれば、浴室内に表示手段を備え、ダウンロードした表示系コンテンツを表示することができるので、ユーザが浴室にて表示系コンテンツ等の画像を利用することができる。
以下、図面を参照し、この発明の一実施形態について説明する。
本実施形態における噴流浴装置の各構成要素の配置については、図9に示す従来技術による噴流浴装置の各構成要素の配置と同様である。また、図1は、同実施形態による、噴流浴装置の電気的構成を示すブロック図である。この図において、噴流浴装置は、噴流浴装置本体MUと、リモコン操作部REMと、浴槽BTBに取り付けられるジェット噴流発生装置JFGおよびアクチュエータACTとから構成される。噴流浴装置本体MUは、ジェット噴流WSおよびアクアライトALの光を音楽に同期して変化するように制御する。尚、危険防止の為、浴室BTの照明OLは、音楽と連動させないようにする。
本実施形態における噴流浴装置の各構成要素の配置については、図9に示す従来技術による噴流浴装置の各構成要素の配置と同様である。また、図1は、同実施形態による、噴流浴装置の電気的構成を示すブロック図である。この図において、噴流浴装置は、噴流浴装置本体MUと、リモコン操作部REMと、浴槽BTBに取り付けられるジェット噴流発生装置JFGおよびアクチュエータACTとから構成される。噴流浴装置本体MUは、ジェット噴流WSおよびアクアライトALの光を音楽に同期して変化するように制御する。尚、危険防止の為、浴室BTの照明OLは、音楽と連動させないようにする。
噴流浴装置本体MUにおいて、各構成要素は、バスラインBUSLを介して相互に接続される。また、リモコン操作部REMは、図示しないコネクタを介して、バスラインBUSLに接続される。
操作部1は図2に示すような操作キーおよび画面表示部からなる。操作されたキーの情報はCPU2に読み込まれる。CPU2はそれに対応した動作指示を各構成要素に対して行い、また、画面表示部に表示すべき内容を表示させる。記憶部3(記憶手段)はCPU2のプログラムおよびCPU2が動作する際に使用するデータ等を一時的に記憶する。
操作部1は図2に示すような操作キーおよび画面表示部からなる。操作されたキーの情報はCPU2に読み込まれる。CPU2はそれに対応した動作指示を各構成要素に対して行い、また、画面表示部に表示すべき内容を表示させる。記憶部3(記憶手段)はCPU2のプログラムおよびCPU2が動作する際に使用するデータ等を一時的に記憶する。
通信部4(通信手段)は、CPU2の指示の下に、アンテナANTから、携帯電話通信回線を介して、コンテンツ番号を送信して、コンテンツ配信サーバからコンテンツを受信し、記憶部3に書き込む。本実施形態においては、ダウンロードするコンテンツを、時系列イベントデータからなる楽曲データ(例えば、携帯端末用マルチメディアコンテンツのフォーマットであるSMAF(Synthetic music Mobile Application Format))とする。
SMAFによる楽曲データはシーケンスデータであり、時間情報であるデュレーションとイベントデータの組み合わせの羅列である。イベントデータの一つのノートデータにより、発音のためのチャンネル、音高、発音長(Gate time)、ベロシティ(音の強弱)、が表される。また、パンというイベントデータにより、該当チャンネルのステレオにおける左右の音量のバランスが決定される。また、該楽曲データは、CD等の楽曲データとは異なり、図3に示すように、各チャンネルについて、Vibrationステータス(楽音と同期してバイブレータを駆動する設定)およびLED(Light Emitting Diode)ステータス(楽音と同期してLEDを駆動する設定)が設定される。ここで、VibrationステータスおよびLEDステータスとは、例えば、該楽曲データを携帯電話の着信音の楽曲データとして使用する際に、あるチャンネルがノートオンした(そのチャンネルの音が発音された)ときに、バイブレータを駆動するためのVibration信号(第1の制御信号)や、LEDを駆動するためのLED信号(第2の制御信号)を楽曲再生部5から出力するか否かを示す設定である。図3において、VibrationステータスおよびLEDステータスに“1”が立っているチャンネルのみ、そのチャンネルがノートオンしているときにVibration信号またはLED信号が出力される。コンテンツ制作者はどのチャンネルに合わせてLEDもしくはバイブレータを駆動させるべきかを決めて、上記ステータスを設定する。
図4は、同実施形態による、楽曲再生部5の構成を示すブロック図である。この図において、楽曲再生部5は、I/F(Interface)部21と、FIFO(First-In First-Out)メモリ22と、シーケンサ23と、音源部24と、D/Aコンバータ25とから構成される。CPU2は記憶部3から楽曲データを読み出し、I/F(Interface)部21を介してFIFOメモリ22に順次書き込む。シーケンサ23は、FIFOメモリ22に先に書き込まれた楽曲データから順次読み込み、該楽曲データ中のデュレーションデータの時間が経過する毎にイベントデータを音源部24に順次出力する。音源部24は、該イベントデータに基づいてディジタル楽音信号を生成し、D/Aコンバータ25へ出力する。D/Aコンバータ25は、ディジタル楽音信号をD/A変換して、アナログ楽音信号に変換し、図示しないアンプを介して、スピーカSPへ出力する。
また、シーケンサ23は、楽曲データ中の、上述したVibrationステータスまたはLEDステータスの設定されたチャンネルがノートオンになっているかを確認し、ノートオンになっている場合は、Vibration信号またはLED信号を、それぞれ、バスラインBUSLを介して噴流制御部6またはライト制御部7に出力する。
噴流制御部6は、ジェット噴流発生装置JFG内の流量制御部10と、バルブ15と、アクチュエータACTとに各々接続され、シーケンサ23から出力されたVibration信号に基づいてそれらを制御する。具体的に、Vibration信号がオンなら、ジェット噴流発生装置JFGおよびアクチュエータACTを動作させる。また、下記の例のように、該当チャンネルのノートデータのベロシティによって、ジェット噴流WSの強さを変化させる。
ノートデータ 「0」 「64」 「127」
ベロシティ pp(ピアニシモ) mp(メゾピアノ) ff(フォルティシモ)
mf(メゾフォルテ)
ジェット噴流WS 間欠噴流 ジェット噴流 ジェット噴流
(通常モード) (血行促進モード)
尚、ノートデータのベロシティは128値をとることができるので、128通りのジェット噴流WSの強さを指示することができる。
ノートデータ 「0」 「64」 「127」
ベロシティ pp(ピアニシモ) mp(メゾピアノ) ff(フォルティシモ)
mf(メゾフォルテ)
ジェット噴流WS 間欠噴流 ジェット噴流 ジェット噴流
(通常モード) (血行促進モード)
尚、ノートデータのベロシティは128値をとることができるので、128通りのジェット噴流WSの強さを指示することができる。
ライト制御部7は、アクアライトALと接続され、シーケンサ23から出力されたLED信号に基づいてそれらを制御する。具体的には、アクアライトALを楽曲に同期してON/OFFさせる。
図5はリモコン操作部REMの外観を示す図である。リモコン操作部REMには、ライト、噴流がコンテンツに同期して変化しない通常モードにおいて各々のON/OFFを行うキーと、ライト、噴流をコンテンツに同期して変化するコンテンツ同期モードにて動作させるか、通常モードにて動作させるかの選択を行うキーとが設けられている。これにより、ライト、噴流をコンテンツと同期させて変化させるか否かを、ユーザが浴室BTにて選択できる。また、音量調整キーや、コンテンツを再生する操作キーの他に、カーソルキーや数字キーが設けられている。
ジェット噴流発生装置JFGは、流量制御部10と、流量制御部10によって駆動されるポンプ11と、浴槽BTBの底に開口されてポンプ11に供給する湯水を吸入する吸入口12と、複数のジェット噴流口13と、気泡の元になる空気を吸入する空気吸入部14と、空気吸入部14から吸入される空気の量を、噴流制御部6の指示の下に、電気的に調整するバルブ15とから構成される。ポンプ11によって湯水はジェット噴流WSとしてジェット噴流口13から吐き出されるが、その際に、バルブ15が空気通路面積を提供するならば、空気が空気吸入部14から吸入されて該湯水と混合され、ジェット噴流口13から吐き出される。流量制御部10は、噴流制御部6からの指示により、ジェット噴流SWのON/OFF、噴出流量、速度を調節する。また、バルブ15は噴流制御部6の指示の下に、気泡のON/OFF、気泡混入量を調節する。
図6はジェット噴流口13の詳細図である。図6(a)は、ジェット噴流口13を横から見た図である。図6(b)は、上から見た図である。ジェット噴流口13はノズルNZLと自在管FPから構成される。図6(c)に示すように、図示しないモータを用いて、該当チャンネルのパンによって、下記の例のように、ジェット噴流口13を下記のように左右にスイングさせる。
パン 「0」(左) 「64」(中央) 「127」(右)
ジェット噴流口13の角度 +θ 0 -θ
このとき、ジェット噴流口13が浴槽BTBからはみ出さないように、ジェット噴流口13を奥に配置させるようにする。尚、θは、例えば、30〜40°が適当である。尚、パンは、L(左)側を「0」、中央を「64」、R(右)側を「127」とする。
また、パンは、128値をとることができるので、128通りのジェット噴流口13の位置を指示することができる。
パン 「0」(左) 「64」(中央) 「127」(右)
ジェット噴流口13の角度 +θ 0 -θ
このとき、ジェット噴流口13が浴槽BTBからはみ出さないように、ジェット噴流口13を奥に配置させるようにする。尚、θは、例えば、30〜40°が適当である。尚、パンは、L(左)側を「0」、中央を「64」、R(右)側を「127」とする。
また、パンは、128値をとることができるので、128通りのジェット噴流口13の位置を指示することができる。
次に、ユーザが入浴し、噴流浴装置を使用するときの動作について説明する。
先ず、ユーザによって、噴流浴装置本体MUの電源が投入され、コンテンツデータのダウンロードが行われる。すなわち、噴流浴装置本体MUにおいて、CPU2が、通信部4に接続されているアンテナANTから、携帯電話通信回線を介して、コンテンツ番号を送信して、コンテンツ配信サーバからコンテンツデータを受信し、記憶部3に書き込む。そして、浴槽BTBに湯水が満たされ、噴流浴装置全体の電源が投入され、噴流浴装置の動作が開始される。
先ず、ユーザによって、噴流浴装置本体MUの電源が投入され、コンテンツデータのダウンロードが行われる。すなわち、噴流浴装置本体MUにおいて、CPU2が、通信部4に接続されているアンテナANTから、携帯電話通信回線を介して、コンテンツ番号を送信して、コンテンツ配信サーバからコンテンツデータを受信し、記憶部3に書き込む。そして、浴槽BTBに湯水が満たされ、噴流浴装置全体の電源が投入され、噴流浴装置の動作が開始される。
図7は噴流浴装置の動作を示すフローチャートである。以下、図面を参照して噴流浴装置の動作を説明する。
先ず、噴流浴装置本体MUにおいて、CPU2が、コンテンツ配信サーバからダウンロードされたコンテンツデータを記憶部3から読み出し、楽曲再生部5に該コンテンツデータを順次送る。楽曲再生部5は該コンテンツデータに基づく楽曲の生成を開始する。次に、楽曲再生部5が生成した該楽曲の演奏が終了したか否かが判断される(ステップS1)。判断が「NO」であった場合は、ステップS2に移行し、シーケンサ23から噴流制御部6またはライト制御部7にVibration信号またはLED信号のいずれかの信号が出力されたか否かが判断される(ステップS2)。判断が「NO」であった場合、つまりVibration信号またはLED信号のいずれかの信号も出力されない場合は、何もせずにステップS1へ戻り、以下のステップの動作を繰り返す。
先ず、噴流浴装置本体MUにおいて、CPU2が、コンテンツ配信サーバからダウンロードされたコンテンツデータを記憶部3から読み出し、楽曲再生部5に該コンテンツデータを順次送る。楽曲再生部5は該コンテンツデータに基づく楽曲の生成を開始する。次に、楽曲再生部5が生成した該楽曲の演奏が終了したか否かが判断される(ステップS1)。判断が「NO」であった場合は、ステップS2に移行し、シーケンサ23から噴流制御部6またはライト制御部7にVibration信号またはLED信号のいずれかの信号が出力されたか否かが判断される(ステップS2)。判断が「NO」であった場合、つまりVibration信号またはLED信号のいずれかの信号も出力されない場合は、何もせずにステップS1へ戻り、以下のステップの動作を繰り返す。
一方、判断が「Vibration」(信号が発生)であった場合は、ステップS3に移行し、ジェット噴流WSの制御がコンテンツ同期モードになっているか否かが判断される。判断が「NO」であった場合は、何もせずにステップS1へ戻る。一方、判断が「YES」であった場合は、ステップS4に移行する。ステップS4においては噴流制御部6に噴流発生、気泡発生、ノートデータのベロシティによるジェット噴流WSの強さの制御、またはイベントデータのパンによるジェット噴流口13の制御が指示され、流量制御部10およびバルブ15ならびにジェット噴流口13にて、ジェット噴流WSのON/OFF、強弱、ジェット噴流口13の角度の制御がなされる。そして、ステップS5に移行し、Vibration信号が停止したか、否かが判断される。判断が「NO」であった場合は、何もせずにステップS1へ戻り、以下のステップの動作を繰り返す。一方、判断が「YES」であった場合は、ステップS6に移行し、噴流制御部6に噴流停止または気泡停止が指示され、諸動作が停止する。そして、ステップS1へ戻る。
一方、ステップS2における判断が「LED」であった場合、ステップS7に移行し、アクアライトALの制御がコンテンツ同期モードになっているか否かが判断される。判断が「NO」であった場合は、何もせずにステップS1へ戻り、以下のステップの動作を繰り返す。一方、判断が「YES」であった場合は、ステップS8に移行し、ライト制御部7にライト点灯が指示され、アクアライトALに対して、ON/OFFの制御がなされる。そして、ステップS9に移行し、LED信号が停止したか否かが判断される。判断が「NO」であった場合は、何もせずにステップS1へ戻り、以下のステップの動作を繰り返す。一方、判断が「YES」であった場合は、ステップS10に移行し、ライト制御部7にライト消灯が指示され、アクアライトALが消灯する。そして、ステップS1へ戻る。
一方、ステップS1における判断が「YES」であった場合は、噴流浴装置の動作を終了する。
一方、ステップS1における判断が「YES」であった場合は、噴流浴装置の動作を終了する。
以上のように、上記実施形態によれば、浴室に設置された噴流浴装置が、携帯電話のネットワークからコンテンツデータのダウンロードを行い、ユーザは、該コンテンツデータに含まれる付帯情報を用いて、浴室に設置された噴流装置および水面を照らす照明と該コンテンツデータから生成された楽音とを同期させ、変化のあるジェット噴流WSによってマッサージ効果を得て、また、変化のあるアクアライトALによって雰囲気のある入浴をすることができる。
特に、携帯電話の着信メロディ用の楽曲データに含まれる、楽音と同期してバイブレータおよびLEDを駆動制御するための信号を用いて、ジェット噴流WS及びアクアライトALの制御を行うため、楽音解析等を行って楽曲と同期した制御信号を作成する必要がなく、本実施形態は有効である。
特に、携帯電話の着信メロディ用の楽曲データに含まれる、楽音と同期してバイブレータおよびLEDを駆動制御するための信号を用いて、ジェット噴流WS及びアクアライトALの制御を行うため、楽音解析等を行って楽曲と同期した制御信号を作成する必要がなく、本実施形態は有効である。
尚、ポンプ11とジェット噴流口13との間に調整弁を設けて、それを制御することにより、楽曲と同期してジェット噴流口13から浴槽BTBへの流量を制御してもよい。同様に、バルブ15を制御するようにして、気泡のON/OFFや気泡混入量を楽曲と同期して制御するようにしてもよい。
また、パンによって、ジェット噴流口13の噴流口位置を制御する代わりに左右に位置する2つのジェット噴流口13から浴槽BTBへ、流量に強弱をつけて噴流を出してもよい。
また、パンによって、ジェット噴流口13の噴流口位置を制御する代わりに左右に位置する2つのジェット噴流口13から浴槽BTBへ、流量に強弱をつけて噴流を出してもよい。
また、浴槽BTBに複数個のジェット噴流口13を設けて、そのジェット噴流口13の数のチャンネルにVibration信号を設定するようにすれば、複数個のジェット噴流口13からの流量を各チャンネルのノートオンに合わせて駆動することもできる。例えば、楽曲データが16チャンネルを有していれば、16個のVibration信号を出力し、最大16個のジェット噴流口13からのジェット噴流WSの流量を制御できる。
また、浴室BTに複数個のアクアライトALを設けて、そのアクアライトALの数のチャンネルにLED信号を設定するようにすれば、複数個のアクアライトALのON/OFFを各チャンネルのノートオンに合わせて駆動することもできる。例えば、楽曲データが16チャンネルを有していれば、16個のLED信号を出力し、最大16個のアクアライトALのON/OFFを制御できる。
また、ライト制御部7によって、アクアライトALの光量を、シーケンサ23から出力されたLED信号に基づいて、楽曲に同期して変化させてもよい。
また、図示しない制御装置を介して噴流浴装置に浴室テレビBTVを接続して、通信部4を介してダウンロードしたJAVA(登録商標)ゲームをしたり、電子メールを入力することもできる。
また、浴室テレビBTVをビデオ入力モードにして、ダウンロードした表示系コンテンツや、カラオケの歌詞、電子メールを表示することができる。ここで、表示系コンテンツとは、楽曲データと共に格納された画像データであり、楽曲の進行に合わせて出力するための画像データを指す。例えば、カラオケの背景画像のように楽曲の歌詞に合った画像を出力させるためのデータを指す。
また、カラオケとして使用する場合でも携帯電話用の楽曲のコンテンツを使用でき、また、カラオケ用のマイクは付属せず、従って、音声のエフェクト処理は行わない。
また、浴室テレビBTVをビデオ入力モードにして、ダウンロードした表示系コンテンツや、カラオケの歌詞、電子メールを表示することができる。ここで、表示系コンテンツとは、楽曲データと共に格納された画像データであり、楽曲の進行に合わせて出力するための画像データを指す。例えば、カラオケの背景画像のように楽曲の歌詞に合った画像を出力させるためのデータを指す。
また、カラオケとして使用する場合でも携帯電話用の楽曲のコンテンツを使用でき、また、カラオケ用のマイクは付属せず、従って、音声のエフェクト処理は行わない。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での設計変更も含まれる。
1・・・操作部、2・・・CPU、3・・・記憶部(記憶手段)、4・・・通信部(通信手段)、5・・・楽曲再生部、6・・・噴流制御部(噴流制御手段)、7・・・ライト制御部(照明制御手段)、10・・・流量制御部、11・・・ポンプ、12・・・吸入口、13・・・ジェット噴流口、14・・・空気吸入部、15・・・バルブ、21・・・I/F(Interface)部、22・・・FIFO(First-In First-Out)メモリ、23・・・シーケンサ、24・・・音源部、25・・・D/Aコンバータ、ACT・・・アクチュエータ、AL・・・アクアライト(照明手段)、BH・・・脱衣所、BT・・・浴室、BTB・・・浴槽、BTV・・・浴室テレビ(表示手段)、BUSL・・・バスライン、FP・・・自在管、JFG・・・ジェット噴流発生装置(噴出手段)、MU・・・噴流浴装置本体、NZL・・・ノズル、OL・・・照明、REM・・・リモコン操作部、SP・・・スピーカ
Claims (6)
- 浴槽内に設置されるノズルから気泡噴流を噴出させる噴出手段を備える噴流浴装置であって、
時間情報を含むイベントデータ列からなる楽曲データから該時間情報に対応して第1の制御信号を出力するシーケンサと、
前記第1の制御信号に基づいて前記噴出手段を制御する噴流制御手段と、
を備えることを特徴とする噴流浴装置。 - 前記楽曲データが、携帯電話の着信メロディ生成用のデータであり、
前記シーケンサが、前記楽曲データ内の楽音と同期してバイブレータを駆動する設定がなされているチャンネルにおいて、前記チャンネルの楽音が出力される場合に前記第1の制御信号を出力し、
前記噴流制御手段が、前記第1の制御信号が出力されている場合にノズルから噴流を噴出させることを特徴とする請求項1に記載の噴流浴装置。 - 前記シーケンサが、時間情報を含むイベントデータ列からなる楽曲データを該時間情報に対応して第2の制御信号を出力し、
浴室の水面を照明する照明手段と、
前記第2の制御信号に基づいて前記照明手段を制御する照明制御手段と、
をさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の噴流浴装置。 - 前記楽曲データが、携帯電話の着信メロディ生成用のデータであり、
前記シーケンサが、前記楽曲データ内の楽音と同期してLEDを駆動する設定がなされているチャンネルにおいて、前記チャンネルの楽音が出力される場合に前記第2の制御信号を出力し、
前記照明制御手段が、前記第2の制御信号が出力されている場合に前記照明手段を点灯させることを特徴とする請求項3に記載の噴流浴装置。 - 前記楽曲データを携帯電話のコンテンツのサーバからダウンロードする通信手段と、
前記通信手段によってダウンロードされた前記楽曲データを記憶する記憶手段と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかの項に記載の噴流浴装置。 - 浴室内に画像を表示可能な表示手段を備え、
前記通信手段が、前記携帯電話のコンテンツのサーバから表示系のコンテンツをダウンロードし、
前記記憶手段が、前記通信手段によってダウンロードされた前記表示系のコンテンツを記憶し、
前記表示手段が、前記記憶手段が記憶している前記表示系のコンテンツを表示する、
ことを特徴とする請求項5に記載の噴流浴装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004076449A JP2005261570A (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | 噴流浴装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004076449A JP2005261570A (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | 噴流浴装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=35086715
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004076449A Pending JP2005261570A (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | 噴流浴装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005261570A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2465039A (en) * | 2008-11-04 | 2010-05-12 | Ei Whirlpools & Spas Ltd | Apparatus for producing sound in a bath through a wireless connection |
KR20160035124A (ko) * | 2014-09-22 | 2016-03-31 | (주)뉴젠사우나 | 사우나기 |
-
2004
- 2004-03-17 JP JP2004076449A patent/JP2005261570A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2465039A (en) * | 2008-11-04 | 2010-05-12 | Ei Whirlpools & Spas Ltd | Apparatus for producing sound in a bath through a wireless connection |
GB2465039B (en) * | 2008-11-04 | 2013-06-05 | Ei Whirlpools & Spas Ltd | Apparatus for producing sound |
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