JP2005261482A - 拳サポータカバー - Google Patents

拳サポータカバー Download PDF

Info

Publication number
JP2005261482A
JP2005261482A JP2004074422A JP2004074422A JP2005261482A JP 2005261482 A JP2005261482 A JP 2005261482A JP 2004074422 A JP2004074422 A JP 2004074422A JP 2004074422 A JP2004074422 A JP 2004074422A JP 2005261482 A JP2005261482 A JP 2005261482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
fist
fist supporter
supporter
wearer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004074422A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4224416B2 (ja
Inventor
Dougen Tsukamoto
道玄 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mizuno Corp
Original Assignee
Mizuno Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mizuno Corp filed Critical Mizuno Corp
Priority to JP2004074422A priority Critical patent/JP4224416B2/ja
Publication of JP2005261482A publication Critical patent/JP2005261482A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4224416B2 publication Critical patent/JP4224416B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Abstract

【課題】 格闘技に用いる拳サポータの手甲部を保護する拳サポータカバーを提供する。
【解決手段】 拳サポータカバー1は、拳サポータの手甲部の内側部分を覆う手掌カバー部2と、該手甲部の外側部分を覆う手甲カバー部3とを有する袋状部材であり、拳サポータに着脱可能に取付けられる。手甲カバー部3は、直交する2方向に伸縮性を有する素材で構成される。手甲カバー部3の内表面上に、拳サポータにおける手甲部の外側部分表面に対して、手甲カバー部3よりも大きな摩擦係数を有するスリップ抑制材7を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、拳サポータカバーに関し、特に、空手などの格闘技において使用する拳サポータに取付ける拳サポータカバーに関する。
空手などの格闘技において、競技者の拳を保護するための拳サポータが従来から用いられている。
拳サポータは、たとえば、装着者の手の甲部分ならびに人差し指から小指の基節骨および中節骨近傍を覆うように形成され、装着者の拳を保護する手甲部と、装着者の手首を覆う手首部とを備える。
手甲部は、緩衝材を表皮で覆うことにより形成される。これにより、装着者の拳が保護される。
登録実用新案第3086937号公報(従来例1)においては、手首部分と手の甲部分と指部分とを覆うような扁平筒状部材の片側内面に緩衝材を配置した拳プロテクタであって、上記緩衝材を配置した部分の両面を赤/白に色分けしてリバーシブルとした拳プロテクタが開示されている。
登録実用新案第3086937号公報
上記のような拳サポータにおいては、以下のような問題があった。
拳サポータは、繰り返し用いられるため、本体部の表面が劣化したり、傷がついたりする場合がある。サポータ本体(手甲部)に傷がつき、その傷から汗などが内部に侵入することにより、拳サポータの寿命が短縮される場合がある。
これに対し、従来の拳サポータにおいて、手甲部の外側部分表面を保護するという観点から拳サポータ本体上にカバー部材を設け、該カバー部材を取付けた状態で競技を行なうという思想は開示されていない。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、拳サポータの手甲部を保護する拳サポータカバーを提供することにある。
本発明に係る拳サポータカバーは、格闘技に用いる拳サポータの手甲部の外側部分を覆う手甲カバー部を有し、拳サポータに着脱可能に取付けられる。
拳サポータの手甲部は、装着者の拳の上側を覆う。手甲部の外側とは、拳サポータの装着者の拳と反対側を意味する。また、手甲部の内側とは、拳サポータの装着者の拳側を意味する。
拳サポータカバーを取付けることにより、拳サポータ本体を保護することができ、その寿命を延ばすことができる。
手甲カバー部は、直交する2方向に伸縮性を有する素材で構成されることが好ましい。
これにより、拳サポータカバーが、曲面で構成される拳サポータの外側部分表面に対して、より密着しやすくなる。
手甲カバー部の内表面上に、該手甲カバー部よりも大きな摩擦係数を有する部材を備えることが好ましい。
ここで、摩擦係数とは、拳サポータの手甲部の外側部分表面に対する摩擦係数を意味する。
これにより、拳サポータの使用時に、拳サポータカバーがずれるのを抑制することができる。
拳サポータカバーは装着者の手を挿入する手口挿入部を有し、手口挿入部は伸縮性の帯状部材を含むことが好ましい。
伸縮性の部材を用いることにより、手口挿入部が広がるため、拳サポータカバーの拳サポータへの取付けおよび拳サポータの装着がしやすくなる。また、拳サポータを装着した後は、手口挿入部が装着者の手首に密着し、拳サポータカバーがずれるのを抑制することができる。
拳サポータカバーは手甲カバー部を含む袋状部材であり、袋状部材は、装着者の人差し指、中指、薬指および小指の中の少なくとも1本の指を拳サポータカバーの内部から外部に出すための開口部と、開口部の周囲に補強部とを有することが好ましい。
拳サポータカバーを袋状部材とすることで、拳サポータカバーの拳サポータへの密着性を高めることができる。また、開口部および補強部を設けることで、装着者の指先により拳サポータカバーが損傷するのを抑制することができる。
拳サポータカバーは、拳サポータの手甲部の内側部分を覆う手掌カバー部を有し、手甲カバー部と手掌カバー部との材質が異なることが好ましい。
これにより、手甲カバー部において拳サポータへの密着性を高めながら、手掌カバー部において通気性などを高めることができる。
拳サポータカバーは装着者の親指を受け入れる親指カバー部を有し、拳サポータカバーの掌側における親指カバー部の先端部の表面は、手甲カバー部よりも耐ピリング性の大きな材料で構成されることが好ましい。
なお、ピリングとは、布表面を摩擦することにより、繊維がもつれあって、ほつれが生じることを意味する。すなわち、耐ピリング性とは、繊維のほつれにくさを意味する。
耐ピリング性を高めることにより、拳サポータカバーの掌側における親指カバー部の先端部で、繊維がほつれるのを抑制することができる。結果として、拳サポータカバーの耐久性が向上する。
本発明によれば、拳サポータの手甲部を保護し、拳サポータの寿命を延ばすことができる。
以下に、本発明に基づく拳サポータカバーの実施の形態について説明する。
本実施の形態に係る拳サポータカバーは、格闘技に用いる拳サポータの手甲部の外側部分を覆う手甲カバー部を有し、拳サポータに着脱可能に取付けられる。
拳サポータは、たとえば空手などの格闘技において、競技者の拳を保護するために装着されるものであり、発泡樹脂を表皮で覆うことにより形成される。ここで、発泡樹脂は打撃時の衝撃を和らげる緩衝材として機能し、表皮は、緩衝材を保護する。
拳サポータは、典型的には、装着者の拳を覆う手甲部と、装着者の手首部を覆う手首部とを備える。手甲部は、典型的には、装着者の手の甲部分を覆う第1部分(中央部)と、人差し指から小指の基節骨および中節骨付近を覆う第2部分(先端部)とを有する。
上記の第2部分は、典型的には、第1部分の先端部から、掌側に向けてほぼ直角に立ち上がる。これにより、装着者の拳が自然な状態で、拳サポータが装着される。また、第1部分には、装着者の親指を受け入れる筒状の親指挿入部が設けられ、第2部分には、装着者の人差し指から小指を受け入れる指挿入部が設けられる。親指部に親指を挿入し、指挿入部に人差し指から小指を挿入することで、拳サポータが装着される。
一般的に、拳サポータは、繰り返し使用される。拳サポータの寿命を延ばすために、表皮や緩衝材の耐久性を向上させることが望まれる。これに対し、表皮上に拳サポータカバーを装着することで、拳サポータ本体を保護することができ、その耐久性を向上させ、寿命を延ばすことができる。
拳サポータ本体において、最も耐久性向上が望まれるのは、打撃時などに直接衝撃を受ける手甲部である。したがって、少なくとも手甲部の外側部分を覆う拳サポータカバーを取付けることが、拳サポータの耐久性向上に対して効果的である。
また、拳サポータカバーは、拳サポータに対して着脱可能に取付けられるので、拳サポータカバーが損傷したときは、新たな拳サポータカバーに容易に取換えることができる。
手甲カバー部は、直交する2方向に伸縮性を有する素材で構成されることが好ましい。
このような素材は、たとえば、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタンなどで形成される。
拳サポータの手甲部の外側部分表面は、典型的には、3次元の曲面で構成される。これに対し、手甲カバー部が2方向に伸縮性を有することで、拳サポータカバーが拳サポータの手甲部の外側部分表面に対して、より密着しやすくなる。
拳サポータカバーは、上記のような伸縮性を有するとともに、耐久性に優れた素材で構成されることが好ましい。たとえば、拳サポータカバーの耐ピリング性が小さいと、ほつれが生じやすくなり、ほつれた糸が切断することにより、結果として、耐久性が低下する。
拳サポータカバーを構成する素材の耐久性などを向上させるための方法としては、たとえば、縫い目を細かくしてほつれを生じさせにくくする、樹脂を糸に含ませて縫目を固める、熱することにより糸を溶かして縫目を固めるなどの方法が考えられる。
たとえば、生地のゲージ数は28以上40以下程度(より好ましくは30以上36以下程度)であることが好ましい。ゲージ数を上記範囲内に設定することで、耐スナッグ性および耐久性を確保しながら、拳サポータカバーの重量増加を抑制することができる。なお、生地におけるゲージ数とは、1インチ(約2.54cm)あたりのループ数を意味し、編目の細かさの指標となるものである。
また、別の観点では、ほつれた糸が切断しにくくなるように、太い糸(30dTEX以上150dTEX以下程度、より好ましくは40dTEX以上80dTEX以下程度)を用いることが考えられる。この範囲内の太さの糸を用いることで、耐スナッグ性、耐ピリング性および耐久性を確保しながら、拳サポータカバーの重量増加および伸縮性の低下(フィット性の低下)を抑制することができる。
ところで、空手などの競技においては、相対するそれぞれの競技者が装着する拳サポータの色(たとえば赤/青など)を異ならせる場合がある。これにより、競技中の判別が容易になるなどの効果が得られる。一方、たとえばコスト面での負担などを考慮して、競技者が準備すべき拳サポータの種類(個数)をできるだけ少なくしたいという要請がある。
上述したように、拳サポータカバーに着色を施し、複数の色の拳サポータカバーを準備することで、該カバーを取換えて、1つの拳サポータの色を任意に変更することができる。したがって、拳サポータを用いる競技を行なうに際し、1つの拳サポータを準備するだけで、複数の色の拳サポータを準備するのと同様の効果を奏する。
なお、手甲カバー部は、手甲部の外側部分を完全に覆う必要はなく、たとえば手甲部における外側部分の縁端近傍において、若干の覆われていない部分がある場合も、手甲部を保護する効果を奏する限り、手甲カバー部が手甲部の外側部分を覆っていると解釈されるべきである。
手甲カバー部の内表面上に、該手甲カバー部よりも大きな摩擦係数(拳サポータの手甲部の外側部分表面に対する摩擦係数)を有する部材(スリップ抑制材)を備えることが好ましい。なお、スリップ抑制材は、たとえば、手甲カバー部の指先側先端部などに設けられる。
これにより、拳サポータの使用時に、拳サポータカバーがずれるのを抑制することができる。なお、スリップ抑制材を手甲カバー部の指先側先端部に設けた場合は、拳サポータカバーの拳サポータへの取付けの容易さは損なわれない。
スリップ抑制材を構成する材料としては、たとえば、シリコン、TPU(Thermoplastic Polyurethane)、オレフィン系樹脂、エラストマなどが挙げられる。これらの材料を手甲カバー部上に接着するなどして、スリップ抑制材が設けられる。上記のような材料を用いることにより、手甲カバー部の伸びを阻害することなく、手甲カバー部と拳サポータの手甲部との間の摩擦係数を向上させ、両者のずれ(スリップ)を抑制することができる。
拳サポータカバーは装着者の手を挿入する手口挿入部を有し、手口挿入部は伸縮性の帯状部材を含むことが好ましい。
帯状部材は、ゴムなどにより形成され、典型的には、環状に形成されて手口挿入部を構成するが、手口挿入部の一部に弾性体を設ける構造としてもよい。
上記の構成により、手口挿入部を容易に拡張することができる。その結果、拳サポータへの拳サポータカバーの取付けと、拳サポータの装着とが容易になる。また、拳サポータを装着した後は、手口挿入部が装着者の手首に密着し、拳サポータカバーがずれるのを抑制することができる。
拳サポータカバーは、典型的には、手甲カバー部を含む袋状部材として形成される。該カバーを袋状部材とすることで、拳サポータカバーを拳サポータに固定しやすくなる。この結果、拳サポータ使用時のずれ(スリップ)を効果的に抑制することができる。
上記の袋状部材は、装着者の人差し指、中指、薬指および小指の中の少なくとも1本の指を拳サポータカバーの内部から外部に出すための開口部と、開口部の周囲に補強部とを有することが好ましい。
開口部および補強部は、典型的には、上記袋状部材の先端部に設けられる。たとえば、袋状部材の先端部の一部を人工皮革などの強度(引張強度)の大きい素材で構成し、その素材の一部に孔を設けることにより、開口部(孔)およびその周辺の補強部(人工皮革)が形成される。
上記の開口部を設けることにより、打撃による衝撃をうけた際に、装着者の指先によって拳サポータカバーが損傷するのを抑制することができる。また、開口部周辺に補強部を設けることで、開口部近傍で拳サポータカバーが損傷(破断)し、その破断が進行するのを抑制することができる。
拳サポータカバーは、拳サポータの手甲部の内側部分を覆う手掌カバー部を有し、手甲カバー部と手掌カバー部との材質が異なることが好ましい。
手甲カバー部は、拳サポータへの密着性を高めるために、伸縮性が大きいことが好ましい。一方、手掌カバー部は装着者の掌部と直接接触するので、掌部の発汗を効率よく蒸散させるために、通気性が高いことが好ましい。
上記のように手甲カバー部と手掌カバー部との材質を異ならせることで、たとえば、手甲カバー部において拳サポータへの密着性を高める素材を用いながら、手掌カバー部において通気性を高める素材を用いることができる。
拳サポータの手首部にベルトの一端を固定しておき、拳サポータを装着する際には、そのベルトを装着者の手首に巻きつけ、ベルトの他端を面ファスナを用いて拳サポータの手首部に固定することができる。このようにすることで、装着者の拳に拳サポータがより強固に固定される。
拳サポータカバーは装着者の親指を受け入れる親指カバー部を有する。上記ベルトの他端を拳サポータの手首部に固定する際、拳サポータカバーの掌側における親指カバー部の先端部が、面ファスナに触れることになる。
したがって、拳サポータカバーの掌側における親指カバー部の先端部の表面は、手甲カバー部よりも耐ピリング性(ほつれにくさ)の大きな材料で構成されることが好ましい。
これにより、拳サポータカバーの内側において親指カバー部の先端部が、面ファスナとの接触によってほつれるのを抑制し、結果として、拳サポータカバーの耐久性を向上させることができる。
この部分の耐ピリング性を向上させるための方法としては、たとえば、人工皮革などの素材を、当該部分に貼り付ける方法などが考えられる。
以下に、本発明に基づく拳サポータカバーの1つの実施例について説明する。
図1は、本実施例に係る拳サポータカバー1を示した正面図である。また、図2は、拳サポータカバー1を示した背面図である。なお、図1から後述する図5においては、拳サポータカバーおよび拳サポータのうち、左手に装着されるものを示している。
図1,図2に示すように、拳サポータカバー1は、手掌カバー部2と手甲カバー部3とを縫着して形成される。なお、図1から後述する図5までにおいて、図中の破線は、各部材どうしを縫着する縫目を示す。
手掌カバー部2および手甲カバー部3は、番手およびフィラメント数が、それぞれ44dTEX、36であるポリエステル繊維と、同じく番手およびフィラメント数が、それぞれ44dTEX、4であるポリウレタンとを8:2の割合で用い、直交する2方向において伸縮性を有するように編み上げた素材を用いて構成されている。上記素材を用いることにより、手掌カバー部2および手甲カバー部3の伸縮性に併せて、その耐久性を確保することができる。
なお、手掌カバー部2および手甲カバー部3に用いる繊維の番手については、一定の範囲(たとえば30dTEX以上150dTEX以下程度、より好ましくは40dTEX以上80dTEX以下程度)で変更が可能である。さらに、手掌カバー部2および手甲カバー部3に用いる生地のゲージ数についても、一定の範囲内(たとえば28以上40以下程度、より好ましくは30以上36以下程度)で変更が可能である。
拳サポータカバー1の手掌カバー部2側には、人工皮革で形成される補強部2Aが設けられ、補強部2Aには、開口部2Bが設けられる。開口部2Bは、後述する拳サポータの装着者の人差し指から小指までを挿入するために設けられる。
手掌カバー部2および手甲カバー部3には、接続補強部5を介して、親指カバー部4が縫着される。親指カバー部4は、後述する拳サポータにおける親指挿入部をカバーする。親指カバー部4の掌側の先端部には、耐ピリング性の大きい耐ピリング補強部4Aが設けられている。
手甲カバー部3の指先側先端部や、手掌カバー部2と手甲カバー部3との縫目近傍(図1,図2中の一点鎖線で囲まれる領域およびその近傍)には、シリコンラバー、TPU、オレフィン系樹脂、エラストマなどからなるスリップ抑制材7が設けられている。スリップ抑制材7は、上記の素材を、手甲カバー部3の内表面上に接着するなどして設けられる。
拳サポータカバー1の手口挿入部8には、環状のゴム6(帯状部材)が設けられている。手口挿入部8は、通常の状態では、所定の大きさよりも小さな開口になるように形成されている。拳サポータカバー1を拳サポータに取付ける際、および、拳サポータを拳に装着する際は、ゴム6を伸張させることにより、手口挿入部8を所定の大きさに広げる。拳サポータを使用する際は、ゴム6の弾性により、拳サポータカバー1が装着者の手首に密着する。
図3は、拳サポータカバー1が取付けられる拳サポータ10を示した正面図である。また、図4は、拳サポータ10を示した背面図である。
図3,図4に示すように、拳サポータ10は、手甲部11と手首部12とを有する。手甲部11は、緩衝材を表皮で覆うことにより形成され、その厚みは、装着者の指の根元の関節(MP(Metacarpal Phalangeal)関節)を覆う部分において最も大きく、60mm程度である。
手甲部11は、中央部11Aと先端部11Bとを有する。中央部11Aは、装着者の手の甲部分を覆い、先端部11Bは、上記MP関節を覆う部分の近傍から、中央部11Aに対して、掌側にほぼ垂直に立ち上がり、装着者の人差し指から小指までの基節骨および中節骨付近を覆う。
他の観点では、手甲部11は、外側部分11Cと内側部分11Dとを有する。外側部分11Cは、拳サポータ10の装着時に外側に位置し、内側部分11Dは、装着時に装着者の拳と直接接する。
手首部12には、ベルト12Aの一端が縫着されている。ベルト12Aの手首部12上に縫着された部分には、面ファスナ12Bが設けられている。ベルト12Aの他端の裏面には、面ファスナ12Bと噛み合う他の面ファスナ(図示せず)が設けられている。拳サポータ10を装着した後、ベルト12Aを装着者の手首に巻きつけ、面ファスナにより、ベルト12Aの他端を手首部12に固定することができる。
手甲部11の中央部11Aには、親指挿入部13Aが縫着される。また、手甲部11の内側の先端部11Bには、指挿入部13B(人差し指、中指、薬指、小指)が形成される。また、中央部11Aと先端部11Bとの境界部分近傍には、ゴム13Cが縫着される。親指カバー部13Aに親指を挿入し、手甲部11とゴム13Cとの間および指挿入部13Bに4本の指(人差し指、中指、薬指、小指)を挿入して、拳サポータ10を装着する。
図5は、拳サポータカバー1を拳サポータ10に取付けた状態を示した正面図である。
この状態で、拳サポータ10を装着する手順について、以下に説明する。
まず、手口挿入部8から、装着者の手を挿入する。そして、親指カバー部4内に位置する親指挿入部13Aに親指を挿入し、指挿入部13Bおよび開口部2Bに人差し指、中指、薬指および小指を挿入する。人差し指から中指の先端は、拳サポータカバーの外部に突出する。次に、ベルト12Aを装着者の手首部に巻きつけ、その自由端を面ファスナ12Bにより手首部12に固定する。これにより、拳サポータカバー1を取付けた拳サポータが装着される。
拳サポータカバーのうち、装着者の掌部20(図5中の二点鎖線で囲まれる領域およびその近傍)を覆う部分は、装着者の汗などにより湿気を含みやすい。したがって、手掌カバー部2を構成する素材として、手甲カバー部3を構成する素材とは異なる、より通気性の高いものを用いてもよい。このような素材としては、たとえばメッシュ材などが考えられる。
以上、本発明の実施の形態および実施例について説明したが、今回開示された実施の形態および実施例は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
本発明の1つの実施例に係る拳サポータカバーを示した正面図である。 本発明の1つの実施例に係る拳サポータカバーを示した背面図である。 拳本発明の1つの実施例に係る拳サポータカバーが取付けられる拳サポータを示した正面図である。 拳本発明の1つの実施例に係る拳サポータカバーが取付けられる拳サポータを示した背面図である。 図1,図2に示す拳サポータカバーを図3,図4に示す拳サポータに取付けた状態を示した正面図である。
符号の説明
1 拳サポータカバー、2 手掌カバー部、2A 補強部、2B 開口部、3 手甲カバー部、4 親指カバー部、4A 耐ピリング補強部、5 接続補強部、6 ゴム(帯状部材)、7 スリップ抑制材、8 手口挿入部、10 拳サポータ、11 手甲部、11A 中央部、11B 先端部、11C 外側部分、11D 内側部分、12 手首部、12A ベルト、12B 面ファスナ、13A 親指挿入部、13B 指挿入部(人差し指、中指、薬指、小指)、13C ゴム、20 掌部。

Claims (7)

  1. 格闘技に用いる拳サポータの手甲部の外側部分を覆う手甲カバー部を有し、
    前記拳サポータに着脱可能に取付けられる拳サポータカバー。
  2. 前記手甲カバー部は、直交する2方向に伸縮性を有する素材で構成される、請求項1に記載の拳サポータカバー。
  3. 前記手甲カバー部の内表面上に、該手甲カバー部よりも大きな摩擦係数を有する部材を備えた、請求項1または請求項2に記載の拳サポータカバー。
  4. 前記拳サポータカバーは装着者の手を挿入する手口挿入部を有し、
    前記手口挿入部は伸縮性の帯状部材を含む、請求項1から請求項3のいずれかに記載の拳サポータカバー。
  5. 前記拳サポータカバーは前記手甲カバー部を含む袋状部材であり、
    前記袋状部材は、装着者の人差し指、中指、薬指および小指の中の少なくとも1本の指を前記拳サポータカバーの内部から外部に出すための開口部と、前記開口部の周囲に補強部とを有する、請求項1から請求項4のいずれかに記載の拳サポータカバー。
  6. 前記拳サポータカバーは前記手甲部の内側部分を覆う手掌カバー部を有し、
    前記手甲カバー部と前記手掌カバー部との材質が異なる、請求項1から請求項5のいずれかに記載の拳サポータカバー。
  7. 前記拳サポータカバーは装着者の親指を受け入れる親指カバー部を有し、
    前記拳サポータカバーの掌側における前記親指カバー部の先端部の表面は、前記手甲カバー部よりも耐ピリング性の大きな材料で構成される、請求項1から請求項6のいずれかに記載の拳サポータカバー。
JP2004074422A 2004-03-16 2004-03-16 拳サポータカバー Expired - Fee Related JP4224416B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004074422A JP4224416B2 (ja) 2004-03-16 2004-03-16 拳サポータカバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004074422A JP4224416B2 (ja) 2004-03-16 2004-03-16 拳サポータカバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005261482A true JP2005261482A (ja) 2005-09-29
JP4224416B2 JP4224416B2 (ja) 2009-02-12

Family

ID=35086631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004074422A Expired - Fee Related JP4224416B2 (ja) 2004-03-16 2004-03-16 拳サポータカバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4224416B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP4224416B2 (ja) 2009-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1064971B1 (en) Sports gloves
US20230101804A1 (en) Mixed martial arts equipment
US8950015B2 (en) Glove with laminated padding regions
JP3919433B2 (ja) スポーツ用手袋
US6035443A (en) Exposed palm golf glove for covering selected fingers of a golfer
JP6461143B2 (ja) 切取り部を有するグローブおよび切取り部を有するグローブを製造する方法
US20190387821A1 (en) Article for improved grip and protection in athletics
US11229830B2 (en) Single finger golf glove
CN110997086B (zh) 守门员手套
JP5466279B2 (ja) ゴルフ用手袋およびスポーツ用手袋
JP4224416B2 (ja) 拳サポータカバー
JP4890171B2 (ja) スポーツ用手袋
KR20150003404U (ko) 망사 골프 장갑
JP2731888B2 (ja) 野球・ソフトボール用捕球具
US20100125924A1 (en) Finger Protector
JP2021151389A (ja) 手袋
JP3128433U (ja) 格闘技類のためのバンデージ
KR20190009610A (ko) 격투기용 장갑 및 너클
CN215275704U (zh) 格斗手套
CN210114803U (zh) 拳击手套
TWM558108U (zh) 高爾夫手套
WO2016027621A1 (ja) ゴルフ用手袋
JP6656714B1 (ja) 防具
JP3098802U (ja) バッティング練習用グローブ
KR100495613B1 (ko) 격투용 손 보호대

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080617

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081121

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141128

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees