JP2005258973A - コンテンツの翻訳配信装置、コンピュータ・プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 コンテンツデータの翻訳依頼に対し、著作権管理上の問題が発生せずに、その翻訳データを安全に依頼者側に送るコンテンツの翻訳配信装置を提供する。
【解決手段】 翻訳者データ記憶部13の専門言語がサーチされ、言語データと専門言語が一致する翻訳者にアサインする。制御処理部15により、コンテンツデータ記憶部14がサーチされ、翻訳データ受信が完了していないコンテンツにつき、翻訳者に翻訳依頼データが送信される。タイムコード付き翻訳データが受信され、コンテンツデータ記憶部14の翻訳データ受信フラグが立てられ、翻訳データが記憶される。翻訳依頼者の受領が完了していない編集されたコンテンツデータについて、依頼者に翻訳完了通知がされる。依頼者端末2がアクセスしてきた時に、受領フラグが立てられると共に、コンテンツデータ記憶部14から翻訳データが送信され、依頼者の受領フラグが立っている全てのデータが削除される。
【選択図】 図14
【解決手段】 翻訳者データ記憶部13の専門言語がサーチされ、言語データと専門言語が一致する翻訳者にアサインする。制御処理部15により、コンテンツデータ記憶部14がサーチされ、翻訳データ受信が完了していないコンテンツにつき、翻訳者に翻訳依頼データが送信される。タイムコード付き翻訳データが受信され、コンテンツデータ記憶部14の翻訳データ受信フラグが立てられ、翻訳データが記憶される。翻訳依頼者の受領が完了していない編集されたコンテンツデータについて、依頼者に翻訳完了通知がされる。依頼者端末2がアクセスしてきた時に、受領フラグが立てられると共に、コンテンツデータ記憶部14から翻訳データが送信され、依頼者の受領フラグが立っている全てのデータが削除される。
【選択図】 図14
Description
本発明は、コンテンツの翻訳配信装置、コンピュータ・プログラム及び記録媒体に関する。
世間一般に広く横行している勤務体系などから、高い語学能力を有しながらも、低率のパート代で働く、或いは自宅にいることを強いられる主婦などの女性を有効活用するようにできるため、ネットワークを通じてコンテンツの翻訳を自宅にいながらにしてできる配信システムの提案がなされている(下記特許文献1参照)。
特開2001−204000
本来この技術は、インターネットなどで閲覧可能なコンテンツの翻訳システムであり、視聴者が自分で端末を操作して、翻訳の必要なコンテンツが出てきた場合、後述する翻訳データサーバにタイムコードのついた翻訳データを送ってもらい、視聴時に翻訳データも一緒にその端末上で編集されて該端末画面上に表示されるようにし向けられている構成である。
上記システムでは、配信するニュースなどの時事コンテンツについて、放送局などが翻訳の依頼をし、その翻訳を行って依頼者である放送局などに返すという構成を想定しておらず、上記構成には採用できない。
仮にそれが採用できたとしても、上記システムを使用する構成では、該コンテンツデータを一旦翻訳データサーバに記憶させる。さらに適宜翻訳者を選んで、このコンテンツデータを記録媒体乃至通信を介して送る。他方これらの翻訳者は、コンテンツデータの各フレーム毎にそのタイムコードをつけた状態で翻訳し、その翻訳データを翻訳データサーバ側に通信乃至、ある種の記録媒体を介して送り、最終的に該翻訳データサーバ上に記憶されることになる。
以上のように処理されてコンテンツデータとタイムコード付き翻訳データが、放送局などの翻訳依頼者側に送られ、そこで翻訳付きのコンテンツに編集され直して、放送などに使用される(翻訳テロップ付きコンテンツデータや音声読み上げ式コンテンツデータなどの状態で使用される)ことになると想定される。
しかし、このような場合、翻訳者乃至翻訳者側端末、及び翻訳引受側の翻訳データサーバには、コンテンツデータ及びそれに対応するタイムコード付き翻訳データが残り、放送局などにとっては、そのコンテンツデータに対する著作権の管理の上で、大きな問題がある。
すなわち、悪意の第3者などが翻訳者端末や上記翻訳データサーバにアクセスして、コンテンツデータや翻訳データを盗用し、他に流す恐れもある(特に翻訳者端末はセキュリティが甘く、その可能性は高い)。或いは第3者ではなく、これらの当事者が勝手に、他の放送局などに上記コンテンツデータや翻訳データを流すことも全く考えられないわけではない。
さらに、ニュースなどの時事コンテンツについては、似通った映像コンテンツデータが各通信社から送られ、それらの翻訳データ(翻訳文状のデータや翻訳の音声データなど)を、放送局などに送る場合が多く、それ故、翻訳作業の管理がしっかりできていないと、翻訳引受側(翻訳データサーバが置いてある側)の操作ミスなどにより、送る相手(放送局など)を間違えたり、場合によってはコンテンツデータそのものまでも間違えて送ってしまうことになりかねない。
本発明は、以上のような問題に鑑み創案されたもので、コンテンツデータの翻訳依頼に対して、著作権管理上の問題が発生せずに、その翻訳データを安全に依頼者側に送ることができるコンテンツの翻訳配信装置を提供せんとするものである。
そのため本発明の構成は、
受信手段と、送信手段と、依頼者データ記憶手段と、翻訳者データ記憶手段と、コンテンツデータ記憶手段と、制御処理手段とを少なくとも備えており、コンテンツデータと同期して再生できるように編集を行うための、タイムコード付きデータとして作成された翻訳データを受信し、コンテンツデータの翻訳を依頼してきた翻訳依頼者端末に転送するコンテンツの翻訳配信装置であって、
上記依頼者データ記憶手段は、少なくとも依頼者IDとそのメールアドレスを記憶しており、
上記受信手段は、翻訳依頼者端末から送信されるコンテンツデータを、該データに含まれる言語の種類を示す言語データと共に受信し、同時に上記制御処理手段は、その夫々に固有の依頼者IDを付与して、上記依頼者データ記憶手段に、依頼者IDとそのメールアドレスを記憶させ、
上記翻訳者データ記憶手段は、少なくとも翻訳者の、専門言語、メールアドレス、翻訳者IDを記憶しており、制御処理手段は、コンテンツデータに含まれる上記言語データに応じて、翻訳者データ記憶手段の専門言語をサーチし、コンテンツデータに含まれる言語データと専門言語が一致する翻訳者にアサインすると共に、
上記コンテンツデータ記憶手段は、翻訳依頼者の依頼者IDとアサインされた翻訳者IDを関連づけて各コンテンツID毎に、翻訳データ受信フラグ及び翻訳依頼者の受領フラグを備えたコンテンツデータを記憶し、
上記制御処理手段は、コンテンツIDを基にコンテンツデータ記憶手段をサーチし、翻訳データ受信フラグから明らかとなる翻訳データの受信が完了していないコンテンツについて、アサインされた翻訳者IDにより特定される翻訳者のメールアドレスに、上記送信手段により、コンテンツIDを含む翻訳依頼データを送信させ、
コンテンツIDを基に、アサインされた翻訳者の翻訳者端末がアクセスしてきた時に、上記制御処理手段は、コンテンツデータ記憶手段からコンテンツデータを読み出して、ストリーミングデータに変換しながら該翻訳者端末に配信し、
上記受信手段は、タイムコード付きデータとしてそのコンテンツデータのために作成された翻訳データをコンテンツIDと共に受信すると共に、上記制御処理手段は、コンテンツデータ記憶手段の翻訳データ受信フラグを立て、原コンテンツデータと共に該翻訳データをコンテンツデータ記憶手段に記憶せしめ、
上記制御処理手段は、コンテンツIDを基にコンテンツデータ記憶手段をサーチし、翻訳依頼者の受領フラグから明らかとなる翻訳依頼者の受領が完了していない編集されたコンテンツデータについて、依頼者データ記憶手段に記憶された依頼者IDにより特定されるメールアドレスに、上記送信手段により、コンテンツID及び依頼者IDを含む翻訳完了通知データを送信させ、
コンテンツIDを基に、それと一緒に通知された依頼者IDを有する依頼者端末がアクセスしてきた時に、上記制御処理手段は、上記コンテンツデータ記憶手段の翻訳依頼者の受領フラグを立てると共に、コンテンツデータ記憶手段から、上記送信手段に少なくとも翻訳データを送信させ、
上記制御処理手段は、コンテンツデータ記憶手段をサーチして、翻訳依頼者の受領フラグが立っているコンテンツデータを含む全てのデータについて、自動的に削除する
を有することを基本的特徴としている。
受信手段と、送信手段と、依頼者データ記憶手段と、翻訳者データ記憶手段と、コンテンツデータ記憶手段と、制御処理手段とを少なくとも備えており、コンテンツデータと同期して再生できるように編集を行うための、タイムコード付きデータとして作成された翻訳データを受信し、コンテンツデータの翻訳を依頼してきた翻訳依頼者端末に転送するコンテンツの翻訳配信装置であって、
上記依頼者データ記憶手段は、少なくとも依頼者IDとそのメールアドレスを記憶しており、
上記受信手段は、翻訳依頼者端末から送信されるコンテンツデータを、該データに含まれる言語の種類を示す言語データと共に受信し、同時に上記制御処理手段は、その夫々に固有の依頼者IDを付与して、上記依頼者データ記憶手段に、依頼者IDとそのメールアドレスを記憶させ、
上記翻訳者データ記憶手段は、少なくとも翻訳者の、専門言語、メールアドレス、翻訳者IDを記憶しており、制御処理手段は、コンテンツデータに含まれる上記言語データに応じて、翻訳者データ記憶手段の専門言語をサーチし、コンテンツデータに含まれる言語データと専門言語が一致する翻訳者にアサインすると共に、
上記コンテンツデータ記憶手段は、翻訳依頼者の依頼者IDとアサインされた翻訳者IDを関連づけて各コンテンツID毎に、翻訳データ受信フラグ及び翻訳依頼者の受領フラグを備えたコンテンツデータを記憶し、
上記制御処理手段は、コンテンツIDを基にコンテンツデータ記憶手段をサーチし、翻訳データ受信フラグから明らかとなる翻訳データの受信が完了していないコンテンツについて、アサインされた翻訳者IDにより特定される翻訳者のメールアドレスに、上記送信手段により、コンテンツIDを含む翻訳依頼データを送信させ、
コンテンツIDを基に、アサインされた翻訳者の翻訳者端末がアクセスしてきた時に、上記制御処理手段は、コンテンツデータ記憶手段からコンテンツデータを読み出して、ストリーミングデータに変換しながら該翻訳者端末に配信し、
上記受信手段は、タイムコード付きデータとしてそのコンテンツデータのために作成された翻訳データをコンテンツIDと共に受信すると共に、上記制御処理手段は、コンテンツデータ記憶手段の翻訳データ受信フラグを立て、原コンテンツデータと共に該翻訳データをコンテンツデータ記憶手段に記憶せしめ、
上記制御処理手段は、コンテンツIDを基にコンテンツデータ記憶手段をサーチし、翻訳依頼者の受領フラグから明らかとなる翻訳依頼者の受領が完了していない編集されたコンテンツデータについて、依頼者データ記憶手段に記憶された依頼者IDにより特定されるメールアドレスに、上記送信手段により、コンテンツID及び依頼者IDを含む翻訳完了通知データを送信させ、
コンテンツIDを基に、それと一緒に通知された依頼者IDを有する依頼者端末がアクセスしてきた時に、上記制御処理手段は、上記コンテンツデータ記憶手段の翻訳依頼者の受領フラグを立てると共に、コンテンツデータ記憶手段から、上記送信手段に少なくとも翻訳データを送信させ、
上記制御処理手段は、コンテンツデータ記憶手段をサーチして、翻訳依頼者の受領フラグが立っているコンテンツデータを含む全てのデータについて、自動的に削除する
を有することを基本的特徴としている。
上記構成によれば、翻訳を依頼されたコンテンツデータが受信されると、コンテンツID、依頼者ID、翻訳者IDなどの各IDのコンピュータによる管理によって、依頼受託から、翻訳データの転送、或いはそれ以降のコンテンツデータの抹消処理などまで、コンテンツデータや翻訳データは、常に管理されて処理されることになり、操作ミスなどの発生がなく、送る相手(依頼者)を間違えたり、送る内容(コンテンツデータや翻訳データ)を間違えて送ってしまうなどといったデータ管理ミスがなくなり、著作権管理上問題を発生することはない。
また翻訳者は、翻訳者の専門言語で、適切な人が選ばれ、それ以降そのコンテンツデータは、コンテンツID、依頼者ID、翻訳者IDなどで管理されながら、該翻訳者端末側にストリーミング配信されるため、コンテンツデータそのものがダウンロードされることはなく、ストリーミング配信時にその画面上で翻訳作業が行われることになり、その翻訳作業も、ストリーミング配信中に一緒に行われ、その場で該翻訳データは、タイムコード付きの翻訳データとして回収されることになる。従って、翻訳者乃至翻訳者端末側に、コンテンツデータ及び翻訳データが残ることがない。またこのような各IDの管理により、各翻訳者は自分にアサインされた以外のコンテンツデータにアクセスすることはできず、さらに翻訳依頼者側も、自分が依頼した以外のコンテンツデータにアクセスすることはできない。
他方、翻訳データ受信フラグが立って、翻訳作業が完了しており、翻訳依頼者側に、その翻訳作業が完了して翻訳データがコンテンツデータ記憶手段上に記憶されていることが分かると、依頼者は、通知された依頼者IDを基に、依頼者端末によりアクセスしてくる。そして翻訳依頼者端末が、少なくとも翻訳データ(場合により原コンテンツデータも)を受信すると、対応するコンテンツIDを有するコンテンツについて、コンテンツデータ記憶手段の翻訳依頼者の受領フラグが立ち、最終的に制御処理手段により、コンテンツデータ記憶手段がサーチされ、翻訳依頼者の受領フラグが立っている(翻訳依頼者の受領が完了している)コンテンツデータを含む全てのデータが、自動的に削除される。従って、本装置を有する翻訳依頼受託者側でも、最終的に、コンテンツデータを含む全てのデータについて、本装置が自動的に稼働して削除作業が行われるため、これらの者の側にも、コンテンツデータ及び翻訳データが残ることがない。
以上より、翻訳依頼者側にとって、或いは翻訳依頼受託者側にとっても、このような翻訳処理作業に伴う著作権管理上のミス乃至問題の発生を防ぐことができるようになる。
請求項2の構成は、前記請求項1の構成において、制御処理手段による、翻訳依頼者の受領フラグの設定に関し、翻訳依頼者端末からの指示操作により、上記コンテンツデータ記憶手段の翻訳依頼者の受領フラグを立てることを特徴としている。すなわち、該受領フラグは、翻訳依頼者の翻訳データの受領と共に、自動的に立つものではなく、翻訳依頼者端末からの指示操作により立つようにする構成とするものである。
このようにコンテンツデータを含む全てのデータについて、翻訳依頼者側に権限を持たせておくことは、依頼者側が送ってきたコンテンツデータに対しての著作権の管理を、翻訳依頼者側に完全に渡すことになり、翻訳依頼受託者側はノータッチとすむことになる。反対に翻訳依頼者側では、いつでも自分の好きな時に何回でもタイムコード付き翻訳データのあるコンテンツデータにアクセスでき、またその削除もいつでも自分のみができるようになる。或いは翻訳の訂正を翻訳依頼受託者側に催促する場合は、そのコンテンツデータが残されていた方が便利な場合もある。
請求項3の構成は、前記請求項1又は請求項2の構成において、上記送信手段は、コンテンツデータをストリーミング配信する際に、翻訳者端末の画面制御プログラムを一緒に送信し、該画面制御プログラムの翻訳者端末上での実行により、該翻訳者端末に表示される画面上に、タイムコードと共にその翻訳文を入力・編集できる編集画面を提供すると共に、該画面上に入力された翻訳データを上記受信手段に転送することを特徴としている。
これは、翻訳者側に取り、翻訳作業対象となるコンテンツデータがストリーミング配信され、取り溜めて翻訳作業を行うことができないため、その配信最中に該翻訳作業を行ってしまい、タイムコード付きの翻訳データも、その作業が完了した時点で、自動的に、翻訳者端末から、本装置の方に取り込めるようにした方が効率が良いからである。もちろん、翻訳作業中の推敲についてもその場で行うことになる。またストリーミング配信であれば、画像の巻き戻しや早送りなどに当たる前後の画面に自由に戻ったり進めたりすることができ、その際一緒にタイムコードも表示されるため、翻訳作業は、例えば聞き直しを何回もしたり、自由に推敲することもでき、余裕を持って行うことができるようになる。
請求項4〜請求項6までの構成は、上記請求項1〜請求項3までに規定されたコンテンツの配信装置を、コンピュータで機能させるために、該コンピュータで実行可能なプログラムについて規定している。
すなわち、上述した課題を解決するための構成として、上記請求項1〜請求項3までに規定した各手段を、コンピュータの構成を利用して実現できる、該コンピュータで読み込まれて実行可能なコンピュータ・プログラムにつき開示する。もちろんこれらの構成は、コンピュータ・プログラムとしてだけではなく、後述するように、同様な機能を有するプログラムを格納した記録媒体の構成(請求項7)として提供されても良いことは言うまでもない。この場合、コンピュータとは中央演算処理装置の構成を含んだ汎用的なコンピュータの構成の他、特定の処理に向けられた専用機などを含むものであっても良く、中央演算処理装置の構成を伴うものであれば特に限定はない。
コンピュータに上記各処理を実行させるためのこのようなプログラムが、コンピュータに読み出されると、請求項1〜請求項3までに規定されたいずれかの手段と同様な機能を有する構成が実現されることになる。
また既存のハードウェア資源を用いてこのコンピュータ・プログラムを実行することにより、既存のハードウェアで新たなアプリケーションとしての本発明の配信装置が容易に実行できるようになる。さらにこのようなコンピュータ・プログラムが前述の記録媒体に記録されることにより、これをソフトウェア商品として容易に配布、販売することができるようになる。加えて記録媒体の構成としては、上述した形式の場合の他、RAMやROMなどの内部記憶装置の構成やハードディスクなどの外部記憶装置の構成であっても良く、そのようなプログラムがそこに記録されれば、本発明に規定された記録媒体に含まれることは言うまでもない。
尚、請求項4〜請求項6までに記載された各手段のうち一部の手段の処理を実行する機能は、コンピュータに組み込まれた機能(コンピュータにハードウェア的に組み込まれている機能でも良く、該コンピュータに組み込まれているオペレーティングシステムや他のアプリケーションプログラムなどによって実現される機能でも良い)によって実現され、前記プログラムには、該コンピュータによって達成される機能を呼び出すあるいはリンクさせる命令が含まれていても良い。
これは、請求項4〜請求項6までに規定された各処理の一部が、例えばオペレーティングシステムなどによって達成される機能の一部で代行され、その機能を実現するためのプログラムないしモジュールなどは直接記録されているわけではないが、それらの機能を達成するオペレーティングシステムの機能の一部を、呼び出したりリンクさせるようにしてあれば、実質的に同じ構成となるからである。
上記プログラムは、それ自身使用の対象となる他、後述のように記録媒体に記録されて配布乃至販売され、また通信などにより送信されて、譲渡の対象とすることもできるようになる。
そのうち、請求項4のコンピュータ・プログラムの構成は、請求項1の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、コンテンツデータと同期して再生できるように編集を行うための、タイムコード付きデータとして作成された翻訳データを受信し、コンテンツデータの翻訳を依頼してきた翻訳依頼者端末に転送するコンテンツの翻訳配信装置として、コンピュータを機能させることができるコンピュータ・プログラムであって、
該コンピュータにより読み込まれて実行されることで、受信手段と、送信手段と、依頼者データ記憶手段と、翻訳者データ記憶手段と、コンテンツデータ記憶手段と、制御処理手段とをコンピュータ上に少なくとも備える構成となり、
上記依頼者データ記憶手段は、少なくとも依頼者IDとそのメールアドレスを記憶しており、
上記受信手段は、翻訳依頼者端末から送信されるコンテンツデータを、該データに含まれる言語の種類を示す言語データと共に受信し、同時に上記制御処理手段は、その夫々に固有の依頼者IDを付与して、上記依頼者データ記憶手段に、依頼者IDとそのメールアドレスを記憶させ、
上記翻訳者データ記憶手段は、少なくとも翻訳者の、専門言語、メールアドレス、翻訳者IDを記憶しており、制御処理手段は、コンテンツデータに含まれる上記言語データに応じて、翻訳者データ記憶手段の専門言語をサーチし、コンテンツデータに含まれる言語データと専門言語が一致する翻訳者にアサインすると共に、
上記コンテンツデータ記憶手段は、翻訳依頼者の依頼者IDとアサインされた翻訳者IDを関連づけて各コンテンツID毎に、翻訳データ受信フラグ及び翻訳依頼者の受領フラグを備えたコンテンツデータを記憶し、
上記制御処理手段は、コンテンツIDを基にコンテンツデータ記憶手段をサーチし、翻訳データ受信フラグから明らかとなる翻訳データの受信が完了していないコンテンツについて、アサインされた翻訳者IDにより特定される翻訳者のメールアドレスに、上記送信手段により、コンテンツIDを含む翻訳依頼データを送信させ、
コンテンツIDを基に、アサインされた翻訳者の翻訳者端末がアクセスしてきた時に、上記制御処理手段は、コンテンツデータ記憶手段からコンテンツデータを読み出して、ストリーミングデータに変換しながら該翻訳者端末に配信し、
上記受信手段は、タイムコード付きデータとしてそのコンテンツデータのために作成された翻訳データをコンテンツIDと共に受信すると共に、上記制御処理手段は、コンテンツデータ記憶手段の翻訳データ受信フラグを立て、原コンテンツデータと共に該翻訳データをコンテンツデータ記憶手段に記憶せしめ、
上記制御処理手段は、コンテンツIDを基にコンテンツデータ記憶手段をサーチし、翻訳依頼者の受領フラグから明らかとなる翻訳依頼者の受領が完了していない編集されたコンテンツデータについて、依頼者データ記憶手段に記憶された依頼者IDにより特定されるメールアドレスに、上記送信手段により、コンテンツID及び依頼者IDを含む翻訳完了通知データを送信させ、
コンテンツIDを基に、それと一緒に通知された依頼者IDを有する依頼者端末がアクセスしてきた時に、上記制御処理手段は、上記コンテンツデータ記憶手段の翻訳依頼者の受領フラグを立てると共に、コンテンツデータ記憶手段から、上記送信手段に少なくとも翻訳データを送信させ、
上記制御処理手段は、コンテンツデータ記憶手段をサーチして、翻訳依頼者の受領フラグが立っているコンテンツデータを含む全てのデータについて、自動的に削除する
ようにコンピュータを機能させるコンピュータ・プログラムである。
該コンピュータにより読み込まれて実行されることで、受信手段と、送信手段と、依頼者データ記憶手段と、翻訳者データ記憶手段と、コンテンツデータ記憶手段と、制御処理手段とをコンピュータ上に少なくとも備える構成となり、
上記依頼者データ記憶手段は、少なくとも依頼者IDとそのメールアドレスを記憶しており、
上記受信手段は、翻訳依頼者端末から送信されるコンテンツデータを、該データに含まれる言語の種類を示す言語データと共に受信し、同時に上記制御処理手段は、その夫々に固有の依頼者IDを付与して、上記依頼者データ記憶手段に、依頼者IDとそのメールアドレスを記憶させ、
上記翻訳者データ記憶手段は、少なくとも翻訳者の、専門言語、メールアドレス、翻訳者IDを記憶しており、制御処理手段は、コンテンツデータに含まれる上記言語データに応じて、翻訳者データ記憶手段の専門言語をサーチし、コンテンツデータに含まれる言語データと専門言語が一致する翻訳者にアサインすると共に、
上記コンテンツデータ記憶手段は、翻訳依頼者の依頼者IDとアサインされた翻訳者IDを関連づけて各コンテンツID毎に、翻訳データ受信フラグ及び翻訳依頼者の受領フラグを備えたコンテンツデータを記憶し、
上記制御処理手段は、コンテンツIDを基にコンテンツデータ記憶手段をサーチし、翻訳データ受信フラグから明らかとなる翻訳データの受信が完了していないコンテンツについて、アサインされた翻訳者IDにより特定される翻訳者のメールアドレスに、上記送信手段により、コンテンツIDを含む翻訳依頼データを送信させ、
コンテンツIDを基に、アサインされた翻訳者の翻訳者端末がアクセスしてきた時に、上記制御処理手段は、コンテンツデータ記憶手段からコンテンツデータを読み出して、ストリーミングデータに変換しながら該翻訳者端末に配信し、
上記受信手段は、タイムコード付きデータとしてそのコンテンツデータのために作成された翻訳データをコンテンツIDと共に受信すると共に、上記制御処理手段は、コンテンツデータ記憶手段の翻訳データ受信フラグを立て、原コンテンツデータと共に該翻訳データをコンテンツデータ記憶手段に記憶せしめ、
上記制御処理手段は、コンテンツIDを基にコンテンツデータ記憶手段をサーチし、翻訳依頼者の受領フラグから明らかとなる翻訳依頼者の受領が完了していない編集されたコンテンツデータについて、依頼者データ記憶手段に記憶された依頼者IDにより特定されるメールアドレスに、上記送信手段により、コンテンツID及び依頼者IDを含む翻訳完了通知データを送信させ、
コンテンツIDを基に、それと一緒に通知された依頼者IDを有する依頼者端末がアクセスしてきた時に、上記制御処理手段は、上記コンテンツデータ記憶手段の翻訳依頼者の受領フラグを立てると共に、コンテンツデータ記憶手段から、上記送信手段に少なくとも翻訳データを送信させ、
上記制御処理手段は、コンテンツデータ記憶手段をサーチして、翻訳依頼者の受領フラグが立っているコンテンツデータを含む全てのデータについて、自動的に削除する
ようにコンピュータを機能させるコンピュータ・プログラムである。
請求項5のコンピュータ・プログラムの構成は、請求項2の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、該コンピュータ上の上記制御処理手段による、翻訳依頼者の受領フラグの設定に関し、翻訳依頼者端末からの指示操作により、上記コンテンツデータ記憶手段の翻訳依頼者の受領フラグを立てるように実行されるコンピュータ・プログラムである。
さらに請求項6のコンピュータ・プログラムの構成は、請求項3の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、上記送信手段は、コンテンツデータをストリーミング配信する際に、翻訳者端末の画面制御プログラムを一緒に送信し、該画面制御プログラムの翻訳者端末上での実行により、該翻訳者端末に表示される画面上に、タイムコードと共にその翻訳文を入力・編集できる編集画面を提供すると共に、該画面上に入力された翻訳データを上記受信手段に転送するように実行されるコンピュータ・プログラムである。
加えて請求項7の構成は、上述のように、請求項4〜請求項6いずれか1つに記載のコンピュータ・プログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体について規定している。すなわち、これらのコンピュータ・プログラムは、記録媒体に格納されて、取引の対象とすること或いは実際に実行することなども可能である。
上記プログラム(或いは上記記録媒体から読み出されたプログラム)を実行するコンピュータ或いは上記装置を構成するコンピュータは、1つの構成(スタンドアローン型のコンピュータなど)であっても良いが、それに限定されるわけではなく、ネットワークを構成する複数のコンピュータ(複数のサーバなど)で構成され、前記各手段でなされる処理は、それらのコンピュータにおいて(必要であれば適当な通信構成を介して)分散して実行されるように、プログラムに設定されるようにしても良い。
本発明の請求項1〜請求項7記載のコンテンツの翻訳配信装置、コンピュータ・プログラム及び記録媒体によれば、コンテンツデータの翻訳依頼に対して、著作権管理上の問題が発生せずに、その翻訳データを安全に依頼者側に送ることができるという優れた効果を奏し得る。
すなわち、本構成によれば、ストリーミング配信及びその配信時に翻訳作業が行われて、自動的に本装置側に取り込まれること、及びこれらの一連の作業がIDやフラグの管理により本装置で自動的になされることで、悪意の第3者などが、セキュリティの甘い翻訳者端末など(或いは上記翻訳データサーバ)にアクセスして、コンテンツデータや翻訳データを盗用し、他に流したりするような恐れがなくなり、またこれらの当事者が勝手に、他の者に上記コンテンツデータや翻訳データを流すこともできなくなる。
さらに、翻訳作業の管理が、上述のように十分にできるようになり、翻訳引受側の操作ミスなどにより、送る相手を間違えたり、場合によってはコンテンツデータそのものまでも間違えて送ってしまうような管理上のミスを誘発することもなくなる。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1は、本発明にかかる翻訳配信装置1が、インターネット100を介して翻訳を依頼してくる者(依頼者)が有する端末2、該翻訳配信装置1のアサインする翻訳者が有する端末3とつながった状態を示す説明図である。該翻訳配信装置1と、依頼者端末2と、翻訳者端末3とは、VPN(Virtual Private Network)による暗号化がされて通信が行われるため、専用線を使ったと同様な通信がなされることになる。また上記依頼者は、本実施形態構成の場合ニュース配信会社乃至放送局と仮定している。
図1は、本発明にかかる翻訳配信装置1が、インターネット100を介して翻訳を依頼してくる者(依頼者)が有する端末2、該翻訳配信装置1のアサインする翻訳者が有する端末3とつながった状態を示す説明図である。該翻訳配信装置1と、依頼者端末2と、翻訳者端末3とは、VPN(Virtual Private Network)による暗号化がされて通信が行われるため、専用線を使ったと同様な通信がなされることになる。また上記依頼者は、本実施形態構成の場合ニュース配信会社乃至放送局と仮定している。
図2は、上記本翻訳配信装置1が果たす役割を担う基本構成の概略と、これらの構成と、依頼者端末2との間で、ニュース素材となるコンテンツデータの翻訳を依頼してくる場合の処理の流れを合わせて示す説明図である。
同図に示すように、本翻訳配信装置1は、基本的に中央演算処理装置(CPU)、RAM、ROM、ハードディスクドライブ、外部通信装置などを有するサーバで構成されている。同図では、上記中央演算処理装置がプログラム記憶部17からRAM16上に、本装置の機能をサーバ上で実現するプログラムが読み出され、それが実行されることにより、受信部10と、送信部11と、依頼者データ記憶部12と、翻訳者データ記憶部13と、コンテンツデータ記憶部14と、制御処理部15とを備える翻訳配信装置1が構成されることになる。
そのうち、上記受信部10は、上記中央演算処理装置の指令により、インターネット100を介した外部からのアクセスを受け、データなどを受信する外部通信装置により構成されている。後述するように、依頼者端末2からのアクセスを受け、翻訳依頼(具体的には、本装置により依頼者端末2に画面表示される処理選択画面において、翻訳依頼のボタンをクリックすることで依頼がなされる)、その翻訳対象となるコンテンツデータ、言語データ(具体的には、本装置により依頼者端末2に画面表示される言語選択画面において、言語選択のプルダウンメニュー上に示される言語を選択することでその中で使用される言語データが選択される)を受信する。
また翻訳者端末3からのアクセスを受け、本翻訳配信装置1側から送信されてきた、翻訳者が翻訳をしようとする対象たるコンテンツに付されたID(後述するコンテンツID)を、本装置により翻訳者端末3に画面表示されるコンテンツID入力画面において入力することで、コンテンツIDが受信される。
さらに翻訳者端末3がコンテンツデータのストリーミング配信中に、その場で翻訳されて受信されるタイムコードの付いた翻訳データが受信される。
加えて依頼者端末2からのアクセスを受け、本装置により依頼者端末2に画面表示される依頼者ID入力画面及びコンテンツID入力画面において、夫々のIDを入力することで、これらのIDが受信される。
上記送信部11は、インターネット100を介して外部の各端末2や3に対しメールを送ったり、同じく中央演算処理装置の指令によりこれら外部端末に対し、データなどを送信する外部通信装置により構成されている。後述するように、アサインされれた翻訳者のメールアドレスに、翻訳依頼データ(内容的には翻訳の対象となるコンテンツデータに対応して付されたコンテンツIDをそのデータ中に有する翻訳依頼状の形式のデータ)を送信する。
また上記受信部10に対し、翻訳者端末3がアクセスし、本装置によって提供されるコンテンツID入力画面においてコンテンツIDが入力されることで、データ変換されたコンテンツデータのストリーミング配信を翻訳者端末3に対して行う。
さらに、翻訳対象であるコンテンツデータに対し翻訳データが受信され、後述する受信フラグが立った状態のデータ(コンテンツデータ及び翻訳データを含む)がコンテンツデータ記憶部14に記憶されている場合に、コンテンツIDを基に依頼者データ記憶部12からサーチされる翻訳依頼者のメールアドレスに、翻訳完了通知データ(内容的には翻訳依頼をしたコンテンツデータに対応して付されたコンテンツID及び自分が一度本装置にアクセスすることで自動的に採番される依頼者IDをそのデータ中に有する翻訳が完了した旨の通知形式のデータ)を送信する。
加えて上記受信部10に対し、依頼者端末2がアクセスし、本装置によって提供される依頼者DI入力画面及びコンテンツID入力画面において依頼者ID及びコンテンツIDが入力されることで、そのコンテンツIDに対応するタイムコード付き翻訳データを翻訳者端末3に対して送信する。
上記依頼者データ記憶部12は、上記ハードディスクドライブで構成されており、翻訳依頼者の種々のデータが管理・記録される。記録管理される具体的なデータは、図10に示すように、依頼者ID、その依頼者のメールアドレス、氏名・会社名、翻訳を依頼してきた場合に対象となるコンテンツデータの付されたコンテンツIDなどがある。上記依頼者IDは、通常は翻訳依頼者が翻訳依頼を初めてしてきた場合に、後述する制御処理部15により自動的に採番され、以後該依頼者データ記憶部12にこれらのデータが管理・記録されることになる。また本翻訳配信装置1の管理者により、これらのデータを本装置上で登録することも可能である。
上記翻訳者データ記憶部13は、同じくハードディスクドライブで構成されており、翻訳作業を行うために本装置に登録された翻訳者の種々のデータが管理・記録される。記録管理される具体的なデータは、図11に示すように、翻訳者ID、その翻訳者のメールアドレス、氏名、翻訳者が翻訳可能な専門言語、その翻訳者の翻訳の質を表すRank、その他のデータなどがある。これらのデータは、通常、本翻訳配信装置1の管理者により、本装置上において登録する。
上記コンテンツデータ記憶部14は、同じくハードディスクドライブで構成されており、翻訳依頼を受けた本装置1上に、コンテンツデータが受信された場合に、制御処理部15により自動的にコンテンツIDが採番され、これらのコンテンツID及びコンテンツデータが管理・記録されている。さらに、図12に示すように、依頼を行った翻訳依頼者の依頼者ID、後に翻訳適任者の選択・アサインがなされ翻訳依頼データの送信がなされた翻訳者ID、翻訳者端末3に対しコンテンツデータのストリーミング配信がされた際に0を1にすることで翻訳者にそのようなストリーミング配信がなされたことを示す受信フラグ、依頼者端末2が依頼しておいたコンテンツデータに対するタイムコード付の翻訳データを受信した際に0を1にすることで依頼者にそのような翻訳データの送信がなされたことを示す受領フラグ、後に翻訳者端末3から翻訳データが送られてきた場合にそのようなデータが格納される領域などが管理・記録されることになる。
上記制御処理部15は、上記中央演算処理装置により構成されており、プログラム記憶部17からRAM16上に読み出された本装置の制御プログラムに従って、後に詳述するように、各データ記憶部に対する夫々のデータの記憶・変更・削除などの管理、各フラグなどの処理及びこれらのサーチ、インターネット100を介して各端末へのメールの送信や各端末からのアクセスの受付け及び必要なデータの送受信を上記受信部10や送信部11に行わせる処理、さらに翻訳者端末3へコンテンツデータを配信する際に、該コンテンツデータをストリーミング配信できるようにデータ変換する処理などを行う。
次ぐに、上記本翻訳配信装置1の具体的な処理作業を、図2〜図9を用いて説明する。
まず、図2に示すように、ニュース配信会社乃至放送局が、自己の端末2を使用して、本翻訳配信装置1にアクセスしてくると、受信部10は通常のログイン手続で問題がなければ(初めての者は例えば電子署名を受信するなどを行う)、翻訳依頼者がしてきたものとして、そのアクセスを受信する。その際、始めてアクセスしてきた者の端末に対しては、上記制御処理部15は、依頼者データ記憶部12を参照しながら、自動的に採番を行い、その翻訳者端末2に対し、必要なデータの入力を促し、それらのデータ(図10参照)を依頼者データ記憶部12に記憶し、以後その依頼者の端末2からのアクセスに対しては、依頼者データ記憶部12を参照し、自動的に本処理装置の以後説明する処理を行う。
このような依頼者確認処理がなされると、制御処理部15は、依頼者端末2に処理選択画面を表示させる。その画面表示に従って依頼者が翻訳依頼のボタンをクリックすると、翻訳依頼の対象となるコンテンツデータ(この場合必要な著作権処理はなされているものと仮定する)をその端末上で選択させる(コンテンツデータには音声データや文字データが含まれる)。その際、制御処理部15は、依頼者端末2に言語選択画面を表示させ、そこに表示されるプルダウンメニューに従って、翻訳の対象となる言語データの選択が行われる。
これらの選択がなされて該コンテンツデータ及び言語データが、受信部10に受信されると、制御処理部15により、受け取った言語データと、上記翻訳者データ記憶部13に記憶されている専門言語との照らし合わせ(サーチ)が行われる。基本的には上記コンテンツデータの言語データと登録されている専門言語とが一致すれば、翻訳者(翻訳者ID)が選択されることになる。ただし複数人選ばれる場合は、次のRankが参照され、ランクの高い順に優先順位がつけられて、翻訳者(翻訳者ID)が選択されることになる。
そのサーチ結果として選ばれた翻訳者ID(優先順位のつけられた複数のIDがある場合はその複数の翻訳者ID全て)は、一旦制御処理部15に転送される。
次に図3に示すように、受信されたコンテンツデータ、依頼者ID及び選択された翻訳者IDが、該制御処理部15により、コンテンツデータ記憶部14に格納される。その際、図12に示すように、コンテンツデータ記憶部14に格納されるデータは、上記コンテンツデータの管理番号として、制御処理部15により、コンテンツIDが付与され、一緒に格納される。その他、同図に示すように、後述する処理で使用されるために、受信フラグ及び受領フラグも併せて、該コンテンツIDの基に一緒にその記憶領域が確保される。尚、図12では、選択された翻訳者IDは、各1つずつとなっているが、上述のように複数選択された場合は、その優先順位と共に複数が一緒に格納されることになる。
さらに図4に示すように、制御処理部15により、コンテンツデータ記憶部14中の受信フラグがサーチされ、該受信フラグが立っていないコンテンツIDが抽出される。受信フラグが立っていないこととは、選択された翻訳者から翻訳データが送られてきていない(受信していない)ことを示している。そのため本装置では、制御処理部15により、受信フラグが立っていないコンテンツIDで特定される翻訳者IDが、該コンテンツIDと共に抜き出され、そのうち、翻訳者IDが基になって、さらに翻訳者データ記憶部13から、選択された翻訳者(翻訳者IDで特定される)のメールアドレスが読み出される。そして該制御処理部15により、翻訳依頼データが作成され、送信部11を介して、そのメールアドレス宛に、該データが送信される。この翻訳依頼データ中には、その翻訳者が翻訳を行うために選ばれることになったコンテンツデータの管理用コンテンツIDと受信部10の稼働するURLとが一緒に含まれ、そのコンテンツデータの翻訳をお願いする旨の依頼文が自動的に作成され、そのデータ中に掲載されることになる。
翻訳者端末3を操作して自分にメールが届いているかを確認した翻訳者は、上記翻訳依頼データを、メールとして受信する。
上述のように、メールとして受信された翻訳依頼データ中には、上記受信部10のURLが含まれているため、該URLにアクセスする。すると、受信部10によって、翻訳者端末3には、翻訳者受け付け用に処理受付画面が提示される。該処理受付画面は、翻訳を受託するか否か承諾を受け付けるためにその承諾・拒絶が選択できるような画面で構成されている。翻訳者が承諾した場合に、さらに画面が変わり、翻訳者が引き受けようとするコンテンツID入力用の入力欄及び翻訳者ID入力用の入力欄のある画面が提供される。それに従って翻訳者がコンテンツID及び翻訳者IDの入力を行うと、そのコンテンツID及び翻訳者IDは、制御処理部15に受け付けられる。
該制御処理部15により、受信したコンテンツIDを基に、コンテンツデータ記憶部14がサーチされ、該当するコンテンツIDがあった場合、さらに受信された翻訳者IDがそのコンテンツIDで管理されるデータの中の翻訳者ID中に含まれているか否かがチェックされる。
上記翻訳者IDのチェックがOKであれば、制御処理部15により、コンテンツデータ記憶部14で管理されている、上記コンテンツIDに対応したコンテンツデータが読み出され、該制御処理部15により、ストリーミング配信用のデータに変換される(例えばasx形式のデータやasf形式のデータ、さらにwmv形式のデータ等がある)。そして該制御処理部15により、送信部11を介して、翻訳者端末3にオンタイムで、該コンテンツデータがストリーミング配信される。
図13はこのストリーミング配信がされた際に、翻訳者端末3の画面上に表示されるコンテンツデータの動画配信画面である。この画面上には、動画及び音声と共に、タイムコードが一緒に表示される。またその画面表示の右欄は、翻訳者がオンタイムで翻訳編集作業を行うためのエディット画面である。この送信部11がコンテンツデータのストリーミング配信をする際に、翻訳者端末3の画面制御プログラムが一緒に送信され、該画面制御プログラムが翻訳者端末3上で実行されることで、該翻訳者端末3に表示される画面上に、タイムコードと共にその翻訳文を入力・編集できる編集画面が提供される。また後述するように、この画面制御プログラムの実行により、該画面上に入力された翻訳データは、受信部10に転送される。
このストリーミング配信される動画・音声データは、画面上に示されたキャラクタのインプットにより、自由にスタート・ストップ・巻き戻し・先送り・頭出し・最後部移動などが行える。もちろんそれに伴って、画面や音声が変わり、またタイムコードもそれに従って表示される。
翻訳者は、この画面表示及び音声出力に従って、オンタイムで、どのタイムコードからどのタイムコードまでが、どのような内容であるかを、上記エディット画面上で翻訳する。
図14は、このようなエディット画面上で翻訳作業状態を示す説明図である。このような翻訳作業は、ストリーミング配信中に行われ、コンテンツデータは、翻訳者端末3にダウンロードできないようになっている。
またエディット画面上の「00:44:40」「01:33:66」「02:96:49」は、上記タイムコードであり、「00:44:40」〜「01:33:66」の間の動画乃至音声は、「これはテストです。」と言う翻訳がなされている。
これらの翻訳作業が終了し、翻訳者が上記表示画面上の保存ボタンをクリックすると、図6に示すように、そのタイムコードの付いた翻訳データは、コンテンツIDと共に、受信部10を介して、制御処理部15に転送される。
そして制御処理部15により、コンテンツデータ記憶部14に格納されている同一のコンテンツIDの付いたデータ格納領域がサーチされ、そこの翻訳データ領域に、タイムコードの付いた上記翻訳データが格納される。その時点で対応するコンテンツIDの受信フラグは、制御処理部15によって、0から1に変更される。
また上記制御処理部15は、割り込み処理により、図7に示すように、コンテンツデータ記憶部14の各コンテンツIDで特定されるデータの受信フラグ及び受領フラグ領域がサーチされ、受信フラグが立っており(受信フラグが1の状態)で、且つ依頼者端末2による翻訳データの受領が終了していない(該受領フラグが0の状態)データのコンテンツIDが割り出される。
受信フラグが1で、且つ受領フラグが0の状態のデータがあった場合、同図に示すように、そのコンテンツID及びそのデータ領域に格納された依頼者IDが、制御処理部15によって読み出される。そのうち、依頼者IDが基になって、さらに依頼者データ記憶部12から、依頼者(依頼者IDで特定される)のメールアドレスが読み出される。そして該制御処理部15により、翻訳完了通知データが作成され、送信部11を介して、そのメールアドレス宛に、該データが送信される。この翻訳完了通知データ中には、その依頼者により翻訳依頼されたコンテンツデータのコンテンツID及び該依頼者の依頼者IDが含まれると共に、同じく依頼者用の処理選択画面が提示される受信部10のURL上方が一緒に含まれ、そのコンテンツデータの翻訳が完了した旨の通知文が自動的に作成され、そのデータ中に掲載されることになる。
依頼者端末2を操作して自分にメールが届いているかを確認した依頼者は、上記翻訳完了通知データを、メールとして受信する。
上述のように、メールとして受信された翻訳完了通知データ中には、上記受信部10のURLが含まれているため、依頼者が自分の端末2を使用して、図8に示すように、該URLにアクセスする。すると、受信部10によって、依頼者端末2には、依頼者受け付け用に処理受付画面が提示される。該処理受付画面は、タイムコード付の上記翻訳データを受けとるか否か承諾を受け付けるためにその承諾・拒絶が選択できるような画面で構成されている。本実施形態構成では採用されていないが、さらに依頼者が受け取る旨の承諾ボタンをクリックした場合に、画面が変わり、翻訳データが受信された場合に、コンテンツデータ記憶部14のデータ格納領域から、このコンテンツIDで特定される少なくともコンテンツデータ(場合により翻訳データも含む)を削除するか否かが選択できる画面が提示されるようにしても良い。
上記提示画面に従って依頼者が翻訳データを受け取るための承諾ボタンをクリックし、コンテンツID及び依頼者IDの入力を行うと、そのコンテンツID及び依頼者IDは、制御処理部15に受け付けられる。
該制御処理部15により、受信したコンテンツIDを基に、コンテンツデータ記憶部14がサーチされ、該当するコンテンツIDがあった場合、さらに受信された依頼者IDがそのコンテンツIDで管理されるデータの中の依頼者IDと一致するか否かがチェックされる。
上記依頼者IDのチェックがOKであれば、図8に示すように、制御処理部15により、コンテンツデータ記憶部14で管理されている、これらのIDに対応するコンテンツデータのタイムコード付の翻訳データが読み出され、送信部11を介して、依頼者端末2に送信される。その時点で対応するコンテンツIDの受領フラグは、制御処理部15によって、0から1に変更される。
尚、上述のように、翻訳データが受信された場合に、コンテンツデータ記憶部14のデータ格納領域から、このコンテンツIDで特定される少なくともコンテンツデータが削除されることを選択できる構成では、削除ボタンがクリックされ、翻訳データの送信が終了した時点で、少なくともコンテンツIDに対応する該コンテンツデータが削除されることになる。反対にそのような選択をしなかった場合は、上記受領フラグは0の状態のまま維持される。
一方、本実施形態構成では、制御処理部15により、一定の周期で割り込み処理が行われ、図9に示すように、コンテンツデータ記憶部14に記憶された各コンテンツID毎の受領フラグがサーチされる。このサーチで、依頼者端末2による翻訳データの受領が終了している(該受領フラグが1の状態)データのコンテンツIDが割り出される。
受領フラグが1の状態のデータがあった場合、同図に示すように、コンテンツデータ記憶部14のデータ格納領域から、このコンテンツIDで特定される少なくともコンテンツデータが削除されることになる。
ただし上述のように、コンテンツデータの削除につき依頼者側がその権限を選択できる構成の場合は、上記のような処理は行われず、依頼者側から削除の処理指示操作があるまで、受領フラグは0の状態のまま維持され、そのような支持操作があった時点で、受領フラグは1の状態に切り替えられる。従って、その切り替えの後、制御処理部15により、コンテンツデータ記憶部14に記憶されたコンテンツデータの受領フラグが1になっていることがサーチされた場合に、コンテンツデータ記憶部14のデータ格納領域から、このコンテンツIDで特定される該コンテンツデータが削除されることになる。
図15は、本翻訳配信装置1での以上のような処理が終了した後、依頼者側で、受領したタイムコード付の翻訳データが、元々持っていたコンテンツデータと一緒に編集され、音声付き動画データ中で、字幕スーパーと音声発生の形式で、モニタ上に翻訳データが再現された状態が示されている。
以上の本実施形態構成によれば、ニュース配信会社や放送局等のニュースリリース用のコンテンツデータを有している翻訳依頼が著作権管理上の問題発生を心配することなく、これらの者にその翻訳データを安全に転送することができるという優れた効果を奏し得る。
すなわち、本翻訳配信装置1の構成によれば、ストリーミング配信及びその配信中に翻訳作業が行われて、自動的に本装置1側に取り込まれること、及びこれらの一連の作業が上記個々のIDや各フラグの管理により本装置1で自動的になされることで、悪意の第3者などが、セキュリティが甘い翻訳者端末3などにアクセスして、コンテンツデータや翻訳データを盗用し他に流すなどの恐れがなくなり、またこれらの翻訳者や本装置1の管理者でさえも、勝手に、他の者に、これらのコンテンツデータや翻訳データを流すことはできなくなる。
さらに、翻訳作業の管理が、上述のように十分にできるようになり、翻訳を引受ける側の翻訳者の操作ミスなどにより、送る相手を間違えたり、場合によってはコンテンツデータそのものまでも間違えて送ってしまうような管理上のミスを誘発することもなくなる。
尚、本発明のコンテンツの翻訳配信装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 翻訳配信装置
2 依頼者端末
3 翻訳者端末
10 受信部
11 送信部
12 依頼者データ記憶部
13 翻訳者データ記憶部
14 コンテンツデータ記憶部
15 制御処理部
16 RAM
17 プログラム記憶部
100 インターネット
2 依頼者端末
3 翻訳者端末
10 受信部
11 送信部
12 依頼者データ記憶部
13 翻訳者データ記憶部
14 コンテンツデータ記憶部
15 制御処理部
16 RAM
17 プログラム記憶部
100 インターネット
Claims (7)
- 受信手段と、送信手段と、依頼者データ記憶手段と、翻訳者データ記憶手段と、コンテンツデータ記憶手段と、制御処理手段とを少なくとも備えており、コンテンツデータと同期して再生できるように編集を行うための、タイムコード付きデータとして作成された翻訳データを受信し、コンテンツデータの翻訳を依頼してきた翻訳依頼者端末に転送するコンテンツの翻訳配信装置において、
上記依頼者データ記憶手段は、少なくとも依頼者IDとそのメールアドレスを記憶しており、
上記受信手段は、翻訳依頼者端末から送信されるコンテンツデータを、該データに含まれる言語の種類を示す言語データと共に受信し、同時に上記制御処理手段は、その夫々に固有の依頼者IDを付与して、上記依頼者データ記憶手段に、依頼者IDとそのメールアドレスを記憶させ、
上記翻訳者データ記憶手段は、少なくとも翻訳者の、専門言語、メールアドレス、翻訳者IDを記憶しており、制御処理手段は、コンテンツデータに含まれる上記言語データに応じて、翻訳者データ記憶手段の専門言語をサーチし、コンテンツデータに含まれる言語データと専門言語が一致する翻訳者にアサインすると共に、
上記コンテンツデータ記憶手段は、翻訳依頼者の依頼者IDとアサインされた翻訳者IDを関連づけて各コンテンツID毎に、翻訳データ受信フラグ及び翻訳依頼者の受領フラグを備えたコンテンツデータを記憶し、
上記制御処理手段は、コンテンツIDを基にコンテンツデータ記憶手段をサーチし、翻訳データ受信フラグから明らかとなる翻訳データの受信が完了していないコンテンツについて、アサインされた翻訳者IDにより特定される翻訳者のメールアドレスに、上記送信手段により、コンテンツIDを含む翻訳依頼データを送信させ、
コンテンツIDを基に、アサインされた翻訳者の翻訳者端末がアクセスしてきた時に、上記制御処理手段は、コンテンツデータ記憶手段からコンテンツデータを読み出して、ストリーミングデータに変換しながら該翻訳者端末に配信し、
上記受信手段は、タイムコード付きデータとしてそのコンテンツデータのために作成された翻訳データをコンテンツIDと共に受信すると共に、上記制御処理手段は、コンテンツデータ記憶手段の翻訳データ受信フラグを立て、原コンテンツデータと共に該翻訳データをコンテンツデータ記憶手段に記憶せしめ、
上記制御処理手段は、コンテンツIDを基にコンテンツデータ記憶手段をサーチし、翻訳依頼者の受領フラグから明らかとなる翻訳依頼者の受領が完了していない編集されたコンテンツデータについて、依頼者データ記憶手段に記憶された依頼者IDにより特定されるメールアドレスに、上記送信手段により、コンテンツID及び依頼者IDを含む翻訳完了通知データを送信させ、
コンテンツIDを基に、それと一緒に通知された依頼者IDを有する依頼者端末がアクセスしてきた時に、上記制御処理手段は、上記コンテンツデータ記憶手段の翻訳依頼者の受領フラグを立てると共に、コンテンツデータ記憶手段から、上記送信手段に少なくとも翻訳データを送信させ、
上記制御処理手段は、コンテンツデータ記憶手段をサーチして、翻訳依頼者の受領フラグが立っているコンテンツデータを含む全てのデータについて、自動的に削除する
ことを特徴とするコンテンツの翻訳配信装置。 - 上記制御処理手段による、翻訳依頼者の受領フラグの設定に関し、翻訳依頼者端末からの指示操作により、上記コンテンツデータ記憶手段の翻訳依頼者の受領フラグを立てることを特徴とする請求項1記載のコンテンツの翻訳配信装置。
- 上記送信手段は、コンテンツデータをストリーミング配信する際に、翻訳者端末の画面制御プログラムを一緒に送信し、該画面制御プログラムの翻訳者端末上での実行により、該翻訳者端末に表示される画面上に、タイムコードと共にその翻訳文を入力・編集できる編集画面を提供すると共に、該画面上に入力された翻訳データを上記受信手段に転送することを特徴とする請求項1乃至2記載のコンテンツの翻訳配信装置。
- コンテンツデータと同期して再生できるように編集を行うための、タイムコード付きデータとして作成された翻訳データを受信し、コンテンツデータの翻訳を依頼してきた翻訳依頼者端末に転送するコンテンツの翻訳配信装置として、コンピュータを機能させることができるコンピュータ・プログラムにおいて、
該コンピュータにより読み込まれて実行されることで、受信手段と、送信手段と、依頼者データ記憶手段と、翻訳者データ記憶手段と、コンテンツデータ記憶手段と、制御処理手段とをコンピュータ上に少なくとも備える構成となり、
上記依頼者データ記憶手段は、少なくとも依頼者IDとそのメールアドレスを記憶しており、
上記受信手段は、翻訳依頼者端末から送信されるコンテンツデータを、該データに含まれる言語の種類を示す言語データと共に受信し、同時に上記制御処理手段は、その夫々に固有の依頼者IDを付与して、上記依頼者データ記憶手段に、依頼者IDとそのメールアドレスを記憶させ、
上記翻訳者データ記憶手段は、少なくとも翻訳者の、専門言語、メールアドレス、翻訳者IDを記憶しており、制御処理手段は、コンテンツデータに含まれる上記言語データに応じて、翻訳者データ記憶手段の専門言語をサーチし、コンテンツデータに含まれる言語データと専門言語が一致する翻訳者にアサインすると共に、
上記コンテンツデータ記憶手段は、翻訳依頼者の依頼者IDとアサインされた翻訳者IDを関連づけて各コンテンツID毎に、翻訳データ受信フラグ及び翻訳依頼者の受領フラグを備えたコンテンツデータを記憶し、
上記制御処理手段は、コンテンツIDを基にコンテンツデータ記憶手段をサーチし、翻訳データ受信フラグから明らかとなる翻訳データの受信が完了していないコンテンツについて、アサインされた翻訳者IDにより特定される翻訳者のメールアドレスに、上記送信手段により、コンテンツIDを含む翻訳依頼データを送信させ、
コンテンツIDを基に、アサインされた翻訳者の翻訳者端末がアクセスしてきた時に、上記制御処理手段は、コンテンツデータ記憶手段からコンテンツデータを読み出して、ストリーミングデータに変換しながら該翻訳者端末に配信し、
上記受信手段は、タイムコード付きデータとしてそのコンテンツデータのために作成された翻訳データをコンテンツIDと共に受信すると共に、上記制御処理手段は、コンテンツデータ記憶手段の翻訳データ受信フラグを立て、原コンテンツデータと共に該翻訳データをコンテンツデータ記憶手段に記憶せしめ、
上記制御処理手段は、コンテンツIDを基にコンテンツデータ記憶手段をサーチし、翻訳依頼者の受領フラグから明らかとなる翻訳依頼者の受領が完了していない編集されたコンテンツデータについて、依頼者データ記憶手段に記憶された依頼者IDにより特定されるメールアドレスに、上記送信手段により、コンテンツID及び依頼者IDを含む翻訳完了通知データを送信させ、
コンテンツIDを基に、それと一緒に通知された依頼者IDを有する依頼者端末がアクセスしてきた時に、上記制御処理手段は、上記コンテンツデータ記憶手段の翻訳依頼者の受領フラグを立てると共に、コンテンツデータ記憶手段から、上記送信手段に少なくとも翻訳データを送信させ、
上記制御処理手段は、コンテンツデータ記憶手段をサーチして、翻訳依頼者の受領フラグが立っているコンテンツデータを含む全てのデータについて、自動的に削除する
ようにコンピュータを機能させるコンピュータ・プログラム。 - 上記制御処理手段による、翻訳依頼者の受領フラグの設定に関し、翻訳依頼者端末からの指示操作により、上記コンテンツデータ記憶手段の翻訳依頼者の受領フラグを立てることを特徴とする請求項4記載のコンピュータ・プログラム。
- 上記送信手段は、コンテンツデータをストリーミング配信する際に、翻訳者端末の画面制御プログラムを一緒に送信し、該画面制御プログラムの翻訳者端末上での実行により、該翻訳者端末に表示される画面上に、タイムコードと共にその翻訳文を入力・編集できる編集画面を提供すると共に、該画面上に入力された翻訳データを上記受信手段に転送することを特徴とする請求項4乃至5記載のコンピュータ・プログラム。
- 上記請求項4乃至請求項6記載のコンピュータ・プログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004071963A JP2005258973A (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | コンテンツの翻訳配信装置、コンピュータ・プログラム及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP (1) | JP2005258973A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009230288A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 対話型翻訳管理装置、対話型翻訳処理システム、および対話型翻訳管理プログラム |
-
2004
- 2004-03-15 JP JP2004071963A patent/JP2005258973A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009230288A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 対話型翻訳管理装置、対話型翻訳処理システム、および対話型翻訳管理プログラム |
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