JP2005255591A - 長鎖アルキル基を有するターチオフェン−フラーレン連結化合物及びその重合体 - Google Patents

長鎖アルキル基を有するターチオフェン−フラーレン連結化合物及びその重合体 Download PDF

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Abstract

【課題】 高い導電性や電荷分離能を有し、機械的強度や耐光性に富んでいてしかも溶解性に優れた重合体を得る。
【解決手段】 フラーレン骨格にメチル基もしくはシアノ基を連結したメチル化フラーレン基もしくはシアノ化フラーレン基を側鎖に連結してなる長鎖アルキル基を有するターチオフェン−フラーレン連結化合物とする。長鎖アルキル基としてはC17が利用できる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、官能基としてC60フラーレンを有するフラーレン連結化合物に関する。
近年、官能基としてC60フラーレンを有するフラーレン連結化合物が電気化学的及び光電気化学的な面から注目されている。
フラーレンはダイヤモンドや黒鉛と同様に炭素原子のみからなる一連の炭素化合物であって、60個以上の偶数個の炭素原子が球状に結合して分子集合体を構成した球状炭素Cn(n=60、70、76、78、80、82・・・など)である。中でも特に代表的なものは、炭素数が60のC60と70のC70である。このうちC60フラーレンは正二十面体の頂点を全て切り落として正五角形を出した切頭二十面体と呼ばれる多面体構造を有し、その60個の頂点が全て炭素原子で占められた言わばサッカーボール型の分子構造を有する。
60フラーレンの結晶はC60分子が面心立方構造に配置され、バンドギャップが約1.6eVであって半導体とみなせる。純粋な状態では約1014Ω/cmの電気抵抗を有する。そして、500℃で約1mTorrの蒸気圧があり、昇華によって薄膜を蒸着することができる。C60フラーレンに限らずフラーレン分子は真空又は減圧下において容易に気化できることから、蒸着膜を形成し易い素材であると言える。
フラーレンの特異な構造に起因する物性も明らかにされつつあり、その物性の一つとして導電性重合体とC60フラーレンの混合物に対し光を照射すると光照射下で導電性重合体からC60フラーレンへ電子移動が起こることが見い出されている。
例えば、MEH−PPV( ポリ[2−メトキシ、5−( 2’−エチル−ヘキシロキシ)−パラ−フェニレンビニレン] )や、ポリ(3−オクチルチオフェン)とC60フラーレンの質量比1:1混合物に対する光誘起ESR測定の結果、g値がほぼ2と2よりも小さい2本のESRシグナルが観測されている。g値が2以下のシグナルはC60フラーレン一価アニオンのシグナルであることが確認されており、このことから光照射下で導電性重合体からC60フラーレンへの電子移動が起きていることが示唆されている(例えば、非特許文献1参照。)。
このC60フラーレンが持つ物性の応用として、光電変換素子の研究が行われている。例えば、ITO膜電極上にMEH−PPVをスピンコート法により厚さ100nmに成膜し、この上に厚さ100nmのC60フラーレン層を真空蒸着により積層、さらにAuを真空蒸着により積層して光電変換素子を作製している。照射光源としてアルゴンイオンレーザーを用い、波長514.5nm、照射光強度約1mW/cm の光をITO膜電極側から照射し順方向バイアスとしてITO膜電極に正電位、C60フラーレン層側に負電位を印加することにより短絡電流2.08μA/cm 、開放電圧0.44V、変換効率0.02%が得られている(例えば、非特許文献2参照。)。
一方、酸素置換されたポリチオフェンは、無置換のポリチオフェンに比べて高い電子供与性を持つ導電性重合体として優れている点が多い。
本出願人等は先に有機太陽電池、有機トランジスタ、有機エレクトロルミネッセンス素子、有機固体電解コンデンサ等の電子デバイス用に有用な導電性重合体として、C60フラーレンを側鎖に有するターチオフェン−フラーレン連結化合物を提案した(例えば、非特許文献3参照。)。
L.Smilowitz ら著 「Physical Review B47」,13385 (1993) N.S.Sariciftciら著 「Appl.Phys.Lett.」, Vol.62, No.6, p.585-p.587, 8 Feb.1993 村田 靖次郎ら著 「第25回フラーレン・ナノチューブ総合シンポジウム予稿」(平成15年7月23日発行)
このC60フラーレンを側鎖に有するターチオフェン−フラーレン連結化合物は、主鎖には電子供与性が高くπ共役性のチオフェン環を使用し、側鎖には電子受容性が高いフラーレンを使用しているので、主鎖のチオフェン環の電子はフラーレンの方へいつも引っ張られていることとなり、その結果、高い導電性を有する高分子となるとともに、光による電荷分離が起き易くなるものである。
通常、有機太陽電池としてフラーレン連結化合物を使用する場合には、フラーレンを側鎖に有するターチオフェン−フラーレン連結化合物を溶媒中に溶解させ、これを電解重合して使用している。
しかし、ターチオフェン−フラーレン連結化合物の溶媒への溶解性が低いため、電解重合によって十分な膜厚を有するターチオフェン−フラーレン連結化合物による重合体膜を形成することは極めて困難である。すなわち、ターチオフェン−フラーレン連結化合物を溶解した電解液に電極を浸漬して電解重合により電極上に当該連結化合物の重合体を形成しようとした場合、当該連結化合物の濃度が低いため、電極上に拡散してくる当該連結化合物の量が少なく、したがって重合の効率が極めて低いという欠点があった。
そこで本発明は、オルトジクロルベンゼン等の有機溶媒に対する溶解性を向上させたC60フラーレンを側鎖に有するターチオフェン−フラーレン連結化合物を得ることを目的とした。
上記課題を解決するため本発明のターチオフェン−フラーレン連結化合物は、下記化学式(1)から化学式(4)で示される長鎖アルキル基R,R,R,Rを有するターチオフェン−フラーレン連結化合物とした。
Figure 2005255591
Figure 2005255591
Figure 2005255591
Figure 2005255591
上記化学構造のターチオフェン−フラーレン連結化合物は、チオフェン三量体の真ん中のチオフェンにアセチレン結合もしくはアセチレン−アルキル結合を介してフラーレンを結合させ、両端のチオフェンにはプロピレンジオキシ構造に長鎖アルキル基を付加したものである。長鎖アルキル基を付加することにより、有機溶媒に対する溶解性が向上する。
本発明のターチオフェン−フラーレン連結化合物において、上記長鎖アルキル基R 〜R として、その長さに制限はない。上記R 〜R に長さを等しくする必要もない。Cが1から20のアルキル基を選択すると、アルキル基の長さが長くなるほど有機溶媒に対する溶解性は向上するが、それ以上に長いアルキル基の場合には徐々に溶解性が低下してくる。従って、適度な溶解性を付与するためには、Cが6から12のアルキル基が好ましいが、特にC17であるアルキル基が好んで用いられる。
また、本発明のターチオフェン−フラーレン連結化合物重合体は、前記化学式(1)から化学式(4)で示されるターチオフェン−フラーレン連結化合物の重合体である。
この重合体は電子デバイス用の導電性重合体として有用である。
本発明のターチオフェン−フラーレン連結化合物は、長鎖アルキル基を持つため、有機溶媒に対する溶解性が高い。例えば、アルキル基R 〜R がC17の場合、アルキル基がないターチオフェン−フラーレン連結化合物に比べて100倍以上の溶解性を有する。電解重合の速度は、当該連結化合物の濃度に比例するので、従来のアルキル基のない連結化合物に比べて、極めて高速で重合できるようになる。しかもアルキル鎖の長さを調節することにより、その溶解性を制御することが可能となる。適度な長さのアルキル基を導入して溶解性を制御した当該連結化合物は、有機溶媒に十分溶解し、電解重合において合理的な重合速度で電極上へ堆積させることが可能となる。また、化学的に酸化させることにより重合体を得ることも可能となり、これまでは困難であった有機溶媒に可溶な重合体を得ることもできる。この結果、電解重合法だけでなく、スピンコート等より広範囲な成膜法が利用可能となる。
従って、適度な溶解性を付与するため、Cが6から12の直鎖アルキル基が好ましいが、直鎖でなくても良く、枝分かれのアルキル基でも溶解性は付与される。特に、C17であるアルキル基が好んで用いられる。
化学式(1)で示されるターチオフェン−フラーレン連結化合物は、主鎖には電子供与性が高く、π共役性のチオフェン環を3量体にして使用し、両端のチオフェンにはプロピレンジオキシ構造に長鎖アルキル基として2本のC17を付加してある。側鎖には電子受容性が高いフラーレンを使用し、チオフェン環とフラーレンの結合は、チオフェン3量体の真ん中のチオフェンにアセチレン結合を介して結合させてある。また、このフラーレンにはメチル基を付加してある。さらに、長鎖アルキル基としては炭素数が1から20程度のものが利用でき、特にC17近辺の長さのアルキル基が溶解性の観点から好ましく、具体的にはCが6から12のものである。
化学式(2)で示されるターチオフェン−フラーレン連結化合物は、化学式(1)における電子供与性のメチル基に替えて、フラーレンに電子受容性のシアノ基を付加したものである。
シアノ基を付加することによりフラーレンの電子受容性がさらに高くなり電荷分離が起こりやすくなる。また、最高占有軌道と最低非占有軌道の差が小さくなるため、励起に必要なエネルギーが小さくて済む。従って、長波長の光まで吸収し利用できるようになる。
化学式(3)で示されるターチオフェン−フラーレン連結化合物は、チオフェン環とフラーレンとの結合方法が、化学式(1)におけるアセチレン結合に加えて長鎖アルキル基を使用したものである。
このような構造の化合物とすることにより、可溶性をさらに向上させるとともに、電荷分離後の正孔と電子の再結合を起こりにくくさせる効果がある。
化学式(4)で示されるターチオフェン−フラーレン連結化合物は、チオフェン環とフラーレンとの結合方法が、化学式(1)におけるアセチレン結合とした上に、フラーレンに付加する側鎖をメチル基からシアノ基に替えたものである。
このような構造の化合物とすることにより、シアノ基の付加でフラーレンの電子受容性がさらに高くなるため、励起に必要なエネルギーが小さくて済む。従って、長波長の光まで吸収し利用できるようになる。また、可溶性をさらに向上させるとともに、電荷分離後の正孔と電子の再結合を起こりにくくさせる効果もある。
さらに、本発明のターチオフェン−フラーレン連結化合物重合体は、前記化学式(1)から化学式(4)で示される単量体の重合体である。重合方法としては電解重合法、化学的酸化法、光照射法、プラズマ重合法、マイクロ波重合法等が利用できる。
本発明の重合体は高いπ共役性を有し、高い導電性を示すとともに、主鎖の電子供与性とフラーレンによる電子受容性により、光による電荷分離が起き易いので、有機太陽電池、有機トランジスタ、有機エレクトロルミネッセンス素子、有機固体電解コンデンサ等の電子デバイス用に極めて有用である。
次に、本発明の新規なターチオフェン−フラーレン連結化合物の製造方法について説明する
先ず中間生成物である化学式(5)に示す3,4-(2,2-ジオクチル-1,3-プロピレンジオキシ)チオフェンの合成方法について説明する。
Figure 2005255591
(第1工程) 2,2-ジオクチルマロン酸ジエチルの合成
ナトリウムエトキシド(NaOC)68.0g、1.0molを溶解させた600mLの無水エタノール溶液(COH)に、化学式(6)に示すマロン酸ジエチル40.0g、0.25molを加え還流させる。この溶液にn−臭化オクチル(n−C17 Br)241.0g、1.25molを40分かけて加え、15時間還流させる。放冷後溶媒をエバポレーターで留去し、残渣に氷水を加え、エーテルで抽出する。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を留去し、減圧蒸留(165〜175℃)することにより73.5gの無色液体の化学式(7)に示す2,2-ジオクチルマロン酸ジエチルを得る。
Figure 2005255591
Figure 2005255591
(第2工程) 2,2-ジオクチル-1,3-プロパンジオールの合成
第1工程で得られた2,2-ジオクチルマロン酸ジエチル41.0g、0.11molを120mL無水エーテルに溶解させ、水素化リチウムアルミニウム(LiAlH )6.1g、0.16molの無水エーテル懸濁液120mLに滴下する。反応混合物を5時間還流させて放冷した後氷水を加え、さらに20%硫酸水溶液250mLを加えて塩を溶解させる。エーテルで抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を留去することにより33.8gの無色液体の化学式(8)に示す2,2-ジオクチル-1,3-プロパンジオールを得る。
Figure 2005255591
(第3工程) 3,4-ジメトキシチオフェンの合成
ナトリウムメトキシド(NaOMe)35.4g、0.66molを無水メタノール115mLに溶解させ、そこへヨウ化カリウム(KI)198.9mg、酸化銅(CuO)8.6g、0.11mol、化学式(9)で示す3,4-ジブロモチオフェン25.0g、0.10molを加えて3日間還流させ、その後ヨウ化カリウム(KI)204mgを加えてさらに1日間還流させる。放冷後反応混合物に水を加え、エーテルで抽出する。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を留去することにより12.8gの無色液体の化学式(10)で示す3,4-ジメトキシチオフェンが得られる。
Figure 2005255591
Figure 2005255591
(第4工程) 3,4-(2,2-ジオクチル-1,3-プロピレンジオキシ)チオフェンの合成 第2工程で得られた化学式(8)で示す 2,2-ジオクチル-1,3-プロパンジオール25.8g、0.086molと、第3工程で得られた化学式(10)で示す3,4-ジメトキシチオフェン12.1g、0.084mol及びパラトルエンスルホン酸(p−TSA)478mgをトルエン300mLに溶解させ、モレキュラーシーブ4Aをつけたソックスレー抽出管を装着したフラスコで2日間還流させる。放冷後反応混合物を水200mLで洗浄し、溶媒を留去する。粗生成物をヘキサン−塩化メチレンを展開溶媒とするシリカゲルカラムで精製して25.2gの淡黄色液体の化学式(5)で示す 3,4-(2,2-ジオクチル-1,3-プロピレンジオキシ)チオフェンを得る。
この 3,4-(2,2-ジオクチル-1,3-プロピレンジオキシ)チオフェンを出発原料として長鎖アルキル基を有するターチオフェン−フラーレン連結化合物を合成する。
(第5工程) チオフェン環のスズ化工程
第4工程で得られた化学式(5)で示す 3,4-(2,2-ジオクチル-1,3-プロピレンジオキシ)チオフェンをテトラヒドロフラン(THF)に溶かし、そこにノルマルブチルリチウム(n−BuLi)のヘキサン溶液を滴下して撹拌後、トリメチルティンクロライド(Me SnCl)を加えたTHF溶液を加えて撹拌する。得られた溶液を分離精製して、化学式(11)に示すようにチオフェン環の一部をスズ化する。
Figure 2005255591
(第6工程) スズと臭素の置換工程
次に、得られた材料をTHFに溶解して、それに化学式(12)に示した2,3,5-トリブロモチオフェンとジベンジリデンアセトンパラジウム(Pddba)とトリ(2−フリル)フォスフィン(( 2-furyl)P)を加えて撹拌し、得られた溶液を精製して化学式(13)に示すようなブロモ化したターチオフェンを抽出する。
Figure 2005255591
Figure 2005255591
(第7工程) シリル化工程
次に、得られたブロモ化したターチオフェンをピペリジンに溶かして、トリメチルシリルアセチレンとテトラキストリフェニルフォスフィンパラジウムとヨウ化銅(CuI)を加えて還流する。
得られた溶液を精製して化学式(14)に示すようなブロモがトリメチルシリル(TMS)に置換したターチオフェンを抽出する。
Figure 2005255591
(第8工程) アセチレン化工程
次に、テトラノルマルブチルアンモニウムフロライド((n−Bu) NF))のTHF溶液に、先に得られたTMSが付加したチオフェンを加えて、化学式(15)に示すようなトリメチルシリル基が水素に変わったものを抽出する。
Figure 2005255591
(第9工程) フラーレンの付加工程
さらに、得られたものをTHFに溶かして、それにノルマルブチルリチウム(n−BuLi)0.1mLを加える。
一方、フラーレンC60をオルトジクロルベンゼン(ODCB)に加えて溶解し、それと先のリチオ化したアセチレンを溶解させたTHFとを混合して、撹拌後ヨウ化メチルを加えて、さらに撹拌して化学式(16)に示すような長鎖アルキル基を有しメチル基を付加したターチオフェン−フラーレン連結化合物の単量体を得る。
Figure 2005255591
ここで、ヨウ化メチルに替えて、パラトルエンスルフォニルシアニド(TsCN)を加えると、化学式(17)に示すような長鎖アルキル基を有しシアノ基を付加したターチオフェン−フラーレン連結化合物の単量体が得られる。
Figure 2005255591
次に、フラーレンをアセチレン結合とC アルキル基を介してチオフェン3量体の真ん中のチオフェンに結合させ、両端のチオフェンにはプロピレンジオキシ構造に長鎖アルキル基を付加したターチオフェン−フラーレン連結化合物の単量体の製造工程について説明する。
第5工程までは先に記載した工程と全く同様である。
(第6’工程)
次に、第5工程で得られた材料をTHFに溶解して、それに化学式(12)に示したようなトリブロモチオフェンに替えて、化学式(18)に示す2個のブロモと1個のブロモベンチル基で置換されたチオフェンとジベンジリデンアセトンパラジウム(Pddba)とトリ2−フリルフォスフィン(( 2-furyl)P)を加えて撹拌し、得られた溶液を精製して化学式(19)に示すようなC アルキル基結合を介してブロモ化したチオフェンを抽出する。
Figure 2005255591
Figure 2005255591
(第7’工程)
次に、得られたターチオフェンをTHFとヘキサメチルリン酸トリアミド(HMPA)の2:1の溶液に溶かして、トリメチルシリルエチニルリチウムを加えて還流する。 得られた溶液を精製してC アルキル基結合とアセチレン結合を介してトリメチルシリル(TMS)が付加したチオフェンを抽出する。
(第8’工程)
次に、テトラノルマルブチルアンモニウムフロライド((n−Bu) NF))のTHF溶液に、先に得られたTMSが付加したチオフェンを加えて、化学式(20)に示すようなトリメチルシリル基が水素に変わったものを抽出する。
Figure 2005255591
(第9’工程)
さらに、得られたものをTHFに溶かして、それにノルマルブチルリチウム(n−BuLi)を加える。
一方、フラーレンC60をオルトジクロルベンゼン(ODCB)に加えて溶解し、それと先のリチウムアセチリドを溶解させたTHFとを混合して、撹拌後ヨウ化メチルを加えて、さらに撹拌して化学式(21)に示すような長鎖アルキル基を有しメチル基を付加したターチオフェン−フラーレン連結化合物の単量体を得る。
Figure 2005255591
ここで、ヨウ化メチルに替えて、パラトルエンスルフォニルシアニド(TSCN)を加えると、化学式(22)に示すような長鎖アルキル基を有しシアノ基を付加したターチオフェン−フラーレン連結化合物の単量体が得られる。
Figure 2005255591
さらに、以上のようにして得られたターチオフェン−フラーレン連結化合物の単量体を電気化学的あるいは化学的に酸化させることにより長鎖アルキル基を有するターチオフェン−フラーレン連結化合物の重合体が得られる。具体的には、電解重合法、化学的酸化法、光照射法、プラズマ重合法、マイクロ波重合法等が利用できる。
(実施例1)
3,4-(2,2-ジオクチル-1,3-プロピレンジオキシ)チオフェン2.5gをテトラヒドロフラン(THF)10mLに溶かして50mLの2口フラスコに入れ、そこに1.47mol/Lのノルマルブチルリチウム(n−BuLi)のヘキサン溶液4.4mLを滴下して1時間撹拌後、トリメチルティンクロライド(Me SnCl)を1mol/L加えたTHF溶液を6.8mL加えて16時間撹拌した。
得られた溶液を分離してシリカゲルカラムとゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)を通して精製して、チオフェン環の一部をスズ化した材料を得た。
次に、得られた材料2.4gをTHF10mLに溶解して、それに半分量の3個のブロンを付加したチオフェンと2.6mol/%のジベンジリデンアセトンパラジウム(Pddba)と21mol%のトリ2−フリルフォスフィン(( 2-furyl)P)を加えて、70℃で5日間撹拌した。得られた溶液をシリカゲルカラムとGPCを通して精製し、ブロモターチオフェンを抽出した。
次に、得られたブロモターチオフェン340mgを15mLのピペリジンに溶かしてトリメチルシリルアセチレン20倍量と、トリフェニルフォスフィンが4個付加したパラジウム錯体10mol%と、11mol%のヨウ化銅(CuI)を加えて、110℃で4日間還流した。
得られた溶液をシリカゲルカラムとGPCを通して精製し、ブロモがトリメチルシリル(TMS)アセチレンに置換したチオフェンを抽出した。
次に、1mol/LのテトラブチルアンモニウムフロライドのTHF溶液0.34mLに、先に得られたTMSが付加したチオフェン310mgを加え、室温で30分間撹拌して、シリカゲルカラムとゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)を通して精製して、トリメチルシリル基が水素に変わったものを抽出した。
さらに、得られたもの220mgを2.5mLのTHFに溶かして、それにノルマルブチルリチウム(n−BuLi)0.1mLを加えた。
一方、44mgのC60フラーレンを5mLのオルトジクロルベンゼン(ODCB)に加えて溶解し、それと先のリチウムアセチリドを溶解させたTHFとを混合して、室温で40分間撹拌後1mLのヨウ化メチルを加えて、さらに3時間撹拌して長鎖アルキル基を有しメチル基を付加したターチオフェン−フラーレン連結化合物を得た。
上記のようにして得られたターチオフェン−フラーレン連結化合物につき H−NMR及び13C−NMR(核磁気共鳴)、MS(質量分析)、IR(赤外分光分析)及びUV−vis(紫外−可視吸収スペクトル)を測定して物質を同定した。図1に H−NMRの測定結果を、図2に13C−NMRの測定結果を、図3にMSの測定結果を、図4にIRの測定結果を、図5にUV−visの測定結果をそれぞれ示した。
図1において、1.38,1.50(δ/ppm)のピークはC17に伴うピークである。
図2において、33.86(δ/ppm)のピークはメチル基のCに伴うピークである。130〜160(δ/ppm)に現れたピークはフラーレンに伴うピーク、15.23(δ/ppm)のピークはオクチルの末端のメチル基に伴うピークである。60.71,62.15(δ/ppm)のピークはメチル基ならびにエチニル基が付加したフラーレンのCに伴うピークである。82.46,92.88(δ/ppm)のピークはアセチレンのピークである。
図3において、1598,1599(m/z)にピークが現れている。
図4において、2330(cm−1)にアセチレンの吸収ピークが現れている。
図5において、100倍に拡大した曲線を見ると636と702(nm)にピークが現れている。
これらの測定結果から、得られた化合物はターチオフェンの真ん中のチオフェンにアセチレン結合を介して側鎖にメチル基を有するフラーレンが結合し、さらに両端のチオフェンにはプロピレンジオキシ構造にCHC(C17CH なる長鎖アルキル基を付加したターチオフェン−フラーレン連結化合物であると同定することができた。
次に、この長鎖アルキル基を付加したターチオフェン−フラーレン連結化合物のサイクリックボルタンメトリーを測定した。サイクリックボルタンメトリーは、オルトジクロロベンゼン(ODCB)中でサイクリックボルタンメトリーにより酸化還元電位(CV)を測定した。測定結果を図6に示す。図に示すように−1.20,−1.60,−2.14Vに可逆的な還元波と、+0.54Vに非可逆的な酸化波を示している。
電解重合を試みるために、CVで掃引を繰り返したが電流量の増加は認められなかった。電極上で電解重合は起こるものの、生成した重合体はODCBに対する高い溶解度のため電極上に析出することなく、溶解しているものと考えられる。
さらに、塩化メチレン中CVで掃引を繰り返したところ、電解重合によって電極上に膜が生成していることを確認した。
そこで、ターチオフェン−フラーレン連結化合物のFe(ClOによる酸化重合を塩化メチレン中で行い、その後、Na による脱ドープを行うことによって初めて赤紫色の固体を得た。
具体的には、ターチオフェン−フラーレン連結化合物(16)の100mgに対して、Fe(ClOを2mol 倍量加え、塩化メチレン中で50℃で15時間加熱し化学酸化した。そして、Na による脱ドープを行い赤紫色の固体を得た。
この赤紫色の固体をMALDI−TOF MSによって分析したところ、図13に示すように、12量体までのオリゴマーが生成していることが分かった。このオリゴマーを用いてさらに成膜することも可能であった。
(実施例2)
上記実施例1において、44mgのフラーレンC60を5mLのオルトジクロルベンゼン(ODCB)に加えて溶解し、それとアセチレン基を付加したチオフェンを溶解させたTHFとを混合して、室温で40分間撹拌後、1mLのヨウ化メチルを加えるのに替えて、70mLのパラトルエンスルフォニルシアニド(TsCN)を加え、さらに室温で3時間撹拌して長鎖アルキル基を有しシアノ基を付加したターチオフェン−フラーレン連結化合物を得た。
上記のようにして得られたターチオフェン−フラーレン連結化合物につき H−NMR及び13C−NMR(核磁気共鳴)、MS(質量分析)、IR(赤外分光分析)及びUV−vis(紫外−可視吸収スペクトル)を測定して物質を同定した。図7に H−NMRの測定結果を、図8に13C−NMRの測定結果を、図9にMSの測定結果を、図10にIRの測定結果を、図11にUV−visの測定結果をそれぞれ示した。
図7において、1.37,1.50(δ/ppm)のピークはCHC(C17CH に伴うピークである。
図8において、メチル基の33.86(δ/ppm)のピークに替えて、117.29にはシアノ基のCに伴うピークが認められる。
図9において、1608,1610(m/z)にピークが現れている。
図10において、アセチレンの2330(cm−1)の吸収ピークに加えて、2220(cm−1)の吸収ピークが現れている。
図11において、100倍に拡大した曲線を見ると692(nm)にピークが現れている。
これらの測定結果から、得られた化合物はターチオフェンの真ん中のチオフェンにアセチレン結合を介して側鎖にシアノ基を有するフラーレンが結合し、さらに両端のチオフェンにはプロピレンジオキシ構造にジオクチル基を付加したターチオフェン−フラーレン連結化合物であると同定することができた。
次に、実施例1と同様にしてサイクリックボルタンメトリーを測定した。測定結果を図12に示す。図に示すように−1.08,−1.49,−2.00V に可逆的な還元波と、+0.54Vに非可逆的な酸化波を示している。
電解重合を試みるために、CVで掃引を繰り返したが電流量の増加は認められなかった。電極上で電解重合は起こるものの、生成した重合体はODCBに対する高い溶解度のため電極上に析出することなく、溶解しているものと考えられる。
上記実施例1及び実施例2では、ターチオフェンの真ん中のチオフェンにアセチレン結合を介して側鎖にシアノ基を有するフラーレンを結合させた例を示したが、ターチオフェンの真ん中のチオフェンにアセチレン結合とアルキル基結合を介して側鎖にシアノ基を有するフラーレンを結合させたターチオフェン−フラーレン連結化合物でも同様の性質を示す。
実施例1における HNMRのスペクトル図である。 実施例1における13CNMRのスペクトル図である。 実施例1におけるMSスペクトル図である。 実施例1におけるIRスペクトル図である。 実施例1におけるUV−visスペクトル図である。 実施例1におけるサイクリックボルタントメトリーを示す図である。 実施例2における HNMRのスペクトル図である。 実施例2における13CNMRのスペクトル図である。 実施例2におけるMSスペクトル図である。 実施例2におけるIRスペクトル図である。 実施例2におけるUV−visスペクトル図である 実施例2におけるサイクリックボルタントメトリーを示す図である。 実施例1におけるMALDI−TOF MSスペクトル図である。

Claims (3)

  1. 下記化学式(1)から化学式(4)のいずれかで示される長鎖アルキル基を有するターチオフェン−フラーレン連結化合物。ただし、RからRはアルキル基である。
    Figure 2005255591
    Figure 2005255591
    Figure 2005255591
    Figure 2005255591
  2. 前記化学式(1)から化学式(4)のRからRのうち少なくとも一つがC17であることを特徴とする請求項1に記載の長鎖アルキル基を有するターチオフェン−フラーレン連結化合物。
  3. 請求項1に記載の長鎖アルキル基を有するターチオフェン−フラーレン連結化合物の重合体からなることを特徴とする長鎖アルキル基を有するターチオフェン−フラーレン連結化合物重合体。
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