JP3882605B2 - メッセージングシステムおよび方法、メッセージング装置、ならびに、メッセージ交換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、番組で放送されたコンテンツに関連する情報をユーザ間で交換できるメッセージングシステムおよび方法、メッセージング装置、ならびに、メッセージ交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタルテレビジョン放送において、ディジタル方式のテレビジョン信号に対して、テレビジョン信号以外のデータ信号を重畳させるようにしたデータ放送が開始されている。データ放送に対応したテレビジョン受像機では、ユーザの操作に基づく、例えばリモートコントロールコマンダからの信号に応じて、データ信号で送信されたコンテンツが表示される。このように、テレビジョン放送において、ユーザの操作に基づきインタラクティブな反応を示すことができる枠組みは、既に存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来では、例えば同一の番組を視聴しているユーザ間での、番組に対してリアルタイムに情報を交換するようなシステムが存在していなかったという問題点があった。
【0004】
従来でも、インターネットにアクセスしているユーザ間で、例えばテキストデータにより擬似的に会話を行い情報交換するようにされた、所謂チャットシステムは存在していた。しかしながら、このチャットシステムにおいても、話題を番組に設定することはユーザ間で行うことができるが、放送されている番組に対するリアルタイムでの情報交換は、行われていなかったという問題点があった。
【0005】
したがって、この発明の目的は、ユーザ間での情報交換を、番組に対してリアルタイムに行うことができるメッセージングシステムおよび方法、メッセージング装置、ならびに、メッセージ交換装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上述した課題を解決するために、放送番組と連動して視聴者端末間のメッセージ交換を行うメッセージングシステムにおいて、視聴者を識別する視聴者識別情報と視聴者の電子メールアドレスとを関連付けて記憶する視聴者データベースと、放送される番組の開始時刻および終了時刻の情報を含むプレイリストと、放送される各番組毎にメッセージ交換のためのチャネルの作成を要求するチャネル作成要求手段と、複数のユーザ端末間によるネットワークを介しての略リアルタイムでのメッセージ交換を可能とするメッセージ交換手段と、放送される番組を視聴する視聴手段と、番組を視聴手段により視聴中の視聴者の所定の操作によって、ユーザ端末から送信された視聴者識別情報と時刻IDとを受信する番組視聴情報受信手段と、受信した視聴者識別情報から視聴者データベースを検索して視聴者の電子メールアドレスを特定するアドレス特定手段と、受信した時刻IDとプレイリストとを参照して時刻IDに示される時刻に放送される番組を特定する番組特定手段と、特定した視聴者の電子メールアドレスに対し、特定された番組のメッセージ交換のために作成されたチャネルにアクセスするためのURIを通知する通知手段とを有し、通知手段による通知は、視聴者識別情報と時刻IDとが受信された後、直ちに行われるようにしたことを特徴とするメッセージングシステムである。
【0007】
また、この発明は、放送番組と連動して視聴者端末間のメッセージ交換を行うメッセージング方法において、放送される番組を視聴手段で視聴するステップと、放送される各番組毎にメッセージ交換のためのチャネルの作成を要求するチャネル作成要求のステップと、複数のユーザ端末間によるネットワークを介しての略リアルタイムでのメッセージ交換を可能とするメッセージ交換のステップと、番組を視聴手段により視聴中の視聴者の所定の操作によって、ユーザ端末から送信された、視聴者を識別する視聴者識別情報と時刻IDとを受信する番組視聴情報受信のステップと、受信した視聴者識別情報から、視聴者識別情報と視聴者の電子メールアドレスとを関連付けて記憶する視聴者データベースを検索して視聴者の電子メールアドレスを特定するアドレス特定のステップと、受信した時刻IDと、放送される番組の開始時刻および終了時刻の情報を含むプレイリストとを参照して、時刻IDに示される時刻に放送される番組を特定する番組特定のステップと、特定した視聴者の電子メールアドレスに対し、特定された番組のメッセージ交換のために作成されたチャネルにアクセスするためのURIを通知する通知のステップとを有し、通知のステップによる通知は、上記視聴者識別情報と時刻IDとが受信された後、直ちに行われるようにしたことを特徴とするメッセージング方法である。
【0008】
また、この発明は、放送番組と連動して視聴者端末間のメッセージ交換を行うようにしたメッセージング装置において、視聴者を識別する視聴者識別情報と視聴者の電子メールアドレスとを関連付けて記憶する視聴者データベースと、放送される番組の開始時刻および終了時刻の情報を含むプレイリストと、放送される各番組毎にメッセージ交換のためのチャネルの作成を要求するチャネル作成要求手段と、複数のユーザ端末間によるネットワークを介しての略リアルタイムでのメッセージ交換を可能とするメッセージ交換手段と、番組を視聴中の視聴者の所定の操作によって、ユーザ端末から送信された視聴者識別情報と時刻IDとを受信する番組視聴情報受信手段と、受信した視聴者識別情報から視聴者データベースを検索して視聴者の電子メールアドレスを特定するアドレス特定手段と、受信した時刻IDとプレイリストとを参照して時刻IDに示される時刻に放送される番組を特定する番組特定手段と、特定した視聴者の電子メールアドレスに対し、特定された番組のメッセージ交換のために作成されたチャネルにアクセスするためのURIを通知する通知手段とを有し、通知手段による通知は、上記視聴者識別情報と時刻IDとが受信された後、直ちに行われるようにしたことを特徴とするメッセージング装置である。
【0009】
また、この発明は、放送番組と連動して視聴者端末間のメッセージ交換を行うメッセージ交換装置において、放送される番組を視聴中の視聴者の所定の操作によって、視聴者を識別する視聴者識別情報と、時刻IDとを送信する番組視聴情報送信手段と、放送される各番組毎にメッセージ交換のためのチャネルの作成を要求し、番組視聴情報送信手段によって送信された視聴者識別情報と時刻IDとを受信し、受信した視聴者識別情報から、視聴者識別情報と視聴者の電子メールアドレスとを関連付けて記憶する視聴者データベースを検索して視聴者の電子メールアドレスを特定し、受信した時刻IDと、放送される番組の開始時刻および終了時刻の情報を含むプレイリストとを参照して、時刻IDに示される時刻に放送される番組を特定し、特定した視聴者の電子メールアドレスに対し、特定された番組のメッセージ交換のために作成されたチャネルにアクセスするためのURIを、視聴者識別情報と時刻IDとが受信された後、直ちに通知するようにされたメッセージング装置から通知されたURIを受信する受信手段とを有し、受信手段により受信されたURIに基づき、複数のユーザ端末間によるネットワークを介しての略リアルタイムでのメッセージ交換を可能とするメッセージ交換手段にアクセスしメッセージ交換を行うようにしたことを特徴とするメッセージ交換装置である。
【0010】
上述したように、請求項1および6に記載の発明は、視聴者により送信された、放送される番組を視聴する視聴手段で番組を視聴中であることを示す番組視聴情報と視聴者を識別する視聴者識別情報とに基づき、視聴者が視聴中の番組に対応する複数のユーザ間によるネットワークを介しての略リアルタイムでのメッセージ交換が可能とされたメッセージ交換手段へのアクセス方法が視聴手段とは異なる情報機器に対して、番組視聴情報と視聴者識別情報とが受信された後、直ちに通知されるため、視聴者が番組を視聴中に番組を視聴中の1または複数の他の視聴者との間でメッセージ交換手段によりメッセージ交換を行うことができる。
【0011】
また、請求項7に記載の発明は、視聴者により放送される番組を視聴する視聴手段で番組を視聴中であることを示す番組視聴情報と視聴者を識別する視聴者識別情報とが送信される番組視聴情報送信手段で送信された番組視聴情報と視聴者識別情報とに基づき、視聴者に対し、視聴者が視聴中の番組に対応する複数のユーザ間によるネットワークを介しての略リアルタイムでのメッセージ交換が可能とされたメッセージ交換手段へのアクセス方法を視聴手段とは異なる情報機器に対して、番組視聴情報と視聴者識別情報とが受信された後、直ちに通知するようにしているため、通知を受信した視聴者は、番組を視聴中に番組を視聴中の1または複数の他の視聴者との間でメッセージ交換手段によりメッセージ交換を行うことができる。
【0012】
また、請求項12に記載の発明は、放送される番組を視聴する視聴手段で番組を視聴中であることを示す番組視聴情報と視聴者を識別する視聴者識別情報とが送信され、送信された番組視聴情報と視聴者識別情報とに基づき通知された、視聴中の番組に対応する複数のユーザ間によるネットワークを介しての略リアルタイムでのメッセージ交換が可能とされたメッセージ交換手段へのアクセス方法が受信され、受信されたアクセス方法に基づき視聴手段とは異なる情報機器によりメッセージ交換手段にアクセスしメッセージ交換を行うようにしているため、視聴者は、受信された通知に記述されたアクセス方法に基づき、番組の視聴手段とは異なる情報機器でメッセージ交換手段にアクセスし、同様にメッセージ交換手段にアクセスした他の視聴者とメッセージ交換を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態について説明する。この発明では、ユーザがテレビジョン受像機でテレビジョン放送を見ながら、現在視聴している番組を所定に指定することで、同じ番組を視聴しているユーザ間で番組放送とリアルタイムに情報交換を行うことができるようにしている。
【0014】
図1を用いて、この発明の概念を説明する。例えば、図1Aに示されるように、テレビジョン受像機2に番組1が映出されているものとする。ユーザがこの番組2について、この番組1を視聴している他のユーザと意見を交換したいとした場合、ユーザがテレビジョン受像機2に対して指示を出すと、その指示がこの発明によるサービスを提供するセンタに送信される。センタにより、この番組1について意見交換を行うための手段がインターネット上に設けられると共に、この意見交換を行うために設けられた手段の場所を示す情報が、ユーザの、テレビジョン受像機2とは異なる他の情報機器に対して通知される。
【0015】
通知は、ユーザに対する指示がセンタに受信されてから、なるべく時間をあけないように、直ちに行われる。また通知は、例えばインターネット上の電子メールを用いてユーザに対して送信されることで行われる。
【0016】
この電子メールがユーザに受信され、ユーザは、受信された電子メールに記された場所情報に基づき、テレビジョン受像機2とは異なる他の情報機器でその場所にアクセスすることができる。アクセスの結果、当該他の情報機器の表示画面3に対して、図1Bに示されるように、同様にしてセンタに対して指示を送信した他のユーザと番組2に対して意見を交換するようにされた意見交換画面4が表示され、表示に基づき他のユーザとの意見交換を行うことができる。
【0017】
インターネット上の意見交換の場所としては、例えばコンピュータ装置を用いて略リアルタイムで会話を行う所謂チャットシステムを利用することができる。チャットシステムでは、会話は例えばテキストデータによりなされる。チャットシステムでは、例えば、チャットシステムを管理するサーバ(以下、チャットサーバと称する)により所定のチャネルが提供され、そのチャネルにアクセスした各ユーザに入力されたテキストデータが同一のチャネルにアクセスしているその他のユーザ全員に伝えられる。各ユーザのコンピュータ装置の画面には、ユーザにより入力された各行に対して入力を行ったユーザを示す名前がそれぞれ表示され、入力後に他のユーザが対応可能なようにされる。これにより、コンピュータ装置の画面によりネットワークを介して、他のユーザと略リアルタイムで擬似的な会話を行うことができる。以下、チャットシステムによりなされるこの擬似的な会話を、単に会話として記述する。
【0018】
このようなシステムとすることで、ユーザは、視聴中の番組について意見を交換したい場合に、他の場所で同一の番組を視聴している他のユーザと略リアルタイムで意見交換を行うことができる。さらに、チャットシステムを用いているために、同時に同一の番組を視聴している複数のユーザと意見交換を行うことができる。
【0019】
図2は、この発明によるシステムを概略的に示す。テレビジョン受像機10、パーソナルコンピュータ21Aは、視聴者14側のアイテムである。同様に、パーソナルコンピュータ21B、21C、・・・は、それぞれ図示されない他の視聴者側のアイテムである。図示しないが、他の視聴者は、視聴者14と同様にテレビジョン受像機10なども有している。他の視聴者は、実際にはさらに多数が存在することになる。なお、以下では、視聴者14について説明し、他の視聴者については、適宜、説明を行う。
【0020】
なお、パーソナルコンピュータ21A、21B、21C、・・・は、GUI(Graphical User Interface)が適用され、マウスなどのポインティングデバイスを用いてユーザによる直感的な操作が可能とされている。例えば、画面に所定に配置され表示されたボタンなどを、ポインティングデバイスから出力される座標情報に基づき指示し、ポインティングデバイスに対して所定の操作を行うことで、表示されたボタンに割り当てられた機能を実行させることができる。以下、このポインティングデバイスを用いたボタン表示に対する一連の処理を、「ボタンを操作する」、「ボタンを押す」などと表現する。勿論、ポインティングデバイスだけでなく、例えばキーボードなどの他の入力手段を用いて所定の機能を実行させるようにもできる。パーソナルコンピュータ21A、21B、21C、・・・は、一般的な構成のコンピュータ装置を用いることができ、その技術は周知であるため、詳細な説明を省略する。
【0021】
テレビジョン放送局17から放送設備16により、ディジタル方式のテレビジョン信号が送信される。このディジタルテレビジョン信号は、放送衛星15を介して視聴者14側のテレビジョン受像機10に向けて送信され、放送衛星用アンテナ12により受信される。
【0022】
なお、上述では、テレビジョン放送局17からの放送が、テレビジョン放送局17から放送衛星15に向けてテレビジョン信号が送信される衛星放送であるとして説明しているが、これはこの例に限定されない。例えば、この発明によるシステムは、テレビジョン放送局17が地上波を用いてディジタル方式のテレビジョン信号を送信するディジタル地上波放送を行うものとしてもよい。テレビジョン放送局17から地上波用の放送設備16’により、地上波で以てディジタル方式のテレビジョン信号が送信される。このディジタルテレビジョン信号は、視聴者14側のテレビ受像機10の地上波用アンテナ12’により受信される。
【0023】
また、上述では、テレビジョン放送局17からの放送が放送衛星15を介して行われるBS(Broadcasting Satellite)放送であるとして説明しているが、これはこの例に限定されない。例えば、汎用の通信衛星を利用して放送を行うCS(Communication Satellite)放送にもこの発明を適用することができる。さらに、光ファイバーケーブルなど有線で以てテレビジョン信号が伝送されるCATV(Cable Television)にも、この発明を適用することができる。
【0024】
テレビジョン受像機10は、ディジタルテレビジョン信号の受信が可能なように、セットトップボックス(STB)やIRD(Integrated Reciever Decoder)11が接続あるいは搭載されている。IRDは、映像・音声データ以外にその番組や視聴者に関連した情報等や、パーソナルコンピュータ用のデータ等を多重化して送出されたディジタルデータの受け口としても機能し、複雑多岐な処理が可能とされている。また、IRDには例えばモデムが搭載または接続され、IRDから外部に対して通信を行うことができるようにされている。この図2の例では、STB/IRD11とテレビジョン放送局17とが電話回線18で接続されており、視聴者14側からテレビジョン放送局17に対して電話回線18を介してデータを送信することができるようにされている。
【0025】
リモートコントロールコマンダ13(以下、リモコン13)は、ユーザの所定の操作に応じて、操作された時間を示す時刻IDをSTB/IRD11に対して、例えば赤外線信号を用いて送信する。例えば、視聴者14がテレビジョン放送局17により放送された番組をテレビジョン受像機10で視聴中に、その番組について他の視聴者と意見を交換したいと思ったときに、リモコン13に対して所定の操作を行う。リモコン13から操作が行われた時刻を示す時刻IDがSTB/IRD11に対して送信される。
【0026】
時刻IDは、番組開始時刻からの相対時間が用いられる。これに限らず、1日の中での絶対的な時刻を示す情報を時刻IDとして用いることができる。
【0027】
なお、上述では時刻IDがリモコン13から送信されるように説明したが、これはこの例に限定されない。リモコン13から、所定の操作に対応したトリガ信号だけを送信し、このトリガ信号を受信したSTB/IRD11側で時刻IDを生成するようにしてもよい。
【0028】
リモコン13から送信された時刻IDは、STB/IRD11に受信される。STB/IRD11には、装置毎にユニークなユーザIDが予め登録されており、例えばSTB/IRD11内のメモリに記憶されている。また、ディジタルBS放送を受信するSTBの場合には、CASカードが実装されているので、これをユーザIDとして利用することができる。STB/IRD11に受信された時刻IDは、このユーザIDと共に、例えば電話回線18を介してテレビジョン放送局17に用意された図示されないホストコンピュータに送信される。
【0029】
ホストコンピュータは、データベース19が接続される。データベース19は、テレビジョン放送局17で放送された番組に関する視聴者のデータが格納された視聴者データベースを含む。視聴者データベースは、例えば、ユーザIDとそのユーザIDで示されるユーザのインターネット上の電子メールアドレスとが関連付けられて格納される。データベース19に対して、視聴者に対するその他の情報を、さらに関連付けて格納してもよい。
【0030】
また、図では省略されているが、テレビジョン放送局17は、テレビジョン放送局17から放送された番組の放送開始および終了時刻などが記されたプレイリストを有する。テレビジョン放送局17では、ホストコンピュータにより時刻IDに基づき番組が特定される。例えば、プレイリストを参照して時刻IDで示される時刻に放送されていた番組を知ることができる。
【0031】
一方、インターネット20には、チャットサーバ25が接続される。上述したように、チャットサーバ25により提供されたチャネルにユーザがアクセスすることで、ユーザ間でテキストデータによる擬似的な会話を行うチャットを行うことができる。チャットサーバ25は、複数のチャネルを同時に提供することができる。複数のチャネルのそれぞれでは、チャットによる会話が各々独立的に行われる。
【0032】
チャットサーバ25では、テレビジョン放送局17で放送される各番組に関するチャネルがそれぞれ提供される。チャネルのそれぞれは、URIによりインターネット20上の場所が示され、ユーザは、例えばコンピュータ装置上でインターネット20に接続し、所定にURIを指定してチャットに対応したソフトウェアを用いることで、そのURIに対応したチャネルによるチャットに参加することができる。
【0033】
チャットに対応したソフトウェアとしては、例えばブラウザソフトウェアがある。ブラウザソフトウェアは、ネットワークに接続されたサーバ上で公開されているファイルを、ネットワークを介して閲覧するようにされたソフトウェアで、ネットワークを介して読み込まれたファイルに基づき所定の表示を行う機能を有すると共に、ファイルに指定された手段でサーバにデータを送信することができる。勿論、チャットを行うための専用のソフトウェアを用いてチャットに参加しても良い。
【0034】
テレビジョン放送局17では、視聴者14から送られた時刻IDに基づき、例えばプレイリストが参照され、当該時刻IDに示される時刻に放送されている番組が特定される。それと共に、視聴者14から時刻IDと共に送られたユーザIDにより、データベース19からそのユーザIDに対応する電子メールアドレスが検索される。そして、検索された電子メールアドレスに宛てて、当該ユーザから送られた時刻IDにより特定された番組に関するチャットが開催されているチャネルにアクセスするためのURIが記述された電子メールが送信される。
【0035】
電子メールは、インターネット20を介して、視聴者14の情報機器、例えばパーソナルコンピュータ21Aに受信される。視聴者14は、受信された電子メールに記述されたURIに基づき、テレビジョン受像機10で放送中の番組に関するチャットが開催されているチャネルにアクセスすることができ、当該チャットに参加することができる。同一の番組を視聴中の他の視聴者も同様にしてそのチャネルにアクセスしていれば、互いに離れた場所にいる複数の視聴者間で、現在視聴されている同一の番組について、インターネット20を介してチャットで意見を交換し合うことができる。
【0036】
図3は、視聴者14に対して送信される電子メール40の一例を示す。電子メール40には、図3に例示されるように、視聴者14が視聴している番組名と、その番組に関するチャネルにアクセスするためのインターネット20上の場所(URI)が記述される。電子メール40の送受信を行うソフトウェア(メーラと称する)の多くは、URIの記述に対してマウスなどポインティングデバイスにより所定の操作を行うことで、そのURIにアクセスできる機能を有する。視聴者14は、このメーラの機能を利用して、当該チャネルにアクセスしチャットに参加することができる。勿論、電子メールに記述されたURIを、チャットを行うための他のソフトウェアに直接的に入力してもよい。
【0037】
なお、テキストデータによる文書などの情報中に他のURIに対するアクセス方法を記述し、当該情報から直接的に当該他のURIにアクセスできるようにすることを、当該他のURIに対してリンクを貼る、と称する。また、記述された、他のURIに対するアクセス方法の情報そのものを、リンク情報と称する。
【0038】
図4は、この発明の実施の一形態による一例のシステムをより具体的に示す。なお、図4において、上述した図2と対応する部分には同一の番号を付し、詳細な説明を省略する。先ず、図示されないテレビジョン放送局17による番組の放送に先立って、チャットサーバ25において、図示されないテレビジョン放送局17で放送される番組に関するチャネルが用意される。この図4の例では、チャットサーバ25は、ネットワーク20”に接続され、チャネルは、チャットサーバ25によりネットワーク20”上の所定のURIに対応される。
【0039】
この実施の一形態に適用できるチャットシステムの代表的な例としては、IRC(Internet Relay Chat)がある。この場合、チャットサーバ25は、このIRCによるIRCサーバの機能が搭載される。また、IRCによりユーザがチャットを行うIRCクライアントの機能は、パーソナルコンピュータ21Aに搭載される。例えば、所定のHTMLファイルにIRCによるチャットを実行するような記述を埋め込み、このHTMLファイルをネットワーク20”上の所定のサーバ上に置く。そのHTMLファイルをパーソナルコンピュータ21A上のブラウザソフトウェアで読み込むことで、ユーザは、IRCに参加することができる。
【0040】
IRCについて、概略的に説明する。IRCは、IRCサーバおよびIRCクライアントの二つのプログラムから構成される。IRCサーバは、IRCのシステムを維持するためのシステムである。実際にIRCを利用するときには、IRCクライアントをネットワーク的に近いIRCサーバに接続してチャットを行なう。
【0041】
IRCサーバは、サーバに接続された全てのIRCクライアントを制御する。これにより、IRCサーバに接続されているIRCクライアント同士でチャットを行なうことが可能となる。また、IRCサーバは、他のIRCサーバと連携することができる。つまり、同じIRCサーバに接続しているIRCクライアント同士だけではなく、連携している他のIRCサーバに接続しているIRCクライアントとの間でもチャットを行なうことが可能とされる。これにより、チャットを行う際の地域的な制限が無くなる。それと共に、IRCサーバが分散され、個々の負荷が低減される。
【0042】
一方、IRCクライアントは、IRCのユーザインターフェースを司るプログラムである。上述したように、このIRCクライアントをIRCサーバに接続することで、IRCに参加することができる。このようなIRCサーバとIRCクライアントとの関係は、例えば、インターネット上のWebサーバとブラウザソフトウェアとの関係に対応付けて考えることができる。
【0043】
IRCで用いられるプロトコルは、RFC1459に定められている。ここでは、ユーザ間のメッセージのやり取りだけでなく、多くのコマンドが制定されている。現状のIRCクライアントは、GUIを使用するようにされたものが殆どなので、こうしたIRCプロトコルやコマンドを意識することなく、IRCを利用することができる。
【0044】
IRCにおいては、チャットをする場所は、チャネルと呼ばれる小部屋に分けられる。ユーザが特定のチャネルに参加すると、同じチャネルに参加しているユーザ同士でテキストデータによる擬似的な会話を行うことができる。このチャネルは、ユーザにより自由に作成することができるようにされている。誰かが既に参加しているチャネルにアクセスすると、そのチャネルに参加することになる。一方、誰もいないチャネルに参加すると、新たに自分がそのチャネルを作成するという形になっている。
【0045】
なお、IRCには、チャネルにトピックを付加する機能(トピックは、チャネルの一覧を表示したときに、表示されるもの)、チャネルにパスワードをかけ、知っている人しか入れないようにする機能、IRCサーバに接続している特定のユーザ同士で話す機能など、さまざまなものがある。これらの機能や規定は、RFC1459に定義されている。
【0046】
例えば、図示されないテレビジョン放送局17の指示により、チャットサーバ25に対し、所定の放送番組に対応するチャネルが予め作成される。作成されたチャネルに対してパスワードを設けてもよい。
【0047】
なお、この実施の一形態に適用可能なチャットシステムは、IRCに限定されず、他のチャットシステムを適用してもよい。また、チャットシステムに限らず、ユーザによりなされたテキスト入力が即座に反映される、掲示板システムをこの発明の実施の一形態に適用させることも可能である。
【0048】
テレビジョン受像機10に受信されたテレビジョン放送で他の視聴者と意見を交換したい番組が放送されると、視聴者14により、リモコン13を用いて時刻IDが送信される。STB/IRD11において、送信された時刻IDにユーザIDが付加され、例えば電話回線であるネットワーク18’を介して、図示されないテレビジョン放送局17の放送局コールセンタ17’に送信される。
【0049】
放送局コールセンタ17’は、視聴者14側からの情報の受け口となるものである。ネットワーク18’が電話回線であるこの例では、例えば、放送局コールセンタ17’に多数のモデムが設けられ、複数の視聴者14からネットワーク18’を介して例えば代表電話番号宛に送信された時刻IDおよびユーザIDは、それぞれ複数のモデムに振り分けられ受信される。受信された時刻IDおよびユーザIDは、放送局コールセンタ17’が有する図示されない蓄積手段に一旦、蓄積される。
【0050】
なお、放送局コールセンタ17’の構成は上述に限定されない。例えばネットワーク18’が電話回線でなくインターネットであった場合、モデムの設備は必要ないものとなる。この場合でも、上述と同様に、視聴者14側から送信された時刻IDおよびユーザIDは、放送局コールセンタ17’が有する蓄積手段に一旦、蓄積される。
【0051】
放送局コールセンタ17’が有する蓄積手段に蓄積された時刻IDおよびユーザIDは、データベースサーバ50により所定に読み出される。データベースサーバ50は、上述した、視聴者のユーザIDおよびそのユーザIDに対応する電子メールアドレスが格納される視聴者データベース51を管理する。すなわち、図2で説明したデータベース19は、このデータベースサーバ50および視聴者データベース51からなるものである。
【0052】
データベースサーバ50は、さらに、後述するメールサーバ52における、このシステムによる電子メールのやりとりを制御したり、上述ような、チャットサーバ25における番組毎のチャネルの用意を、チャットサーバ25に要求したりする。データベースサーバ50は、このように、このシステムの中核をなすものである。すなわち、上述したホストコンピュータは、このデータベースサーバ50に対応する。
【0053】
このシステムを動作させるのに必要なプログラムは、例えばCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)などデータベースサーバ50がハードウェア的に対応する記録媒体に記録されて提供され、データベースサーバ50に搭載される。これに限らず、プログラムを所定のネットワークを介してデータベースサーバ50に搭載するようにしてもよい。データベースサーバ50は、一般的に用いられるデータベースサーバと同等のものを用いることができ、その技術は極めて周知であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
【0054】
データベースサーバ50では、放送局コールセンタ17’の蓄積手段から読み出した時刻IDやユーザIDに基づき所定に検索キーを生成し、視聴者データベース51を検索する。例えば、データベースサーバ50により、ユーザIDに基づき視聴者データベース51が検索され、当該時刻IDとユーザIDとを送信した視聴者14の電子メールアドレスが抽出される。そして、抽出された電子メールアドレスを宛先として、上述したような、番組名とチャネルのURIとが記述された電子メール40が生成される。当該番組に対応するチャネルにパスワードが設けられている場合には、この電子メール40に、そのパスワードがさらに記述される。
【0055】
電子メール40は、メールサーバ52によりネットワーク20’を介して視聴者14の電子メールアドレスに対して送信される。メールサーバ52は、インターネット上で一般的に用いられるメールサーバと同等のものを用いることができ、その技術は周知であるため、ここでは詳細な説明を省略する。電子メール40は、視聴者14により、パーソナルコンピュータ21Aなどのチャットを行うことが可能な情報機器で受信される。視聴者14は、受信された電子メール40に記述されたURIに基づき、ネットワーク20”を介してチャットサーバ25により用意されたチャネルにアクセスし、そのチャネルによるチャットに参加することができる。
【0056】
なお、視聴者14に対する電子メールの送信は、視聴者14より送信された時刻IDおよびユーザIDが受信されてから、なるべく時間が空かないように、直ちに行われるようにされる。例えば、上述の視聴者14から送信された時刻IDおよびユーザIDの放送局コールセンタ17’の蓄積手段に対する蓄積、蓄積された時刻IDおよびユーザIDのデータベースサーバ50による読み出し、ならびに、読み出された時刻IDおよびユーザIDに基づく電子メールの送信が、できる限り遅滞なく処理される。
【0057】
図5は、視聴者側でチャットを行うチャット画面60の一例を示す。ここでは、パーソナルコンピュータ21Aおよび視聴者14の例について説明する。例えば電子メール40に記述されたURIに基づき、チャットサーバ25上に置かれた、例えばHTML(Hyper Text Markup Language)により記述されたHTMLファイルがネットワーク20”を介してパーソナルコンピュータ21Aに読み込まれることで、このチャット画面60がパーソナルコンピュータ21Aに予め搭載されたブラウザに表示される。当該HTMLファイルには、例えば、所定のチャネルにアクセスしチャット画面60をブラウザにより表示させる方法が記述されている。
【0058】
ユーザIDおよびパスワードを入力する必要がある場合には、このチャット画面60が表示される前段階で、ユーザIDおよびパスワードの入力が促される画面が表示される。
【0059】
この図5の例では、チャット画面60に対し、チャットの対象とされる番組名を含むタイトル61が表示される。視聴者14によりパーソナルコンピュータ21Aのキーボードなどによりテキストが入力されると、入力されたテキストが入力部62のカーソル表示に続けて表示される。書き込みボタン63を押すことで、入力部62に入力されたテキストが確定され、確定されたテキストデータがネットワーク20”を介してチャットサーバ25に送信される。
【0060】
このようにして入力されチャットサーバ25に送信されたテキストデータは、チャットサーバ25で他の視聴者により入力され送信されたテキストデータと共に所定に処理される。処理されたデータは、チャットサーバ25からネットワーク20”を介してパーソナルコンピュータ21Aに送信され、表示部64に表示される。表示部64の表示において、それぞれの視聴者により入力された各行毎に、テキストを入力した視聴者の名前65と入力されたテキスト66が表示される。名前65とテキスト66との間は、所定のデリミタ(図5の例では「>」)で区切られる。また、名前65は、ユーザIDを用いてもいいし、名前の入力画面を別途設けるようにしてもよい。名前65およびテキスト66の行は、このチャットに参加している視聴者からテキストの入力がある毎に、更新される。
【0061】
退室ボタン67を押すことで、このチャットから抜けることができる。
【0062】
なお、ある番組に関して開催されるチャットは、その番組の放送終了時刻と共に自動的に終了させるようにできる。これに限らず、その番組の放送終了時刻が過ぎても継続させるようにしてもよい。
【0063】
また、このチャットのテキストデータをテレビジョン放送局17にリアルタイムで送信し、当該チャットが対象としている番組に反映させることも可能である。これを利用することで、討論や、番組中でアンケートを取るような処理も、容易に行うことができる。
【0064】
なお、上述で、ネットワーク20’および20”は、例えば共にインターネット20である。これに限らず、チャットサーバ25にアクセスするネットワーク20”をインターネット20とし、メールサーバ54から視聴者14のアドレスに電子メールが送信されるネットワーク20’を、インターネット20とは異なる他のネットワークとしてもよい。この場合、ネットワーク20’により受信された電子メールからネットワーク20”上のチャネルにアクセス可能な方式を用いる必要がある。また、上述ではネットワーク18’を電話回線であるとして説明したが、ネットワーク18’もインターネット20であるとしてもよい。
【0065】
また、テレビジョン放送局17側では、放送を行う際に、例えば番組中に「この番組には、視聴者間で意見を交換できるチャットサービスが提供されています」などのアナウンスを流し、予め視聴者14に対して視聴者間でのチャットが行えることを明示的に示すようにすると、視聴者がチャットに参加し易くなり、より効果的である。
【0066】
さらに、テレビジョン放送局17側で、視聴者14によるチャット参加に対して課金を行うことで、テレビジョン放送局17側が利益を上げることができる。課金は、例えば1回のチャット参加に対して10円程度とされる。
【0067】
上述では、番組視聴中に時刻IDおよびユーザIDを送信した視聴者に対して、当該番組に関するチャットが開催されるチャネルのURIを記述した電子メールを送信することで、当該視聴者のチャットへの参加を可能としているが、これはこの例に限定されない。例えば、番組視聴中に時刻IDおよびユーザIDを送信した視聴者に対して、当該番組にユニークなパスワードを記述した電子メールを送信するようにしてもよい。
【0068】
この場合には、例えば、当該番組に関するチャネルによるチャット画面が表示されるWebページを、ネットワーク20”に接続されたWebサーバからネットワーク20”に対して公開する。当該WebページのURIは、予め各視聴者に通知しておく。パスワードを送信された視聴者が当該Webページにブラウザによりアクセスし、ユーザIDとパスワードとを所定に入力することで、希望のチャットに参加できるようにされる。
【0069】
また、上述では、番組に関する意見交換を、テキストデータのみによるチャットで行うように説明しているが、これはこの例に限定されない。例えば、アバタと称される各利用者に対応された三次元若しくは二次元画像を介して会話を行うようにしたチャットシステムを用いることも可能である。
【0070】
さらに、上述ではチャットの管理が1台のチャットサーバ25により行われ、各ユーザは、チャットサーバ25にアクセスすることでチャットに参加できると説明したが、これはこの例に限定されない。例えば、上述したIRCでは、複数のサーバからなる協調分散システムにより利用者の会話が管理され、サーバ間で会話の中継が行われる。この構成を上述のチャットサーバ25に適用し、チャットサーバ25を複数のサーバから構成して、利用者は、それら複数のサーバを任意に選択して接続し、チャットに参加することが可能である。
【0071】
また、上述では、視聴者14がテレビジョン放送により視聴した番組に関して意見交換を行うように説明したが、これはこの例に限定されない。例えば、ラジオ放送による番組に関してチャネルを用意し、そのラジオ放送による番組のリスナ間で意見交換を行うようにしてもよい。テレビジョン放送も、放送衛星15を用いた放送に限定されず、従来の地上波による放送にもこの発明を適用させることができる。勿論、ケーブルテレビによる放送にこの発明を適用してもよい。さらに、ディジタル方式のテレビジョン放送に限定されず、アナログ方式のテレビジョン放送にこの発明を適用させることもできる。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明は、視聴者が番組を視聴中にリモートコントロールコマンダを所定に操作することで、その番組に対応したチャットへのアクセス方法が通知されるため、その番組を視聴中に略リアルタイムで、当該番組を視聴している他の視聴者と意見交換を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の概念を説明するための図である。
【図2】この発明によるシステムを概略的に示す略線図である。
【図3】視聴者に対して送信される電子メールの一例を示す略線図である。
【図4】この発明の実施の一形態による一例のシステムをより具体的に示す略線図である。
【図5】視聴者側でチャットを行うチャット画面の一例を示す略線図である。
【符号の説明】
10・・・テレビジョン受像機、11・・・STB/IRD、13・・・リモートコントロールコマンダ、14・・・視聴者、17・・・テレビジョン放送局、17’・・・放送局コールセンタ、18・・・電話回線、19・・・データベース、20・・・インターネット、21A,21B,21C・・・パーソナルコンピュータ、25・・・チャットサーバ、40・・・電子メール、50・・・データベースサーバ、51・・・視聴者データベース、52・・・メールサーバ、60・・・チャット画面
Claims (16)
- 放送番組と連動して視聴者端末間のメッセージ交換を行うメッセージングシステムにおいて、
視聴者を識別する視聴者識別情報と視聴者の電子メールアドレスとを関連付けて記憶する視聴者データベースと、
放送される番組の開始時刻および終了時刻の情報を含むプレイリストと、
上記放送される各番組毎にメッセージ交換のためのチャネルの作成を要求するチャネル作成要求手段と、
複数のユーザ端末間によるネットワークを介しての略リアルタイムでのメッセージ交換を可能とするメッセージ交換手段と、
上記放送される番組を視聴する視聴手段と、
上記番組を上記視聴手段により視聴中の視聴者の所定の操作によって、ユーザ端末から送信された視聴者識別情報と時刻IDとを受信する番組視聴情報受信手段と、
上記受信した視聴者識別情報から上記視聴者データベースを検索して視聴者の電子メールアドレスを特定するアドレス特定手段と、
上記受信した時刻IDと上記プレイリストとを参照して該時刻IDに示される時刻に放送される番組を特定する番組特定手段と、
上記特定した視聴者の電子メールアドレスに対し、上記特定された番組のメッセージ交換のために作成された上記チャネルにアクセスするためのURIを通知する通知手段と
を有し、
上記通知手段による通知は、上記視聴者識別情報と上記時刻IDとが受信された後、直ちに行われるようにした
ことを特徴とするメッセージングシステム。 - 請求項1に記載のメッセージングシステムにおいて、
上記メッセージ交換手段は、チャットシステムであることを特徴とするメッセージングシステム。 - 請求項1に記載のメッセージングシステムにおいて、
上記通知手段は、上記視聴者に対して上記ネットワークを介して上記アクセス方法を通知することを特徴とするメッセージングシステム。 - 請求項3に記載のメッセージングシステムにおいて、
上記通知手段は、上記ネットワークを介して上記視聴者に送信される電子メールを用いて上記通知を行い、該電子メールに上記アクセス方法に対応するリンク情報を記述するようにしたことを特徴とするメッセージングシステム。 - 請求項1に記載のメッセージングシステムにおいて、
上記ネットワークは、インターネットであることを特徴とするメッセージングシステム。 - 放送番組と連動して視聴者端末間のメッセージ交換を行うメッセージング方法において、
放送される番組を視聴手段で視聴するステップと、
放送される各番組毎にメッセージ交換のためのチャネルの作成を要求するチャネル作成要求のステップと、
複数のユーザ端末間によるネットワークを介しての略リアルタイムでのメッセージ交換を可能とするメッセージ交換のステップと、
上記番組を上記視聴手段により視聴中の視聴者の所定の操作によって、ユーザ端末から送信された、視聴者を識別する視聴者識別情報と時刻IDとを受信する番組視聴情報受信のステップと、
上記受信した視聴者識別情報から、視聴者識別情報と視聴者の電子メールアドレスとを関連付けて記憶する視聴者データベースを検索して視聴者の電子メールアドレスを特定するアドレス特定のステップと、
上記受信した時刻IDと、上記放送される番組の開始時刻および終了時刻の情報を含む プレイリストとを参照して、該時刻IDに示される時刻に放送される番組を特定する番組特定のステップと、
上記特定した視聴者の電子メールアドレスに対し、上記特定された番組のメッセージ交換のために作成された上記チャネルにアクセスするためのURIを通知する通知のステップと
を有し、
上記通知のステップによる通知は、上記視聴者識別情報と上記時刻IDとが受信された後、直ちに行われるようにした
ことを特徴とするメッセージング方法。 - 放送番組と連動して視聴者端末間のメッセージ交換を行うようにしたメッセージング装置において、
視聴者を識別する視聴者識別情報と視聴者の電子メールアドレスとを関連付けて記憶する視聴者データベースと、
放送される番組の開始時刻および終了時刻の情報を含むプレイリストと、
上記放送される各番組毎にメッセージ交換のためのチャネルの作成を要求するチャネル作成要求手段と、
複数のユーザ端末間によるネットワークを介しての略リアルタイムでのメッセージ交換を可能とするメッセージ交換手段と、
上記番組を視聴中の視聴者の所定の操作によって、ユーザ端末から送信された視聴者識別情報と時刻IDとを受信する番組視聴情報受信手段と、
上記受信した視聴者識別情報から上記視聴者データベースを検索して視聴者の電子メールアドレスを特定するアドレス特定手段と、
上記受信した時刻IDと上記プレイリストとを参照して該時刻IDに示される時刻に放送される番組を特定する番組特定手段と、
上記特定した視聴者の電子メールアドレスに対し、上記特定された番組のメッセージ交換のために作成された上記チャネルにアクセスするためのURIを通知する通知手段と
を有し、
上記通知手段による通知は、上記視聴者識別情報と上記時刻IDとが受信された後、直ちに行われるようにした
ことを特徴とするメッセージング装置。 - 請求項7に記載のメッセージング装置において、
上記メッセージ交換手段は、チャットシステムであることを特徴とするメッセージング装置。 - 請求項7に記載のメッセージング装置において、
上記通知手段は、上記視聴者に対して上記ネットワークを介して上記アクセス方法を通知することを特徴とするメッセージング装置。 - 請求項9に記載のメッセージング装置において、
上記通知手段は、上記ネットワークを介して上記視聴者に送信される電子メールを用いて上記通知を行い、該電子メールに上記アクセス方法に対応するリンク情報を記述するようにしたことを特徴とするメッセージング装置。 - 請求項7に記載のメッセージング装置において、
上記ネットワークは、インターネットであることを特徴とするメッセージング装置。 - 放送番組と連動して視聴者端末間のメッセージ交換を行うメッセージ交換装置において、
放送される番組を視聴中の視聴者の所定の操作によって、視聴者を識別する視聴者識別情報と、時刻IDとを送信する番組視聴情報送信手段と、
上記放送される各番組毎にメッセージ交換のためのチャネルの作成を要求し、上記番組視聴情報送信手段によって送信された上記視聴者識別情報と上記時刻IDとを受信し、受信した該視聴者識別情報から、該視聴者識別情報と視聴者の電子メールアドレスとを関連付けて記憶する視聴者データベースを検索して視聴者の電子メールアドレスを特定し、受 信した該時刻IDと、上記放送される番組の開始時刻および終了時刻の情報を含むプレイリストとを参照して、該時刻IDに示される時刻に放送される番組を特定し、上記特定した視聴者の電子メールアドレスに対し、上記特定された番組のメッセージ交換のために作成された上記チャネルにアクセスするためのURIを、上記視聴者識別情報と上記時刻IDとが受信された後、直ちに通知するようにされたメッセージング装置から通知された上記URIを受信する受信手段と
を有し、
上記受信手段により受信された上記URIに基づき、複数のユーザ端末間によるネットワークを介しての略リアルタイムでのメッセージ交換を可能とするメッセージ交換手段にアクセスし上記メッセージ交換を行うようにした
ことを特徴とするメッセージ交換装置。 - 請求項12に記載のメッセージ交換装置において、
上記メッセージ交換手段は、チャットシステムであることを特徴とするメッセージ交換装置。 - 請求項12に記載のメッセージ交換装置において、
上記ネットワークを介して上記アクセス方法が通知されることを特徴とするメッセージ交換装置。 - 請求項14に記載のメッセージ交換装置において、
上記ネットワークを介して送信される電子メールを用いて上記通知が行われ、該電子メールに上記アクセス方法に対応するリンク情報が記述されることを特徴とするメッセージ交換装置。 - 請求項12に記載のメッセージ交換装置において、
上記ネットワークは、インターネットであることを特徴とするメッセージ交換装置。
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