JP2005256471A - シャッター用開閉機の脱着方法及び脱着治具 - Google Patents

シャッター用開閉機の脱着方法及び脱着治具 Download PDF

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Abstract

【課題】 開閉機の脱着が容易に行えるシャッター用開閉機の脱着方法及び脱着治具を得る。
【解決手段】 シャッターカーテンを巻回するシャフト39と、締結手段を介して可動板31に螺着されシャフト39の一端39aを担持しながら回転駆動させるシャフト軸直結型の開閉機43とを備えたシャッター装置21のシャフト39から開閉機43を脱着するシャッター用開閉機43の脱着方法であって、可動板31と開閉機43との螺着を解除し、掛止ブラケット71をサイドフレーム29の一部に掛止させ、昇降杆73をシャッターカーテンと開閉機43との間のシャフト39の直下に配置させ、調節ボルト75を操作することで昇降杆73の他端を上へ揺動させてシャフト39を担持して開閉機43への荷重をキャンセルした後、開閉機43をシャフト39の一端39aから軸線方向に引き抜いて脱着する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シャッターカーテンの開閉駆動手段である開閉機を簡単に脱着可能にするシャッター用開閉機の脱着方法及び脱着治具に関する。
従来のシャッター装置は、下記特許文献1、特許文献2に示すように、シャッターカーテン巻き取り用のシャフトと、このシャフトを回転駆動する開閉機の駆動軸とが平行に配置され、両者がチェーン等の回転伝達手段によって連結されていたため、開閉機脱着等のメンテナンスは比較的容易に可能であった。
例えば下記特許文献1に開示されるシャッター装置では、図8に示すように、ブラケット本体1に、シャフトスプロケット3が回転自在に軸支されるとともに、シャフトスプロケット3と間隔を有して開閉機取付台5がネジやボルト或いは溶接等の固着手段により取り付けられている。開閉機7には取付片9が設けられ、開閉機7は取付片9を介して開閉機取付台5に取り付けられる。
開閉機7の出力軸にはモータースプロケット11が一体的に嵌着されており、モータースプロケット11とシャフトスプロケット3との間に駆動チェーン13を巻回させることで、開閉機7の動力を巻取シャフト15に伝動するようにしている。開閉機7をブラケット本体1に取り付けるには、先ず、シャフトスプロケット3に駆動チェーン13を巻回させ、次いで、開閉機7のモータースプロケット11を駆動チェーン13に引っ掛けた状態で開閉機取付ブラケット5に固定する。また、開閉機7と開閉機取付ブラケット5との固定を解除し、モータースプロケット11を駆動チェーン13から外せば、開閉機7をブラケット本体1から容易に脱着することができた。
特開2000−2062号公報 特開平7−197757号公報
ところで、従来のシャッター装置は、スラット同士を接触させながら巻き取りを行うため、騒音や磨耗発生の点から高速化に限界があった。近年、このような問題を解消したものに、静粛かつ高速な巻き取りを可能とした高速開閉式のシャッター装置が開発されている。このシャッター装置では、スラット長手方向両端にスラット端部品を取付け、このスラット端部品の厚みをスラットの厚みより厚く設定し、シャッターカーテンの巻き取り時には、この両端のスラット端部品のみを巻き取ることで、スラットを接触させず、磨耗や騒音を生じさせずに高速な巻き取り・巻き戻しを可能にしている。また、開閉機は、高速な回転力を静粛に伝達させるため、シャフトの一端にウォームホィールを固設し、シャフト直交方向で配置したモータ駆動軸にウォームギヤを固設し、これらウォームホィールとウォームギヤとを直接噛合させたシャフト軸直結型の構造を採用している。この構造では、開閉機がシャフトの一端を回転駆動するとともに、シャフトの荷重を担持している。
したがって、このような高速開閉式のシャッター装置では、開閉機を脱着する場合、シャフトから開閉機へ加わる荷重をキャンセルしなければならない。この場合、開閉機への荷重をキャンセルするには、シャフトにシャッターカーテンを全て巻回した状態にし、シャフトをシャッターカーテンとともにクレーン等によって持ち上げる方法等が採られていた。
この場合、スラット端部品によって巻回されたシャッターカーテンは、両端2箇所以外は非接触となっているため、吊り持ち時のバランスが悪く、平衡に吊り持ちするための煩雑な作業が必要となった。さらに、シャッターカーテンの巻回されたシャフト全体を吊り持ちするには、大掛かりなクレーンや、躯体側への支持の必要なチェーンブロック等を用意しなければならず、開閉機のメンテナンスに多大な労力を費やさなければならなかった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、開閉機の脱着が容易に行えるシャッター用開閉機の脱着方法及び脱着治具を提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載のシャッター用開閉機の脱着方法は、シャッターカーテンを巻回するシャフト39と、締結手段を介して可動板31に取り付けられ該シャフト39の一端39aを担持しながら回転駆動させるシャフト軸直結型の開閉機43とを備えたシャッター装置21の前記シャフト39から前記開閉機43を脱着するシャッター用開閉機43の脱着方法であって、
前記可動板31と前記開閉機43との取付状態を解除し、
前記シャッターカーテンと前記開閉機43との間の前記シャフト39を担持して前記開閉機43への荷重をキャンセルした後、
前記開閉機43を前記シャフト39の一端39aから軸線方向に引き抜いて脱着することを特徴とする。
このシャッター用開閉機43の脱着方法では、開閉機43への荷重をキャンセルするに際し、シャッターカーテン部分を持ち上げる必要がなくなるとともに、シャッターカーテンが巻回され、かつ開閉機43が連結された大重量のシャフト全体を吊り持ちするための煩雑な作業が不要となり、開閉機43の脱着が容易に行える。
請求項2記載のシャッター用開閉機の脱着方法は、前記可動板31が枠状のサイドフレーム29の内側で移動自在に設けられ、
前記シャフト39の一端39aの担持に脱着治具100を用い、
該脱着治具100が、掛止ブラケット71と、該掛止ブラケット71に一端を回動自在に支持した揺動可能な昇降杆73と、前記掛止ブラケット71と該昇降杆73に亘って設けられ該昇降杆73の他端を昇降させる調節手段75とを備え、
前記掛止ブラケット71を前記サイドフレーム29の一部に掛止し、
前記昇降杆73を、前記シャッターカーテンと前記開閉機43との間の前記シャフト39の下方に配置させ、
前記調節手段75を操作することによって前記昇降杆73の他端を上方へ揺動させて前記シャフト39を担持することを特徴とする。
このシャッター用開閉機43の脱着方法では、クレーン等の重機や、躯体側への支持が必要となるチェーンブロック等を用いる必要がなくなり、脱着治具100をセットし、調節手段75を操作するのみで、容易に大重量のシャフト39が担持可能となる。
枠状のサイドフレーム29の一部として、例えば、上枠25を備えた構成とされれば、この上枠25に脱着治具100の掛止ブラケット71を掛止し、昇降杆73をシャフト39の一端39aの下方に配置させる。そして、調節手段75を、例えばネジやボルトなどの部材で構成することで、この調節手段75を回転させるなどの操作をすることで前記昇降杆73の上方への揺動を行え、シャフト39の担持が行える。
請求項3記載のシャッター用開閉機43の脱着治具100は、躯体側に固定される枠状のサイドフレーム29と、該サイドフレーム29の内側に移動自在に設けらる可動板31と、シャッターカーテンを巻回するシャフト39と、締結手段を介して前記可動板31に取り付けられ該シャフト39の一端39aを担持しながら回転駆動させるシャフト軸直結型の開閉機43とを備えたシャッター装置21の前記シャフト39から前記開閉機43を脱着するシャッター用開閉機43の脱着治具100であって、
前記サイドフレーム29の一部に掛止される掛止ブラケット71と、
該掛止ブラケット71に一端が回動自在に支持されるとともに、他端が上下方向に揺動可能となった昇降杆73と、
前記掛止ブラケット71と該昇降杆73に亘って設けられ該昇降杆73の他端を昇降させる調節手段75と、
を具備したことを特徴とする。
このシャッター用開閉機43の脱着治具100では、掛止ブラケット71がサイドフレーム29の一部、例えばサイドフレーム29を構成する上枠25などに掛止され、昇降杆73がシャフト39の下方に配置された状態で、調節手段75が操作されると、昇降杆73の他端が上昇され、梃子の原理により大重量のシャフト39の一端39aが脱着治具100を介してサイドフレーム29に担持され、開閉機43に作用していたシャフト全体の荷重がキャンセルされ、開閉機43が脱着可能となる。なお、調節手段75としては、例えばネジやボルトなどより構成することで、所謂ネジジャッキ構造を構成でき、すなわち回転操作によって、昇降杆73を昇降することが可能となる。
本発明に係る請求項1記載のシャッター用開閉機の脱着方法によれば、可動板と開閉機との取付状態を解除し、シャッターカーテンと開閉機との間のシャフトを担持して開閉機への荷重をキャンセルした後、開閉機をシャフトの一端から軸線方向に引き抜いて脱着するので、開閉機への荷重をキャンセルするために、シャッターカーテン部分を持ち上げる必要がなくなるとともに、シャッターカーテンが巻回され、かつ開閉機が連結された大重量のシャフト全体を吊り持ちするための煩雑な作業も不要にできる。この結果、開閉機の容易な脱着を可能にすることができ、メンテナンス性が向上する。
請求項2記載のシャッター用開閉機の脱着方法によれば、シャフトの担持に脱着治具が用いられ、この脱着治具をサイドフレームの一部に掛止して、調節手段を操作することにより、昇降杆を上昇させてシャフトの一端を担持できるので、クレーン等の重機や、躯体側への支持が必要となるチェーンブロック等を用いずに、容易に大重量のシャフトを担持することができ、開閉機の脱着作業をさらに簡単にすることができる。
請求項3記載のシャッター用開閉機の脱着治具によれば、サイドフレームの一部に掛止される掛止ブラケットと、この掛止ブラケットに一端が回動自在に支持される昇降杆と、この昇降杆と掛止ブラケットとに亘って設けられ昇降杆の他端を昇降させる調節手段とを備えて構成したので、掛止ブラケットをサイドフレームに掛止し、昇降杆をシャフトの下方に配置させ、調節手段を操作することによって、梃子の原理により大重量のシャフトの一端を調節手段の操作のみによって担持することができる。この結果、大掛かりなクレーン重機や、チェーンブロック等を用いる必要がなくなり、開閉機の交換作業等が容易なものとなる。
以下、本発明に係るシャッター用開閉機の脱着方法及び脱着治具の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る脱着治具が用いられるシャッター装置の要部斜視図、図2は図1に示したサイドフレームを内側から見た側面図、図3は図2のA−A矢時図、図4は図1に示した脱着治具の拡大斜視図である。
本実施の形態によるシャッター用開閉機の脱着方法及び脱着治具の説明に先立ち、本発明が適用されるシャッター装置の基本構成を説明する。シャッター装置21は、収納部23が図示しない建物躯体に固定される。収納部23の左右には上枠25及び下枠27を有したサイドフレーム29が設けられている。サイドフレーム29の内側には、可動板31が略水平方向に可動自在に設けられている。
可動板31の下部には、下枠27の上面を転動する一対の転動ローラ対33a,33bが、下枠27の長手方向に離間されて2組配設されている。このうち、例えば1組の転動ローラ対33aの軸には結合板35が取り付けられ、結合板35の下端には転動ローラ対33aとで下枠27を挟持する下部ローラ37が回動自在に取り付けられている。つまり、可動板31は、下枠27を転動ローラ対33aと下部ローラ37とによって上下から挟持しながら、下枠27の延在方向に移動自在に設けられている。
この可動板31には、開閉機取付台41が固設され、開閉機取付台41には開閉機43が取り付けられ、例えば複数本のボルト等によって螺着固定されている。開閉機43は、モータ45と、モータ45の駆動軸に固設される図示しないウォームギヤと、このウォームギヤに噛合する図示しないウォームホィールとを内部に有している。ウォームホィールには軸首39aとの相対回転を規制するキー溝を有した貫通穴47が形成され、この貫通穴47は開閉機43の両側面に表出している。
したがって、開閉機43が開閉機取付台41に固定され、軸首39aが貫通穴47に挿通されることで、シャフト39は、軸首39aが開閉機43を介して可動板31に担持されながら、回転駆動されるようになっている。開閉機43は、軸首39aに対してモータ45の駆動軸が直交方向に配置されたシャフト軸直結型の開閉機を構成している。なお、図1中、49は、図3に示すベルト51の掛けられるプーリであり、ベルト51は、シャッターカーテンの始動時や停止時の速度を調節する図示しないバランスウエイトに接続されている。
軸首39aには図3に示す小スプロケット53が固設されている。また、可動板31には、小スプロケット53の下方に大スプロケット55が回動自在に設けられ、この大スプロケット55と小スプロケット53との間にはチェーン57が掛け渡されている。大スプロケット55を可動板31に回動自在に支持した回動軸59には、移動用スプロケット61が固設される。また、可動板31には、移動用スプロケットに対し離間して従動スプロケット63が回動自在に設けられている。この移動用スプロケット61と従動スプロケット63との間には移動用チェーン65が掛け渡され、移動用チェーン65は一部分が下枠27に固定されている。
したがって、開閉機43が駆動され、軸首39aが回転すると、チェーン57を介して大スプロケット55が回転し、大スプロケット55の回転により移動用スプロケット61が回転される。これにより、一部分が固定状態にある移動用チェーン65上を、移動用スプロケット61が転動しながら移動することとなり、これに伴って可動板31が下枠27の延在方向に往復移動される。
このように、シャッター装置21は、シャフト39を移動させる軸芯移動機構を備えているので、ガイドレール間をシャッターカーテンが常に垂直な状態で昇降させ、高速な開閉を可能にしている。また、シャフト39に固設された図2に示す巻取板67が、シャッターカーテンを構成する図示しないスラット端部品のみを巻き取り、シャッターカーテンを左右両縁のみで巻き取る。これにより、スラット同士が触れ合うことがなく、開閉時の接触音の低減化が図れ、動作音の抑止された高速な開閉動作が可能となっている。
このように構成されるシャッター装置21において、開閉機43を脱着するには、先ず、プーリ49からベルト51を外し、軸首39aからプーリ49を引き抜く。なお、本実施の形態によれば、シャッターカーテンをシャフト39に取り付けたままで開閉機43の脱着が可能となるが、シャッターカーテンはシャフト39から取外されても勿論よい。
次いで、可動板31と開閉機43との螺着を解除する。すなわち、開閉機43と開閉機取付台41とを固定しているボルトを除去する。
次いで、小スプロケット53と大スプロケット55とに掛けられているチェーン57を外す。
次に、チェーンブロック等を用いて、シャッターカーテンと開閉機43との間のシャフト(軸首39a)を担持して、開閉機43への荷重をキャンセルさせる。
その後、開閉機43を軸首39aから軸線方向に引き抜いて、開閉機43の脱着を完了させる。
このシャッター用開閉機43の脱着方法では、開閉機43への荷重をキャンセルするに際し、シャッターカーテン部分を持ち上げる必要がなくなるとともに、シャッターカーテンが巻回され、かつ開閉機43が連結された大重量のシャフト39全体を吊り持ちする必要がなくなる。また、スラット端部品によって両端2箇所のみが接触して巻回されたバランスのとりにくいシャッターカーテンを平衡に吊り持ちするための煩雑な作業も不要となる。
この結果、シャッターカーテンの傷つきを防止しながら、開閉機43の容易な脱着を可能にすることができる。
上記のシャッター用開閉機43の脱着方法では、軸首39aをチェーンブロック等によって担持する場合を例に説明したが、図4に示す脱着治具100を用いることで、チェーンブロック等を使用せずに、さらに開閉機43の脱着を簡単にすることができる。
この脱着治具100は、図4に示すように、サイドフレーム29に掛止される掛止ブラケット71と、掛止ブラケット71に一端が回動自在に支持されるとともに、他端が上下方向に揺動可能となった昇降杆73と、掛止ブラケット71と昇降杆73に亘って設けられ回動によって昇降杆73の他端を昇降させる図1に示す調節手段としての調節ボルト75とを主要な構成部材として備えている。
掛止ブラケット71は、縦方向に延在する平行な一対の基板77a,77bと、この基板77a,77bの上部同士を連結する連結アングル材79と、連結アングル材79の長手方向両端から直交方向に延出する一対の掛止アングル材81,81と、掛止アングル材81,81の長手方向両端に固定されて上枠25を挟むストッパ片83とからなる。また、一方の基板77aには昇降杆73を支持するための軸85が固設され、他方の基板77bには調節ボルト75が貫通する挟持片89aが固定されている。
昇降杆73は、軸85に係合するフック板91と、軸首39aの移動を規制する凹部板93とを有している。なお、本実施の形態ではフック板91と凹部板93とを一体に形成しているが、これらは別体に形成されてもよい。また、昇降杆73のフック板91と反対側の端部には調節ボルト75の貫通する挟持片89bが設けられている。
図5は本発明に係る脱着方法の昇降杆取り付け時の手順説明図、図6は本発明に係る脱着方法の昇降杆持ち上げ時の手順説明図、図7は本発明に係る脱着方法の開閉機脱着時の手順説明図である。
この脱着治具100を用いて軸首39aを担持するには、昇降杆73を掛止ブラケット71から外した状態で、掛止アングル材81,81をサイドフレーム29の一部としての上枠25に掛止する。
次いで、図5に示すように、昇降杆73のフック板91を軸85に係合し、軸首39aが凹部板93の内側に入るようにして、昇降杆73を軸首39aの直下に配置する。
次に、昇降杆73の挟持片89bと、掛止ブラケット71の挟持片89aとに調節ボルト75を挿通する。調節ボルト75は、頭部を上方とし、先端を上方の挟持片89aより下向きに挿通する。また、昇降杆の挟持片89bを貫通させる。そして、図6に示すように、下向きの先端にナット部材(図示せず)を螺合させる。
したがって、調節ボルト75に螺着したナット部材を回転することによって、挟持片89aと挟持片89bとが接近され、軸首39aが梃子の原理によって凹部板93によって持ち上げられることとなる。なお、容易にナット部材を回転させるために、調節ボルト75の頭部は、挟持片89aに対して相対回転しないように係止されることが好ましい。
そして、この挟持片89a,89b同士を接近させる際には、小スプロケット53と大スプロケット55とに掛け渡たされたチェーン57が外されている。これにより、軸首39aが脱着治具100を介してサイドフレーム29に担持され、開閉機43への荷重がキャンセルされることになる。
その後、開閉機43を軸首39aから軸線方向に引き抜いて、図7に示すように開閉機43の脱着を完了させる。
この脱着治具100を用いたシャッター用開閉機の脱着方法によれば、クレーン等の重機や、躯体側への支持が必要となるチェーンブロック等を用いる必要がなくなり、脱着治具100をセットし、調節ボルト75をスパナ等の工具によって回転するのみで、容易に大重量の軸首39aが担持可能となる。この結果、開閉機43の脱着作業をさらに簡単にすることができる。
また、脱着治具100によれば、掛止ブラケット71がサイドフレーム29に掛止され、昇降杆73が軸首39aの直下に配置された状態で、調節ボルト75が回転されると、昇降杆73の他端が上昇され、梃子の原理により大重量の軸首39aがサイドフレーム29に担持され、開閉機43に作用していたシャフト全体の荷重をキャンセルできる。この結果、大掛かりなクレーン重機や、チェーンブロック等を用いる必要がなくなる。
なお、上述した実施の形態における調節手段としての調節ボルト75は、ナット部材との組合せで挟持片89a,89b同士を接近させる構成とした例としたが、いずれか一方の挟持片に雌ねじ穴を形成させ、この雌ねじ穴に調節ボルト75を直接螺着させる構成としてもよく、この場合には、調節ボルト75の頭部を工具等を用いて回転させることで、上記同様に軸首39aの担持を可能とする。
また、この調節手段については、上記したボルトによる構成以外に、レバー部材などで昇降杆73を揺動させるなど、その他の構成としてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、シャッターカーテンの構成として、スラットで構成される例として説明したが、このシャッターカーテンとしては、その他に、パネルやパイプを複数連結したものや、シートやネット等にて構成されるものでもよい。
本発明に係る脱着治具が用いられるシャッター装置の要部斜視図である。 図1に示したサイドフレームを内側から見た側面図である。 図2のA−A矢視図である。 図1に示した脱着治具の拡大斜視図である。 本発明に係る脱着方法の昇降杆取り付け時の手順説明図である。 本発明に係る脱着方法の昇降杆持ち上げ時の手順説明図である。 本発明に係る脱着方法の開閉機脱着時の手順説明図である。 従来のシャッター装置の要部斜視図である。
符号の説明
21…シャッター装置
29…サイドフレーム
31…可動板
39…シャフト
39a…軸首(シャフトの一端)
43…開閉機
71…掛止ブラケット
73…昇降杆
75…調節手段(調節ボルト)
100…脱着治具

Claims (3)

  1. シャッターカーテンを巻回するシャフトと、締結手段を介して可動板に取り付けられ該シャフトの一端を担持しながら回転駆動させるシャフト軸直結型の開閉機とを備えたシャッター装置の前記シャフトから前記開閉機を脱着するシャッター用開閉機の脱着方法であって、
    前記可動板と前記開閉機との取付状態を解除し、
    前記シャッターカーテンと前記開閉機との間の前記シャフトを担持して前記開閉機への荷重をキャンセルした後、
    前記開閉機を前記シャフトの一端から軸線方向に引き抜いて脱着することを特徴とするシャッター用開閉機の脱着方法。
  2. 前記可動板が枠状のサイドフレームの内側で移動自在に設けられ、
    前記シャフトの一端の担持に脱着治具を用い、
    該脱着治具が、掛止ブラケットと、該掛止ブラケットに一端を回動自在に支持した揺動可能な昇降杆と、前記掛止ブラケットと該昇降杆に亘って設けられ該昇降杆の他端を昇降させる調節手段とを備え、
    前記掛止ブラケットを前記サイドフレームの一部に掛止し、
    前記昇降杆を、前記シャッターカーテンと前記開閉機との間の前記シャフトの下方に配置させ、
    前記調節手段を操作することによって前記昇降杆の他端を上方へ揺動させて前記シャフトを担持することを特徴とする請求項1記載のシャッター用開閉機の脱着方法。
  3. 躯体側に固定される枠状のサイドフレームと、該サイドフレームの内側に移動自在に設けらる可動板と、シャッターカーテンを巻回するシャフトと、締結手段を介して前記可動板に取り付けられ該シャフトの一端を担持しながら回転駆動させるシャフト軸直結型の開閉機とを備えたシャッター装置の前記シャフトから前記開閉機を脱着するシャッター用開閉機の脱着治具であって、
    前記サイドフレームの一部に掛止される掛止ブラケットと、
    該掛止ブラケットに一端が回動自在に支持されるとともに、他端が上下方向に揺動可能となった昇降杆と、
    前記掛止ブラケットと該昇降杆に亘って設けられ該昇降杆の他端を昇降させる調節手段と、
    を具備したことを特徴とするシャッター用開閉機の脱着治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100400221C (zh) * 2006-05-18 2008-07-09 中信重工机械股份有限公司 直联式提升机主轴大型锥面的制造工艺

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