JP2005254326A - 容器回収装置 - Google Patents

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浩二 上山
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幹生 後藤
Minoru Yonejima
稔 米島
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Abstract

【課題】自由落下を利用することなく容器を減容処理部に供給する容器回収装置を提供すること。
【解決手段】投入された容器を回収対象と非回収対象とに振り分け、回収対象として振り分けた容器9を所定の受取位置に払い出した後、減容処理部8で処理して回収するようにした容器回収装置において、受取位置から減容処理部8に至る送出位置までの間を延在し、受取位置に振り分けられた容器9を受け取るシュータ57と、シュータ57に沿って移動するプッシャ58を有し、このプッシャ58の移動により、シュータ57に振り分けられた容器9を滑走させる態様で、減容処理部8に送出する送出手段とを備えた。
【選択図】 図13

Description

本発明は、容器回収装置に関し、特に空き缶、空ペットボトル等の容器を回収する容器回収装置に関するものである。
缶入り飲料、ペットボトル入り飲料等を飲み終えた後の空き缶、空ペットボトル等の容器を減容処理して回収する容器回収装置が広く知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、この容器回収装置は減容処理部を投入口部の下方に配設し、投入口部から投入された容器を落下させて減容処理部に供給していた。
特開2001−105191号公報
しかしながら、減容処理部を投入口部の下方に配設するので、投入口部を高い位置に設けなければならなかった。
本発明は、上記実情に鑑みて、自由落下を利用することなく容器を減容処理部に供給する容器回収装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る容器回収装置は、投入された容器を回収対象と非回収対象とに振り分け、回収対象として振り分けた容器を所定の受取位置に払い出した後、減容処理部で処理して回収するようにした容器回収装置において、前記受取位置から減容処理部に至る送出位置までの間に延在し、該受取位置に振り分けられた容器を受け取るシュータと、前記シュータに沿って移動するプッシャを有し、このプッシャの移動により、前記シュータに振り分けられた容器を滑走させる態様で、前記減容処理部に送出する送出手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る容器回収装置は、上述した請求項1において、前記送出手段は、駆動源の駆動により受取位置から送出位置まで走行する先行部と、前記プッシャと前記先行部との間を接続するバネ部材とを備え、前記バネ部材の弾性力によりプッシャが前記先行部に追従する態様で、容器を前記減容処理部に送出することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る容器回収装置は、上述した請求項1または2において、前記プッシャは容器を送出する時に前記減容処理部に向けて後傾状態となり、その下端部を介して容器の送出を行う一方、当該容器が減容処理部に到達した時に直立状態となる傾動機構を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る容器回収装置は、上述した請求項3において、前記送出手段は、傾動機構が後傾状態から直立状態に移行した時に容器の送出を完了することを特徴とする。
また、本発明の請求項5に係る容器回収装置は、上述した請求項3において、前記送出手段は、前記先行部と前記プッシャとが第1の間隔を有して離隔した後に、前記先行部と前記プッシャとが予め定めた第2の間隔を有して近接した時に容器の送出を完了することを特徴とする。
また、本発明の請求項6に係る容器回収装置は、上述した請求項3において、前記シュータが容器を受け取る場合に、前記傾動機構が直立状態を保持することを特徴とする。
また、本発明の請求項7に係る容器回収装置は、上述した請求項1において、前記シュータの中央にスリットを有し、前記シュータを上方に向けて漸次幅広となる態様で形成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項8に係る容器回収装置は、上述した請求項7において、前記スリットの下方に樋部を設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項9に係る容器回収装置は、上述した請求項8において、前記送出手段はベースを介して設置し、前記送出手段の少なくとも樋部を引き出し可能に構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項10に係る容器回収装置は、上述した請求項1において、前記回収対象として振り分けられた容器がシュータに受け取られるまでの間に当該容器の衝撃を吸収する緩衝手段を設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項11に係る容器回収装置は、上述した請求項1において、前記プッシャの移動方向と反対方向に移動する姿勢修正手段を有し、この姿勢修正手段の移動によりシュータに振り分けられた容器の姿勢を修正することを特徴とする。
また、本発明の請求項12に係る容器回収装置は、上述した請求項11において、前記姿勢修正手段が容器の姿勢を修正した後に前記送出手段が容器を送出することを特徴とする。
また、本発明の請求項13に係る容器回収装置は、上述した請求項11または12において、前記姿勢制御手段と前記送出手段とが間隙を有してすれ違うことを特徴とする。
また、本発明の請求項14に係る容器回収装置は、上述した請求項11〜13のいずれか一つにおいて、前記送出手段と前記姿勢修正手段とを単一のモータにより駆動することを特徴とする。
また、本発明の請求項15に係る容器回収装置は、上述した請求項1において、前記プッシャに起立した容器を倒伏させる突起を形成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項16に係る容器回収装置は、上述した請求項15において、前記シュータに突起を形成し、起立した容器を前記プッシャと協働して倒伏させることを特徴とする。
また、本発明の請求項17に係る容器回収装置は、上述した請求項1において、受取位置の容器を前記減容処理部に送出すべく前記プッシャが移動した場合にプッシャから突出した状態で連動することにより容器の姿勢調整が可能となる一方、予め設定した前端位置に達した場合にその後のプッシャの相対的なスライド移動を許容する態様で停止することによりプッシャによる容器の減容処理部への送出を可能とする姿勢調整手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項18に係る容器回収装置は、上述した請求項17において、前記姿勢調整手段は、前記プッシャに対して当該プッシャの移動方向に沿ってスライド可能に支持させた突起部と、前記プッシャの移動方向に沿って延在し、前記突起部及び前記シュータのいずれか一方に形成したスライド溝と、前記スライド溝に挿入する態様で前記突起部及び前記シュータのいずれか他方から突設したスライド突起とを備え、受取位置の容器を前記減容処理部に送出すべく前記プッシャが移動した場合には前記スライド突起を前記スライド溝の内部に沿って移動させることにより前記突起部を前記プッシャに連動させる一方、前記突起部が前記前端位置に達した場合には前記スライド突起を前記スライド溝の端部に当接させることにより前記シュータに対する前記突起部の移動を規制することを特徴とする。
本発明の請求項1に係る容器回収装置によれば、受取位置から減容処理部に至る送出位置までの間に延在し、受取位置に振り分けられた容器を受け取るシュータと、シュータに沿って移動するプッシャを有し、このプッシャの移動により、シュータに振り分けられた容器を滑走させる態様で、減容処理部に送出する送出手段とを備えたので、減容処理部に容器を強制的に送出できる。このため、任意の位置に投入口を配設できる。
また、本発明の請求項2に係る容器回収装置によれば、送出手段は、駆動源の駆動により受取位置から送出位置まで走行する先行部と、プッシャと先行部との間を接続するバネ部材とを備え、バネ部材の弾性力によりプッシャが先行部に追従する態様で、容器を減容処理部に送出するので、先行部の走行速度を減容処理部の処理速度よりも上げることにより、プッシャの空走時間を短くできる。
また、本発明の請求項3に係る容器回収装置によれば、プッシャは容器を送出する時に減容処理部に向けて後傾状態となり、その下端部を介して容器の送出を行う一方、容器が減容処理部に到達した時に直立状態となる傾動機構を有するので、小さな容器を確実に減容処理部に送出できる。
また、本発明の請求項4に係る容器回収装置によれば、容器の先端が減容処理部に到達した時に、送出手段は、傾動機構が後傾状態から直立状態に移行し、容器の送出を完了するので、送出手段を受取位置に早く戻すことができる。
また、本発明の請求項5に係る容器回収装置によれば、先行部とプッシャとが第1の間隔を有して離隔した後に、先行部とプッシャとが予め定めた第2の間隔を有して近接した時に容器の送出を完了するので、小さな容器であっても確実に減容処理部に送出できる。
また、本発明の請求項6に係る容器回収装置によれば、シュータが容器を受け取る場合に、傾動機構が直立状態を保持するので、大きな容器であっても傾動機構に干渉することなく受け入れることができる。
また、本発明の請求項7に係る容器回収装置によれば、シュータの中央にスリットを有し、シュータを上方に向けて漸次幅広となる態様で形成したので、容器の大きさに関係なく、容器の姿勢を安定させることができる。
また、本発明の請求項8に係る容器回収装置によれば、スリットの下方に樋部を設けたので、送出途中で容器から漏れだした飲み残しの液体は、シュータのスリットを介し、樋部に流れるので、送出手段に飲み残しが流れて送出手段を汚損することがない。
また、本発明の請求項9に係る容器回収装置によれば、送出手段はベースを介して設置し、送出手段の少なくとも樋部を引き出し可能に構成したので、樋部の清掃を容易に行うことができる。
また、本発明の請求項10に係る容器回収装置によれば、回収対象として振り分けられた容器がシュータに受け取られるまでの間に容器の衝撃を吸収する緩衝手段を設けたので、振分時の衝撃が吸収され、シュータに対する容器の衝撃を抑制する。この結果、振分時の容器の姿勢を安定させることができる。
また、本発明の請求項11に係る容器回収装置によれば、プッシャの移動方向と反対方向に移動する姿勢修正手段を有し、この姿勢修正手段の移動によりシュータに振り分けられた容器の姿勢を修正するので、所定の姿勢で減容処理部に容器を送出できる。この結果、減容処理部において容器の詰まりを減少できる。
また、本発明の請求項12に係る容器回収装置によれば、姿勢修正手段が容器の姿勢を修正した後に送出手段が容器を送出するので、容器の姿勢を確実に修正できる。この結果、減容処理部において容器の詰まりを減少できる。
また、本発明の請求項13に係る容器回収装置によれば、送出手段と姿勢修正手段とが間隙を有してすれ違うので、送出手段が姿勢修正手段と干渉することなく容器を受取位置から送出位置まで移動できる。
また、本発明の請求項14に係る容器回収装置によれば、送出手段と姿勢修正手段とを単一のモータにより駆動するので、送出手段と姿勢修正手段をそれぞれ個別に駆動する必要がない。
また、本発明の請求項15に係る容器回収装置によれば、プッシャに起立した容器を倒伏させる突起を形成したので、減容処理部に倒伏した容器を供給でき、減容処理部において容器の詰まりを減少できる。
また、本発明の請求項16に係る容器回収装置によれば、シュータに突起を形成し、起立した容器をプッシャと協働して倒伏させるので、減容処理部に倒伏した容器を供給でき、減容処理部において容器の詰まりを減少できる。
また、本発明の請求項17及び請求項18に係る容器回収装置によれば、受取位置の容器を前記減容処理部に送出すべく前記プッシャが移動した場合にプッシャから突出した状態で連動することにより容器の姿勢調整が可能となる一方、予め設定した前端位置に達した場合にその後のプッシャの相対的なスライド移動を許容する態様で停止することによりプッシャによる容器の減容処理部への送出を可能とする姿勢調整手段を備えているので、減容処理部との干渉を招来することなく姿勢調整手段をプッシャから十分に突出させることが可能になり、容器の姿勢を確実に調整して減容処理部での容器の詰まりを減少できる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る容器回収装置の好適な実施例を詳細に説明する。尚、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
まず、実施例1に係る容器回収装置について説明する。図1は本発明の実施例1に係る容器回収装置の外観斜視図、図2は容器回収装置の外扉を開成した状態を示す正面図、図3は容器回収装置の構成を示す概要図、図4〜図6は図1に示した外扉の内側面から見た投入口部の説明図、図7は機械室に配設した容器搬送部、振分部、送出部を示す正面図、図8は機械室に配設した容器搬送部、振分部、送出部、減容処理部を示す平面図、図9は図7及び図8に示した容器搬送部を説明する縦断平面図、図10は図9のA−A矢視図、図11は容器搬送部を構成する搬送手段を説明する縦断面図、図12は容器搬送部を支承する重量計測手段を説明する縦断面図、図13は振分部の作動状態を示した正面図、図14は図7に示した送出部を示した正面図、図15及び図16は図14に示した送出部を示す左側面図、図17は図14に示したプッシャの駆動機構を示す平面図、図18及び図19は図14に示したプッシャの傾動機構を示す側面図、図20は図3に示した減容処理部の正面図、図21は図20に示した減容処理部の左側面図、図22は図20に示した減容処理部の構成を示した概念図、図23は図22に示した減容ローラを示した概念図である。
容器回収装置は、飲料を飲み終えた後の空き缶、空ペットボトル等の容器を減容処理して回収するものであり、図1に示すように、本体キャビネット1と、本体キャビネット1の前面開口部を閉塞可能に設けた外扉2とを有している。
本体キャビネット1の内部は、図2に示すように、仕切板1Aによって上方域と下方域とに画成してあり、上方域は機械室1Bを構成し、下方域は回収室1Cを構成する。
機械室1Bには、図2及び図3に示すように、投入口部3、容器搬送部4、読取部5、振分部6、送出部7、減容処理部8が配設してある。
投入口部3は、外扉2の上方部内側面に取り付けてあり、図4〜図6に示すように、空き缶、空ペットボトル等の容器9を投入するための投入口10を有している。投入口部3には、投入口10を開閉する扉体11が摺動可能に取り付けてある。また、投入口部3には、扉体11を開放するモータ12が取り付けてある。モータ12の駆動軸にはピニオンギア13が固着してあり、このピニオンギア13と噛合するラック14が扉体11に取り付けてある。このため、図5に示す投入口10の閉塞状態において、モータ12を反時計回りに回転させると動力がピニオンギア13とラック14を介して扉体11に伝達され、扉体11が左方に移動し、図4に示すように、投入口10を開放する。一方、図4に示す投入口10の開放状態において、モータ12を時計回りに回転させると、扉体11は右方に移動し、図5に示すように、投入口10を閉塞する。
図6に示すように、扉体11には、補助扉体15が摺動可能に取り付けてある。扉体11と補助扉体15との間には補助扉体15を扉体11から突出する方向に付勢するバネ16が張架してある。また、扉体11と補助扉体15との間には、扉体11に対して補助扉体15が退行移動した場合に信号を出力するスイッチ17が取り付けてある。このため、扉体11の閉塞作動中において投入口10に指等の異物が介在すると、異物が補助扉体15に当接することにより、補助扉体15がバネ16の付勢力に抗して退行移動する。補助扉体15が扉体11に対して退行移動すると、スイッチ17が信号を出力し、扉体11の閉塞作動が阻止されたと判断する。そして、扉体11の閉塞作動を中断し、モータ12を反時計回りに回転して扉体11を開放作動する。
この結果、扉体11の閉塞作動中に投入口10に指等の異物が介在した場合には、扉体11の閉塞作動を中断し、扉体11を開放作動するので、容器回収装置の操作を誤っても投入口10と扉体11との間に異物が挟まる事態を防止し、異物と扉体11の双方に損傷を来す虞れがない。
投入口部3の奥方には、図3に示すように、投光素子18と受光素子19とからなる投入口センサが配設してある。投入口センサは投光素子18から受光素子19へ照射した光を遮った場合に信号を出力するものであり、容器9の投入と容器9の投入完了とを検出できる。
投入口センサの奥方には、投入口10と連通する容器搬送部4が機械室1Bの奥側に向けて延設してある。容器搬送部4は、投入口10から投入された容器9を機械室1Bの奥方に搬送し、容器を回転させるとともに、容器の重量を計測するものである。
容器搬送部4は、図9に示すように、筐体20と、一対のガイドローラ21とを有している。筐体20は、本体キャビネット1の仕切板1Aに取り付けてある。一対のガイドローラ21は、投入口10から投入された容器9を互いの間に支承し、かつ支承した容器9を回転させるものであり、筐体20の奥側に配設した駆動機構22と、筐体20の手前側に配設した支持機構23との間に着脱可能に取り付けてある。
ガイドローラ21の一方の端部210には、駆動機構22に装着するための装着孔211と、装着孔211を横切る溝部(図示せず)が形成してあり、他方の端部212には、支持機構23に装着するためにガイドローラ21の端部212からガイドローラ21の内部側に漸次拡がる装着孔213が形成してある。
また、ガイドローラ21の外周面には、軸方向に沿って低摩擦面21aと高摩擦面21bとが形成してある。例えば、低摩擦面21aとなる部分はガイドローラ21の材質である塩化ビニルを露出させてあり、高摩擦面21bとなる部分はゴムを貼り付けてある。
駆動機構22は、図9及び図10に示すように、ガイドローラ21を装着する一対の駆動軸24と、これらの駆動軸24を回転させるモータ25とを有している。駆動軸24は筐体20に回転可能に取り付けてあり、駆動軸24のガイドローラ装着側の端部240にはピン241が駆動軸24を横切るように固着してある。駆動軸24のガイドローラ装着側と反対側の端部242には、タイミングプーリ26が固着してある。モータ25の駆動軸にはタイミングプーリ27が固着してあり、これらのタイミングプーリ26,27にはタイミングベルト28が巻回してある。このため、モータ25を回転させると、駆動軸24は同一方向に回転する。
支持機構23は、図9に示すように、一対の支持軸29と、支持軸29に取り付けたフランジ30とを有している。支持軸29はガイドローラ21を装着するものであり、筐体20に回転自在に取り付けてある。フランジ30は支持軸29に対して摺動可能であって、バネ31によって支持軸29のガイドローラ装着側端部291方向に付勢してある。
このように構成した駆動機構22と支持機構23との間にガイドローラ21を装着する場合には、支持軸29の軸芯と装着孔213の軸芯とを合わせ、バネ31の付勢力に抗してフランジ30を押し込むようにして支持軸29にガイドローラ21の一端を装着した後、ガイドローラ21の装着孔211の軸芯と駆動軸24の軸芯とを合わせ、ピン241が溝部(図示せず)にはまるように装着する。
駆動機構22と支持機構23との間にガイドローラ21を装着すると、ピン241が溝部(図示せず)にはまり、駆動軸24とガイドローラ21とは一体化し、バネ31の付勢力によりフランジ30とガイドローラ21とは一体化する。このため、モータ25を回転させると一対のガイドローラ21が同一方向に回転する。
また、支持機構23には、ガイドローラ21の着脱を規制する着脱規制手段32が、筐体20とフランジ30との間に配設してある。着脱規制手段32は、筐体20とフランジ30との間隙を規制して、フランジ30の移動を制限するものであり、容器回収装置の停止時に取り外して、ガイドローラ21の着脱を許容する。
ガイドローラ21の手前側上方には、図3に示すように、投光素子33と受光素子34とからなり、容器9を検出する容器検出センサが配設してある。容器検出センサは、投光素子33から受光素子34へ照射した光を遮った場合に信号を出力するものである。
一対のガイドローラ21の間には搬送手段35が配設してある。搬送手段35は、図11に示すように、筐体20の手前側に回転自在に配設したローラ36と、奥方に配設したローラ37と、モータ38に固着したローラ39と、これらのローラの間に張設した搬送ベルト40とにより構成してある。搬送ベルト40の搬送面には可撓性のリブ40aが形成してある。このリブ40aは搬送ベルト40を等分する位置に形成してある。このリブ40aは投入された容器9と当接し、容器9を奥方に搬送する。搬送した容器9が最奥方まで搬送されると、このリブ40aは撓み、容器9の下側を通過して循環する。
搬送手段35は、さらにベルト位置検出センサ40bを有している。ベルト位置検出センサ40bは搬送ベルト40の位置を検出するものである。具体的にはリブ40aを検出して搬送ベルト40の位置を検出する。尚、このベルト位置検出センサ40bが、リブ40aを1回以上検出した場合に容器9が最奥方の読取領域に搬送されたものと判断する。
これらのガイドローラ21、駆動機構22、支持機構23、搬送手段35を取り付けた筐体20は、図12に示すように、重量計測手段41aを備えた片持ち機構41によって支持されており、一対のガイドローラ21の間に容器9が載置された場合に重量計測手段41aを通じてその重量を計測することができる。重量計測手段41aは、例えば、ロードセルであり、ひずみゲージにより重量を電圧の変化として測定する。片持ち機構41には、保護手段42が設けてある。保護手段42は、重量計測手段41aに設定された上限値を超える重量の容器、例えば飲料を飲み残した容器が載置された場合に、重量計測手段41aに代わってその荷重を支持するためのものである。具体的には、片持ち機構41の自由端部下面にストッパを配設し、上限値を超えた荷重が加えられた場合に、重量計測手段41aに過負荷が加わらないようにしてある。
容器搬送部4の斜め上方には、図3に示すように、投入された容器9に付された商品情報を読みとる読取部5(読取手段)が配設してある。容器9に付された商品情報は、バーコードにより示された、メーカコード、商品アイテムコード等の商品情報である。読取部5は、バーコードリーダ43と、バーコードリーダ43を回動させるモータ44とにより構成してある。
重量計測手段41aと読取部5とは識別部(図示せず)に接続してある。識別部(図示せず)は、投入された容器9が予め回収対象として設定されたものであるか否かを識別するものである。回収対象となる容器に関しては、予めその商品情報と重量とが関連づけて登録してある。識別部(図示せず)は、読取部5が読み取った商品情報と重量計測手段41aが計測した重量とが予め関連づけて登録してあるか否かを判定し、予め登録してある場合にのみ回収対象の容器として取り扱う。
図7に示すように、容器搬送部4の上方には振分部6が配設してある。振分部6は、一対のガイドローラ21の間に載置された容器9が回収対象である場合に、これを減容処理部8(図3参照)側に振り分けるものであり、ベイル45とベイル45を回動するモータ46とを有している。
ベイル45は、筐体20の手前側に起立するように取り付けた枠体47と、筐体20の奥方側に起立するように取り付けた枠体48とに、前後方向に沿った略水平軸回りに回転可能に取り付けてある。具体的にはベイル45に回転軸49を取り付け、この回転軸49を各枠体47,48が支承する。また、この回転軸49にはタイミングプーリ50が固着してあり、枠体48にはモータ46が取り付けてある。モータ46の駆動軸にはタイミングプーリ51が固着してあり、タイミングプーリ50とタイミングプーリ51との間にはタイミングベルト52が巻回してある。従って、モータ46を駆動すると、図13に示すように、ベイル45が回動し、ガイドローラ21上の容器9を送出部7(減容処理部側)に振り分けることができる。
振分部6は、さらに、振分作動禁止手段53を有している。振分作動禁止手段53は、投入口10を開放した時にベイル45の作動を禁止するものであり、より詳細には、ベイル45に形成した孔54と、この孔54に対して挿抜されるプランジャ55とにより構成してある。プランジャ55は奥方側の枠体48に取り付けたソレノイド(図示せず)によって駆動されるもので、無通電時にプランジャ55が孔54を貫通してベイル45の作動を禁止し、通電時にプランジャ55を孔54から抜脱してベイル45の作動を許容する。
容器搬送部4の左方には、図7に示すように、送出部7が配設してある。送出部7は、図14及び図15に示すように、ベース56と、シュータ57と、プッシャ58とを有している。ベース56は本体キャビネット1の仕切板1Aに取り付けてあり、このベース56の上方にシュータ57が取り付けてある。シュータ57は振分部6により振り分けられた容器9を受け取るものであり、中央部にスリット57a(図7参照)を有し、上方に向けて漸次幅広となる態様で形成してある。
プッシャ58は、受け取った容器9をシュータ57上で滑走させる態様で、減容処理部8に送出するものであり、図16に示すように、そのガイド58aと共にベース56から引き出し可能に構成してある。シュータ57の下方には、図14に示すように、プッシャ58を走行させる駆動機構59が配設してある。駆動機構59は、図17に示すように、機械室1Bの手前側に配設したモータ60と、このモータ60に固着したタイミングプーリ61と、奥側に回転可能に取り付けたタイミングプーリ62と、これらのタイミングプーリ61,62の間に巻回したタイミングベルト63とを有し、タイミングベルト63には先行部64が固着してある。このため、モータ60を回転させるとこの先行部64が機械室1Bの手前側から奥側に走行する。この先行部64とプッシャ58とは、引っ張りコイルバネ65を介して接続してあり、引っ張りコイルバネ65の弾性力によりプッシャ58が先行部64に追従する態様で、走行する。
プッシャ58は、さらに、傾動機構66を有している。傾動機構66は、容器9を搬送する時にプッシャ58を減容処理部8に向けて後傾状態とし、容器9が減容処理部8に到達した時にプッシャ58を直立状態とするものであり、図18及び図19に示すように、ベース部67と、傾動プレート68、第1リンク69と、第2リンク70とを有している。ベース部67には傾動プレート68が回動可能に取り付けてあり、ベース部67と傾動プレート68とは第1リンク69と第2リンク70とにより連結してあり、いわゆる四節リンクを構成している
ベース56には、振分部6から容器9を受け入れる時に、傾動プレート68を直立状態に移行させるストッパ71(図14参照)が取り付けてある。ストッパ71はプッシャ58が待機位置にある時に、傾動機構66の第1リンク69と第2リンク70とが交差する部分を押圧し、傾動プレート68を後傾状態から直立状態に移行させる。
シュータ57の下方には、図14に示すように、右下方向に傾斜する樋部72が配設してある。このため、送出途中で容器から漏れだした飲み残しの液体は、シュータ57のスリット57aを介し、樋部72により右下方向に流れるので、駆動機構59に飲み残しが流れて駆動機構59を汚損することがない。しかも、この樋部72は、上述したプッシャ58のガイド58aに保持させたもので、これらとともに引き出し可能である。従って、樋部72の清掃も容易に行うことができる。
図7及び図13に示すように、容器搬送部4と送出部7との間には緩衝手段73が設けてある。緩衝手段73は容器9を容器搬送部4から送出部7に振り分けた場合に、送出部7のシュータ57に対する容器9の衝撃を抑制するものであり、取付板74とチェーン75とを有している。取付板74は送出部7のベース56に取り付けてあり、この取付板74に3本のチェーン75を垂下してある。このため、チェーン75によって振分時の衝撃が吸収され、シュータ57に対する容器9の衝撃を抑制する。この結果、振分時の容器9の姿勢を安定させることができる。
図3及び図8に示すように、送出部7の奥方には減容処理部8が配設してある。減容処理部8は、図20〜図22に示すように、一対をなす第1送出ローラ76及び第2送出ローラ77と、一対をなす第1減容ローラ78と第2減容ローラ79とを有している。第1送出ローラ76と第2送出ローラ77とは対向して配設してあり、この一対の送出ローラ76,77の間を通過させて容器9を減容ローラ78,79に供給する。第1送出ローラ76と第2送出ローラ77とは、弾性変形可能であって摩擦係数が大きな材料、例えばゴムにより作成してある。これらの送出ローラ76,77は、回転軸部76a,77aと外周部76b,77bとを弾性変形するリブ76c,77cにより接続してある。従って、第1送出ローラ76と第2送出ローラ77との間に容器を供給すると、リブ76c,77cが弾性変形し、第1送出ローラ76の外周面と第2送出ローラ77の外周面とにより、容器9を挟持して第1減容ローラ78と第2減容ローラ79との間に送出する。
図23に示すように、第1減容ローラ78と第2減容ローラ79とは、対向して配設してある。第1減容ローラ78には、軸方向に沿って第1減容歯78aの列が並設してある。第2減容ローラ79には、第1減容歯78aと交互に位置し、かつ、第1減容歯78aの回転方向の位相と交差する範囲で位相が異なるように設定した位相を有する第2減容歯79aの列が並設してある。
また、第1減容ローラ78の略中央部と第2減容ローラ79の略中央部には、容器9の特定部分が通過する間隙78b,79bが形成してある。容器9の特定部分とは、例えば、容器9がペットボトルである場合に、飲み口部、底部等のように肉厚を厚く形成した硬い部分である。また、間隙78b,79bは、第1減容ローラ78の略中央部の第1減容歯78aと、第2減容ローラ79の略中央部の第2減容歯79aを欠落させることにより形成してある。
第1減容ローラ78は、容器9と周接する第1減容歯78aを形成した外殻78cと、駆動が伝達される回転軸80とを有し、この外殻78cと回転軸80との間には、例えば、ゴムのような弾性体81を介在させてある。また、この外殻78cの回転と回転軸80の回転との相対回転は規制手段により規制してある。規制手段は、外殻78cと回転軸80とを一体化させて回転させるものであり、外殻78cと回転軸80とにそれぞれ凸部78d,80aを形成し、弾性体81にこれらと嵌合する凹部81a、81bを形成してある。尚、第1減容ローラ78の外殻78cと、弾性体81とは、それぞれ分割構造として、順次回転軸80に組み付けることが好ましい。
第2減容ローラ79は、第1減容ローラ78と同様に、容器9と周接する第2減容歯79aを形成した外殻79cと、駆動が伝達される回転軸82とを有し、この外殻79cと回転軸82との間には、弾性体83を介在させてある。また、この外殻79cの回転と回転軸82の回転との相対回転は規制手段により規制してある。規制手段は、外殻79cと回転軸82とを一体化させて回転させるものであり、外殻79cと回転軸82とにそれぞれ凸部79d,82aを形成し、弾性体83にこれらと嵌合する凹部83a、83bを形成してある。尚、第2減容ローラ79の外殻79cと、弾性体83とは、それぞれ分割構造として、順次回転軸82に組み付けることが好ましい。
減容処理部8のさらに奥方には、減容処理した容器9′を回収室1Cの集積箱1Dに案内する回収シュータ84が配設してある。回収シュータ84は、第1減容ローラ78と第2減容ローラ79との間から離脱した容器9′の全長よりも大きなスペースを確保するように形成してある。
次に、容器回収装置の作用を説明する。容器回収装置は、待機状態で扉体11が投入口10を開放し、振分作動禁止手段53がベイル45の作動を禁止している。このため、投入口10から手を入れてもベイル45に遮られて手が減容処理部8に届くことがない。
投入口10を介してガイドローラ21とガイドローラ21との間に容器9を投入すると、投入口センサ、容器検出センサの順に信号が出力され、容器検出センサからの出力により、搬送ベルト40の走行が始まる。尚、投入口10から手が抜き取られ、投入口センサの信号出力を停止してから搬送ベルト40の走行を始めるようにしてもよい。
搬送ベルト40の走行によりリブ40aが容器9に当接し、リブ40aに当接した容器9はガイドローラ21上を滑走する態様で機械室1Bの奥側まで搬送される。容器9が機械室1Bの奥側まで搬送されると、リブ40aは撓んで容器9の下側を通過する。ベルト検出センサ(図示せず)がリブ40aを1回以上検出すると、容器9が機械室1Bの奥側まで搬送されたと判断する。
容器9が機械室1Bの奥側まで搬送されたと判断すると、モータ12を回転させて、扉体11を図4において右方に移動させ、投入口10を閉塞する。つづいて、ガイドローラ21を図7において反時計回りに回転させながら、読取部5が商品情報を読み取る。容器9を回転させながら商品情報を読み取るので、確実に容器9に付された商品情報を読み取ることができる。
容器9に商品情報が付されていない場合のように、商品情報を読み取ることができなかった場合には、モータ12を回転させて扉体11を左方に移動させ、投入口10を開放するとともに、搬送ベルト40を機械室1Bの奥方から手前側に走行させ、当該容器9を返却すべく投入口10の近傍まで搬送する。
商品情報を読み取ることができた場合には、識別部(図示せず)がその商品情報が予め登録されたものであるか否かを判断する。商品情報が予め登録されたものである場合には重量計測手段41aが容器の重量を計測する。一方、商品情報が予め登録されたものでない場合には、モータ12を回転させて扉体11を左方に移動し、投入口10を開放するとともに、搬送ベルト40を機械室1Bの奥側から手前側に走行させて投入口10の近傍まで容器9を搬送する。
識別部(図示せず)は、計測した容器9の重量と予め商品情報と関連づけた値と比較し、計測した重量が関連づけた値に含まれる場合には回収対象と判断し、関連づけた値に含まれない場合には回収対象でないと判断する。そして、回収対象でないと判断した場合には、モータ12を回転させて扉体11を左方に移動し、投入口を開放するとともに、搬送ベルト40を機械室1Bの奥側から手前側に走行させて投入口10の近傍まで容器9を搬送する。
回収対象と判断した場合には、振分部6を作動させて、容器9を送出部7側(減容処理部8側)に振り分ける。送出部7側に振り分けられた容器9は、緩衝手段73により消勢された後、シュータ57に放出される。
このとき、プッシャ58は待機位置にあり、傾動機構66は直立状態にある。そして、送出部7はシュータ57上の容器9を減容処理部8に送出する。
容器9を減容処理部8に送出するまでの作用をより具体的に説明する。まず、先行部64とプッシャ58とは、待機位置から送出位置に向けて走行を開始する。走行を開始すると、プッシャ58は直立状態から後傾状態に移行する。容器9とプッシャ58の下端部とが当接すると、容器9の送出を開始する。そして、先行部64とプッシャ58との間隔は漸次広がり、最初に先行部64が送出位置に到達する。つづいて、容器9が減容処理部8に到達するとプッシャ58が直立状態となり、容器9の送出を完了する。
減容処理部8に送出された容器は、第1送出ローラ76と第2送出ローラ77とにより第1減容ローラ78と第2減容ローラ79との間に送り出す。より具体的には、第1送出ローラ76と第2送出ローラ77とは、リブ76c,77cを変形させることにより、第1送出ローラ76と第2送出ローラ77との間に容器9を挟持して第1減容ローラ78と第2減容ローラ79との間に送り出す。
第1減容ローラ78と第2減容ローラ79との間に送り出された容器9は、第1減容ローラ78と第2減容ローラ79との間を通過して、減容処理する。より具体的には、第1減容ローラ78の第1減容歯78aと第2減容ローラ79の第2減容歯79aとが容器を漸次押圧して、容器9の外周面が交絡する態様で、減容処理する。
このように減容処理された容器9′は、回収シュータ84に案内され、回収室1Cに収容した集積箱1Dに回収される。
上述した本発明の実施例1に係る容器回収装置は、ガイドローラ21の外周面には軸方向に沿って低摩擦面21aと高摩擦面21bとを形成してあるが、ガイドローラ21の外周面を高摩擦面21bだけで形成しても良い。
また、リブ40aを形成した搬送ベルト40により容器9を搬送することとしているが、図24に示すように、搬送ベルト40にリブ40aを形成することなく、搬送ベルト40に高摩擦の材料で凸部140を付設し、凸部140と容器9とを係着させて搬送しても良い。この凸部140の先端部分140aと後端部分140bに傾斜を形成すれば、容器と凸部140とが当接したときに生じる衝撃を緩衝できる。
また、この凸部140は搬送ベルト40の搬送距離よりも短く付設し、容器9を回転する時には搬送面の裏側に位置するように搬送ベルト40を停止することが好ましい。このように搬送ベルト40を停止すれば、容器9の振分時にベイルと容器とが引っかかることがない。
また、容器9が減容処理部8に到達した時にプッシャ58が直立状態となり、プッシャ58の直立状態を検出すると容器9の送出を完了するものとしたが、容器9の送出開始に対応する第1の間隔と、容器9の送出完了に対応する第2の間隔とを予め定めておき、先行部64とプッシャ58とが容器9の送出を開始することにより第1の間隔を有して離隔した後に、先行部64とプッシャ58とが第2の間隔を有して近接したことを条件に容器の送出を完了するものとしても良い。
また、第1減容ローラ78の外殻78cと回転軸80との間に弾性体81を介在させ、第2減容ローラ79の外殻79cと回転軸82との間に弾性体83を介在させてあるが、第1減容ローラ78と第2減容ローラ79の少なくとも一方の減容ローラの外殻と回転軸との間に弾性体を介在させるものであれば良い。
また、第2減容歯79aの回転方向の位相は、第1減容歯78aの回転方向の位相と異なるように設定してあるが、図25に示すように、第2減容歯79a′の回転方向の位相が第1減容歯78a′の回転方向の位相と一致するように設定しても良い。尚、第2減容歯79a′の回転方向の位相が第1減容歯78a′の回転方向の位相と一致するように設定した場合には、第1減容歯78a′と第2減容歯79a′とが第1減容ローラ78と第2減容ローラ79との軸間方向において所定の間隙を有するように配設することが好ましい。このように第1減容歯78a′と第2減容歯79a′とが第1減容ローラ78と第2減容ローラ79の軸間方向において所定の間隙を有するように第1減容ローラ78と第2減容ローラ79とを配設すると、容器9を減容した時に容器9の切り裂きの発生を抑制できる。
また、図25に示すように、第1減容ローラ78の両端部に第1ローラ85を配設し、第2減容ローラ79の両端部にこの第1ローラ85と対向する第2ローラ86を配設しても良い。これら、第1ローラ85と第2ローラ86とは、弾性体、例えば、ゴム、により形成し、相互に圧接するように配設することが好ましい。このように第1減容ローラ78の両端部に第1ローラ85を配設し、第2減容ローラ79の両端部に第1ローラ85と圧接するように第2ローラ86を配設すると、例えば、空ペットボトルのような復元性を有する容器9の端部は押圧され折り目がつけられるので、減容した場合に形が戻りにくくなり、減容率を向上させることができる。
また、第1減容ローラ78と第2減容ローラ79の略中央部には、容器の特定部分が通過する間隙78b,79bが形成してあるが、必ずしも間隙を形成しなくても良い。
上述した本発明の実施例1に係る容器回収装置によれば、受取位置に振り分けられた容器9を受け取るシュータ57と、シュータ57に沿って移動するプッシャ58を有し、このプッシャ58の移動により、シュータ57に振り分けられた容器9を滑走させる態様で、減容処理部8に送出する送出部7を備えたので、減容処理部に容器を強制的に送出できる。このため、任意の位置に投入口10を配設できる。
また、この容器回収装置によれば、受取位置から送出位置まで走行する先行部64と、プッシャ58と先行部64との間を接続する引っ張りコイルバネ65とを備え、引っ張りコイルバネ65の弾性力によりプッシャ58が先行部64に追従する態様で、容器9を減容処理部8に送出するので、先行部64の走行速度を減容処理部8の処理速度よりも上げることにより、プッシャ58の空走時間を短くできる。
また、この容器回収装置によれば、プッシャ58は容器9を送出する時に減容処理部8に向けて後傾状態となり、その下端部を介して容器9の送出を行うので、小さな容器を確実に減容処理部8に送出できる。
また、この容器回収装置によれば、容器9の先端が減容処理部8に到達した時に、傾動機構66が後傾状態から直立状態に移行し、容器9の送出を完了するので、プッシャ58を受取位置に早く戻すことができる。
また、この容器回収装置によれば、シュータ57が容器を受け取る場合に、傾動機構66がストッパ71により直立状態を保持するので、大きな容器9であっても傾動機構66に干渉することなく受け入れることができる。
また、この容器回収装置によれば、シュータ57の中央にスリット57aを有し、シュータ57を上方に向けて漸次幅広となる態様で形成したので、容器9の大きさに関係なく、容器9の姿勢を安定させることができる。
また、この容器回収装置によれば、スリット57aの下方に樋部72を設けたので、送出途中で容器から漏れだした飲み残しの液体は、シュータ57のスリット57aを介し、樋部72に流れるので、駆動機構59に飲み残しが流れて駆動機構59を汚損することがない。
また、この容器回収装置によれば、樋部72はベース56を介して設置し、樋部72を引き出し可能に構成したので、樋部72の清掃を容易に行うことができる。
また、この容器回収装置によれば、チェーン75によって振分時の衝撃が吸収され、シュータ57に対する容器9の衝撃を抑制する。この結果、振分時の容器9の姿勢を安定させることができる。
次に、実施例2に係る容器回収装置について説明する。尚、実施例2に係る容器回収装置のうち、投入口部3、容器搬送部4、読取部5、振分部6、減容処理部8については、実施例1に係る容器回収装置と異なるところはないので、同一の符号を付して説明を省略する。
図26は本発明に係る容器回収装置の実施例2の送出部の正面図、図27及び図28は図26に示した送出部を示す左側面図、図29は図26に示した送出部の平面図、図30は図26に示した送出部の詳細を示す正面図、図31は図26に示した送出部の駆動機構を示す平面図、図32は図26に示した送出部の底面図、図33は図26に示した姿勢修正手段を示す斜視図、図34は図26に示したプッシャを示す側面図、図35は図26に示したシュータとプッシャの作用を説明する説明図である。
容器搬送部4の左方には、図26に示す送出部700が配設してある。送出部700は、図26〜図29に示すように、ベース701と、シュータ702と、プッシャ703と姿勢修正手段704とを有している。ベース701は本体キャビネット1の仕切板1Aに取り付けてあり、このベース701の上方にシュータ702が取り付けてある。シュータ702は振分部6により振り分けられた容器9を受け取るものであり、中央部にスリット702aを有し、上方に向けて漸次幅広となる態様で形成してある。このスリット702aには端面から交互に突出する突起702bが形成してある。
この突起702bはプッシャ703と協働して起立した容器を倒伏させるものであり、図29に示すようにシュータ702の内壁とスリット702aとの間で起立した容器をそのまま送出することがないように、起立した容器の底部が突起702bと当接可能となっている。そして、突起702bが容器と当接することにより、容器の底部に抵抗を付与する一方、プッシャ703が容器の上部を押圧することにより、起立した容器を倒伏させることができる。倒伏した容器とスリット702aに形成した突起702bとの間には隙間が空いて、倒伏した容器はシュータ702上を滑走可能となる。
プッシャ703は、受け取った容器をシュータ702上で滑走させる態様で、減容処理部8に送出するものであり、図28に示すように、そのガイド703aと共にベース701から引き出し可能に構成してある。
シュータ702の下方には、図26に示すように、プッシャ703を走行させる駆動機構705が配設してある。駆動機構705は、図31に示すように、機械室1Bの手前側に配設したモータ706と、このモータ706に固着したタイミングプーリ707と、奥側に回転可能に取り付けたタイミングプーリ708と、これらのタイミングプーリ707,707の間に巻回したタイミングベルト709とを有し、タイミングベルト709には先行部710が固着してある。このため、モータ706を回転させるとこの先行部710が機械室1Bの手前側から奥側に走行する。この先行部710とプッシャ703とは、引っ張りコイルバネ711を介して接続してあり、引っ張りコイルバネ711の弾性力によりプッシャ703が先行部710に追従する態様で、走行する。
プッシャ703は、図34に示すように、ベース部713と、プレート714とを有している。ベース部713にはプレート714が取り付けてある。
プレート714には、突起714aが形成してある。この突起714aはプレート714から送出方向に突出している。このため、振分部6により振り分けられた容器がその振分動作によって送出方向と容器の長手方向が交差した場合に、この突起714aが容器に当接して容器の長手方向を送出方向と合致するように容器の姿勢を修正可能である。尚、突起714aの形状は、図34に示すように、減容処理部8の第1送出ローラ76と第2送出ローラ77とに干渉しない範囲でできるだけ近づけることができるように、略三角形状が好ましいが、この形状に限定されるものではなく、最初に容器に当接するものであれば、二点鎖線で示すように、略矩形の突起714a′であってもよい。
姿勢修正手段704は、シュータ702に振り分けられた容器の長手方向が容器の送出方向と交差する場合に、容器の長手方向が容器の送出方向と同一となるように、容器の姿勢を修正するものであり、上述したプッシャ703の駆動機構705(モータ706)によって駆動される。
姿勢修正手段704は、図31に示すように、ベースプレート718と、姿勢修正プレート719とを有している。ベースプレート718は、タイミングベルト709に固定する一方、図32に示すようにガイド703aの下面部に取り付けた棒状のガイド720と、ガイド720の右側面部に形成した逆コの字状のガイド721とに案内され、機械室1Bの奥方から手前側に走行可能である。姿勢修正プレート719はベースプレート718に固着され、ベースプレート718とともに機械室1Bの奥方から手前側に走行するものであり、走行方向に頂点を有する略三角形状を有している。尚、姿勢修正プレート719の形状は必ずしも略三角形状を有するものでなくてもよく、容器の長手方向が容器の送出方向と交差する場合に、最初に容器に当接して、容器の長手方向と容器の送出方向とが同一となるように、容器の姿勢を修正するものであればよい。
姿勢修正手段704、すなわち、姿勢修正プレート719が機械室1Bの奥方から手前側に走行するとき、プッシャ703は機械室1Bの手前側から奥方に走行することになるが、姿勢修正プレート719(姿勢修正手段)とプッシャ703(送出手段)とが間隙を有してすれ違うように構成してある。従って、プッシャ703(送出手段)が姿勢修正プレート719(姿勢修正手段)と干渉することなく容器を受取位置から送出位置まで送出可能である。
尚、ベースプレート718は、振分部6によって振り分けられた容器に姿勢修正プレート719(姿勢修正手段)が当接して容器の姿勢を修正した後に、プッシャ703(送出手段)が容器に当接するようにタイミングベルト709に取り付けてある。このため、姿勢修正プレート719は容器の長手方向が容器の送出方向と交差する場合に、容器の長手方向と容器の送出方向が同一となるように容器の姿勢を確実に修正できる。
シュータ702の下方には、図26に示すように、右下方向に傾斜する樋部722が配設してある。このため、送出途中で容器から漏れだした飲み残しの液体は、シュータ702のスリット702aを介し、樋部722により右下方向に流れるので、駆動機構705に飲み残しが流れて駆動機構705を汚損することがない。しかも、この樋部722は、上述したプッシャ703のガイド703aに保持させたものである。従って、これらとともに引き出し可能であり、樋部722の清掃も容易に行うことができる。
図26に示すように、容器搬送部4と送出部700との間には緩衝手段723が設けてある。緩衝手段723は容器を容器搬送部4から送出部700に振り分けた場合に、送出部700のシュータ702に対する容器の衝撃を抑制するものであり、取付板724とチェーン725とを有している。取付板724は送出部700のベース701に取り付けてあり、この取付板724に3本のチェーン725を垂下してある。このため、チェーン725によって振分時の衝撃が吸収され、シュータ702に対する容器の衝撃を抑制する。この結果、振分時の容器の姿勢を安定させることができる。
次に送出部700の作用を説明する。振分部6によって容器が送出部700に振り分けられると、モータ706が回転し、プッシャ703(送出手段)が機械室1Bの手前側から奥方に走行を開始する一方、姿勢修正プレート719(姿勢修正手段)が機械室1Bの奥方から手前側に走行を開始する。そして、容器の長手方向が容器の送出方向と交差する場合には、姿勢修正手段、すなわち、姿勢修正プレート719、が容器に当接して、容器の長手方向と容器の送出方向とが同一となるように、容器の姿勢を修正する。
一方、先行部710とプッシャ703とは、待機位置から送出位置に向けて走行を開始する。走行を開始して容器とプッシャ703とが当接すると、容器の送出を開始する。シュータ702のスリット702aとシュータ702の側壁との間で容器が起立している場合には、プッシャ703の下端部が当接する前にプッシャ703のプレート714に形成した突起714aが容器に当接する一方、シュータ702のスリット702aに形成した突起702bが容器の底部に当接し、容器を倒伏させる。その後、先行部710とプッシャ703との間隔は漸次広がり、最初に先行部710が送出位置に到達する。つづいて、プッシャ703が送出位置に到達すると、容器の送出を完了する。
尚、実施例2に係る容器回収装置は、プッシャが実施例1に示すような傾動機構を有していないが、プッシャが実施例1に示すような傾動機構を有するものであっても良い。従って、実施例2に係る容器回収装置は、プッシャが傾動機構を有するか否かに関わらず、姿勢修正手段を有している。
上述した本発明の実施例2に係る容器回収装置によれば、受取位置に振り分けられた容器を受け取るシュータ702と、シュータ702に沿って移動するプッシャ703を有し、このプッシャ703の移動により、シュータ702に振り分けられた容器を滑走させる態様で、減容処理部8に送出する送出部を備えたので、減容処理部8に容器を強制的に送出できる。このため、任意の位置に投入口を配設できる。
また、この容器回収装置によれば、受取位置から送出位置まで走行する先行部710と、プッシャ703と先行部710との間を接続する引っ張りコイルバネ711とを備え、引っ張りコイルバネ711の弾性力によりプッシャ703が先行部710に追従する態様で、容器を減容処理部8に送出するので、先行部710の走行速度を減容処理部の処理速度よりも上げることにより、プッシャ703の空走時間を短くできる。
また、この容器回収装置によれば、シュータ702の中央にスリット702aを有し、シュータ702を上方に向けて漸次幅広となる態様で形成したので、容器の大きさに関係なく、容器の姿勢を安定させることができる。
また、この容器回収装置によれば、スリット702aの下方に樋部722を設けたので、送出途中で容器から漏れだした飲み残しの液体は、シュータ702のスリット702aを介し、樋部722に流れるので、駆動機構705に飲み残しが流れて駆動機構705を汚損することがない。
また、この容器回収装置によれば、樋部722はベース701を介して設置し、樋部722を引き出し可能に構成したので、樋部722の清掃を容易に行うことができる。
また、この容器回収装置によれば、チェーン725によって振分時の衝撃が吸収され、シュータ702に対する容器の衝撃を抑制する。この結果、振分時の容器の姿勢を安定させることができる。
また、この容器回収装置によれば、プッシャ703の移動方向と反対方向に移動する姿勢修正プレート719を有し、この姿勢修正プレート719の移動によりシュータ702に振り分けられた容器の姿勢を修正するので、所定の姿勢で減容処理部8に容器を送出できる。この結果、減容処理部8において容器の詰まりを減少できる。
また、この容器回収装置によれば、姿勢修正プレート719が容器の姿勢を修正した後にプッシャ703が容器を送出するので、容器の姿勢を確実に修正できる。この結果、減容処理部8において容器の詰まりを減少できる。
また、この容器回収装置によれば、プッシャ703と姿勢修正プレート719とが間隙を有してすれ違うので、プッシャ703が姿勢修正プレート719と干渉することなく容器を受取位置から送出位置まで送出できる。
また、この容器回収装置によれば、プッシャ703と姿勢修正プレート719とを単一のモータ706により駆動するので、プッシャ703と姿勢修正プレート719をそれぞれ個別に駆動する必要がない。
また、この容器回収装置によれば、起立した容器を倒伏させる突起をプッシャ703に形成したので、減容処理部8に倒伏した容器を供給でき、減容処理部8において容器の詰まりを減少できる。
また、この容器回収装置によれば、シュータ702のスリット702aに突起702bを形成し、起立した容器をプッシャ703と協働して倒伏させるので、減容処理部8に倒伏した容器を供給でき、減容処理部8において容器の詰まりを減少できる。
次に、実施例3に係る容器回収装置について説明する。尚、実施例3に係る容器回収装置のうち、投入口部3、容器搬送部4、読取部5、振分部6、減容処理部8については、実施例1に係る容器回収装置と異なるところはないので、同一の符号を付して説明を省略する。
図36は本発明に係る容器回収装置の実施例3の送出部の正面図、図37及び図38は図36に示した送出部を示す左側面図、図39は図36に示した送出部の平面図、図40は図36に示した送出部の詳細を示す正面図、図41は図36に示した送出部の駆動機構を示す平面図、図42及び図43は図36に示したプッシャのスライド機構を示す斜視図、図44は図36に示したプッシャのスライド機構を示す断面正面図、図45は図36に示したプッシャのスライド機構を示す断面平面図、図46は図36に示したプッシャの作用を説明する説明図である。
容器搬送部4の左方には、図36に示す送出部800が配設してある。送出部800は、図36〜図39に示すように、ベース801と、シュータ802と、プッシャ803と、姿勢修正手段804とを有している。
ベース801は、本体キャビネット1の仕切板1Aに取り付けてあり、このベース801の上方にシュータ802が取り付けてある。シュータ802は振分部6により振り分けられた容器9を受け取るものであり、中央部にスリット802aを有し、上方に向けて漸次幅広となる態様で形成してある。このスリット802aを形成するシュータ802の端部には、交互に突出する突起802bが形成してある。
突起802bは、容器9が起立した状態でシュータ802に振り分けられた場合に、後述するプッシャ803と協働してこの容器9を倒伏させるものであり、起立した容器9をそのまま送出することがないように、起立した容器9の底部が突起802bと当接可能となっている。そして、突起802bが容器9と当接することにより、容器9の底部に抵抗を付与する一方、後述のプッシャ803が容器9の上部を押圧することにより、起立した容器9を倒伏させることができる。倒伏した容器9とスリット802aに形成した突起802bとの間には隙間が空き、倒伏した容器9はシュータ802上を滑走可能となる。
プッシャ803は、受け取った容器9をシュータ802上で滑走させる態様で、減容処理部8に送出するものであり、図38に示すように、そのガイド803aと共にベース801から引き出し可能に構成してある。プッシャ803は、図42〜図45に示すように、プレート部813とベース部814とを有したものである。プレート部813は、減容処理部8に対向する押圧部813aと、この押圧部813aの一端部からシュータ802に沿う態様で延在したガイド部813bとを有した上面視がL字状を成すもので、その下端部がシュータ802の上面形状に倣うように構成してある。ベース部814は、プレート部813の裏面からプレート部813に直交する態様で上下方向に延在したもので、その下端部が後述する駆動機構805に接続してある。
シュータ802の下方には、図36に示すように、プッシャ803を走行させる駆動機構805が配設してある。この駆動機構805は、図41に示すように、機械室1Bの手前側に配設したモータ806と、このモータ806に固着したタイミングプーリ807と、機械室1Bの奥側に回転可能に取り付けたタイミングプーリ808と、これらのタイミングプーリ807,808の間に巻回したタイミングベルト809とを有し、タイミングベルト809には先行部810が固着してある。このため、モータ806を回転させるとこの先行部810が機械室1Bの手前側から奥側に走行する。この先行部810とプッシャ803とは、引っ張りコイルバネ811を介して接続してあり、引っ張りコイルバネ811の弾性力によりプッシャ803が先行部810に追従する態様で走行する。
姿勢修正手段804は、シュータ802に振り分けられた容器9の長手方向が容器9の送出方向と交差する場合に、容器9の長手方向が容器9の送出方向と同一となるように、容器9の姿勢を修正するものであり、上述したプッシャ803の駆動機構805(モータ806)によって駆動される。
姿勢修正手段804は、図41に示すように、ベースプレート818と、姿勢修正プレート819とを有している。ベースプレート818は、タイミングベルト809に固定する一方、図40に示すようにガイド803aの下面部に取り付けた棒状のガイド820と、ガイド820の右側面部に形成した逆コの字状のガイドレール821とに案内され、機械室1Bの奥方から手前側に走行可能である。姿勢修正プレート819はベースプレート818に固着され、ベースプレート818とともに機械室1Bの奥方から手前側に走行するものであり、走行方向に頂点を有する略三角形状を有している。尚、姿勢修正プレート819の形状は必ずしも略三角形状を有するものでなくてもよく、容器9の長手方向が容器9の送出方向と交差する場合に、最初に容器9に当接して、容器9の長手方向と容器9の送出方向とが同一となるように、容器9の姿勢を修正するものであればよい。
姿勢修正手段804、すなわち、姿勢修正プレート819が機械室1Bの奥方から手前側に走行するとき、プッシャ803は機械室1Bの手前側から奥方に走行することになるが、姿勢修正プレート819とプッシャ803とが間隙を有してすれ違うように構成してある。従って、プッシャ803が姿勢修正プレート819と干渉することなく容器9を受取位置から送出位置まで送出可能である。
尚、ベースプレート818は、振分部6によって振り分けられた容器9に姿勢修正プレート819が当接して容器9の姿勢を修正した後に、プッシャ803が容器9に当接するようにタイミングベルト809に取り付けてある。このため、姿勢修正プレート819は容器9の長手方向が容器9の送出方向と交差する場合に、容器9の長手方向と容器9の送出方向が同一となるように容器9の姿勢を確実に修正できる。
シュータ802の下方には、図36に示すように、右下方向に傾斜する樋部822が配設してある。このため、送出途中で容器9から漏れだした飲み残しの液体は、シュータ802のスリット802aを介し、樋部822により右下方向に流れるので、駆動機構805に飲み残しが流れて駆動機構805を汚損することがない。しかも、この樋部822は、上述したプッシャ803のガイド803aに保持させたものである。従って、これらとともに引き出し可能であり、樋部822の清掃も容易に行うことができる。
図36に示すように、容器搬送部4と送出部800との間には緩衝手段823が設けてある。緩衝手段823は容器9を容器搬送部4から送出部800に振り分けた場合に、送出部800のシュータ802に対する容器9の衝撃を抑制するものであり、取付板824とチェーン825とを有している。取付板824は送出部800のベース801に取り付けてあり、この取付板824に3本のチェーン825を垂下してある。このため、チェーン825によって振分時の衝撃が吸収され、シュータ802に対する容器9の衝撃を抑制する。この結果、振分時の容器9の姿勢を安定させることができる。
一方、実施例3の送出部800には、図42〜図45に示すように、プッシャ803のガイド部813bに突起部830が設けてある。突起部830は、ガイド部813bよりも十分な長さを有したプレート状を成すもので、一対のガイドシャフト831及びスライド突起832を備えている。ガイドシャフト831は、突起部830の両端部に設けたシャフト支持部830aの間に互いに平行となる態様で上下に配設した細径の円柱状部材である。スライド突起832は、突起部830の一端部において一対のガイドシャフト831の間に位置する部位から突設した舌片状部材である。
この突起部830は、シュータ802に形成したスライド溝802cにスライド突起832の先端部を挿入させ、かつプッシャ803のガイド部813bに設けたガイドブラケット833にそれぞれ一対のガイドシャフト831を嵌挿させることにより、ガイド部813bに対してその延在方向に沿う態様で水平にスライド可能に支持させてある。ガイドブラケット833とガイドシャフト831との間は、両者間に摩擦力が作用しており、プッシャ803の移動に対して突起部830が連動する一方、突起部830に外力が加わった場合には突起部830に対してプッシャ803のスライド移動を許容する。シュータ802のスライド溝802cは、図46の(a)に示すように、プッシャ803を機械室1Bの最も手前側に配置した場合にプッシャ803のガイド部813bから突起部830が最も突出する状態でスライド突起832に当接する一方、図46の(c)及び(d)に示すように、プッシャ803が機械室1Bの奥側に移動した場合に、最も奥側に達する以前にスライド突起832に当接し、プッシャ803が機械室1Bの最も奥側に配置された場合にもシュータ802の先端から突起部830の先端が突出しない位置(以下、「前端位置」という)で停止するように形成してある。
尚、図42中の符号830bは、ガイドブラケット833の下端部とガイド部813bとを連結させるべくガイドブラケット833を挿通させるために突起部830に形成した挿通溝である。
次に送出部800の作用について説明する。振分部6によって容器9が送出部800に振り分けられると、モータ806が回転し、プッシャ803が機械室1Bの手前側から奥方に走行を開始する一方、姿勢修正プレート819が機械室1Bの奥方から手前側に走行を開始する。容器9の長手方向が容器9の送出方向と交差する場合には、姿勢修正手段804、すなわち、姿勢修正プレート819、が容器9に当接して、容器9の長手方向と容器9の送出方向とが同一となるように、容器9の姿勢を修正する。
一方、先行部810とプッシャ803とは、待機位置から送出位置に向けて走行を開始する。走行を開始して容器9とプッシャ803とが当接すると、容器9の送出を開始する。シュータ802のスリット802aとシュータ802の側壁との間で容器9が起立している場合には、プッシャ803の押圧部813aが当接する前にプッシャ803のガイド部813bに設けた突起部830が容器9に当接する一方、シュータ802のスリット802aに形成した突起802bが容器9の底部に当接し、容器9を倒伏させる。
この場合、シュータ802の容器9がプッシャ803の押圧部813aに当接した後においては、最早容器9の姿勢を調整することが困難となり、シュータ802間で詰まる等の不具合を招来する虞れがある。しかしながら、実施例3に係る容器回収装置によれば、図46の(a)及び(b)に示すように、プッシャ803の移動初期においてはプッシャ803に対して突起部830が大きく突出した状態のまま連動するため、プッシャ803の押圧部813aが容器9に当接する以前に突起部830を容器9に当接させてその姿勢を調整することが可能になる。
これらの結果、シュータ802に振り分けられた容器9の姿勢が起立したり、送出方向と交差する場合であっても、これを確実に調整・修正することが可能となり、シュータ802間で詰まる等の不具合を招来する虞れがなくなる。従って、メンテナンス回数も少なくなり、トータルコストを低減することができるようになる。
その後、先行部810とプッシャ803との間隔は漸次広がり、最初に先行部810が送出位置に到達する。つづいて、プッシャ803が送出位置に到達すると、減容処理部8への容器9の送出を完了する。この場合、図46の(c)及び(d)に示すように、突起部830が前端位置に到達した後においては、突起部830が停止した状態でプッシャ803のみが送出位置へ移動するため、減容処理部8と突起部830とが互いに干渉する事態を招来することなく、プッシャ803によって容器9を確実に減容処理部8へ送出させることができる。
上述した本発明の実施例3に係る容器回収装置によれば、受取位置に振り分けられた容器9を受け取るシュータ802と、シュータ802に沿って移動するプッシャ803を有し、このプッシャ803の移動により、シュータ802に振り分けられた容器9を滑走させる態様で、減容処理部8に送出する送出部800を備えたので、減容処理部8に容器9を強制的に送出できる。このため、任意の位置に投入口を配設できる。
また、この容器回収装置によれば、受取位置から送出位置まで走行する先行部810と、プッシャ803と先行部810との間を接続する引っ張りコイルバネ811とを備え、引っ張りコイルバネ811の弾性力によりプッシャ803が先行部810に追従する態様で、容器9を減容処理部8に送出するので、先行部810の走行速度を減容処理部8の処理速度よりも上げることにより、プッシャ803の空走時間を短くできる。
また、この容器回収装置によれば、シュータ802の中央にスリット802aを有し、シュータ802を上方に向けて漸次幅広となる態様で形成したので、容器9の大きさに関係なく、容器9の姿勢を安定させることができる。
また、この容器回収装置によれば、スリット802aの下方に樋部822を設けたので、送出途中で容器9から漏れだした飲み残しの液体は、シュータ802のスリット802aを介し、樋部822に流れるので、駆動機構805に飲み残しが流れて駆動機構805を汚損することがない。
また、この容器回収装置によれば、樋部822はベース801を介して設置し、樋部822を引き出し可能に構成したので、樋部822の清掃を容易に行うことができる。
また、この容器回収装置によれば、チェーン825によって振分時の衝撃が吸収され、シュータ802に対する容器9の衝撃を抑制する。この結果、振分時の容器9の姿勢を安定させることができる。
また、この容器回収装置によれば、プッシャ803の移動方向と反対方向に移動する姿勢修正プレート819を有し、この姿勢修正プレート819の移動によりシュータ802に振り分けられた容器9の姿勢を修正するので、所定の姿勢で減容処理部8に容器9を送出できる。この結果、減容処理部8において容器9の詰まりを減少できる。
また、この容器回収装置によれば、姿勢修正プレート819が容器9の姿勢を修正した後にプッシャ803が容器9を送出するので、容器9の姿勢を確実に修正できる。この結果、減容処理部8において容器9の詰まりを減少できる。
また、この容器回収装置によれば、プッシャ803と姿勢修正プレート819とが間隙を有してすれ違うので、プッシャ803が姿勢修正プレート819と干渉することなく容器9を受取位置から送出位置まで送出できる。
また、この容器回収装置によれば、プッシャ803と姿勢修正プレート819とを単一のモータ806により駆動するので、プッシャ803と姿勢修正プレート819をそれぞれ個別に駆動する必要がない。
また、この容器回収装置によれば、起立した容器9を倒伏させる突起部830をプッシャ803に設けたので、減容処理部8に倒伏した容器9を供給でき、減容処理部8において容器9の詰まりを減少できる。
また、この容器回収装置によれば、シュータ802のスリット802aに突起802bを形成し、起立した容器9をプッシャ803と協働して倒伏させるので、減容処理部8に倒伏した容器9を供給でき、減容処理部8において容器9の詰まりを減少できる。
尚、上述した実施例3では、シュータ802にスライド溝802cを設ける一方、突起部830にスライド突起832を設けるようにしているが、シュータ802にスライド突起を設ける一方、突起部830にスライド溝を設けるようにしても良い。
以上のように、本発明に係る容器回収装置は、容器を減容して回収する容器回収装置に有用であり、特に、空き缶、空ペットボトル等の容器を回収する容器回収装置に適している。
本発明の実施例1に係る容器回収装置の外観斜視図である。 図2は容器回収装置の外扉を開成した状態を示す正面図である。 図1に示した容器回収装置の構成を示す概要図である。 図1に示した外扉の内側面から見た投入口部の説明図であって、投入口の開放状態を示したものである。 図1に示した外扉の内側面から見た投入口部の説明図であって、投入口の閉塞状態を示したものである。 図1に示した外扉の内側面から見た投入口部の説明図であって、投入口の開放状態から閉塞状態への移行状態を示したものである。 機械室に配設した容器搬送部、振分部、送出部を示す正面図である。 機械室に配設した容器搬送部、振分部、送出部、減容処理部を示す平面図である。 図7及び図8に示した容器搬送部を説明する縦断平面図である。 図9のA−A矢視図であって、容器の搬送時を示したものである。 図9のA−A矢視図であって、容器の回転時を示したものである。 容器搬送部を構成する搬送手段を説明する縦断面図である。 容器搬送部を支承する重量計測手段を説明する縦断面図である。 機械室に配設した容器搬送部、振分部、送出部を示す正面図であって、振分部の作動状態を示したものである。 図7に示した送出部を示す正面図である。 図14に示した送出部を示す左側面図であって、送出部にプッシャを格納した状態を示したものである。 図15に示した送出部を示す左側面図であって、送出部からプッシャを引き出した状態を示したものである。 図14に示したプッシャの駆動機構を示す平面図である。 図14に示したプッシャの傾動機構を示す側面図であって、直立状態を示したものである。 図14に示したプッシャの傾動機構を示す側面図であって、傾倒状態を示したものである。 図2に示した減容処理部の正面図である。 図20に示した減容処理部の左側面図である。 図20に示した減容処理部の構成を示した概念図である。 図22に示した減容ローラを示した側面概念図である。 図22に示した減容ローラを示した正面概念図である。 他の例に係る搬送ベルトの構成を説明する概念図である。 他の例に係る減容ローラの構成を説明する断面図である。 他の例に係る減容ローラの構成を説明する正面図である。 本発明の実施例2に係る容器回収装置の送出部の正面図である。 図26に示した送出部を示す左側面図であって、送出部にプッシャを格納した状態を示したものである。 図26に示した送出部を示す左側面図であって、送出部からプッシャを引き出した状態を示したものである。 図26に示した送出部の平面図である。 図26に示した送出部の詳細を示す正面図である。 図26に示した送出部の駆動機構を示す平面図である。 図26に示した送出部の底面図である。 図26に示した姿勢修正手段を示す斜視図である。 図26に示したプッシャを示す側面図である。 図26に示したシュータとプッシャの作用を説明する説明図である。 本発明に係る容器回収装置の実施例3の送出部の正面図である。 図36に示した送出部を示す左側面図であって、送出部にプッシャを格納した状態を示したものである。 図36に示した送出部を示す左側面図であって、送出部からプッシャを引き出した状態を示したものである。 図36に示した送出部の平面図である。 図36に示した送出部の詳細を示す正面図である。 図36に示した送出部の駆動機構を示す平面図である。 図36に示したプッシャのスライド機構を示す斜視図である。 図36に示したプッシャのスライド機構を示す斜視図である。 図36に示したプッシャのスライド機構を示す断面正面図である。 図36に示したプッシャのスライド機構を示す断面平面図である。 図36に示したプッシャの作用を説明する説明図である。
符号の説明
1 本体キャビネット
2 外扉
3 投入口部
4 容器搬送部
5 読取部
6 振分部
7 送出部
8 減容処理部
9,9′ 容器
10 投入口
11 扉体
15 補助扉体
21 ガイドローラ
21a 低摩擦面
21b 高摩擦面
22 駆動機構
23 支持機構
24 駆動軸
29 支持軸
30 フランジ
31 バネ
32 着脱規制手段
35 搬送手段
40 搬送ベルト
40a リブ
40b ベルト位置検出センサ
41 片持ち機構
41a 重量計測手段
42 保護手段
45 ベイル
53 振分作動禁止手段
54 孔
55 プランジャ
56 ベース
57 シュータ
57a スリット
58 プッシャ
58a ガイド
59 駆動機構
60 モータ
64 先行部
65 引っ張りコイルバネ
66 傾動機構
67 ベース部
68 傾動プレート
69 第1リンク
70 第2リンク
71 ストッパ
72 樋部
73 緩衝手段
74 取付板
75 チェーン
76 第1送出ローラ
76a 回転軸部
76b 外周部
76c リブ
77 第2送出ローラ
77a 回転軸部
77b 外周部
77c リブ
78 第1減容ローラ
78a 第1減容歯
78b 間隙
78c 外殻
78d 凸部
79 第2減容ローラ
79a 第2減容歯
79b 間隙
79c 外殻
79d 凸部
80 回転軸
81 弾性体
81a 凹部
81b 凹部
82 回転軸
83 弾性体
83a 凹部
83b 凹部
84 回収シュータ
85 第1ローラ
86 第2ローラ
140 凸部
140a 先端部分
140b 後端部分
210 端部
211 装着孔
213 装着孔
240 端部
241 ピン
242 端部
291 ガイドローラ装着側端部
700 送出部
701 ベース
702 シュータ
702a スリット
702b 突起
703 プッシャ
703a ガイド
704 姿勢修正手段
705 駆動機構
706 モータ
707 タイミングプーリ
708 タイミングプーリ
709 タイミングベルト
710 先行部
711 引っ張りコイルバネ
713 ベース部
714 プレート
714a,714a′ 突起
718 ベースプレート
719 姿勢修正プレート
720 ガイド
721 ガイド
722 樋部
723 緩衝手段
724 取付板
725 チェーン
800 送出部
801 ベース
802 シュータ
802a スリット
802b 突起
802c スライド溝
803 プッシャ
803a ガイド
804 姿勢修正手段
805 駆動機構
806 モータ
807,808 タイミングプーリ
809 タイミングベルト
810 先行部
811 引っ張りコイルバネ
813 プレート部
813a 押圧部
813b ガイド部
814 ベース部
818 ベースプレート
819 姿勢修正プレート
820 ガイド
821 ガイドレール
822 樋部
823 緩衝手段
824 取付板
825 チェーン
830 突起部
830a シャフト支持部
830b 挿通溝
831 ガイドシャフト
832 スライド突起
833 ガイドブラケット

Claims (18)

  1. 投入された容器を回収対象と非回収対象とに振り分け、回収対象として振り分けた容器を所定の受取位置に払い出した後、減容処理部で処理して回収するようにした容器回収装置において、
    前記受取位置から減容処理部に至る送出位置までの間に延在し、該受取位置に振り分けられた容器を受け取るシュータと、
    前記シュータに沿って移動するプッシャを有し、このプッシャの移動により、前記シュータに振り分けられた容器を滑走させる態様で、前記減容処理部に送出する送出手段と
    を備えたことを特徴とする容器回収装置。
  2. 前記送出手段は、
    駆動源の駆動により受取位置から送出位置まで走行する先行部と、
    前記プッシャと前記先行部との間を接続するバネ部材と
    を備え、
    前記バネ部材の弾性力によりプッシャが前記先行部に追従する態様で、容器を前記減容処理部に送出することを特徴とする請求項1に記載の容器回収装置。
  3. 前記プッシャは容器を送出する時に前記減容処理部に向けて後傾状態となり、その下端部を介して容器の送出を行う一方、当該容器が減容処理部に到達した時に直立状態となる傾動機構を有することを特徴とする請求項1または2に記載の容器回収装置。
  4. 前記送出手段は、傾動機構が後傾状態から直立状態に移行した時に容器の送出を完了することを特徴とする請求項3に記載の容器回収装置。
  5. 前記送出手段は、前記先行部と前記プッシャとが第1の間隔を有して離隔した後に、前記先行部と前記プッシャとが予め定めた第2の間隔を有して近接した時に容器の送出を完了することを特徴とする請求項3に記載の容器回収装置。
  6. 前記シュータが容器を受け取る場合に、前記傾動機構が直立状態を保持することを特徴とする請求項3に記載の容器回収装置。
  7. 前記シュータの中央にスリットを有し、前記シュータを上方に向けて漸次幅広となる態様で形成したことを特徴とする請求項1に記載の容器回収装置。
  8. 前記スリットの下方に樋部を設けたことを特徴とする請求項7に記載の容器回収装置。
  9. 前記送出手段はベースを介して設置し、前記送出手段の少なくとも樋部を引き出し可能に構成したことを特徴とする請求項8に記載の容器回収装置。
  10. 前記回収対象として振り分けられた容器がシュータに受け取られるまでの間に当該容器の衝撃を吸収する緩衝手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の容器回収装置。
  11. 前記プッシャの移動方向と反対方向に移動する姿勢修正手段を有し、この姿勢修正手段の移動によりシュータに振り分けられた容器の姿勢を修正することを特徴とする請求項1に記載の容器回収装置。
  12. 前記姿勢修正手段が容器の姿勢を修正した後に前記送出手段が容器を送出することを特徴とする請求項11に記載の容器回収装置。
  13. 前記姿勢制御手段と前記送出手段とが間隙を有してすれ違うことを特徴とする請求項11または12に記載の容器回収装置。
  14. 前記送出手段と前記姿勢修正手段とを単一のモータにより駆動することを特徴とする請求項11〜13のいずれか一つに記載の容器回収装置。
  15. 前記プッシャに起立した容器を倒伏させる突起を形成したことを特徴とする請求項1に記載の容器回収装置。
  16. 前記シュータに突起を形成し、起立した容器を前記プッシャと協働して倒伏させることを特徴とする請求項15に記載の容器回収装置。
  17. 受取位置の容器を前記減容処理部に送出すべく前記プッシャが移動した場合にプッシャから突出した状態で連動することにより容器の姿勢調整が可能となる一方、予め設定した前端位置に達した場合にその後のプッシャの相対的なスライド移動を許容する態様で停止することによりプッシャによる容器の減容処理部への送出を可能とする姿勢調整手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の容器回収装置。
  18. 前記姿勢調整手段は、
    前記プッシャに対して当該プッシャの移動方向に沿ってスライド可能に支持させた突起部と、
    前記プッシャの移動方向に沿って延在し、前記突起部及び前記シュータのいずれか一方に形成したスライド溝と、
    前記スライド溝に挿入する態様で前記突起部及び前記シュータのいずれか他方から突設したスライド突起と
    を備え、受取位置の容器を前記減容処理部に送出すべく前記プッシャが移動した場合には前記スライド突起を前記スライド溝の内部に沿って移動させることにより前記突起部を前記プッシャに連動させる一方、前記突起部が前記前端位置に達した場合には前記スライド突起を前記スライド溝の端部に当接させることにより前記シュータに対する前記突起部の移動を規制することを特徴とする請求項17に記載の容器回収装置。
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