JP7382899B2 - 死亡鶏検知システム - Google Patents
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Description
第2発明の死亡鶏検知システムは、第1発明において、前記鶏生死判定装置は、ケージ内の鶏を撮影して得られた画像であって死亡鶏を含まない生存画像と、死亡鶏を含む死亡画像とを含む学習データを用いて、予め機械学習が行なわれた学習器を構成することを特徴とする。
第3発明の死亡鶏検知システムは、第2発明において、前記生存画像には、画像内の全ての鶏が立っている立ち画像と、画像内の一部の鶏が立っており残部の鶏が座っている座り画像とが含まれることを特徴とする。
第4発明の死亡鶏検知システムは、第2または第3発明において、前記死亡画像には、画像内の一部の鶏が倒れている倒れ画像、画像内の一部の鶏に欠損がある欠損画像、および画像内の一部の鶏が変色している変色画像のうち、一種類または複数種類が含まれることを特徴とする。
第5発明の死亡鶏検知システムは、第2または第3発明において、前記死亡画像には、死亡鶏の種類、死亡鶏の前記ケージ内の位置、死亡鶏の角度、死亡鶏の向き、前記ケージの構成のうち、一または複数を変更しつつ撮影して得られた複数パターンの画像が含まれることを特徴とする。
第6発明の死亡鶏検知システムは、第2~第5発明のいずれかにおいて、前記鶏生死判定装置は、前記監視画像に死亡鶏が含まれる確率が死亡閾値以上である場合に、死亡と判定し、前記監視画像に死亡鶏が含まれる確率が生存閾値以下である場合に、生存と判定し、前記監視画像に死亡鶏が含まれる確率が前記生存閾値を超え、前記死亡閾値未満である場合に、生死不明と判定することを特徴とする。
第7発明の死亡鶏検知システムは、第6発明において、前記鶏生死判定装置は、同一位置の前記ケージを繰り返し撮影して得られた複数の前記監視画像に基づいて、いずれも生死不明と判定した場合に、死亡と再判定することを特徴とする。
第8発明の死亡鶏検知システムは、第6発明において、前記ケージ内の鶏を撮影するサーモグラフィカメラを備え、前記鶏生死判定装置は、前記監視画像に基づいて生死不明と判定した場合に、前記サーモグラフィカメラから取得した温度画像のうち生死不明の鶏の領域の温度を取得し、該温度が温度閾値以下の場合に死亡と再判定することを特徴とする。
第9発明の死亡鶏検知システムは、第1発明において、前記鶏生死判定装置は、前記監視画像内の全ての鶏が立っている、または、前記監視画像内の一部の鶏が立っており残部の鶏が座っている場合に、前記監視画像に死亡鶏が含まれないと判定することを特徴とする。
第10発明の死亡鶏検知システムは、第1または第9発明において、前記鶏生死判定装置は、前記監視画像内の一部の鶏が倒れている、前記監視画像内の一部の鶏に欠損がある、または、前記監視画像内の一部の鶏が変色している場合に、前記監視画像に死亡鶏が含まれると判定することを特徴とする。
第11発明の死亡鶏検知システムは、第1~第10発明のいずれかにおいて、前記鶏生死判定装置は、死亡と判定した場合に、死亡鶏情報を通知することを特徴とする。
第12発明の死亡鶏検知システムは、第11発明において、前記死亡鶏情報には死亡判定の根拠となった前記監視画像が含まれることを特徴とする。
第13発明の死亡鶏検知システムは、第11または第12発明において、前記死亡鶏情報には死亡判定の根拠となった前記監視画像が撮影された前記ケージの位置情報が含まれることを特徴とする。
第14発明の死亡鶏検知システムは、第1~第13発明のいずれかにおいて、前記カメラの撮影範囲を照らす、色温度が4,000~7,000Kの照明を備えることを特徴とする。
第15発明の死亡鶏検知システムは、第14発明において、前記照明は常時点灯していることを特徴とする。
第16発明の死亡鶏検知システムは、第1~第15発明のいずれかにおいて、前記カメラが搭載され、前記ケージに沿って走行する走行台車を備えることを特徴とする。
第17発明の鶏生死判定プログラムは、ケージ内の鶏を撮影して得られた監視画像に基づいて、該鶏の生死を判定するようコンピュータを機能させるための鶏生死判定プログラムであって、ケージ内の鶏を撮影して得られた画像であって死亡鶏を含まない生存画像と、死亡鶏を含む死亡画像とを含む学習データを用いて、予め機械学習が行なわれた学習器を構成し、前記学習器に前記監視画像が入力されると、該監視画像に死亡鶏が含まれるか否かの判定結果を出力するよう、コンピュータを機能させることを特徴とする。
第18発明の鶏生死判定プログラムは、第17発明において、前記生存画像には、画像内の全ての鶏が立っている立ち画像と、画像内の一部の鶏が立っており残部の鶏が座っている座り画像とが含まれることを特徴とする。
第19発明の鶏生死判定プログラムは、第17または第18発明において、前記死亡画像には、画像内の一部の鶏が倒れている倒れ画像、画像内の一部の鶏に欠損がある欠損画像、および画像内の一部の鶏が変色している変色画像のうち、一種類または複数種類が含まれることを特徴とする。
第20発明の鶏生死判定プログラムは、第17または第18発明において、前記死亡画像には、死亡鶏の種類、死亡鶏の前記ケージ内の位置、死亡鶏の角度、死亡鶏の向き、前記ケージの構成のうち、一または複数を変更しつつ撮影して得られた複数パターンの画像が含まれることを特徴とする。
第21発明の鶏生死判定プログラムは、第17~第20発明のいずれかにおいて、前記監視画像に死亡鶏が含まれる確率が死亡閾値以上である場合に、死亡と判定し、前記監視画像に死亡鶏が含まれる確率が生存閾値以下である場合に、生存と判定し、前記監視画像に死亡鶏が含まれる確率が前記生存閾値を超え、前記死亡閾値未満である場合に、生死不明と判定するよう、コンピュータを機能させることを特徴とする。
第22発明の鶏生死判定プログラムは、第21発明において、同一位置の前記ケージを繰り返し撮影して得られた複数の前記監視画像に基づいて、いずれも生死不明と判定した場合に、死亡と再判定するよう、コンピュータを機能させることを特徴とする。
第23発明の鶏生死判定プログラムは、第21発明において、前記監視画像に基づいて生死不明と判定した場合に、サーモグラフィカメラで前記ケージ内の鶏を撮影して得られた温度画像のうち生死不明の鶏の領域の温度を取得し、該温度が温度閾値以下の場合に死亡と再判定するよう、コンピュータを機能させることを特徴とする。
第24発明の鶏生死判定プログラムは、ケージ内の鶏を撮影して得られた監視画像に基づいて、該鶏の生死を判定するようコンピュータを機能させるための鶏生死判定プログラムであって、前記監視画像内の全ての鶏が立っている、または、前記監視画像内の一部の鶏が立っており残部の鶏が座っている場合に、生存と判定するよう、コンピュータを機能させることを特徴とする。
第25発明の鶏生死判定プログラムは、ケージ内の鶏を撮影して得られた監視画像に基づいて、該鶏の生死を判定するようコンピュータを機能させるための鶏生死判定プログラムであって、前記監視画像内の一部の鶏が倒れている、前記監視画像内の一部の鶏に欠損がある、または、前記監視画像内の一部の鶏が変色している場合に、死亡と判定するよう、コンピュータを機能させることを特徴とする。
第26発明の鶏生死判定装置は、第17~第25発明のいずれかの鶏生死判定プログラムがインストールされたコンピュータからなることを特徴とする。
第2発明によれば、生存画像と死亡画像とを含む学習データを用いて機械学習が行なわれた学習器を用いることで、監視画像に死亡鶏が含まれるか否かを精度良く判定できる。
第3発明によれば、生存画像として立ち画像のほか、座り画像を含む学習データを用いて機械学習が行なわれているので、学習器が座っている鶏を死亡鶏と誤判定する頻度を低減できる。
第4発明によれば、死亡画像として死亡鶏の特徴を有する倒れ画像、欠損画像、および変色画像を含む学習データを用いて機械学習が行なわれているので、学習器が死亡鶏を生きている鶏と誤判定する頻度を低減できる。
第5発明によれば、種々のパターンの死亡画像を用いて機械学習が行なわれているので、学習器の誤判定率を低減できる。
第6発明によれば、鶏の生死を死亡、生存、生死不明の三段階で判定するので、生死の判定が困難な監視画像に基づいて無理に死亡、生存の判定をすることがなく、誤検知の頻度を低減できる。
第7発明によれば、同一位置のケージを撮影して得られた監視画像に対して、連続して生死不明と判定した場合に、死亡と再判定することで、死亡鶏の検知漏れを低減できる。
第8発明によれば、監視画像に基づいて生死不明と判定した場合に、温度画像に基づいて生死の判定を再度行なうので、生死不明として処理される件数を低減できる。
第9発明によれば、監視画像内の全ての鶏が立っている場合のほか、一部の鶏が座っている場合にも、監視画像に死亡鶏が含まれないと判定するので、座っている鶏を死亡鶏と誤判定する頻度を低減できる。
第10発明によれば、監視画像内の鶏が死亡鶏の特徴である倒れ、欠損、または変色を有する場合に、監視画像に死亡鶏が含まれると判定するので、死亡鶏を生きている鶏と誤判定する頻度を低減できる。
第11発明によれば、死亡鶏情報を通知することで、職員に死亡鶏の除去を促すことができる。
第12発明によれば、死亡判定の根拠となった監視画像を通知することで、人間による鶏の生死の最終判断を行なうことができる。
第13発明によれば、ケージの位置情報が通知されるので、職員が死亡鶏の位置を把握でき、死亡鶏の除去作業が容易になる。
第14発明によれば、照明の光の色が白に近いので、鶏に与えるストレスが小さく、また、監視画像に鶏の色が反映されやすい。
第15発明によれば、照明がフラッシュせずに常時点灯しているので、鶏に与えるストレスを低減できる。
第16発明によれば、カメラが搭載された走行台車がケージに沿って走行するので、少数のカメラでケージ全体の監視ができる。
第17発明によれば、生存画像と死亡画像とを含む学習データを用いて機械学習が行なわれた学習器を構成するので、監視画像に死亡鶏が含まれるか否かを精度良く判定できる。その結果、鶏の生死を精度良く判定できる。
第18発明によれば、生存画像として立ち画像のほか、座り画像を含む学習データを用いて機械学習が行なわれているので、学習器が座っている鶏を死亡鶏と誤判定する頻度を低減できる。
第19発明によれば、死亡画像として死亡鶏の特徴を有する倒れ画像、欠損画像、および変色画像を含む学習データを用いて機械学習が行なわれているので、学習器が死亡鶏を生きている鶏と誤判定する頻度を低減できる。
第20発明によれば、種々のパターンの死亡画像を用いて機械学習が行なわれているので、学習器の誤判定率を低減できる。
第21発明によれば、鶏の生死を死亡、生存、生死不明の三段階で判定するので、生死の判定が困難な監視画像に基づいて無理に死亡、生存の判定をすることがなく、誤検知の頻度を低減できる。
第22発明によれば、同一位置のケージを撮影して得られた監視画像に対して、連続して生死不明と判定した場合に、死亡と再判定することで、死亡鶏の検知漏れを低減できる。
第23発明によれば、監視画像に基づいて生死不明と判定した場合に、温度画像に基づいて生死の判定を再度行なうので、生死不明として処理される件数を低減できる。
第24発明によれば、監視画像内の全ての鶏が立っている場合のほか、一部の鶏が座っている場合にも、生存と判定するので、座っている鶏を死亡鶏と誤判定する頻度を低減できる。
第25発明によれば、監視画像内の鶏が死亡鶏の特徴である倒れ、欠損、または変色を有する場合に、死亡と判定するので、死亡鶏を生きている鶏と誤判定する頻度を低減できる。
第26発明によれば、生存画像と死亡画像とを含む学習データを用いて機械学習が行なわれた学習器を用いることで、監視画像に死亡鶏が含まれるか否かを精度良く判定できる。その結果、鶏の生死を精度良く判定できる。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る死亡鶏検知システム1は、採卵鶏の養鶏場において、死亡鶏を自動的に検知するためのシステムである。
まず、本実施形態の死亡鶏検知システム1の全体構成を説明する。
図1に示すように、死亡鶏検知システム1は巡回ロボット10を備えている。巡回ロボット10は鶏舎内を巡回してケージ内の鶏を撮影するためのロボットである。巡回ロボット10の数は特に限定されず、一つでもよいし、複数でもよい。
つぎに、巡回ロボット10の詳細を説明する。
図2に示すように、鶏舎内には複数のケージ51が設置されている。各ケージ51内で複数の鶏が飼育されている。一般に、ケージ51は横方向に連接されるとともに、縦に積み重ねられて一のケージ列50を構成している。鶏舎内にはこのようなケージ列50が複数設置されている。
つぎに、鶏生死判定装置30の詳細を説明する。
図4は鶏生死判定装置30の構成を示したブロック図である。鶏生死判定装置30はコンピュータによって実現される。コンピュータは専用機でもよいし、汎用機でもよい。コンピュータはCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)、GPU(Graphics Processing Unit:画像処理装置)、主記憶装置、補助記憶装置などから構成されている。
まず、機械学習に用いる学習データを用意する。学習データは訓練データと評価データとからなる。訓練データは複数の生存画像と、複数の死亡画像と、それらの画像の生死情報とからなる。評価データは複数の生存画像と、複数の死亡画像とからなり、生死情報が付されていない。
つぎに、図5に示すフローチャートに基づき、死亡鶏検知システム1の動作および処理を説明する。
巡回ロボット10は予め定められた巡回開始時刻が到来したときに、鶏舎の巡回を開始する。巡回開始時刻は、例えば、1日のうちの一の時刻でもよいし、複数の時刻でもよい。
鶏生死判定装置30の画像取得部31は、巡回ロボット10から取得した監視画像をそのまま、あるいは何らかの処理を施した後に学習器33に入力する。学習器33は入力された監視画像に死亡鶏が含まれる確率、すなわち死亡確率を求める(ステップS13.1)。
つぎに、本発明の第2実施形態に係る死亡鶏検知システムを説明する。
前述のごとく、学習器33による判定の精度は、学習データの質に依存するところがある。学習データを構成する死亡画像として、種々のパターンの画像を用意しておいたほうが、学習器33の判定精度が高くなる。
死亡鶏の種類とは、死亡鶏の態様を分類したものである。死亡鶏の種類として、「倒れ」、「欠損」、「変色」の3パターンが挙げられる。「倒れ」とは鶏が、欠損および変色なく、倒れていることを意味する。「欠損」とは鶏の体の一部が欠けていることを意味する。「変色」とは鶏の体が腐敗、血液の付着などにより変色していることを意味する。第1実施形態における「倒れ画像」、「欠損画像」、および「変色画像」は死亡鶏の種類の3パターンの画像に相当する。なお、「倒れ」、「欠損」、「変色」の3パターンのうち、一部を用いてもよいし、他の態様を追加してもよい。
死亡鶏のケージ内の位置とは、ケージ内において死亡鶏が存在する位置を分類したものである。例えば、図12に示すように、カメラ13を正面として、ケージ51内を横方向に左、中、右と3分割し、奥行方向に前、中、奥と3分割する。そうすると、ケージ51内が9領域に分割される。図12に示す例では、死亡鶏は右奥の領域に存在する。死亡鶏が存在する領域の違いにより、9パターンの画像が得られる。なお、ケージ51内をより細かく分割してもよいし、より粗く分割してもよい。
死亡鶏の角度とは、ケージの床面に倒れている死亡鶏を上から見た時の、死亡鶏の頭の向きを分類したものである。例えば、図13(A)に示すように、死亡鶏の頭がケージ51の奥方向に向いている場合を0°とする。そうすると、図13(B)に示すように、死亡鶏の頭がケージ51の前方向に向いている場合は180°となる。水平面内の全方向360°を15°ずつの範囲に分け、各方向に死亡鶏を向けて撮影すれば、24パターンの画像が得られる。なお、角度をより細かく分割してもよいし、より粗く分割してもよい。
死亡鶏の向きとは、死亡鶏の体の中心軸周りの角度を分類したものである。例えば、図14(A)に示す姿勢の死亡鶏を左向きとする。また、図14(B)に示す姿勢の死亡鶏を右向きとする。このように、死亡鶏の向きとして、「左向き」、「右向き」の2パターンを挙げることができる。また、「うつ伏せ」、「仰向け」の2パターンを追加してもよい。
ケージの構成とは、死亡画像に写り込むケージの構成の相違を分類したものである。ケージ列50はフレームにより支えられているため、ケージ51の位置(列、段、行)によって、死亡画像にフレームが写り込む場合と、写り込まない場合とがある。例えば、フレームの写り込みの有り、無しで2パターンとすればよい。
つぎに、本発明の第3実施形態に係る死亡鶏検知システムを説明する。
鶏生死判定装置30を構成する生死判定部34(図4参照)は、生死不明判定が連続する場合に、死亡と再判定してもよい。具体的には、生死判定部34は、履歴記憶部35に記憶された判定結果の履歴を参照し、同一位置のケージ51を繰り返し撮影して得られた複数の監視画像に基づいて、いずれも生死不明と判定した場合に、判定結果を「死亡」に変更する。このような判定を行なうことで、死亡鶏の検知漏れを低減できる。
ステップS13.1~S13.5は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する(図6参照)。ステップS13.4において死亡確率が死亡閾値未満の場合、生死判定部34は生死不明と仮判定する(ステップS13.7)。つぎに、生死判定部34は履歴記憶部35から前回の巡回における同一位置のケージ51の判定結果を取得する(ステップS13.8)。前回の判定結果が生存判定または死亡判定である場合(ステップS13.9でNoの場合)、生死判定部34は生死不明と判定する(ステップS13.10)。
つぎに、本発明の第4実施形態に係る死亡鶏検知システム4を説明する。
図16に示すように、本実施形態の死亡鶏検知システム4は、カメラ13(カラーカメラ)に加えて、サーモグラフィカメラ17を備える。その予の構成は第1実施形態と同様であるので、同一部材に同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態の死亡鶏検知システム4の処理は、基本的に第1実施形態と同様であるので、第1実施形態との相違点を主として説明する。
ステップS13.1~S13.5は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する(図6参照)。ステップS13.4において死亡確率が死亡閾値未満の場合、生死判定部34は生死不明と仮判定する(ステップS13.11)。
上記実施形態における鶏生死判定装置30は監視画像に基づく鶏の生死の判定を学習済みの学習器33を用いて行なう構成であるが、これに限定されない。鶏生死判定装置30は監視画像に対して何らかの処理を施して特徴を抽出し、鶏の生死を判定できればよい。監視画像に死亡鶏が含まれるか否かに基づいて鶏の生死を判定することで、死亡鶏を精度良く検知できる。
(実施例1)
コンピュータ上に構成されたニューラルネットワークを教師あり学習により機械学習して、学習済みモデルを作成した。学習データは生存画像と死亡画像とからなる。生存画像として、立ち画像を700枚、座り画像を700枚用意した。死亡画像として、倒れ画像を72枚、欠損画像を5枚、変色画像を14枚用意した。
コンピュータ上に構成されたニューラルネットワークを教師あり学習により機械学習して、学習済みモデルを作成した。学習データは生存画像と死亡画像とからなる。生存画像として、立ち画像を700枚、座り画像を700枚用意した。
10 巡回ロボット
12 走行台車
13 カメラ
16 照明
22 巡回ロボット制御装置
30 鶏生死判定装置
31 画像取得部
32 位置取得部
33 学習器
34 生死判定部
35 履歴記憶部
36 通知部
40 端末
Claims (7)
- ケージ内の鶏を撮影するカメラと、
前記カメラから取得した監視画像に死亡鶏が含まれるか否かに基づいて、前記鶏の生死を判定する鶏生死判定装置と、
前記カメラの撮影範囲を照らす照明と、を備え、
前記照明は、色温度が4,000~7,000Kである
ことを特徴とする死亡鶏検知システム。 - 前記照明は、常時点灯している
ことを特徴とする請求項1記載の死亡鶏検知システム。 - 前記照明は、前記ケージに沿って走行する走行台車に搭載されている
ことを特徴とする請求項1または2記載の死亡鶏検知システム。 - 前記照明は、前記走行台車に立設されたポールに固定されている
ことを特徴とする請求項3記載の死亡鶏検知システム。 - 前記ポールには、前記ケージの段数と同数の前記カメラおよび前記照明が固定されており、
前記カメラは、それぞれ、対応する段の前記ケージに合わせた高さに設けられており、
前記照明は、それぞれ、対応する前記カメラの撮影範囲を照らす高さに設けられている
ことを特徴とする請求項4記載の死亡鶏検知システム。 - 前記照明は、前記ケージに設けられている
ことを特徴とする請求項1または2記載の死亡鶏検知システム。 - 前記照明は、前記ケージが設置された鶏舎全体を照らす照明である
ことを特徴とする請求項1または2記載の死亡鶏検知システム。
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