JP2005259468A - 電気部品、及び電気部品の製造方法 - Google Patents

電気部品、及び電気部品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電解液の注液・流入時間をより短縮することによって、生産性の向上を図ることが可能な電池の製造方法を提供することである。
【解決手段】巻回極板1を、上部の開口したケース5に挿入する第1工程と、巻回極板1に接続されている一方のリード線6と、上部と下部に少なくとも2箇所の空気抜け穴18、19が開設され、リード線6に沿って存在する空気抜け通路17を形成する空気抜け部材7とを、絶縁部11に設けられている穴16に通し、上部の空気抜け穴19が絶縁部11の上方に、下部の空気抜け穴18が絶縁部11の下方に配置されるように、絶縁部11を巻回極板群1上に載置する第2工程と、絶縁部11の上方から、絶縁板11とケース5によって囲まれた空間に、電解液15を注液する第3工程とを備えた、電気部品の製造方法。
【選択図】 図2

Description

本発明は電気部品、及び電気部品の製造方法に関する。
近年、例えば、リチウムイオン2次電池は携帯電話やノート型パーソナルコンピュータなどの携帯電子機器の発達とこれらへの応用展開に伴い、年々高容量化されてきている。そのため、高容量が確保できる極板材料や絶縁シ−ト素材、電解液の開発とともに、高い信頼性を確保しつつ電池ケース内への極板材料の高充填化、絶縁シート薄膜化をはかるための電池構造の開発が盛んに取り組まれている。
従来の電池の製造方法としては、例えば、特許文献1のリチウム二次電池、その極板の製造法、及び巻取装置、特許文献2の渦巻状電極群巻回方法と装置とそれを用いた電池等に示されている。
以下に従来の電池の極板製造方法について説明する。
連続した長い帯状の正極、負極やセパレータの電極材料を繰り出し軸に装着する。そして、繰り出し軸から電極材料を巻きとる巻芯に至る移送経路に設けた多数の電極材料移送用ローラ装置を介して、方向転換をさせながら巻芯に向けて移送し張力を加えながら電極群の巻回を行ない、ケースに収納する。
この後、電解液を注液し、電池ケース内に収容された前記電極群の正、負極の各材料内に含浸される。このケースの上部開口部には封口板が配されるとともに封口板とケースとの間を絶縁する絶縁ガスケットが配されている。
以下、電池の電解液注液方法について説明する。図11及び図12は、従来の電池の製造方法における電解液の注液方法を説明するための図である。
図11において、1は正極2、負極3、セパレータ4を交互の重ね巻回することによって形成された巻回電極群で、巻回工程を経た後ケース5収納される。6は表面が絶縁性を有するテープ7で被覆され前記正極2に電気的に接続され電気量をケース外に引き出す正極リード線である。又、8は表面が絶縁性を有するテープ9で被覆され前記負極3に電気的に接続され、ケース5の底部に接地されている負極リード線である。巻回極板群1の底部には下部絶縁板10が、上部には上部絶縁板11が設置されており、ケース5と電気的絶縁を保っている。
次の工程で図12に示すようにケース5の上部を周方向に沿って内側に溝12を加工し、巻回極板群1をケース5内で保持する。その後、正極リード線6の絶縁被覆のない先端部をガスケット13の付いた封口板14の底部に電気的に接続する。その後、ケース5の上部に電解液15を供給すると、電解液15は溝12の内側と上部絶縁板11の隙間及び上部絶縁板11に設けられた穴16を伝ってケース5の内部へ流入する。
特開平11−171382号公報 特開2001−202986号公報
しかしながら、電解液15は粘度が高く、溝12の内側と上部絶縁板11の隙間、上部絶縁板11に設けられた穴を塞ぐ状態になりケース内部の空気が抜け難い。そのため、電解液がケース内部に入るのに時間がかかり、生産性の低下や電解液の蒸発による材料ロス、又、電解液の注入量が下限以下となるため工程歩留り低下の原因になっていた。又、リチウムイオン二次電池と同様に、コンデンサー等の電気部品を製造する際の電解液の注入工程においても上記課題はあった。
上記従来の課題を考慮して、本発明の目的は、電解液の注液・流入時間をより短縮することによって、生産性の向上、電解液の蒸発量低減による材料ロスの低減、又は、注液量下限以下による不良の低減を図ることが可能な電気部品及び電気部品の製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、第1の本発明は、正極及び負極の極板を巻回した巻回極板を、上部の開口したケースに挿入する第1工程と、
前記巻回極板に接続されている一方のリード線と、上部と下部に少なくとも1箇所ずつの空気抜け穴が開設され、前記リード線に沿って存在する空気抜け通路を形成する空気抜け部材とを、絶縁板に設けられている穴に通し、前記上部の空気抜け穴が前記絶縁板の上方に、前記下部の空気抜け穴が前記絶縁板の下方に配置されるように、前記絶縁板を前記巻回極板群上に載置する第2工程と、
前記絶縁板の上方から、前記絶縁板と前記ケースによって囲まれた空間に、電解液を注液する第3工程とを備えた、電気部品の製造方法である。
又、第2の本発明は、前記下部空気抜け穴は、前記絶縁板の近傍に開設されており、前記上部空気抜け穴は、前記リード線の前記巻回極板群と接続されている反対側の端部の近傍に開設されている、第1の本発明の電気部品の製造方法である。
又、第3の本発明は、前記リード線の中に前記空気抜け通路が形成され、前記リード線が 前記空気抜け部材を兼ねている、第1の本発明の電気部品の製造方法である。
又、第4の本発明は、前記空気抜け部材は、前記リード線を覆う絶縁部材であり、前記空気抜け通路は、前記リード線の外壁と、前記絶縁部材の内壁によって形成されている、第1の本発明の電気部品の製造方法である。
又、第5の本発明は、前記空気抜け部材は、前記リード線を覆う絶縁部材であり、前記空気抜け通路は、前記絶縁部材の内壁のみで形成されている、第1の本発明の電気部品の製造方法である。
又、第6の本発明は、前記リード線は、長手方向に溝を有しており、前記空気抜け通路は、前記溝によって形成されている、第4の本発明の電気部品の製造方法である。
又、第7の本発明は、前記溝の形状は、U字型、L字型、又はV字型である、第6の本発明の電気部品の製造方法である。
又、第8の本発明は、ケースと、前記ケースに収納された、正極及び負極の極板を巻回した巻回極板と、前記巻回極板の上部に載置された絶縁部と、前記巻回極板に接続されている少なくとも2つのリード線と、上部と下部に少なくとも1箇所ずつの空気抜け穴が開設され、前記リード線のうち少なくとも1つに沿って存在する空気抜け通路を形成する空気抜け部材とを備え、前記上部の空気抜け穴は、前記絶縁部の上方に、前記下部の空気抜け穴は、前記絶縁部の下方に配置されている、電気部品である。
本発明によれば、電解液の注液・流入時間の短縮により生産性を向上させることができるとともに、電解液に蒸発量低減による材料ロスの低減、又は注液量下限以下による不良の低減をはかることが可能な電気部品、及びその製造方法を提供することが出来る。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態1について、図1から図5を用いて説明する。
図1〜図4は、本実施の形態1における二次電池の製造方法を説明するための側断面図である。
はじめに、本実施の形態1における二次電池の構成について以下に説明する。
本実施の形態1における二次電池は、図4に示すように正極2、負極3、及びセパレータ4を交互に重ね巻回された、本発明の巻回極板の一例である巻回極板群1と、この巻回極板群1が収納されている、上部に開口部を有するケース5とを備えている。又、電気量をケース5外に引き出す、本発明のリード線の一例である正極リード線6が、巻回極板群1の正極2と電気的に接続されており、負極リード線8が負極3と電気的に接続されている。この負極リード線8は、表面が絶縁性を有するテープ9で被覆されており、ケース5の底部に設置されている。
又、巻回極板群1の下部とケース5の底面の間には、下部絶縁板10が、巻回極板群1の上部には、本発明の絶縁部の一例である上部絶縁板11が設置されており、ケース5と電気的絶縁を保っている。
又、上部絶縁板11の上部周縁には、ケース5の加工により内側に突出した溝12が形成されており、その溝12によって上部絶縁板11が固定されている。ケース5の開口部は、封口板14によって封止されており、この封口板14とケース5の間には、ガスケット13が設置され、電気的絶縁が保たれている。
又、正極リード線6は、表面が絶縁性を有する、本発明の絶縁部材の一例であるテープ7で被覆されており、上部絶縁板11に開孔されている穴16を通って、被覆のない先端部が、封口板14の底部に電気的に接続されている。すなわち、正極リード線6は、巻回極板群1から上方へと延びており、上部絶縁板11の穴16を経て封口板14に接続されている。
又、図5(a)は、本実施の形態1における正極リード線6と空気抜け通路17の側断面図である。又、図5(b)は、図5(a)のAA´間の断面図である。図5(a)、及び図5(b)に示す様に、テープ7と正極リード線6の間には空隙が設けられており、その空隙が空気抜け通路17となっている。この空気抜け通路17は、正極リード線6に沿って形成されており、図1〜図4に示す様に下部に下部空気抜け穴18が、上部に上部空気抜け穴19がテープ7に開設されている。この下部空気抜け穴18は上部絶縁板11の穴16よりも下方であり、かつ上部絶縁板11の近傍に設けられている。又、上部空気抜け穴19は、封口板14と接続されている箇所の近傍に設けられている。尚、本発明の空気抜け部材は、例えば本実施の形態1では、空気抜け通路17を形成するテープ7に相当し、空気抜け通路17は、テープ7の内側と、正極リード線6の外壁によって形成されている。
又、巻回極板群1が収納されている、ケース5と上部絶縁板11で覆われている空間には、電解液15が充填されている。
上記構成の二次電池の製造方法について以下に説明する。
はじめに、図1に示す様に、正極2、負極3、セパレータ4を交互に重ね巻回することによって形成された巻回極板群1がケース5に収納される(本発明の第1工程の一例に相当する。)。次に、正極リード線6と空気抜け通路17とを穴16に通し、上部絶縁板11を巻回極板群1上に載置する(本発明の第2工程の一例に相当する。)。
次に、図2に示す様に、ケース5の上部を周方向に沿って内側に溝12を加工し、巻回極板群1をケース5内で保持する。この後、正極リード線6の絶縁被覆のない先端部をガスケット13の付いた封口板14の底部に電気的に接続する。
次に、ケース5の上部に電解液15を供給し、溝12の内側と上部絶縁板11の隙間及び上部絶縁板11に設けられた穴16を伝ってケース5の内部へ流入する(本発明の第3工程の一例に相当する。)。
この際、本発明の実施の形態1においては、図3に示す様に、ケース5と上部絶縁板11に囲まれた空間の空気が、空気抜け通路17のケース内部の下部空気抜け穴18から空気抜け通路17を通ってケース外の上部空気抜け穴19へ抜ける。
この後図4に示すようにケース5の上部を封口板14で封口して工程を完了させる。
上述した様に、ケース5内に流入する電解液の粘度が高くても電解液15は、溝12の内側と上部絶縁板11の隙間及び上部絶縁板11に設けられた穴16を伝ってケース5の内部へ流入し、ケース5と上部絶縁板11で囲まれた空間内の空気は正極リード線6の壁面に沿った空気抜け通路17を通ってケース外へ抜ける。そのため、電解液15の粘度が高くても、ケース5と上部絶縁板11で囲まれた空間内の空気が外部へ抜けるため、効率よく電解液とケース内空気の置換が行われ電解液の注液・流入時間を短縮することができる。
尚、本実施の形態の形態1では、正極リード線6に封口板14を接続した後に、電解液15を注液しているが、正極リード線6に封口板14を接続する前に電解液15を注液しても良い。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について、図6を用いて具体例を説明する。本実施の形態2の二次電池は、実施の形態1と基本的構成は同じであるが、空気抜け通路の形状が異なっている。そのため、本相違点を中心に説明をする。
図6(a)は、本発明にかかる本実施の形態2における二次電池の正極リード線と空気抜け通路の側断面図である。又、図6(b)は、図6(a)のBB´の断面図である。図6(a)、図6(b)に示す様に、本実施の形態2における空気抜け通路20は、周囲を絶縁性を有するテープ7によって覆われた正極リード線6の中に形成されている。すなわち、正極リード線6は、中空パイプ形状となっている。この場合、図示していないが、上部空気抜け穴19、及び下部空気抜け穴18は、テープ7及び正極リード線6を貫通して形成されている。
尚、本発明の空気抜け部材と兼ねているリード線は、例えば、本実施の形態2における正極リード線6に相当する。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3について、図7を用いて具体例を説明する。本実施の形態3の二次電池は、実施の形態1と基本的構成は同じであるが、空気抜け通路の形状が異なっている。そのため、本相違点を中心に説明する。
図7(a)は、本発明にかかる本実施の形態3における二次電池の正極リード線と空気抜け通路の側断面図である。又、図7(b)は、図7(a)のCC´の断面図である。図7(a)、図7(b)に示す様に、本実施の形態3における正極リード線6には、正極リード線6の長手方向に断面が台形形状の溝26が形成されている。又、正極リード線6は、絶縁性を有するテープ7で覆われており、溝26とテープ7で覆われた空気抜け通路21が形成されている。
尚、本実施の形態3における空気抜け通路21は、断面が台形形状であるが、本形状に限らず、例えば直方体、U字型、V字型の形状であってもよい。
(実施の形態4)
以下、本発明の実施の形態4について、図8を用いて具体例を説明する。本実施の形態4の二次電池は、実施の形態1と基本的構成は同じであるが、空気抜け通路の形状が異なっている。そのため、本相違点を中心に説明する。
図8(a)は、本発明にかかる本実施の形態4における二次電池の正極リード線と空気抜け通路の側断面図である。又、図8(b)は、図8(a)のDD´断面図である。図8(a)、図8(b)に示す様に、本実施の形態4における正極リード線6は断面がL字型に加工されており、その外周が絶縁性を有するテープ7で覆われている。このL字部分とテープ7の間の空間によって、空気抜け通路22が形成されている。
尚、本実施の形態4ではL字型に加工されたリード線を用いたがリード線とそれを被う絶縁性を有するテープで空気抜け穴となる空間が形成できればよく、リード線の加工形状はU字やV字でもよい。
(実施の形態5)
以下、本発明の実施の形態5について、図9を用いて具体例を説明する。本実施の形態5の二次電池は、実施の形態1と基本的構成は同じであるが、空気抜け通路の形状が異なっている。そのため、本相違点を中心に説明する。
図9(a)は、本発明にかかる実施の形態5における二次電池の正極リード線と空気抜け通路の側断面図である。又、図9(b)は、図9(a)のEE´断面図である。図9(a)、図9(b)に示す様に、実質上正極リード線6と接する様に大部分は絶縁性のテープ7によって覆われているが、一部分は正極リード線6の周囲に接しておらず、たるみ部分24が生じている。たるみ部分24は、テープ7が正極リード線6から離れ、たるみが生じる箇所を24a、再び正極リード線6と接する箇所を24bとすると、テープ7の位置24aと24bの間となる。たるみ部分24が、正極リード線6に沿って設けられており、空気抜け通路23を形成している。
尚、本実施の形態5では、正極リード線6に接していない箇所でたるみ部分を形成しているが、図10に示す様に、テープ7が正極リード線6の周囲全部に接し、たるみ部分を生じさせて、空気抜け通路25を形成してもよい。これは、上述した24aと24bが正極リード線6の外周上で接している状態に相当する。又、本発明における、空気抜け通路は絶縁部材の内壁のみで形成されているとは、例えば、図10に示す本実施の形態5の空気抜け通路25がテープ7の内壁のみで形成されている状態に相当する。
尚、本発明における空気抜け通路が形成されている側のリード線とは、実施の形態1〜5における正極リード線6に相当するが、電解液注入側に負極リード線を設けた場合は、負極リード線に沿って空気抜け通路を形成しても良い。
尚、本発明の電気部品として、本実施の形態1〜5では二次電池を例に挙げて、その製造方法について説明しているが、コンデンサー、一次電池等であってもよい。要するに、電解液を注入する電気部品であって、巻回極板からのリード線に沿って空気抜け通路を形成しさえすれば、本発明は適用できる。
本発明の電気部品及びその製造方法は、電解液の注液・流入時間の短縮により生産性を向上させることができるとともに、電解液に蒸発量低減による材料ロスの低減、又は注液量下限以下による不良の低減をはかることが可能な効果を有し、電池、コンデンサーなどの電子部品の製造工程の短縮等の用途に有用である。
本発明にかかる実施の形態1における二次電池の製造方法を説明するための図 本発明にかかる実施の形態1における二次電池の製造方法を説明するための図 本発明にかかる実施の形態1における二次電池の製造方法を説明するための図 本発明にかかる実施の形態1における二次電池の製造方法を説明するための図 (a)本発明にかかる実施の形態1における二次電池のリード線と空気抜け通路の側断面図(b)(a)に示したリード線と空気抜け通路のAA´間の断面図 (a)本発明にかかる実施の形態2における二次電池のリード線と空気抜け通路の側断面図(b)(a)に示したリード線と空気抜け通路のBB´間の断面図 (a)本発明にかかる実施の形態3における二次電池のリード線と空気抜け通路の側断面図(b)(a)に示したリード線と空気抜け通路のCC´間の断面図 (a)本発明にかかる実施の形態4における電池のリード線と空気抜け通路の側面図(b)(a)に示したリード線と空気抜け通路のDD´間の断面図 (a)本発明にかかる実施の形態5における電池のリード線と空気抜け通路の側面図(b)(a)に示したリード線と空気抜け通路のEE´間の断面図 本発明にかかる実施の形態5の変形例における電池のリード線と空気抜け通路の断面図 従来の電池の製造方法を説明するための図 従来の電池の製造方法を説明するための図
符号の説明
1 巻回電極群
2 正極
3 負極
4 セパレータ
5 ケース
6 正極リード線
7 テープ
8 負極リード線
9 テープ
10 下部絶縁板
11 上部絶縁板
12 溝
13 ガスケット
14 封口板
15 電解液
16 穴
17 空気抜け通路
18、19 空気抜け穴

Claims (8)

  1. 正極及び負極の極板を巻回した巻回極板を、上部の開口したケースに挿入する第1工程と、
    前記巻回極板に接続されている一方のリード線と、上部と下部に少なくとも1箇所ずつの空気抜け穴が開設され、前記リード線に沿って存在する空気抜け通路を形成する空気抜け部材とを、絶縁部に設けられている穴に通し、前記上部の空気抜け穴が前記絶縁部の上方に、前記下部の空気抜け穴が前記絶縁部の下方に配置されるように、前記絶縁部を前記巻回極板群上に載置する第2工程と、
    前記絶縁部の上方から、前記絶縁板と前記ケースによって囲まれた空間に、電解液を注液する第3工程とを備えた、電気部品の製造方法。
  2. 前記下部空気抜け穴は、前記絶縁部の近傍に開設されており、前記上部空気抜け穴は、 前記リード線の前記巻回極板と接続されている反対側の端部の近傍に開設されている、請求項1記載の電気部品の製造方法。
  3. 前記リード線の中に前記空気抜け通路が形成され、前記リード線が前記空気抜け部材を兼ねている、請求項1記載の電気部品の製造方法。
  4. 前記空気抜け部材は、前記リード線を覆う絶縁部材であり、前記空気抜け通路は、前記リード線の外壁と、前記絶縁部材の内壁によって形成されている、請求項1記載の電気部品の製造方法。
  5. 前記空気抜け部材は、前記リード線を覆う絶縁部材であり、前記空気抜け通路は、前記絶縁部材の内壁のみで形成されている、請求項1記載の電気部品の製造方法。
  6. 前記リード線は、長手方向に溝を有しており、前記空気抜け通路は、前記溝によって形成されている、請求項4記載の電気部品の製造方法。
  7. 前記溝の形状は、U字型、L字型、又はV字型である、請求項6記載の電気部品の製造方法。
  8. ケースと、
    前記ケースに収納された、正極及び負極の極板を巻回した巻回極板と、
    前記巻回極板の上部に載置された絶縁部と、
    前記巻回極板に接続されている少なくとも2つのリード線と、
    上部と下部に少なくとも1箇所ずつの空気抜け穴が開設され、前記リード線のうち少なくとも1つに沿って存在する空気抜け通路を形成する空気抜け部材とを備え、
    前記上部の空気抜け穴は、前記絶縁部の上方に、前記下部の空気抜け穴は、前記絶縁部の下方に配置されている、電気部品。
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