JP2005253757A

JP2005253757A - 箱体のパッキン貼付方法

Info

Publication number: JP2005253757A
Application number: JP2004070767A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Nomura; 啓幸野村
Original assignee: Kawamura Electric Inc
Current assignee: Kawamura Electric Inc
Priority date: 2004-03-12
Filing date: 2004-03-12
Publication date: 2005-09-22

Abstract

【課題】本発明は、扉体４の変形が起きても確実に塵埃、水滴等の進入を防止できる箱体のパッキン５貼付方法を提供することを目的としている。。
【解決手段】本発明に係る箱体のパッキン貼付方法は、パッキン５に切り欠き６を設け、パッキン５の切り欠き５の及ばない部分がパッキン５の板厚寸法Ａより大きくなるように残し、切り欠き５の切断面を突き合わせて開口周縁のコーナー部に貼付し、パッキン５がコーナー部で確実に塵埃、水滴等の進入を防止することを特徴とする。
【選択図】図２

Description

本発明は、本体に各種電機機器等を収納し、前面開口を扉体で施蓋して成る箱体において、扉体と本体との透き間を塞ぐために貼付されるパッキンのコーナー部の貼付方法に関するものである。

本体に電気機器を収納する箱体は、前面開口を扉体で施蓋する。防塵、防水性能を高めるため、扉体と本体との間にできる透き間をパッキンで塞ぐ。箱体３１のコーナーの直角部分はパッキン３２を辺に対向する長さに切断し、それぞれを突き合わせて接着剤や接着テープで貼付していた。しかし、突き合わせ部３３に透き間ができやすく、塵埃や水滴が進入する虞があった。

そこで、パッキン３４の切断を斜めにし、切断部３５を突き合わせて接合し、パッキン３４を一体型にしていた。しかし、透き間はなくなるが、接合部３６が硬くなり気密性が失われてしまったり、煩雑な接合作業が必要であるため、生産性が悪いという欠点があった。

また、パッキン３７に直角を持つ切り欠き３８を施し、切り欠き３８の切断面が互いに接合するようにパッキン３７を曲げて貼付するという方法をとっていた。
２００３カワムラカタログ電設資材編Ｎｏ．３４平成１５年５月１日改訂

上記従来の技術によれば、透き間なく作業性も良く、コーナー部にパッキンが貼付できるが、コーナー部は扉体や本体の変形により透き間ができやすいため、パッキンが本来持っている気密性が発揮できず、塵埃、水滴等が進入する虞があった。

本発明は、扉体の変形が起きても確実に塵埃、水滴等の進入を防止できる箱体のパッキン貼付方法を提供することを目的とし、その構造は、パッキンに切り欠きを設け、パッキンの切り欠きの及ばない部分がパッキンの板厚寸法より大きくなるように残し、切り欠きの切断面を突き合わせて開口周縁のコーナー部に貼付することを特徴とする。

本発明は、パッキンに切り欠きを設け、パッキンの切り欠きの及ばない部分がパッキンの板厚寸法より大きくなるように残し、切り欠きの切断面を突き合わせて開口周縁のコーナー部に貼付するため、扉体の変形等に伴うコーナー部分のばらつきのある本体と扉体との透き間に対しても確実に塵埃、水滴等の進入を防止することができる。

塵埃、水滴等の進入を確実に防止するという目的を、簡単な構造で作業性の良さを損なわずに実現した。

本発明に係る電気機器収納用箱体のパッキン貼付方法の実施例を図１〜図４の添付図面に基づいて説明する。

前面に開口１を有する本体２に各種電気機器を収納する電気機器収納用箱体３は、前面開口１を扉体４で施蓋する。開口１周縁は、扉体４にパッキン５を貼付することで、本体２への塵埃や水滴の進入を防いでいる。本発明に係るパッキンの貼付方法は、開口１のコーナー部分に関する。

パッキン５のコーナー部分に対向するところにはパッキン５の板厚Ａより広く幅を残した位置に頂点７がくるように略三角形の切り欠き６を設ける。切り欠き６の切断面を突き合わせてパッキン５を折り曲げ、開口１のコーナー部分に対向させ、接着剤や接着テープで固定する。

パッキン５を折り曲げたときに、切り欠いていない部分は切り欠き６の突き合わせ部８よりも厚く盛り上がるため、扉体４を閉じたとき、本体２と扉体４との透き間を確実に埋めることができる。また、電気機器収納用箱体を使用し続け、材料の収縮や取り付けられた機器の重みによる下がりによる扉体４の変形が発生し、本体２と扉体４との間に透き間が広がった場合にも、パッキン５の厚みにより確実に透き間を埋めることができる。

パッキンにパッキンの板厚より幅を広く残して切り欠きを設け、切り欠きの切断面を突き合わせてパッキンを折り曲げ、扉体または本体のコーナー部分に貼付することによって、パッキンが盛り上がり使用環境によって本体と扉体との間に透き間が広がった場合にも、パッキンの厚みにより確実に透き間を埋めることができる。

本発明に係る電気機器収納用箱体を示す斜視図である。（実施例１）本発明に係るパッキンの貼付方法を示す説明図である。（実施例１）本発明に係るパッキンの貼付方法を示す説明図である。（実施例１）本発明に係るパッキンの貼付方法による箱体の断面図である。（実施例１）従来技術におけるパッキンの貼付方法を示す説明図である。従来技術におけるパッキンの貼付方法を示す説明図である。従来技術におけるパッキンの貼付方法を示す説明図である。

符号の説明

１開口
２本体
３電気機器収納用箱体
４扉体
５パッキン
６切り欠き
７頂点
８突き合わせ部

Claims

前面に開口を有し、該開口を扉体で施蓋して成る電気機器収納用箱体において、前記扉体と本体との透き間を塞ぐために貼付されるパッキンのコーナー部の貼付方法であって、前記パッキンに切り欠きを設け、前記パッキンの切り欠きの及ばない部分が前記パッキンの板厚寸法より大きくなるように残し、前記切り欠きの切断面を突き合わせて前記開口周縁のコーナー部に貼付することを特徴とする箱体のパッキン貼付方法。