JP2005255638A - 水虫治療液とその製造方法 - Google Patents

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【課題】人体に刺激が強すぎたり、副作用のある化学剤を使用せずに、植物
を処理して製造する水虫治療液とその製造方法を実現する。
【解決手段】煮沸処理の工程を経た月桃エキス液を有用微生物菌などで発酵
処理した発酵液と、食酢又はクエン酸含有液と、アロエベラ葉肉を加熱処理し
た液を、25%、25%、50%の割合で配合することによって水虫治療液を
製造する。この水虫治療液を患部に塗布した後に、遠赤外線とマイナスイオン
を発生する熱風吹き付け器で熱風を吹き付けると、より効果的に水虫を治癒で
きる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、人体に刺激が強すぎたり、副作用のある化学剤を使用せずに、植物を処理して製造する水虫治療液とその製造方法に関する。
特開昭56-79624には、焼酎に青梅、ニンニク、アロエ等の果物および野菜を浸漬し、抽出して得たエキスを水虫薬として使用する技術が開示されている。また、特開平6-87754には、人体に無害であり、しかも殺菌効果のある水虫治療法として、アロエを原料とすることが開示されている。特開平10−287581には、有効成分に化学薬品を用いるのでなく、アロエを用いて水虫治療液を得ることが開示されている。さらに、特開平9−2962には、水虫等の皮膚病を予防するために、月桃を利用することが開示されている。月桃に抗菌作用があることは、特開2002−322023でも説示されている。
特開昭56-79624 特開平6-87754 特開平10−287581 特開平9−2962 特開2002−322023
このように、アロエを用いる技術や月桃を用いることが水虫治療に有効であると開示されているが、本発明の出願人の試験結果によると、必ずしも十分な効果が得られない。したがって、種々の提案が見受けられるが、水虫治療の効能が十分な水虫治療液や製造方法は未だに実現されていない。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、水虫治療効果の大きな水虫治療液とその製造方法を実現することにある。また、患部に塗布した際の水虫治効果が持続する水虫治療液を実現すると共に、患部に塗布した際の水虫治療効果を向上可能な方法を実現する。
本発明の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求1は、少なくとも、煮沸処理した月桃エキスの発酵液と、食酢又はクエン酸含有液とを配合してなることを特徴とする水虫治療液である。このように、煮沸処理した月桃エキスの発酵液と、食酢又はクエン酸含有液とを配合してなる水虫治療液は、従来のように月桃エキスのみを用いた水虫治療剤や月桃エキスと他の材料とを混ぜた水虫治療剤に比べて白癬菌に対する抗菌力や殺菌力が強い。その理由は、煮沸処理して確実に殺菌した月桃エキスを発酵菌などで発酵処理したことにより、白癬菌に対する殺菌力が増したものと考えられる。あるいは、食酢又はクエン酸含有液による白癬菌の殺菌力を発酵月桃エキスの作用によって持続させるとか、相互の殺菌力を増強するなど、月桃エキス発酵液と食酢又はクエン酸含有液との相乗効果によるものと思われる。なお、食酢とクエン酸含有液は、両方を併用してもよいが、酸による殺菌力が作用しているものと思われるので、片方のみを使用すれば足りる。食酢は、醸造酢でも合成酢でもよい。
請求項2は、少なくとも、アロエベラ成分を加えてなることを特徴とする請求項1に記載の水虫治療液である。このように、前記のような煮沸処理した月桃エキスの発酵液と、食酢又はクエン酸含有液に加えて、アロエベラ成分を加えてなる水虫治療液は、アロエベラ成分による粘性の作用で、速乾が抑制されるため、水虫殺菌力の持続性を増すことができ、頻繁に塗布しなくても治療効果が上がり、煩わしさから解放される。
請求項3は、少なくとも、煮沸処理の工程を経た月桃エキス液を有用微生物菌などで発酵処理した発酵液と、食酢又はクエン酸含有液とを配合することを特徴とする水虫治療液の製造方法である。このように、煮沸して殺菌した月桃エキス液を有用微生物菌などで発酵処理した発酵液と、食酢又はクエン酸含有液とを配合する製法によると、前記のような殺菌効果に優れた水虫治療液を、植物のみを用いて製造でき、化学薬品を必要としないので人体に対する刺激が弱く、副作用などの心配がなくなる。
請求項4は、前記のクエン酸含有液は、泡盛蒸留粕を搾って製造したもろみ酢であり、さらに、少なくとも、アロエベラ葉肉を加熱処理した液を加えることを特徴とする請求項3に記載の水虫治療液の製造方法である。このように、クエン酸含有液として、泡盛蒸留粕を搾って製造したもろみ酢を用いるので、廃物利用が可能となり、製造コストの低廉化が可能となる。また、食酢は、患部に塗布した際の刺激臭が強いが、もろみ酢の場合は、そのような刺激臭が弱いので、他人を意識しないで手軽に使用できる。さらに、アロエベラ葉肉を加熱処理すると液状となるため、月桃エキスの発酵液や食酢又はクエン酸含有液との混合が均一かつ確実となり、患部への塗布も容易になる。すなわち、ゼリー状のアロエ葉肉が液状化するからである。ドライヤーなどで熱風を吹き付けると白癬菌をより確実に殺菌できるが、アロエベラ成分は、熱風などによる火傷防止としても有効に作用する。
請求項5は、前記の発酵液を20〜30%、前記のアロエベラ葉肉の加熱処理液を20〜30%、前記の食酢又はクエン酸含有液を40〜60%の割合で配合することを特徴とする請求項4に記載の水虫治療液の製造方法である。このように、前記の発酵液とアロエベラ葉肉の加熱処理液と食酢又はクエン酸含有液との配合割合を、それぞれ20〜30%、20〜30%、40〜60%とすることで、白癬菌に対する殺菌力や殺菌効果の持続性、製造性、塗布容易性などの点で最も効果的な水虫治療液を製造できる。
請求項6は、少なくとも、煮沸処理した月桃エキスの発酵液と、食酢又はクエン酸含有液と、アロエベラ成分を配合してなる水虫治療液を塗布した後の患部に、長円状又は偏平状の熱風噴射口から遠赤外線とマイナスイオンを発生可能な熱風吹き付け器を用いて、熱風を吹き付けることを特徴とする水虫治療方法である。白癬菌は熱に弱いため、前記の水虫治療液を患部に塗布した後に熱風を吹き付けることで、白癬菌をより効果的に殺菌できる。その際、本発明の熱風吹き付け器によって遠赤外線を照射できるため、遠赤外線による殺菌作用も加わって、白癬菌に対する殺菌力が相乗的に増強される。また、遠赤外線を用いるため、患部が高熱とならず、熱すぎたり火傷するなどの恐れも軽減できる。さらに、本発明の熱風吹き付け器から発生するマイナスイオンは、アロエベラ成分による火傷治癒作用との相乗効果に、患部周囲の雰囲気の浄化や癒し効果も加わって、火傷の予防や治癒をより円滑に実現できる。
このほか、本発明による水虫治療液は、水虫が発生した際にその治療目的で用いるだけではなく、不潔な状態となりがちな足を清潔にするための洗浄液として使用することも可能であり、洗浄目的で用いることによって、水虫その他の皮膚病の予防としても極めて有効である。
請求項1のように、沸処理して確実に殺菌した月桃エキスを発酵菌などで発酵処理したことにより、白癬菌に対する殺菌力が増し、より効果的に殺菌できる。あるいは、食酢又はクエン酸含有液による白癬菌の殺菌力を発酵月桃エキスの作用によって持続させるとか、相互の殺菌力が増強されるなど、月桃エキス発酵液と食酢又はクエン酸含有液との相乗効果によるものと思われる。
請求項2のように、前記のような煮沸処理した月桃エキスの発酵液と、食酢又はクエン酸含有液に加えて、アロエベラ成分を加えてなる水虫治療液は、アロエベラ成分による粘性の作用で、速乾が抑制されるため、水虫殺菌力の持続性を増すことができ、頻繁に塗布しなくても治療効果が上がり、煩わしさから解放される。
請求項3のように、煮沸して殺菌した月桃エキス液を有用微生物菌などで発酵処理した発酵液と、食酢又はクエン酸含有液とを配合する製法によると、前記のような殺菌効果に優れた水虫治療液を、植物のみを用いて製造でき、化学薬品を必要としないので人体に対する刺激が弱く、副作用などの心配がなくなる。
請求項4のように、クエン酸含有液として、泡盛蒸留粕を搾って製造したもろみ酢を用いるので、廃物利用が可能となり、製造コストの低廉化が可能となる。また、食酢は、患部に塗布した際の刺激臭が強いが、もろみ酢の場合は、そのような刺激臭が弱いので、他人を意識しないで手軽に使用できる。さらに、アロエベラ葉肉を加熱処理すると、ゼリー状のアロエ葉肉が液状となるため、月桃エキスの発酵液や食酢又はクエン酸含有液との混合が均一かつ確実となり、患部への塗布も容易になる。ドライヤーなどで熱風を吹き付けると白癬菌をより確実に殺菌できるが、アロエベラ成分は、熱風などによる火傷防止としても有効に作用する。
請求項5のように、前記の発酵液とアロエベラ葉肉の加熱処理液と食酢又はクエン酸含有液との配合割合を、それぞれ20〜30%、20〜30%、40〜60%とすることで、白癬菌に対する殺菌力や殺菌効果の持続性、製造性、塗布容易性などの点で最も効果的な水虫治療液を製造可能となる。
白癬菌は熱に弱いため、前記の水虫治療液を患部に塗布した後に熱風を吹き付けることで、白癬菌をより効果的に殺菌できる。その際、請求項6のように、熱風吹き付け器によって遠赤外線を照射できるため、遠赤外線による殺菌作用も加わって、白癬菌に対する殺菌力が相乗的に増強される。また、遠赤外線を用いるため、患部が高熱とならず、熱すぎたり火傷するなどの恐れも軽減できる。さらに、本発明の熱風吹き付け器から発生するマイナスイオンは、アロエベラ成分による火傷治癒作用との相乗効果に、患部周囲の雰囲気の浄化や癒し効果も加わって、火傷の予防や治癒をより円滑に実現できる。
このほか、本発明による水虫治療液は、水虫が発生した際にその治療目的で用いるだけでなく、不潔な状態となりがちな足を清潔にするための洗浄液として使用することも可能であり、洗浄目的で用いることによって、水虫その他の皮膚病の予防としても極めて有効である。
次に本発明による水虫治療液とその製造方法が実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図1は水虫治療液の製造方法を工程順に示すフローチャートである。この実施形態の水虫治療液は、月桃エキスとアロエベラともろみ酢を原料とする。(1)は月桃エキスの処理工程であり、まずステップS1において、月桃エキスを抽出する。すなわち、生の月桃の茎や葉を小さくカットしたりして、水を加えて煮沸し、煮汁を得る。つまり、月桃の成分を湯で煮て抽出する。あるいは、生の月桃を圧搾して搾り汁を得て、この搾り汁を煮る。又は、前記のような月桃液を蒸留してもよい。このように、加熱処理することによって、殺菌される。次いで、ステップS2のように、発酵処理する。例えば、有用微生物菌などを加えて、10日間程度発酵させることによって、抗菌力を高める。そして、次のステップS3において、アロエベラ加熱液やもろみ酢と混合する。
(2)はアロエベラの処理工程であり、まずステップs1において、アロエベラの葉を圧搾機にかけて圧搾するなどの手法によって、ゲル状の葉肉を取り出す。ゲル状のままでは、患部に塗布しにくいし、月桃エキス発酵液やもろみ酢と均一に混合できないが、このゲル状葉肉を加熱すると、加熱殺菌の効果に加えて、溶融して液状となるため、容易に混合したり、患部に塗布できる。なお、ゲル状の葉肉をミキシングしてから加熱すると、より円滑に液状化できる。こうして液状化した後、ステップS3において、月桃エキス発酵液やもろみ酢と混合する。
(3)はもろみ酢であり、通常の製法で得たもろみ酢でよい。すなわち、泡盛を蒸留製造した後に残った酒粕を搾って、もろみ酢液を得る。こうして得たもろみ酢液を、ステップS3で、前記の月桃エキス発酵液やアロエ加熱液と混合する。このとき、月桃エキス発酵液を25%、アロエ加熱液を25%、もろみ酢を50%の割合で混合した後、ステップS4で濾過すると、ステップS5のように水虫治療液が完成する。なお、濾過は、ステップS3で混合する前に行なってもよい。
アロエ加熱液は、水虫治療液の速乾抑制の効果が大きい。水虫治療液を塗布すると、自然に乾燥して水虫治療液が消失してしまうが、アロエ加熱液を含んでいると、その粘性によって乾燥が抑制され、水虫治療液の効き目が持続する。また、前記実施形態では、もろみ酢を用いたが、もろみ酢に代えて食酢を用いることもできる。食酢中の酢酸が水虫菌に対する殺菌作用をする。また、もろみ酢の主成分はクエン酸であるから、市販のクエン酸などを水に溶かしてなるクエン酸含有液をもろみ酢の代用にしてもよい。
月桃エキス発酵液とアロエ加熱液ともろみ酢との配合割合は、前記の実施形態では、25%、25%、50%の割合としたが、この割合に限定される理由はなく、月桃エキス発酵液を20〜30%、アロエ加熱液を20〜30%、食酢又はクエン酸含有液40〜60%程度の範囲であれば、抗菌力やその持続性、使用簡便性なども低下することはない。
この水虫治療液は、そのまま患部に塗布するだけでもよいが、塗布した後、60〜90℃程度の熱風を吹き付けると、治癒効果が促進される。すなわち、水虫菌は熱に弱く55℃程度で死滅することが本発明者の試験結果から確認できたので、水虫治療液の作用と相まって殺菌力が相乗的に向上する。
したがって、この水虫治療液の使用に際しては、塗布後に熱風を吹き付けて白癬菌を焼殺するのが効果的である。すなわち、患部に塗布した後に60〜90℃程度の熱風を吹き付け、乾燥すると再度塗布しては熱風を吹き付ける。このような動作を2〜3回繰り返すと、より確実に水虫を治癒できる。図2は、このような熱風を吹き付け器とその使用方法を示す図である。(1)は熱風吹き付け器であり、ドライヤー状をしていて、公知のマイナスイオン発生手段と遠赤外線発生手段とヒーターと送風手段を内蔵している。したがって、電源をオンして通電すると、マイナスイオン発生部手段から発生したマイナスイオンと遠赤外線発生手段から発生した遠赤外線が、ヒーターからの熱風と共に、噴射口2から照射される。
その結果、マイナスイオンの作用と前記のアロエ成分による火傷治癒作用との相乗効果によって、熱さをあまり感じずに熱風吹き付けが可能となる。また、遠赤外線発生手段から、足指の股部3に遠赤外線を照射することによって、遠赤外線による殺菌作用も作用し、前記水虫治療液による白癬菌殺菌力が相乗的に増強される。遠赤外線を用いるため、患部が高熱とならず、熱すぎたり火傷するなどの心配もない。なお、塗布の方法は、脱脂綿などで塗布してもよいし、スプレイしてもよい。
熱風吹き付け器1は、その熱風吹き出し口2の寸法や形状を、開いた状態の足指の間3に熱風を集中可能にしてある。すなわち、楕円状の場合は、その短円の寸法が1.0 〜2.0cm 程度が適している。図示のような偏平状でもよい。この場合も、厚さTを1.0 〜2.0cm 程度の範囲とするのがよい。足指を開く場合は、手指で開いてもよいが、ピンセットの両腕を途中でクロスさせた形状の器具で開くと、より衛生的である。
月桃エキス発酵液とアロエ加熱液ともろみ酢とを25%、25%、50%の割合で配合してなる試料2の水虫治療液を患部に塗布した後に、40℃、45℃、50℃、55℃、60℃、70℃と熱風温度を変えて熱風吹き付けした結果、50℃以下の温度では、生菌が検出されたが、55℃以上の熱風では、1分後の生菌は検出されなかった。なお、以上のようにして、足の水虫治療に熱風吹き付けした後は、靴などの履物にも熱風を吹き付けることによって、付着している白癬菌を焼殺したり、乾燥させるのが望ましい。
各表には、本発明による水虫治療液の水虫菌に対する殺菌力を例示した。
Figure 2005255638
表1は、月桃エキス発酵液とアロエ加熱液ともろみ酢とを25%、25%、50%の割合で配合してなる試料2の塗布後1時間ごとの菌数であり、使用前は1.2×105 であったのに対し、1時間後、2時間後、3時間後は共に、水虫菌は検出されなかった。
Figure 2005255638
また、表2は、試料2の塗布後5時間ごとの菌数であり、使用前は1.2×105 であったのに対し、5時間後、10時間後、15時間後は共に、水虫菌は検出されなかった。
Figure 2005255638
表3は、試料2の塗布後24時間ごとの菌数であり、使用前は1.2×105 であったのに対し、24時間後、48時間後、72時間後は共に、水虫菌は検出されなかった。
Figure 2005255638
表4は、試料2の塗布後5分ごとの菌数であり、使用前は1.2×105 であったのに対し、5分後、10分後、15分後は共に、残存菌は検出されなかった。なお、月桃エキス発酵液とアロエ加熱液ともろみ酢とを1/3、1/3、1/3の割合で配合してなる試料1の塗布後5分ごとの菌数は、使用前は1.2×105 であったのに対し、5分後は3.9×103 、10分後は2.6×103 、15分後は2.1×103 、というように時間と共に減少した。しかし、完全に死滅しているわけではないので、もろみ酢の配合比率は50%程度にするのがよい。
以上のような試験結果からも、本発明による水虫治療液は白癬菌に対する殺菌力が優れていることが認められた。なお、この水虫治療液は、普段から足の洗浄液として使用すると、衛生的となり、水虫その他の皮膚病の予防にも有効である。
以上のように、沖縄地方で大量に栽培されている月桃やアロエベラを原料とし、しかも泡盛の酒粕から製造できるもろみ酢を原料とすることによって、本発明による水虫治療液を製造できるため、沖縄地方における産業発展に寄与できる。また、このように化学薬品を原料とするのでなく、植物を原料とするため、使用時の刺激性や副作用などの心配もなく、安心して使用できる。
本発明による水虫治療液の製造方法を工程順に示すフローチャートである。 本発明による水虫治療液を塗布する際に使用する熱風吹き付け器とその使用方法である。
符号の説明
1 熱風吹き付け器
2 熱風噴射口
3 足指の股部

Claims (6)

  1. 少なくとも、煮沸処理した月桃エキスの発酵液と、食酢又はクエン酸含有液とを配合してなることを特徴とする水虫治療液。
  2. 少なくとも、アロエベラ成分を加えてなることを特徴とする請求項1に記載の水虫治療液
  3. 少なくとも、煮沸処理の工程を経た月桃エキス液を有用微生物菌などで発酵処理した発酵液と、食酢又はクエン酸含有液とを配合することを特徴とする水虫治療液の製造方法。
  4. 前記のクエン酸含有液は、泡盛蒸留粕を搾って製造したもろみ酢であり、さらに、少なくとも、アロエベラ葉肉を加熱処理した液を加えることを特徴とする請求項3に記載の水虫治療液の製造方法。
  5. 前記の発酵液を20〜30%、前記のアロエベラ葉肉の加熱処理液を20〜30%、前記の食酢又はクエン酸含有液を40〜60%の割合で配合することを特徴とする請求項4に記載の水虫治療液の製造方法。
  6. 少なくとも、煮沸処理した月桃エキスの発酵液と、食酢又はクエン酸含有液と、アロエベラ成分を配合してなる水虫治療液を塗布した後の患部に、長円状又は偏平状の熱風噴射口から遠赤外線とマイナスイオンを発生可能な熱風吹き付け器を用いて、熱風を吹き付けることを特徴とする水虫治療方法。
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