JP6061296B2 - 無線送信機、無線受信機、無線通信システムおよび無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を用いる無線送信機、無線受信機、無線通信システムおよび無線通信方法に関するものであって、特に、OFDM信号の全サブキャリアのうち一部のサブキャリアにデータシンボルを割り当てない、すなわちOFDM信号のサブキャリアを部分的にヌルにして帯域を可変とすることで、ホワイトスペースを有効利用することができ、スループットを向上させることのできる無線送信機、無線受信機、無線通信システムおよび無線通信方法に関するものである。
無線通信において周波数は限られた資源であり、基本的に各周波数帯域は特定の目的を持ったシステムに割り当てられている。例えば日本では、470〜770MHz帯にISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting−Terrestrial)方式の地上波ディジタルテレビジョン放送(テレビ放送)が割り当てられている。しかし一時的または場所的に使われていない周波数(ホワイトスペース)が存在することがある。特にテレビ放送周波数帯域におけるホワイトスペースをTVホワイトスペースと呼ぶ。
こうしたTVホワイトスペースを2次利用者が有効活用すべく、IEEE802.11af、IEEE802.15.4m、IEEE802.22/22b等の無線通信システムの研究開発および標準化が進められている。これらの規格の多くにおいて、周波数利用効率が高く、マルチパス環境に耐性があるOFDMを基本とした通信方式が採用されている。
こうしたTVホワイトスペースにおけるOFDMを基本とした無線通信規格においては、各国で定められたテレビ周波数チャネル帯域幅(6/7/8MHz)に合わせてサブキャリア配置、サブキャリア間隔、送信帯域幅等が設計されている(例えば、非特許文献1参照)。ここで、この各国で定められたテレビ周波数チャネル帯域幅に合わせてサブキャリア配置、サブキャリア間隔、送信帯域幅等が設計されたシステムをフルサブキャリアシステムと呼ぶこととする。
R.Porat, W.Lee, J.Tingleff, T.Yucek, Z.Lan,"802.11af PHY overview," Doc.:IEEE802.11−12/0866r2,2012年7月
ここで、あるテレビ周波数チャネルがTVホワイトスペースとなっており、ある2次利用者がその一部分のみを利用している場合(例えばテレビ周波数チャネル帯域幅が6MHzであり、ある2次利用者がその中の1MHzのみを利用しているような状況)、残りの帯域はTVホワイトスペースであるにも関わらず、多くのTVホワイトスペース通信規格では、送信帯域幅をテレビ周波数チャネル帯域幅に合わせてフルサブキャリアシステムが設計されているため、この様な細かいTVホワイトスペース(部分TVホワイトスペース)を有効に活用できなかった。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、テレビ周波数チャネル帯域幅よりも小さい帯域幅の部分TVホワイトスペースを有効利用することができる無線送信機、無線受信機、無線通信システムおよび無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上述した課題を解決するために、OFDMを用いたTVホワイトスペース通信システムにおいて、フルサブキャリアシステムを構成する全サブキャリアのうち一部のサブキャリアにデータシンボルを割り当てない、すなわち一部のサブキャリアをヌルとすることで、テレビ周波数チャネル帯域幅よりも小さい帯域幅の部分TVホワイトスペースを有効利用することができ、スループットを向上させることのできる無線送信機、無線受信機、無線通信システムおよび無線通信方法を発明した。
本発明に係る無線送信機は、OFDMを用いたデータ送信を行う無線送信機であって、TVホワイトスペースおよび部分TVホワイトスペースの情報を取得する周波数情報取得部と、同期用プリアンブルを含むフルサブキャリアシステムのOFDMフレームを生成するフルサブキャリアOFDMフレーム生成部と、前記TVホワイトスペースおよび部分TVホワイトスペースの情報に基づき一部のサブキャリアがヌルにされるとともに、前記同期用プリアンブルを含まない部分サブキャリアシステムのOFDMフレームを生成する部分サブキャリアOFDMフレーム生成部と、前記部分サブキャリアシステムのOFDMフレームと前記フルサブキャリアシステムのOFDMフレームとを同期送信する送出部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る無線受信機は、OFDMを用いたデータ受信を行う無線受信機であって、同期用プリアンブルを含むフルサブキャリアシステムのOFDMフレームと、前記フルサブキャリアシステムのOFDMフレームと同期送信された一部のサブキャリアがヌルにされるとともに、同期用プリアンブルを持たない部分サブキャリアシステムのOFDMフレームと、を受領する受領部と、前記フルサブキャリアシステムのOFDMフレームに含まれる前記同期用プリアンブルを用いて同期を行う同期部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る無線通信システムは、OFDMを用いたデータ送受信を行う、無線送信機と無線受信機を備えて構成される無線通信システムであって、前記無線送信機は、TVホワイトスペースおよび部分TVホワイトスペースの情報を取得する周波数情報取得部と、同期用プリアンブルを含むフルサブキャリアシステムのOFDMフレームを生成するフルサブキャリアOFDMフレーム生成部と、前記TVホワイトスペースおよび部分TVホワイトスペースの情報に基づき一部のサブキャリアがヌルにされるとともに、前記同期用プリアンブルを含まない部分サブキャリアシステムのOFDMフレームを生成する部分サブキャリアOFDMフレーム生成部と、前記部分サブキャリアシステムのOFDMフレームと前記フルサブキャリアシステムのOFDMフレームとを同期送信する送出部と、を備え、前記無線受信機は、前記フルサブキャリアシステムのOFDMフレームと、前記部分サブキャリアシステムのOFDMフレームと、を受領する受領部と、前記フルサブキャリアシステムのOFDMフレームに含まれる前記同期用プリアンブルを用いて同期を行う同期部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る無線通信方法は、OFDMを用いたデータ送受信を行う無線通信方法であって、TVホワイトスペースおよび部分TVホワイトスペースの情報を取得する周波数情報取得工程と、同期用プリアンブルを含むフルサブキャリアシステムのOFDMフレームを生成するフルサブキャリアOFDMフレーム生成工程と、前記TVホワイトスペースおよび部分TVホワイトスペースの情報に基づき一部のサブキャリアのデータシンボルがヌルにされるとともに、前記同期用プリアンブルを含まない部分サブキャリアシステムのOFDMフレームを生成する部分サブキャリアOFDMフレーム生成工程と、前記部分サブキャリアシステムのOFDMフレームと前記フルサブキャリアシステムのOFDMフレームとを同期送信する送出工程と、前記フルサブキャリアシステムのOFDMフレームと、前記部分サブキャリアシステムのOFDMフレームと、を受領する受領工程と、前記フルサブキャリアシステムのOFDMフレームに含まれる前記同期用プリアンブルを用いて同期を行う同期工程と、を備えることを特徴とする。
上述した構成からなる本発明によれば、部分サブキャリアシステムを用いたOFDM通信を行うことにより、テレビ周波数チャネル帯域幅よりも小さい帯域幅の部分TVホワイトスペースを有効利用することができ、スループットを向上させることができる。
本発明の実施形態に係る無線送受信機の構成ブロック図である。 本実施形態に係る無線送受信機の無線送信機能および無線受信機能の機能構成ブロック図である。 (a)各国のテレビ周波数チャネル帯域幅に合わせて送信帯域幅が設計されたフルサブキャリアシステムとしての2次利用者(例としてIEEE802.11af)と、各国のテレビ周波数チャネル帯域幅以下の送信帯域幅を持つシステムとしての2次利用者(例としてエリアワンセグシステム)がTVホワイトスペースを利用している状態を示す模式図である。(b)各国のテレビ周波数チャネル帯域幅以下の送信帯域幅を持つシステムとしての2次利用者がTVホワイトスペースを用いることで生じる部分TVホワイトスペースを、部分サブキャリアシステムにより有効利用する様子を示す模式図である。 部分サブキャリアシステムのOFDMフレームおよびこれと同期送信されるフルサブキャリアシステムのOFDMフレームのデータ構成を示す模式図である。 本実施形態に係る無線送受信装置を用いた無線通信方法を示すフローチャートである。 同期送信されるフルサブキャリアシステムと部分サブキャリアシステムの組み合わせ例を周波数領域により示した模式図である。本図はIEEE802.11afに部分サブキャリアシステムを適用した例である。 図6の各態様についてのスループットを示す図である。
以下、本発明に係る無線送受信機の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態においては、IEEE802.11afに適用した場合の無線送受信機を例に説明を行う。
図1は本発明の実施形態に係る無線送受信機の構成ブロック図である。本実施形態に係る無線送受信機1は、無線送受信機1全体の制御を行う制御部2と、ベースバンド信号処理部3と、無線周波数(RF)変換回路4と、送受信アンテナ5と、を備えて構成されている。
制御部2は、無線送受信機1全体を制御するCPU21と、CPU21上で動作する制御プログラム等を格納したROM22と、各種データを一時的に格納するためのRAM23と、を備えている。
図2は、本実施形態に係る無線送受信機の無線送信機能および無線受信機能の機能構成ブロック図である。
制御部2は、CPU21がROM22に格納されている制御プログラムをRAM23に展開して実行することにより、後述する無線送受信手順で実行するための、周波数情報取得部211および送受信切替部212として機能する。
周波数情報取得部211は、通信を行いたいエリアにおけるTVホワイトスペースおよび部分TVホワイトスペースの情報を取得する。これらの情報は、無線送受信システム1の外部に位置する情報管理施設のサーバ等から送信されるもの等が用いられる。
送受信切替部212は、無線送受信機1の送信と受信の機能の切り替えを行う。この機能の切り替えにより、無線送受信機1は、無線送信機としても、無線受信機としても機能することができる。
ベースバンド信号処理部3は、後述する無線送信手順におけるベースバンド信号処理として、データ生成部31、フルサブキャリアOFDMフレーム生成部32、部分サブキャリアOFDMフレーム生成部33、および送出部34を備えている。
また、ベースバンド信号処理部3は、後述する無線受信手順におけるベースバンド信号処理として、受領部35、同期部36およびフル/部分サブキャリアOFDMフレーム解析部37を備えている。
データ生成部31は、周波数情報取得部211が取得したTVホワイトスペース情報および部分TVホワイトスペース情報に基づき、後述のフルサブキャリアOFDMフレーム生成部32および部分サブキャリアOFDMフレーム生成部33の入力となる送信データを生成する。
フルサブキャリアOFDMフレーム生成部32は、周波数情報取得部211が取得したTVホワイトスペース情報に基づき、同期用プリアンブル(図4に示すL−STF、L−LTF、L−SIGおよびTVHT−SIG−A)を含むフルサブキャリアシステムのOFDM信号およびOFDMフレームの生成を行う。
部分サブキャリアOFDM信号生成部33は、周波数情報取得部211が取得したTVホワイトスペースおよび部分TVホワイトスペース情報に基づき一部のサブキャリアがヌルにされるとともに、同期用プリアンブルを含まない部分サブキャリアシステムのOFDMフレームの生成を行う。
送出部34は、部分サブキャリアシステムのOFDMフレームとフルサブキャリアシステムのOFDMフレームとの同期送信を行う。
受領部35は、同期用プリアンブルを含むフルサブキャリアシステムのOFDMフレームと、フルサブキャリアシステムのOFDMフレームと同期送信され一部のサブキャリアがヌルにされるとともに同期用プリアンブルを持たない部分サブキャリアシステムのOFDMフレームと、の受領を行う。
同期部36は、フルサブキャリアシステムのOFDMフレームに含まれる同期用プリアンブルを用いて無線パケット信号の検出、フレーム同期等の各同期を行う。
フル/部分サブキャリアOFDMフレーム解析部37はフルサブキャリアシステムおよび部分サブキャリアシステムのOFDMフレームに対して、OFDM受信復調処理、データ復調およびデータ復号等の受信解析処理を行う。
次に、上述した無線送受信機1を用いたデータの送受信の詳細について説明する。図3(a)は、2次利用者(例としてエリアワンセグシステム)がTVホワイトスペース(チャネル♯C)を部分的に利用している状態を示す模式図である。図3(b)は、部分サブキャリアシステムがチャネル#Cに存在する部分TVホワイトスペースを有効利用する様子を示した模式図である。
図3では、チャネル♯Aおよびチャネル♯Dは一次利用者であるISDB−Tにより利用され、チャネル♯Bおよび♯Cは一次利用者であるISDB−Tが一時的もしくは場所的に利用しておらず、二次利用者が利用可能なTVホワイトスペースである。
そして、図3は、このTVホワイトスペースのうち、チャネル♯Bを2次利用者であるIEEE802.11afシステムが、チャネル#Cをエリアワンセグシステムが、それぞれ部分的に利用している例を示している。ここで、チャネル#Cにおいては、同チャネルのうちエリアワンセグシステムに利用されていない残りの周波数帯域が部分TVホワイトスペースとなっている。
IEEE802.11afを始めとする従来の多くのTVホワイトスペース利用OFDM通信システムは、送信帯域幅がテレビ周波数チャネル帯域幅に合わせて設計されているため、この部分TVホワイトスペースを有効に活用できなかった。
そこで、本実施形態に係る無線送受信機1では、図3(b)に示すように、部分サブキャリアOFDMフレーム生成部33により、部分TVホワイトスペースに合わせて適切な数のサブキャリアがヌルにされることで送信帯域幅が可変とされた部分サブキャリアOFDM信号およびフレームを生成することで、従来有効利用できなかった部分TVホワイトスペースの活用を可能としている。
この部分サブキャリアシステムのOFDMフレーム構成について説明する。図4は、部分サブキャリアシステムのOFDMフレームおよびこれと同期送信されるフルサブキャリアシステムのOFDMフレーム構成を示す模式図である。
部分サブキャリアシステムには、フルサブキャリアシステムにおいて必須である、主に無線パケット信号の検出、同期タイミングの検出に使用されるL−STF(Legacy Short Training Field)、主にキャリア周波数の誤差の補正、基準振幅・位相の検出に用いられるL−LTF(Legacy Long Training Field)、データ部の転送速度や変調方式が記入されている部分であるL−SIG(Legacy Signal Field)およびTVHT−SIG−A(TV High Throughput Signal Field−A)の同期等に必要なプリアンブル信号を含まない。
その代わり、部分サブキャリアシステムについては、同期部36が、同期送信されているフルサブキャリアシステムに含まれているこれらの同期に必要なプリアンブル信号によって得られる同期情報を用いることで、部分サブキャリアシステムの同期処理を行う。
なお、フルサブキャリアシステム、部分サブキャリアシステムいずれの送信信号においても、チャネル推定等に用いられる、TVHT−STF(TV High Throughput Short Training Field)、TVHT−LTF(TV High Throughput Long Training Field)およびTVHT−SIG−B(TV High Throughput Signal Field−B)のOFDM信号解析に必要なプリアンブル信号は含まれている。
本発明において、部分サブキャリアシステムにL−STF、L−LTF、L−SIGおよびTVHT−SIG−Aなど、同期に必要なプリアンブル信号が含まれていない理由を以下に説明する。
部分サブキャリアシステムについて上述した同期に必要なプリアンブル信号を含めるとすると、従来規格において定義されている同期に必要なプリアンブル信号のフォーマットを変更することになり、同一規格内の従来システム(フルサブキャリアシステム)との互換性を保てなくなる。また、部分サブキャリアシステムのサブキャリア数に応じて無数のプリアンブルを定義する必要が発生し、制御部2による処理量が膨大なものとなり、処理の低速化を招くとともに、制御部2の大型化を招く恐れもある。
そのため、本実施形態では、部分サブキャリアシステムは必ずフルサブキャリアシステムと併用することとしている。そして、部分サブキャリアシステムについてはL−STF、L−LTF、L−SIGおよびTVHT−SIG−Aなど、同期に必要なプリアンブル信号を設けず、本来これらの同期に必要なプリアンブル信号を用いて行うシンボル同期や周波数同期等は、併せて同期送信されるフルサブキャリアシステムの同期に必要なプリアンブルを用いて行うこととしている。
これにより、同一規格内の従来システムをできるだけそのまま用いつつ、部分サブキャリアシステムを用いた通信を行うことが可能となる。
このように、本実施形態に係る無線送受信機1を複数用いた無線通信システムでは、送信機となる一の無線送受信機1が、フルサブキャリアシステムのOFDMフレームとともに部分サブキャリアシステムのOFDMフレームを生成し、同期送信する。
そして、受信機となる少なくとも1つの他の無線送受信機1が、これらを受信し、フルサブキャリアシステムのOFDMフレームに含まれる同期に必要なプリアンブル信号を用いて部分サブキャリアシステムのシンボル同期や周波数同期を行う。
以下、本実施形態に係る無線送受信機1により構成される無線通信システムによる無線通信方法について説明する。
図5は、本実施形態に係る無線送受信装置を用いた無線通信方法を示すフローチャートである。
まず、無線送信機の周波数情報取得部211が、通信が行われるエリアにおけるTVホワイトスペースおよび部分TVホワイトスペースの情報の取得を行うとともに(ステップS11)、TVホワイトスペースの有無の判定(ステップS12)および部分TVホワイトスペースの有無の判定(ステップS13)を行う。
TVホワイトスペースが存在する場合(ステップS12、Yes)であって、部分TVホワイトスペースも存在する場合(ステップS13:Yes)、無線送信機のフルサブキャリアOFDMフレーム生成部32が、TVホワイトスペースおよび部分TVホワイトスペースの情報のうち、TVホワイトスペースの情報に基づき、上述したL−STF、L−LTF、L−SIGおよびTVHT−SIG−Aの同期に必要なプリアンブル信号を含むフルサブキャリアシステムのOFDMフレームを生成する(ステップS14)。
次に、無線送信機の部分サブキャリアOFDMフレーム生成部33が、TVホワイトスペースおよび部分TVホワイトスペースの情報のうち、部分TVホワイトスペースの情報に基づき、一部のサブキャリアのデータシンボルがヌルにされるとともに、L−STF、L−LTF、L−SIGおよびTVHT−SIG−Aなど、同期用プリアンブルを含まない部分サブキャリアシステムのOFDMフレームの生成を行う(ステップS15)。
次に、無線送信機の送出部34が、フルサブキャリアシステムのOFDMフレームと部分サブキャリアシステムのOFDMフレームを、アンテナ5を介して同期送信し(ステップS16)、無線送信機の一連の動作が完了する。
一方、TVホワイトスペースは存在するが(ステップS12:Yes)、部分TVホワイトスペースは存在しない場合(ステップS13:No)、無線送信機のフルサブキャリアOFDMフレーム生成部32が、TVホワイトスペースおよび部分TVホワイトスペースの情報のうち、TVホワイトスペースの情報に基づき、上述したL−STF、L−LTF、L−SIGおよびTVHT−SIG−Aなど、同期に必要なプリアンブル信号を含むフルサブキャリアシステムのOFDMフレームを生成する(ステップS17)。そして、ステップS16に移行し、ステップS17において生成されたフルサブキャリアシステムのOFDMフレームが送信される。
また、TVホワイトスペースが存在しない場合(ステップS12:No)、無線送信機は信号を送信せず、TVホワイトスペースおよび部分TVホワイトスペースの情報の取得(ステップS11)を繰り返す。
こうして同期送信されたフルサブキャリアシステムのOFDMフレームおよび部分サブキャリアシステムのOFDMフレームは、受信側の無線送受信機1(無線受信機)に受信される。以下、この無線受信機の動作について説明する。
まず、常に待ち受け状態にある無線受信機において、受領部35が、無線送信機から同期送信されたフルサブキャリアシステムのOFDMフレームと部分サブキャリアシステムのOFDMフレームとを、アンテナ5を介して受領することで(ステップS21)、一連の信号の受信処理が開始される。
次に、無線受信機の同期部36は、フルサブキャリアシステムのOFDMフレームに含まれる同期に必要なプリアンブル信号により、フルサブキャリアシステムのOFDMフレームおよび部分サブキャリアシステムのOFDMフレームのシンボル同期や周波数同期を行い(ステップS22)、無線受信機による以後の各種情報処理が実行される。
次に、フル/部分サブキャリアOFDMフレーム解析部37は、フルサブキャリアシステムおよび部分サブキャリアシステムのOFDMフレームに対して、OFDM受信復調処理、データ復調およびデータ復号を行う(ステップS23)。
なお、無線送信機がフルサブキャリアシステムのOFDMフレームのみを送信し、部分サブキャリアシステムのフレームをOFDM送信しなかった場合には、無線受信機は、フルサブキャリアシステムのOFDMフレームのみについて、ステップS21〜S23の各種情報処理を実行する。
上述した方法によるフルサブキャリアシステムのOFDMフレームと部分サブキャリアシステムのOFDMフレームの送信は、様々な態様により行うことができる。図6は、同期送信されたフルサブキャリアシステムと部分サブキャリアシステムの組み合わせ例を周波数帯域により示した模式図である。
本実施形態においては、図6に示すように、フルサブキャリアシステムのOFDMフレームと部分サブキャリアシステムのOFDMフレームの送信は、1つのフルサブキャリアシステムに対して1つの部分サブキャリアシステムが同期送信される態様(ケース1)、複数のフルサブキャリアシステムに対して1つの部分サブキャリアシステムが同期送信される態様(ケース2)、1つのフルサブキャリアシステムと1つの部分サブキャリアシステムよりなる複数の組がそれぞれ同期送信される態様(ケース3)等、様々な態様により行うことができる。
そして、上述した方法によりデータ送信を行うことで、部分TVホワイトスペースを含むTVホワイトスペースをより有効に活用することができ、当該無線システムのデータ送信のスループットを大幅に向上させることができる。図7は、図6の各態様についてのスループットを示す図である。
図7に示すケース1〜3は、それぞれ図6のケース1〜3に対応している。図7に示すように、いずれのケースにおいても、従来の部分TVホワイトスペースを有効に活用できない無線通信方法と比較して、30%以上、特にケース2においては60%以上スループットが向上している。
このように、本発明によれば、部分サブキャリアシステムを用いた無線通信を行うことにより、各国のテレビ周波数チャネル帯域幅よりも小さい周波数幅の部分TVホワイトスペースを有効利用することが可能となり、スループットの大幅な向上を実現することができる。
1 無線送受信機
2 制御部
3 ベースバンド信号処理部
4 RF変換部
5 アンテナ
21 CPU
22 ROM
23 RAM
31 データ生成部
32 フルサブキャリアOFDMフレーム生成部
33 部分サブキャリアOFDMフレーム生成部
34 送出部
35 受領部
36 同期部
37 フル/部分サブキャリアOFDMフレーム解析部
211 周波数情報取得部
212 送受信切替部

Claims (4)

  1. OFDMを用いたデータ送信を行う無線送信機であって、
    TVホワイトスペースおよび部分TVホワイトスペースの情報を取得する周波数情報取得部と、
    同期用プリアンブルを含むフルサブキャリアシステムのOFDMフレームを生成するフルサブキャリアOFDMフレーム生成部と、
    前記TVホワイトスペースおよび部分TVホワイトスペースの情報に基づき一部のサブキャリアがヌルにされるとともに、前記同期用プリアンブルを含まない部分サブキャリアシステムのOFDMフレームを生成する部分サブキャリアOFDMフレーム生成部と、
    前記部分サブキャリアシステムのOFDMフレームと前記フルサブキャリアシステムのOFDMフレームとを同期送信する送出部と、
    を備えることを特徴とする無線送信機。
  2. OFDMを用いたデータ受信を行う無線受信機であって、
    同期用プリアンブルを含むフルサブキャリアシステムのOFDMフレームと、
    前記フルサブキャリアシステムのOFDMフレームと同期送信された一部のサブキャリアがヌルにされるとともに、同期用プリアンブルを持たない部分サブキャリアシステムのOFDMフレームと、を受領する受領部と、
    前記フルサブキャリアシステムのOFDMフレームに含まれる前記同期用プリアンブルを用いて同期を行う同期部と、
    を備えることを特徴とする無線受信器。
  3. OFDMを用いたデータ送受信を行う、無線送信機と無線受信機を備えて構成される無線通信システムであって、
    前記無線送信機は、
    TVホワイトスペースおよび部分TVホワイトスペースの情報を取得する周波数情報取得部と、
    同期用プリアンブルを含むフルサブキャリアシステムのOFDMフレームを生成するフルサブキャリアOFDMフレーム生成部と、
    前記TVホワイトスペースおよび部分TVホワイトスペースの情報に基づき一部のサブキャリアがヌルにされるとともに、前記同期用プリアンブルを含まない部分サブキャリアシステムのOFDMフレームを生成する部分サブキャリアOFDMフレーム生成部と、
    前記部分サブキャリアシステムのOFDMフレームと前記フルサブキャリアシステムのOFDMフレームとを同期送信する送出部と、
    を備え、
    前記無線受信機は、
    前記フルサブキャリアシステムのOFDMフレームと、前記部分サブキャリアシステムのOFDMフレームと、を受領する受領部と、
    前記フルサブキャリアシステムのOFDMフレームに含まれる前記同期用プリアンブルを用いて同期を行う同期部と、
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  4. OFDMを用いたデータ送受信を行う無線通信方法であって、
    TVホワイトスペースおよび部分TVホワイトスペースの情報を取得する周波数情報取得工程と、
    同期用プリアンブルを含むフルサブキャリアシステムのOFDMフレームを生成するフルサブキャリアOFDMフレーム生成工程と、
    前記TVホワイトスペースおよび部分TVホワイトスペースの情報に基づき一部のサブキャリアがヌルにされるとともに、前記同期用プリアンブルを含まない部分サブキャリアシステムのOFDMフレームを生成する部分サブキャリアOFDMフレーム生成工程と、
    前記部分サブキャリアシステムのOFDMフレームと前記フルサブキャリアシステムのOFDMフレームとを同期送信する送出工程と、
    前記フルサブキャリアシステムのOFDMフレーム信号と、前記部分サブキャリアシステムのOFDMフレームと、を受領する受領工程と、
    前記フルサブキャリアシステムのOFDMフレームに含まれる前記同期用プリアンブルを用いて同期を行う同期工程と、
    を備えることを特徴とする無線通信方法。
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