JP2005260342A - Ofdm信号送信装置およびofdm信号受信装置 - Google Patents

Ofdm信号送信装置およびofdm信号受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数のOFDM信号を同一時間且つ同一周波数上で伝送する場合に、伝送誤りの発生を防止することができるOFDM信号送信装置およびOFDM信号受信装置を提供する。
【解決手段】 OFDM信号送信装置1は、同一周波数のOFDM信号を送信する送信手段3を複数備えて成るものであって、TMCC信号挿入制御手段5と、フレーム構成部13と、を備え、フレーム構成部13が、同期ワードに従って、複数のOFDM信号間において、TMCC信号のデータを送信手段3で送出する送出タイミングが時間軸上または周波数軸上で異なる伝送フレームを構成することとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、同一周波数の搬送波で複数のOFDM信号を、装置内で多重させて送信する、または、送信後、伝送空間で多重させるOFDM信号送信装置と、この多重された複数のOFDM信号を受信するOFDM信号受信装置に関する。
一般に、地上波デジタル放送で採用され、第四世代携帯電話の伝送方式の候補とされる、マルチキャリア変調方式の一種であるOFDM(直交周波数分割多重:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式が知られている。
このOFDM方式は、送信するデータ信号を複数に分割し、この分割したそれぞれの信号を互いに直交する複数の搬送波(サブキャリア)に割り当てて伝送する方式である。このOFDM方式では、分割したそれぞれの信号を、直交する複数の搬送波(サブキャリア)で搬送しており、搬送波(サブキャリア)同士を干渉しない限界まで隣接させて当該搬送波(サブキャリア)に割り当てられている周波数を有効に活用しているので、周波数の利用効率が良い。
また、このOFDM方式は、当該OFDM方式によって伝送されるOFDM信号に、ガードインターバルと呼ばれる、OFDM信号の有効シンボル(データ信号を分割したもの)の途中から後端に至る一部をコピーしたものを、有効シンボルの直前に付加することによって、OFDM信号の直接波と反射波との干渉によって生じるマルチパス(マルチパスひずみ)の影響を、ガードインターバルを除去することで排除し、マルチパス環境に強い性質を持たせたものである。それゆえ、このOFDM方式は、放送・通信分野等の幅広い分野で注目されており、数多の文献で詳細に説明されている(例えば、非特許文献1参照)。
ここで、従来のOFDM信号送信装置について、図19を参照して説明する。
図19に示すように、OFDM信号送信装置101は、入力された送信データ信号をOFDM信号に変調して送信するもので、誤り訂正符号化部103と、インターリーブ部105と、Mapper部107と、フレーム構成部109と、IFFT部111と、GI信号付加部113と、直交変調部115と、D/A変換部117と、乗算部119と、送信アンテナ121とを備えている。
誤り訂正符号化部103は、入力された送信データ信号に誤り訂正符号を加え、受信側において、送信データ信号の受信誤りを訂正することができる誤り訂正機能を付加するものである。ちなみに、誤り訂正符号は、信号に誤り訂正能力を持たせるために用いる符号のことである。
インターリーブ部105は、送信後のOFDM信号が受信側で受信された際に、複雑なバースト誤り訂正符号を用いなくても誤り訂正能力を高めるために、誤り訂正符号化後のデータの順序を入れ替えるものである。
Mapper部107は、インターリーブ部105で順序の入れ替えられたデータに対して、QAM等の変調を施すものである。
フレーム構成部109は、Mapper部107で誤り訂正符号化を行った変調信号に、制御情報が付加されたTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Contorol)信号や、付加情報を伝送するAC(Auxiliary Control)信号や、復調基準となるパイロット信号等の信号を付加すると共に、予め決められた周波数に配置した伝送フレームを構成するものである。
IFFT部111は、フレーム構成部109で構成された、様々な信号から成る伝送フレームをIFFT(逆高速フーリエ変換)を施して、周波数軸データを時間軸データ(時間軸のデジタル信号)に変換するものである。
GI信号付加部113は、IFFT部111で変換された時間軸データに、ガードインターバル(Guard Interval)を付加するものである。
直交変調部115は、GI信号付加部113でガードインターバルが付加された時間軸データ(時間軸のデジタル信号)を直交変調するものである。
D/A変換部117は、直交変調部115で変調された時間軸データ(時間軸のデジタル信号)をアナログ化(アナログ変換)、つまり、時間軸のアナログ信号に変換するものである。
乗算部119は、D/A変換部117から出力されるアナログ信号にローカル信号を乗じるものである。この乗算部119でローカル信号が乗じられ、OFDM信号は送信される。
送信アンテナ121は、OFDM信号を送信するものである。
また、ここで、従来のOFDM信号受信装置について、図20を参照して説明する。
図20に示すように、OFDM信号受信装置123は、受信したOFDM信号を復調して、元々の情報である送信データ信号を出力するもので、受信アンテナ125と、乗算部127と、A/D変換部129と、直交復調部131と、GI信号除去部133と、FFT部135と、逆フレーム構成部137と、De−Mapper部139と、逆インターリーブ部141と、誤り訂正復号化部143とを備えている。
受信アンテナ125は、送信側から送信されたOFDM信号を受信するものである。
乗算部127は、受信アンテナ125で受信されたOFDM信号にローカル信号を乗じることで、IF(中間周波数)信号に変換するものである。
A/D変換部129は、乗算部127で変換されたIF(中間周波数)信号をデジタル信号に変換するものである。
直交復調部131は、A/D変換部129で変換されたデジタル信号を直交復調し、複素信号に変換するものである。
GI信号除去部133は、直交復調部131で直交復調された複素信号に付加されているガードインターバルを除去するものである。
FFT部135は、ガードインターバルが除去された時間軸データにFFT(高速フーリエ変換)を施して、時間軸データを周波数軸データに変換するものである。
逆フレーム構成部137は、FFT部135で変換された周波数軸データを構成する伝送フレームから、様々な信号(パイロット信号、AC信号、TMCC信号、変調信号[送信データ信号が変調されたビット列])を分離するものである。
De−Mapper部139は、逆フレーム構成部137で分離された変調信号に、QAM等の復調を施して、ビット列を出力するものである。
逆インターリーブ部141は、De−Mapper部139で復調されたビット列の順序を入れ替えるものである。
誤り訂正復号化部143は、逆インターリーブ部141で順序が入れ替えられたビット列の誤り訂正復号化をし、元々の送信データ信号を出力するものである。
これら従来のOFDM信号送信装置101やOFDM信号受信装置123には、直交した偏波を搬送波として同時に2つのOFDM信号を送信して、受信する「偏波多重伝送方式」(例えば、非特許文献2参照)や、複数の送信アンテナと複数の受信アンテナとを用いて、複数のOFDM信号を同時に伝送する「MIMO(Multiple Input Multiple Output)伝送方式」等がある。
尾知 博著 「OFDMシステム技術とMATLABシミュレーション解説」(全頁) CQ出版 「直交偏波を用いたOFDM信号の多重伝送方式に関する検討」 岡部 聡、池田 哲臣 電子情報通信学会 信学技報 TECHNICAL REPORT OF IFICE A−P 2003−173,RCS2003−179(2003−11)
しかしながら、従来の「偏波多重伝送方式」や「MIMO伝送方式」において、複数のOFDM信号の多重化を行った場合に生じる干渉波を除去するためには、各OFDM信号のパイロット信号を用いた伝送路推定が必要になる。しかし、パイロット信号を用いた伝送路推定を行う場合には、まず始めにこのパイロット信号の送信元を識別する必要がある。このためには、各OFDM信号のフレーム同期を取り、受信された各OFDM信号の送信元を識別して、それぞれのパイロット信号の開始点を見つけ出す必要がある。通常、フレーム同期は、OFDM信号のTMCC信号に含まれる同期ワードを用いて取られが、従来の「偏波多重伝送方式」や「MIMO伝送方式」では、フレーム同期を取るために必要なTMCC信号も多重化により干渉してしまうので、このフレーム同期を取ることができないという問題がある。
ちなみに、同一周波数の複数OFDM信号を受信する受信側において、OFDM信号同士の干渉を除去しなければ、多重したOFDM信号を誤り無く受信することは困難である。このような干渉を排除する種々の技術について、例示すると、トランスバーサルフィルタを用いる方法が知られている(「電子情報通信ハンドブック(第2分冊)」電子情報通信学会編、発行:オーム社、参照)。
しかし、従来の方式では、干渉波を除去する場合において、受信された各OFDM信号のフレーム同期を復調する際に正確に捕捉する(捉える)必要がある。すなわち、OFDM信号を送信する送信側で何らかの工夫を施す必要があったので、TMCC信号のフレーム同期を取るために用いられる同期ワードを挿入する構成とした。OFDM信号を受信する受信側では、この同期ワードによって、伝送フレームのフレーム同期が取られることとなる。
なお、OFDM信号では、一般に、フレーム同期を取るためにTMCC信号が用いられている。
ここで、図21を参照して、電波産業会の標準規格ARIB STD−B33(「TV放送番組素材伝送用可搬型OFDM方式デジタル無線伝送システム」標準規格 社団法人電波産業会(Association of Radio industries and Businesses)参照)に則したOFDM信号(フルモード/FFTポイント数=1024)を例にして、TMCC信号について説明する。
この図21に示すように、TMCC信号は、OFDM信号1シンボル(サブキャリア総数:857本)当たり、10本のサブキャリア(点線部分)に割り当てられている。この10本のサブキャリアは、同一シンボル内で同一であり、1シンボルで1bitのTMCC信号が伝送されている。TMCC信号は、1フレーム(408シンボル)で1周期の信号として送信されている。すなわち、OFDM信号は408bitのTMCC信号を1フレームの時間をかけて伝送している。
さらに、図22に示すように、TMCC信号の408bitの情報の内、OFDM信号のフレーム同期を取るための同期ワードとして、16bitの信号が2つ含まれている。
なお、参考として、受信側では同期ワードの相関処理を行うことにより、フレーム同期を取る方法もある。
さらにまた、図23に示すように、従来の地上デジタル放送やデジタルFPUで用いられているOFDM信号は、1つの周波数で1系統のOFDM信号を送信することを想定している、つまり、周波数f1は送信機Aに向け、周波数f2は送信機Bに向け、周波数f3は送信機Cに向け、周波数f4は送信機Dに向けて送信している。
このため、図24に示すように、周波数利用効率の向上を目的として、同一周波数で複数のOFDM信号を多重して伝送する偏波多重伝送やMIMO伝送システムにそのまま適用した場合、OFDM信号間の相互の干渉により、伝送特性が著しく劣化してしまう。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、複数のOFDM信号を伝送する場合に、伝送誤りの発生を防止することができるOFDM信号送信装置およびOFDM信号受信装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1記載のOFDM信号送信装置は、同一周波数のOFDM信号を送信する送信手段を複数備えて成るOFDM信号送信装置であって、TMCC信号挿入制御手段と、フレーム構成手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、OFDM信号送信装置は、TMCC信号挿入制御手段によって、TMCC信号の開始を示す同期ワードを、伝送フレームに挿入制御する。なお、TMCC信号は、OFDM信号に含まれる各種の信号の一種であり、受信側の機器を制御する各OFDM信号固有の制御情報を伝送するものであって、当該TMCC信号内の同期ワード(例えば、16bit)は、当該OFDM信号の1フレーム分のフレーム同期をとるために使用している。
そして、このOFDM信号送信装置は、フレーム構成手段によって、各種の信号を組み合わせる(繋ぎあわせる)際に、TMCC信号挿入制御手段による制御に従って同期ワードを挿入して、伝送フレームを構成し、送信手段によって、連続する伝送フレームをOFDM信号として送信する。このフレーム構成手段は、TMCC信号挿入制御手段による制御(出力された制御信号)に従って、複数のOFDM信号間において、TMCC信号のデータを送信手段で送出するタイミングが時間軸上または周波数軸上で異なる伝送フレームを構成する。すなわち、各OFDM信号において、TMCC信号のデータの挿入されるタイミングが予め設定されているパターンに基づいて行われている。つまり、複数のOFDM信号の間においては、1つのOFDM信号がTMCC信号のデータを送出しているタイミングでは、他のOFDM信号は、NULL信号を送出している。または、このフレーム構成手段は、TMCC信号挿入制御手段による制御(出力された制御信号)に従って、複数のOFDM信号間において、TMCC信号のデータを送信手段で送出する際に確保する周波数帯域が周波数軸上で多重するそれぞれのOFDM信号で異なる伝送フレームを構成する。すなわち、各OFDM信号において、TMCC信号のデータの送出する周波数軸上の帯域が予め設定されいるパターンに基づいて確保される。つまり、複数のOFDM信号の間においては、1つのOFDM信号がTMCC信号のデータを送出する帯域を確保しているときには、他のOFDM信号は、この帯域で、NULL信号を送出している。
請求項2記載のOFDM信号送信装置は、同一周波数の複数のOFDM信号を同時に送信する状況下で、当該OFDM信号を送信するOFDM信号送信装置であって、送信手段と、同期手段と、TMCC信号挿入制御手段と、フレーム構成手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、OFDM信号送信装置は、同期手段で取られる(図られる)同期に従い、TMCC信号挿入制御手段によって、TMCC信号の開始を示す同期ワードを、伝送フレームに挿入制御する。フレーム構成手段によって、各種の信号を組み合わせる(繋ぎあわせる)際に、TMCC信号挿入制御手段による制御に従って同期ワードを挿入して、伝送フレームを構成し、送信手段によって、連続する伝送フレームをOFDM信号として送信する。
請求項3記載のOFDM信号送信装置は、請求項1または請求項2に記載のOFDM信号送信装置において、前記フレーム構成手段が、フレーム構成パターン情報記憶手段と、スイッチ制御手段と、出力手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、OFDM信号送信装置は、TMCC信号挿入制御手段から出力された制御信号に従って、フレーム構成手段に備えられているフレーム構成パターン情報記憶手段によって、フレーム構成パターン情報をスイッチ制御手段に出力する。フレーム構成パターン情報は、各種の信号(送信データ信号、TMCC信号、AC信号、NULL信号、パイロット信号)を組み合わせる(繋ぎあわせる)パターンに関する情報である。
続いて、このOFDM信号送信装置は、スイッチ制御手段によって、フレーム構成パターン情報に基づいて、各種の信号の出力を切替制御し、この切替制御に従って出力手段によって、各種の信号を出力する。すると、フレーム構成パターン情報に基づいた伝送フレームが構成されることになる。
請求項4記載のOFDM信号送信装置は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のOFDM信号送信装置において、前記OFDM信号に含まれる前記TMCC信号の同期ワードは、前記送信手段全てに同一のものを用いることを特徴とする。
かかる構成によれば、OFDM信号送信装置は、OFDM信号毎に含まれるTMCC信号の同期ワードを送信手段全てに同一にしている。例えば、OFDM信号1とOFDM信号2とを多重する場合、双方のTMCC信号内の同期ワード部分のみを統一することによって、OFDM信号1とOFDM信号2とのフレーム同期を同時に取ることができるようにしている。この際には、各OFDM信号を識別する識別信号および同期ワード以外のTMCC信号が各OFDM信号の同期ワード以外のTMCC信号と混信しないように時間軸上または周波数軸上で間欠して伝送している。
請求項5記載のOFDM信号受信装置は、同一周波数のOFDM信号を受信する受信手段を複数備えて成るOFDM信号受信装置であって、逆フレーム構成手段と、TMCC信号検出制御手段と、フレーム同期検出手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、OFDM信号受信装置は、逆フレーム構成手段によって、受信手段で受信したそれぞれのOFDM信号について、当該OFDM信号を構成している伝送フレームを出力する。続いて、このOFDM信号受信装置は、TMCC信号検出制御手段によって、逆フレーム構成手段で出力された伝送フレームからTMCC信号を検出し、複数のOFDM信号の中で所望のOFDM信号の各伝送フレームのTMCC信号(所望のTMCC信号)を選択して出力する。そして、このOFDM信号受信装置は、フレーム同期検出手段によって、TMCC信号検出制御手段で出力されたTMCC信号の開始を示す同期ワードに基づいて、各OFDM信号(所望のOFDM信号)のフレーム同期を検出する。
請求項6記載のOFDM信号受信装置は、同一周波数の複数のOFDM信号を同時に受信する状況下で、当該OFDM信号を受信するOFDM信号送信装置であって、受信手段と、逆フレーム構成手段と、TMCC信号検出制御手段と、フレーム同期検出手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、OFDM信号受信装置は、逆フレーム構成手段によって、受信手段で受信したOFDM信号について、当該OFDM信号を構成している伝送フレームを出力する。続いて、このOFDM信号受信装置は、TMCC信号検出制御手段によって、逆フレーム構成手段で出力された伝送フレームからTMCC信号を検出し、OFDM信号の各伝送フレームのTMCC信号(所望のTMCC信号)を選択して出力する。そして、このOFDM信号受信装置は、フレーム同期検出手段によって、TMCC信号検出制御手段で出力されたTMCC信号の開始を示す同期ワードに基づいて、各OFDM信号(所望のOFDM信号)のフレーム同期を検出する。
請求項7記載のOFDM信号受信装置は、請求項5または請求項6に記載のOFDM信号受信装置において、前記逆フレーム構成手段が、フレーム構成パターン情報記憶手段と、スイッチ制御手段と、出力手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、OFDM信号受信装置は、逆フレーム構成手段に備えられているスイッチ制御手段によって、フレーム構成パターン情報記憶手段に記憶されているフレーム構成パターン情報に基づいて、OFDM信号に含まれる各種の信号の出力を切替制御し、この切替制御に従って出力手段によって、各種の信号を出力する。すると、フレーム構成パターン情報に基づいた伝送フレームが構成されることになる。
請求項1、2記載の発明によれば、TMCC信号の挿入を制御することで、各OFDM信号間において、当該TMCC信号の有効シンボルを時間軸上で、または、当該TMCC信号のサブキャリアを周波数軸上で間欠させているので、同一周波数の複数のOFDM信号を伝送しても、受信側で受信した際に、これらTMCC信号同士の干渉がなくなり、伝送誤りの発生を防止することができる。
請求項3、7記載の発明によれば、同一周波数の複数のOFDM信号を伝送しても、フレーム構成パターン情報によるフレーム構成パターン(いわゆる送信フォーマット)によって、OFDM信号に含まれる各種の信号同士の干渉を抑制することができ、伝送誤りの発生を防止することができる。
請求項4記載の発明によれば、OFDM信号毎に含まれるTMCC信号の同期ワードを全て同一にすることによって、受信側でOFDM信号が受信された後、フレーム同期を取るために行う、同期ワードを用いたTMCC信号を検出する際に用いられる相関検出において、全てのOFDM信号の自己相関ピークが足し合わされて検出されるため、検出される自己相関ピーク値を大きくすることができ、相関検出の確実性を向上させ、検出時間の短縮を図ることができる。
請求項5、6記載の発明によれば、TMCC信号の開始を示す同期ワードを検出することで、伝送フレームの同期を確実、且つ、容易に行うことができ、伝送誤りの発生を防止することができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜、図面を参照しながら詳細に説明する。
(OFDM信号送信装置の構成)
図1にOFDM信号送信装置のブロック図を示す。
この図1に示すように、OFDM信号送信装置1は、同一周波数の複数のOFDM信号を送信(多重伝送)するもので、複数の送信手段3(第1送信手段〜第N送信手段)と、TMCC信号挿入制御手段5とから構成されている。なお、このOFDM信号送信装置1では、複数の送信手段3を一体の装置としているが、それぞれの送信手段3を別体の送信装置として構成し、TMCC信号挿入制御手段5から出力される制御信号を入力可能にしておいてもよい。
送信手段3それぞれは、入力された送信データ信号をOFDM信号に変調して送信するもので、誤り訂正符号化部7と、インターリーブ部9と、Mapper部11と、フレーム構成部13と、IFFT部15と、GI信号付加部17と、直交変調部19と、D/A変換部21と、乗算部23と、送信アンテナ25とを備えている。
誤り訂正符号化部7は、入力された送信データ信号(入力ビット列)を誤り訂正符号化後のデータ、つまり、誤り訂正符号に変換するものである。
OFDM信号を取り扱う装置(システム)では、誤り訂正符号として、畳み込み符号がよく使用される。この実施形態でも同様に、送信データ信号を畳み込み符号(符号化されたビット列)に変換している。
インターリーブ部9は、送信後のOFDM信号が受信側で受信された際に、バースト誤りを軽減するために、誤り訂正符号化後のデータ(符号化されたビット列)の順序を入れ替えるものである。
Mapper部11は、インターリーブ部9で順序の入れ替えられた誤り訂正符号化後のデータ(符号化され、並び替えられたビット列)に対して、QAM等の変調を施すものである。
フレーム構成部13は、Mapper部11で誤り訂正符号化が行われた変調信号に、制御情報が付加されたTMCC信号や、付加情報を伝送するAC信号や、復調基準となるパイロット信号等の信号(OFDM信号に含まれる各種の信号)を付加すると共に、予め決められた時間および周波数に配置した伝送フレームを構成するものである。
ちなみに、OFDM信号は、これらの信号を別々のサブキャリア(搬送波)に乗せること(マルチキャリア)によって構成されている。なお、OFDM信号は、数百から数千のサブキャリア(モードに依る)を用いて、送信する信号(情報)を分散させて伝送させるものである。有効シンボルは、一定長に区切られた信号の本体部分(情報の構成単位)であり、ガードインターバル(符号間干渉領域用の緩衝時間)を除いた部分を指すものである。伝送フレームは、各種の信号を一定のパターン(順序)で繋ぎあわせて、送出(送信)する際の単位である。
このフレーム構成部13の詳細な構成を図2に示す。この図2に示すように、フレーム構成部13は、フレーム構成パターン情報記憶手段13aと、スイッチ制御手段13bと、出力手段13cとを備えている。
フレーム構成パターン情報記憶手段13aは、不揮発性のメモリ等によって構成され、フレーム構成パターン情報を記憶すると共に、TMCC信号挿入制御手段5から出力された制御信号に基づいて、フレーム構成パターン情報をスイッチ制御手段13bに出力するものである。
このフレーム構成パターン情報は、送信データ信号(変調信号)と、TMCC信号と、AC信号と、パイロット信号と、NULL信号とのキャリア配置の順序(フレーム構成パターン)を特定したものである。
このフレーム構成パターン情報によって伝送フレームの構成が成されることによって、TMCC信号の有効シンボルが時間軸上で重ならない、または、TMCC信号のサブキャリアが周波数軸上で重ならないこととなる。つまり、フレーム構成パターン情報は、1つのOFDM信号が、TMCC信号の有効シンボルを送出するタイミングでは、その他全てのOFDM信号については、TMCC信号の有効シンボルの送出を行わず、NULL信号の有効シンボルの送出を行うように設定されている。また、フレーム構成パターン情報は、1つのOFDM信号が、TMCC信号のサブキャリアを送出する帯域を確保しているときには、その他全てのOFDM信号については、TMCC信号のサブキャリアの帯域として確保せず、NULL信号のサブキャリアの帯域として確保するように設定されている。なお、伝送フレームの構成例(キャリア配置)は、図7、8(時間軸方向)および図10、11(周波数軸方向)について、具体的に例示することとする。
スイッチ制御手段13bは、フレーム構成パターン情報記憶手段13aから出力されたフレーム構成パターン情報に基づいて、フレーム構成部13に入力されたOFDM信号に含まれる各種の信号(送信データ信号(変調信号)、TMCC信号、AC信号、パイロット信号、NULL信号)の出力を制御するものである。
出力手段13cは、フレーム構成部13に入力されたOFDM信号に含まれる各種の信号(送信データ信号(変調信号)、TMCC信号、AC信号、パイロット信号、NULL信号)を入力する入力端子と、スイッチ制御手段13bによる制御によって出力させる信号を切り替える切替器と、この切替器で切り替えられた信号を出力する出力端子とから構成されるものである。
図1に戻って、OFDM信号送信装置1の構成の説明を続ける。
IFFT部15は、フレーム構成部13で構成された、様々な信号から成る伝送フレームをIFFT(逆高速フーリエ変換)を施して、周波数軸データから時間軸データに変換するものである。
GI信号付加部17は、IFFT部15で変換された時間軸データに、ガードインターバル(Guard Interval)を付加するものである。
直交変調部19は、GI信号付加部17でガードインターバルが付加された時間軸データを直交変調するものである。ここで、この直交変調部19における直交変調について説明する。複素信号から成るOFDM信号は、実際の回路でアナログ処理される場合に、複素信号のI信号およびQ信号がそれぞれ実数の信号に分離されて処理される必要があり、直交変調は、I信号およびQ信号に対し、互いに直交した波(cos波、sin波)を加えることにより2つの信号を識別するために行われるものである。この直交変調部19で直交変調された時間軸データをデジタル変調信号とする。
D/A変換部21は、直交変調部19から出力されるデジタル変調信号(時間軸のデジタル信号)をアナログ信号に変換するものである。
乗算部23は、D/A変換部21でアナログ化されたアナログ信号に、ローカル信号を乗じるものである。この乗算部23でローカル信号が乗じられることによって、OFDM信号とされる。
送信アンテナ25は、乗算部23で、時間軸データにローカル信号が乗じられたOFDM信号を送信するものである。
TMCC信号挿入制御手段5は、フレーム構成部13で構成される伝送フレームに、TMCC信号のフレーム同期を取るための同期ワードを挿入させるための制御を行うと共に、同期ワードを挿入するタイミングを図るものである。
このTMCC信号挿入制御手段5は、各OFDM信号のTMCC信号が、伝送フレームの時間軸上で重ならないように当該TMCC信号を挿入させる、または、各OFDM信号のTMCC信号が、伝送フレームの周波数軸上で重ならないように当該TMCC信号を挿入させる機能を有している。
また、TMCC信号挿入制御手段5では、挿入する同期ワードを、OFDM信号毎に全て同一のものとしている。その際に、TMCC信号挿入制御手段5では、OFDM信号を送信する送信元(OFDM信号送信装置1を管理運営する事業者等)を識別する識別信号を付加する必要がある。
このOFDM信号送信装置1によれば、TMCC信号挿入制御手段5によって、TMCC信号を有効シンボル毎に送信手段3で送出するタイミングが伝送フレームの時間軸上で重ならないように、TMCC信号が制御され、送信手段3のフレーム構成部13によって、各種の信号を組み合わせる(繋ぎあわせる)際に、同期ワードおよびその他のTMCC信号が挿入されて、伝送フレームが構成されて、連続する伝送フレームがOFDM信号として送信される。このため、OFDM信号を受信する受信側で、TMCC信号の同期ワードを基準にして、フレーム同期の検出を行えば、複数のOFDM信号を伝送する場合に、各OFDM信号を識別することができる。
また、このOFDM信号送信装置1によれば、フレーム構成部13のフレーム構成パターン情報記憶手段13aに記憶されているフレーム構成パターン情報によって、同一周波数の複数のOFDM信号を伝送しても、OFDM信号に含まれる各種の信号同士の干渉を抑制することができ、伝送誤りの発生を防止することができる。
さらに、このOFDM信号送信装置1によれば、OFDM信号毎に含まれるTMCC信号の同期ワードを全て同一にし、OFDM信号を送信する送信元(OFDM信号送信装置1を管理運営する事業者等)を識別する識別信号を付加することにより、受信側でOFDM信号が受信された後、TMCC信号を検出する際に用いられる相関検出において、検出される自己相関ピーク値を大きくすることができ、相関検出の確実性を向上させ、検出時間の短縮を図ることができる。
(OFDM信号受信装置の構成)
図3にOFDM信号受信装置のブロック図を示す。
この図3に示すように、OFDM信号受信装置31は、同一周波数の複数のOFDM信号を受信するもので、複数の受信手段33(第1受信手段〜第N受信手段)と、TMCC信号検出制御手段35と、フレーム同期検出手段37とから構成されている。なお、このOFDM信号受信装置31では、複数の受信手段33を一体の装置としているが、それぞれの受信手段33を別体の受信装置として構成し、TMCC信号検出制御手段35およびフレーム同期検出手段37が各受信手段33に接続されるように構成してもよい。
受信手段33は、受信したOFDM信号を復調し、復号化して出力するもので、受信アンテナ39と、乗算部41と、A/D変換部43と、直交復調部45と、GI信号除去部47と、FFT部49と、逆フレーム構成部51と、De−Mapper部53と、逆インターリーブ部55と、誤り訂正復号化部57とを備えている。
受信アンテナ39は、送信側のOFDM信号送信装置1から送信されたOFDM信号を受信するものである。なお、各受信手段33の受信アンテナ39で受信されるOFDM信号は、同一周波数であるので、各受信アンテナ39では、複数のOFDM信号が受信されることになる。
乗算部41は、受信アンテナ39で受信されたOFDM信号にローカル信号を乗算することで、IF(中間周波数)信号に変換するものである。つまり、この乗算部41では、受信されたOFDM信号がダウンコンバートされることとなる。
A/D変換部43は、乗算部41で変換されたIF(中間周波数)信号をデジタル信号に変換して、変換したデジタル信号を直交復調部45に出力するものである。
直交復調部45は、A/D変換部43で変換されたデジタル信号を複素信号に直交復調するものである。
GI信号除去部47は、直交復調部45で直交復調された複素信号に付加されているガードインターバルを除去するものである。
FFT部49は、GI信号除去部47でガードインターバルが除去された複素信号にFFT(高速フーリエ変換)を施して、複素信号を周波数軸データに変換するものである。
逆フレーム構成部51は、FFT部49で変換された周波数軸データについて、当該周波数軸データを構成する伝送フレームから、様々な信号(パイロット信号、AC信号、TMCC信号、変調信号[送信データ信号が変調されたビット列]))を分離するものである。なお、この逆フレーム構成部51から出力された様々な信号の内、TMCC信号は、TMCC信号検出制御手段35に出力される。
この逆フレーム構成部51の詳細な構成を図4に示す。この図4に示すように、逆フレーム構成部51は、フレーム構成パターン情報記憶手段51aと、スイッチ制御手段51bと、出力手段51cとを備えている。
フレーム構成パターン情報記憶手段51aは、不揮発性のメモリ等によって構成され、フレーム構成パターン情報を記憶すると共に、出力手段51cにOFDM信号(周波数軸データ)が入力された際に、フレーム構成パターン情報をスイッチ制御手段51bに出力するものである。
このフレーム構成パターン情報は、送信データ信号(変調信号)と、TMCC信号と、AC信号と、パイロット信号と、NULL信号との組み合わせ順序(フレーム構成パターン)を特定したものである。
スイッチ制御手段51bは、フレーム構成パターン情報記憶手段51aから出力されたフレーム構成パターン情報に基づいて、逆フレーム構成部51に入力されたOFDM信号(周波数軸データ)に含まれる各種の信号(送信データ信号(変調信号)、TMCC信号、AC信号、パイロット信号、NULL信号)の出力を制御するものである。
出力手段51cは、逆フレーム構成部51に入力されたOFDM信号(周波数軸データ)に含まれる各種の信号(送信データ信号(変調信号)、TMCC信号、AC信号、パイロット信号、NULL信号)を入力する入力端子と、スイッチ制御手段51bによる制御によって出力させる信号を切り替える切替器と、この切替器で切り替えられた信号を出力する出力端子とから構成されるものである。
図3に戻って、OFDM信号受信装置31の構成の説明を続ける。
De−Mapper部53は、逆フレーム構成部51で分離された変調信号に、QAM等の復調を施して、ビット列を出力するものである。
逆インターリーブ部55は、De−Mapper部53で復調されたビット列の順序を入れ替えるものである。
誤り訂正復号化部57は、逆インターリーブ部55で順序が入れ替えられたビット列を復号化し、元々の送信データ信号を出力するものである。
TMCC信号検出制御手段35は、逆フレーム構成部51から出力された様々な信号の内、TMCC信号(同期ワードも含まれる)を検出するものである。つまり、TMCC信号検出制御手段35は、伝送フレームの中で、TMCC信号および当該TMCC信号の位置を検出するものである。なお、このTMCC信号の検出は、受信しているOFDM信号に含まれているTMCC信号全てを対象にしてもいいし、任意のTMCC信号のみを選択して、当該TMCC信号(選択されたもの)から同期ワードを検出してもよい。
このTMCC信号検出制御手段35では、TMCC信号を検出する際に相関検出を用いて、各OFDM信号に含まれているTMCC信号の同期ワードを検出している。また、送信側のOFDM信号送信装置1で同期ワードが各OFDM信号で同一にされている場合では、相関検出を用いた際に、検出される自己相関ピーク値を大きくすることができる。
フレーム同期検出手段37は、TMCC信号検出制御手段35で検出された同期ワードに基づいて、各OFDM信号の伝送フレーム間の同期を図る(検出する)ものである。
このOFDM信号受信装置31によれば、受信手段33の逆フレーム構成部51で、受信されたそれぞれのOFDM信号について、当該OFDM信号を構成している伝送フレームが出力され、TMCC信号検出制御手段35で、伝送フレームからTMCC信号が検出され、複数のOFDM信号の中で所望のOFDM信号の各伝送フレームのTMCC信号が選択される。そして、フレーム同期検出手段37によって、TMCC信号検出制御手段35で出力されたTMCC信号のフレーム同期を取るために必要な同期ワードの相関をとって、各OFDM信号(所望のOFDM信号)のフレーム同期が図られる(検出される)。このため、TMCC信号の同期ワードを基準にして、フレーム同期の検出を行うことで、複数のOFDM信号を受信する場合に、正確にフレーム同期を検出することができる。
また、送信側のOFDM送信装置1にて、OFDM信号毎に含まれるTMCC信号の同期ワードが全て同一にされており、OFDM信号を送信する送信元(OFDM信号送信装置1を管理運営する事業者)を識別する識別信号を付加することが必要である。OFDM信号を受信した後、TMCC信号検出制御手段35でTMCC信号の同期ワードを検出する際に用いられる相関検出において、検出される自己相関ピーク値を大きくすることができ、相関検出の確実性を向上させ、検出時間の短縮を図ることができる。
(OFDM信号送信装置の動作)
次に、図5に示すフローチャートを参照して、OFDM信号送信装置1の動作について説明する(適宜、図1参照)。
まず、OFDM信号送信装置1は、送信データ信号が入力されると、誤り訂正符号化部7によって、この送信データ信号に誤り訂正符号化を行う(S1)。続いて、OFDM信号送信装置1は、インターリーブ部9によって、誤り訂正符号化後の信号の順序の入れ替えを行う(S2)。
すると、OFDM信号送信装置1は、Mapper部11によって、順序の入れ替えられた誤り訂正符号化後の信号を変調する(S3)。そして、OFDM信号送信装置1は、フレーム構成部13によって、TMCC信号挿入制御手段5による制御に基づいて、TMCC信号の開始を示す同期ワードを挿入しつつ、OFDM信号に含まれる各種の信号を連結して伝送フレームを構成する(S4)。
そして、OFDM信号送信装置1は、IFFT部15によって、伝送フレーム(周波数軸データ)を、逆高速フーリエ変換する(S5)。さらに、OFDM信号送信装置1は、GI信号付加部17によって、IFFT部15で逆高速フーリエ変換された時間軸データにガードインターバルを付加する(S6)。
さらにまた、OFDM信号送信装置1は、直交変調部19によって、GI信号付加部17でガードインターバルが付加された時間軸データを直交変調する(S7)。そして、OFDM信号送信装置1は、D/A変換部21によって、デジタル変調信号である時間軸データをアナログ化する(S8)。
その後、OFDM信号送信装置1は、乗算部23によって、アナログ化された信号にローカル信号を乗算し(S9)、各送信手段(第1送信手段〜第N送信手段)3の送信アンテナ25からOFDM信号として出力する(S10)。
(OFDM信号受信装置の動作)
次に、図6に示すフローチャートを参照して、OFDM信号受信装置31の動作について説明する(適宜、図3参照)。
まず、OFDM信号受信装置31は、各受信手段(第1受信手段〜第N受信手段)33の受信アンテナ39によって、OFDM信号を受信する(S11)。続いて、OFDM信号受信装置31は、乗算部41によって、受信したOFDM信号をIF(中間周波数)信号に変換する(S12)。
そして、OFDM信号受信装置31は、A/D変換部43によって、IF(中間周波数)信号をデジタル信号に変換する(S13)。また、OFDM信号受信装置31は、直交復調部45によって、A/D変換部43で変換したデジタル信号を直交復調する(S14)。
そして、OFDM信号受信装置31は、GI信号除去部47によって、直交復調部45で復調した時間軸データからガードインターバルを除去する(S15)。そしてまた、OFDM信号受信装置31は、FFT部49によって、GI信号除去部47でガードインターバルが除去された時間軸データを高速フーリエ変換する(S16)。
すると、OFDM信号受信装置31は、逆フレーム構成部51によって、FFT部49で高速フーリエ変換された周波数軸データ(伝送フレーム)を、各種の信号に分離する(S17)。そして、OFDM信号受信装置31は、De−Mapper部53によって、各種の信号の内、変調信号(送信データ信号が変調されているもの)を復調する(S18)。
続いて、OFDM信号受信装置31は、逆インターリーブ部55によって、De−Mapper部53で復調された誤り訂正符号の順序が入れ替えられ(S19)、誤り訂正復号化部57によって、誤り訂正符号の復号を行い、出力する(S20)。
また、OFDM信号受信装置31は、TMCC信号検出制御手段35によって、逆フレーム構成部51から出力されたTMCC信号の同期ワードを検出し(S21)、この同期ワードに基づいて、フレーム同期検出手段37によって、OFDM信号の伝送フレームの同期をとる(S22)。
(OFDM信号のキャリア配置について[時間軸方向])
次に、図7、図8を参照して、OFDM信号送信装置1から出力されるOFDM信号のキャリア配置(サブキャリア配置)について説明する(適宜、図1参照)。
図7は、2つのOFDM信号を多重して伝送する場合(偏波多重伝送方式等)において、OFDM信号に含まれる各種の信号の内、TMCC信号を時間軸上に間欠して送出した際のキャリア配置を示した図である。
図8は、4つのOFDM信号を多重して伝送する場合(MIMOシステム等)において、複数のOFDM信号を、送信側のOFDM信号送信装置1で予め同期させて送出し、TMCC信号を時間軸上に間欠して送出したキャリア配置を示した図である。
これら図7、図8では、横方向は周波数軸(周波数方向)、縦方向は時間軸(時間方向)を表しており、●印(黒丸)はTMCCキャリアを、×印(バツ)は無信号(Null信号、Nullキャリア)を、○印(白丸)はTMCCキャリア以外のOFDMキャリアを示している。
改めて説明しておくと、TMCC信号は、送信側の同期信号・変調方式情報・誤り訂正情報(制御情報)等を示す信号で、TMCCキャリアとはTMCC信号を伝送するサブキャリア(搬送波の一つ)のことである。
この図7に示したように、OFDM信号送信装置1では、周波数多重した2つのOFDM信号のTMCCキャリアがそれぞれ干渉することを防ぐために、TMCCキャリアを時間的に間欠して交互に送出している。
具体的には、図7に示したOFDM信号1がTMCC信号(TMCCキャリア)を伝送している場合には、OFDM信号2ではTMCC信号(TMCCキャリア)の代わりに、Null信号(Nullキャリア)とし、OFDM信号2がTMCC信号(TMCCキャリア)を伝送している場合には、OFDM信号1ではTMCC信号(TMCCキャリア)の代わりに、Null信号(Nullキャリア)としている。
さらに、図8に示したように、OFDM信号送信装置1によって、複数(4つ)のOFDM信号を同一周波数で多重する場合(MIMO伝送システム等)、各OFDM信号を予め同期させて送出し、TMCCキャリア同士の干渉を防ぐため、TMCCキャリアが重ならないように、OFDM信号毎に時間的に交互に間欠してTMCCキャリア(TMCC信号)を送信している。
具体的には、図8に示した4つのOFDM信号を送信する場合、各OFDM信号を同一周波数で時間的に重ならないように、TMCCキャリアを間欠させており、OFDM信号1がTMCC信号(TMCCキャリア)を伝送している場合には、他のOFDM信号2,3,4ではTMCC信号(TMCCキャリア)の代わりに、Null信号(Nullキャリア)を送信している。このように、OFDM信号1がTMCC信号を送信した後、次のOFDM信号2がTMCC信号を送信する場合、OFDM信号2以外のOFDM信号1,3,4では、TMCC信号(TMCCキャリア)の代わりに、Null信号(Nullキャリア)を送信している。以降、多重するOFDM信号数だけ同様の動作を繰り返して、次に伝送するTMCCキャリアをOFDM信号から順番に間欠して送出(送信)する。
このように、TMCC信号(TMCCキャリア)の送出タイミングを時間的にずらして送信することにより、TMCCキャリア同士の干渉を回避することができる。但し、多重するOFDM信号の数が増加する程、受信側でTMCC信号全てを受信するまでの時間がより多くかかることになる。
なお、図7、図8では、OFDM信号を1シンボル毎にTMCC信号(TMCCキャリア)を間欠して送信する例について説明したが、図9に示すように、TMCC信号の数シンボル、または、伝送フレーム単位で時間的に間欠して送信する方式も想定できる。
この図9に示すように、1フレーム分のTMCC信号に含まれている同期ワード(16bit)を区切りに、それぞれのOFDM信号1〜4のTMCC信号が時間的に(時間軸上で)重ならないように間欠されて送信する方法である。
(OFDM信号のキャリア配置について[周波数軸方向])
次に、図10、図11を参照して、OFDM信号送信装置1から出力されるOFDM信号のキャリア配置(サブキャリア配置)について説明する(適宜、図1参照)。
図10は、2つのOFDM信号を多重して伝送する場合(偏波多重伝送方式等)において、OFDM信号に含まれる各種の信号の内、TMCC信号を周波数軸上で重ならないようにして送出した際のキャリア配置を示した図である。
図11は、4つのOFDM信号を多重して伝送する場合(MIMOシステム等)において、複数のOFDM信号を、送信側のOFDM信号送信装置1で予め同期させて送出し、TMCC信号を周波数軸上で重ならないようにして送出したキャリア配置を示した図である。
これら図10、図11では、横方向は周波数軸(周波数方向)、縦方向は時間軸(時間方向)を表しており、●印(黒丸)はTMCCキャリアを、×印(バツ)は無信号(Null信号、Nullキャリア)を、○印(白丸)はTMCCキャリア以外のOFDMキャリアを示している。
図10に示すように、OFDM信号1のTMCCキャリアと、OFDM信号2のTMCCキャリアとが同じ周波数上で重ならないように、OFDM信号2では、OFDM信号1のTMCCキャリアに対応するキャリア位置に、Nullキャリアが配置されており、同様に、OFDM信号1では、OFDM信号2のTMCCキャリアに対応するキャリア位置に、Nullキャリアが配置されている。
このため、2つOFDM信号1,2のTMCC信号同士が混信することを防ぐことができる。また、多重されるOFDM信号1,2は、周波数軸上でのみ間欠し、時間的に連続して送信されているので、TMCC信号は、従来の方式と同様の時間で、フレーム同期を図る(捕捉する)ことができる。
但し、各OFDM信号におけるTMCCキャリアの本数は、従来のOFDM信号のTMCCキャリアの本数と比較して1/2ずつとなる。
図11に示すように、同期した4つのOFDM信号1〜4のTMCC信号を、同一周波数上で重ならないようにTMCCキャリアを配置しており、OFDM信号2,3,4では、OFDM信号1のTMCCキャリアが存在するキャリア位置に、Nullキャリアが配置されており、OFDM信号1,3,4では、、OFDM信号2のTMCCキャリアが存在するキャリア位置に、Nullキャリアが配置されている。
このように、多重されるOFDM信号1〜4について、周波数方向におけるTMCCキャリアが重ならないように配置されることによって、TMCCキャリア同士の干渉の影響を小さくすることができる。また、従来の方式と同様の時間でフレーム同期を図る(とる)ことが可能になる。但し、多重する信号の数(Nとする)が増加する毎に、1つのOFDM信号に対応するTMCC信号のキャリア本数も減少する(1/N倍)ので、検出される相関値が低下し、同期を取りにくくなる。
(OFDM信号のキャリア配置について[時間軸方向および周波数軸方向])
次に、図13を参照して、OFDM信号送信装置1から出力されるOFDM信号のキャリア配置(サブキャリア配置)について説明する(適宜、図1参照)。
図13は、TMCCキャリア同士の混信を防止するために、時間軸上および周波数軸上で、TMCCキャリアを間欠して伝送する際のキャリア配置を示した図である。この図13では、説明を容易にするために、4つの同期したOFDM信号1〜4のTMCC信号(TMCCキャリア)の配置を示している。
図9および図10を使用して説明した時間軸上のみTMCC信号(TMCCキャリア)を間欠させてTMCCキャリアを伝送させる場合、受信側で、1フレーム分のTMCC信号を受信するのに多重した信号数だけの遅延が生じることになる。また、図11および図12を使用して説明した周波数軸上のみTMCC信号(TMCCキャリア)を間欠させてTMCCキャリアを伝送させる場合、多重したOFDM信号数だけ各OFDM信号に含まれるTMCCキャリアの本数が減少し、検出される相関値が低下し、同期を取りにくくなる。それゆえ、多重するOFDM信号数が増加した場合(OFDM信号の多重数が非常に多くなった場合)、時間軸上のみ、或いは、周波数軸上のみTMCCキャリアを間欠させる方式は最適であるとは言えなくなってしまう。
そこで、図13に示したように、時間軸上および周波数軸上でTMCCキャリアを間欠させることにより、TMCCキャリアの本数の減少と、フレーム同期時間の遅延との抑制を行うことができる。
具体的には、図13に示すように、多重する4つのOFDM信号の内、時間軸上で2シンボル毎にOFDM信号1,2とOFDM信号3,4のTMCCキャリアとを入れ替えて送信している。これによって、時間軸上でのみTMCCキャリアを間欠した場合、1つの送信手段3(図1参照)から4シンボル中1シンボルの割合でTMCCキャリアが送信されていたのに比べ、4シンボル中2シンボルの割合でTMCCキャリアを送信することができる。
また、周波数軸上でのみ間欠させてTMCCキャリアを送信した場合、N多重したときのTMCCキャリアの総数は、間欠しない場合のTMCCキャリアの総数の1/N本になってしまう。そこで、時間軸上で一部間欠させて各TMCC信号を識別させることにより、周波数軸上で間欠されるTMCCキャリアの総数の減少を抑制することができる。
このように、時間軸上および周波数軸上で、TMCCキャリアの間欠の割合を変化させることによって、OFDM信号の多重数に応じた最適なTMCCキャリア(TMCC信号)の伝送を行うことができる。
(同期ワードについて)
次に、図14、図15を参照して、OFDM信号送信装置1およびOFDM信号受信装置31において、取り扱われているTMCC信号の開始を示す同期ワードについて説明する。
図7から図13までのキャリア配置図を用いた説明では、送信側のOFDM信号送信装置1において、複数のOFDM信号を送信する場合に、TMCCキャリアを時間軸上、周波数軸上の少なくとも一方で互いに重ならないように配置して送信している。
ところで、受信側のOFDM信号受信装置31でフレーム同期の検出をより確実に容易にするためには、送信側で、複数のOFDM信号を送信する場合に、フレーム同期用に挿入するTMCC信号の開始を示す同期ワードを同一にすることが想定される。
なお、同期ワード以外の他のTMCC信号は、互いに時間軸上、周波数軸上の少なくとも一方で互いに重ならないように送信する。
図14は、OFDM信号送信装置1において、多重する各OFDM信号に含まれるTMCC信号の同期ワードに全て共通のものを割り当てたことを説明したもので、横方向は周波数軸方向、縦方向は時間軸方向を表している。
この図14に示すように、多重する複数のOFDM信号の同期ワード(同一である15bitの同期ワード)を同一とし、さらに同一のタイミングで送出しているので、混信の影響を考慮する必要が無くなる。また、TMCC信号検出制御手段35(図3参照)におけるTMCC信号(同期ワード)の相関検出においても、多重したOFDM信号の個数分の相関ピーク値を得ることができ、相関ピークの検出が容易になる。
この同期ワードには、様々な種類のビット列(信号ビット系列)を割り当てることができる。例えば、ARIB STD−B33では、同期ワードに35EE(0,0,1,1,0,1,0,1,1,1,1,0,1,1,1,0)の16bitのビット列を時間軸方向に割り当てている。
また、他の同期ワードの例として、次数4、初期値が全ての1のM系列符号列15bit(1,1,1,1,−1,−1,−1,1,−1,−1,1,1,−1,1,−1)を同期ワードに用いて、4つのOFDM信号が多重された信号(多重OFDM信号)の相関値を検出し、フレーム同期を図る(捕捉する)様子を図15に示す。
この図15に示すように、4つのOFDM信号1〜4の自己相関ピークを足し合わせるので、それぞれのOFDM信号の干渉による影響を考慮する必要がない。また、各OFDM信号の同期ワードが同一であるため、1つのOFDM信号のフレーム同期が捕捉できない場合においても、他のOFDM信号のフレーム同期位置からフレーム開始位置を推測することができる。
なお、各OFDM信号の同期ワードを同一にした場合でも、各OFDM信号自体の識別を行うことができないので、同期ワードとは別に送信元の識別信号(各OFDM信号を識別する識別番号)をTMCC信号に付加する必要がある。なお、同期ワード以外のTMCC信号と当該TMCC信号とは、混信しないように、時間軸上、または、周波数軸上で間欠される必要がある。このTMCC信号に付加する識別信号の割当0の一例として、ARIB STD−B33に準拠したTMCC信号のリザーブキャリアに割り当てた、4つのOFDM信号1〜4の識別信号2bitを図16に示す。
この図16に示すように、OFDM信号1には“00”が、OFDM信号2には“01”が、OFDM信号3には“11”が、OFDM信号4には“10”が割り当てられている。
(OFDM信号送信装置、OFDM信号受信装置の別の態様について)
次に、図17、図18を参照して、OFDM信号送信装置1の別の態様(図17)、OFDM信号受信装置31の別の態様(図18)について説明する。
図17は、OFDM信号送信装置1の送信手段3(第1送信手段〜第N送信手段)にTMCC信号挿入制御手段5を内包させた態様のOFDM信号送信装置1のブロック図を示している。
この図17に示したように、送信手段3にTMCC信号挿入制御手段5を内包させることで、当該送信手段3を単体の送信装置として、取り扱うことができ、OFDM信号を送信するタイミングを取る同期手段によって、それぞれの送信手段3(単体の送信装置と同様)から出力させるOFDM信号のフレーム同期を図ることが可能である。同期手段は、例えば、無線、または、有線のケーブル等によって互いの送信手段3が情報を交換する態様であってもよいし、時刻情報を基準にしてもよいし、当該送信手段3に送り返しの信号がある場合には、当該送り返し信号に同期信号を含ませる態様であってもよい。または、精度の高い基準発振器を用いて、TMCC信号挿入制御手段5がTMCC信号を挿入するタイミングを統一するようにしてもよい。
図18は、OFDM信号受信装置31の受信手段33(第1受信手段〜第N受信手段)にTMCC信号検出制御手段35およびフレーム同期検出手段37を内包させた態様のOFDM信号受信装置31のブロック図を示している。
この図18に示したように、受信手段31にTMCC信号検出制御手段35およびフレーム同期検出手段37を内包させることで、当該受信手段31を単体の受信装置として、取り扱うことができ、例えば、時間情報に基づいて、それぞれの受信手段31(単体の受信装置と同様)で受信するOFDM信号のフレーム同期を検出することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されない。例えば、OFDM信号送信装置1、OFDM信号受信装置31の各構成の処理を汎用的なコンピュータ言語で記述したOFDM信号送信プログラム、OFDM信号受信プログラムとみなすことや、各構成の処理を一つずつの過程ととらえたOFDM信号送信方法、OFDM信号受信方法とみなすことは可能である。これらの場合、OFDM信号送信装置1、OFDM信号受信装置31と同様の効果を得ることができる。
実施形態に係るOFDM信号送信装置のブロック図である。 図1に示したOFDM信号送信装置のフレーム構成部のブロック図である。 実施形態に係るOFDM信号受信装置のブロック図である。 図3に示したOFDM信号受信装置の逆フレーム構成部のブロック図である。 図1に示したOFDM信号送信装置の動作を説明したフローチャートである。 図3に示したOFDM信号受信装置の動作を説明したフローチャートである。 偏波多重OFDM信号のTMCC信号の送出タイミングを示したキャリア配置図である(時間軸上)。 複数OFDM信号のTMCC信号の送出タイミングを示した図キャリア配置図である(時間軸上)。 1フレームの時間間欠を行ったTMCC信号の同期ワードの送出タイミングを示した図である。 偏波多重OFDM信号のTMCC信号の送出タイミングを示したキャリア配置図である(周波数軸上)。 複数OFDM信号のTMCC信号の送出タイミングを示したキャリア配置図である(周波数軸上)。 偏波多重OFDM信号のTMCC信号の送出タイミングを示したキャリア配置図である(時間軸上および周波数軸上)。 複数OFDM信号のTMCC信号の送出タイミングを示したキャリア配置図である(時間軸上および周波数軸上)。 TMCC信号の同期ワードを同一にした場合のTMCC信号の送出タイミングを示したキャリア配置図である。 TMCC信号の同期ワードを同一にした場合の同期ワードの相関検出の一例を示したものである。 OFDM信号の識別信号を含んだTMCC信号の割当を示した図である。 OFDM信号送信装置の別の態様のブロック図である。 OFDM信号受信装置の別の態様のブロック図である。 従来のOFDM信号送信装置のブロック図である。 従来のOFDM信号受信装置のブロック図である。 TMCC信号のサブキャリアを説明した図である。 1フレームのTMCC信号を説明した図である。 従来のOFDM信号の送信形態を示した図である。 従来のMIMO方式によるOFDM信号の送信形態を示した図である。
符号の説明
1 OFDM信号送信装置
3 送信手段(第1送信手段〜第N送信手段)
5 TMCC信号挿入制御手段
7 誤り訂正符号化部
9 インターリーブ部
11 Mapper部
13 フレーム構成部
13a、51a フレーム構成パターン情報記憶手段
13b、51b スイッチ制御手段
13c、51c 出力手段
15 IFFT部
17 GI信号付加部
19 直交変調部
21 D/A変換部
23、41 乗算部
25 送信アンテナ
31 OFDM信号受信装置
33 受信手段(第1受信手段〜第N受信手段)
35 TMCC信号検出制御手段
37 フレーム同期検出手段
39 受信アンテナ
43 A/D変換部
45 直交復調部
47 GI信号除去部
49 FFT部
51 逆フレーム構成部
53 De−Mapper部
55 逆インターリーブ部
57 誤り訂正復号化部

Claims (7)

  1. 同一周波数のOFDM信号を送信する送信手段を複数備えて成るOFDM信号送信装置であって、
    前記OFDM信号に含まれる各種の信号の一種であるTMCC信号の開始を示す同期ワードを、前記各種の信号を組み合わせて構成される伝送フレームに挿入制御するTMCC信号挿入制御手段と、
    このTMCC信号挿入制御手段による制御に従って、前記各種の信号から前記伝送フレームを構成するフレーム構成手段とを備え、
    前記フレーム構成手段は、前記同期ワードに従って、複数のOFDM信号間において、前記TMCC信号のデータを前記送信手段で送出する送出タイミングが時間軸上または周波数軸上で異なる伝送フレームを構成することを特徴とするOFDM信号送信装置。
  2. 同一周波数の複数のOFDM信号を同時に送信する状況下で、当該OFDM信号を送信するOFDM信号送信装置であって、
    前記OFDM信号を送信する送信手段と、
    前記OFDM信号を送信する他の装置間で、前記OFDM信号を送信する同期を取る同期手段と、
    この同期手段による同期に従い、前記OFDM信号に含まれる各種の信号の一種であるTMCC信号の開始を示す同期ワードを、前記各種の信号を組み合わせて構成される伝送フレームに挿入制御するTMCC信号挿入制御手段と、
    このTMCC信号挿入制御手段による制御に従って、前記各種の信号から前記伝送フレームを構成するフレーム構成手段とを備え、
    前記フレーム構成手段は、前記同期ワードに従って、複数のOFDM信号間において、前記TMCC信号のデータを前記送信手段で送出する送出タイミングが時間軸上または周波数軸上で異なる伝送フレームを構成することを特徴とするOFDM信号送信装置。
  3. 前記フレーム構成手段は、
    前記各種の信号を組み合わせるパターンに関する情報であるフレーム構成パターン情報を記憶すると共に、前記TMCC信号挿入制御手段から出力された制御信号に従って、当該フレーム構成パターン情報を出力するフレーム構成パターン情報記憶手段と、
    このフレーム構成パターン情報記憶手段から出力されたフレーム構成パターン情報に基づいて、前記各種の信号の出力を切替制御するスイッチ制御手段と、
    このスイッチ制御手段による制御に従って、前記OFDM信号に含まれる各種の信号を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のOFDM信号送信装置。
  4. 前記OFDM信号に含まれる前記TMCC信号の同期ワードは、前記送信手段全てに同一のものを用いることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のOFDM信号送信装置。
  5. 同一周波数のOFDM信号を受信する受信手段を複数備えて成るOFDM信号受信装置であって、
    前記受信手段で受信したそれぞれのOFDM信号から、当該OFDM信号を構成する伝送フレームを出力する逆フレーム構成手段と、
    この逆フレーム構成手段で出力された伝送フレームから、当該装置を制御する制御情報が伝送されているTMCC信号を検出し、複数の前記OFDM信号の中で所望のOFDM信号の各伝送フレームのTMCC信号を選択して出力制御するTMCC信号検出制御手段と、
    このTMCC信号検出制御手段で出力制御されたTMCC信号の開始を示す同期ワードに基づいて、各OFDM信号の伝送フレームの同期を検出するフレーム同期検出手段と、
    を備えることを特徴とするOFDM信号受信装置。
  6. 同一周波数の複数のOFDM信号を同時に受信する状況下で、当該OFDM信号を受信するOFDM信号受信装置であって、
    前記OFDM信号を受信する受信手段と、
    この受信手段で受信したOFDM信号から、当該OFDM信号を構成する伝送フレームを出力する逆フレーム構成手段と、
    この逆フレーム構成手段で出力された伝送フレームから、当該装置を制御する制御情報が伝送されているTMCC信号を検出し、前記OFDM信号の各伝送フレームのTMCC信号を選択して出力制御するTMCC信号検出制御手段と、
    このTMCC信号検出制御手段で出力制御されたTMCC信号の開始を示す同期ワードに基づいて、各OFDM信号の伝送フレームの同期を検出するフレーム同期検出手段と、
    を備えることを特徴とするOFDM信号受信装置。
  7. 前記逆フレーム構成手段は、
    前記OFDM信号に含まれる各種の信号を組み合わせたパターンに関する情報であるフレーム構成パターン情報を記憶するフレーム構成パターン情報記憶手段と、
    このフレーム構成パターン情報記憶手段に記憶されているフレーム構成パターン情報に基づいて、前記OFDM信号に含まれる各種の信号を切り替える制御をするスイッチ制御手段と、
    このスイッチ制御手段による制御に基づいて、前記各種の信号を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のOFDM信号受信装置。

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