JP2005259942A - ウエハーチップのポストバンプ形成方法および装置 - Google Patents

ウエハーチップのポストバンプ形成方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005259942A
JP2005259942A JP2004068753A JP2004068753A JP2005259942A JP 2005259942 A JP2005259942 A JP 2005259942A JP 2004068753 A JP2004068753 A JP 2004068753A JP 2004068753 A JP2004068753 A JP 2004068753A JP 2005259942 A JP2005259942 A JP 2005259942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
wafer
plating solution
external terminal
post
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004068753A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Hojo
徹也 北城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2004068753A priority Critical patent/JP2005259942A/ja
Publication of JP2005259942A publication Critical patent/JP2005259942A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/11Manufacturing methods

Landscapes

  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Abstract

【課題】ポストバンプ形成用メッキを短時間で効率よく、より高精度で均一な安定したCSPを歩留りよく生産でき、かつ生産スペースの縮小化を図れるようにする。
【解決手段】筒状開口部7内奥に外部端子用部6が露呈するウエハー1の下方から、円盤状で多細孔18付きのメッキ液噴出部材17を縦の中心線の周りに回転させながら、各細孔18から各筒状開口部7内へ連続した糸状の多数本のメッキ液10を噴出させ、かつその噴出したメッキ液10が、メッキ処理室9からオーバーフローする前のメッキ液層11を経て各開口部7内へ噴流入し外部端子用部6へ当たるようにする。メッキ液噴出部材17を、ウエハー1との極間距離sが周辺寄り部分よりも中央寄り部分ほど近くなる形状にする。
【選択図】 図8

Description

本発明は、半導体ウエハーの状態下で配線パターンのバンプ形成箇所即ち外部端子用部分に、ポスト状(柱状)のバンプ(以下ポストバンプという)をメッキにより形成する方法、およびそれに用いる装置に関するものである。
半導体パッケージに関する小型・軽量化への技術の進歩は目ざましい。従来一般には、リードフレーム上にウエハーチップを搭載して、ワイヤーボンディグ等で配線されているが、近時はさらに微細・軽量化のために、ウエハーレベルCSP(Chip Size
Package,Chip Scale Package)が提唱・実用化されている。
ウエハーレベルCSPの技術は、上記の如くウエハーの状態下でパッケージ加工を実施するものであり、ウエハーの平坦性や精度の安定性から加工精度が高いし、小型・微細化を図りやすく、またウエハー単位での加工であるから歩留りもよく、低コスト化も図れる等の特徴がある。特に湿式メッキ法である銅ダマシン微細配線メッキ技術により、配線プロセスでの高精度・微細加工も可能となったことで、小型・微細化の程度はリードフレームを用いたものに比べ、現行技術でも20倍程度にもなる、と言われている。
このウエハーレベルCSPを実用化する上で重要なポイントの一つは、上記ウエハーの微細配線パターンの一部に、如何にしてポストバンプを高速で効率よく形成するかの生産手段の完成である。基本的には、多層化されたウエハーの表面に予め、例えば上記のように銅ダマシン微細配線メッキで厚さ約5μm程度の例えば銅膜よる微細配線パターンを形成し、その外部端子用部以外を厚さ約120μm程度のレジスト膜で被覆しておき、これで形成された円筒状開口部内に例えば銅、ニッケルまたはスズ等のメッキを厚く析出・積層させて、円柱状のポストバンプを形成するものである。
そのポストバンプ形成用メッキの具体的手段として、従来一般には「カップ法」と称する手段が行われている。これは、カップ状をしたメッキ処理槽の内底寄りに、カソードと接続するウエハーを各円筒上開口部が上向きで水平状に保持させ、メッキ処理槽内へ上方の液供給部からメッキ液を供給し、上記ウエハーの各開口部へメッキ液を平均的に流入させ、各開口部内奥に露呈した外部端子用部に徐々にメッキを析出・積層させて、円柱状のポストバンプを形成させるものである。
特開平11−92949号公報(特に図1参照)
ところが、上記カップ法よるメッキ手段には次のような問題点がある。
a)まずはメッキ効率上の問題がある。即ち、上方へ開口した円筒状開口部にメッキ液を流入させるものであるが、ウエハーにはプリント基板のスルホールのような貫通孔が無い。そのため、内奥に外部端子用部が露呈する円筒状開口部へのメッキ液の流入・流出は緩慢にならざるを得ず、開口部内のメッキ液の入れ替わりが早く行えず、メッキ効率が良好とは言えない。
b)次に、ポストバンプ形成用のメッキ膜厚の均一化に問題がある。即ち、銅ダマシン微細配線メッキに対応するような、精密な均一さが要求されるにもかかわらず、一般に板状物へのメッキの析出は外周部から始まり中央部が遅れる傾向にあるため、ウエハーの中心部と周辺部とでメッキ膜厚に偏差が生じる。その差は最大許容範囲の±15パーセントを越えて±30パーセント程度に及ぶこともある。これはウエハーが大きくなればなるほどこの偏差は顕著で、8インチから12インチへと拡大しつつある今、このメッキ膜厚均一化技術の完成が必要となってきている。
c)上記ロ)の問題に対して従来は、例えばアノードとカソードとの極間距離、正確にはメッキ液噴流部材のアノード部とウエハーの開口部内奥の外部端子用部との極間距離を長くすることで対応したり、メッキ液の流れを均等にするため整流板を設けたりする等の策がとられている。しかし未だ、ウエハー全体で十分に均一な膜厚のポストパンプ用メッキが得られておらず、しかもメッキ処理時間が大幅に長くなっている。
d)さらに、ポストバンプ形成用メッキ処理に特有の問題からも、メッキ処理時間が長くなったり、設備が過大になることがある。即ち、ポストバンプ形成用メッキが析出される外部端子用部は、大きさが例えば外径が120μm程度の微小な表面積であるから、被メッキ箇所の表面積の大きさで決まる通電可能な電流をあまり大きくできず、いわゆる高速メッキ浴を使用できない。
そのため、微電流を長時間流して行うメッキ処理となり、例えば外径約120μm、高さ約120μmの大きさのポストバンプを銅メッキで形成するのに、現行では約120分以上もの時間を要することになり、作業手順に遅延が生じるし、また長時間加工を解決するために過大・膨大な設備が必要となっている。
本発明は、ウエハーレベルCSPでメッキ処理によりポストバンプを形成する際の上記問題点の解消を課題としたものである。即ち本発明の目的は、ポストバンプ形成用メッキを短時間で効率よく行えると共に、より高精度で均一な安定したCSPを歩留りよく生産でき、かつ生産スペースの縮小化を図れるような、ウエハーレベルCSPでのバンプ形成方法および装置を提供することにある。
イ)本発明に係るウエハーチップのバンプ形成方法は、
各配線パターン部4の外部端子用部6がレジスト膜5の筒状開口部7内奥に露呈するようにしたウエハー1を、
円盤状で多細孔18付きのメッキ液噴出部材17の上方に水平状に保持し、
上記メッキ液噴出部材17を縦の中心線yの周りに回転させながら、各細孔18から連続した糸状の多数本としてメッキ液10を噴出させ、
かつその噴出したメッキ液10が、メッキ処理室9から溢流する前のメッキ液層11を経て上記各開口部7内へ噴流入するようにし、
各外部端子用部6にポストバンプ形成用メッキを析出・積層させて、ポスト状メッキ部12を形成するようにしたものである。
上記構成において、連続した糸状で多数本のメッキ液10の噴出は、ウエハー1との極間距離s、即ち、アノードを兼ねたメッキ液噴出部材17から、ウエハー1の筒状開口部7内の被メッキ箇所までの距離sが、ウエハー1の中心寄り部分ほど近くて、周辺寄り部分ほど徐々に遠くなるような形状にしたメッキ液噴出部材17で行うことが望ましい。
また、ポストバンプ形成用のメッキが析出・積層される被メッキ箇所は、ウエハー1の開口部7内奥の外部端子用部6だけでなく、予め表面からメッキ膜を形成して、開口部7内奥の外部端子用部6の内奥メッキ部8aと共に、内周面にも円筒状に内周メッキ部8aを形成し(例えば図11参照)、開口部7内に露呈する被メッキ箇所がコップ状になるようにしておくことが望ましい。
ロ)本発明に係るウエハーチップのバンプ形成装置は、
圧力タンク14に通じたメッキ処理室9の下部寄りにメッキ液噴出部15を設けると共に、上部寄りにウエハー保持部16を対向状に設けたもので、
上記メッキ液噴出部15は、不溶金属製で円盤状のメッキ液噴出部材21を有し、該メッキ液噴出部材17のほぼ全面に、メッキ液が連続した糸状に噴出可能な細孔18を多数形成して、少なくとも各細孔18内周面をアノード部19にすると共に、該メッキ液噴出部材17を縦の中心線yの周りに回転可能な回転駆動部20を設け、
上記ウエハー保持部16は、メッキ液噴出部15に近接した上方に、ウエハー1を水平状に保持可能なウエハー保持部材21を有し、その内周辺部寄りにウエハー1の外周縁寄りへ接触可能なカソード部22を設け、
かつ、上記メッキ処理室9内でウエハー1の開口部7内へ噴流入後に流出したメッキ液10が、オーバーフローする前に一時的に滞留してメッキ液層11を形成可能に、該処理室9の側上部寄りに溢流孔23を形成したものである。
上記構成において、不溶金属製で多細孔18をもつ円盤状のメッキ液噴出部材17は、ウエハー1との極間距離sがウエハー1の中心寄り部分ほど近く、周辺寄り部分ほど徐々に離れた形状に形成したもの(例えば図3参照)を用いるのがよい。
上記構成の本発明に係るウエハーのポストバンプ形成方法および装置によれば、ウエハーレベルCSPで、ポストバンプのメッキ形成を短時間で効率よく行えると共に、より高精度に安定したCSPを歩留り良く生産でき、かつ生産スペースの縮小化を図ることもできる。
即ち、従来のウエハーレベルCSPでカップ式のポストバンプ形成メッキでは、メッキ液の入れ替わり・交換が活発でなく、また被メッキ箇所の表面積が小さくて大きな電流を流せない等で、メッキ処理時間が長くなって非効率なものであるし、品質上の信頼性に問題があると共に、過大・膨大な設備が必要で設置スペースも大きくなっていた。
これに対して本発明では、
a)メッキ液噴出部材17が、不溶金属製でほぼ全面に細孔18を多数形成した円盤状で、それをウエハー1面に接近した位置に設けることにより、各細孔18から連続した糸状の多数本のメッキ液を噴出させてメッキ処理しており、メッキ液は連続した糸状、言わばジェット噴流のように各開口部7内へ向けて噴流されることになる。
メッキ液噴出部材17を不溶金属製のアノードを用いたことで、カソード側のウエハー1との極間距離sを、従来のものよりも大幅に近づけて(例えば最も近くなるウエハー1の中央部寄りでは約15mm程度にまで近づけて)メッキ処理を行えることになり、メッキ効率が向上してスピードアップを図れる。同時に、メッキ液10がジェット噴流であるために、各開口部7内でメッキ液10が強制的に入れ替わり、イオン交換が活発になると共にエアー溜まり(ガス溜まり)も生じ難くなるから、この面でもメッキ効率が向上し、短時間でポストバンプ13を形成できることになる。
b)また本発明では、連続した糸状の多数本のメッキ液10の噴出を、ウエハー1を縦の中心線yの周りに回動させながら行うようにしている。そのため、上記連続した糸状の多数本のメッキ液10は、ウエハー1の全ての筒状開口部7内へ均等に流入して、各筒状開口部7内奥の外部端子用部6へ均一にぶつかることになる。したがって、ウエハー1の各開口部7内の外部端子用部6には、均一にポストバンプ形成用メッキが析出・積層することになり、均一な膜厚のメッキによってポストバンプ13を形成できる。
c)さらに本発明では、各細孔18から噴出した連続する糸状の多数本のメッキ液10を、そのまま直接に各開口部7内へ噴流入させているのではない。先に各開口部7内へ流入して外部端子用部6へ衝突後に開口部7から流出したメッキ液10を、オーバーフローする前にメッキ処理室9内で一時的に滞留させることで生じたメッキ液層11を通過させてから、各開口部7内へ噴流入させている(例えば図1・図8・図13参照)。
即ち、各細孔18から噴出した連続する糸状の多数本のメッキ液10は、外部端子用部6へ直接・急激に衝突するのではなく、メッキ処理室9内に均等に充満している上記メッキ液層11を経ることで、言わばジェット噴流の先端部が滑らかにする平滑スムーザーの作用を受けながら、外部端子用部6に当たることになる。
そのため、このポストバンプ形成用メッキにより析出・積層されるポストバンプ13の表面は、連続した糸状のメッキ液10がジェット噴流のようになって直接・急激に衝突する場合に時として生じる凹凸形状(例えば図17参照)と異なり、ここでは凹凸形状が生じずに、平滑面に形成することができる(例えば図15参照)。
d)しかも、メッキ液10を連続した糸状の多数本として噴出する円盤状メッキ液噴出部材17の形状を、ウエハー1の各開口部7内奥の外部端子用部6との極間距離sを、ウエハー1表面の中心寄り部分ほど近くて、周辺寄り部分ほど徐々に遠くなるようなドーム形状・伏せ椀形状にしたものでは(例えば図1・図3参照)、ポストバンプ形成用メッキがウエハー1全体で均一な膜厚に形成できる。
即ち、一般にメッキの析出・積層は、被メッキ物の外周部から始まって中央寄り部分で遅れるから、ウエハーのポストバンプ形成用メッキでも中心寄り部分と周辺寄り部分とでメッキ膜厚に偏差が生じる。これは、ウエハー1が大きくなるほどその差が顕著で、偏差が±30パーセント程度にまで及ぶこともあった(例えば図16参照)。これに対して、メッキ液噴出部材17の形状を上記のようにしてあれば、元来メッキの析出・積層が遅れるウエハー1の中央寄り部分ほど、周辺寄り部分よりも極間距離sが近いために、メッキの析出・積層が活発に行われる。
これにより、例えば8インチから12インチへと拡大したウエハー1でも、ウエハー1の全体にわたり均一な膜厚でポストバンプ形成用メッキを行うことができ、均一な厚み・高さのポストバンプを形成することができる(例えば図14参照)。
e)またアノードを兼ねたメッキ液噴出部材17を上記の如き形状にしたことにより、上記a)のように極間距離sを小さくしても、従来の平板状のものと異なりなり、ウエハー1の中心寄り部分と周辺寄り部分とでメッキ膜厚に偏差が生じることが無くなる。換言すれば、アノードを兼ねたメッキ液噴出部材17を上記の如き形状にしたことにより、ウエハー1との極間距離sを従来のものよりもかなり小さくしてのメッキ処理が可能となって、この面でもメッキ効率を高めることができている。
f)ウエハー1の円筒状開口部7内周面にも予め内周メッキ膜8bを形成してあれば、各開口部7内で露呈した被メッキ箇所が開口部7内奥の外部端子用部6と合わせてコップ状となっている(例えば上記図11参照)。そのため、被メッキ箇所の表面積が従来の外部端子用部だけの場合と比べて数倍になり、この増大した表面積に対応して大きな電流を流すことができ、かつ外部端子用部6と内周メッキ部8bの両方からメッキが析出・積層されるから、ポストバンプの形成をより一層効率的かつ短時間に行えるようになる。
g)本発明で上記円盤状メッキ液噴出部材17の各細孔18を、同心円上ではなく千鳥足状に配置したものでは、メッキ液噴出部材17が縦の中心線yの周りに回転しながらメッキ処理を受けるので、連続した糸状の多数本のメッキ液10をウエハー1の各円筒状開口部7内へより均等に噴流入させることができ、この面からもメッキ効率と均一な膜厚のメッキが形成される。
h)上記のような構成でポストバンプ形成を効率よく短時間で行えるので、従来のものに比べて作業手順に遅延が無くなり、長時間加工も不要となって、装置自体をシンプルで小型化でき、過大・膨大な設備を無くすことができる。
上記構成において、ポストバンプ形成用のメッキは、銅メッキが一般的であるが、金、銀やニッケルやスズその他の金属を用いることも可能である。円盤状メッキ液噴出部材17は、ある程度の厚さをもつ不溶性金属板に多数の小孔を形成したものとすればよいが、それに限らず多数の細孔をもつメッシュ状板を用いてもよい。この場合に多細孔18の向きが不規則であっても、該メッキ液噴出部材17が回転することから、各細孔18から噴出するメッキ液1はウエハー1の各円筒状開口部7へ均等に流入する。該円盤状メッキ液噴出部材17は、板厚が例えば約2.0mm程度、各細孔18の内径が例えば0.5〜1.5mm程度にしておけばよいが、必ずしもこれに限るものではない。
メッキ液噴出部材17は不溶金属製とするが、例えばチタン製またはその表面にジルコニウム膜を形成したものがよく、アノードとして作用させるためには、ウエハー1と対向する面に白金メッキまたは白金箔をクラッドしておくが、少なくとも各細孔18の内周面にはアノード部19として白金膜は不可欠である。
ただし、白金膜はウエハー1が8インチや12インチのように大きい場合には、ウエハー1の周辺寄り部分でのメッキの析出・積層を抑制して、メッキ膜厚の均一化をより一層図るために、円盤状メッキ液噴出部材17外周部よりで白金膜を設けないようにしてもよい。
上記メッキ液噴出部材17の回転は、連続した糸状の多数本のメッキ液10がウエハー1の各円筒状開口部7内へより均等に噴流入するように、正・逆回転にすることが望ましい。同じ意味から、円盤状メッキ液噴出部材17の多細孔18は、円盤の同心円上ではなく、隣接したものが交互になるように千鳥足状に配置しておくのがよい。
円盤状メッキ液噴出部材17の形状は、ウエハー1との極間距離sが中心寄り部分ほど近くて周辺寄り部分ほど徐々に離れるように、滑らかな曲面をもつドーム形状・伏せ椀形状にしておくのがよい(例えば上記図1・図3参照)。これは、ウエハー1や円盤状メッキ液噴出部材17の大きさ、各細孔18の内径・数、メッキ処理室9の大きさ・形状、メッキの種類等を考慮して、ウエハー1全面でメッキ膜厚が均一になるように設定する。ウエハー1の大きさが8ないし12インチのものでは、通常は極間距離sが中心部で約13ないし17mm程度、周辺部で30ないし45mm程度になるようにすることが望ましいが、これに限定するものではない。
そして、溢流孔23をメッキ処理室9の側上部に設けたのは、各開口部7から流出したメッキ液10がオーバーフローする前に一時的に滞留してメッキ水層11を形成させるためである。このメッキ液層11の厚みも、ウエハー1や円盤状メッキ液噴出部材17の大きさ、各細孔18の内径・数、メッキ処理室9の大きさ・形状、メッキの種類等を考慮して設定すればよい。
図1ないし図10は、本発明に係るウエハーのポストバンプ形成方法の第1のものに関する各工程、およびそれに用いる装置の実施例を示すものである。
まず、ここでのウエハー1は外径が8インチのものであり、従来のこの種のものと同様で、図6で示すように積層化されており、絶縁層3を介してその表面に、ここでは無電解銅メッキにより、厚さ約5μmで多数の配線パターン部4が形成されて、その一側部は約120μmφの外部端子用部6になっている。図で、2はLSI端子パッドを示す。
上記各配線パターン部4が形成されたウエハー1の表面に、図7で示す如く、外部端子用部6以外を厚いレジスト膜5で覆い、内奥に外部端子用部6だけが露呈するように、ここではエッチング処理にて筒状の開口部7を形成する。このレジスト膜5には、膜厚が約120μmの専用のドライフィルムを用いるものとし、ここではポリイミド樹脂製としてある。
上記ウエハー1を、図1で示す如くポストバンプ形成装置のウエハー保持部16で、図8で示すように各開口部7が下向きの水平状態で保持させて、ポストバンプ形成用のメッキ処理を行う。
そのポストバンプ形成装置は、図1ないし図5で示すような構成のものである。ここでは有底円筒体25を上下方向へ二分して、その内の下半部25aを圧力タンク14とし、上半部25bをメッキ処理室9としてあり、その中間位置にメッキ液噴出部15を設けると共に、その上部にウエハー保持部16を設けてある。
メッキ液噴出部15は上記の如く、圧力タンク14からのメッキ液10が、連続した糸状言わばジェット噴流のようになって、多数本がウエハー1の各開口部7へ向けて噴出する構造である。即ち、該メッキ液噴出部材17は不溶金属製の円盤状で、圧力タンク14上部に設けてある。ここでは厚さが約2.0mmのチタン製とし、メッキ液10が連続した糸状の多数本として噴出可能に、そのほぼ全面にわたり内径が約1.0mmの細孔18を多数形成してあり、しかもその配置は隣接のものが同心円上ではなく千鳥足状になるようにしてある。
またこの円盤状メッキ液噴出部材17の形状は、図1・図3で示すように、極間距離sがウエハー1の中心寄り部ほど近くて、周辺寄り部分ほど徐々に離れるように、言わば滑らかな曲面をもつドームにしてある。この形状の設定は、ポストバンプ形成用メッキ処理を行うウエハー1や円盤状メッキ液噴出部材17の大きさ、各細孔18の内径・数、メッキ処理室9の大きさ・形状、メッキの種類等を考慮しながら、ウエハー1全面のメッキ膜厚が均一になるように形成してある。ここでは、ウエハー1との極間距離sが、中心部で約15mm、周辺部で約40mmとなるようにしたものを用いている。
該メッキ液噴出部材17はアノードを兼ねており、ここでは各細孔18内周面とその周辺がアノード部19になるように、その部分にメッキにより白金膜を施してあり、後記の如く外部のアノードリード線と電気的に接続されている。
また該メッキ液噴出部材は、縦の中心線yの周りに回転可能とするため、ここでは図2で示すように、有底円筒体25を上下方向へ二分して、その下半部25aの上端周縁と上半部25bの下端周縁との間に、2枚の回動用リング部材26,27を介在させて、該両回動用リング部材26,27に円盤状メッキ液噴出部材17の周縁部を挟持させてある。
即ち、まず下側の回動用リング部材26を、有底円筒体25の下半部25a上で周方向へ回動可能に、ここでは下半部25aの上端周縁に半円殻状の丸穴29を周方向へ等極間距離状に形成して、各丸穴29にセラミック製ボール30を転動可能に係合させ、該ボール30を係合可能な断面半円状の環状凹溝31を下端周縁にもつ下側の回動用リング部材26が重ねてある。
他方、上側の回動用リング部材27を、有底円筒体25の上半部25bの下で周方向へ回動可能に、ここではその上端周縁に半円殻状の丸穴32を周方向へ等極間距離状に形成して、各丸穴32にセラミック製ボール33を転動可能に係合させる。そして該ボール33を係合可能な断面半円状の環状凹溝34を下端周縁にもつ上半部25bが重ねてある。この両可回動リング部材26,27間に、上記のように円盤状メッキ液噴出部材17の周縁部を挟持させてある。
上記底有円筒体25の下半部25aと下側の可回動リング部材26間、および上半部25bと上側の可回動リング部材27間等には、図2で示すように、可回動を妨げること無くメッキ液漏れを防止するため、ここではテフロン(登録商標)製の断面ト形のシール材28a,28bを介装してある。
20は上記メッキ液噴出部材17の回動駆動部を示し、図5で示す如く、ここでは上記有底円筒体25の上側部に設けたモータ35の回転軸にピニオン36を軸装すると共に、上記下側の回動用リング部材26外周にリングギヤ37を設けて、両ギヤ36,37の噛合で回転力を下側の回動用リング部材26に伝達し、上・下側の両回動リング部材26,27間で挟持された上記メッキ液噴出部材17を、縦の中心線yの周りに正・逆回転可能としてある。
メッキ液噴出部材17への電気的接続は、ここでは外側部のアノードリード線を上記モータ35の回転軸に軸装した導電用ブラシ38に接続することで、該回転軸・ピニオン36・リングギヤ37・下側の可回動リング部材26から、導電用環状板39を介してメッキ液噴出部材17へ導通するようにしてある。
上記ウエハー保持部16は、ここでは図4で示すように、リング状のウエハー保持部材21を有し、該保持部材21の断面逆U字状部41にて上記有底円筒体25の上半部25bの上端周縁上に載置可能とすると共に、内周に形成した内鍔部42上にウエハー1の周縁部を支承可能としてある。
ウエハー保持部材21はカソード部22を有しており、外側部のカソードリード線に接続するの環状導板43を内装して、内鍔部42上面にブラシ状のカソード部22を露出させ、その上に載置されるウエハー1表面の外周縁部に接触して電気的に導通可能としてある。
23は溢流孔を示し、上記図4で示す如く、ここでは上記有底円筒体25の上半部25bの上端周縁とウエハー保持部材21との間に周方向へ複数箇所を形成して、メッキ液10がメッキ処理室9の側上部からオーバーフロー可能としてある。これは上記のように、開口部7から流出した後のメッキ液が、直ちにオーバーフローするのではなく、一時的にメッキ処理室9内で滞留するようにして、そのメッキ水層11を各細孔18から噴出するメッキ液10が通過することにより、ジェット噴流の先端を滑らかにするものである。
45はウエハー押圧部材であり、ここでは下部が吸盤式の弾性材で(図1参照)、ウエハー1の裏面(上面)を吸引して搬送し、ウエハー保持部材21上へ載置後は、ウエハー1裏面を押下げて上記カソード部22上へ密着可能としてある。
44はメッキ液整流板を示し、ここでは上部が伏せ椀形状で多数の小さな孔を有しており、圧力タンク14内の下部中央寄りに設けてある(図1参照)。下部のメッキ液リザーブ槽47から圧力ポンプ48・液供給パイプ49を経て流入してくるメッキ液10を、圧力タンク14内の各部で均等圧にして、メッキ液噴出部材17の各細孔18からメッキ処理室9へ送り出すためのものである。
50はメッキ液循環パイプを示し、上記溢流孔23からオーバーフローしたメッキ液10をリザーブ槽47へ戻すものである。
ここでポスト状メッキ部12が形成された後は、上記レジスト膜5を剥離・エッチングして除去することで、図13で示すようにポストバンプ13が形成される。ポストバンプ13の高さとほぼ同じ厚みに封止樹脂膜40で外周を被覆すればよいが、これには上記樹脂レジスト膜5を利用することも可能である。なお図で、24はポストバンプ13先端に接合させた半田ボール24、46は有底筒状体25の上半部25bを支持する固定杆を示す。
実験値によれば、約10A/スケアー/Dm2 で問題なく処理ができており、これは従来のコップ法が約2A/スケアー/Dm2 のスピードであったのに比べて、5倍のスピードが得られたことになる。実際、直径8インチのウエハー1に高さ約120μmのポストバンプ13を形成するのに、約24分でメッキ処理することができており、従来のカップ法で約120分を要したのに比べると、約5倍のスピードが得られている。
図11ないし図13は他の実施例を示し、被メッキ箇所をコップ状としたものであり、上記実施例との相違点を中心に説明する。
ここでもウエハー1は、上記実施例と同様にして円筒状開口部7を形成したものであるが、さらに図11で示す如く、該ウエハー1裏面をレジスト膜5で被覆して、それ以外の全面にここでは厚さ約5μmの無電解銅メッキ膜8aを施し、開口部7内周面にも薄い銅メッキ膜8bを形成し、その後レジスト膜5表面の銅メッキ膜を除去しておく。
この銅メッキ膜の除去はここでは研磨によっており、これで円筒状開口部7内に内奥メッキ部8aと内周メッキ部8bとでコップ状の被メッキ箇所が形成される。この状態で、上記実施例で説明したのと同じポストバンプ形成装置を用いて、図12で示すようにポストバンプ形成用のメッキ処理を行う。
この実施例での作用・効果は、上記第1の実施例に関するものに加えて、次のものがある。ウエハー1の円筒状開口部7内周面にも予め内周メッキ膜8bを形成してあるので、各開口部7内で露呈した被メッキ箇所は、開口部7内奥の外部端子用部6と合わせてコップ状で、被メッキ箇所の表面積が従来の外部端子用部6だけの場合と比べて数倍になっている。
ここでは、外部端子用部6の外径を120μmとし、円筒状開口部7の高さも120μmとしたので、被メッキ箇所の表面積は5πr2 の56520μm2 となり、同じ外径の外部端子用部6だけでは表面積がπr2 の11304μm2 であるのに対して、5倍の表面積を有している。そのため、この広い表面積に最大で約5倍の電流を流してメッキ処理を行なえると共に、外部端子用部6上の内奥メッキ部8aと内周メッキ部8bの両方の表面に、徐々にメッキが析出・積層されていくから(図12参照)、ポストバンプ13は一層効率よくかつ短時間で形成される。
後は上記と同様に、レジスト膜5を剥離・エッチングすることで、図13で示す如く外部端子用部6にポストバンプ13が完成する。後は、レジスト膜5を剥離してポストバンプ13の高さとほぼ同じ厚みに封止樹脂膜40を形成し、またはレジスト膜5を封止樹脂膜40として利用すればよい。
本発明に係るポストバンプ形成方法の実施に用いる装置の実施例の一部切欠き正面図である。 図1で示した装置の上・下側の両回動リング部材の部分を示す拡大縦断面図である。 図1で示した装置で用いたメッキ液噴出部材の斜視図である。 図1で示した装置のウエハー保持部材の部分を示す拡大縦断面図である。 図1で示した装置の回転駆動部の部分を示す拡大縦断面図である。 本発明の第1の方法の実施例で、ウエハーの絶縁層上に配線パターン部が形成された段階の拡大縦断面図である。 図6で示したものに、レジスト膜で筒状開口部を形成した段階の拡大縦断面図である。 図7で示したものに、ポストバンプ形成用メッキ処理中の段階の拡大縦断面図である。 図8で示したメッキ処理で、ポストバンプが形成された段階の拡大縦断面図である。 図9で示したものから、レジスト膜を剥離後の状態を示す拡大縦断面図である。 本発明の第2の方法の実施例で、ウエハーの筒状開口部に内周メッキ部を形成した段階の拡大縦断面図である。 図11で示したものに、ポストバンプ形成用メッキを処理中の段階の拡大縦断面図である。 図12で示したメッキ処理でポストバンプを形成後、レジスト膜を剥離した状態を示す拡大縦断面図である。 本発明の第1の方法の実施例で、ウエハーにポストバンプ形成用メッキを施した際のメッキ膜厚の状態を示す縦断側面図である。 本発明の第1の方法の実施例で、ウエハーにポストバンプ形成用メッキを施した際のポストバンプの拡大斜視図である。 従来方法で、ウエハーにポストバンプ形成用メッキを施した際のメッキ膜厚の偏差を示す縦断側面図である。 メッキ液をウエハーに、ジェット噴流のように直接に当ててポストバンプ形成用メッキを施した際のポストバンプの拡大斜視図である。
符号の説明
1−ウエハー
2−LSI端子パッド
3−絶縁層
4−配線パターン部
5−レジスト膜
6−外部端子用部
7−開口部
8−メッキ膜
8a−内奥メッキ部
8b−内周メッキ部
9−メッキ処理室
10−メッキ液
11−メッキ液層
12−ポスト状メッキ部
13−ポストバンプ
14−圧力タンク
15−メッキ液噴出部
16−ウエハー保持部
17−メッキ液噴出部材
18−細孔
19−アノード部
20−回転駆動部
21−ウエハー保持部材
22−カソード部
23−溢流孔
24−半田ボール
25−有底円筒体
25a−下半部
25b−上半部
26−回動用リング部材
27−回動用リング部材
28a−シール材
28b−シール材
29−丸穴
30−ボール
31−環状凹溝
32−丸穴
33−ボール
34−環状凹溝
35−モータ
36−ピニオン
37−リングギヤ
38−導電用ブラシ
39−導電用環状板
40−封止樹脂
41−逆U字状部
42−内鍔部
43−導板
44−整流板
45−ウエハー押圧部材
46−固定杆
47−リザーブ槽
48−圧力ポンプ
49−液供給パイプ
50−液循環パイプ
s−極間距離
y−中心線

Claims (5)

  1. 各配線パターン部4の外部端子用部6がレジスト膜5の筒状開口部7内奥に露呈するようにしたウエハー1を、
    円盤状で多細孔18付きのメッキ液噴出部材17の上方に水平状に保持し、
    上記メッキ液噴出部材17を縦の中心線yの周りに回転させながら、各細孔18から連続した糸状の多数本としてメッキ液10を噴出させ、
    かつその噴出したメッキ液10が、メッキ処理室9から溢流する前のメッキ液層11を経て上記各開口部7内へ噴流入するようにし、
    各外部端子用部6にポストバンプ形成用メッキを析出・積層させて、ポスト状メッキ部12を形成するようにしたことを特長とする、ウエハーチップのポストバンプ形成方法。
  2. 各配線パターン部4の外部端子用部6がレジスト膜5の筒状開口部7内奥に露呈するようにしたウエハー1を、
    極間距離sがウエハー1の中心寄り部分ほど近くて周辺寄り部分ほど徐々に遠くなる形状の円盤状で、多細孔18付きの液噴出部材17の上方に水平状に保持し、
    上記メッキ液噴出部材17を縦の中心線yの周りに回転させながら、各細孔18から連続した糸状の多数本としてメッキ液10を噴出させ、
    かつその噴出したメッキ液10が、メッキ処理室9から溢流する前のメッキ液層11を経て上記各開口部7内へ噴流入するようにし、
    各外部端子用部6にポストバンプ形成用メッキを析出・積層させて、ポスト状メッキ部12を形成するようにしたことを特長とする、ウエハーチップのポストバンプ形成方法。
  3. 各配線パターン部4の外部端子用部6がレジスト膜5の筒状開口部7内奥に露呈するようにしたウエハー1に、さらに裏面を除く全面にメッキ膜を施した後、表面に付着したメッキを除去して、上記外部端子用部6上の内奥メッキ部8aと筒状開口部7内周面の内周メッキ部8bとで被メッキ箇所をカップ状に形成し、
    各筒状開口部7内へ連続した糸状で多数本のメッキ液10を噴流入させて、上記外部端子用部6上のメッキ部8aと内周メッキ部8bとに、ポストバンプ形成用メッキを徐々に析出・積層させるようにした、請求項1または2に記載のウエハーチップのポストバンプ形成方法。
  4. 圧力タンク14に通じたメッキ処理室9の下部寄りにメッキ液噴出部15を設けると共に、上部寄りにウエハー保持部16を対向状に設けたもので、
    上記メッキ液噴出部15は、不溶金属製で円盤状のメッキ液噴出部材21を有し、該メッキ液噴出部材17のほぼ全面に、メッキ液が連続した糸状に噴出可能な細孔18を多数形成して、少なくとも各細孔18内周面をアノード部19にすると共に、該メッキ液噴出部材17を縦の中心線yの周りに回転可能な回転駆動部20を設け、
    上記ウエハー保持部16は、メッキ液噴出部15に近接した上方に、ウエハー1を水平状に保持可能なウエハー保持部材21を有し、その内周辺部寄りにウエハー1の外周縁寄りへ接触可能なカソード部22を設け、
    かつ、上記メッキ処理室9内でウエハー1の開口部7内へ噴流入後に流出したメッキ液10が、オーバーフローする前に一時的に滞留してメッキ液層11を形成可能に、該処理室9の側上部寄りに溢流孔23を形成したことを特長とする、ウエハーチップのポストバンプ形成装置。
  5. 圧力タンク14に通じたメッキ処理室9の下部寄りにメッキ液噴出部15を設けると共に、上部寄りにウエハー保持部16を対向状に設けたもので、
    上記メッキ液噴出部15は、メッキ液噴出部材17が不溶金属製で、極間距離sがウエハー1の中心寄り部分ほど近く周辺寄り部分ほど離れた形状の円盤状で、そのほぼ全面にメッキ液10が連続した糸状に噴出可能な細孔18を多数有すると共に、少なくとも各細孔18内周面をアノード部19にして、該メッキ液噴出部材17を縦の中心線yの周りに回転可能な回転駆動部20を設け、
    上記ウエハー保持部16は、上記円盤状メッキ液噴出部材17に近接した上方に、ウエハー1を水平状に保持可能なウエハー保持部材21を有し、その内周辺部寄りにウエハー1の外周縁寄りへ接触可能なカソード部22を設け、
    かつ上記メッキ処理室9に、ウエハー1の開口部7内から流出したメッキ液10が、オーバーフローする前に一時的に滞留してメッキ液層11を形成可能に、該処理室9の側部上部寄りに溢流孔23を形成した、ウエハーチップのポストバンプ形成装置。

JP2004068753A 2004-03-11 2004-03-11 ウエハーチップのポストバンプ形成方法および装置 Pending JP2005259942A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004068753A JP2005259942A (ja) 2004-03-11 2004-03-11 ウエハーチップのポストバンプ形成方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004068753A JP2005259942A (ja) 2004-03-11 2004-03-11 ウエハーチップのポストバンプ形成方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005259942A true JP2005259942A (ja) 2005-09-22

Family

ID=35085382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004068753A Pending JP2005259942A (ja) 2004-03-11 2004-03-11 ウエハーチップのポストバンプ形成方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005259942A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015165040A (ja) * 2014-02-28 2015-09-17 株式会社荏原製作所 基板ホルダ、めっき装置及びめっき方法
JP2016504500A (ja) * 2012-12-20 2016-02-12 アトテツク・ドイチユラント・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツングAtotech Deutschland GmbH 基板上への電解金属の垂直堆積装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016504500A (ja) * 2012-12-20 2016-02-12 アトテツク・ドイチユラント・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツングAtotech Deutschland GmbH 基板上への電解金属の垂直堆積装置
JP2015165040A (ja) * 2014-02-28 2015-09-17 株式会社荏原製作所 基板ホルダ、めっき装置及びめっき方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR19980080929A (ko) 범프의 형성방법 및 도금 장치
JP2012069761A (ja) 半導体素子、半導体素子実装体及び半導体素子の製造方法
US7374646B2 (en) Electrolytic processing apparatus and substrate processing method
KR20140063858A (ko) 플립칩 조립체 클리닝 방법 및 장치
US11469134B2 (en) Plating chuck
TWI416649B (zh) 用於均勻金屬電鍍之設備及方法
WO2004054339A1 (ja) はんだ供給方法
JP2005259942A (ja) ウエハーチップのポストバンプ形成方法および装置
TWI647343B (zh) Apparatus and method for electroplating or electropolishing bracts
TW202229660A (zh) 用於鍍覆半導體晶圓的鍍覆裝置及鍍覆方法
JP2001049495A (ja) めっき装置及びめっき方法
CN108570701B (zh) 一种电镀润湿装置
JP2005019430A (ja) ウエハーチップのポストバンプ形成方法、および装置
JP3364485B2 (ja) めっき装置、及び半導体装置の製造方法
JP2001024307A (ja) めっき装置
JP3980809B2 (ja) 電解処理装置
JP3212266B2 (ja) バンプ形成装置およびバンプ形成方法
JP2017168528A (ja) 半導体製造方法
JP2008190013A (ja) めっき装置およびめっき方法
JP4410387B2 (ja) ビアホール充填装置
JPH11163015A (ja) メッキ装置
JP2001020091A (ja) めっき装置及びめっき方法
US11901225B2 (en) Diffusion layers in metal interconnects
JP5610128B2 (ja) メッキ装置
JP5412198B2 (ja) 連続部分めっき装置及びそれを用いた連続部分めっき方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070308

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080109

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080508

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20080424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080708

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080904

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080904

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081201

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20090219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090303

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090707