JP2005260695A - 情報送受信処理システム、受信装置及び情報送受信処理方法 - Google Patents

情報送受信処理システム、受信装置及び情報送受信処理方法 Download PDF

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Abstract


【課題】 受信装置間の接続を工夫して、複数の受信装置の中で最も信号品質の良い送信情報を受信した受信装置から送出されてくる受信信号に基づいて信号処理できるようにする。
【解決手段】 無線受信エリア内を移動操作されて送信情報を取得し、かつ、当該送信情報を無線送信する送信装置4と、この送信装置4から送信されてくる送信情報を受信する3台の受信装置101〜103と、この受信装置101等から送出される受信信号に基づいて信号処理をする信号処理装置61とを備え、受信装置101等は、予め無線受信エリア内に配置され、かつ、当該受信装置101等がカスケード接続されるものである。この構成によって、受信装置間を通信ケーブルでディジーチェーンのように接続して無線受信処理システムを構築できるので、従来方式のように受信装置分の通信ケーブル等の配線を引き廻す必要がなくなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スタジオ無線撮影システムやステージ無線撮影システム等に適用して好適な情報送受信処理システム、受信装置及び情報送受信処理方法に関する。詳しくは、無線受信エリア内で送信情報を送受信処理する場合に、予め無線受信エリア内に受信装置を配置し、かつ、当該受信装置間をカスケード接続して、無線受信処理システムを構築できるようにすると共に、複数の受信装置の中で最も信号品質の良い送信情報を受信した受信装置から送出されてくる受信信号に基づいて信号を処理できるようにしたものである。
従来から、情報を伝達する媒体として電波が使用される場合が多い。例えば、音声処理分野では、駅構内やカラオケ店舗等において、ワイヤレスマイクを備えた情報送受信処理システムが利用される場合が多い。
図16A及びBは、従来例に係る第1の情報送受信処理システム10の構成例を示すブロック図である。図16Aに示す情報送受信システム10によれば、無線送信機能付きのマイクロフォン本体等(以下単に送信装置4という)や、その受信装置1、音声処理装置7等が装備される。送信装置4は移動可能であり、その本体にはアンテナ8が設けられ、受信装置にはアンテナ13が設けられる。このシステム10で、図示しないマイクロフォンによって、集音された音声信号は、送信装置4で搬送波信号を変調するようになされる。変調後の送信電波は、受信装置1に向けて輻射される。受信装置1では、送信電波を受信して復調される。受信装置1には音声処理装置7が接続され、復調後の音声信号が増幅されて拡声出力するようになされる。
図16Bは、遮蔽物影響時の送信例を示すブロック図である。図16Bに示す送信装置40と、受信装置1との間に、遮蔽物5が介在された場合、良好な送信処理を実行できない事態がしばしば起こる。特に、送信電波として直進性の高いミリ波を用いた場合に、遮蔽物5の影響が顕著に現れ、音声処理装置7から出力される音声(通信)がとぎれてしまう場合がある。
図17は、従来例に係る第2の情報送受信処理システム80の構成例を示すブロック図である。
図17に示す情報送受信処理システム80は、情報送受信システム10を改良したものである。その改良点は、単一の送信電波を複数台の受信装置1〜3で同時に受信する方法である。この方法を用いれば、例えば、送信装置4と受信装置1との間のパスが遮蔽物5により遮られたとしても、同じ送信電波(以下送信情報ともいう)を受信装置2と受信装置3で受信しているため、確実に信号を受信できるというものである。
3台の受信装置1〜3の出力段には、音声処理装置71が接続される。受信装置1と音声処理装置71との間は、長さL1の通信ケーブルで接続され、受信装置2と音声処理装置71との間は、長さL2の通信ケーブルで接続され、受信装置3と音声処理装置71との間は、長さL3の通信ケーブルで各々接続される。
通信ケーブルの長さは、受信装置1〜3の取り付け位置にもよるが、L1は、30m程度、L2は25m程度、L3は20m程度である。都合、3本の通信ケーブルが必要になる。音声処理装置71では、3台の受信装置1〜3から出力される最も品質の良い音声信号を検出して音声処理等をするようになされる。
この種の情報送受信処理システムに関連して特許文献1には、室内無線通信システムが開示されている。このシステムによれば、人が存在し、あるいは、什器等の遮蔽物が置かれた室内において、親機と子機との間で情報送受処理をする場合に、指向性の鋭いアンテナを親機と子機とに取り付け、什器等の遮蔽物を迂回するように、反射鏡及び副反射鏡を配置する。親機のアンテナから輻射された送信電波は、当該アンテナから反射鏡へ向かう伝搬路、反射鏡から副反射鏡へ向かう伝搬路、副反射鏡から子機のアンテナに至る伝搬路を経由して受信される。
このようにシステムを構成すると、親機から子機を直接見通せる通信路に、人の動きや、什器等の遮蔽物により閉ざされた場合でも、その遮蔽物に影響されずにマルチパスの発生を大幅に低減でき、通信路を確保できるというものである。
特開平9−51293号公報(第3頁 第1図)
ところで、従来例に係る第2の情報送受信処理システムによれば、以下のような問題がある。
i.音声処理装置71で必要なのは、3台の受信装置1〜3から送られてくる信号の中で最も品質の良い信号だけであるにも係わらず、遮蔽物5の有無に関係なく、3台の受信装置1〜3の全て音声信号(以下受信信号ともいう)を音声処理装置71まで伝送しなければならない。
ii.また、受信装置の数が増えるに従って通信ケーブルの本数も増えていき、配線事態がますます煩雑化するようになる。
iii.受信装置の数を増やそうとすると、音声処理装置(以下単に信号処理装置ともいう)71の入力端子数も同時に増やさなければならず、拡張性に欠ける。
iv.なお、特許文献1によれば、室内に複数の反射鏡及び副反射鏡を設けなくてはならず設備が大がかりになったり、建物自体に手を加えなければならなくなる。
そこで、この発明はこのような従来の課題を解決したものであって、受信装置間の接続を工夫して、複数の受信装置の中で最も信号品質の良い送信情報を受信した受信装置から送出されてくる受信信号に基づいて信号処理をできるようにした情報送受信処理システム、受信装置及び情報送受信処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題は、無線受信エリア内で送信情報を情報送受信処理するシステムであって、無線受信エリア内を移動操作されて送信情報を無線送信する送信装置と、この送信装置から送信されてくる送信情報を受信する複数の受信装置と、この受信装置から送出される受信信号に基づいて信号処理をする信号処理装置とを備え、受信装置は、予め無線受信エリア内に配置され、かつ、当該受信装置間がカスケード接続されることを特徴とする情報送受信処理システムによって解決される。
本発明に係る情報送受信処理システムによれば、無線受信エリア内で送信情報を送受信処理する場合に、送信装置は、無線受信エリア内を移動操作されて送信情報を無線送信する。また、予め無線受信エリア内に配置され、かつ、カスケード接続された複数の受信装置は、送信装置から送信されてくる送信情報を受信する。
従って、受信装置間を通信ケーブルでディジーチェーンのように接続した無線受信処理システムを構築できるので、従来方式のように受信装置分の通信ケーブル等の配線を引き廻す必要がなくなる。しかも、受信装置を増やす場合は、当該システムで最終端に接続された受信装置に増設用の受信装置をカスケード接続するだけで容易にシステムを拡張することができる。
また、各々の受信装置では、例えば、当該受信装置で受信した送信情報に係る受信信号と、他の受信装置から送られてきた受信信号とが比較され、信号品質の良い方の受信信号を選択して後段の受信装置に転送するようになされる(信号比較選出機能)。従って、複数の受信装置の中で最も信号品質の良い送信情報を受信した受信装置の受信信号を抽出することができる。
これを前提にして、信号処理装置は、受信装置から送出される受信信号に基づいて信号処理をする。信号処理装置では、先に抽出された受信装置から送出される最も信号品質の良い受信信号に基づいて信号処理することができるようになる。しかも、送信装置が無線受信エリア内を移動して、それぞれの受信装置における送信情報の受信状況が変化したとしても、それぞれの受信装置が変化に適応し、リアルタイムに常に品質の良い信号を判定し、受信信号を信号処理装置へ伝送することができる。
従って、信号処理装置に到達する受信信号は、常に情報送受信処理システムで受信した送信情報のうち、最高品質の送信情報のみであり、受信装置から送出される受信信号に関して信号処理装置で改めて品質判定をする必要がなくなる。
本発明に係る受信装置は、無線受信エリア内を移動操作される送信装置から無線送信される送信情報を受信処理する装置であって、送信情報を受信して受信信号を出力する受信手段と、この受信手段から出力される受信信号と、前段の受信装置から送られてきた受信信号とを比較し、信号品質の良い方の受信信号を選択して後段の受信装置に転送する信号比較選出手段とを備えるものである。
本発明に係る受信装置によれば、無線受信エリア内を移動操作される送信装置から無線送信される送信情報を無線受信処理する場合に、受信手段は、送信情報を受信して受信信号を出力する。これを前提にして、信号比較選出手段は、受信手段から出力される受信信号と、前段の受信装置から送られてきた受信信号とを比較し、信号品質の良い方の受信信号を選択して後段の受信装置に転送するようになされる。従って、複数の受信装置の中で最も信号品質の良い送信情報を受信した受信装置の受信信号を抽出することができる。
本発明に係る情報送受信処理方法は、送信情報を無線送信して受信処理する方法であって、予め無線受信エリア内に複数の受信装置を配置し、かつ、当該受信装置をカスケード接続する行程と、無線受信エリア内で送信装置を移動して送信情報を取得し、かつ、当該送信装置から受信装置へ送信情報を送信する行程と、送信装置から送信されてくる送信情報を受信装置で受信する行程と、複数の受信装置の中で最も信号品質の良い送信情報を受信した受信装置を抽出する行程と、ここで抽出された受信装置から送出される受信信号に基づいて信号処理をする行程とを有することを特徴とするものである。
本発明に係る情報送受信処理方法によれば、無線受信エリア内で送信情報を送受信処理する場合に、受信装置間を通信ケーブルでディジーチェーンのように接続できるので、従来方式のように受信装置分の通信ケーブル等の配線を引き廻す必要がなくなる。しかも、複数の受信装置の中で最も信号品質の良い送信情報を受信した受信装置から送出されてくる受信信号に基づいて信号処理することができる。
本発明に係る情報送受信処理システム及び情報送受信処理方法によれば、無線受信エリア内で送信情報を送受信処理する場合に、予め無線受信エリア内に複数の受信装置が配置され、かつ、当該受信装置間がカスケード接続されるものである。
この構成によって、受信装置間を通信ケーブルでディジーチェーンのように接続した無線受信処理システムを構築できるので、従来方式のように受信装置分の通信ケーブル等の配線を引き廻す必要がなくなる。しかも、受信装置を増やす場合は、当該システムで最終端に接続された受信装置に増設用の受信装置をカスケード接続するだけで容易にシステムを拡張することができる。また、複数の受信装置の中で最も信号品質の良い送信情報を受信した受信装置から送出されてくる受信信号に基づいて信号処理することができる。
本発明に係る受信装置によれば、無線受信エリア内を移動操作される送信装置から無線送信されてきた送信情報を受信処理する場合に、その送信情報を受信した受信手段から出力される受信信号と、前段の受信装置から送られてきた受信信号とを比較し、信号品質の良い方の受信信号を選択して後段の受信装置に転送する信号比較選出手段を備えるものである。
この構成によって、複数の受信装置の中で最も信号品質の良い送信情報を受信した受信装置の受信信号を抽出することができる。従って、当該受信装置を放送局のスタジオ無線撮影システムや劇場のステージ無線撮影システム等に十分に応用することができる。
続いて、この発明に係る情報送受信処理システム、受信装置及び情報送受信処理方法の一実施例について、図面を参照しながら説明をする。
図1は本発明に係る第1の実施例としての情報送受信処理システム100の構成例を示すブロック図である。
この実施例では、無線受信エリア内で送信情報を送受信処理する場合に、予め無線受信エリア内に複数の受信装置を配置し、かつ、当該受信装置間をカスケード接続して、無線受信処理システムを構築できるようにすると共に、複数の受信装置の中で最も信号品質の良い送信情報を受信した受信装置から送出されてくる受信信号に基づいて信号を処理できるようにしたものである。
図1に示す情報送受信処理システム100は、無線受信エリア内で送信情報を送受信処理するシステムである。このシステム100は、スタジオ無線撮影システムやステージ無線撮影システムに適用して好適である。情報送受信処理システム100は、アンテナ8が取り付けられた送信装置4と、アンテナ13が取り付けられた複数の受信装置101等と、信号処理装置61から構成される。送信装置4は、無線受信エリア内を移動操作されて送信情報を取得し、この送信情報を無線電波にしてアンテナ8から送信するようになされる。送信装置4には、無線送信機能付きの撮影機や、ワイヤレスマイクロフォン等が使用される。
この送信装置4から見通せる無線受信エリア内には、例えば、3台の受信装置101、102、103が配置され、送信装置4から送信されてくる無線電波(送信情報)をアンテナ13を介して各々受信するようになされる。3台の受信装置101、102、103は、単一の送信装置4からの送信情報を同時に受信するように動作する。
この例で、3台の受信装置101、102、103は、カスケード(縦列)接続される。各々の受信装置101、102、103には、図2に示すようなデータ入力端子11と、データ出力端子19とが設けられる。初段の受信装置101のデータ出力端子19は、長さL1’の同軸ケーブル21を通じて次段の受信装置102のデータ入力端子11にカスケード接続される。受信装置101のデータ入力端子11には図示しない終端抵抗等が接続される。受信装置102のデータ出力端子19は、長さL2’の同軸ケーブル22を通じて最終段の受信装置103のデータ入力端子11にカスケード接続される。
この受信装置103のデータ出力端子19は、長さL3’の同軸ケーブル23を通じて信号処理装置61のデータ入力端子11に配線接続され、受信装置103から送出される受信信号に基づいて信号処理するようになされる。受信装置10から信号処理装置61に至る通信ケーブルの長さL0は、L1’+L2’+L3’であり、図18に示した通信ケーブルL1の長さ分(30m)で済むようになる。
この例では、受信装置101において、送信装置4から受信した受信信号を直接、信号処理装置61へ伝送するのではなく、まず、隣に位置する受信装置102まで伝送するようになされる。つまり、受信装置101で受信した信号は、受信装置102へ伝送される。受信装置102は、この装置自身が送信装置4から受信した受信信号の品質と、受信装置101から伝送されてきた受信信号の品質とを比較し、品質の良い信号のみを次の受信装置103若しくは信号処理装置61へ伝送するようになされる(受信データのリレー制御)。
このような伝送方法を採ることにより、理論的には信号処理装置61に入力する配線(同軸ケーブル21〜23)は一本で済むことになり、かつ、信号処理装置61に到達する信号は、常にシステム内で最も品質の高い信号のみとなる。
図2は、受信装置102等の内部構成例を示すブロック図である。受信装置101及び103についても同じ構成を採るのでその説明を省略する。
図2に示す受信装置102は、データ入力端子11、信号受信部12、アンテナ13、電波受信部14、同期検出部15、メモリM1、M2、データ出力端子19及び信号比較送出手段20を有している。アンテナ13には、受信手段の一例となる電波受信部14が接続される。電波受信部14は、送信装置4からの電波信号(送信情報)をアンテナ13を通じて受信する。
電波受信部14は電波信号(送信電波)を受信すると、その電波信号を復調する。復調後の受信データDIN0’、すなわち、送信装置4より送出されてくる送信情報には、送信装置4から送られてきたデータ信号(DATA)の同期を取るための同期信号Sync、そしてデータ信号(DATA)が含まれている。電波受信部14は、電波信号を復調して際に得られたデータが、どのくらい誤っているかを示すビット誤り率(BER)を計測し、そのデータの品質を表す品質信号Sqを生成する。
電波受信部14は、送信装置4から受け取った受信データDIN0’の全てに、復調した際に計測した品質信号Sqを挿入したデータDIN0を生成し、メモリM1に転送する。電波受信部14にはメモリM1が接続され、この電波受信部14から出力される受信データDIN0を保持するようになされる。メモリM1には、RAMやSDRAMが使用される。また、電波受信部14は、データを復調した際に計測した品質信号Sqを品質判定部16に出力する。さらに、電波受信部14は、同期信号Syncを抽出して同期検出部15に出力するようになされる。
一方、上述したデータ入力端子11には信号受信部12が接続され、前段の受信装置101から伝送されてきた受信データDIN1をデータ入力端子11を通じて受信する。信号受信部12は受信データDIN1を入力する。この受信データDIN1には、前段の受信装置101から送られてきたデータ信号(DATA)の同期を取るための同期信号Sync’、そのデータの品質を表す品質信号Sq’、そしてデータ信号(DATA’)が含まれている。
信号受信部12は、前段の受信装置101から受け取った受信データDIN1の全てをメモリM2に転送する。信号受信部12にはメモリM2が接続され、この信号受信部12から出力される受信データDIN1を保持するようになされる。メモリM2には、RAMやSDRAMが使用される。また、信号受信部12は、受信データDIN1から品質信号Sq’を抽出して品質判定部16に出力する。さらに、信号受信部12は、同期信号Sync’を抽出して同期検出部15に出力するようになされる。
上述のメモリM1及びM2には同期検出部15が接続され、電波受信部14から出力される同期信号Syncと、信号受信部12から出力される同期信号Sync’との時間ずれを検出して、新たな同期信号Syncを発生し、メモリM1から読み出される受信データDIN0及びメモリM2から読み出される受信データDIN1の各々の出力タイミングを制御する。また、同期検出部15は、新たに発生した同期信号Syncを品質判定部16に出力して、その判定タイミングを制御するようになされる。
また、メモリM1及びM2には同期検出部15の他に信号比較選出手段20が接続され、メモリM1から出力される品質信号Sqと、メモリM2から出力される前段の受信装置101から送られてきた品質信号Sq’とを比較し、信号品質の良い方の受信データDIN0又はDIN1を後段の受信装置102に転送するようになされる。
信号比較選出手段20は、品質判定部16、データ選択部17及びデータ出力部18を有している。品質判定部16では、メモリM1から読み出される品質信号Sqと、メモリM2から読み出される前段の受信装置101から送られてきた品質信号Sq’とを新たに発生された同期信号Syncのタイミングに基づいて比較し、品質を判定するようになされる。この比較判定結果で品質判定部16は、データ選択信号Scを発生する。
品質判定部16には、CPUやMPUから成る判定器が使用される。品質判定部16は、データ選択信号Scをデータ選択部17に出力し、品質の優れている方の受信データDIN0又はDIN1を選択して信号送信部18に送るように、このデータ選択部17を制御する。
上述のデータ選択部17及びデータ出力部18は、中継器を構成する。データ選択部17は、品質判定部16から出力されるデータ選択信号Scによって信号品質の良い方の受信データDIN0又はDIN1を選択する。データ選択部17には、データ出力部18が接続され、選択後の受信データDIN0又はDIN1を送信データDOUTとしてデータ出力端子19を通じて後段の受信装置103等に転送するようになされる。
図3A〜Cは、受信データDIN0、DIN1及び送信データDOUTのフォーマット(構造)例を示す図である。図3Aに示す受信データDIN0は、電波受信部14から出力される復調後の信号である。受信データDIN0には、送信装置4から送られてきたデータ信号(DATA)の同期を取るための同期信号Sync、そのデータの品質を表す品質信号Sq、そしてデータ信号(DATA)が含まれている。この3つの信号が、一定の間隔で規則正しく並んでいる。例えば、受信データDIN0は、Sync1+Sq1+DATA1に続いて、Sync2+Sq2+DATA2、・・・・Sync256+Sq256+DATA256から構成される。
図3Bに示す受信データDIN1は、前段の受信装置101から信号受信部12へ入力される信号である。前段の受信装置101から見れば、信号送信部18から受信装置102へ出力される送信データDOUTである。受信データDIN1には、前段の受信装置101から送られてきたデータ信号(DATA’)の同期を取るための同期信号Sync’、そのデータの品質を表す品質信号Sq’、そしてデータ信号(DATA’)が含まれている。この3つの信号が、一定の間隔で規則正しく並んでいる。例えば、受信データDIN1は、Sync1’+Sq1’+DATA1’に続いて、Sync2’+Sq2’+DATA2’、・・・・Sync256’+Sq256’+DATA256’から構成される。
図3Cに示す送信データDOUTは、信号送信18から次段の受信装置103等へ出力される信号である。後段の受信装置103から見れば、当該信号受信部12へ入力される受信データDIN1である。送信データDOUTには、次の受信装置103へ転送するデータ信号(DATA)の同期を取るための同期信号Sync、そのデータの品質を表す品質信号Sq、そしてデータ信号(DATA)が含まれている。この3つの信号が、一定の間隔で規則正しく並んでいる。例えば、品質の良いとされた受信信号が当該受信装置102で受信された受信データDIN0である場合に、Sync1+Sq1+DATA1に続いて、Sync2+Sq2+DATA2、・・・・Sync256+Sq256+DATA256から構成される送信データDOUTが次段の受信装置103等に送出される。
このように、受信装置102等を構成すると、3台の受信装置101〜103の中で最も信号品質の良い送信電波を受信した受信装置102等の受信データDIN1を抽出することができる。これにより、品質の良い受信信号(送信データDOUT)のみを後段の受信装置103等に送出することができる。
しかも、送信装置4と、例えば、受信装置101との間が遮蔽された場合でも、他の受信装置102、103において、当該送信装置4から最適に受信された送信情報を信号処理装置61に転送できるので、信号処理装置61において、受信信号をとぎれないように信号処理をすることができる。従って、当該受信装置101〜103等を放送局のスタジオ無線撮影システムに十分に応用することができる。
続いて、本発明に係る情報送受信処理方法について説明をする。図4A〜Dは、情報送受信処理システム100におけるデータ比較選出処理例を示すタイムチャートである。図5A〜Cは、3つの受信装置101〜103の各々のメモリM1、M2におけるデータ格納例を示す概念図である。
この実施例で、無線受信エリア内を移動操作される送信装置4から無線送信される送信情報を無線受信処理する場合であって、送信装置4から輻射された送信電波(送信情報)は、遮蔽物が無いと仮定した場合に、全ての受信装置101〜103に同時に届くことを前提とする。また、前段の受信装置101等で送信電波を受信してから、その受信データDIN0又はDIN1を選択して後段の受信装置102等へ伝送するまでにT[秒]を要する場合を例に挙げる。
更に、当該システム100における品質判定処理は、初段から最終段に向けて順次推移するようになされる。この例では、受信装置102及び103の品質判定部16で品質信号Sq、Sq’が比較され、信号送出部18により送出し終わった受信データDIN0や、DIN1等は、逐次削除(放棄)される。また、同一時刻のメモリ内容は、図5A〜Cのような格納状態となる場合を示している。
これらを信号比較送出条件にして、送信装置4は、無線受信エリア内を移動操作されて送信情報を取得し、かつ、当該送信情報を無線送信する。予め無線受信エリア内に配置され、かつ、カスケード接続された3台の受信装置101〜103は、送信装置4から送信されてくる送信電波を受信する。
各々の受信装置101〜103の電波受信部14は、送信電波(送信情報)を受信して受信データDIN0をメモリM1に出力する。図4Aに示す受信装置101のメモリM1には、現時点t0で電波受信部14から入力した、波線で囲んだ格納内容である梨地に示す受信データDIN0が格納される。また、現時点t0からT秒前の時刻t−1には、斜線に示すような受信データDIN0が格納されており、現時点t0では削除されるものである。更に、現時点t0から2×T秒前の時刻t−2には、横線に示すような受信データDIN0が格納されており、現時点t0では削除されるものである。
つまり、図5Aに示す受信装置101のメモリM1には、現時点t=t0で送信装置4から受信した梨地に示す受信データDIN0のみが格納される。図4Aに示した斜線及び横線に示した受信データDIN0は、現時点t0では既に次段の受信装置102に送出しまっているので、図5AにおけるメモリM1内には存在しない。
なお、受信装置101のメモリM2は、当該受信装置101が初段に位置するので使用されず、空き状態となされる。これは受信装置101における品質判定処理が必要ないので、そのまま受信データDIN0を送信データDOUTとして次段の受信装置102に送出するためである。この時点t−1及びt−2では、他の受信装置102及び103は、受信装置101からの受信データDIN1が無いので、品質判定処理を保留し、図5B及びCに示すように当該装置自身の受信データDIN0をメモリM1に蓄積する。
また、図4Aに示す現時点t0からT秒後の時刻t1には、「*」記号に示すような受信データDIN0が受信され、同様に時刻t2には、小丸印に示すような受信データDIN0が受信され、これらの受信データDIN0がメモリM1に格納される場合を示している。
更に、図4Bに示す受信装置102のメモリM1には、現時点t0で送信装置4から受信した、波線で囲んだ格納内容である梨地に示す受信データDIN0及び、時刻t−1における斜線に示した受信データDIN0が格納される。つまり、図5Bに示す受信装置102のメモリM1には、現時点t0で受信した梨地に示す受信データDIN0と、時刻t−1における斜線の受信データDIN0とが格納される。斜線の受信データDIN0は、前段の受信装置101から送られてくる斜線の受信データDIN1と比較するために保持される。
また、図5Bに示す受信装置102のメモリM2の中には、T秒間ずれて、受信装置101から受信したばかりの斜線の受信データDIN1が格納される。現時点t0で信号比較検出手段20は、前段の受信装置101から届いたばかりの斜線の受信データDIN1と、メモリM1に既に格納されている時刻t−1における斜線の受信データDIN0との品質を比較して判定処理を実行する。この時点t−1で、受信装置103は、受信装置102からの受信データDIN1が無いので、品質判定処理を保留したまま、受信データDIN0をメモリM1に蓄積する。
受信装置102では、メモリM1から品質判定部16へ品質信号Sqが出力される。信号受信部12は、前段の受信装置101から送られてきた受信データDIN1から品質信号Sq’を抽出して品質判定部16に出力する。同期検出部15はT秒間のずれを検出し、品質判定部16及びメモリM1及びM2に新たな同期信号syncを出力する。品質判定部16はこの同期信号Syncに基づいて同じ受信データDIN0、DIN1同士を比較するようになされる。
この判定結果に基づいて、次段の受信装置103に受信データDIN0又は受信データDIN1を送信データDOUTとして送出する。なお、図4Bにおいて、受信装置102の時刻t−2における横線で示した受信データDIN0は、既に次段の受信装置103に送出してしまっているので、図5Bに示すようにメモリM1内には存在しない。
また、図4Cに示す受信装置103のメモリM1には、現時点t0で送信装置4から受信した、波線で囲んだ格納内容である梨地に示す受信データDIN0、時刻t−1における斜線に示した受信データDIN0及び時刻t−2における斜線に示した受信データDIN0が格納される(図5C参照)。横線の受信データDIN0は、前段の受信装置102から送られてくる横線の受信データDIN1と比較するために保持される。
つまり、図4Cに示す受信装置103のメモリM2の中には、更にT秒間、都合、2×T秒間ずれてやっと前段の受信装置102から受信した、横線に示す受信データDIN1が格納される。この前段の受信装置102から届いた横線の受信データDIN1は、信号比較送出手段20でメモリM1に既に格納されている時刻t−2における横線の受信データDIN0と比較するようになされる。例えば、2×T秒間のずれを同期検出部15で検出し、品質判定部16で新たに発生された同期信号syncに基づいて同じ受信データDIN0、DIN1同士を比較するようになされる。
受信装置103は、比較判定結果に基づいて、信号処理装置61に受信データDIN0又は受信データDIN1を送信データDOUTとして送出する。つまり、信号処理装置61には、図4Dに示す送信データDOUTが入力される。図4Dに示す最適な横線に示す送信データDOUTは、次のように信号比較選出されたものである。現時点t0から2×T秒前の時刻t−2に、受信装置101で受信された受信データDIN0が、ステップP1の時刻t−1で受信装置102のメモリM2に転送される。
その後、ステップP2で受信装置102において、受信装置102のメモリM1から読み出された横線に示す受信データDIN0と、そのメモリM2から読み出された横線に示す受信データDIN0とが比較される。この比較結果、ステップP3の現時点t0で、最適と判定された横線に示す受信データDIN0又はDIN1が受信装置103のメモリM2に転送される。
そして、ステップP4で受信装置103において、受信装置103のメモリM1から読み出された横線に示す受信データDIN0と、そのメモリM2から読み出された、最適と判定された横線に示す受信データDIN0とが比較される。この比較結果、最適と判定された横線に示す受信データDIN0又はDIN1が信号処理装置61に出力される。この結果、信号処理装置61は、受信装置103から送出される最も信号品質の良い受信データDIN0又は受信データDIN1に基づいて信号処理するようになる。なお、斜線、梨地、「*」記号、小丸印に示す受信データDIN0も同様に処理される。
このように、第1の実施例としての情報送受信処理システム及び情報送受信処理方法によれば、無線受信エリア内で送信情報を送受信処理する場合に、3台の受信装置101〜103が配置され、受信装置101−102間を同軸ケーブル21で、受信装置102−103間を同軸ケーブル22で、受信装置103−信号処理装置61間を同軸ケーブル23で、ディジーチェーンのように接続して無線受信処理システムを構築できるので、従来方式のように受信装置101〜103毎に、通信ケーブル等の配線を引き廻す必要がなくなる。
しかも、受信装置を増やす場合は、当該システム100で最先端に接続された受信装置101に増設用の受信装置をカスケード接続するだけで容易にシステム100を拡張することができる。また、送信装置4が無線受信エリア内を移動して、それぞれの受信装置101〜103における送信電波の受信状況が変化した場合でも、それぞれの受信装置101〜103がその送信電波の変化に適応して、リアルタイムに常に品質の良い受信データDIN0及びDIN1を判定し、最適な送信データDOUTを信号処理装置61へ伝送することができる。
従って、信号処理装置61に到達する送信データDOUTは、常に情報送受信処理システム100で受信した送信電波のうち、最高品質の送信電波のみであり、受信装置103から送出される送信データDOUTに関して、信号処理装置61で改めて品質判定をする必要がなくなる。
なお、受信装置103は、3×T秒分のメモリ容量を具備すれば、正確に受信データDIN0やDIN1の品質比較を実行することができる。これは、受信装置103で2×T秒間だけ品質判定処理を保留するようになされる。このことから、受信装置103のメモリM1には、2×T秒間分の受信データDIN0と、現時点で送信装置4から受信されるT秒間分の受信データDIN0とを格納できるメモリ容量を準備するようになされる。
また、受信装置102については、1×T秒間の品質判定処理を保留するようになされる。従って、受信装置102のメモリM1には、1×T秒間分の受信データDIN0と、現時点で送信装置4から受信されるT秒間分の受信データDIN0とを格納できるメモリ容量を準備するようになされる。
図6は、本発明に係る第2の実施例としてのスタジオ無線撮影システム200の構成例を示す概念図である。図7は、その構成例を示すブロック図である。
この実施例では、第1の実施例で説明した情報送受信処理システムを応用してスタジオ無線撮影システム200を構成し、受信装置を増加した場合でも、通信ケーブル等の配線本数を低減できるようにすると共に、最適な受信信号をマスタールームに転送できるようにしたものである。
図6に示すスタジオ無線撮影システム200は、放送局のスタジオ50等において、無線送信機能付きのテレビカメラ40により被写体を撮影し、複数の受信装置で送信情報(無線電波)を受信し、受信装置からマスタールーム60等へ撮影信号を転送するようになされる。
例えば、スタジオ50内には、9台の受信装置201〜209と、送信装置の一例となる1台の無線送信機能付きのテレビカメラ40が備えられる。テレビカメラ40は、信号ケーブルレス型及びバッテリー駆動型であって、キャスタ付きの台座上にカメラ本体を備え、スタジオ内を自在に移動可能なようになされる。カメラ本体にはアンテナ8及び無線送信機能が備えられ、送信電波(送信情報)をアンテナ8から輻射するようになされる。スタジオ外部には、マスタールーム60が準備され、このマスタールーム60には、信号処理装置6が配置される。
この例で、スタジオ50の天井には、格子状に取り付け部材が設けられる。この取り付け部材の各々の格子点には、それぞれ受信装置201等が取り付けられる。受信装置201等は天井面に限られることはなく、その壁面に取り付けるようにしてもよい。受信装置201〜209の各々には、図2に示した受信装置102等が使用される。これらの受信装置201〜209の各々は、送信電波(送信情報)を受信するSDI変換器を構成するものである。
このスタジオ無線撮影システム200において、3台の受信装置201〜203等がカスケード接続された無線受信処理システムを1系統としたとき、n=3系統の無線受信処理システムI〜IIIが構成される。この例で受信装置201〜203は図7に示すように、第1系統の無線受信処理システムIを構成する。初段の受信装置201と次段の受信装置202とは同軸ケーブル21を通じてカスケード接続される。受信装置202とこの系統の最終段の受信装置203とは同軸ケーブル22を通じてカスケード接続される。受信装置203とマスタールーム60内の信号処理装置6とは、同軸ケーブル23を通じて配線接続される。
また、受信装置204〜206は第2系統の無線受信処理システムIIを構成する。初段の受信装置204と次段の受信装置205とは同軸ケーブル24を通じてカスケード接続される。受信装置205とこの系統の最終段の受信装置206とは同軸ケーブル25を通じてカスケード接続される。受信装置206とマスタールーム60内の信号処理装置6とは、同軸ケーブル26を通じて配線接続される。
更に、受信装置207〜209は第3系統の無線受信処理システムIIIを構成する。初段の受信装置207と次段の受信装置208とは同軸ケーブル27を通じてカスケード接続される。受信装置208とこの系統の最終段の受信装置209とは同軸ケーブル25を通じてカスケード接続される。受信装置209とマスタールーム60内の信号処理装置6とは、同軸ケーブル29を通じて配線接続される。
マスタールーム60内に設けられた信号処理装置6は、第1〜第3系統の無線受信処理システムI〜IIIから出力される最適と判別された3つの送信データDOUTの中から、最も品質の良い受信データDIN0又はDIN1を選択する機能を有している。信号処理装置6には、映像信号を編集可能なパーソナルコンピュータや映像サーバー等が使用される。
図8は、スタジオ無線撮影システム200における同時受信例(その1)を示す概念図である。この例では、遮蔽物が無い場合の第1系統の無線受信処理システムIのみを抜粋して示している。他の第2及び3系統の無線受信処理システムII、IIIにおいても同様なことが言えるのでその説明は省略する。
図8に示す無線受信処理システムIにおいて、テレビカメラ40からアンテナ8を通じて輻射された送信電波は、その見通し範囲内に遮蔽物が無い場合、3台の受信装置201〜203において同時に受信される。この受信装置201〜203の中でも、最も良質な受信信号がマスタールーム60に転送される。
図9は、スタジオ無線撮影システム200における同時受信例(その2)を示す概念図である。この例では、遮蔽物5が存在する場合の第1系統の無線受信処理システムIのみを抜粋して示している。他の第2及び3系統の無線受信処理システムII、IIIにおいても同様なことが言えるのでその説明は省略する。
図9に示す無線受信処理システムIによれば、テレビカメラ40が受信装置202の取り付けた真下等の位置に移動されたような場合であって、そのアンテナ8から受信装置201〜203を見通したとき、例えば、アンテナ8と受信装置201との間に遮蔽物5が存在する場合である。この場合、テレビカメラ40のアンテナ8を通じて輻射された、エラーが少ない、最も信号品質の良い送信電波(送信情報)は、その見通し範囲内に存在する受信装置202において最適に受信される。
受信装置201においては、アンテナ8と当該受信装置201との間に遮蔽物5が存在することから、エラーが多く、信号品質の悪い送信電波が受信される。受信装置203においては、アンテナ8と当該受信装置201との間に遮蔽物5が存在しないが、見通し距離が長いことから、受信装置202よりも、信号品質が劣る送信電波が受信される。
受信装置202では、当該装置自身が受信したエラーが少ない送信電波に基づく受信データDIN0と、受信装置201から受信したエラーが多い送信電波に基づく受信データDIN1とが比較される。受信装置202では前者を選択するので、当該装置自身が受信したエラーが少ない、最も信号品質の良い受信データDIN0を次段の受信装置203に出力する。
このような無線受信処理条件において、第1の実施例で説明したような信号比較送出機能を有する受信装置203では、テレビカメラ40から輻射された、エラーが少ない、最も信号品質の良い送信電波に基づく受信装置202で受信した受信データDIN0を抽出し、この受信データDIN0を最も良質な送信データDOUTとしてマスタールーム60に転送するようになされる。
図10は、スタジオ無線撮影システム200における同時受信例(その3)を示す概念図である。図11は、テレビカメラ後退時の同時受信例を示す概念図である。
この例では、遮蔽物5が存在する場合であって、テレビカメラ後退時の第1系統の無線受信処理システムIのみを抜粋して示している。他の第2及び3系統の無線受信処理システムII、IIIにおいても同様なことが言えるのでその説明は省略する。
図10に示すスタジオ無線撮影システム200によれば、テレビカメラ40が受信装置202の取り付けた真下等の位置から、スタジオの右奥方向に後退されたような場合であって、そのアンテナ8から受信装置201〜203を見通したとき、例えば、アンテナ8と受信装置202との間に遮蔽物5が存在する位置関係になり、受信装置201の見通しが良くなった場合である。
この場合、図11に示すテレビカメラ40のアンテナ8を通じて輻射された、エラーが少ない送信電波(送信情報)は、その見通し範囲内に存在する受信装置201において最適に受信される。
受信装置202においては、アンテナ8と当該受信装置201との間に遮蔽物5が存在することから、エラーが多い送信電波が受信される。受信装置203においては、アンテナ8と当該受信装置201との間に遮蔽物5が存在するばかりか、見通し距離が長いことから、受信装置202よりも、更に信号品質が劣る送信電波が受信される。
受信装置201では、当該装置自身が受信したエラーが少ない、最も信号品質の良い送信電波に基づく受信データDIN0が受信装置202に送出される。受信装置202では、当該装置自身が受信したエラーが多く、信号品質の悪い送信電波に基づく受信データDIN0と、受信装置201から受信した受信データDIN0が比較される。受信装置202では後者を選択するので、受信装置201が受信したエラーが少ない、最も信号品質の良い受信データDIN1を次段の受信装置203に出力するようにリレー(送出継続)する。
このような無線受信処理条件において、第1の実施例で説明したような信号比較送出機能を有する受信装置203では、当該装置自身が受信したエラーが多い送信電波に基づく受信データDIN0と、受信装置202から受信した受信データDIN1が比較される。受信装置203では後者を選択する。これにより、テレビカメラ40から輻射された、エラーが少ない送信電波に基づく受信装置201で受信した受信データDIN1を抽出し、この受信データDIN1を最も良質な送信データDOUTとしてマスタールーム60に転送するようになされる。
このように、第2の実施例に係るスタジオ無線撮影システム200によれば、第1の実施例で説明した情報送受信処理システムが応用されるので、無線受信処理システムを3系統に増加し、受信装置を増加した場合でも、通信ケーブル等の配線本数を低減できるようになる。また、図9〜図11に示したように、見通し範囲に遮蔽物5が存在する場合であっても、最適な送信データDOUTをマスタールーム60に転送できるようになる。
この例では、情報送受信処理システムに関してスタジオ無線撮影システム200について説明したが、これに限られることはなく、ステージ無線撮影システムに応用してもよい。ステージ無線撮影システムでは、劇場のステージにおいて、無線撮影機により被写体を撮影し、複数の受信装置で送信情報(無線電波)を受信し、受信装置からマスタールーム等へ撮影信号を転送するようになされる。
図12は、第3の実施例に係る情報送受信処理システム300の構成例を示すブロック図である。
この実施例では、第2の実施例で説明したような9台の受信装置301〜309が全てカスケード接続されて構成されるものである。このようにシステム300を構成すると、通信ケーブルを実質1本で配線できるようになる。
図12に示す情報送受信処理システム300は、送信装置4と、9台の受信装置301〜309と、1台の信号処理装置61から構成される。この例で、受信装置301と、次段の受信装置302とは同軸ケーブル31により接続される。受信装置302と、次段の受信装置303とは同軸ケーブル32により接続される。受信装置303と、次段の受信装置304とは同軸ケーブル33により接続される。受信装置304と、次段の受信装置305とは同軸ケーブル34により接続される。受信装置305と、次段の受信装置306とは同軸ケーブル35により接続される。
また、受信装置306と、次段の受信装置307とは同軸ケーブル36により接続される。受信装置307と、次段の受信装置308とは同軸ケーブル37により接続される。受信装置308と、次段の受信装置309とは同軸ケーブル38により接続される。最終段の受信装置309と、信号処理装置61とは同軸ケーブル39により接続される。
この例の信号処理装置61は、第2の実施例で説明した信号処理装置6に比べて、一系統の無線受信処理システムから出力される最適と判別された1つの送信データDOUTに基づいて信号処理をすることができ、第2の実施例のように、3つの系統の中から、最も品質の良い受信データDIN0又はDIN1を選択するというような機能を省略することができる。9台の受信装置301〜309には、図2に示したような受信装置102が使用される。
なお、各々の受信装置301〜309におけるメモリM1の容量については、次のような関係のメモリが準備される。受信装置301のメモリM1でT1秒分のデータを格納する場合を基準としたとき、受信装置302では2×T秒分のメモリ容量が準備され、受信装置303では3×T秒分、同様にして、受信装置304では4×T秒分、受信装置305では5×T秒分、受信装置306では6×T秒分、受信装置307では7×T秒分、受信装置308では8×T秒分、受信装置309では9×T秒分のメモリ容量が各々準備される。
このように、第3の実施例に係るスタジオ無線撮影システム300によれば、第1の実施例で説明した情報送受信処理システムが応用されるので、9台の受信装置301〜309を使用した場合でも、各々の受信装置間がカスケード接続されて1系統の無線受信処理システムを構築することができ、実質1本の通信ケーブルに低減できるようになる。なお、図示せずも、見通し範囲に遮蔽物が存在する場合であっても、第1及び第2の実施例と同様にして、最適な送信データDOUTを信号処理装置61に転送できるようになる。
図13は、第4の実施例としての情報送受信処理システム400の構成例を示すブロック図である。
この実施例では、第2の実施例で説明したような9台の受信装置301〜309が3系統に分岐され、信号処理装置61に近い受信装置406、409の内部構造を工夫して、同軸ケーブルを樹脂状に配線した情報送受信処理システム400を構成するようにしたものである。
この例では、受信装置406で受信した送信情報に係る受信データDIN0と、1又は2以上、つまり、前段の受信装置403から送られてきた受信データDIN1と受信装置405から送られてきた受信データDIN2とを比較し、この比較結果で信号品質の良い方の受信データを選択して後段の受信装置409に転送するような信号比較選出処理を実行する。
図13に示すスタジオ無線撮影システム400は、送信装置4と、9台の受信装置401〜409と、1台の信号処理装置61から構成される。このシステム400において、3台の受信装置401〜403がカスケード接続された無線受信処理システムを1系統としたとき、n=3系統の無線受信処理システムI〜IIIが構成される。
この例で受信装置401〜403は図13に示すように、第1系統の無線受信処理システムIを構成する。初段の受信装置401と次段の受信装置402とは同軸ケーブル41を通じてカスケード接続される。受信装置402とこの系統の最終段の受信装置403とは同軸ケーブル42を通じてカスケード接続される。
また、受信装置404〜406は第2系統の無線受信処理システムIIを構成する。初段の受信装置404と次段の受信装置405とは同軸ケーブル44を通じてカスケード接続される。受信装置405とこの系統の最終段の受信装置406とは同軸ケーブル45を通じてカスケード接続される。なお、受信装置406と上述の受信装置403とは、同軸ケーブル43を通じて配線接続される。
更に、受信装置407〜409は第3系統の無線受信処理システムIIIを構成する。初段の受信装置407と次段の受信装置408とは同軸ケーブル47を通じてカスケード接続される。受信装置408とこの系統の最終段の受信装置409とは同軸ケーブル45を通じてカスケード接続される。なお、受信装置409と上述の受信装置406とは、同軸ケーブル46を通じて配線接続され、受信装置409とマスタールーム60内の信号処理装置61とは、同軸ケーブル49を通じて配線接続される。
マスタールーム60内に設けられた信号処理装置61は、受信装置409から出力される最適と判別された送信データDOUTに基づいて信号処理するようになされる。信号処理装置61には、映像信号を編集可能なパーソナルコンピュータや映像サーバー等が使用される。信号処理装置61は、第2の実施例のように、3つの系統の中から、最も品質の良い受信データDIN0又はDIN1を選択するというような機能を省略することができる。7台の受信装置401〜405、407及び408には、図2に示したような受信装置102がそのまま使用される。受信装置406、409については、図14に示すような構成のものが使用される。
図14は、受信装置406の内部構成例を示すブロック図である。受信装置409についても同じ構成を採るのでその説明を省略する。
図14に示す受信装置406は、データ入力端子11、51、信号受信部12、52、アンテナ13、電波受信部14、同期検出部55、メモリM1、M2、M3、データ出力端子19及び信号比較送出手段70を有している。アンテナ13には、電波受信部14が接続される。電波受信部14は、送信装置4からの電波信号(送信情報)をアンテナ13を通じて受信する。
電波受信部14は電波信号を受信すると、その電波信号を復調する。復調後の受信データDIN0’、すなわち、送信装置4より送出されてくる送信情報には、送信装置4から送られてきたデータ信号(DATA)の同期を取るための同期信号Sync、そしてデータ信号(DATA)が含まれている。電波受信部14は、電波信号を復調して際に得られたデータが、どのくらい誤っているかを示すビット誤り率(BER)を計測し、そのデータの品質を表す品質信号Sqを生成する。
電波受信部14は、送信装置4から受け取った受信データDIN0’の全てに、復調した際に計測した品質信号Sqを挿入したデータDIN0を生成し、メモリM1に転送する。電波受信部14にはメモリM1が接続され、この電波受信部14から出力される受信データDIN0を保持するようになされる。メモリM1には、RAMやSDRAMが使用される。また、電波受信部14は、データを復調した際に計測した品質信号Sqを品質判定部16に出力する。さらに、電波受信部14は、同期信号Syncを抽出して同期検出部55に出力するようになされる。
一方、上述したデータ入力端子11には信号受信部12が接続され、例えば、第1系統の受信装置403から伝送されてきた受信データDIN1をデータ入力端子11を通じて受信する。信号受信部12は受信データDIN1を入力する。この受信データDIN1には、前段の受信装置403から送られてきたデータ信号(DATA)の同期を取るための同期信号Sync’、そのデータの品質を表す品質信号Sq’、そしてデータ信号(DATA’)が含まれている。
信号受信部12は、前段の受信装置403から受け取った受信データDIN1の全てをメモリM2に転送する。信号受信部12にはメモリM2が接続され、この信号受信部12から出力される受信データDIN1を保持するようになされる。メモリM2には、RAMやSDRAMが使用される。また、信号受信部12は、受信データDIN1から品質信号Sq’を抽出して品質判定部56に出力する。さらに、信号受信部12は、同期信号Sync’を抽出して同期検出部55に出力するようになされる。
また、データ入力端子51には信号受信部52が接続され、例えば、第2系統の受信装置405から伝送されてきた受信データDIN2をデータ入力端子51を通じて受信する。信号受信部52は受信データDIN2を入力する。この受信データDIN2には、受信装置405から送られてきたデータ信号(DATA)の同期を取るための同期信号Sync’’、そのデータの品質を表す品質信号Sq’’、そしてデータ信号(DATA’’)が含まれている。
信号受信部52は、受信装置405から受け取った受信データDIN2の全てをメモリM3に転送する。信号受信部52にはメモリM3が接続され、この信号受信部52から出力される受信データDIN2を保持するようになされる。メモリM3には、RAMやSDRAMが使用される。また、信号受信部52は、受信データDIN2から品質信号Sq’’を抽出して品質判定部56に出力する。さらに、信号受信部52は、同期信号Sync’’を抽出して同期検出部55に出力するようになされる。
上述のメモリM1、M2及びM3には同期検出部55が接続され、電波受信部14から出力される同期信号Syncと、信号受信部12から出力される同期信号Sync’と、信号受信部52から出力される同期信号Sync’’との時間ずれを検出して、新たな同期信号Syncを発生し、メモリM1から読み出される受信データDIN0、メモリM2から読み出される受信データDIN1及びメモリM3から読み出される受信データDIN2の各々の出力タイミングを制御する。また、同期検出部55は、新たに発生した同期信号Syncを品質判定部56に出力して、その判定タイミングを制御するようになされる。
また、メモリM1、M2及びM3には同期検出部55の他に信号比較選出手段70が接続され、メモリM1から出力される品質信号Sqと、メモリM2から出力される受信装置403から送られてきた品質信号Sq’と、メモリM3から出力される受信装置405から送られてきた品質信号Sq’’とを比較し、信号品質の良い方の受信データDIN0、DIN1又はDIN2を選択するようになされる。
信号比較選出手段70は、品質判定部56、データ選択部57及び信号送信部18を有している。品質判定部56では、メモリM1から読み出される品質信号Sqと、メモリM2から読み出される受信装置403から送られてきた品質信号Sq’と、メモリM3から読み出される受信装置405から送られてきた品質信号Sq’’とを新たに発生された同期信号Syncのタイミングに基づいて比較し、品質を判定するようになされる。この比較判定結果で品質判定部56は、データ選択信号Sc’を発生する。
品質判定部56には、CPUやMPUから成る判定器が使用される。品質判定部56は、データ選択信号Sc’をデータ選択部57に出力し、品質の優れている方の受信データDIN0、DIN1又はDIN2を選択して信号送信部18に送るように、このデータ選択部57を制御する。
上述のデータ選択部57及び信号送信部18は、中継器を構成する。データ選択部57は、品質判定部56から出力されるデータ選択信号Sc’によって信号品質の良い方の受信データDIN0、DIN1又はDIN2のいずれかを選択する。データ選択部57には、信号送信部18が接続され、選択後の受信データDIN0、DIN1又はDIN2を送信データDOUTとしてデータ出力端子19を通じて後段の受信装置409等に転送するようになされる。
図15A〜Dは、受信データDIN0、DIN1、DIN2及び送信データDOUTのフォーマット(構造)例を示す図である。図15Aに示す受信データDIN0は、電波受信部14から出力される復調後の受信情報である。受信データDIN0には、送信装置4から送られてきたデータ信号(DATA)の同期を取るための同期信号Sync、そのデータの品質を表す品質信号Sq、そしてデータ信号(DATA)が含まれている。この3つの信号が、一定の間隔で規則正しく並んでいる。例えば、受信データDIN0は、Sync1+Sq1+DATA1に続いて、Sync2+Sq2+DATA2、・・・・Sync256+Sq256+DATA256から構成される。
図15Bに示す受信データDIN1は、第1系統の受信装置403から信号受信部12へ入力される信号である。受信装置403から見れば、信号送信部18から受信装置406へ出力される送信データDOUTである。受信データDIN1には、受信装置403から送られてきたデータ信号(DATA’)の同期を取るための同期信号Sync’、そのデータの品質を表す品質信号Sq’、そしてデータ信号(DATA’)が含まれている。この3つの信号が、一定の間隔で規則正しく並んでいる。例えば、受信データDIN1は、Sync1’+Sq1’+DATA1’に続いて、Sync2’+Sq2’+DATA2’、・・・・Sync256’+Sq256’+DATA256’から構成される。
図15Cに示す受信データDIN2は、第2系統の受信装置405から信号受信部52へ入力される信号である。受信装置405から見れば、信号送信部18から受信装置406へ出力される送信データDOUTである。受信データDIN2には、受信装置405から送られてきたデータ信号(DATA’’)の同期を取るための同期信号Sync’’、そのデータの品質を表す品質信号Sq’’、そしてデータ信号(DATA’’)が含まれている。この3つの信号が、一定の間隔で規則正しく並んでいる。例えば、受信データDIN2は、Sync1’’+Sq1’’+DATA1’’に続いて、Sync2’’+Sq2’’+DATA2’’、・・・・Sync256’’+Sq256’’+DATA256’’から構成される。
図15Dに示す送信データDOUTは、信号送信18から次段の受信装置409等へ出力される信号である。後段の受信装置406から見れば、当該信号受信部12へ入力される受信データDIN1である。送信データDOUTには、次の受信装置409へ転送するデータ信号(DATA)の同期を取るための同期信号Sync、そのデータの品質を表す品質信号Sq、そしてデータ信号(DATA)が含まれている。この3つの信号が、一定の間隔で規則正しく並んでいる。例えば、品質の良いとされた受信信号が当該受信装置406で受信された受信データDIN0である場合に、Sync1+Sq1+DATA1に続いて、Sync2+Sq2+DATA2、・・・・Sync256+Sq256+DATA256から構成される送信データDOUTが次段の受信装置409に送出される。受信装置409は受信装置406と同じ構成を採るので、上述した機能を発揮する。
このように、受信装置406等を構成すると、2系統の受信装置403及び405から受信した受信データDIN1、DIN2と、当該装置自身で受信した受信データDIN0の中で最も信号品質の良い受信データを抽出することができる。これにより、品質の良い受信データのみを選択して後段の受信装置409に送出することができる。受信装置409は、品質の良い受信データのみを後段の信号処理装置61に出力するようになる。
しかも、送信装置4と、例えば、受信装置401との間が遮蔽された場合でも、他の受信装置402〜409において、当該送信装置4から最適に受信された送信情報を信号処理装置61に転送できるので、信号処理装置61において、受信データをとぎれないように信号処理をすることができる。従って、当該受信装置401〜409等を放送局のスタジオ無線撮影システムに十分に応用することができる。
この発明は、劇場のステージや、放送局のスタジオ等において、無線撮影機により被写体を撮影し、複数の受信装置で送信情報(無線電波)を受信し、受信装置からマスタールームへ撮影信号等を転送するスタジオ無線撮影システム等に適用して極めて好適である。
本発明に係る第1の実施例としての情報送受信処理システム100の構成例を示すブロック図である。 受信装置102等の内部構成例を示すブロック図である。 (A)〜(C)は、受信データDIN0、DIN1及び送信データDOUTのフォーマット例を示す図である。 (A)〜(D)は、情報送受信処理システム100におけるデータ比較選出処理例を示すタイムチャートである。 (A)〜(C)は、3つの受信装置101〜103の各々のメモリM1、M2におけるデータ格納例を示す概念図である。 本発明に係る第2の実施例としてのスタジオ無線撮影システム200の構成例を示す概念図である。 スタジオ無線撮影システム200の構成例を示すブロック図である。 スタジオ無線撮影システム200における同時受信例(その1)を示す概念図である。 スタジオ無線撮影システム200における同時受信例(その2)を示す概念図である。 スタジオ無線撮影システム200における同時受信例(その3)を示す概念図である。 テレビカメラ後退時の同時受信例を示す概念図である。 第3の実施例に係る情報送受信処理システム300の構成例を示すブロック図である。 第4の実施例としての情報送受信処理システム400の構成例を示すブロック図である。 受信装置406の内部構成例を示すブロック図である。 A〜Dは、受信データDIN0、DIN1、DIN2及び送信データDOUTのフォーマット例を示す図である。 従来例に係る第1の無線送受信システム10の構成例を示すブロック図である。 従来例に係る第2の無線送受信システム80の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
4・・・送信装置、6,61・・・信号処理装置、20,70・・・信号比較送出手段、12・・・信号受信部、14・・・電波受信部(受信手段)、15,55・・・同期検出部、16,56・・・品質判定部(判定器)、17,57・・・データ選択部(中継器)、18・・・信号送信部(中継器)、21〜29,31〜39,40,40a,40b・・・無線送信機能付きのテレビカメラ(送信装置)、41〜49・・・同軸ケーブル、100,300,400・・・情報送受信処理システム、101〜103,201〜209,301〜309,401〜409・・・受信装置、200,500・・・スタジオ無線撮影システム

Claims (9)

  1. 無線受信エリア内で送信情報を送受信処理するシステムであって、
    前記無線受信エリア内を移動操作されて送信情報を無線送信する送信装置と、
    前記送信装置から送信されてくる送信情報を受信する複数の受信装置と、
    前記受信装置から送出される受信信号に基づいて信号処理をする信号処理装置とを備え、
    前記受信装置は、
    予め無線受信エリア内に配置され、かつ、当該受信装置間がカスケード接続されることを特徴とする情報送受信処理システム。
  2. 複数の前記受信装置は、
    単一の送信装置からの送信情報を同時に受信することを特徴とする請求項1に記載の情報送受信処理システム。
  3. 複数の前記受信装置がカスケード接続された無線受信処理システムを1系統としたとき、
    n系統の前記無線受信処理システムが備えられることを特徴とする請求項1に記載の情報送受信処理システム。
  4. 前記受信装置は、
    前記送信情報を受信して受信信号を出力する受信手段と、
    前記受信手段から出力される受信信号と、前段の受信装置から送られてきた受信信号とを比較し、信号品質の良い方の受信信号を選択して後段の受信装置に転送する信号比較選出手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の情報送受信処理システム。
  5. 前記受信手段から出力される受信信号を保持するメモリを備え、
    前記信号比較選出手段は、
    前記メモリから読み出される受信信号と、前段の受信装置から送られてきた受信信号とを比較する判定器と、
    前記判定器による判定結果によって信号品質の良い方の受信信号を選択して後段の受信装置に転送する中継器とを有することを特徴とする請求項4に記載の情報送受信処理システム。
  6. 無線受信エリア内を移動操作される送信装置から無線送信される送信情報を受信処理する装置であって、
    前記送信情報を受信して受信信号を出力する受信手段と、
    前記受信手段から出力される受信信号と、前段の受信装置から送られてきた受信信号とを比較し、信号品質の良い方の受信信号を選択して後段の受信装置に転送する信号比較選出手段とを備えることを特徴とする受信装置。
  7. 前記受信手段から出力される受信信号を保持するメモリを備え、
    前記信号比較選出手段は、
    前記メモリから読み出される受信信号と、前段の受信装置から送られてきた受信信号とを比較する判定器と、
    前記判定器による判定結果によって信号品質の良い方の受信信号を選択して後段の受信装置に転送する中継器とを有することを特徴とする請求項6に記載の受信装置。
  8. 送信情報を無線送信して受信処理する方法であって、
    予め無線受信エリア内に複数の受信装置を配置し、かつ、当該受信装置をカスケード接続する行程と、
    前記無線受信エリア内で送信装置を移動して送信情報を取得し、かつ、当該送信装置から前記受信装置へ送信情報を送信する行程と、
    前記送信装置から送信されてくる送信情報を前記受信装置で受信する行程と、
    複数の前記受信装置の中で最も信号品質の良い送信情報を受信した受信装置を抽出する行程と、
    抽出された前記受信装置から送出される受信信号に基づいて信号処理をする行程とを有することを特徴とする情報送受信処理方法。
  9. 前記受信装置で受信した送信情報に係る受信信号と、1又は2以上の前段の受信装置から送られてきた受信信号とを比較する行程と、
    前記比較の結果で信号品質の良い方の受信信号を選択して後段の受信装置に転送する信号比較選出処理をする行程とを有することを特徴とする請求項8に記載の情報送受信処理方法。
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