JP2010198946A - 電池の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】切断後の絶縁フィルムに寸法バラツキが生じるのを防止し、発電要素と電池ケースとの間の絶縁が確実な信頼性の高い電池の製造方法を提供する。
【解決手段】フィルム切断工程において、フィルムロール128の長手方向の一端側から、長尺帯状をなす絶縁フィルム127を引き出しつつ所定寸法毎に切断し、所定形状の絶縁フィルムを形成する。なお、長尺絶縁フィルム127には、その長手方向の所定寸法毎に予め位置決め部126rが形成されてなり、この位置決め部126rに、位置決め用ピンPPを挿入・当接させることにより長尺絶縁フィルム127の切断位置決めを行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、発電要素とこれを収容する電池ケースとを備える電池の製造方法に関する。特に、絶縁フィルムから形成された絶縁フィルム包囲体が、発電要素を包囲すると共に、発電要素と電池ケースとの間に介在して両者を絶縁する形態とされた電池の製造方法に関する。
従来より、発電要素とこれを収容する電池ケースとを備える電池が広く知られている。このような電池の中には、絶縁フィルムから形成された絶縁フィルム包囲体が、発電要素を包囲すると共に、発電要素と電池ケースとの間に介在して両者を絶縁する形態とされたものがある。例えば特許文献1に、このような形態の電池が開示されている。
特開2006−278245号公報
上記のような電池は、例えば次のようにして製造する。即ち、長尺帯状をなす長尺絶縁フィルムが捲回されたフィルムロールから、長尺絶縁フィルムをその長手方向の一端側から引き出しつつ、所定寸法毎に切断し、所定形状(例えば矩形状)の絶縁フィルムを形成する(フィルム切断工程)。
次に、この所定形状の絶縁フィルムを折り曲げて、有底筒状をなす絶縁フィルム包囲体を形成する(包囲体形成工程)。その後、この絶縁フィルム包囲体内に、予め電極端子部材等が接続された発電要素を収容する。
次に、発電要素が収容された絶縁フィルム包囲体を、有底筒状のケース本体部材内に挿入する(挿入工程)。具体的には、絶縁フィルム包囲体をケース本体部材の開口周縁に接触させながら、絶縁フィルム包囲体をケース本体部材内に押し込む。
その後、ケース本体部材にケース蓋部材を載置して溶接し、電池内部に電解液を注入して、電池を完成させる。
しかしながら、従来の電池の製造方法では、長尺絶縁フィルムに切断の際の判断基準がなかったため、フィルム切断工程において切断形成される所定形状の絶縁フィルムに寸法バラツキが生じるおそれがあった。絶縁フィルムに寸法バラツキが生じると、絶縁フィルム包囲体を所定形状に形成できないおそれがあり、その結果、発電要素と電池ケースとの間の絶縁を確実に行えないおそれがある。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、所定形状の絶縁フィルムから形成され、発電要素を包囲すると共に、発電要素と電池ケースとの間に介在して両者を絶縁する絶縁フィルム包囲体を備える電池において、所定形状の絶縁フィルムに寸法バラツキが生じるのを防止し、発電要素と電池ケースとの間の絶縁が絶縁フィルム包囲体によって確実に行われる信頼性の高い電池を製造できる電池の製造方法を提供することを目的とする。
その解決手段は、発電要素と、前記発電要素を収容する電池ケースと、所定形状の絶縁フィルムから形成されてなり、前記発電要素を包囲すると共に、前記発電要素と前記電池ケースとの間に介在して両者を絶縁する絶縁フィルム包囲体と、を備える電池の製造方法であって、長尺帯状をなす長尺絶縁フィルムを、その長手方向の一端側から引き出しつつ所定寸法毎に切断し、前記所定形状の絶縁フィルムを形成するフィルム切断工程であって、前記長尺絶縁フィルムには、その長手方向の前記所定寸法毎に予め位置決め部が形成されてなり、前記位置決め部を用いて前記長尺絶縁フィルムの切断位置決めを行って、前記長尺絶縁フィルムを切断するフィルム切断工程を備える電池の製造方法である。
本発明の電池の製造方法では、長尺絶縁フィルムに、その長手方向の所定寸法毎に予め位置決め部が形成されている。そして、長尺絶縁フィルムを所定寸法毎に切断するフィルム切断工程において、この位置決め部を用いて長尺絶縁フィルムの切断位置決めを行いながら、長尺絶縁フィルムを切断していく。このようなフィルム切断工程を行うことで、切断後の絶縁フィルムに寸法バラツキが生じるのを防止できる。従って、絶縁フィルムから形成される絶縁フィルム包囲体を形状バラツキのない所定形状とすることができ、発電要素と電池ケースとの間の絶縁を確実に行える信頼性の高い電池を製造できる。
なお、「発電要素」としては、例えば、各々長尺状をなす正極、負極及びセパレータを重ねて捲回してなる捲回型の発電要素や、各々所定形状をなす正極、負極及びセパレータを多数積層してなる積層型の発電要素などが挙げられる。
「電池ケース」としては、例えば、角型の電池ケースや円筒型の電池ケースが挙げられる。また、「電池ケース」としては、例えば、有底角筒状や有底円筒状など、開口を有する有底筒状をなし、発電要素を収容するケース本体部材と、このケース本体部材の開口を閉塞するケース蓋部材とからなるものが挙げられる。
「絶縁フィルム包囲体」を構成する「絶縁フィルム」としては、例えば、ポリイミド、芳香族ポリアミド、フェノール樹脂、ポリエチレンテレフタレート、フッ素樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂等の樹脂からなるものや、紙からなるものなどが挙げられる。
「位置決め部」としては、例えば、後述するように長尺絶縁フィルムの第1長辺や第2長辺から凹設された切り欠き部や、長尺絶縁フィルムの第1長辺部や第2長辺部に穿設された穴部、長尺絶縁フィルムの第1長辺部や第2長辺部に印刷形成されたマークなどが挙げられる。
更に、上記の電池の製造方法であって、前記位置決め部は、前記長尺絶縁フィルムのうち、その長手方向に延びる第1長辺に沿う第1長辺部及び第2長辺に沿う第2長辺部のうちの少なくとも前記第1長辺部に形成されてなる電池の製造方法とすると良い。
例えば、位置決め部が、長尺絶縁フィルムの幅方向の中央部に穿設された穴部からなる場合には、切断後の絶縁フィルムの中央に位置決め部(穴部)が位置することになる。このため、この絶縁フィルムから絶縁フィルム包囲体を形成したときに、この位置決め部(穴部)により、絶縁フィルム包囲体にその内外を貫通する開口が形成されやすい。このような開口が形成されると、この開口を通じて電池要素と電池ケースとが接触する絶縁不良が生じるおそれがある。
これに対し、本発明の電池の製造方法では、位置決め部が、長尺絶縁フィルムの幅方向の中央部ではなく、長尺絶縁フィルムの第1長辺に沿う第1長辺部及び第2長辺に沿う第2長辺部のうちの少なくとも第1長辺部に形成されている。このため、位置決め部は、切断後の絶縁フィルムにおいてその端部に位置することになる。従って、仮に位置決め部が穴部からなるものであっても、自身の内外を貫通する開口を有しない形態の絶縁フィルム包囲体を容易に形成できる。よって、絶縁フィルム包囲体を介した電池要素と電池ケースとの間の絶縁を、より確実なものとすることができる。
更に、上記の電池の製造方法であって、前記位置決め部は、前記第1長辺から凹設された切り欠き部からなる電池の製法方法とすると良い。
本発明の電池の製造方法では、位置決め部が、第1長辺から凹設された切り欠き部からなる。このような位置決め部(切り欠き部)は、フィルム切断工程の際に、この切り欠き部に位置決め用のピンなどを挿入して当接させることができるので、長尺絶縁フィルムの位置決めを容易かつ確実に行うことができる。
更に、上記の電池の製造方法であって、前記電池ケースは、開口をなし、前記発電要素及び絶縁フィルム包囲体を収容するケース本体部材と、このケース本体部材の前記開口を閉塞するケース蓋部材とを有し、前記フィルム切断工程後、前記所定形状の絶縁フィルムを、前記切り欠き部が自身の外側に配置される形態に折り曲げて、前記絶縁フィルム包囲体を形成する包囲体形成工程と、前記絶縁フィルム包囲体を前記ケース本体部材の開口周縁に接触させながら、前記発電要素が収容された前記絶縁フィルム包囲体を、前記ケース本体部材内に挿入する挿入工程と、を更に備え、前記切り欠き部は、その外周縁が角部を有しないなだらかな形態とされてなる電池の製造方法とすると良い。
電池は、外形をコンパクトにする一方、電池容量はできる限り大きくしたいなどの理由から、発電要素をできる限り大きくするため、この発電要素と電池ケースとが絶縁フィルム包囲体を介して隙間なく接するように設計するのが一般的である。このため、電池の製造時に、発電要素が収容された絶縁フィルム包囲体を、ケース本体部材内に挿入する際(挿入工程)には、絶縁フィルム包囲体をケース本体部材の開口周縁に接触させながら、絶縁フィルム包囲体をケース本体部材内に押し込む。その際、前述の切り欠き部が絶縁フィルム包囲体の外側に配置されていると、この切り欠き部がケース本体部材の開口周縁に引っ掛かって、絶縁フィルム包囲体に破損を生じさせるおそれがある。特に、切り欠き部が、その外周縁に角部を有する形態とされている場合には、この角部がケース本体部材の開口周縁に引っ掛かり易くなるため、絶縁フィルム包囲体に破損を生じさせ易くなる。
これに対し、本発明では、切り欠き部の外周縁が角部を有しないなだらかな形態とされている。このため、挿入工程において、絶縁フィルム包囲体がケース本体部材の開口周縁に接触する際に、切り欠き部が開口周縁に接触しても、切り欠き部が開口周縁に引っ掛かりにくく、絶縁フィルム包囲体に破損を生じさせ難い。従って、絶縁フィルム包囲体により発電要素と電池ケースとの間の絶縁を確実に行える信頼性の高い電池を製造できる。
更に、上記のいずれかに記載の電池の製造方法であって、前記電池ケースは、開口を含む有底四角筒状をなし、前記発電要素及び絶縁フィルム包囲体を収容するケース本体部材と、このケース本体部材の前記開口を閉塞するケース蓋部材とを有し、前記フィルム切断工程後、前記所定形状の絶縁フィルムを、4つの側壁部を含む有底四角筒状に、かつ、これらの側壁部のうちの第1側壁部の外側に前記切り欠き部が配置される形態に折り曲げて、前記絶縁フィルム包囲体を形成する包囲体形成工程と、前記絶縁フィルム包囲体の前記側壁部を前記ケース本体部材の開口周縁に接触させながら、前記発電要素が収容された前記絶縁フィルム包囲体を、前記ケース本体部材内に挿入する挿入工程と、を更に備え、前記切り欠き部は、その外周縁が、前記挿入工程における挿入方向に直交する直交方向に沿う直交縁部と、この直交縁部に繋がり、前記挿入工程においてこの直交縁部よりも先に前記ケース本体部材内に挿入される先挿入縁部とからなる形態とされ、かつ、前記第1側壁部の前記直交方向に沿う幅寸法をa(mm)とし、前記直交縁部の寸法をb(mm)としたとき、b≦2a/3を満たす形態とされてなる電池の製造方法とすると良い。
この電池では、切り欠き部の外周縁が、挿入工程における挿入方向に直交する直交縁部と、この直交縁部に繋がり、挿入工程においてこの直交縁部よりも先にケース本体部材内に挿入される先挿入縁部とからなる形態とされている。切り欠き部をこのような形態とすると、挿入工程の際に、この切り欠き部のうちの直交縁部がケース本体部材の開口周縁に引っ掛かりやすくなるため、絶縁フィルム包囲体に破損を生じさせるおそれがある。
これに対し、本発明では、絶縁フィルム包囲体の第1側壁部の直交方向に沿う幅寸法をa(mm)とし、切り欠き部の外周縁の直交縁部の寸法をb(mm)としたとき、b≦2a/3を満たす形態とされている。このように外周縁の直交縁部の寸法bを小さくすることで、挿入工程において直交縁部がケース本体部材の開口周縁に接触しても、直交縁部が開口周縁に引っ掛かりにくくなり、絶縁フィルム包囲体に破損を生じさせ難くなる。従って、絶縁フィルム包囲体により発電要素と電池ケースとの間の絶縁を確実に行える信頼性の高い電池を製造できる。
更に、前記の電池の製造方法であって、前記電池ケースは、開口をなし、前記発電要素及び絶縁フィルム包囲体を収容するケース本体部材と、このケース本体部材の前記開口を閉塞するケース蓋部材とを有し、前記フィルム切断工程後、前記所定形状の絶縁フィルムを、前記切り欠き部が自身の内側に配置される形態に折り曲げて、前記絶縁フィルム包囲体を形成する包囲体形成工程と、前記絶縁フィルム包囲体を前記ケース本体部材の前記開口周縁に接触させながら、前記発電要素が収容された前記絶縁フィルム包囲体を、前記ケース本体部材内に挿入する挿入工程と、を更に備える電池の製造方法とすると良い。
前述のように、切り欠き部が絶縁フィルム包囲体の外側に配置されていると、挿入工程の際に、この切り欠き部がケース本体部材の開口周縁に引っ掛かって、絶縁フィルム包囲体に破損を生じさせるおそれがある。
これに対し、本発明では、包囲体形成工程において、所定形状の絶縁フィルムを、切り欠き部が自身の内側に配置される形態に折り曲げて、絶縁フィルム包囲体を形成する。このため、挿入工程において、絶縁フィルム包囲体がケース本体部材の開口周縁に接触する際にも、切り欠き部は絶縁フィルム包囲体の内側に配置されているために、切り欠き部は開口周縁に接触しない。従って、挿入工程で絶縁フィルム包囲体に破損を生じさせ難く、絶縁フィルム包囲体により発電要素と電池ケースとの間の絶縁を確実に行える信頼性の高い電池を製造できる。
実施形態1に係るリチウム二次電池の縦断面図である。 実施形態1に係るリチウム二次電池のうち、電極端子部材、ケース蓋部材及び各絶縁部材を示す分解斜視図である。 実施形態1に係るリチウム二次電池のうち、電極体が収容された状態の絶縁フィルム包囲体を示す側面図である。 実施形態1に係るリチウム二次電池のうち、絶縁フィルム包囲体を示す説明図である。 実施形態1に係るリチウム二次電池の製造方法に関し、フィルム切断工程において、長尺絶縁フィルムを所定形状に切断する様子を示す説明図である。 実施形態1に係るリチウム二次電池の製造方法に関し、所定形状に切断された絶縁フィルムを示す平面図である。 実施形態1に係るリチウム二次電池の製造方法に関し、所定形状の絶縁フィルムのうち切り欠き部近傍を示す部分拡大平面図である。 実施形態1に係るリチウム二次電池の製造方法に関し、挿入工程において、電極体が収容された絶縁フィルム包囲体をケース本体部材内に挿入する様子を示す説明図である。 実施形態2に係るリチウム二次電池の製造方法に関し、所定形状の絶縁フィルムのうち切り欠き部近傍を示す部分拡大平面図である。 実施形態3に係るリチウム二次電池の製造方法に関し、所定形状の絶縁フィルムのうち切り欠き部近傍を示す部分拡大平面図である。 実施形態4に係るリチウム二次電池のうち、絶縁フィルム包囲体を示す説明図である。 実施形態4に係るリチウム二次電池の製造方法に関し、所定形状の絶縁フィルムのうち切りき部近傍を示す部分拡大平面図である。 実施形態5に係るリチウム二次電池のうち、絶縁フィルム包囲体を示す説明図である。
(実施形態1)
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に、本実施形態1に係るリチウム二次電池(電池)100の縦断面図を示す。また、図2に、このリチウム二次電池100を構成する電極端子部材130,140、ケース蓋部材113及び各絶縁部材150,160,170を示す。また、図3に、電極体(発電要素)120が収容された状態の絶縁フィルム包囲体125を示す。更に、図4に、絶縁フィルム包囲体125を示す。なお、図1〜図4における上方をリチウム二次電池100の上側、下方をリチウム二次電池100の下側として説明する。
このリチウム二次電池100は、ハイブリッドカー、電気自動車等の車両や、ハンマードリル等の電池使用機器に搭載される角型電池である。リチウム二次電池100は、角型の電池ケース110、この電池ケース100内に収容された電極体120、この電極体120を包囲しつつ電池ケース110内に収容された絶縁フィルム包囲体125、電池ケース110に支持された2つの電極端子部材130,140、電池ケース110と電極端子部材130,140との間を絶縁する3種類の絶縁部材150,160,170等から構成されている。また、電池ケース110の内部には、電解液が注入されている。
このうち、電池ケース110は、金属(具体的には純アルミニウム)からなり、直方体状に形成されている。この電池ケース110は、上側のみが開口した箱状(有底四角筒状)をなし、後述する電極体120及び絶縁フィルム包囲体125を収容するケース本体部材111と、このケース本体部材111の開口111hを閉塞する形態で溶接された矩形板状のケース蓋部材113とから構成されている。
ケース本体部材111は、ケース蓋部材113に対向する矩形板状のケース底壁部111bと、ケース蓋部材113とケース底壁部111bとの間を結ぶ矩形板状の4つのケース側壁部111c,111c,…とからなる。
ケース蓋部材113は、表面113a及び裏面113bを有する矩形板状をなし、その長手方向(図1及び図2中、左右方向)の両端近傍の所定位置には、このケース蓋部材113を貫通する円孔の端子挿通孔113h,113hがそれぞれ形成されている。一方の端子挿通孔113h(図1及び図2中、左側)には、後述する正極電極端子部材130が挿通され、他方の端子挿通孔113h(図1及び図2中、右側)には、後述する負極電極端子部材140が挿通されている。
ケース蓋部材113の長手方向中央には、安全弁部113jが設けられている。この安全弁部113jは、ケース蓋部材113と一体的に形成されてケース蓋部材113の一部をなす。安全弁部113jは、ケース蓋部材113の他の部分よりも薄く薄膜状に形成されると共に、その上側にはV字溝を有し、厚みが特に薄くされた破断部113jvが所定形状に形成されている。これにより、安全弁部113jは、電池ケース110内部の内圧が所定圧力に達した際に作動する。即ち、内圧が所定圧力に達したときに破断部113jvが破断して、電池内部のガスを電池外部に放出する。
また、この安全弁部113j上には、PPS樹脂からなる薄膜状の樹脂膜115が被着形成されている。安全弁部113jは薄く形成され、破断部113jvは特に薄く形成されているので、酸化により穴が生じるなど破損するおそれがある。しかし、安全弁部113j上に樹脂膜115を形成することにより、安全弁部113jが外部から保護されるので、安全弁部113jに破損が生じることを効果的に防止できる。
また、ケース蓋部材113の長手方向中央よりも負極電極端子部材140側の所定位置には、電解液を電池ケース110内に注入する為の注液口部113mが設けられている。
図1に示すように、電池ケース110の内部には、自身の軸方向に(図1中、左右方向)に直交する横断面が長円形状をなす捲回型の電極体120が、横倒しにした状態で、即ち、電極体120の軸方向が、ケース本体部材111の2つのケース側壁部111c,111cと直交する状態で、収容されている。この電極体120の軸方向の両端には、正極電極端子部材130の要素接続部材131及び負極電極端子部材140の要素接続部材131が接続されている。
この電極体120は、正極シートと負極シートとをセパレータを介して重ねて捲回し、扁平状に圧縮したものである。正極シートは、長尺状アルミニウム箔からなる正極集電体を有する。この正極集電体の両面には、正極活物質を含む正極活物質層が形成されている。また、負極シートは、長尺状銅箔からなる負極集電体を有する。この負極集電体の両面には、負極活物質を含む負極活物質層が形成されている。セパレータは、多孔質のポリプロピレン樹脂シートからなる。
この電極体120は、上側のみが開口した箱状(有底四角筒状)をなす絶縁フィルム包囲体125に、自身の上側を除いて全体的に包囲されている(図1の他、図3及び図4も参照)。この絶縁フィルム包囲体125は、電極体120と電池ケース110(電池ケース本体部材111)との間に介在して両者を絶縁している。この絶縁フィルム包囲体125は、2つの切り欠き部126r,126rを有する所定形状(本実施形態1では矩形状)の絶縁フィルム126を、切り欠き部126r,126rがそれぞれ自身の外側に配置される形態に、かつ、有底四角筒状に折り曲げて、所定部位を溶着して形成したものである。
具体的には、絶縁フィルム包囲体125は、底壁部125bと、4つの側壁部(第1側壁部125c1、第2側壁部125c2、第3側壁部125c3及び第4側壁部125c4)とからなる。4つの側壁部のうち、第1側壁部125c1の外側と第2側壁部125c2の外側には、それぞれ切り欠き部126r,126rが配置されている。各々の切り欠き部126rの外周縁126rfは、角部を有しないなだらかな形態の略コ字状とされている。詳細には、この外周縁126rfは、後述する挿入工程における挿入方向SD(図4中、上下方向)に直交する直交方向VDに延び、互いに平行な第1直交縁部126rf1及び第2直交縁部126rf2と、これらの間に位置し、挿入方向SDに延びる中間縁部126rf3と、第1直交縁部126rf1と中間縁部126rf3と間を結ぶR形状の第1R縁部126rf4、及び、第2直交縁部126rf2と中間縁部126rf3と間を結ぶR形状の第2R縁部126rf5とからなる。
次に、正極他電極端子部材130及び負極電極端子部材140について説明する(図1〜図3参照)。正極電極端子部材130と負極電極端子部材140は、基本的に同様な構成であるため、これらを構成する各部材には、正極電極端子部材130と負極電極端子部材140とで同一の符号を付して説明する。
正極電極端子部材130は、電池ケース110の内部において電極体120の正極シートと電気的かつ機械的に接続する一方、電池ケース110(ケース蓋部材113)に形成された端子挿通孔113hを通じて、電池ケース110の外部(ケース蓋部材113上)に延出している。また、負極電極端子部材140は、電池ケース110の内部において電極体120の負極シートと電気的かつ機械的に接続する一方、電池ケース110(ケース蓋部材113)に形成された端子挿通孔113hを通じて、電池ケース110の外部(ケース蓋部材113上)に延出している。
これらの電極端子部材130,140は、それぞれ、電池ケース110の内部から端子挿通孔113hを通じてケース蓋部材113上に延出する要素接続部材131と、この要素接続部材131に接続し、ケース蓋部材113上に位置する外部配置端子部材133と、この外部配置端子部材133に接続し、ケース蓋部材113上に配置された締結部材135とからなる。これら要素接続部材131、外部配置端子部材133及び締結部材135は、いずれも金属から形成されている。なお、正極電極端子部材130の要素接続部材131は、電極体120の正極シート(アルミニウム箔)との溶接を考慮して、純アルミニウムにより形成されており、負極電極端子部材140の要素接続部材131は、電極体120の負極シート(銅箔)との溶接を考慮して、純銅により形成されている。
このうち要素接続部材131は、要素接続本体部131eと挿通部131fと加締部131gとからなる。
要素接続本体部131eは、金属板材を屈曲加工した所定形状を有し、電池ケース110の内部に位置し、電極体120に溶接されている。これにより、要素接続部材131と電極体120とが電気的かつ機械的に接続されている。
挿通部131fは、円柱状をなし、自身の下端で要素接続本体部131eの上端131esに連なると共に、自身の上端で加締部131gに連なっている。この挿通部131fは、ケース蓋部材113の端子挿通孔113h及び後述する外部配置端子部材133の固定部133eの固定孔133ehに挿通されている。
加締部131gは、電池外部に露出し、加締められ拡径されて傘状をなして、後述する外部配置端子部材133の固定部133eに上側から係合している。
外部配置端子部材133は、電池ケース110の外部のうちケース蓋部材113上に位置し、固定部133eと中間部133fと外部接続部133gとからなり、Z字状(段状)をなす。
このうち固定部133eは、ケース蓋部材113側とは逆側(上側)を向く固定部表面133eaと、ケース蓋部材113側(下側)を向く固定部裏面113ebとを有する板状をなす。この固定部133eは、ケース蓋部材113に沿ってかつこれに平行に延び、後述する外部絶縁部材150を介してケース蓋部材113に固定されている。具体的には、この固定部133eは、外部絶縁部材150の固定部用凹部150fm内に配置されている。また、この固定部133eには、自身を貫通する固定孔133ehが形成され、前述のように要素接続部材131の挿通部133fが挿通されている。また、この固定部133eには、前述のように要素接続部材131の加締部131gが接続している。
中間部133fは、固定部133eの固定部表面133eaに連なる中間部表面133faと、固定部裏面133ebに連なる中間部裏面133fbとを有する板状をなす。この中間部133fは、固定部133eに連なり、ケース蓋部材113から離れる方向、本実施形態1では、ケース蓋部材113に直交する方向のうち、ケース蓋部材113から離れる方向(上側)に延びている。
外部接続部133gは、ケース蓋部材113側とは逆側(上側)を向く接続部表面133gaと、ケース蓋部材113側(下側)を向く接続部裏面133gbとを有する板状をなす。この外部接続部133gは、中間部133fに連なり、ケース蓋部材113に沿って延び、自身を貫通する円孔のネジ挿通孔133ghが形成されている。接続部表面133gaは、バスバーなどの外部の接続端子との電気的接続に利用される。
次に、締結部材135について説明する。締結部材135は、締結部材135は、自身の外周に雄ネジが形成された雄ネジ部135eと、これよりも径大な基部135fとからなる。
このうち雄ネジ部135eは、ケース蓋部材113に直交する方向(上下方向)に延びる形態に外部接続部113gのネジ挿通孔133ghに挿通されており、上記のように外周に雄ネジが形成されている。なお、図1〜図3の各図においては、雄ネジの記載を省略してある。
基部135fは、円板状をなす円板部135f1と、この円板部153f1のケース蓋部材113側に位置し、円板部135f1よりも若干径小で、外形が六角柱状をなす六角部135f2とからなる。この基部135fは、雄ネジ部135e及び外部配置端子部材133の外部接続部133gよりもケース蓋部材113側に位置している。そして、基部135fのうち、ケース蓋部材113側とは逆側(上側)を向く基部表面135faが、外部接続部133gの接続部裏面133gbに当接して、締結部材135が外部端子部材133に電気的に接続している。また、この基部135fの六角部135f2は、後述する外部絶縁部材150の基部用凹部150fnに嵌合しており、これにより、締結部材135がその軸線周りに回転不能な状態とされている。
次に、電極端子部材130,140と共にケース蓋部材113に固定された外部絶縁部材150,150について説明する(図1〜図3参照)。この外部絶縁部材150は、電極端子部材130,140とケース蓋部材113との間に配置されて、電極端子部材130,140とケース蓋部材113とが接触して短絡することを防止している。この外部絶縁部材150は、樹脂(具体的には100%PPS)から形成されている。
この外部絶縁部材150は、電池ケース110の外部(ケース蓋部材113上)に配置されると共に、ケース蓋部材113の端子挿通孔113h内に配置されている。即ち、この外部絶縁部材150は、外部配置端子部材133とケース蓋部材113の表面113aとの間、及び、締結部材135とケース蓋部材113の表面113aとの間に介在している。これにより、外部配置端子部材133とケース蓋部材113との間が絶縁されると共に、締結部材135とケース蓋部材113との間が絶縁されている。また、この外部絶縁部材150は、要素接続部材131の挿通部131fとケース蓋部材113の端子挿通孔113hの内周面113haとの間に介在している。これにより、要素接続部材131の挿通部131fとケース蓋部材113との間が絶縁されている。
詳細には、外部絶縁部材150は、外部配置端子部材133の固定部133eの固定部裏面133ebとケース蓋部材113の表面113aとの間に介在している。即ち、外部絶縁部材150には、ケース蓋部材113側(下側)に凹み、ケース蓋部材113とは逆側(上側)に開口する平面視矩形状の固定部用凹部150fmが形成されている。そして、この固定部用凹部150fm内に外部配置端子部材133の固定部133eが収まっている。
また、外部絶縁部材150は、締結部材135の基部135fとケース蓋部材113の表面113aとの間に介在している。即ち、外部絶縁部材150には、ケース蓋部材113側(下側)に凹み、ケース蓋部材113とは逆側(上側)に開口する平面視六角形状の基部用凹部150fnが形成されている。そして、この基部用凹部150fm内に締結部材135の基部135fの六角部135f2が収まっている。これにより、締結部材135が、その軸線周りに回転不能な状態となっている。
次に、電極端子部材130,140と共にケース蓋部材113に固定されたシールゴム160,160について説明する。このシールゴム160は、樹脂からなり、ケース蓋部材113と要素接続部材131の要素接続本体部131eとの間に、厚み方向に圧縮された状態で狭持されている。このシールゴム160は、円環板状をなし、その内側には、要素接続部材131の挿通部131fが挿通されている。このシールゴム160により、ケース蓋部材113と要素接続部材131の要素接続本体部131eとの間の絶縁及びシールが行われている。
次に、電極端子部材130,140と共にケース蓋部材113に固定された内部絶縁部材170,170について説明する。この内部絶縁部材170は、介在部170eと側壁部170fと側方部170gとから構成されている。この内部絶縁部材170は、樹脂製、具体的には、PPS樹脂から形成されている。
介在部170eは、シールゴム160の径方向外側に配置されると共に、ケース蓋部材113と要素接続部材131の要素接続本体部131eとの間に配置されている。これにより、ケース蓋部材113と要素接続部材131の要素接続本体部131eとの間を絶縁できると共に、シールゴム160の厚みを所定の厚みに規制できる。
側壁部170fは、この介在部170eの径方向外側に位置し、この介在部170eからケース蓋部材113側とは逆側(下側)に延びている。
側方部170gは、介在部170e及び側壁部170fの側方に連なって、ケース蓋部材113と電極体120との間に配置されている。これにより、ケース蓋部材113と電極体120とが接触することを確実に防止している。また、この側方部170gが存在することにより、電極体120がケース蓋部材113側に移動することを防止できるので、電極体120と、ケース蓋部材113の中央に設けられた安全弁部113jとが、常に所定距離以上離間された状態を維持できる。これにより、電極体120が安全弁部113jを塞いでしまうことを防止できる。
次いで、上記リチウム二次電池100の製造方法について説明する。
電極体120と要素接続部材131,131をそれぞれ用意する。そして、電極体120の軸方向の両端に、正極用の要素接続部材131と負極用の要素接続部材131を溶接する。その後、各要素接続部材131,131の挿通部131f,131fにそれぞれシールゴム160,160を配置する。また、各シールゴム160,160の径方向外側にそれぞれ内部絶縁部材170,170を配置する。更に、各内部絶縁部材170,170の上に、ケース蓋部材113を配置し、ケース蓋部材113の端子挿通孔113h,113hに、各要素接続部材131,131の挿通部131f,131fを挿入する。
次に、このうちのケース蓋部材113上に、外部絶縁部材150を配置し、更にその上に、外部配置端子部材133と締結部材135を配置する。その際、各外部配置端子部材133,133の固定部133e,133eの固定孔133eh,133ehに、各要素接続部材131,131の挿通部131f,131fを挿入する。その後、各要素接続部材131,131のうち、固定孔133eh,133ehから突出した部分を加締めて拡大し、加締部131g,131gを形成する。これにより、電極体120に、電極端子部材130,140、ケース蓋部材113及び各絶縁部材150,160,170が固定される。
また一方で、絶縁フィルム包囲体125を形成する。即ち、まず、長尺帯状をなす長尺絶縁フィルム127が捲回されたフィルムロール128を用意する(図5参照)。長尺絶縁フィルム127には、その長手方向の所定寸法毎に予め位置決め部126r,126r,…が形成されている。この位置決め部126r,126r,…は、長尺絶縁フィルム127のうち、その長手方向に延びる第1長辺127g1に沿う第1長辺部127h1、及び、第2長辺127g2に沿う第2長辺部127h2に、互いに対向するようにして形成されている。
これらの位置決め部126r,126r,…は、第1長辺127g1または第2長辺127g2から凹設された切り欠き部からなる。切り欠き部126rは、前述したように、その外周縁126rfが角部を有しないなだらかな形態とされている。即ち、この外周縁126rfは、前述のように、第1直交縁部126rf1、第2直交縁部126rf2、中間縁部126rf3、第1R縁部126rf4及び第2R縁部126rf5からなり、略コ字状とされている。
そして、フィルム切断工程において、長尺絶縁フィルム127を、その長手方向の一端側から、図5中に矢印で示すように引き出しつつ、所定寸法(本実施形態1では150mm)毎に切断し、所定形状(矩形状)の絶縁フィルム126,126,…を形成する。その際、位置決め部(切り欠き部)126r,126r,…を用いて長尺絶縁フィルム126の切断位置決めを行いながら、長尺絶縁フィルム127を切断していく。具体的には、互いに対向する一対の切り欠き部126r,126rに、位置決め用ピンPP,PPをそれぞれ挿入して当接させることにより、長尺絶縁フィルム127の位置決めを行い、長尺絶縁フィルム127を切断する。このフィルム切断工程により、図6及び図7に示すように、一対の切り欠き部126r,126rを有する矩形状の絶縁フィルム126が形成される。
次に、包囲体形成工程において、矩形状に切断された絶縁フィルム126を、2つの切り欠き部126r,126rがそれぞれ自身の外側に配置される形態に折り曲げて、絶縁フィルム包囲体125を形成する(図4参照)。詳細には、絶縁フィルム126を、底壁部125bと、4つの側壁部(第1側壁部125c1、第2側壁部125c2、第3側壁部125c3及び第4側壁部125c4)とからなる有底四角筒状に、かつ、これらの側壁部のうちの第1側壁部125c1及び第2側壁部125c2の外側に切り欠き部126r,126rが配置される形態に折り曲げる。その後、所定部位(絶縁フィルム126同士が重なった部分)を溶着して、絶縁フィルム包囲体125を形成する。
次に、電極端子部材130,140等を固定した前述の電極体120を、絶縁フィルム包囲体125に収容する(図3参照)。なお、本実施形態1では、絶縁フィルム126から絶縁フィルム包囲体125を形成した後に、絶縁フィルム包囲体125に電極体120等を収容しているが、電極体120等を絶縁フィルム126で包み込みながら、絶縁フィルム126から絶縁フィルム包囲体125を形成するようにしてもよい。
次に、挿入工程において、絶縁フィルム包囲体125の各々の側壁部125c1,125c2,125c3,125c4を、ケース本体部材111の開口周縁111hfに接触させながら、電極体120等が収容された絶縁フィルム包囲体125を、ケース本体部材111内に挿入する(図8参照)。
次に、電極体120及び絶縁フィルム包囲体125がケース本体部材111内に収容されるようにして、ケース蓋部材113をケース本体部材111の開口111h上に配置する。そして、ケース蓋部材113の周縁とケース本体部材111の開口周縁111hfとをレーザ溶接する。その後、ケース蓋部材113の注液口部113mから電池ケース110内に電解液を注入し、この注液口部113mを封止する。かくして、リチウム二次電池100が完成する。
以上で説明したように、本実施形態1のリチウム二次電池100の製造方法では、長尺絶縁フィルム127に、その長手方向の所定寸法毎に予め位置決め部126r,126r,…が形成されている。そして、長尺絶縁フィルム127を所定寸法毎に切断するフィルム切断工程において、この位置決め部126r,126r,…を用いて長尺絶縁フィルム127の切断位置決めを行いながら、長尺絶縁フィルム127を切断する。このようなフィルム切断工程を行うことで、切断後の絶縁フィルム126に寸法バラツキが生じるのを防止できる。従って、絶縁フィルム126から形成される絶縁フィルム包囲体125を形状バラツキのない所定形状とすることができ、電極体120と電池ケース110(電池ケース本体部材111)との間の絶縁を確実に行える信頼性の高いリチウム二次電池100を製造できる。
更に、本実施形態1では、位置決め部126r,126r,…が、長尺絶縁フィルム127の幅方向の中央部等ではなく、長尺絶縁フィルム127の第1長辺127g1に沿う第1長辺部127h1及び第2長辺127g2に沿う第2長辺部127h2にそれぞれ形成されている。このため、位置決め部126r,126r,…は、切断後の絶縁フィルム126においてその端部に位置することになる(図6参照)。従って、位置決め部126r,126r,…が切り欠き部からなるにも拘わらず、自身の内外を貫通する開口を有しない形態の絶縁フィルム包囲体125を容易に形成できる(図4参照)。よって、絶縁フィルム包囲体125を介した電極体120と電池ケース110(電池ケース本体部材111)との間の絶縁を、より確実なものとすることができる。
また、本実施形態1では、位置決め部126r,126r,…が、長尺絶縁フィルム127の第1長辺127g1及び第2長辺127g2からそれぞれ凹設された切り欠き部からなる。このような位置決め部(切り欠き部)126r,126r,…は、フィルム切断工程の際に、この切り欠き部126r,126r,…に位置決め用ピンPP,PPを挿入して当接させることができるので、長尺絶縁フィルム127の位置決めを容易かつ確実に行うことができる。
また、本実施形態1では、切り欠き部126rの外周縁126rfが角部を有しないなだらかな形態とされている。このため、挿入工程において、絶縁フィルム包囲体125がケース本体部材111の開口周縁111hfに接触する際に、切り欠き部126rが開口周縁111hfに接触しても、切り欠き部126rが開口周縁111hfに引っ掛かりにくく、絶縁フィルム包囲体125に破損を生じさせ難い。従って、絶縁フィルム包囲体125により電極体120と電池ケース110(電池ケース本体部材111)との間の絶縁を確実に行える信頼性の高いリチウム二次電池100を製造できる。
(実施形態2)
次いで、第2の実施の形態について説明する。本実施形態2に係るリチウム二次電池200では、切り欠き部226rの形状が、上記実施形態1の切り欠き部126rと異なる。それ以外は、基本的に上記実施形態1と同様であるので、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。図9に、本実施形態2に係る絶縁フィルム226の切り欠き部226r近傍を示す。
本実施形態2に係る絶縁フィルム226に凹設された切り欠き部226rは、その外周縁226rfが角部を有しないなだらかな形態の略V字状とされている。詳細には、この外周縁226rfは、直線状をなす第1直線縁部226rf1と、直線状をなす第2直線縁部226rf2と、これらの間を結ぶR形状のR縁部226rf3とからなり、略V字状とされている。
このリチウム二次電池200も、上記実施形態1と同様に、フィルム切断工程、包囲体形成工程、挿入工程等の各工程を行って製造する。
本実施形態2でも、切り欠き部226rの外周縁226rfが角部を有しないなだらかな形態のため、挿入工程(図8参照)において、絶縁フィルム包囲体225がケース本体部材111の開口周縁111hfに接触する際に、切り欠き部226rが開口周縁111hfに接触しても、切り欠き部226rが開口周縁111hfに引っ掛かりにくく、絶縁フィルム包囲体225に破損を生じさせ難い。従って、絶縁フィルム包囲体225により電極体120と電池ケース110(電池ケース本体部材111)との間の絶縁を確実に行える信頼性の高いリチウム二次電池200を製造できる。その他、上記実施形態1と同様な部分は、上記実施形態1と同様な作用効果を奏する。
(実施形態3)
次いで、第3の実施の形態について説明する。本実施形態3に係るリチウム二次電池300では、切り欠き部326rの形状が、上記実施形態1,2の切り欠き部126r,226rと異なる。それ以外は、基本的に上記実施形態1,2と同様であるので、上記実施形態1,2と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。図10に、本実施形態3に係る絶縁フィルム326の切り欠き部326r近傍を示す。
本実施形態3の絶縁フィルム326に凹設された切り欠き部326rは、その外周縁326rfが角部を有しないなだらかな形態とされている。具体的には、この外周縁326rfは、円弧状とされている。
このリチウム二次電池300も、上記実施形態1,2と同様に、フィルム切断工程、包囲体形成工程、挿入工程等の各工程を行って製造する。
本実施形態3でも、切り欠き部326rの外周縁326rfが角部を有しないなだらかな形態のため、挿入工程(図8参照)において、絶縁フィルム包囲体325がケース本体部材111の開口周縁111hfに接触する際に、切り欠き部326rが開口周縁111hfに接触しても、切り欠き部326rが開口周縁111hfに引っ掛かりにくく、絶縁フィルム包囲体325に破損を生じさせ難い。従って、絶縁フィルム包囲体325により電極体120と電池ケース110(電池ケース本体部材111)との間の絶縁を確実に行える信頼性の高いリチウム二次電池300を製造できる。その他、上記実施形態1,2と同様な部分は、上記実施形態1,2と同様な作用効果を奏する。
(実施形態4)
次いで、第4の実施の形態について説明する。本実施形態4に係るリチウム二次電池400では、切り欠き部426rの形状が、上記実施形態1〜3の切り欠き部126r,226r,326rと異なる。それ以外は、基本的に上記実施形態1〜3と同様であるので、上記実施形態1〜3と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。図11に、本実施形態4に係る絶縁フィルム包囲体425を示す。また、図12に、本実施形態4に係る絶縁フィルム426の切り欠き部426r近傍を示す。
本実施形態4に係る絶縁フィルム包囲体425は、上側のみが開口した箱状(有底四角筒状)をなす。この絶縁フィルム包囲体425は、包囲体形成工程において、2つの切り欠き部426r,426rを有する矩形状の絶縁フィルム426を、切り欠き部426r,426rが自身の外側に配置される形態に、かつ、有底四角筒状に折り曲げ溶着して形成したものである。
具体的には、絶縁フィルム包囲体425は、上記実施形態1等と同様に、底壁部425bと、4つの側壁部(第1側壁部425c1、第2側壁部425c2、第3側壁部425c3及び第4側壁部425c4)とからなる。4つの側壁部のうち、第1側壁部425c1の外側と第2側壁部425c2の外側には、それぞれ切り欠き部426r,426rが配置されている。
各々の切り欠き部426rは、その外周縁426rfが概略コ字状とされている。詳細には、この外周縁426rfは、挿入工程における挿入方向SD(図4中、上下方向)に直交する直交方向VDに延び、互いに平行な第1直交縁部426rf1及び第2直交縁部426rf2と、これらの間を結ぶ中間縁部426rf3とからなる。なお、第1直交縁部426rf1が本発明の直交縁部に相当する。また、第2直交縁部426rf2及び中間縁部426rf3は、挿入工程において、第1直交縁部426rf1よりも先にケース本体部材111に挿入されるため、これらを合わせて、本発明の先挿入縁部に相当する。
第1直交縁部426rf1の寸法bは、第2直交縁部426rf2の寸法よりも小さくされている。また、第1直交縁部426rf1の寸法bは、第1側壁部425c1及び第2側壁部425c2の幅方向(直交方向VD)の寸法aに対して、b≦2a/3を満たす大きさとされている。本実施形態4では、a=5mmであり、b=2mmである。
このリチウム二次電池400も、上記実施形態1〜3と同様に、フィルム切断工程、包囲体形成工程、挿入工程等の各工程を行って製造する。
本実施形態4では、切り欠き部426rの外周縁426rfにおける第1直交縁部426rf1の寸法bが、第1側壁部425c1等の幅方向の寸法aに対して、b≦2a/3を満たす大きさとされている。このように第1直交縁部426rf1の寸法bを小さくすることで、挿入工程において、第1直交縁部426rf1がケース本体部材111の開口周縁111hfに接触しても、第1直交縁部426rf1が開口周縁111hfに引っ掛かりにくくなり、絶縁フィルム包囲体425に破損を生じさせ難い。従って、絶縁フィルム包囲体425により電極体120と電池ケース110(電池ケース本体部材111)との間の絶縁を確実に行える信頼性の高いリチウム二次電池400を製造できる。その他、上記実施形態1〜3と同様な部分は、上記実施形態1〜3と同様な作用効果を奏する。
(実施形態5)
次いで、第5の実施の形態について説明する。本実施形態5に係るリチウム二次電池500では、絶縁フィルム包囲体525の形態が、上記実施形態1〜4の絶縁フィルム包囲体125,225,325,425と異なる。それ以外は、基本的に上記実施形態1〜4と同様であるので、上記実施形態1〜4と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。図13に、本実施形態5に係る絶縁フィルム包囲体525を示す。
本実施形態5に係る絶縁フィルム包囲体525は、上記実施形態1と同様に、2つの切り欠き部126r,126rを有する矩形状の絶縁フィルム126からなり、上側のみが開口した箱状(有底四角筒状)をなす。この絶縁フィルム包囲体525も、包囲体形成工程において、絶縁フィルム126を有底四角筒状に折り曲げ溶着して形成したものであるが、切り欠き部126r,126rが自身の外側ではなく内側に配置される形態としている点が、上記実施形態1〜4と異なる。
この絶縁フィルム包囲体525は、上記実施形態1等と同様に、底壁部525bと、4つの側壁部(第1側壁部525c1、第2側壁部525c2、第3側壁部525c3及び第4側壁部525c4)とからなる。しかしながら、切り欠き部126r,126rは、4つの側壁部のうち、第1側壁部525c1の内側と第2側壁部525c2の内側にそれぞれ配置されている。
本実施形態5のリチウム二次電池500は、次のように製造する。即ち、フィルム切断工程で矩形状の絶縁フィルム126を形成した後、包囲体形成工程において、絶縁フィルム126で電極体120等を包みながら、絶縁フィルム126から絶縁フィルム包囲体525を形成する。その後、挿入工程等、上記実施形態1等と同様の各工程を行って、リチウム二次電池500を完成させる。
このように本実施形態5では、包囲体形成工程において、所定形状の絶縁フィルム126を、切り欠き部126r,126rが自身の内側に配置される形態に折り曲げて、絶縁フィルム包囲体526を形成する。このため、挿入工程において、絶縁フィルム包囲体526がケース本体部材111の開口周縁111hfに接触する際、切り欠き部126r,126rが絶縁フィルム包囲体525の内側に配置されているために、切り欠き部126r,126rは開口周縁111hfに接触しない。従って、挿入工程において絶縁フィルム包囲体525に破損を生じさせ難く、電極体120と電池ケース110(電池ケース本体部材111)との間の絶縁が確実な信頼性の高いリチウム二次電池500を製造できる。その他、上記実施形態1〜4と同様な部分は、上記実施形態1〜4と同様な作用効果を奏する。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態1〜5限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態1〜5では、電池として、リチウム二次電池100等を例示したが、例えばニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池等の他の種類の二次電池などにも、本発明を適用できる。
また、上記実施形態1〜5では、捲回型の電極体120を有する電池100等を例示したが、積層型の発電要素を有する電池などにも、本発明を適用できる。
100,200,300,400,500 リチウム二次電池(電池)
110 電池ケース
111 ケース本体部材
111h 開口
111hf 開口周縁
113 ケース蓋部材
120 電極体(発電要素)
125,225,325,425,525 絶縁フィルム包囲体
125c1,425c1,525c1 第1側壁部
125c2,425c2,525c2 第2側壁部
125c3,425c3,525c3 第3側壁部
125c4,425c4,525c4 第4側壁部
126,226,326,426 絶縁フィルム
126r,226r,326r,426r 切り欠き部(位置決め部)
126rf,226rf,326rf,426rf 外周縁
426rf1 第1直交縁部(直交縁部)
426rf2 第2直交縁部(先挿入縁部)
426rf3 中間縁部(先挿入縁部)
127 長尺絶縁フィルム
127g1 第1長辺
127g2 第2長辺
127h1 第1長辺部
127h2 第2長辺部
128 フィルムロール
SD 挿入方向
VD 直交方向
a (第1,第2側壁部の)幅寸法
b (第1直交縁部の)寸法

Claims (6)

  1. 発電要素と、
    前記発電要素を収容する電池ケースと、
    所定形状の絶縁フィルムから形成されてなり、前記発電要素を包囲すると共に、前記発電要素と前記電池ケースとの間に介在して両者を絶縁する絶縁フィルム包囲体と、を備える
    電池の製造方法であって、
    長尺帯状をなす長尺絶縁フィルムを、その長手方向の一端側から引き出しつつ所定寸法毎に切断し、前記所定形状の絶縁フィルムを形成するフィルム切断工程であって、
    前記長尺絶縁フィルムには、その長手方向の前記所定寸法毎に予め位置決め部が形成されてなり、
    前記位置決め部を用いて前記長尺絶縁フィルムの切断位置決めを行って、前記長尺絶縁フィルムを切断するフィルム切断工程を備える
    電池の製造方法。
  2. 請求項1に記載の電池の製造方法であって、
    前記位置決め部は、
    前記長尺絶縁フィルムのうち、その長手方向に延びる第1長辺に沿う第1長辺部及び第2長辺に沿う第2長辺部のうちの少なくとも前記第1長辺部に形成されてなる
    電池の製造方法。
  3. 請求項2に記載の電池の製造方法であって、
    前記位置決め部は、
    前記第1長辺から凹設された切り欠き部からなる
    電池の製法方法。
  4. 請求項3に記載の電池の製造方法であって、
    前記電池ケースは、
    開口をなし、前記発電要素及び絶縁フィルム包囲体を収容するケース本体部材と、このケース本体部材の前記開口を閉塞するケース蓋部材とを有し、
    前記フィルム切断工程後、前記所定形状の絶縁フィルムを、前記切り欠き部が自身の外側に配置される形態に折り曲げて、前記絶縁フィルム包囲体を形成する包囲体形成工程と、
    前記絶縁フィルム包囲体を前記ケース本体部材の開口周縁に接触させながら、前記発電要素が収容された前記絶縁フィルム包囲体を、前記ケース本体部材内に挿入する挿入工程と、を更に備え、
    前記切り欠き部は、
    その外周縁が角部を有しないなだらかな形態とされてなる
    電池の製造方法。
  5. 請求項3または請求項4に記載の電池の製造方法であって、
    前記電池ケースは、
    開口を含む有底四角筒状をなし、前記発電要素及び絶縁フィルム包囲体を収容するケース本体部材と、このケース本体部材の前記開口を閉塞するケース蓋部材とを有し、
    前記フィルム切断工程後、前記所定形状の絶縁フィルムを、4つの側壁部を含む有底四角筒状に、かつ、これらの側壁部のうちの第1側壁部の外側に前記切り欠き部が配置される形態に折り曲げて、前記絶縁フィルム包囲体を形成する包囲体形成工程と、
    前記絶縁フィルム包囲体の前記側壁部を前記ケース本体部材の開口周縁に接触させながら、前記発電要素が収容された前記絶縁フィルム包囲体を、前記ケース本体部材内に挿入する挿入工程と、を更に備え、
    前記切り欠き部は、
    その外周縁が、前記挿入工程における挿入方向に直交する直交方向に沿う直交縁部と、この直交縁部に繋がり、前記挿入工程においてこの直交縁部よりも先に前記ケース本体部材内に挿入される先挿入縁部とからなる形態とされ、かつ、
    前記第1側壁部の前記直交方向に沿う幅寸法をa(mm)とし、前記直交縁部の寸法をb(mm)としたとき、b≦2a/3を満たす形態とされてなる
    電池の製造方法。
  6. 請求項3に記載の電池の製造方法であって、
    前記電池ケースは、
    開口をなし、前記発電要素及び絶縁フィルム包囲体を収容するケース本体部材と、このケース本体部材の前記開口を閉塞するケース蓋部材とを有し、
    前記フィルム切断工程後、前記所定形状の絶縁フィルムを、前記切り欠き部が自身の内側に配置される形態に折り曲げて、前記絶縁フィルム包囲体を形成する包囲体形成工程と、
    前記絶縁フィルム包囲体を前記ケース本体部材の開口周縁に接触させながら、前記発電要素が収容された前記絶縁フィルム包囲体を、前記ケース本体部材内に挿入する挿入工程と、を更に備える
    電池の製造方法。
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