JP2005261315A - 動物の体動検出装置および体動検出方法 - Google Patents
動物の体動検出装置および体動検出方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 動物の特定体動に伴って発生する音に着目し、かかる音をマイクロホン12によって取得した検出信号を、磁気記録装置22等に予め記憶した標準パターン信号と比較することにより、検出を目的とする特定体動の有無を判定し、その判定結果を出力装置24を通じて外部に出力するようにした。
【選択図】 図1
Description
(i)動物の体動の際には、殆ど認識されていない場合を含めて、多くの場合に音が発生していること。
(ii)上記(i)の音は、動物が声帯を用いて所謂音声として発するものでない動作音であること。
(iii)かかる動作音は、環境や個体などによって多少は異なる場合があるものの、掻破や咳,呼吸,歩行などの各種の体動は、それぞれ、動作の種類毎に周波数特性や周期性などに関して特定のパターンを有しているものが多いこと。
そして、これらの新たに得られた知見に基づいて、本発明者は、音による動物の特定体動の測定が可能であろうとの確信を得るに至り、更なる研究の結果、以下に記載の発明を完成するに至ったのである。
動物の体動検出装置に関する本発明の特徴とするところは、(a)動物の動作音を含む音波をひろって、かかる音波から検出信号を取得する少なくとも一つのマイクロホンと、(b)前記動物の検出対象である特定体動に伴って発生する標準パターンの少なくとも一つを予め記憶せしめた標準パターン記憶手段と、(c)前記マイクロホンによって得られた検出信号を前記標準パターン記憶手段に記憶した前記標準パターンと比較することにより、前記特定体動の有無を判定する体動判定手段と、(d)該体動判定手段における前記特定体動の存在の判定結果を外部に出力する出力手段とを、含んで構成されている動物の体動検出装置にある(請求項1に記載の発明)。
(I)前記標準パターンとして標準時間変化パターンを採用し、前記体動判定手段において、前記検出信号の時間的な変化パターンが、該標準パターンとして予め設定された標準時間変化パターンに合致するか否かを基準として、前記特定体動の有無を判定するようにした態様(請求項3に記載の発明)。
(II)前記標準パターン記憶手段において、前記標準パターンとして標準スペクトルパターンを採用し、前記体動判定手段において、前記検出信号のスペクトルパターンが、該標準パターンとして予め設定された標準スペクトルパターンに合致するか否かを基準として、前記特定体動の有無を判定するようにした態様(請求項4に記載の発明)。
(III)前記標準パターン記憶手段において、前記標準パターンとして標準周期を採用し、前記体動判定手段において、前記検出信号の出力レベルの繰り返しの時間間隔が、該標準パターンとして予め設定された標準周期に合致するか否かを基準として、前記特定体動の有無を判定するようにした態様(請求項5に記載の発明)。
動物の体動検出方法に関する本発明の特徴とするところは、動物の動作音を含む音波をマイクロホンでひろって検出信号を取得すると共に、該動物の検出対象である特定体動に伴って発生する標準パターンを予め記憶手段に記憶させておき、コンピュータによって該検出信号を該標準パターンと比較することにより該特定体動の有無を判定して、その判定結果を外部に出力して表示する動物の体動検出方法にある。
さらに、本発明は、以下に記載の如き、動物における薬効判定装置および薬効判定方法も、特徴とする。
すなわち、薬効判定装置に関する本発明の特徴とするところは、薬剤の投与の効果の判定に用いられる薬効判定装置であって、前述の如き本発明に従う構造とされた動物の体動検出装置において、薬剤の投与の前後における体動の変化を測定することにより、かかる体動の変化の程度に基づいて該薬剤の効果を判定することが出来るようにした薬効判定装置にある。
また、薬効判定方法に関する本発明の特徴とするところは、薬剤の投与の効果の判定をするに際して、前述の如き本発明に従う動物の体動検出方法に従って、薬剤の投与の前後における体動の変化を測定することにより、かかる体動の変化の程度に基づいて該薬剤の効果を判定する薬効判定方法にある。
先ず、音データおよび映像データの収録部分の詳細説明図を、図3に示す。そこにおいて、実験動物としてのマウス30は、アトピー性皮膚炎モデルマウスを採用した。また、観察容器32としては、蓋付きの無色透明のポリスチレン容器(縦12cm×横12cm×高さ8cm)を採用し、かかる観察容器32の前後対向面に1cmφの空気口33を形成した。また、観察容器32の周壁部には、装着孔を形成し、そこにコンデンサーマイクロホン12を挿入して、その感音部を観察容器32の内部に向けて固定的に取り付けた。なお、観察容器32の装着孔とマイクロホン12の間には、軟質発泡ウレタンからなる防振材を詰めてマイクロホン12を防振支持せしめた。また、観察容器32の内部床面には、遮音の目的で防振マット34を略全面に敷いた。更に、観察容器32内での透過音の向上と観察容器32の外部雑音の低減等を目的として、観察容器32の底壁および周壁の外側を覆うようにグラスウール層36を設けた。
12 マイクロホン
22 磁気記録装置
24 ディスプレイ
30 マウス
32 観察容器
Claims (13)
- 動物の動作音を含む音波をひろって、かかる音波から検出信号を取得する少なくとも一つのマイクロホンと、
前記動物の検出対象である特定体動に伴って発生する標準パターンの少なくとも一つを予め記憶せしめた標準パターン記憶手段と、
前記マイクロホンによって得られた検出信号を前記標準パターン記憶手段に記憶した前記標準パターンと比較することにより、前記特定体動の有無を判定する体動判定手段と、
該体動判定手段における前記特定体動の存在の判定結果を外部に出力する出力手段と
を、含んで構成されていることを特徴とする動物の体動検出装置。 - 前記特定体動が、動物における掻破である請求項1に記載の動物の体動検出装置。
- 前記標準パターン記憶手段において、前記標準パターンとして標準時間変化パターンを採用し、
前記体動判定手段において、前記検出信号の時間的な変化パターンが、該標準パターンとして予め設定された標準時間変化パターンに合致するか否かを基準として、前記特定体動の有無を判定するようにした請求項1又は2に記載の動物の体動検出装置。 - 前記標準パターン記憶手段において、前記標準パターンとして標準スペクトルパターンを採用し、
前記体動判定手段において、前記検出信号のスペクトルパターンが、該標準パターンとして予め設定された標準スペクトルパターンに合致するか否かを基準として、前記特定体動の有無を判定するようにした請求項1乃至3の何れかに記載の動物の体動検出装置。 - 前記標準パターン記憶手段において、前記標準パターンとして標準周期を採用し、
前記体動判定手段において、前記検出信号の出力レベルの繰り返しの時間間隔が、該標準パターンとして予め設定された標準周期に合致するか否かを基準として、前記特定体動の有無を判定するようにした請求項1乃至4の何れかに記載の動物の体動検出装置。 - 前記マイクロホンによって得られた検出信号を記憶する検出信号記憶手段を設けて、前記体動判定手段において、該検出信号記憶手段に記憶した該検出信号を前記標準パターン記憶手段に記憶した前記標準パターンと比較することにより、前記特定体動の有無を判定する請求項1乃至4の何れかに記載の動物の体動検出装置。
- 前記特定体動が周期性のあるものであり、
前記体動判定手段において、前記標準パターンとして、請求項3に記載の標準時間変化パターンおよび請求項4に記載の標準スペクトルパターンとしてそれぞれ該特定体動の一周期に相当するものを採用すると共に、請求項5に記載の標準周期として該特定体動の周期に相当するものを採用し、
前記検出信号記憶手段に記憶した前記検出信号を該標準変化パターンを利用して該特定体動の一周期分の信号を抽出して、この抽出した一周期分を該標準スペクトルパターンと比較することで該特定体動の有無を判定したスペクトル判定結果を取得すると共に、
前記検出信号記憶手段に記憶した前記検出信号を該標準変化パターンを利用して該特定体動の周期を検出して、この検出した周期を該標準周期と比較することで該特定体動のうむ判定した周期判定結果を取得して、
それらスペクトル判定結果と周期判定結果の何れもが前記特定体動の存在を肯定していることを条件として、該特定体動の存在をカウントして計数し、
計数した総計を前記出力手段で外部に出力する請求項6に記載の動物の体動検出装置。 - 前記出力手段において、前記スペクトル判定結果と前記周期判定結果の何れもが前記特定体動の存在を肯定していることを条件としてカウントされた該特定体動の計数値と併せて、それらスペクトル判定結果と周期判定結果の何れかが存在を肯定していることを条件としてカウントされた該特定体動の計数値を出力するようにした請求項7に記載の動物の体動検出装置。
- 前記マイクロホンが、前記動物に対して直接に装着されるようになっている請求項1乃至8の何れかに記載の動物の体動検出装置。
- 検出対象となる特定体動が複数種類であり、それらの種類毎に、前記標準パターンが互いに異なるように設定されており、一つの検出信号によって、それら複数種類の特定体動が検出されるようになっている請求項1乃至9の何れかに記載の動物の体動検出装置。
- 動物の動作音を含む音波をマイクロホンでひろって検出信号を取得すると共に、該動物の検出対象である特定体動に伴って発生する標準パターンを予め記憶手段に記憶させておき、コンピュータによって該検出信号を該標準パターンと比較することにより該特定体動の有無を判定して、その判定結果を外部に出力して表示することを特徴とする動物の体動検出方法。
- 薬剤の投与の効果の判定に用いられる薬効判定装置であって、
請求項1乃至10の何れかに記載の動物の体動検出装置において、薬剤の投与の前後における体動の変化を測定することにより、かかる体動の変化の程度に基づいて該薬剤の効果を判定することが出来るようにしたことを特徴とする薬効判定装置。 - 薬剤の投与の効果の判定をするに際して、
請求項11に記載の体動検出方法に従って、薬剤の投与の前後における体動の変化を測定することにより、かかる体動の変化の程度に基づいて該薬剤の効果を判定することを特徴とする薬効判定方法。
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