JP2005256642A - 内燃機関の冷却制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 環境温度等が変化してモータの能力が変動しても、内燃機関に対して所定の冷却能力を補償するようにモータの制御を行う内燃機関の冷却制御装置を提供すること。
【解決手段】 エンジン2はポンプ駆動モータによって駆動される電動ウォータポンプ6により冷却水をラジエータ5間と循環させることでエンジン2を冷却する冷却装置を備え、ECU26は、水温thwに応じてROM29に記憶されたマップから制御基準温度Tfでの能力を前提としたポンプ駆動モータへ出力すべきデューティー比である基礎出力Pb(%)を演算する。続いて、モータ温度Tmを推定し、制御基準温度Tfとの温度差Tsを算出し、この温度差Tsに基づいて、マップから出力補正係数Vを決定し、基礎出力Pb(%)補正する。そのため、温度変化によりポンプ駆動モータの能力が変動しても、要求される冷却能力に応じた吐出量で電動ウォータポンプ6を駆動することができる。
【選択図】 図2
【解決手段】 エンジン2はポンプ駆動モータによって駆動される電動ウォータポンプ6により冷却水をラジエータ5間と循環させることでエンジン2を冷却する冷却装置を備え、ECU26は、水温thwに応じてROM29に記憶されたマップから制御基準温度Tfでの能力を前提としたポンプ駆動モータへ出力すべきデューティー比である基礎出力Pb(%)を演算する。続いて、モータ温度Tmを推定し、制御基準温度Tfとの温度差Tsを算出し、この温度差Tsに基づいて、マップから出力補正係数Vを決定し、基礎出力Pb(%)補正する。そのため、温度変化によりポンプ駆動モータの能力が変動しても、要求される冷却能力に応じた吐出量で電動ウォータポンプ6を駆動することができる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、内燃機関の冷却制御装置に係り、詳しくは、モータ駆動された電動ウォータポンプにより冷却水をラジエータ間と循環させることで内燃機関を冷却する冷却装置を備えた内燃機関の冷却制御装置に関する。
例えば、自動車用ガソリンエンジンなどの内燃機関のウォータジャケット及びラジエータを、熱媒体である冷却水などを循環させて熱交換により内燃機関の冷却を行う冷却装置においては、ウォータポンプにより、冷却水が循環させられていた。そして冷却水の温度に応じて、サーモワックスなどにより駆動されるサーモスタットにより冷間時にはバイパス回路への流量を増加させるようにコントロールされ液温が調整されていた。従来のウォータポンプとして、例えば、内燃機関のクランクシャフトに接続され、内燃機関により直接駆動されているようなものがあった。このような構成のウォータポンプでは、エンジンの回転数が高いほど冷却水の流量が多くなるため冷却能力が高くなり、エンジンの回転数が低いほど冷却水の流量が少なくなるため冷却能力が低くなる。ところが、冷却がそれほど必要でない低負荷時での運転においても、ウォータポンプはエンジンの回転に従って駆動されるため、冷却水に燃料のエネルギーが過剰に吸収されてムダなエネルギーとして外部に放出され、燃料消費率が悪化するという問題があった。その一方、低回転でも高負荷運転の場合は、ウォータポンプが一定の速度以上回転しないので冷却能力が不足するという問題があった。
そこで、特許文献1に示すエンジンの冷却装置のように、冷却水の温度変化に応じて、電動のウォータポンプを駆動するモータの回転数をマイクロコンピュータを備えた制御回路により制御するようなものが提案された。このような、エンジンの冷却装置であれば、冷却水の温度変化に応じてコンピュータ制御するため、冷却水の温度が高い場合にはモータの電流を大きく出力してウォータポンプの回転数を高める。また、逆に冷却水の温度が低い場合はモータの電流を小さく出力してウォータポンプの回転数を低める。その結果、最適なエンジンの冷却の制御をすることができるものとされていた。
特開昭60−142010号公報
しかしながら、冷却水を循環させる電動ウォータポンプの運転時に、環境温度変化により、モータの特性が変化するような場合がある。特許文献1に開示されたエンジンの冷却装置では、冷却水の温度変化に応じた制御はなされるが、モータ自体の温度は考慮されていない。そのため、アクチュエータとしてのモータのゲインが変動することとなり、例えば、モータが予め想定された温度より高温となった場合には、制御に従った電流を出力しても電動ウォータポンプの吐出量が低下することになる。その結果、冷却装置において必要とされる冷却性能が得られず、オーバーヒートなどを生じやすいという問題があった。
その一方、モータの温度が下がった場合は、制御に従った電流を出力しても吐出量が過度となり、必要以上に冷却されて適温への上昇が妨げられたり、あるいは燃費が悪化したり、駆動のためのムダな電流が消費されたりするという問題もあった。
本発明は、環境温度等が変化してモータの能力が変動しても、内燃機関に対して所定の冷却能力を補償するようにモータの制御を行う内燃機関の冷却制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る内燃機関の冷却制御装置では、モータによって駆動される電動ウォータポンプにより冷却水をラジエータ間と循環させることで内燃機関を冷却する冷却装置を備えた内燃機関に対して、当該内燃機関の状態に応じて前記モータへの駆動電流の出力を決定するモータ制御手段を備えた内燃機関の冷却制御装置であって、前記モータの温度を判定するモータ温度判定手段と、前記モータ温度判定手段により判定されたモータ温度に応じて前記モータ制御手段により決定された前記モータへの出力を補正する出力補正手段とを備えたことを要旨とする。
この発明によれば、出力補正手段により、モータ温度判定手段により判定されたモータ温度に応じて、モータ制御手段のモータへの出力を補正するため、環境温度等が変化してモータの能力が変動しても、内燃機関に対して所定の冷却能力を補償するようにモータの制御を行うことができるという効果がある。
請求項2に係る内燃機関の冷却制御装置では、請求項1に記載の内燃機関の冷却制御装置において、前記モータ制御手段は、設定された制御基準温度において発揮されるモータの性能に基づいて前記モータへの出力を決定し、前記出力補正手段は、前記モータ温度判定手段により判定されたモータ温度と前記制御基準温度の差に基づいて前記モータ制御手段の前記モータへの出力を補正することを要旨とする。
この発明によれば、出力補正手段は、モータ温度判定手段により判定されたモータ温度と制御基準温度の差に基づいてモータ制御手段のモータへの出力を補正するため、より精度の高いモータの制御を行うことができるという効果がある。
請求項3に係る内燃機関の冷却制御装置では、請求項2に記載の内燃機関の冷却制御装置において、前記出力補正手段は、前記モータの制御基準温度に対する温度差に対応する出力補正値を予めマップ化した温度補正マップにより補正することを要旨とする。
この発明によれば、出力補正手段は、前記モータの制御基準温度に対する温度差に対応する出力補正値を予めマップ化した温度補正マップにより補正するため、制御基準温度に対する温度差と、これに対する出力の補正値が非線形の関係であっても最適なモータの制御を行うことができるという効果がある。
請求項4に係る内燃機関の冷却制御装置では、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の内燃機関の冷却制御装置において、前記モータ温度判定手段は、外気温、吸気温度、車速のうちの1以上の数値を含むモータの環境変化因子、及び当該モータに印加した電圧、出力した電流、冷却水の水温若しくはこれらの履歴のうちの1以上の数値を含むモータの自己発熱因子に基づいて、モータ温度を推定することを要旨とする。
この発明によれば、モータ温度判定手段が、モータの環境変化因子及び自己発熱因子によりモータ温度を推定するため、正確な温度推定に基づいてより精度の高いモータの制御を行うことができるという効果がある。
請求項5に係る内燃機関の冷却制御装置では、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の内燃機関の冷却制御装置において、前記モータ温度判定手段は、前記モータの温度を直接温度検出器で検出することを要旨とする。
この発明によれば、モータ温度判定手段は、モータの温度を直接温度検出器で検出するため、モータ温度を推定によらず検出して、正確な温度でモータの制御を行うことができるという効果がある。
請求項6に係る内燃機関の冷却制御装置では、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の内燃機関の冷却制御装置において、前記内燃機関の状態は、冷却水の水温であることを要旨とする。
この発明によれば、モータ制御手段が、冷却水の水温を内燃機関の状態としてモータを制御するため、冷却水の水温が適切になるようにモータの制御を行うことができるという効果がある。
請求項7に係る内燃機関の冷却制御装置では、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の内燃機関の冷却制御装置において、前記モータ制御手段は、PWM制御によるデューティー比を変更することによりモータを制御することを要旨とする。
この発明によれば、モータ制御手段は、PWM制御によるデューティー比を変更することによりモータに電流を出力して制御するため、精度の高いモータの制御を行うことができるという効果がある。
本発明の内燃機関の冷却制御装置によれば、環境温度等が変化してモータの能力が変動しても、内燃機関に対して所定の冷却能力を補償するようにモータの制御を行うことができるという効果がある。
以下、本発明に係る内燃機関の冷却制御装置を具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
図1は、車両1に搭載された内燃機関であるエンジン2とともに、本実施の形態にかかる内燃機関の冷却装置並びにそれらの周辺構成を模式的に示す概略構成図である。
図1は、車両1に搭載された内燃機関であるエンジン2とともに、本実施の形態にかかる内燃機関の冷却装置並びにそれらの周辺構成を模式的に示す概略構成図である。
車両1に内燃機関として搭載されたエンジン2は、例えば、多気筒のシリンダを形成するシリンダブロック3b、その上部に配置されたシリンダヘッド3aを備えた4サイクルガソリンエンジンである。このシリンダヘッド3aと、シリンダブロック3bの内部に形成された複数のシリンダの燃焼室では、その中に供給される燃料と空気の混合気が燃焼される。この混合気の燃焼に基づいてピストンが往復動されることにより、出力軸であるクランクシャフト4が回転する。この混合気の燃焼に伴い、シリンダヘッド3aやシリンダブロック3bには高熱が発生する。このエンジン2で発生する熱は、燃焼するガソリンの量、即ち概ね機関出力に比例している。したがって、高負荷運転等の場合は、エンジン2のシリンダヘッド3aやシリンダブロック3bからより多量の熱が発生することになる。
一方、シリンダヘッド3aやシリンダブロック3b等を冷却するために設けられた水冷式の冷却装置は、熱交換器であるラジエータ5、及び電動ウォータポンプ6、サーモスタット7、冷却配管8等を備えている。また、シリンダブロック3bの内部には、シリンダを包み込むように配置された冷却用の熱媒体である冷却水の通路を備えた熱交換機であるシリンダブロックウォータジャケット9bが形成されている。さらに、シリンダヘッド3aには、シリンダヘッドウォータジャケット9aが形成されている。電動ウォータポンプ6により、比較的低温なシリンダブロックウォータジャケット9bに冷却水が流入され、シリンダブロック3bを冷却後、シリンダヘッドウォータジャケット9aに流入して、より高温なシリンダヘッド3aの冷却を行う。そしてシリンダヘッド3aの後端部近辺に設けられたアウトレットハウジング(図示略)を通過してウォータジャケット出口10から冷却水が第1の冷却水通路11を通ってラジエータ5へ流れる。このアウトレットハウジング(図示略)を通過する冷却水の温度が冷却水の水路中で最も高い。そこで、このアウトレットハウジング(図示略)に水温センサ31が設けられる。
ここで、ウォータジャケット出口10に接続された第1の冷却水通路11は、ラジエータ入口12に接続されている。ラジエータ出口13に接続された第2の冷却水通路14は、サーモスタット7及び電動ウォータポンプ6を介してウォータジャケット入口15に接続されている。第1の冷却水通路11の途中に接続されたバイパス通路16は、ラジエータ5を迂回してサーモスタット7に接続されている。
このサーモスタット7は三方弁であり、電動ウォータポンプ6の吸入側と連通する出力ポート、ラジエータ出口13と連通する第1入力ポート、及びバイパス通路16が接続された第2入力ポートを備えている。このサーモスタット7は、冷却水の水温thwが所定の値よりも低いときには、第2入力ポートと出力ポートとを連通させる。これにより、シリンダヘッドウォータジャケット9aから第1の冷却水通路11へ流れ出た冷却水がラジエータ5を迂回して電動ウォータポンプ6に戻り、再びシリンダブロックウォータジャケット9bへと送液される。この冷却水の循環を通じて同冷却水が徐々に暖められ、シリンダヘッド3a、シリンダブロック3bは暖まった冷却水により暖機が促される。
一方、冷却水の水温thwが所定の値よりも高いときには、サーモスタット7の第1入力ポートと出力ポートとが連通する。これにより、第1の冷却水通路11を流れる冷却水がラジエータ5へ流れ、冷却水は第2の冷却水通路14、サーモスタット7及び電動ウォータポンプ6を通ってシリンダブロックウォータジャケット9bからシリンダヘッドウォータジャケット9aへと送液される。この冷却水の循環を通じて、シリンダブロック3b、シリンダヘッド3aの熱が冷却水に奪われ、同シリンダブロック3b、シリンダヘッド3aは冷却される。一方、ラジエータ5では冷却水の熱が外部へ放熱され、冷却水は冷却されシリンダブロックウォータジャケット9bに還流される。従って、水温thwが高温の場合は、電動ウォータポンプ6の回転を速め冷却水の循環を多くすることで、シリンダヘッド3a、シリンダブロック3bからの熱をシリンダヘッドウォータジャケット9a、シリンダブロックウォータジャケット9bからより多く吸収し、ラジエータ5でより多く放熱することができる。
ラジエータ5は、車両1のフロントグリル17の後方に設置されている。ラジエータ5は、冷却水を一次的に貯留するラジエータタンクとこのラジエータタンクを連通するラジエータコアから構成される。ラジエータコアは、細長いアルミニウム板からなる放熱板であるフィンが設けられた扁平なチューブが多数配設され、貯留された冷却水を循環させる。従って、車両1の走行時には、フロントグリル17を通過した走行風がラジエータ5に当たり、ラジエータ5を通る冷却水が冷却される。
このラジエータ5に設けられた冷却用の電動ファン18は、ラジエータ5における熱交換に必要な冷却風をラジエータ5に供給する。走行中十分な冷却風がラジエータ5に供給される場合には、電動ファン18が停止していても冷却水は十分に冷却される。そして、アイドル運転時等、ラジエータ5に走行風が当たらない場合やその風量が少ない場合には、電動ファン18を作動させることにより、ラジエータ5を強制冷却することができる。
本実施形態の冷却装置は、以上のような構成になっており、通常は、ECU26により、電動ウォータポンプ6、電動ファン18が水温thwに応じて制御され、冷却水を十分に冷却できる。しかしながら、仮にECU26による制御が目標のとおり適切に制御できない場合には、発生する熱量に冷却能力がついていけず、結果としてシリンダヘッド3a、シリンダブロック3b内の温度が上昇する。また、特に冷却水の温度が沸点を超すと、さらに冷却能力は著しく低下し、エンジン2のオーバーヒートに至る。この場合、シリンダ内の温度は著しく高温になり、極端な場合、焼付きを生じたりしてエンジン2が破損に至る場合がある。
続いて、電源装置22について説明する。電源装置22は、バッテリ20やオルタネータ21等を備える。オルタネータ21はクランクシャフト4に駆動連結されており、このオルタネータ21で発生する電力はバッテリ20及びポンプ駆動モータ25、ファンモータ19に供給される。ポンプ駆動モータ25、ファンモータ19、バッテリ20は、オルタネータ21に対し電気的に並列に接続されている。そして、電源装置22により、ポンプ駆動モータ駆動回路24を介して電動ウォータポンプ6のポンプ駆動モータ25に駆動電流を供給する。同様に、ファンモータ駆動回路23を介して電動ファン18のファンモータ19に電力を供給する。
すなわち、電動ウォータポンプ6は、ECU26から出力される制御信号によってポンプ駆動モータ駆動回路24がオンされることにより、バッテリ20からの駆動電流がポンプ駆動モータ駆動回路24を介してポンプ駆動モータ25に供給されて駆動されるようになっている。この電動ウォータポンプ6は、ECU26から出力される制御信号に応じてポンプ駆動モータ駆動回路24によってポンプ駆動モータ25に出力される電流が変化され、電動ウォータポンプ6の吐出量が変化させられる。
本実施形態の電動ウォータポンプ6では、具体的には、ECU26によりポンプ駆動モータ25が制御され、水温thwに応じて、ポンプ駆動モータ駆動回路24により無段階の回転数で制御する。もちろん、水温thwの他、冷却水の水圧など、いずれの数値に基づいて如何なる制御をするかは適宜変更できることはいうまでもない。
また、同様に、ECU26から冷却水の水温thwが所定値(例えば93°C)以上となったときに出力される制御信号に基づき、ファンモータ駆動回路23はファンモータ19に駆動信号を出力する。電動ファン18の駆動時には、ファンモータ駆動回路23によってファンモータ19が可変、例えば2段階に切り替えられることにより、停止、低速、高速の3段階の回転速度で電動ファン18が駆動される。
次に、各種のセンサ類について説明する。シリンダヘッド3aの後端部近辺にアウトレットハウジング(図示略)が設けられ、ここを流れる冷却水の水温thwを検出するための水温センサ31が設けられている。ECU26は、この水温センサ31からの検出信号に基づいて水温thwを演算し、電動ファン18、電動ウォータポンプ6を制御する。もちろん、水温thw以外の数値を参照することを妨げるものではない。
図2は、本実施形態の冷却水の流れと制御信号の流れを模式的に示すブロック図である。エンジン2には、水温センサ31の他にも、機関運転状態を検出するための各種センサが備えられている。例えば、エンジン2の気筒内に吸入される吸気通路の空気量を調量するスロットル弁36の近傍にはスロットル開度センサ38が設けられ、スロットル弁36の開度であるスロットル開度を検出する。また、スロットル弁36の上流側に設けられるエアフロメータ39により、吸入空気量が検出される。他にも、吸気通路に吸入された吸気温計40により検出される吸気温度や、シリンダ近傍に設けられたノックセンサ41により検出されたノック信号、車速計により検出された車速などが検出される。クランクシャフト4に近接して設けられる回転速度センサ43は、クランクシャフト4の回転に基づいてエンジン2の回転速度に応じた頻度のパルス信号を出力する。そして、この出力信号(パルス信号)に基づいてエンジン2(クランクシャフト4)の回転速度(機関回転速度)NEが検出される。外気温センサ44は、外気温を実測し、外気温を検出する。
制御装置であるECU26は、エンジン2自体の制御である点火時期制御、燃料噴射制御の制御や、冷却制御装置として、冷却装置である電動ウォータポンプ6、電動ファン18の駆動制御などを総合的に制御する。このECU26は中央処理装置(CPU27)を備える周知のコンピュータを中心として構成されている。ECU26には、本実施形態の内燃機関の冷却制御プログラムを始めとする各種プログラムやマップ等を予め記憶したROM29、センサからの取り込み値やCPUの演算結果等を一時記憶するRAM28がバス接続されて設けられている。またECU26には、演算結果や予め記憶されたデータ等を機関停止後も保存するためのバックアップRAM、入出力インターフェース30が設けられている。
水温センサ31、加速ペダル37、スロットル開度センサ38、エアフロメータ39、吸気温計40、ノックセンサ41、車速計42、回転速度センサ43、外気温センサ44等からの検出信号は入出力インターフェース30に入力される。これら各センサ等により、エンジン2の運転状態や冷却状態が検出される。
また、入出力インターフェース30は、電動ファン18のファンモータ駆動回路23、電動ウォータポンプ6のポンプ駆動モータ駆動回路24に制御信号を出力する。また、エンジン2の燃料噴射弁を駆動する駆動回路(不図示)、及び気筒内に設けられる点火プラグに高電圧を印加するイグニッションコイルの駆動回路(不図示)等に接続され制御信号を出力する。そして、ECU26はこれらの各センサ等からの信号に基づき、ROM29内に格納された制御プログラム及び初期データに従って、電動ファン18、電動ウォータポンプ6、燃料噴射弁(不図示)、及びイグニッションコイル(不図示)等を制御する。
続いて、電動ウォータポンプ6を駆動するポンプ駆動モータ25について詳細に説明する。ポンプ駆動モータ25は、PWM(Pulse Width Modulation)制御される直流モータで、モータに印加される所定電圧のパルス幅を変更することでオンタイムとオフタイムの比であるデューティー比(%)を変更することにより駆動電流を出力する時間が変更される。その結果、供給される電力が変化されることで回転数が制御されている。ECU26は、水温thw等に基づいて、要求される冷却能力に応じた回転をさせるためのデューティー比(%)を演算し、このデューティー比(%)に基づいてポンプ駆動モータ駆動回路24からポンプ駆動モータ25に所定の通電幅のパルスの駆動信号を送出させる。このように制御されたポンプ駆動モータ25は、電動ウォータポンプ6を所定の回転数で回転させて要求される吐出量(循環量)を発生させ冷却装置の冷却能力をコントロールする。要求される冷却能力は、現在の水温thwと目標とされる水温thwの差からECU26のROM29に記憶されたマップ(図3参照)により決定され、これに対応する出力でポンプ駆動モータ25を制御しながら駆動する。
ところで、ポンプ駆動モータ25は、周囲の温度によりその特性が変化する。具体的には、マグネットの磁束密度の温度変化と、電機子巻線の温度変化によりトルクが変動する。モータの発生トルクは、F(N)を運動エネルギー、B(T)を磁束密度、I(A)を電線内を流れる電流値、L(m)を有効電線長とした場合に、[F(N)=B(T)・I(A)・L(m)]で表される。ここで、永久磁石の残留磁気密度Br(B)は、温度上昇とともに減少する。例えば、フェライト磁石では、1°C当たり、−0.18%の低下することが分かっている。このため、温度差が仮に100°Cあった場合は、[−0.18(%/°C)×100(°C)=−18%]となる。さらに、これに加え、電機子巻線も1°C温度が上昇した場合、内部抵抗が+0.4%程度増加する。永久磁石の種類や、電機子巻線の長さ等、モータの構成により違いはあるが、温度上昇によりポンプ駆動モータ25のトルクが低下して、電動ウォータポンプ6の回転数が低下し、冷却水の吐出量が減少し、冷却水の循環量が減少して冷却能力が低下することは明らかである。例えば、フェライト磁石を用いたものでは100°Cの差があれば、概ね2割程度のトルク低下がある。
このポンプ駆動モータ25の温度は、以下の因子の影響により変動する。まず、ポンプ駆動モータ25自体の自己発熱に由来するものがある。例えば、ポンプ駆動モータ25に印加される電圧・電流、駆動信号のデューティー比や、それまでの水温thwの履歴など、ポンプ駆動モータ25の負荷に応じて発熱が変化する。このように、ポンプ駆動モータ25の温度に影響を与える因子のうち、自己発熱に由来するものがある。本願においては、これらの自己発熱に由来する因子を、「自己発熱因子」というものとする。
一方、外気温が高温の環境では、外気温により直接ポンプ駆動モータ25の温度が上昇されたり、ポンプ駆動モータ25自体の放熱の効率が低下して温度上昇しやすい環境となる。また、車両1の車速は、ラジエータ5への空気通過量を大きくして、冷却能力を高める。このように、ポンプ駆動モータ25の温度に影響を与える因子のうち、環境の変化に由来するものがある。環境の状態を示すパラメータとして、外気温、吸気温度、車速等があるが、本願においては、これらの因子を環境の変化に伴う因子として、「環境変化因子」という。
このように、ポンプ駆動モータ25自体の温度は、これらの自己発熱因子及び環境変化因子の影響を受けて決定される。逆にいえば、これらの自己発熱因子、環境変化因子と、それらに起因して発生する温度変化の感度係数を予め知っておけば、これらの自己発熱因子、環境変化因子を解析・演算することで、ポンプ駆動モータ25のモータ温度Tm(°C)を正確に推定することができることになる。
この自己発熱因子、環境変化因子のそれぞれは、ポンプ駆動モータ25の温度上昇への影響度が異なることから、それぞれの因子のモータ温度上昇に対する影響を感度係数として、実車の実験や模擬実験を通してデータを収集して求める。これらの自己発熱因子と環境変化因子と、それぞれの感度係数が分かれば、自己発熱因子と環境変化因子に基づいてECU26で演算することで、ポンプ駆動モータ25のモータ温度Tm(°C)の推定が可能になる。
なお、上述のように、モータ温度Tm(°C)は演算によって推定することもできるが、これらの自己発熱因子、環境変化因子のそれぞれの因子の影響をその都度演算することは、ECU26に負荷をかけることになる。また、これらの各因子とその温度上昇への影響が必ずしも線形の関係ではないため、本実施形態では、これらの関係を模擬実験により求めたデータをマップ化して、予めROM29に記憶し、このマップを参照することで自己発熱因子と環境変化因子に基づいて温度推定を行っている。このマップは、各因子により特定されるモータ温度Tm(°C)を複数の因子に対して1の温度のテーブルデータとして記憶した高次元のデータである。なお、このマップは、各因子毎に対する温度変化分を1対1のテーブルデータとして記憶して、これらの温度変化分から演算により積算してモータ温度Tm(°C)を推定するものや、さらにマップと数式の組合せでモータ温度Tm(°C)を推定するものでよいことは言うまでもない。このマップ若しくは演算のための数式、感度係数はROM29に記憶されている。
以上のような構成から、ECU26は、モータ温度判定手段として、外気温、吸気温度、車速の環境変化因子、又はポンプ駆動モータ25に印加した電圧、電流、駆動信号のデューティー比、冷却水の水温若しくはこれらの履歴の自己発熱因子に基づいて、ポンプ駆動モータ25の温度を推定する。むろん、自己発熱因子、環境変化因子は例示したものに限定されず、種々の因子があり、これらを利用することを妨げるものではないことはいうまでもない。本実施形態では、例えば、自己発熱因子として電圧・電流、デューティー比、水温の履歴を、環境変化因子として外気温、吸気温度、車速を参照してモータ温度Tm(°C)を推定するものとする。
また、ECU26は、モータ制御手段として機能し、基本的な制御として、設定された「制御基準温度Tf(°C)(モータ性能前提温度)」において発揮されるモータの性能に基づいて、水温thwに応じてポンプ駆動モータ25への出力を決定する。この「制御基準温度Tf(°C)」とは、予め特定されたポンプ駆動モータ25の所定温度であって、その温度のときのポンプ駆動モータ25の性能を示す出力特性がここでの、基本的な制御の基準とされる。この制御基準温度Tf(°C)の出力特性を前提にECU26により要求される吐出量に対応するポンプ駆動モータ25への電力の供給量が基礎出力Pb(%)として計算され、ポンプ駆動モータ駆動回路24に送出すべき制御信号の基礎となる値が演算される。
図3は、水温thwと基礎出力Pb(%)の関係を示すマップを概念的に示す図である。ROM29には、水温thwと、その水温thwに対するポンプ駆動モータ25に出力するPWM制御のデューティー比の値が基礎出力Pb(%)としてマップとして記憶されている。ここでは、図3に示すように水温thw(°C)が、最低温度Ta(°C)までは、基礎出力Pb(%)が最小出力Pm(%)とされ、電動ウォータポンプ6の最小の吐出量となっている。つまり、水温thwが低い場合でも、電動ウォータポンプ6は、停止されることがないように制御される。水温thwが最低温度Ta(°C)より高い場合は、それに応じて出力が増加し、例えば、水温thw(°C)がTb(°C)の場合では、基礎出力Pb(%)は、Pp(%)になる。なお、この関係は、実車による実験や模擬実験から求められたデータがマップとして記憶されているが、具体的には水温thwと基礎出力Pb(%)の1対1の関係がテーブルデータとしてROM29に記憶されている。なお、マップに限らず、水温thw(°C)に対する基礎出力Pb(%)の関係が関数として記憶されていてもよい。
モータの温度が変化するとその特性も変化するため、この基本的な制御を修正する必要があることは先に述べた。そこで、ECU26は出力補正手段として機能し、前述のような基本的な制御に対して、補正の制御を行う。この補正の制御では、モータ温度判定手段としてのECU26により判定されたモータ温度Tm(°C)と、制御基準温度Tf(°C)との差から温度差Ts(°C)を求め、この温度差Ts(°C)に基づいて、モータ制御手段としてのECU26に決定されたポンプ駆動モータ25への出力を補正する。
ここで、図4は、ポンプ駆動モータ25の温度差Ts(°C)と出力補正係数Vの関係を示すマップを概念的に示す図である。このマップでは、横軸に温度差Ts(°C)をとり、縦軸にデューティー比を補正する出力補正値である出力補正係数Vをとっている。この出力補正係数Vは、デューティー比である基礎出力Pb(%)に対して加算(減算)すべき補正値で、基礎出力Pb(%)を基準として、基礎出力Pb(%)に乗じることで基礎出力Pb(%)を増大又は減少させる補正値を算出する。出力補正係数Vは、正の値の場合は、基礎出力Pb(%)を増大させ、負の値の場合は、基礎出力Pb(%)を減少させる。温度差Ts(°C)と出力補正係数Vとは、比較的強い相関関係があり、温度差Ts(°C)がプラスになれば、出力補正係数Vが大きくなり、温度差Ts(°C)がマイナスになれば、出力補正係数Vもマイナスの値となり小さくなるが、完全な線形の関係とはならず様々な条件で変化する。そのため、本実施形態では、温度差Ts(°C)と出力補正係数Vの関係を実車による実験や模擬実験により求め、マップ化して、このマップを参照して温度差Ts(°C)に対応する出力補正係数Vの値を求めている。なお、図4に示す図は、説明のためマップを概念的に示す図であり、実際には、マップは、デジタルデータによる温度差Ts(°C)と出力補正係数Vの1対1のテーブルデータとしてROM29に記憶されている。
以上のように構成されたエンジン2の冷却制御装置による制御方法について、図5に沿って説明する。ここで、図5は、本実施形態のエンジン2の冷却制御装置による制御方法の手順を示すフローチャートである。まず、エンジンが始動されると共にECU26が立ち上がると、制御が開始される(START)。まず、ECU26は、所定のタイミングで水温センサ31からの検出信号を入出力インターフェース30から受信して、冷却水の水温thwを演算してRAM28に読み込む(ステップ1(以下「ステップ」を「S」と略記する。))。次に、CPU27は、RAM28に読み込んだ水温thwに対応する基礎出力Pb(%)をROM29に記憶されたマップ(図3参照)から読出し、基礎出力Pb(%)を決定する(S2)。この基礎出力Pb(%)は補正前の仮の出力で、実際には、このままの出力で、ポンプ駆動モータ駆動回路24に制御信号を送出するわけではない。
続いて、モータ温度Tm(°C)の推定が行われる(S3)。このステップでは、前述のとおり、ECU26により各種センサから検出された自己発熱因子である電圧・電流、デューティー比、水温の履歴や、環境変化因子である外気温、吸気温度、車速に基づいて、ROM29に記憶されたマップからモータ温度Tmが推定される。続いてCPU27は、ROM29に記憶された制御基準温度(モータ性能前提温度)Tf(°C)と、S3で推定されたモータ温度Tm(°C)との温度差Ts(°C)を求めるため、[Ts(°C)=Tm(°C)−Tf(°C)]を演算する(S4)。
次に、CPU27は、求められた温度差Ts(°C)分の性能変化に対応する出力補正係数Vを、ROM29に記憶されたマップ(図4参照)に基づいて決定する(S5)。この決定された出力補正係数Vにより、S2で決定された基礎出力Pb(%)に加算又は減算する補正値を演算して最終的に出力するデューティー比を決定し、対応する制御信号を演算してポンプ駆動モータ駆動回路24に送出する(S6)。そうすれば、ポンプ駆動モータ駆動回路24は、制御信号により指示されたデューティー比でポンプ駆動モータ25に駆動信号を出力する。この出力で駆動されたポンプ駆動モータ25は、求められる吐出量で電動ウォータポンプ6を回転駆動させて冷却水を循環させ、求められる冷却能力を冷却装置に与える。そして、処理が完了したら再び所定タイミングでS1からの手順を実行する(RETURN→S1)。
なお、本実施形態において、S3の手順を実行するECU26がモータ温度判定手段の一例に対応し、S4〜S6の手順を実行するECU26が出力補正手段の一例に対応する。
上記実施形態のエンジン2の冷却制御装置によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、推定されたモータ温度Tm(°C)に応じて、制御基準温度Tf(°C)とモータ温度Tm(°C)とから温度差Ts(°C)を求めて、基礎出力Pb(%)を補正する。そのため、環境温度等が変化してポンプ駆動モータ25の能力が変動しても、エンジン2に対して所定の冷却能力を補償するように電動ウォータポンプ6を駆動して冷却装置の制御を行うことができるという効果がある。
(1)上記実施形態では、推定されたモータ温度Tm(°C)に応じて、制御基準温度Tf(°C)とモータ温度Tm(°C)とから温度差Ts(°C)を求めて、基礎出力Pb(%)を補正する。そのため、環境温度等が変化してポンプ駆動モータ25の能力が変動しても、エンジン2に対して所定の冷却能力を補償するように電動ウォータポンプ6を駆動して冷却装置の制御を行うことができるという効果がある。
(2)特に、基礎出力Pb(%)の補正は、マップ(図4参照)を参照しておこなうため、より適切な補正を行うことができるという効果がある。
(3)また、推定されたモータ温度Tm(°C)の判定は、自己発熱因子として電圧・電流、デューティー比、水温の履歴を、環境変化因子として外気温、吸気温度、車速を参照して、モータ温度Tm(°C)を推定するため、ポンプ駆動モータ25の温度を実測によらずソフトウエアで推定できる。そのため、ECU26のみで実測のためのハードウエアが不要となり、部品点数を増やさず、製造上の工数の増加もないという効果がある。
(3)また、推定されたモータ温度Tm(°C)の判定は、自己発熱因子として電圧・電流、デューティー比、水温の履歴を、環境変化因子として外気温、吸気温度、車速を参照して、モータ温度Tm(°C)を推定するため、ポンプ駆動モータ25の温度を実測によらずソフトウエアで推定できる。そのため、ECU26のみで実測のためのハードウエアが不要となり、部品点数を増やさず、製造上の工数の増加もないという効果がある。
(4)また、この推定は、複数の因子に基づいてマップを用いて行うため、精度の高い推定をすることができる。
(5)なお、基礎出力Pb(%)は、水温thwに基づいて決定されるため、水温thwを適切に制御できるという効果もある。特に、この水温thwに基づく基礎出力Pb(%)の決定は、マップ(図3参照)に基づいて行われるため、より適切な基礎出力Pb(%)を求めることができる。
(5)なお、基礎出力Pb(%)は、水温thwに基づいて決定されるため、水温thwを適切に制御できるという効果もある。特に、この水温thwに基づく基礎出力Pb(%)の決定は、マップ(図3参照)に基づいて行われるため、より適切な基礎出力Pb(%)を求めることができる。
そして、ポンプ駆動モータ25に対する制御は、PWM制御によるデューティー比を変更することにより制御するため、細やかな精度の高いモータの制御を行うことができるという効果がある。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図5に示すフローチャートは、本発明の1実施形態であり、他の処理の付加、削除、順序の変更などをして実施できることはいうまでもない。
○ 図5に示すフローチャートは、本発明の1実施形態であり、他の処理の付加、削除、順序の変更などをして実施できることはいうまでもない。
○ 本実施形態では、基礎出力Pb(%)は、水温thwのみにより決定しているが、水温thw以外の要素により決定することもできる。たとえば、スロットル開度センサ38により検出されるスロットル開度、エアフロメータ39から検出される吸入空気量などからエンジン2の負荷の増大等に応じた制御をおこなってもよい。ノックセンサ41からのノック信号に基づいて気筒内の温度上昇を検知して、要求される冷却能力の修正をおこなうようにしてよい。あるいは、エアコン(不図示)のスイッチと連動させて、要求される冷却能力の修正をおこなうようにしてよい。
○ また、ポンプ駆動モータ25の回転の制御は、PWM制御により制御されているが、これに限定されないことはいうまでもない。例えば、PAM制御、ベクトル制御、パルス制御、バイポーラ制御、ペデスタル制御や、抵抗制御による電圧制御など、回転数が制御できる方法であれば、適宜選択できる。
○ また、本実施形態では、水温thwと基礎出力Pb(%)の関係や、モータ温度Tm(°C)の推定、ポンプ駆動モータ25の温度差Ts(°C)と出力補正係数Vの関係を、マップを用いて求めているが、マップによらず関数式等を用いて求めても良い。
○ また、本実施形態では、モータ温度Tm(°C)は、推定により求められるが、モータ温度Tm(°C)は、温度検出器による実測値を用いてもよい。その他、当業者により特許請求の範囲を逸脱しない範囲で、種々変更し改良して実施できることは言うまでもない。
2…エンジン(内燃機関)、5…ラジエータ(冷却装置)、6…電動ウォータポンプ(冷却装置)、7…サーモスタット(冷却装置)、8…冷却配管(冷却装置)、9a…シリンダヘッドウォータジャケット(冷却装置)、9b…シリンダブロックウォータジャケット(冷却装置)、18…電動ファン(冷却装置)、24…ポンプ駆動モータ駆動回路、25…ポンプ駆動モータ(モータ)、26…ECU(冷却制御装置、モータ制御手段、モータ温度判定手段、出力補正手段、)、31…水温センサ、Tf…制御基準温度、Tm…モータ温度、Ts…温度差、thw…水温
Claims (7)
- モータによって駆動される電動ウォータポンプにより冷却水をラジエータ間と循環させることで内燃機関を冷却する冷却装置を備えた内燃機関に対して、当該内燃機関の状態に応じて前記モータへの駆動電流の出力を決定するモータ制御手段を備えた内燃機関の冷却制御装置であって、
前記モータの温度を判定するモータ温度判定手段と、
前記モータ温度判定手段により判定されたモータ温度に応じて前記モータ制御手段により決定された前記モータへの出力を補正する出力補正手段と
を備えたことを特徴とする内燃機関の冷却制御装置。 - 前記モータ制御手段は、設定された制御基準温度において発揮されるモータの性能に基づいて前記モータへの出力を決定し、
前記出力補正手段は、前記モータ温度判定手段により判定されたモータ温度と前記制御基準温度の差に基づいて前記モータ制御手段の前記モータへの出力を補正すること
を特徴とする請求項1に記載の内燃機関の冷却制御装置。 - 前記出力補正手段は、前記モータの制御基準温度に対する温度差に対応する出力補正値を予めマップ化した温度補正マップにより補正すること
を特徴とする請求項2に記載の内燃機関の冷却制御装置。 - 前記モータ温度判定手段は、外気温、吸気温度、車速のうちの1以上の数値を含むモータの環境変化因子、
及び、当該モータに印加した電圧、出力した電流、冷却水の水温若しくはこれらの履歴のうちの1以上の数値を含むモータの自己発熱因子に基づいて、モータ温度を推定すること
を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の内燃機関の冷却制御装置。 - 前記モータ温度判定手段は、前記モータの温度を直接温度検出器で検出することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の内燃機関の冷却制御装置。
- 前記内燃機関の状態は、冷却水の水温であること
を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の内燃機関の冷却制御装置。 - 前記モータ制御手段は、PWM制御によるデューティー比を変更することによりモータを制御すること
を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の内燃機関の冷却制御装置。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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