JP2005253247A - ワンループコントローラによる系統切換制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワンループコントローラにより2系統の電動機を切換制御するとき、安全性を考慮して一方の系統を停止した後、他方の系統の運転を行っているため、プラントに悪影響を与えている。
【解決手段】一方の系統から他方の系統への切換指令を出力する切換スイッチ及び前記2系統の各電動機M1,M2を含む機器状態監視用の表示部を有する操作パネルを設け、かつ前記ワンループコントローラに、操作パネルからの切換指令に基づいて切換制御を実行するとき、一方の電動機M1と他方の電動機M2との速度が略一致したときに自動から手動に切換える手段を有する制御部を設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】一方の系統から他方の系統への切換指令を出力する切換スイッチ及び前記2系統の各電動機M1,M2を含む機器状態監視用の表示部を有する操作パネルを設け、かつ前記ワンループコントローラに、操作パネルからの切換指令に基づいて切換制御を実行するとき、一方の電動機M1と他方の電動機M2との速度が略一致したときに自動から手動に切換える手段を有する制御部を設けた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ワンループコントローラによる系統切換制御装置に係わり、特に複数系統可変速電動機の切換装置に関するものである。
重要なプラント設備においては、常用系統他に予備の系統を備え、常用系統に異常が発生したときワンループコントローラ(自動制御系の制御に用いられるコントローラ)を用いて常用から予備への切換えを行っている。
図4はポンプによる液体流路制御例を示したものである。Pは管路で、この管路Pは分岐されて第1系統と第2系統を形成し、各系統には電動機M1とM2とが配設されている。電動機M1,M2はポンプ駆動用の電動機で、各電動機M1,M2はインバータ装置INV1,INV2によって各別に可変速制御される。また、電動機M1,M2前後の管路にはコントロールバルブV1,V3及びV2,V4がそれぞれ配設されている。OCはワンループコントローラで、このコントローラはマイクロコンピュータや、検出器Dによって検出されたアナログの検出信号PVをディジタル信号に変換するA/D変換器、及び各種データやマイクロコンピュータの実行プログラムが予め記憶されたメモリ等より構成されて、シーケンサ機能やフィードバック制御機能等を有している。このワンループコントローラOCは、インバータ装置INV1,INV2、及びバルブV1〜V4に対して制御信号を出力する。
図4はポンプによる液体流路制御例を示したものである。Pは管路で、この管路Pは分岐されて第1系統と第2系統を形成し、各系統には電動機M1とM2とが配設されている。電動機M1,M2はポンプ駆動用の電動機で、各電動機M1,M2はインバータ装置INV1,INV2によって各別に可変速制御される。また、電動機M1,M2前後の管路にはコントロールバルブV1,V3及びV2,V4がそれぞれ配設されている。OCはワンループコントローラで、このコントローラはマイクロコンピュータや、検出器Dによって検出されたアナログの検出信号PVをディジタル信号に変換するA/D変換器、及び各種データやマイクロコンピュータの実行プログラムが予め記憶されたメモリ等より構成されて、シーケンサ機能やフィードバック制御機能等を有している。このワンループコントローラOCは、インバータ装置INV1,INV2、及びバルブV1〜V4に対して制御信号を出力する。
図4のようなプラント設備においては、V1、M1、V3のループで構成される第1系統が常用とされ、V2、M2、V4のループで構成される第2系統が待機系とされ、第1系統に異常が発生したときに第2系統に切換て運転する。このような常用−待機系の運転については、特許文献1のものが公知となっている。
特開平10−63301号公報
ワンループコントローラを用いて常用(第1系統)から予備(第2系統)へ、或いは予備から常用に切換て運転する場合、安全性を考慮して多くは一旦常用側の電動機M1を停止後に予備側である電動機M2を運転しているため、制御系が停止するか、若しくは停止できない機器がループ上にある場合にはプラント全体を停止し、その後に常用から予備に切換ている。したがって、何れの場合においてもプラントに悪影響を与えている。
また、マニュアルで切換する場合、外乱が多いことからマニュアル操作も外乱の一部になる可能性があるため、制御系を乱すことなく切換えることは困難となっている。なお、特許文献1には、ワンループコントローラを用いて自動的に一方の電動機から他方の電動機への切換については記載されていない。
また、マニュアルで切換する場合、外乱が多いことからマニュアル操作も外乱の一部になる可能性があるため、制御系を乱すことなく切換えることは困難となっている。なお、特許文献1には、ワンループコントローラを用いて自動的に一方の電動機から他方の電動機への切換については記載されていない。
そこで、本発明が目的とするところは、自動制御系を使用しながら系統の制御を可能とした系統切換制御装置を提供することにある。
本発明の第1は、常用,予備の2系統にそれぞれインバータ装置を介して制御される電動機M1,M2を設け、各インバータ装置にワンループコントローラより制御信号を出力するものにおいて、
前記ワンループコントローラに一方の系統から他方の系統への切換指令を出力する切換スイッチ及び前記2系統の各電動機M1,M2を含む機器状態監視用の表示部を有する操作パネルを設け、かつ前記ワンループコントローラに、操作パネルからの切換指令に基づいて切換制御を実行するとき、一方の電動機M1と他方の電動機M2との速度が略一致したときに自動から手動に切換える手段を有する制御部を設けたことを特徴としたものである。
前記ワンループコントローラに一方の系統から他方の系統への切換指令を出力する切換スイッチ及び前記2系統の各電動機M1,M2を含む機器状態監視用の表示部を有する操作パネルを設け、かつ前記ワンループコントローラに、操作パネルからの切換指令に基づいて切換制御を実行するとき、一方の電動機M1と他方の電動機M2との速度が略一致したときに自動から手動に切換える手段を有する制御部を設けたことを特徴としたものである。
本発明の第2は、前記インバータ装置とワンループコントローラとは、伝送手段にて接続したことを特徴としたものである。
本発明の第3は、前記2系統にはそれぞれ機器としてのコントロールバルブが各電動機の前段,後段に設けられたことを特徴としたものである。
本発明の第4は、前記操作パネルには、各系統の機器操作を選択するための操作場所選択スイッチを有することを特徴としたものである。
以上のとおり、本発明によれば、ワンループコントローラを用いて2系統の可変速電動機を切換える場合において、自動制御系を使用しながら電動機の切換ができるので、その切換時にはプラントに対して悪影響を与えることなく可能となる。しかも、その切換は操作パネルを介してワンタッチにて自動制御系への切換ができるもので、従来のような設備の停止や電動機の停止をしなくとも常用から予備に、或いは予備から常用への切換が可能となる。また、可変速電動機を制御するためのインバータとワンループコントローラ間の信号の授受は操作パネルを介して伝送処理にて実行することにより、ケーブル数を減少することができる。
図1は本発明の実施例を示した操作フローで、この操作フローは図4のプラント設備の場合を示したものである。また、図2は図1の操作フローによって切換制御されたときの時刻に対する速度状態を示したものである。
図4において、V1,M1,V3よりなる第1系統(CAS:カスケード)が常用として選択され、かつ電動機M1は自動運転されているとする。このとき、電動機M2は停止、バルブV1,V3は閉状態となっている(ステップS1)。
ステップS2では、第1系統の運転中で時刻t1となったときに第1系統から第2系統への切換命令が出されると、電動機M1は図2の点線で示すように徐々にその回転数を下げる。
図4において、V1,M1,V3よりなる第1系統(CAS:カスケード)が常用として選択され、かつ電動機M1は自動運転されているとする。このとき、電動機M2は停止、バルブV1,V3は閉状態となっている(ステップS1)。
ステップS2では、第1系統の運転中で時刻t1となったときに第1系統から第2系統への切換命令が出されると、電動機M1は図2の点線で示すように徐々にその回転数を下げる。
ステップS3でバルブV2を開き、S4の時刻t4では手動により電動機M2を最低速度ににまで運転し、S5ではバルブV4を開き、S6で電動機M2の速度を図2の実線で示すように徐々に上昇させる。S7では、時刻t4となってM1とM2との速度が一致したとき、電動機M1を手動運転とし電動機M2を自動運転に切換て第2系統を自動運転系統とする。その後電動機M1はステップS8を経由して徐々にその速度を低下させ、時刻t5となったS9のときに電動機M1を最低速度運転とする。時刻t6となったとき、S10としてバルブV3を閉じ、S11において電動機M1停止させる。次いでS12にてバルブV1を閉じS13で切換完了とする。
上記した図1の処理は、ワンループコントローラOC内に組み込まれた制御部のソフトウェア処理によって実行され、そのための切換時間、バルブの開閉時間及び加減速時間などは専用ツールを使用することでワンループコントローラにて設定、変更が自由にできるよう構成されるが、切換実行指令等は図3で示す操作パネルに基づいて処理実行される。
図3は操作パネルの表面を示したものである。1は第1系統の表示部で、第1系統を構成する電動機M1の運転,停止状態、コントロールバルブV1,V3の開,閉状態が表示される。2は第2系統の表示部で、第2系統を構成する電動機M2の運転,停止状態、コントロールバルブV2,V4の開,閉状態が表示される。3は操作場所選択スイッチで、操作したい機器の選択がこのスイッチにより行われる。4は切換指令を与えるための切換スイッチで、このスイッチによって第1系統か若しくは第2系統への何れかの系統に対する切換を行う。
図3は操作パネルの表面を示したものである。1は第1系統の表示部で、第1系統を構成する電動機M1の運転,停止状態、コントロールバルブV1,V3の開,閉状態が表示される。2は第2系統の表示部で、第2系統を構成する電動機M2の運転,停止状態、コントロールバルブV2,V4の開,閉状態が表示される。3は操作場所選択スイッチで、操作したい機器の選択がこのスイッチにより行われる。4は切換指令を与えるための切換スイッチで、このスイッチによって第1系統か若しくは第2系統への何れかの系統に対する切換を行う。
5はLEDなどよりなる第1系統用の運転表示灯で、カスケード(CAS)、自動(AUT)、手動(MAN)の3灯を有している。6は第2系統用の運転表示灯で、5の表示灯と同様にLEDなどよりなってカスケード(CAS)、自動(AUT)、手動(MAN)の3灯を有している。7は第1系統用の数値表示部で、設定値SV,検出値PV,インバータの出力値MVおよび電動機の速度等がバーグラフ若しくはディジタル値で表示される。8は選択スイッチで、このスイッチは押しボタンスイッチよりなり、数値表示部7に表示させる単独項目を選択するために設けられて、カスケード選択C,自動選択A及び手動選択M用を有している。
9は第2系統用の数値表示部で、設定値SV,検出値PV,インバータの出力値MVおよび電動機の速度等がバーグラフ若しくはディジタル値で表示される。10は第2系統用表示項目の選択スイッチで、このスイッチは選択スイッチ8同様に押しボタンスイッチよりなり、数値表示部9に表示させる単独項目を選択するために設けられて、カスケード選択C,自動選択A及び手動選択M用を有している。11はワンループコントローラに対する切換時間などの設定変更を行うときのツール接続口である。
上記のように操作パネル表面は構成されているが、裏面側には電源端子やインバータ間との伝送接続コネクタ、計装信号入出力端子及び制御信号端子などが設けられ、この操作パネルによってプラント設備の状態把握や切換制御が行われる。
上記のように操作パネル表面は構成されているが、裏面側には電源端子やインバータ間との伝送接続コネクタ、計装信号入出力端子及び制御信号端子などが設けられ、この操作パネルによってプラント設備の状態把握や切換制御が行われる。
このように構成された操作パネルを介して2系統プラントの切換制御や機器状態の監視、ワンループコントローラに対する定数の設定等が可能となる。
1…第1系統表示部
2…第2系統表示部
3…操作場所選択スイッチ
4…切換スイッチ
5…第1系統用運転表示灯
6…第2系統用運転表示灯
7…第1系統用数値表示部
8…第1系統用選択スイッチ
9…第2系統用数値表示部
10…第2系統用選択スイッチ
11…ツール接続口
2…第2系統表示部
3…操作場所選択スイッチ
4…切換スイッチ
5…第1系統用運転表示灯
6…第2系統用運転表示灯
7…第1系統用数値表示部
8…第1系統用選択スイッチ
9…第2系統用数値表示部
10…第2系統用選択スイッチ
11…ツール接続口
Claims (4)
- 常用,予備の2系統にそれぞれインバータ装置を介して制御される電動機M1,M2を設け、各インバータ装置にワンループコントローラより制御信号を出力するものにおいて、
前記ワンループコントローラに一方の系統から他方の系統への切換指令を出力する切換スイッチ及び前記2系統の各電動機M1,M2を含む機器状態監視用の表示部を有する操作パネルを設け、かつ前記ワンループコントローラに、操作パネルからの切換指令に基づいて切換制御を実行するとき、一方の電動機M1と他方の電動機M2との速度が略一致したときに自動から手動に切換える手段を有する制御部を設けたことを特徴としたワンループコントローラによる系統切換制御装置。 - 前記インバータ装置とワンループコントローラとは、伝送手段にて接続したことを特徴とした請求項1記載のワンループコントローラの系統切換制御装置。
- 前記2系統にはそれぞれ機器としてのコントロールバルブが各電動機の前段,後段に設けられたことを特徴とした請求項1又は2記載のワンループコントローラの系統切換装置。
- 前記操作パネルには、各系統の機器操作を選択するための操作場所選択スイッチを有することを特徴とした請求項1乃至3記載のワンループコントローラの系統切換制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004063330A JP2005253247A (ja) | 2004-03-08 | 2004-03-08 | ワンループコントローラによる系統切換制御装置 |
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JP2007267524A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Toshiba Corp | 鉄道車両用電力変換装置 |
CN101571707A (zh) * | 2009-03-24 | 2009-11-04 | 河南许昌阳光光电线缆有限公司 | 自动切换控制仪 |
JP2009273293A (ja) * | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Toyo Electric Mfg Co Ltd | 同期位置制御システムおよびその運転制御方法 |
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2004
- 2004-03-08 JP JP2004063330A patent/JP2005253247A/ja active Pending
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