JP2005259083A - ディジタル回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 乗算演算の高速化を図ることのできるディジタル回路を提供する。
【解決手段】 図1の回路は、入力信号A[n-1:0]、SH[log2n-1:0]、DAT[n-1:0]と、前記信号DATを前記信号SHビットだけシフトしたデータB[n-1:0]を出力するバレルシフタと、A,Bのそれぞれの桁をmビット毎のグループに分けて、G,P,キャリー入力がHのときの加算結果SUM0およびキャリー入力がLのときの加算結果SUM1を計算するグループG・P・SUM計算段と、前記グループ毎のキャリーを計算するキャリー計算回路と、前記グループ毎に計算されたSUM0,SUM1をキャリー計算回路が出力した各キャリーにより選択するSUM選択段からなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディジタル回路に関するものである。
近年携帯端末の発展に伴いデータ処理の高速化が不可欠となっており、携帯端末に搭載されるRISC CPUの演算処理に対しても高速化が要求されている。例えば携帯端末において写真画像(JPEG)の圧縮・伸長をする際には、DCT/量子化/逆量子化技術が用いられるが、このとき乗算の高速化が要求される。
通常RISC CPUの乗算には、バレルシフタと加算器を用いる方法と、乗算器を用いる方法とがあり、プログラムコンパイラが乗数に応じてどちらの方法がより高速かを判断し決定する。バレルシフタと加算器を使用して実行する場合は、例えばある数Aに対し乗数が2m+1(m≧1)であるような場合で、このときある数Aをバレルシフタでmビット左シフトして2m・Aを作成し、加算器で2m・A+Aを実行し解を得る。通常RISC CPUのバレルシフタおよび加算器のレイテンシはそれぞれ1クロック・サイクルなので、この乗算のレイテンシは2クロック・サイクルとなる。乗算器のレイテンシは3クロック・サイクルなので、バレルシフタと加算器を用いた場合の方が乗算器を用いた場合よりも1クロック・サイクル高速化できる。
ARM CPUは1クロック・サイクルで実行するようにバレルシフタと加算器を直列接続し、バレルシフタと加算器を用いる方法のレイテンシを低減させて乗算の高速化を行っている。これにより、先ほどの乗算が1クロック・サイクルで実現可能となる。またある数Aに対し乗数が2m+n+2m+2n+1=(2m+1)(2n+1)である場合の乗算についても2クロック・サイクルで実現可能となる。
特開2000−163251号公報
ところが、バレルシフタと加算器は遅延が大きいので、このパスがクリティカルとなる場合が多い(図5参照)。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、乗算演算の高速化を図ることのできるディジタル回路を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明によるディジタル回路は、ビット数がmである2つの信号a,b(0≦a,b≦2m−1)のうち信号aを入力し、信号aと、0から2m−1までの2個の値それぞれとについて、桁上げ生成項G(0≦i≦2m−1)、桁上げ伝搬項Pおよび和Sを計算し、出力する計算部と、計算部により計算された桁上げ生成項G、桁上げ伝搬項Pおよび和Sならびに信号bを入力し、i=bのときの桁上げ生成項G、桁上げ伝搬項Pおよび和Sを選択し、出力する選択部と、を備えることを特徴とする。
このディジタル回路において計算部は、信号bの値に関わらず、信号bの取り得る値すべてについて信号aとの間で演算を行う。そして、選択部において、これらの演算結果のうち正しいものが選択されることになる。このため、このディジタル回路を加算器の一部に用い、信号bをバレルシフタの出力に接続した場合、加算演算の一部とバレルシフタによる動作とを同時に実行することができる。したがって、乗算演算の高速化を図ることのできるディジタル回路が実現される。
これに対して、バレルシフタと加算器を直列接続した従来の回路では、バレルシフタの出力を待ってから加算演算を行わざるを得ないため、乗算演算の高速化の面で不充分である。
選択部は、桁上げ入力を0とした場合の和Sである和S0と、桁上げ入力を1とした場合の和Sである和S1とを、それぞれ出力してもよい。この場合、キャリー入力が計算されるのを待たずして、加算結果(和Sまたは和S1)の演算を行うことができる。したがって、乗算演算の一層の高速化を図ることのできるディジタル回路が実現される。
本発明によるディジタル回路は、桁上げ生成項Gおよび桁上げ伝搬項Pを入力し、桁上げ入力を計算し、出力する桁上げ計算部と、桁上げ計算部により計算された桁上げ入力に応じて、和S0および和S1のうち一方を選択し、出力する第2選択部と、を更に備えていてもよい。この場合、乗算演算の高速化を図ることのできる加算回路が実現される。
本発明によるディジタル回路は、選択部に入力される信号bを出力するバレルシフタを更に備えていてもよい。この場合、乗算演算を高速に実行することのできる乗算回路が実現される。
本発明によれば、乗算演算の高速化を図ることのできるディジタル回路が実現される。
以下、図面を参照しつつ、本発明によるディジタル回路の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明によるディジタル回路の一実施形態を示す図である。この回路は、入力信号A[n-1:0]、SH[log2n-1:0]、DAT[n-1:0]と、前記信号DATを前記信号SHビットだけシフトしたデータB[n-1:0]を出力するバレルシフタと、A,Bのそれぞれの桁をmビット毎のグループに分けて、G,P,キャリー入力がHのときの加算結果SUM0およびキャリー入力がLのときの加算結果SUM1を計算するグループG・P・SUM計算段と、前記グループ毎のキャリーを計算するキャリー計算回路と、前記グループ毎に計算されたSUM0,SUM1をキャリー計算回路が出力した各キャリーにより選択するSUM選択段からなる。
グループG・P・SUM計算段は構成が複雑であるので最初グループG・P・SUM計算段を構成するk+1個(kはnとmの商)のグループG・P・SUM計算回路について説明し、次にグループG・P・SUM計算段、キャリー計算回路、SUM選択段の順に詳細構成を述べる。
グループG・P・SUM計算回路はmビット単位でA,Bを入力する入力端子a,bと、グループ桁上げ生成項、グループ桁上げ伝搬項、下位からのキャリー入力がLのときの加算結果、下位からのキャリー入力がHのときの加算結果を出力する出力端子Gb,Pb,SUM0,SUM1を持つ。このグループG・P・SUM計算回路は、図2に示すように、G・P計算回路(図8参照)と加算器で構成される2m個のモジュール(以下、G・P・SUM計算素子という)と4個のセレクタで構成される。
第1のG・P・SUM計算素子は前記入力端子aと0との演算結果G、PおよびSUMをG0,P0,SUM0として出力する。第2のG・P・SUM計算素子は前記入力端子aと1との演算結果G、PおよびSUMをG1,P1,SUM1として出力する。第3のG・P・SUM計算素子は前記入力端子aと2との演算結果G、PおよびSUMをG2,P2,SUM2として出力する。第i(1≦i≦2m)のG・P・SUM計算素子は前記入力端子aとi-1との演算結果G,PおよびSUMをGi-1,Pi-1,SUMi-1として出力する。第2mのG・P・SUMを
Figure 2005259083
として出力する。4個のセレクタは入力信号bによって表1に基づき値を選択する。
Figure 2005259083
以下図1の回路を構成する各部の詳細構成を説明する。
G・P・SUM計算段は前記入力信号AのA[m-1:0](m≦n)と前記シフトしたデータB[m-1:0]をそれぞれ入力端子a,bで受け、グループ桁上げ生成項G0,m-1,グループ桁上げ伝搬項P0,m-1, 下位からのキャリー入力がLのときの加算結果SUM00および下位からのキャリー入力がHのときの加算結果SUM10を出力する前記グループG・P・SUM計算回路0と、 A[2m-1:m]とB[2m-1:m]とのグループ桁上げ生成項Gm,2m-1,グループ桁上げ伝搬項Pm,2m-1, 下位からのキャリー入力がLのときの加算結果SUM01および下位からのキャリー入力がHのときの加算結果SUM11を出力する第2のグループG・P・Sum計算回路1と、A[im-1:(i-1)m]とB[im-1:(i-1)m]とのグループ桁上げ生成項Gim,(i+1)m-1,グループ桁上げ伝搬項Pim,(i+1)m-1, 下位からのキャリー入力がLのときの加算結果SUM0iおよび下位からのキャリー入力がHのときの加算結果SUM1iを出力するグループG・P・Sum計算回路iと(0≦i≦k) (kはnとmの商)、A[n-1: km]とB[n-1:km]とのグループ桁上げ生成項Gkm,n-1,グループ桁上げ伝搬項Pkm,n-1, 下位からのキャリー入力がLのときの加算結果SUM0kおよび下位からのキャリー入力がHのときの加算結果SUM1kを出力するグループG・P・Sum計算回路kとからなる。
キャリー計算回路には例えば従来例同様CLA(Carry Look Ahead)回路を使用する。キャリー計算回路はG0,m-1,P0,m-1と加算器のキャリー入力c0を受けて下記数式9に従ってm桁目へのキャリー入力cmを出力し、Gim,(i+1)m-1,Pim,(i+1)m-1,c0を受けて2m桁目へのキャリー入力cimを出力し、Gkm,n-1,Pkm,n-1、c0を受けて加算器のキャリー出力ckmを出力する。
SUM選択段はSUM00,SUM10,c0を受けてc0がLのときはSUM00を、c0がHのときはSUM10を出力するセレクタSEL0と、 SUM01,SUM11,cmを受けてcmがLのときはSUM01を、cmがHのときはSUM11を出力するセレクタSEL1と、 SUM0i,SUM1i,cimを受けてcimがLのときはSUM0iを、cimがHのときはSUM1iを出力するSELi (0≦i≦k)と、SUM0k,SUM1k,ckを受けてckがLのときはSUM0kを、ckがHのときはSUM1kを出力するセレクタSELkとからなる。
なお、上記実施形態においては、各グループG・P・SUM計算回路に4個のセレクタが設けられ、そのうち2個のセレクタがそれぞれキャリー入力がLのときの加算結果及びキャリー入力がHのときの加算結果を出力する構成を示したが、各G・P・SUM計算素子の出力をそのまま出力する構成としてもよい。すなわち、セレクタは、G・P・SUM計算素子においてすべてのi(0≦i≦2m-1)について演算したSUMiの中から、入力信号bに対応するSUMを選択し出力するものであってもよい。
以下、図1の回路と従来技術に係る回路との間で、遅延時間の差を求める。そのために、まずは、従来技術においてバレルシフタと加算器を直列接続した場合(図5参照)のクリティカルパス遅延について論じる。
(バレルシフタの遅延)
nビットシフタについて、入力データ信号をa,入力シフトデータ信号をsh,左/右シフト選択信号をsel,出力信号をbとすると、bは以下式となる。
Figure 2005259083
ここで<<は左シフト、>>は右シフトを表す。ここでshをnビット信号としshiを第i桁目のshとすると以下のようにshは展開できる。
Figure 2005259083
数式1、数式2よりbは以下のように展開できる。
Figure 2005259083
バレルシフタは数式3を元にshのビットごとにシフト量を決定する回路を構成している。
以下に左シフト用nビットバレルシフタの構成(図6)と動作を示す。nビットバレルシフタは、バレルシフタのnビット入力データ信号A[n-1:0],mビットシフト量入力データSH[m-1:0](m=log2n)、シフト出力データ信号B[n-1]、第1のシフト回路、第2のシフト回路、第mのシフト回路からなる。第1のシフト回路は、SH[0]がHのときA[m-1:0]の1ビットシフトした値を、Lの時はそのままの値を出力信号dat1[n-1:0]に出力する。第2のシフト回路は、SH[1]がHのときdat2[n-1:0]の2ビットシフトした値を、Lの時はそのままの値をdat2[n-1:0]に出力する。第mのシフト回路は、SH[m-1]=Hのときdatm-1[n-1:0]の入力データをmビットシフトした値を、SH[m-1]=Lのときはそのままの値をdatm[n-1:0]に出力する。
それぞれのシフト回路はビットごとに図7の回路を用いて構成している。図7の回路は入力信号a,b,cと出力信号dで、
Figure 2005259083
という論理を構成している。
第1のシフト回路は図7の回路に対し以下のように信号を接続して構成する。
Figure 2005259083
第2のシフト回路は図7の回路に対し以下のように信号を接続して構成する。
Figure 2005259083
第mのシフト回路は図7の回路に対し以下のように信号を接続して構成する。
Figure 2005259083
右シフト回路はシフトの向きを変更するだけで回路構成は同様である。
それぞれのシフト回路のパスは同じであるので、シフト回路の遅延時間は一意に決まる。ここで、図6のバレルシフタの遅延時間をTbarrel、図7のシフト回路の遅延をαとする。バレルシフタの入力データビット数をnとすると、直列に接続されるシフト回路の個数はlognとなるので、バレルシフタの遅延時間は以下であらわすことができる。
Figure 2005259083
(加算器の遅延)
桁上げ先見方式nビット加算器について、入力信号の第i桁目をそれぞれai,biとすると、以下式において第i桁目の桁上げ伝搬項pi、第i桁目の桁上げ生成項gi、第i+1桁目のキャリー出力ci+1、第i桁目の和出力sumiを定義できる。
Figure 2005259083
ここで+は論理和、・は論理積、
Figure 2005259083
は排他的論理和を表す。ここで、第h桁目から第i桁目(h≦i、h、iはそれぞれ任意)までのグループについてciを展開すると以下のようになる。
Figure 2005259083
ここでGh,i,Ph,iは以下である。
Figure 2005259083
ここでGi,i=gi,Pi,i=piを意味する。
このときGh,iは第h桁目から第i桁目までのグループの桁上げ生成項を表し,Ph,iは第h桁目から第i桁目までのグループの桁上げ伝搬項を意味する。以降Gh,i,Ph,iをグループ桁上げ生成項、グループ桁上げ伝搬項と呼ぶ。
また、数式10は以下のように式変形可能である。(jは任意の整数で、h≦j<i)
Figure 2005259083
数式11は「第h桁目から第i桁目までのグループから桁上げが出力されるのは、そのグループ内の上位の部分(j+1,i)から桁上げが生成される場合か、あるいは下位の部分(h、j)からの桁上げが上位の部分へ伝搬する場合である」ことを意味する。従って、あるグループとその下位のグループのビット長を適当に選択することにより、上位グループの桁上げ生成項および伝搬項と、下位グループの桁上げ生成を並行して処理できることがわかる。またこの構成を階層化することにより多ビット長の加算においても高速化が可能になる。このように桁上げ先見法を採用した一般的な加算器は適当にビット長を選択し、桁上げの生成と桁上げ生成項、桁上げ伝搬項の生成を並列化している。
以下に図5の桁上げ先見方式nビット加算器の構成と動作を示す。桁上げ先見方式nビット加算器は、入力信号A,Bそれぞれの0桁目(最下位)A0,B0を受けて桁上げ生成項G0,0、桁上げ伝搬項P0,0を出力するpg生成回路0と、入力信号A,Bそれぞれの1桁目A1,B1を受けて桁上げ生成項G1,1、桁上げ伝搬項P1,1を出力するpg生成回路1と、入力信号A,Bそれぞれのi桁目(0≦i≦n-1)Ai,Biを受けて桁上げ生成項Gi,i、桁上げ伝搬項Pi,iを出力するpg生成回路iと、入力信号A,Bそれぞれのn-1桁目 An-1,Bn-1を受けて桁上げ生成項Gn-1,n-1、桁上げ伝搬項Pn-1,n-1を出力するpg生成回路n-1と、前記Gi,i,Pi,iを受けてi+1桁目のキャリーci+1を出力するキャリー計算回路(数式8参照)と、前記Ai,Bi,Ciを受けて加算結果sumiを出力する排他的論理和回路(数式8参照)からなる。
キャリー計算回路は数式9、11に示すグループ桁上げ生成項G,グループ桁上げ伝搬項Pの公式を用いてキャリー出力ci+1を演算する。図8に2桁(j-h=i-j=2)をグループとしたときの8ビット用キャリー計算回路を示す。このキャリー計算回路の場合、構成は2個ずつの第1段目のG・P併せ回路が出力するG,Pを受けてG,Pを併せて出力する第2段目のG・P併せ回路と、2個ずつの第2段目のG,Pを受けてG,Pを併せて出力する第3段目のG・P併せ回路と、第3段目の各G,Pとc0を受けてキャリーを出力するキャリー出力回路からなる。グループがM個単位でかつnビット用キャリー計算回路(M、nは任意の整数)の場合は、G・P併せ回路がM個ずつのG,P結果を併せて演算するので、段数はlogMnとなる。なお、G,P計算回路をCMOS回路で構成する場合、高速動作のためファンイン数を通常4以下に制限することが多い。
次に従来技術での加算器の遅延を求める。pg生成回路、排他的論理和回路は加算器のビット数に関係なく遅延が定義できるので、G,P併せ回路の遅延をβ、pg生成回路、排他的論理和回路の遅延をあわせたものをγとすると加算器の遅延Tadderは以下で表すことができる。
Figure 2005259083
(全体の遅延)
上記から従来技術においてバレルシフタと加算器の直列接続回路を構成した場合、クリティカルパスは図9で示される部分となり、遅延は数式7、12から以下のように定義される。
Figure 2005259083
次に、図1の回路のクリティカルパス遅延を考える。図1において、バレルシフタの入力信号SH,DATおよび加算器の入力信号Aの前段がF/Fであることを仮定する。入力信号Aからデータが入力されると,第(i+1)のグループG・P・SUM計算回路(0≦i≦k)はGbi,Pbi,Sum0i,Sum1iを出力する。入力信号AからG・P・SUM計算回路の出力信号までの最大遅延TpatはG・P計算回路の遅延が最も大きいので数式12より以下で定義される。
Figure 2005259083
次にバレルシフタの入力信号SH,DATから発明回路の出力信号までの最大遅延Tbarは数式7より以下で定義される。
Figure 2005259083
キャリー計算回路の構成は従来例に対しmビット分減るので、最大遅延Tcarryは数式12より以下で定義される。
Figure 2005259083
以上から本発明の回路で回路を構成した場合、クリティカルパス遅延は以下で定義される。
Figure 2005259083
上式において、M≧2、m<nなので、Tpat<Tbarが成立する。よって以下式となる(図4参照)。
Figure 2005259083
数式13、18より図9に示す従来回路のクリティカルパス遅延Toldと図4に示す上記実施形態の回路のクリティカルパス遅延Tnewの遅延差Tdifは以下となる。
Figure 2005259083
m>1なのでlogM mは正の値である。従って従来に比べてTdifだけ高速化できる。
以上説明したように、図1の回路によれば、バレルシフタと加算器が直列接続される組み合わせ回路において、バレルシフタの出力信号を選択信号として用いることにより加算器を高速化できる効果がもたらされる。
本発明によるディジタル回路の一実施形態を示す図である。 グループG・P・Sum計算回路を示す図である。 G・P・Sum計算の詳細な構成を示す図である。 図1の回路のクリティカルパスを示す図である。 従来技術に係るディジタル回路を示す図である。 nビットバレルシフタの回路を示す図である。 バレルシフタで用いる各ビットのシフト回路を示す図である。 従来例による8ビット用キャリー計算回路を示す図である。 図5の回路のクリティカルパスを示す図である。

Claims (4)

  1. ビット数がmである2つの信号a,b(0≦a,b≦2m−1)のうち前記信号aを入力し、前記信号aと、0から2m−1までの2個の値それぞれとについて、桁上げ生成項G(0≦i≦2m−1)、桁上げ伝搬項Pおよび和Sを計算し、出力する計算部と、
    前記計算部により計算された前記桁上げ生成項G、前記桁上げ伝搬項Pおよび前記和Sならびに前記信号bを入力し、i=bのときの前記桁上げ生成項G、前記桁上げ伝搬項Pおよび前記和Sを選択し、出力する選択部と、
    を備えることを特徴とするディジタル回路。
  2. 請求項1に記載のディジタル回路において、
    前記選択部は、桁上げ入力を0とした場合の前記和Sである和S0と、桁上げ入力を1とした場合の前記和Sである和S1とを、それぞれ出力することを特徴とするディジタル回路。
  3. 請求項2に記載のディジタル回路において、
    前記桁上げ生成項Gおよび前記桁上げ伝搬項Pを入力し、前記桁上げ入力を計算し、出力する桁上げ計算部と、
    前記桁上げ計算部により計算された前記桁上げ入力に応じて、前記和S0および前記和S1のうち一方を選択し、出力する第2選択部と、を更に備えることを特徴とするディジタル回路。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載のディジタル回路において、
    前記選択部に入力される前記信号bを出力するバレルシフタを更に備えることを特徴とするディジタル回路。
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