JP2021151389A - 手袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】手を保護することができて快適である、ゴールキーパー用を除くサッカー用の手袋を提供する。【解決手段】サッカー用の手袋1(ゴールキーパー用の手袋を除く)であって、JIS L1096 8.26 A法(フラジール形法)に基づいて測定される手の平部の生地10の通気度は、20cm3/cm2/s以上であり、手の平部の生地10の10%伸張時の戻り応力は、0.4N以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、サッカー用であってゴールキーパー用を除く手袋に関する。
従来、サッカーにおいて、ゴールキーパーの手とサッカーボールとが接触した際の衝撃を和らげることや、手とサッカーボールとの摩擦力を高めることを目的としたゴールキーパー用の手袋が知られている。
例えば、特許文献1には、内側手の外面を形成する、特に繊維支持材料上に設けた発泡ラテックスからなる内側手材料と、内側手材料の手のひら側の内面に設けた衝突を緩衝する付加的なクッションを備えたゴールキーパー用手袋において、スペーサ織物が付加的なクッションとしての働きをし、このスペーサ織物が三次元の織物構造体として形成され、面状の二つの被覆織物層が被覆織物層に対してほぼ垂直に向いた平行な織物糸の被覆織物層の間の領域によって離隔されていることを特徴とするゴールキーパー用手袋が記載されている。特許文献2には、着用者の手を覆う手袋本体部を含むスポーツ用手袋であって、手袋本体部は親指部、人差し指部、中指部、薬指部および小指部を覆う各指部分を含み、各指部分の先端部の掌側に滑り止め部材を設けたことを特徴とするスポーツ用手袋が記載されている。特許文献3には、積層保持基材を設けるステップと、発泡プラスチック材料の複数の個別の部分材料を前記保持基材の少なくとも1つの側面上に堆積させるステップと、製作された前記部分材料を有する前記保持基材を使用することによって少なくともスポーツ用手袋の一部分を製作するステップと、を含むことを特徴とするゴールキーパーの手袋の製作方法が記載されている。
特開平9−206419号公報 特開2005−350833号公報 特表2018−525537号公報
近年、サッカーの練習中において、ゴールキーパー以外のプレーヤーも手の保護等を目的として手袋を着用することがある。特許文献1〜3に示されている手袋では、ゴールキーパー以外のプレーヤーには適しておらず、サッカーのプレーの妨げとなってしまう。また、一般的なスポーツ用手袋は、ゴルフクラブ等の道具を握りやすくするためにグリップ性を高めることを目的としているものであり、生地が厚く、手袋の全面や多くの部分に滑り止め部材が設けられているため、サッカーのプレー時に用いると手の温度が上昇しやすく、不快感を与えてしまうという問題もあった。
そこで本発明は、手を保護することができて快適である、ゴールキーパー用を除くサッカー用の手袋を提供することを目的とする。
前記課題を解決することができた本発明の手袋は、サッカー用の手袋(ゴールキーパー用の手袋を除く)であって、JIS L1096 8.26 A法(フラジール形法)に基づいて測定される手の平部の生地の通気度は、20cm/cm/s以上であり、手の平部の生地の10%伸張時の戻り応力は、0.4N以下であることを特徴とするものである。
上記の手袋において、JIS L1096 8.18 A法(ミューレン形法)に基づいて測定される手の平部の生地の破裂強さは、700kPa以下であることが好ましい。
上記の手袋において、手の平部の生地の20%伸張時の応力は、7N以下であることが好ましい。
上記の手袋において、手の平部の生地は、樹脂部材を有しており、手の平部の生地における樹脂部材の被覆率は、50%以下であることが好ましい。
上記の手袋において、樹脂部材の厚みは、300μm以下であることが好ましい。
上記の手袋において、樹脂部材を構成する材料は、シリコーンを含んでいることが好ましい。
上記の手袋において、手の平部の生地は、編地を有しており、編地は、ベア天竺編組織で編成されていることが好ましい。
上記の手袋において、手の平部の生地を構成する繊維の平均繊度は、78D以下であることが好ましい。
上記の手袋において、手の平部の生地を構成する材料は、ナイロンを50%以上含んでいることが好ましい。
上記の手袋において、構成する生地全体の平均目付は、200g/m以下であることが好ましい。
本発明の手袋によれば、JIS L1096 8.26 A法(フラジール形法)に基づいて測定される手の平部の生地の通気度は20cm/cm/s以上であり、手の平部の生地の10%伸張時の戻り応力は0.4N以下であることにより、サッカーの練習中等において手を保護しつつ、手袋の手の平部の生地が着用者の手の動きに十分追随し、また、手の平の温度が上昇しにくく、快適な着用感の手袋とすることができる。
本発明の実施の形態に係る手袋の手の平側の図を表す。 本発明の実施の形態に係る手袋の手の甲側の図を表す。
以下、本発明に係る手袋に関して、図面を参照しつつ具体的に説明するが、本発明はもとより図示例に限定される訳ではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
本発明の手袋は、サッカーのゴールキーパー用の手袋を除く、サッカー用の手袋である。つまり、サッカーのプレー中、好ましくはサッカーの練習中において、ゴールキーパー以外の選手が着用するための手袋である。
図1は本発明の実施の形態に係る手袋1の手の平側の図を表し、図2は手袋1の手の甲側の図を表している。図1および図2に示すように、手袋1は、手袋1の着用者の手の平側に配置される手の平部の生地10と、着用者の手の甲側に配置される手の甲部の生地20とを有している。手の平部の生地10は、手の平側に位置する生地であって、指部の生地は含まない。手の甲部の生地20は、手の甲側に位置する生地であって、指部の生地は含まない。
手の平部の生地10を構成する布地としては、編物、織物、不織布、またはこれらを組み合わせた布地等が挙げられる。手の甲部の生地20を構成する布地としても、編物、織物、不織布、またはこれらを組み合わせた布地等が挙げられる。手の平部の生地10または手の甲部の生地20が複数の布地を組み合わせて構成されている場合、複数の布地を接合する方法としては、縫製、溶着、接着等が挙げられる。
中でも、手の平部の生地10および手の甲部の生地20を構成する布地は、編物であることが好ましい。手の平部の生地10および手の甲部の生地20を構成する布地が編物であることにより、手の平部の生地10と手の甲部の生地20の両方が伸縮性に優れたものとなって、手袋1が着用者の手に沿いやすく、動きに追従しやすくなる。
手袋1は、図1に示すように、全ての指をそれぞれ個別に覆うものであってもよく、親指のみ個別に覆って他の指をまとめて覆うミトン型の手袋であってもよい。手袋1の長さについては、手首までを覆う長さであってもよく、肘のあたりまで覆う長さであってもよい。中でも、手袋1は、各指をそれぞれ個別に覆い、手首までを覆う長さであることが好ましい。手袋1が各指をそれぞれ個別に覆い、手首までを覆う長さであることにより、サッカーのプレー中に指や腕を動かしやすく、また、手袋1の着脱が容易となる。
手袋1は、JIS L1096 8.26 A法(フラジール形法)に基づいて測定される手の平部の生地10の通気度は、20cm/cm/s以上であり、手の平部の生地10の10%伸張時の戻り応力は、0.4N以下である。手の平部の生地10の通気度が20cm/cm/s以上であり、かつ、手の平部の生地10の10%伸張時の戻り応力が0.4N以下であることにより、手の平部の生地10の通気性がよく、また、手の平部の生地10が伸縮性に優れたものとなる。そのため、サッカーのプレー時に着用者の手を保護しながら、熱がこもりにくく指等を動かしやすい、快適な手袋1とすることができる。
手の平部の生地10の通気度が20cm/cm/s以上であるとは、手の平部の生地10において、通気度の平均値が20cm/cm/s以上となる、縦10cm、横10cmの領域を3箇所有していることを示す。なお、手の平部の生地10は、通気度の平均値が20cm/cm/s以上となる領域が3箇所存在すればよく、通気度の平均値が20cm/cm/s以上とならない領域が存在していてもよい。
手の平部の生地10の通気度は、20cm/cm/s以上であればよいが、30cm/cm/s以上であることが好ましく、40cm/cm/s以上であることがより好ましく、50cm/cm/s以上であることがさらに好ましく、60cm/cm/s以上であることがよりさらに好ましく、70cm/cm/s以上であることが特に好ましい。手の平部の生地10の通気度の下限値を上記の範囲に設定することにより、手袋1の着用者の手の平部に熱がこもりにくくなり、サッカーのプレー時における快適性を高めることができる。また、手の平部の生地10の通気度の上限値は、例えば、300cm/cm/s以下、250cm/cm/s以下、200cm/cm/s以下とすることができる。
手の平部の生地10の10%伸張時の戻り応力が0.4N以下であるとは、手の平部の生地10において、10%伸張時の戻り応力の平均値が0.4N以下となる、縦10cm、横10cmの領域を3箇所有していることを示す。換言すると、3箇所の縦10cm、横10cmの領域における10%伸張時の戻り応力の平均値が0.4N以下となることを示す。なお、手の平部の生地10は、10%伸張時の戻り応力の平均値が0.4N以下となる領域が3箇所存在すればよく、10%伸張時の戻り応力の平均値が0.4N以下とならない領域が存在していてもよい。
手の平部の生地10の10%伸張時の戻り応力は、0.4N以下であればよいが、0.35N以下であることが好ましく、0.3N以下であることがより好ましく、0.25N以下であることがさらに好ましく、0.2N以下であることがよりさらに好ましく、0.15N以下であることが特に好ましい。手の平部の生地10の10%伸張時の戻り応力の上限値を上記の範囲に設定することにより、手袋1の着用者の手の動きに合わせて手の平部の生地10が伸縮しやすくなる。そのため、サッカーのプレー時において、手袋1によって着用者の手を保護しつつ、手袋1が着用者の指等の動きの妨げとなりにくくなる。また、手の平部の生地10の10%伸張時の戻り応力の下限値は、例えば、0.01N以上、0.03N以上、0.05N以上とすることができる。
JIS L1096 8.18 A法(ミューレン形法)に基づいて測定される手の平部の生地10の破裂強さは、700kPa以下であることが好ましい。手の平部の生地10の破裂強さが700kPa以下であることにより、手の平部の生地10の編目や織目が適度に広がり、手の平部の生地10の通気性や伸縮性を高めることができる。
手の平部の生地10の破裂強さは、700kPa以下であることが好ましく、675kPa以下であることがより好ましく、650kPa以下であることがさらに好ましい。手の平部の生地10の破裂強さの上限値を上記の範囲に設定することにより、手の平部の生地10の編目や織目の大きさが適切なものとなり、手の平部の生地10の通気性や伸縮性のよい手袋1とすることが可能となる。また、手の平部の生地10の破裂強さは、450kPa以上であることが好ましく、500kPa以上であることがより好ましく、550kPa以上であることがさらに好ましい。手の平部の生地10の破裂強さの下限値を上記の範囲に設定することにより、手の平部の生地10の強度が十分なものとなってサッカーのプレー時に手の平部の生地10が破損しにくく、手袋1の耐久性を高めることができる。
手の平部の生地10の20%伸張時の応力は、7N以下であることが好ましい。手の平部の生地10の20%伸張時の応力が7N以下であることにより、手の平部の生地10が伸張しやすくなる。そのため、手袋1が着用者の手の動きに追随しやすく、着用感のよい手袋1とすることが可能となる。
手の平部の生地10の20%伸張時の応力は、7N以下であることが好ましく、5N以下であることがより好ましく、3N以下であることがさらに好ましい。手の平部の生地10の20%伸張時の応力の上限値を上記の範囲に設定することにより、手の平部の生地10を伸張させるために必要な力が小さくなり、より伸縮性に優れた手袋1とすることができる。また、手の平部の生地10の20%伸張時の応力の下限値は、0.01N以上、0.05N以上、0.1N以上とすることができる。
手の平部の生地10は、樹脂部材30を有しており、手の平部の生地10における樹脂部材30の被覆率は、50%以下であることが好ましい。手の平部の生地10が樹脂部材30を有しており、樹脂部材30の被覆率が50%以下であることにより、樹脂部材30によって手袋1の手の平部に滑り止めの効果を付与しながら、手の平部の生地10の通気性を確保することができる。そのため、手袋1を着用した状態で物が把持しやすく、かつ、手袋1に熱がこもりにくくし、手袋1の着用感を向上させることが可能となる。
手の平部の生地10における樹脂部材30の被覆率を50%以下とするためには、例えば、樹脂部材30に貫通孔を設けることや、複数の樹脂部材30を、間隙を有するように手の平部の生地10へ配置すること等の方法が挙げられる。中でも、図1および図2に示すように、手の平部の生地10へ複数の樹脂部材30を、間隙を有するように配置することが好ましい。間隙を有するように複数の樹脂部材30を手の平部の生地10に配置することにより、手の平部の生地10における樹脂部材30の被覆率を調節することが容易となる。また、複数の樹脂部材30の間に隙間があることより、手袋1の着脱時等において手の平部の生地10を引っ張った際に、樹脂部材30が破断しにくいという効果や、樹脂部材30が手の平部の生地10から剥離しにくいという効果も有している。
手の平部の生地10における樹脂部材30の被覆率は、50%以下であることが好ましく、45%以下であることがより好ましく、40%以下であることがさらに好ましく、35%以下であることがよりさらに好ましい。手の平部の生地10における樹脂部材30の被覆率の上限値を上記の範囲に設定することにより、手の平部の生地10の通気を樹脂部材30が妨げにくく通気性に優れ、着用感のよい手袋1とすることができる。また、手の平部の生地10における樹脂部材30の被覆率は、10%以上であることが好ましく、15%以上であることがより好ましく、20%以上であることがさらに好ましい。手の平部の生地10における樹脂部材30の被覆率の下限値を上記の範囲に設定することにより、手の平部の生地10での滑り止め効果を高めることができる。
樹脂部材30の厚みは、300μm以下であることが好ましい。樹脂部材30の厚みの上限値を上記の値に設定することにより、手の平部の生地10が柔軟となり、手袋1が手の動きに追従しやすくなって着用感を向上させることが可能となる。
樹脂部材30の厚みは、300μm以下であることが好ましく、250μm以下であることがより好ましく、200μm以下であることがさらに好ましい。樹脂部材30の厚みの上限値を上記の値に設定することにより、手の平部の生地10の柔軟性をより高め、手袋1の着用者の手の動きに手袋1が追従しやすく、着用感のよい手袋1とすることができる。また、樹脂部材30の厚みは、50μm以上であることが好ましく、60μm以上であることがより好ましく、70μm以上であることがさらに好ましい。樹脂部材30の厚みの下限値を上記の値に設定することにより、手の平部の生地10に十分な滑り止め効果を付与することができる。
樹脂部材30を構成する材料は、例えば、シリコーン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、天然ゴム等の弾性体が挙げられる。中でも、樹脂部材30を構成する材料は、シリコーンを含んでいることが好ましい。樹脂部材30を構成する材料がシリコーンを含んでいることにより、樹脂部材30が柔軟なものとなり、手袋1の着用者の手の動きに手袋1が十分追従することが可能となる。
手の平部の生地10側から手袋1を見た場合における樹脂部材30の形状は、円形、楕円形、多角形、またはこれらを組み合わせた形状等が挙げられる。樹脂部材30が複数である場合、各樹脂部材30の形状は、同じであってもよく、異なっていてもよい。また、樹脂部材30が複数である場合、各樹脂部材30の大きさも、同じであってもよく、異なっていてもよい。
中でも、樹脂部材30が複数である場合、各樹脂部材30の形状は同じであって、各樹脂部材30の大きさは異なるものが含まれていることが好ましい。つまり、樹脂部材30が複数である場合、各樹脂部材30は相似形であることが好ましい。樹脂部材30が複数である場合に、各樹脂部材30が相似形であることにより、手の平部の生地10において、滑り止め効果の強さや柔軟性の調節を行いやすくなる。具体的には、手の平部の生地10での関節部分等の柔軟性が必要である部分には、他よりも大きさが小さい樹脂部材30を配置することによって柔軟性を高めることができる。一方、手の平部の生地10での指の付け根部分等、高い滑り止め効果が必要である部分には、他よりも大きさが大きい樹脂部材30を配置することによって滑り止め効果を高めることができる。
手の平部の生地10は、編地を有しており、編地は、ベア天竺組織で編成されていることが好ましい。手の平部の生地10が有する編地がベア天竺組織で編成されていることにより、手の平部の生地10の伸縮性が高まり、手袋1の着用者の手の動きに手の平部の生地10が追従しやすく、手袋1のフィット感を向上させることが可能となる。
手の平部の生地10を構成する繊維の平均繊度は、78D以下であることが好ましい。手の平部の生地10を構成する繊維の平均繊度が78D以下であることにより、手の平部の生地10の柔軟性が増し、手袋1が着用者の手の動きに沿いやすくなる。
手の平部の生地10を構成する繊維の平均繊度は、78D以下であることが好ましく、70D以下であることがより好ましく、65D以下であることがさらに好ましく、60D以下であることがよりさらに好ましい。手の平部の生地10を構成する繊維の平均繊度の上限値を上記の範囲に設定することにより、手の平部の生地10の柔軟性を高めることができ、手袋1の着用感を向上させることができる。また、手の平部の生地10を構成する繊維の平均繊度は、30D以上であることが好ましく、40D以上であることがより好ましく、50D以上であることがさらに好ましい。手の平部の生地10を構成する繊維の平均繊度の下限値を上記の範囲に設定することにより、手の平部の生地10の強度を上げ、手袋1の耐久性を高めることが可能となる。
手の平部の生地10を構成する材料は、ナイロン、ポリウレタン、ポリエステル等の合成繊維、綿、麻等の天然繊維等が挙げられる。中でも、手の平部の生地10を構成する材料は、ナイロンを50%以上含んでいることが好ましい。手の平部の生地10を構成する材料がナイロンを50%以上含んでいることにより、手の平部の生地10が軽量であって柔軟性が高く、また、耐久性を高めることができる。
手の甲部の生地20は、編地を有しており、編地は、ベア天竺組織で編成されていることが好ましい。手の甲部の生地20が有する編地がベア天竺組織で編成されていることにより、手の甲部の生地20の伸縮性も向上させることができる。その結果、手袋1が手の動きにより追従しやすく、手袋1の着用感を向上させることができる。
手の甲部の生地20を構成する繊維の平均繊度は、78D以下であることが好ましく、70D以下であることがより好ましく、65D以下であることがさらに好ましく、60D以下であることがよりさらに好ましい。手の甲部の生地20を構成する繊維の平均繊度の上限値を上記の範囲に設定することにより、手の甲部の生地20が柔軟なものとなり、手袋1の着用者の手の動きに手の甲部の生地20が追従しやすくなる。また、手の甲部の生地20を構成する繊維の平均繊度は、30D以上であることが好ましく、40D以上であることがより好ましく、50D以上であることがさらに好ましい。手の甲部の生地20を構成する繊維の平均繊度の下限値を上記の範囲に設定することにより、手の甲部の生地20の強度が高くなり、その結果、手袋1の耐久性を向上させることができる。
手の甲部の生地20を構成する材料は、ナイロン、ポリウレタン、ポリエステル等の合成繊維、綿、麻等の天然繊維等が挙げられる。中でも、手の甲部の生地20を構成する材料は、ナイロンを50%以上含んでいることが好ましい。手の甲部の生地20を構成する材料がナイロンを50%以上含んでいることにより、手の甲部の生地20の軽量性や柔軟性、耐久性をそれぞれ向上させることが可能となる。
手の平部の生地10および手の甲部の生地20を構成する材料は、ナイロンおよびポリウレタンを含んでいることが好ましい。手の平部の生地10および手の甲部の生地20を構成する材料は、ナイロンを50%以上含んでいることが好ましく、60%以上含んでいることがより好ましく、70%以上含んでいることがさらに好ましく、80%以上含んでいることがよりさらに好ましく、85%以上含んでいることが特に好ましく、ポリウレタンを5%以上含んでいることが好ましく、7%以上含んでいることがより好ましく、10%以上含んでいることがさらに好ましい。手の平部の生地10および手の甲部の生地20を構成する材料は、ナイロンおよびポリウレタンを含んでおり、ナイロンおよびポリウレタンの比率を上記の範囲に設定することにより、手の平部の生地10および手の甲部の生地20に接触冷感の効果を付与することができる。手の平部の生地10および手の甲部の生地20が接触冷感の効果を有していることにより、手袋1の着用者の手の平および手の甲に冷感を与えることができ、手袋1を着用した際の快適性を高めることができる。また、手袋1の着用時の冷感を強めるため、手袋1を水で濡らして使用してもよい。
手の甲部の生地20は、樹脂部材30を有していてもよいが、樹脂部材30を有していないことが好ましい。手の甲部の生地20が樹脂部材30を有していないことにより、手の甲部の生地20の通気性が高まり、手袋1の着用者の手の甲の温度が上昇しにくくなる。その結果、手全体において温度が上昇することが防ぎ、手袋1の着用時の快適性を向上させることができる。
手の平部の生地10における樹脂部材30の被覆率は、手の甲部の生地20における樹脂部材30の被覆率よりも高いことが好ましい。手の平部の生地10における樹脂部材30の被覆率が、手の甲部の生地20における樹脂部材30の被覆率よりも高いことにより、手の平部の滑り止め効果を手の甲部よりも高めることができる。手袋1の滑り止め効果は、手の甲部よりも手の平部の方が必要とされているため、手袋1の着用時に必要とされる滑り止め効果を付与しながら、手袋1全体において通気性を確保することが可能となる。
図1および図2に示すように、手の平部の生地10と手の甲部の生地20との間に、マチ部生地40を有していてもよい。手の平部の生地10と手の甲部の生地20との間にマチ部生地40を有していることにより、手袋1が立体的な構造となりやすい。そのため、手袋1の着脱が行いやすくなる。
マチ部生地40は、編地を有しており、編地は、メッシュ組織で編成されていることが好ましい。マチ部生地40が有する編地がメッシュ組織で編成されていることにより、手袋1の着用時に熱がこもりやすい、指と指との間の通気性を高めることができ、手袋1の着用時の快適性を向上させることが可能となる。
マチ部生地40を構成する材料は、例えば、ナイロン、ポリウレタン、ポリエステル等の合成繊維、綿、麻等の天然繊維等が挙げられる。中でも、マチ部生地40を構成する材料は、ポリエステルを50%以上含んでいることが好ましい。マチ部生地40を構成する材料がポリエステルを50%以上含んでいることにより、マチ部生地40の耐久性を高めることができる。
マチ部生地40を構成する材料は、ポリエステルおよびポリウレタンを含んでいることが好ましい。マチ部生地40を構成する材料は、ポリエステルを50%以上含んでいることが好ましく、60%以上含んでいることがより好ましく、70%以上含んでいることがさらに好ましく、80%以上含んでいることがよりさらに好ましく、85%以上含んでいることが特に好ましく、ポリウレタンを10%以上含んでいることが好ましく、12%以上含んでいることがより好ましく、15%以上含んでいることがさらに好ましい。マチ部生地40を構成する材料は、ポリエステルおよびポリウレタンを含んでおり、ポリエステルおよびポリウレタンの比率を上記の範囲に設定することにより、マチ部生地40の強度を高めることが可能となる。
手袋1を構成する生地全体の平均目付は、200g/m以下であることが好ましい。手袋1を構成する生地全体の平均目付が200g/m以下であることにより、手袋1の軽量化を図ることができ、手袋1の着用感を向上させることができる。
手袋1を構成する生地全体の平均目付は、200g/m以下であることが好ましく、190g/m以下であることがより好ましく、180g/m以下であることがさらに好ましい。手袋1を構成する生地全体の平均目付の上限値を上記の範囲に設定することにより、手袋1を軽量なものとすることができる。また、手袋1を構成する生地全体の平均目付は、100g/m以上であることが好ましく、110g/m以上であることがより好ましく、120g/m以上であることがさらに好ましい。手袋1を構成する生地全体の平均目付の下限値を上記の範囲に設定することにより、手袋1を構成する生地に十分な強度を付与することができ、手袋1を破損しにくくして耐久性を高めることができる。
以上のことより、本発明の手袋は、サッカー用の手袋(ゴールキーパー用の手袋を除く)であって、JIS L1096 8.26 A法(フラジール形法)に基づいて測定される手の平部の生地の通気度は、20cm/cm/s以上であり、手の平部の生地の10%伸張時の戻り応力は、0.4N以下であることを特徴とする。手袋がこのような構成であることにより、サッカーの練習中等において手を保護しつつ、手袋の手の平部の生地が着用者の手の動きに十分追随し、また、手の平の温度が上昇しにくく、快適な着用感の手袋とすることができる。
1:手袋
10:手の平部の生地
20:手の甲部の生地
30:樹脂部材
40:マチ部生地

Claims (10)

  1. サッカー用の手袋(ゴールキーパー用の手袋を除く)であって、
    JIS L1096 8.26 A法(フラジール形法)に基づいて測定される手の平部の生地の通気度は、20cm/cm/s以上であり、
    前記手の平部の生地の10%伸張時の戻り応力は、0.4N以下であることを特徴とする手袋。
  2. JIS L1096 8.18 A法(ミューレン形法)に基づいて測定される前記手の平部の生地の破裂強さは、700kPa以下である請求項1に記載の手袋。
  3. 前記手の平部の生地の20%伸張時の応力は、7N以下である請求項1または2に記載の手袋。
  4. 前記手の平部の生地は、樹脂部材を有しており、
    前記手の平部の生地における前記樹脂部材の被覆率は、50%以下である請求項1〜3のいずれか一項に記載の手袋。
  5. 前記樹脂部材の厚みは、300μm以下である請求項4に記載の手袋。
  6. 前記樹脂部材を構成する材料は、シリコーンを含んでいる請求項4または5に記載の手袋。
  7. 前記手の平部の生地は、編地を有しており、
    前記編地は、ベア天竺編組織で編成されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の手袋。
  8. 前記手の平部の生地を構成する繊維の平均繊度は、78D以下である請求項1〜7のいずれか一項に記載の手袋。
  9. 前記手の平部の生地を構成する材料は、ナイロンを50%以上含んでいる請求項1〜8のいずれか一項に記載の手袋。
  10. 構成する生地全体の平均目付は、200g/m以下である請求項1〜9のいずれか一項に記載の手袋。
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