JP2005253170A - 電源装置 - Google Patents

電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005253170A
JP2005253170A JP2004058688A JP2004058688A JP2005253170A JP 2005253170 A JP2005253170 A JP 2005253170A JP 2004058688 A JP2004058688 A JP 2004058688A JP 2004058688 A JP2004058688 A JP 2004058688A JP 2005253170 A JP2005253170 A JP 2005253170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
voltage
output
diode
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004058688A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4086800B2 (ja
Inventor
Shigeo Tsukamoto
繁男 塚本
Hiroshi Kawamoto
宏 川本
Toshio Ogura
利夫 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiko Device Techno & Co Ltd
Original Assignee
Taiko Device Techno & Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiko Device Techno & Co Ltd filed Critical Taiko Device Techno & Co Ltd
Priority to JP2004058688A priority Critical patent/JP4086800B2/ja
Publication of JP2005253170A publication Critical patent/JP2005253170A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4086800B2 publication Critical patent/JP4086800B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】負荷の消費電流などを微小に抑えなくても、1次電池の寿命を格段に延ばすことができる電源装置を提供する。
【解決手段】負荷の電源電圧以上の出力電圧を出力する1次電池11の起電力出力端子に第1のダイオードD1のアノードを接続してなる第1の回路と、1次電池11の出力電圧よりも高い出力電圧を発生する第1の光電池12の起電力出力端子に第2のダイオードD2のアノードを接続してなる第2の回路と、1次電池11の出力電圧よりも高い出力電圧を発生する第2の光電池13の起電力により電気二重層コンデンサ15を充電し、この電気二重層コンデンサ15の充電電圧を第3のダイオードD3のアノード側に供給してなる第3の回路とを設ける。第1のダイオードD1のカソードと、第2のダイオードのカソードと、第3のダイオードのカソードとを共通に接続し、その共通接続点の電圧を出力電源電圧とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば天井に取り付けられるセキュリティシステム用のセンサ装置などのような小型の電子デバイス用の、電池を用いる電源装置に関する。
店舗や事務所等の天井に、人間や物体から放射する微弱な赤外線を検知する焦電センサを含むセンサ装置を取り付け、当該焦電センサが賊の侵入などを検出すると、その検出信号を、前記センサ装置から監視装置本体に無線送信するようにするセキュリティシステムが知られている。
この種のセンサ装置の電源としては、通常、電池が用いられるものである。図4は、この種のセンサ装置の一例の構成を示すブロック図である。図4の例のセンサ装置は、パッシブセンサ部1と、送信ユニット部2とからなる。パッシブセンサ部1は、焦電センサ回路3と、増幅回路4と、信号処理回路5とを備える。また、送信ユニット部2は、マイクロコンピュータを用いる制御回路6と、小電力無線送信回路7と、1次電池8とを備えて構成されている。
そして、1次電池8の起電力電圧が、電源電圧として、焦電センサ回路3、増幅回路4、信号処理回路5、制御回路6、無線送信回路7のそれぞれに供給される。
焦電センサ回路3は、この回路3が備える焦電センサが例えば侵入者を検出すると、その侵入者検出信号を、増幅回路4および信号処理回路5を通じて制御回路6に送る。制御回路6は、この侵入者検出信号を検知すると、小電力無線送信回路7を起動し、侵入者検出信号に基づく信号を、監視装置(図示せず)に無線送信する。焦電センサ回路3が、侵入者を検出しない間は、図4のセンサ装置は、スタンバイ状態とされて、小電力無線送信回路7が例えばスリープモードとされ、1次電池8の電力消費が低減される。
ところで、以上のセンサ装置は、電源に電池を用いるものであるので、電池が消耗したら電池を交換する必要がある。前記のように、センサ装置は、天井などに配置されるため、電池交換は厄介な作業である。このため、電池は、できるだけ長寿命とすることが要求される。
そこで、従来は、センサ装置のスタンバイ状態での消費電流を、例えば10μA程度に抑えて、できるだけ電池寿命を長くすることができるように工夫していた。しかしながら、センサ装置のスタンバイでの消費電流を微小に抑えるためには、回路構成を工夫したり、回路構成部品を選定したりしなければならず、構成が複雑になると共に、コストアップの原因となるという問題があった。
一方、太陽電池などの光電池を電源として用いるようにすれば、電池の交換を不要とすることができる。光電池は、太陽光や蛍光灯からの光を受けなければならないため、一般には、2次電池(蓄電池)を併用して、太陽光や蛍光灯からの光が光電池に入射しているときに発電された起電力により、2次電池を充電しておき、太陽光や蛍光灯からの光が光電池に入射せず、光電池から起電力が得られないときには、2次電池に充電された電圧を電源電圧として用いるようにする。
そして、一般の蓄電池が小型化しにくく、コスト高や寿命が短い点にかんがみ、蓄電池の代わりに、太陽電池の起電力により電気二重層コンデンサを充電するようにする太陽電池装置も提供されている(特許文献1(特許第2964859号公報)参照)。
この特許文献1の太陽電池装置においては、1日の日射量が雨天あるいは曇天の場合を想定し、その想定した雨天あるいは曇天の日射量で負荷が1日に消費する電力を発電するだけの容量を有し、日陰の場所にて設置可能な太陽電池を用いる。また、負荷が1日に消費する当日分の負荷電力を供給するだけの静電容量を有し、前記太陽電池が発電した電力により充電して、電力を蓄積する電気二重層コンデンサを備える。
そして、特許文献1の太陽電池装置においては、さらに、太陽電池の周囲の照度が設定値を超えている場合には、太陽電池からの電力を前記電気二重層コンデンサに充電し、周囲の照度が設定値以下の場合には、前記電気二重層コンデンサに蓄積された電力を負荷に供給して毎日充電を繰り返すという制御を、太陽電池の出力を検出することに基づいて行なう負荷制御回路を備える必要がある。
上記の特許文献は、次の通りである。
特許第2964859号公報
以上のように、特許文献1の太陽電池装置は、予め負荷が1日に消費する電力が容易に予測可能なものに適用されるものである。
これに対して、上述ようなセキュリティシステムに用いるセンサ装置は、侵入者や物体の検出回数に応じて、スタンバイ状態からアクティブ状態となって動作する回数が定まり、負荷が消費する消費電力は予測が困難である。このため、特許文献1の技術をそのまま、センサ装置の電源装置に適用することは困難である。
そして、特許文献1の太陽電池装置では、太陽電池に光が照射されない夜間などにおいて、負荷の消費電力の予測が誤って、電気二重層コンデンサの充電電力もすべて消費してしまった場合には、センサ装置には、電源電圧が供給されない状態が現出してしまう。
センサ装置では、不意の侵入者を確実に検出することができなければならないことを考慮すると、電源電圧が供給されない事態は絶対に避けなければならない。このため、センサ装置の電源装置としては、特許文献1のような太陽電池と電気二重層コンデンサとからなる構成の電源装置は不向きである。
つまり、センサ装置の電源電圧としては、1次電池は不可欠であると考えられる。しかし、上述の従来例として説明したような複雑な構成を用いて、スタンバイ時の消費電流を微小に抑える回路構成とすることは、構成が複雑になると共に、コストアップの原因ということから、避けるべきである。
この発明は、以上の点にかんがみ、負荷の消費電流などを微小に抑えなくても、1次電池の寿命を格段に延ばすことができる電源装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明においては、
負荷が必要とする電源電圧以上の出力電圧を出力する1次電池と、前記1次電池の起電力出力端子とアノードが接続される第1のダイオードとを備えてなる第1の回路と、
前記1次電池の出力電圧よりも高い出力電圧を発生する第1の光電池と、前記第1の光電池の起電力出力端子とアノードが接続される第2のダイオードとを備えてなる第2の回路と、
前記1次電池の出力電圧よりも高い出力電圧を発生する第2の光電池と、前記第2の光電池の起電力により充電される電気二重層コンデンサと、前記電気二重層コンデンサの充電電圧がアノード側に供給される第3のダイオードとを備えてなる第3の回路と、
を備え、前記第1のダイオードのカソードと、前記第2のダイオードのカソードと、前記第3のダイオードのカソードとを共通に接続し、その共通接続点の電圧を出力電源電圧とする
ことを特徴とする電源装置を提供する。
上述の構成の電源装置においては、日中や蛍光灯が点灯していて、第1および第2の光電池に光が入射しているときには、第1および第2の光電池から起電力が得られ、第1の光電池の出力電圧は第2のダイオードのアノードに印加されると共に、第2の光電池の起電力により電気二重層コンデンサが充電され、電気二重層コンデンサの出力電圧が徐々に上昇してゆく。
第1および第2の光電池の出力電圧が1次電池の出力電圧よりも高く、電気二重層コンデンサの出力電圧が徐々に立ち上がるため、第2のダイオードのみがオンとなり、負荷には、第1の光電池の起電力による電圧が、出力電源電圧として供給される。
蛍光灯が消灯し、また、太陽光が入射しなくなったときには、第1および第2の光電池の起電力は零になる。このときには、電気二重層コンデンサの出力電圧が、1次電池の出力電圧よりも高い間は、第3のダイオードのみがオンとなり、負荷には、電気二重層コンデンサの出力電圧が、出力電源電圧として供給される。
電気二重層コンデンサの出力電圧は、負荷への放電により徐々に低くなる。そして、電気二重層コンデンサの出力電圧が1次電池の出力電圧よりも低くなると、今度は、第1のダイオードのみがオンとなり、負荷には、1次電池の出力電圧が、出力電源電圧として供給される。
したがって、1次電池が消費されるのは、第1の光電池の使用期間および電気二重層コンデンサの出力電圧の使用期間を除く期間であるので、僅かな期間となる。これにより、負荷での消費電流を減少させるなどの方策をとらなくても、電源装置の1次電池の消耗は少なく、長寿命とすることができる。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の電源装置において、
前記第3の回路の前記電気二重層コンデンサの出力電圧は、前記1次電池の出力電圧よりも高い電圧に昇圧する昇圧DC−DC(直流−直流)コンバータを通じて前記第2のダイオードのアノードに供給される
ことを特徴とする電源装置を提供する。
この請求項2の構成によれば、負荷への放電により電気二重層コンデンサの出力電圧が1次電池の出力電圧よりも低くなったときであっても、電気二重層コンデンサの出力電圧が所定電圧以上であれば、昇圧DC−DC(直流−直流)コンバータにより1次電池の出力電圧よりも昇圧DC−DCコンバータの出力電圧を高くすることができる。このため、1次電池の出力電圧の使用期間を、より短くすることが可能になる。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の電源装置において、
前記共通接続点の電圧を第1の出力電源電圧として導出すると共に、前記1次電池の起電力出力端子からの出力電圧を第2の出力電源電圧として導出する
ことを特徴とする。
この請求項3の発明によれば、負荷の回路が、電源電圧が低い系と高い系とを備えている場合であって、電源電圧が低い系は、電力消費期間が長く、電源電圧が高い系での電力消費期間が少ない場合において、第1の回路〜第3の回路から得られる第1の出力電源電圧を、電源電圧が低い回路系用とし、1次電池の出力電圧である第2の出力電源電圧を、電源電圧が高い回路系用とすることにより、より低消費電流化を図ることができる。
また、請求項4の発明は、請求項3に記載の電源装置において、
前記1次電池の起電力出力端子と、前記第1のダイオードのアノードとの間に、前記1次電池の出力電圧を、前記負荷が前記第1の出力電源電圧として必要とする電源電圧値に降圧する降圧レギュレータを設ける
ことを特徴とする。
この請求項4の発明によれば、1次電池の出力電圧を、降圧レギュレータにより、負荷が第1の出力電源電圧として必要とする電源電圧値に降圧するようにするので、1次電池の出力電圧を、大きくすることが可能となる。
この発明によれば、1次電池が消費される期間を、第1の光電池の使用期間および電気二重層コンデンサの出力電圧の使用期間を除く期間とすることができるので、僅かな期間とすることができる。これにより、負荷回路でのスタンバイ時の電流を減少させるなどの方策をとらなくても、電源装置の1次電池は、その消耗を少なくして、長寿命とすることができる。
以下、この発明による電源装置の実施形態を、負荷装置としてセキュリティ用のセンサユニットに電源電圧を供給する場合を例にとって、図を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、この発明による電源装置の第1の実施形態を含むセンサ装置の構成例を示すものである。
このセンサ装置は、この発明による電源装置の第1の実施形態としての電源ボックス10と、センサユニット20とからなる。電源ボックス10およびセンサユニット20は、例えば、屋内の事務所等の天井に取り付けられる。このとき、電源ボックス10は、後述する光電池12,13が、天井に取り付けられている照明器具、例えば蛍光灯からの光を受光できるように、当該蛍光灯の近くに設置されるのが望ましい。
電源ボックス10には、1次電池11が交換可能に取り付けられる。この実施形態では、この1次電池11は、出力電圧V1が、例えば3.6ボルトのリチウム電池が用いられている。この1次電池11の起電力出力端子11aは、ダイオードD1のアノードに接続される。ダイオードD1のカソードは、電源ボックス10からの出力電源電圧の出力端子10aに接続される。1次電池11とダイオードD1とにより第1の回路が構成される。
また、電池ボックス10には、2個の光電池12および13が、蛍光灯からの光や太陽光を受光できるように、設けられている。2個の光電池12および13は、この例では同一のものであって、その出力電圧V2が、1次電池11の出力電圧V1よりも高いものが用いられる。この例では、光電池12および13は、出力電圧V2が例えば5ボルトで、負荷電流が例えば500μAのものが用いられる。
そして、光電池12(以下、この光電池12を第1光電池12と称す)の起電力出力端子12aは、ダイオードD2のアノードに接続される。ダイオードD2のカソードは、出力端子10aに接続される。第1光電池12とダイオードD2とにより第2の回路が構成される。
また、光電池13(以下、この光電池13を第2光電池13と称す)の起電力出力端子13aは、ダイオード14および電気二重層コンデンサ15を通じて接地され、電気二重層コンデンサ15が、第2光電池13の起電力で充電されるように構成されている。この例では、電気二重層コンデンサ15は、静電容量が例えば数ファラッド程度のものが用いられる。
ダイオード14と電気二重層コンデンサ15との接続点には、電気二重層コンデンサ15の充電電圧Vcが得られる。このダイオード14と電気二重層コンデンサ15との接続点は、昇圧DC−DC(直流−直流)コンバータ16の入力端に接続される。
昇圧DC−DCコンバータ16は、この例では、定格出力3.8ボルト程度のものが使用され、その入力電圧(電気二重層コンデンサ15の充電電圧Vc)が約1ボルト〜3.8ボルトのときには、この昇圧DC−DCコンバータ16の出力電圧V3として、定格出力の3.8ボルトが得られる。そして、昇圧DC−DCコンバータ16の入力電圧Vcが3.8ボルトを超えると、その入力電圧Vcに応じて、昇圧DC−DCコンバータ16の出力電圧V3は上昇する。
そして、昇圧DC−DCコンバータ16の出力端子は、ダイオードD3のアノードに接続され、このダイオードD3のカソードは、電池ボックス10の出力電源電圧の出力端子10aに接続される。第2光電池と、電気二重層コンデンサ15と、昇圧DC−DCコンバータ16およびダイオードD3とにより、第3の回路が構成される。
電池ボックス10の出力電源電圧の出力端子10aは、ヒューズ31を通じてセンサユニット20の電源端子20aに接続される。
センサユニット20においては、電源端子20aを通じて入力された電源電圧は、降圧レギュレータ21で、センサユニット20内の回路に供給するのに必要な電源電圧値、例えば3.3ボルトにされると共に、安定化される。そして、降圧レギュレータ21からの安定化された電源電圧は、センサ回路22、増幅回路23、制御回路24および無線送信回路25に、その電源電圧として供給される。
センサ回路22は、この例では、微弱な赤外線を検知することにより侵入者などを検知する焦電センサを備える。そして、センサ回路22は、焦電センサで侵入者などを検知すると、そのことを示す検知出力信号を、増幅回路23を通じて制御回路24に供給する。
制御回路24は、この例では、マイクロコンピュータを備えて構成され、無線送信回路25を、通常は、スリープ状態にして、センサユニット20を電力消費が少なくなるスタンバイモードにするように制御する。このスタンバイモードにおいては、センサ回路22と、増幅回路23と、制御回路24には電源電圧が与えられ、侵入者の検出が常時可能となるようにしている。この例では、スタンバイモード時の電流は、約100μAとされる。
そして、センサ回路22で、侵入者を検知して、その検知信号を出力すると、制御回路24は、増幅回路23を通じてセンサ回路22からの検知出力信号の受信を検知し、無線送信回路25をスリープ状態から動作状態にして、図示を省略した監視装置本体に対して、前記検知出力信号に対応するセンサ出力信号を無線送信させるように制御する。検知出力信号に対応するセンサ出力信号の無線送信時には、この例では、数10mAのパルス電流が流れる。
[電源ボックス10の動作説明]
電源ボックス10の動作を、図2の電圧波形からなるタイミングチャートを参照しながら説明する。以下の説明においては、センサ装置は、太陽光が入射しないビルの中の事務所などの天井に、蛍光灯の近傍に取り付けられているものとして説明する。この場合には、第1光電池12および第2光電池13は、蛍光灯の光の照射により起電力を発生する。
図2の例では、例えば、朝、出勤してきた事務員などにより時点t1で蛍光灯が点灯され、夜の時点t2において、帰宅する事務員などにより蛍光灯が消灯される。そして、次の朝、出勤してきた事務員などにより時点t3で蛍光灯が再点灯されるという動作を、毎日、繰り返すものとする。
図2において、時点t1において、蛍光灯が点灯されると、第1光電池12の出力電圧V2および第2光電池13の出力電圧が、即座に約5ボルトまで立ち上がる。
そして、第2光電池13の出力電圧により電気二重層コンデンサ15の充電が開始される。このため、蛍光灯が点灯している間では、昇圧DC−DCコンバータ16の出力電圧V3は、電気二重層コンデンサ15の充電電圧Vcが約1ボルトになるまでは徐々に立ち上がり、充電電圧Vcが約1ボルト以上になると、出力電圧V3は、3.8ボルトで一定となる。そして、電気二重層コンデンサ15の充電電圧Vcが3.8ボルト以上になると、昇圧DC−DCコンバータ16の出力電圧V3は、充電電圧Vcに応じた出力電圧値となる。
したがって、蛍光灯が点灯している時点t1から時点T2までの間において、電気二重層コンデンサ15の充電電圧Vcが、第2光電池13の出力電圧に等しくなるまでの間は、第2の回路のダイオードD2のみがオン(ダイオードD1およびD3はオフ)となり、第1光電池12の出力電圧V2が、出力電源電圧として出力端子10aを通じてセンサユニット20に供給される。
そして、時点t1から時点T2までの間において、電気二重層コンデンサ15の充電電圧Vcが、第2光電池13の出力電圧に等しくなると、第2の回路のダイオードD2のみでなく、第3の回路のダイオードD3もオンとなり、第1光電池12の出力電圧V2および昇圧DC−DCコンバータ16の出力電圧V3が、出力電源電圧として出力端子10aを通じてセンサユニット20に供給される。
時点t2において、蛍光灯が消灯されると、第1光電池12および第2光電池13の出力電圧は零になる。しかし、電気二重層コンデンサ15が充電されていて、その充電電圧Vcは、1次電池11の出力電圧V1よりも高くなっているので、第3の回路のダイオードD3のみがオン(ダイオードD1およびD2はオフ)となり、昇圧DC−DCコンバータ16の出力電圧V3が、出力電源電圧として出力端子10aを通じてセンサユニット20に供給される。
そして、出力電圧V3がセンサユニット20に電源電圧として供給されることにより、電気二重層コンデンサ15は放電されることになり、充電電圧Vcは徐々に下がる。そして、充電電圧Vcが3.8ボルトよりも低くなっても、充電電圧Vcが約1ボルト以上であるときには、昇圧DC−DCコンバータ16により、出力電圧V3は、1次電池11の出力電圧(3.6ボルト)よりも高い3.8ボルトに維持される。
そして、出力電圧V3が、昇圧DC−DCコンバータ16により、3.8ボルトに維持されている間は、第3の回路のダイオードD3のみがオンとなる状態を継続し、昇圧DC−DCコンバータ16の出力電圧V3が、出力電源電圧として出力端子10aを通じてセンサユニット20に供給される。
蛍光灯の消灯期間が継続して、電気二重層コンデンサ15の充電電圧Vcが1ボルトよりも小さくなると、昇圧DC−DCコンバータ16の出力はほぼ零となる。すると、第1の回路のダイオードD1がオンとなり、1次電池11の出力電圧V1が、出力電源電圧として出力端子10aを通じてセンサユニット20に供給される。
その後、蛍光灯が時点t3で点灯されると、前述の時点t1のときと全く同様にして、第2の回路のダイオードD2のみがオンとなって、上述した動作を繰り返すようになる。
したがって、図2において、期間Peで示すように、1次電池11が消費されるのは、電気二重層コンデンサ15の充電電圧Vcが約1ボルトよりも小さくなってから、次に蛍光灯が点灯されるまでの間のみとなり、僅かの期間となる。したがって、1次電池11の消耗が抑えられて、1次電池の寿命が長くなる。
例えば、図1の例のセンサ装置においては、センサユニット20のスタンバイ時の電流が100μA程度で、センサ出力信号の無線送信時のパルス電流が数10mAであったときに、1次電池11は、5年〜10年の間、電池交換することなく、使用し続けることができる。
[第2の実施形態]
上述の第1の実施形態では、センサユニット20では、降圧レギュレータ21により、3.3ボルトの電源電圧を得るようにしたが、これは、無線送信回路25が3.3ボルトの電源電圧を必要としているからである。しかし、センサ回路22、増幅回路23および制御回路24は、3.3ボルトまでは必要ではなく、2.7ボルトで作動可能である。
そこで、この第2の実施形態では、センサユニット20において、電源系を、3.3ボルトの無線送信回路25用と、2.7ボルトのセンサ回路22、増幅回路23および制御回路24用とに分けるようにして、さらに低消費電流化を図るようにする。
図3は、この発明による電源装置の第2の実施形態を含むセンサ装置の構成例を示すものである。この第2の実施形態においては、電源ボックス10は、第1の出力端子10aと第2の出力端子10bを備え、また、センサユニット20は、第1の電源端子20aと第2の電源端子20bとを備える。
この第2の実施形態の電源ボックス10においては、1次電池17は、出力電圧が3ボルトのリチウム電池を、2個、直列に接続したもので構成する。したがって、1次電池17の出力電圧V4は、6ボルトである。そして、この1次電池17の出力電圧V4を、電源ボックス10の第2の出力電源電圧として、第2の出力端子10bに導出する。そして、この第2の出力端子10bから導出される第2の出力電源電圧がヒューズ32を通じて、センサユニット20の第2の電源端子20bに供給される。
また、1次電池17の出力電圧V4は、降圧レギュレータ18により、3.2ボルトに降圧されると共に安定化された出力電圧V5とされる。この出力電圧V5がダイオードD1のアノード側に印加される。したがって、第1の回路は、1次電池17と、降圧レギュレータ18およびダイオードD1で構成される。
また、この第2の実施形態では、電気二重層コンデンサ15の充電電圧Vcを昇圧するコンバータとして、昇圧DC−DCコンバータ19を用いる。この昇圧DC−DCコンバータ18としては、この例では、定格出力が3.3ボルト程度のものを使用する。
この昇圧DC−DCコンバータ18は、その入力電圧である電気二重層コンデンサ15の充電電圧Vcが約1ボルトから3.3ボルトまでのときには、その出力電圧V6が、定格出力3.3ボルトとなり、充電電圧Vcが3.3ボルト以上になると、その出力電圧V6が、充電電圧Vcに応じて上昇するものとなる。そして、この昇圧DC−DCコンバータ18の出力電圧V6が、ダイオードD3のアノード側に印加される。第3の回路は、第2光電池13と、電気二重層コンデンサ15と、この昇圧DC−DCコンバータ18と、ダイオードD3とからなる。
なお、第2の回路は、第1の実施形態と同様に第1光電池12とダイオードD2とからなる。
そして、この第2の実施形態では、電源ボックス10の第1の出力端子10aからの第1の出力電源電圧は、ヒューズ31を通じて、センサユニット20の第1の電源端子20aに入力される。
センサユニット20においては、第1の電源端子10aは、降圧レギュレータ26の入力端に接続される。この降圧レギュレータ26は、電源ボックス10からの第1の出力電源電圧から、センサ回路22、増幅回路23および制御回路24用の電源電圧としての2.7ボルトの安定化出力電圧を生成し、当該安定化出力電圧をセンサ回路22、増幅回路23および制御回路24の電源電圧として供給する。
また、センサユニット20の第2の電源端子10bは、降圧レギュレータ27の入力端に接続される。この降圧レギュレータ27は、電源ボックス10からの第2の出力電源電圧V4から、無線送信回路25の電源電圧としての3.3ボルトの安定化出力電圧を生成し、当該安定化出力電圧を無線送信回路25に供給する。無線送信回路25は、制御回路24からの指示を受けて、センサ回路22から検知信号が得られないスタンバイモードのときには、スリープ状態とされ、電力消費が最小限に抑えられる。
この第2の実施形態においても、第1の回路、第2の回路および第3の回路による第1の出力電源電圧の出力動作は、第1の実施形態とほぼ同様である。
ただし、この第2の実施形態においては、センサユニット20のスタンバイ時の低消費電流は、第1の回路〜第3の回路により形成する第1の出力電源電圧により負担し、センサ出力が制御回路24で検出されて、センサ出力信号が無線送信回路25から無線送信されるときの数10ミリアンペアのパルス電流は、1次電池17から直接供給するようにする。
以上のような第2の実施形態の構成によれば、センサ回路22、増幅回路23および制御回路24を、3.3ボルトよりも低い2.7ボルトで動作させることができるので、より低消費電流化を実現することができる。
[その他の実施形態および変形例]
上述の実施形態は、電源装置を、センサ装置の電源装置として使用したが、この発明による電源装置が対象とする負荷装置は、センサ装置に限られるものではないことは勿論である。
また、上述の実施形態では、電源装置は屋内の天井の蛍光灯などの照明器具の近傍に設置される場合について説明したが、屋外であっても、日中は太陽光が光電池に入射し、夜間になると、光電池への光の入射がなくなることから、上述の場合と同様に、この発明による電源装置が適用できるものであることは言うまでもない。
この発明による電源装置の実施形態を含む電子装置としてのセンサ装置の構成例を示すブロック図である。 図1の実施形態の電源電圧の供給動作を説明するために用いる図である。 この発明による電源装置の他の実施形態を含む電子装置としてのセンサ装置の構成例を示すブロック図である。 この発明による電源装置が適用される従来のセンサ装置の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
10 電源ボックス
20 センサユニット
11 1次電池
12 第1光電池
13 第2光電池
15 電気二重層コンデンサ
16,19 昇圧DC−DCコンバータ
18 降圧レギュレータ
D1〜D3 ダイオード

Claims (4)

  1. 負荷が必要とする電源電圧以上の出力電圧を出力する1次電池と、前記1次電池の起電力出力端子とアノードが接続される第1のダイオードとを備えてなる第1の回路と、
    前記1次電池の出力電圧よりも高い出力電圧を発生する第1の光電池と、前記第1の光電池の起電力出力端子とアノードが接続される第2のダイオードとを備えてなる第2の回路と、
    前記1次電池の出力電圧よりも高い出力電圧を発生する第2の光電池と、前記第2の光電池の起電力により充電される電気二重層コンデンサと、前記電気二重層コンデンサの充電電圧がアノード側に供給される第3のダイオードとを備えてなる第3の回路と、
    を備え、前記第1のダイオードのカソードと、前記第2のダイオードのカソードと、前記第3のダイオードのカソードとを共通に接続し、その共通接続点の電圧を出力電源電圧とする
    ことを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置において、
    前記第3の回路の前記電気二重層コンデンサの出力電圧は、前記1次電池の出力電圧よりも高い電圧に昇圧する昇圧DC−DC(直流−直流)コンバータを通じて前記第2のダイオードのアノードに供給される
    ことを特徴とする電源装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電源装置において、
    前記共通接続点の電圧を第1の出力電源電圧として導出すると共に、前記1次電池の起電力出力端子からの出力電圧を第2の出力電源電圧として導出する
    ことを特徴とする電源装置。
  4. 請求項3に記載の電源装置において、
    前記1次電池の起電力出力端子と、前記第1のダイオードのアノードとの間に、前記1次電池の出力電圧を、前記負荷が前記第1の出力電源電圧として必要とする電源電圧値に降圧する降圧レギュレータを設ける
    ことを特徴とする電源装置。
JP2004058688A 2004-03-03 2004-03-03 電源装置 Expired - Fee Related JP4086800B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004058688A JP4086800B2 (ja) 2004-03-03 2004-03-03 電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004058688A JP4086800B2 (ja) 2004-03-03 2004-03-03 電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005253170A true JP2005253170A (ja) 2005-09-15
JP4086800B2 JP4086800B2 (ja) 2008-05-14

Family

ID=35033129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004058688A Expired - Fee Related JP4086800B2 (ja) 2004-03-03 2004-03-03 電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4086800B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007252146A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Sharp Corp 給電システム
WO2014162786A1 (ja) * 2013-04-02 2014-10-09 オムロン株式会社 センサ装置およびモニタリングシステム
WO2017141504A1 (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 株式会社フジクラ 蓄電システム及び蓄電方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007252146A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Sharp Corp 給電システム
JP4641507B2 (ja) * 2006-03-17 2011-03-02 シャープ株式会社 給電システム
WO2014162786A1 (ja) * 2013-04-02 2014-10-09 オムロン株式会社 センサ装置およびモニタリングシステム
JP2014204511A (ja) * 2013-04-02 2014-10-27 オムロン株式会社 センサ装置およびモニタリングシステム
CN105103401A (zh) * 2013-04-02 2015-11-25 欧姆龙株式会社 传感器装置及监视系统
EP2983269A4 (en) * 2013-04-02 2017-03-08 Omron Corporation Sensor device and monitoring system
US9787181B2 (en) 2013-04-02 2017-10-10 Omron Corporation Sensor device and monitoring system
WO2017141504A1 (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 株式会社フジクラ 蓄電システム及び蓄電方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4086800B2 (ja) 2008-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7400911B2 (en) Wireless node and method of powering a wireless node employing ambient light to charge an energy store
CN103139936B (zh) 能量自供给的无线传感器网络节点
JP6122974B2 (ja) センサノード、及びセンサノードの制御方法
CN108292857B (zh) 自持能量采集系统的自适应电力管理
US9529418B2 (en) Power supply control device, power supply system and electronic device
US7566828B2 (en) Power source device and charge controlling method to be used in same
JP5857119B1 (ja) 蓄電システム、及び蓄電方法
JP2006204024A (ja) 電源供給制御方法、電子装置およびそれを用いたシステム
JP4845866B2 (ja) 端末網制御装置用電源装置
JP2006073503A (ja) 燃料電池システム
JP2009153306A (ja) 太陽光発電システム
JP2012161190A (ja) 太陽光発電システム
JP2006154963A (ja) 無線センサ装置
Dekimpe et al. A battery-less BLE IoT motion detector supplied by 2.45-GHz wireless power transfer
JP2019149895A (ja) センサ装置及びセンサシステム
KR101374830B1 (ko) 센서노드의 전력공급 제어장치 및 방법
JP4086800B2 (ja) 電源装置
CN111480279A (zh) 用于向负载提供电能的混合电源控制系统以及相应方法和包括这种控制系统的传感器
JP2010226857A (ja) 電源供給システム
JP4899470B2 (ja) 無線センサ装置
JP2019046157A (ja) センサ装置及びセンサ装置の制御方法
JP2005210776A (ja) バッテリーチャージャー付ポータブル電源システム
JP2015169646A (ja) 物体検知装置
CN117117996A (zh) 供电装置及相应的蓝牙设备、方法、计算机设备和介质
Eshaghi et al. An Energy Harvesting Solution for IoT Sensors

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061121

A977 Report on retrieval

Effective date: 20071119

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20080213

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20080219

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees