JP2005253053A - 拡張ベクトル誤差拡散 - Google Patents

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Abstract

【課題】拡張ベクトル誤差拡散(VED)方法により、複数の階調のカラー画像を装置出力色空間にて印刷する。
【解決手段】上記方法は、入力色空間に特徴付けられた入力カラー画像データを取得するステップと、入力データを取得可能なあらかじめ確立されたVED蓄積誤差データを用いて処理するステップと、VED処理された出力カラー画像データストリームを生成するステップと、上記VED蓄積誤差データを、次の処理サイクルに適したように変更するステップと、を含んでいる。上記生成のステップは、ある色は白であると表明するために輝度値を閾値処理するステップに加え、カラーデータパレットを採用するステップを含む。カラーデータパレットは、(1)分光光度計が数値表示した実際の出力印刷エンジン性能に基づく、装置出力色空間ピクセル値の集合、および(2)一次出力色空間値および白の間に存在する、三つの架空の装置出力色空間値のみを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベクトル誤差拡散(以下VEDと称す)を拡張して採用する方法に関し、画像形成装置、典型的には、プリンタ(たいていのプリンタの場合、C、M、Y、K色空間における複数の階調のカラー画像(bi-tonal color images)を生成(印刷)する複数階調印刷エンジン(a bi-tonal printing engine)として動作するプリンタ)に関するものである。
本発明は、ベクトル誤差拡散(以下VEDと称す)を拡張して採用する方法に関し、画像形成装置、典型的には、プリンタ(たいていのプリンタの場合、C、M、Y、K色空間における複数の階調のカラー画像(bi-tonal color images)を生成(印刷)する複数階調印刷エンジン(a bi-tonal printing engine)として動作するプリンタ)に関するものである。なおここでは、このようなエンジンによる印刷出力色空間は、装置出力色空間(a device output color space)と称する。
〔背景技術および発明の概要〕
本発明は、ベクトル誤差拡散(以下VEDと称す)を拡張して採用する方法に関し、画像形成装置、典型的には、プリンタ(たいていのプリンタの場合、C、M、Y、K色空間における複数の階調のカラー画像(bi-tonal color images)を生成(印刷)する複数階調印刷エンジン(a bi-tonal printing engine)として動作するプリンタ)に関するものである。なおここでは、このようなエンジンによる印刷出力色空間は、装置出力色空間(a device output color space)と称する。本発明により開示される拡張は、特に、画像のハイライト領域に適用される。このハイライト領域において本発明を実施することにより、粒状性は最小限に抑えられる。本発明の好ましい実施の形態および実用化の方法をここに開示する。なお、ここでは、元のカラー画像のデータ(以下入力カラー画像データと称す)が最初はR、G、B色空間に「存在」し、まず、L、a、b色空間(以下入力色空間)のデータファイルへと変換される。上記L、a、bファイルは、次に、本発明の各ステップによって処理され、プリンタによって印刷される。このプリンタは、上述の通り、ここでは装置出力色空間と称される、C、M、Y、K色空間における複数の階調の画像を印刷するプリンタである。このように、ここで開示される本発明の詳細な説明では、入力の色空間と出力の色空間とは異なるとしているが、この点は、必ずしも本発明の必須要件ではない。なお、本発明ではC、M、Y、K出力色空間プリンタを、本実施の形態のプリンタおよび印刷エンジンとして説明のために用いるが、ここで説明および記述がなされる通り、本発明は、C、M、Y装置出力色空間のケースを単に典型例として取り上げるだけである。C、M、Y色空間を、ここでは特に、「採用された」装置出力色空間と称す。
本発明は、いくつかの独自の特徴、様相(facets)、有利な点、また、カラー画像処理の、ピクセル一つ一つに対するサイクルにおける各機能を以下で開示しているが、これより上記独自の特徴、様相、有利な点を、本導入部分にて簡単に言及する。とりわけ、本発明の拡張ベクトル誤差拡散(VED)は、本発明により特別に生成されたカラー値パレット、またはテーブル(以下単にパレット/テーブルと称する)を採用する。上記パレット/テーブルは、ルックアップテーブルの役割を果たす機能を有している。そして、上記パレット/テーブルは、選択されたプリンタの実際の印刷性能を分光光度測定により分析し、その分析に基づいて、入力色空間ピクセル値をC、M、Y装置出力色空間値に対応付ける。パレットは、特別にまた独自に以下の点を特徴としている(また以下のように生成される)。その特徴の一つとしては、パレットは、白に関係する値を一つも含まず、それによって、さらに、本発明によれば、パレットは三つの架空の(fictional)色C’、M’、Y’に関係するカラー値の三つの架空の集合を含んでいる点が挙げられる。上記架空のC’、M’、Y’カラー値は、(ユーザが選んで入力することで)選択され、事実上、白の値と、上述の分光光度測定により決定されたC、M、Yの値それぞれとの「間」に置かれる。
本発明を実現するための、上記分光光度測定法の実施についてさらに記述すると、使用するために選択されたC、M、Y、Kプリンタは、一次色C、M、Yのカラーパッチの集合を印刷するために、また、二次色C+M、C+Y、M+Y、C+M+Yのカラーパッチの集合を印刷するために操作される。Kは採用される必要はなく、ここでも取り上げない。上記印刷が実施されると、分光光度計は、各パッチに対して、それぞれのL、a、bピクセルカラー値を実際に出力できるような読み取り方で、上記の各カラーパッチを読み取る。上記の性能を測定されるL、a、bカラー値は、適切に「調整」され、0から100の値の範囲内に置かれて、上述のカラー値パレットの大部分は完成する。なお、上記の0から100の範囲は「コンピュータ」の範囲の0から255に相当する。ここで、本発明の好ましい実施の形態および実用化の方法において、パレットは、L、a、b色空間値を含み、パレットは、印刷デバイスに依存しない、どのような適切な色空間値を用いて構成されてもよい。このように、本発明の好ましい実施の形態および実用化の方法は記述される。
出力画像についての出力カラーは、選択されたプリンタ(印刷エンジン)に伝達され、パレットの「ルックアップテーブルが採用した値」に基づき印刷される。出力カラーは、常に、C、M、Y、K色空間の一次または二次色のうちの一つである。上記をどのように実行するか、および、上述の架空の値は、本発明において、どのような点で有利であるのかについては、以降発明の詳細な説明の項で詳述する。ここで、それらを簡単に述べることは有益である。すなわち、上記の架空のC’、M’、Y’値があるという点と同じく、パレットに白の値がないという点も、暗めの二次色ピクセル分布よりもむしろ、明るめの一次色ピクセル分布に対してよりよい状況を生み出している。この分布は、出力され、印刷された、カラーの複数階調の画像内のハイライトと定義された領域において、採用され得る。本願が請求する特徴により確立される上記の条件によって、上述のような画像領域における好ましくない粒状性を抑制することが可能となる。
要点を押さえたルックアップテーブルを用いるだけで、ピクセル値を補間(interpolation)する必要なく、ベクトル誤差拡散(VED)を簡単に実施することができる。上記テーブルにそれぞれについての白の値がないという点は、本発明の他の特徴と直結している。本段以下に、概要を説明する。上述の架空のC’、M’、Y’値の存在は、画像のハイライト領域における粒状性の最小化において、ある場面で一次C、M、Y出力カラーを強制的に選択することで、重要な役割を果たす。ある場面とは、本発明の方法により「仲介者」をさしはさむという利点を享受しない状況において、暗めの二次色が画像のハイライト領域に出力され、そこに粒状性が目立って現れてしまうような場面のことである。
上でごく簡単に述べた上記特徴に関して、取得された元の画像ピクセルデータは、そのデータが最初にどの色空間に存在していたとしても、まず純粋な白か、または純粋な黒かのいずれかのピクセルを呼び出すために、再検査される。これらの遭遇した(encountered)ピクセルは、いかなるVED処理も施すことなく、また上記パレット/テーブルなどにおいていかなる処理を施すこともなく、印刷のためプリンタに直接送信される。
本発明のもう一つの特徴によれば、上でおおまかに述べた通り、白と黒のピクセルが選び取られた後、またさらにその後ベクトル誤差拡散(VED)処理が、入力色空間の画像において適用された後の、本発明の実施のある段階において、輝度の閾値処理(luminance thresholding)が実施される。なお、以下で別途説明するように、L、a、b色空間は、入力色空間として採用され、閾値はLとして、例えば245などとすることが好ましい。上記輝度閾値はユーザによっていかなる値でも適切に選択され得るが、一般に、純粋な白(通常255)の値に比較的近い値が選択される。上記の特定の閾値は、絶対に上記の通りでなければならないということではなく、ほとんどのアプリケーションで適用可能であればよい。本発明によれば、輝度の閾値処理を適用することにより、VED処理されたいかなるピクセルであっても、選択された閾値を越えるL値を有していれば、白のピクセルとして表明される。その他すべてのピクセルは、上記パレット/テーブルを用いた比較処理の方に回される。上記Lの閾値処理を用いれば、上記パレット/テーブル値において白の値を持っておく必要がなくなり、そのことが複数階調の出力画像の最終的な印刷の際に粒状性を最小限に抑えるのに大きく貢献するという点で有利である。
本発明により開示される上記の、また他の特徴点および有利な点は、附属の図面を参照しながら以下の発明の詳細な説明の項にて、より完全に示される。
〔図の簡単な説明〕
図1は、本発明の好適な、および最適な実施形態と、実用化の方法とを模式的に示すブロック図である。
図2は、測定されたL、a、b色空間値の典型例を示す表である。このL、a、b色空間値は、選択されたC、M、Y、Kプリンタで印刷された、一次色、C、M、Yと、二次色、C+M、C+Y、M+Y、C+M+Yについてのパッチを直接特徴付ける。なお、この表のすべての値はカラー値パレット/テーブルにおいてここで使用される。
図3は、図2に示す上記測定されたL、a、b値と共に、パレット/テーブルにおいて使用するために選択された「架空の」L、a、b色空間値の典型例を示す表である。
図2および図3を、ひとまとめにして上述の通りパレット/テーブルと称する。
〔発明の詳細な説明〕
図の説明に戻れば、図1の10は、本発明の好適な、および最適な実施形態と、実用化の方法とを大略的に示すブロック図である。図1には、互いに連結する八つのブロック、12、14、16、18、20、22、24、26、が示される。図示されているように、上記ブロックから(およびブロックへと)単一方向の矢印が伸びているが、これについては後述する。上記矢印は、データ通信の接続を表している。
また、図1のブロック28は、複数の階調のカラー画像を印刷するために設計された一般のC、M、Y、K色空間プリンタを表す。つまり(以下でさらに、また本段でおおまかに記述されている通り)、プリンタ28は、実際には図1に示される他のブロックのいくつかに適切に接続されており、(a)白、(b)黒、(c)一次色C、M、Y、(d)二次色C+M、C+Y、M+Y、C+Y+Mを「印刷する」機能を備えている。
ブロック12は、「存在」する、あるいはより具体的には、データファイルがR、G、B色空間に存在するピクセル値を含む、元のカラー画像を表す。以下の説明で取り上げるために述べると、ここで、ブロック/画像12は、純粋な白と純粋な黒との両方のピクセル(いわゆる、ハイライト(明るい)領域)を「その他の色」のピクセルに加えてさらに含んでいると想定する。
接続矢印30は、ブロック/画像12をブロック14へと接続している。これは、従来の画像処理の段階を、つまり、ブロック14の、画像12の上記データファイルをR、G、B色空間からL、a、b色空間へと変換する機能を表している。L、a、b色空間は、本発明に従って処理されるべきカラー画像についての一般的な入力色空間をここで説明するために単に選択されているだけである。
まず、元の画像12がL、a、b色空間へと変換される。次に、そのデータは、ブロック14から接続矢印32を介してブロック16へと送られる。このブロック16は、ピクセル一つ一つに対して、純粋な白また純粋な黒のいずれかに変更するべき特定のピクセルであるか否かを決定するための問い合わせを実行する。上記条件のうちいずれか一つが真であれば、そのピクセルは接続矢印34を介して直接プリンタ28に送られる。
一方、上記白/黒の条件に合致しないピクセルについては、その処理は接続矢印36を介してブロック18に回され、VED処理が行われる。特に、ブロック18で行われていることに関して述べると、このブロックに存在するピクセルの入力L、a、bピクセル値に誤差補正を施すか否かは、当該画像に関して、先に実行されている処理の履歴次第である。上記誤差補正とは、ピクセルのL、a、b値をいずれかの方向に変更する補正のことである。これをふまえ、一旦ブロック24、26の説明に移る。ブロック24(誤差補正)およびブロック26(誤差バッファリング)は、(a)ベクトルの誤差補正の計算と、(b)上記計算に関する「蓄積」の実行と、(c)次回使用するための、常に更新される誤差補正L、a、b値の適正なバッファリングとを取り扱う。上記誤差補正L、a、b値は、ブロック18に存在する、ブロック16から矢印36を介して送られてくるいかなるピクセルに対しても、該ブロック18において適用される。ピクセルのカラー値に適用されるべき誤差補正は、接続矢印38を介してブロック26からブロック18へと送られる。
何の補正も施されなかった場合、ピクセルは、ブロック18については単に通過するのみで、接続矢印40を介してブロック20へと送られる。補正が施された場合、適正な変更がそのピクセルのL、a、b値に対して行われる(各補正は、誤差バッファリングブロック26を通して取得可能となった、特有のいかなる補正情報によってでも決定される)。このようにして「補正された」ピクセルはブロック20へと送られる。
本発明の実用化方法では、ブロック20において、もう一つの独自のステップが実行される。ここで、ピクセルのL値は、その値が、事前に確立した既述の輝度(L)閾値を越えるか否かを決定するための輝度「閾値処理」を任されている。
既述の通り、説明のためにここで閾値として採用される値は、0から255の範囲のうちの245である。ピクセルのL値が上記閾値Lを越えた場合、ピクセルは白のピクセルとして表され、次に、接続矢印42を介してプリンタ28へと送られる。このようなピクセルが属しているカテゴリーは、ブロック22により表される対応の値が入ったパレット/テーブルには存在しない。ピクセルのL値が上記閾値を越えない場合、そのピクセルは、接続矢印44を介してパレット/テーブル22へと送られる(つまり、そのピクセルのカラー値が送られる)。
続いて、L、a、b値がパレット/テーブル22に存在するピクセルに関しては、ベクトル比較が実行される。このベクトル比較は、上記テーブルに存在するどのカラー値が、該存在するピクセルのカラー値からの「最短距離」(ベクトル差分)(”closest distance” (a vector difference))を有しているかを決定するために実行される。上記距離を決定するための公知の方程式は、
ΔE=[ΔL+Δa+Δb1/2
である。
上記最短距離の問題に対する解を求めるための、どのようなカラー値のテーブルのセットでも、ピクセルのカラーを決定することができる。そしてこのピクセルのカラーは、接続矢印46を介してプリンタ28へと出力(伝達)される。このように、例えば、もし、Cカラーピクセルが「最短距離」の特徴を有すると決定されたピクセルであれば、Cカラーピクセルはそのまま出力される。もし、C+Mカラーピクセルが最短距離と決定されたピクセルであれば、C+Mカラーピクセルが上記プリンタに出力される。
上記架空のC’、M’、Y’カラー値集合のうちの一つが、その値についての「最短距離」算出ポイントとして確立されるような状況においては、対応する一次色ピクセルがプリンタへと出力される。従って、「最短距離」ピクセルがC’ピクセルであると計算された場合は、Cピクセルがプリンタへと出力される。以下の表1は、この本発明の重要な概念を表している。
Figure 2005253053
上記パレット/テーブルに含まれている値などの、一次色ピクセルまたは二次色ピクセルのいずれか一つのみから必ずカラー値を得るピクセルを、プリンタへと出力あるいは伝達する上記処理は、従来用いられてきたピクセル値補間法(pixel-value interpolation)を用いずに済む、主な一因である。
パレット22で行われる比較作業に基づきピクセルが出力された後、続いて処理は接続矢印48を介してブロック24へと回される。ブロック24では、本願の新規のベクトル誤差計算が実行される。この計算は、L、a、b値の差分に関連して実施される。このL、a、b値の差分とは、第一段階においてパレット22での比較により生じた値である入力ピクセルのL、a、b値と、実際の出力L、a、b値との差のことである。新規のベクトル誤差計算(ここでは、VED蓄積誤差データと称す)は、接続矢印50を介して誤差バッファリングブロック26に保存される。
後段に続くさらに詳細な記述は、上で取り上げた、カラーデータパレット/テーブルを採用する手順と、およびブロック26、18にて後で処理されるピクセルカラー値へと拡散するために蓄積ベクトル誤差を計算する手順とを、2つの例を用いて説明する。
カラー値テーブルでは、Cは46、−18、−53の値を持っており、C’は、99、0、−1の値を持っている。もしこのテーブルに存在する値が、ブロック18においてベクトル誤差処理が実行された後に、44、−16、−49の値を持っていれば、このようなピクセルは、それの「最短距離」はC値であると決定される。続いて、ピクセルCはプリンタ28へと出力される。上記ピクセルCを出力するのに、カラー値46、−18、53が「消費」される。この消費により生じた誤差を(ブロック24にて)計算するために、「使用された」カラー値は「現在のピクセル」カラー値から差し引かれる。上記の処理により算出される誤差は、2、2、4となる。この誤差の結果は、後に処理されるピクセルに対して次回使用するために、誤差バッファリングブロック26へと送られる。
もしこのテーブルに存在する、もう一つのベクトル誤差処理されたピクセルが99、0、−2の値を持っていれば、テーブルに存在する、カラー値の「最短距離」集合のうち、C’に関連付けられた架空の値と関連があると決定付けられる。C’、M’、Y’に関連付けられた架空の値が、「最短距離」値とみなされたときは、対応する一次色の値の集合が、プリンタに出力される値として選択されるという点を想起すると、Cピクセルの値が、まさに出力される値そのものである。このように、「使用された」カラー値は、第一の例の通り、46、−18、−53であり、計算され、蓄積された誤差の値は、53、18、51となる。
このように、本発明は、画像のハイライト領域の特徴と質を向上させることに特化したベクトル誤差拡散の、独自の方法を提供する。
本発明は、以下を含むことを特徴としている。
(a)純粋な白および純粋な黒のカラー値を有する、あらかじめそれぞれ処理される入力ピクセルをすぐに印刷するための偏向(deflection)を実施すること。
(b)あらかじめ決定された輝度閾値を後続のVED処理されたピクセルに適用すること。(これにより、ある範囲の色を持つあるピクセルは、この後印刷に回される白のピクセルとして表明される。)
(c)特に複数階調印刷エンジンにより印刷される実際のカラーピクセルの白を除いた値が入った、パレット/テーブルのデータを用いること。
(d)あらかじめ選ばれている上記パレット/テーブルのデータに、(以下に記載の)架空のカラー値C’、M’、Y’を取り入れること。
(e)印刷エンジンに送るための出力色空間における一次色および二次色に見られる値のみの、比較と選択を(補間法を使わずに)用いること。
本発明において、カラー値は、(実際に選択された印刷エンジンから印刷される)出力色空間の一次色および二次色と、架空の出力色空間値の選択された集合との両方に基づいている。そのカラー値のパレット/テーブル(ブロック22)に、生成されたデータが存在するという状況で実施される本発明に係るステップは、ピクセル一つ一つに対して周期的に実施される各ステップをさまざまに配列したものも含む。各ステップとはすなわち、
(a)入力カラー画像データを取得するステップ(ブロック14、および接続矢印32)。
(b)VED処理された入力カラー画像データストリームを生成するために、上記入力データを、あらかじめ確立されたVED蓄積誤差データを用いて処理するステップ(ブロック18および接続矢印36、38)。
(c)上記入力データストリームから、補間を行わずに、VED処理された出力カラー画像データストリームを生成するステップ(ブロック20、22および接続矢印38、42)
(d)関連付けられた出力カラー画像データストリームを選択された印刷エンジンへと伝達するステップ(接続矢印43)。
(e)次の処理サイクルであらかじめ確立されたVED蓄積誤差データとして採用される、上記VED蓄積誤差データを、次の処理サイクルに適したように変更するステップ(ブロック24、26および接続矢印44、46、37)。
である。さらに、上記の「生成する」ステップは、以下のステップを含む。
(a)関連付けられたピクセルがすべて白と表される側と、関連付けられたピクセルがすべて白以外の色を有するとみなされる側とに対して、入力データストリームに応じて、閾値となる輝度値を利用するステップ。
(b)上述のカラー値データ/パレットを採用するステップ。
従って、ここで述べられた本発明の好適な、および最適な実施形態と、実用化の方法とにおけるさまざまなバリエーションおよび変更も、確実に本発明の範囲内で実現することが可能である。
本発明の好適な、および最適な実施形態と、実用化の方法とを模式的に示すブロック図である。 図2は、測定された一般的なL、a、b色空間値を示す表である。 図2に示す測定されたL、a、b値と共に、パレット/テーブルにおいて使用するために選択された「架空の」L、a、b色空間値の典型例を示す表である。

Claims (11)

  1. 複数の階調のカラー画像を装置出力色空間にて印刷する複数階調カラー印刷エンジンに関するサイクルにおいて、採用することが可能な、ベクトル誤差拡散(VED)方法であって、
    上記方法は、1サイクルにつき、
    入力色空間によって特徴付けられた入力カラー画像データを取得するステップと、
    VED処理された入力カラー画像データストリームを生成するために、上記入力データを、取得可能なあらかじめ確立されたVED蓄積誤差データを用いて処理するステップと、
    上記VED処理された入力カラー画像データストリームから、装置出力色空間により特徴付けられ、かつ、印刷エンジンに伝達され、用いられるのに適した、VED処理された出力カラー画像データストリームを、補間を行わずに生成するステップと、
    次のサイクルであらかじめ確立されたVED蓄積誤差データとして採用される、上記VED蓄積誤差データを、次のサイクルに適したように変更するステップと、を含む、ベクトル誤差拡散方法。
  2. 上記各サイクルの最後に、関連付けられた上記出力カラー画像データストリームを印刷エンジンへと伝達するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 上記入力色空間と、上記装置出力色空間とは異なっている、請求項1に記載の方法。
  4. 上記入力色空間はL、a、b色空間であり、採用された上記装置出力色空間はC、M、Y色空間である、請求項1に記載の方法。
  5. 上記生成するステップは、関連付けられたピクセルがすべて白であると表される側と、ピクセルがすべて白以外の色を有するとみなされる側との輝度閾値を利用するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 上記生成するステップは、印刷エンジンが印刷可能な一次色および二次色についての装置出力色空間により決定される値に基づいた、カラー値を含むカラー値データ/パレットを、採用するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 上記生成するステップは、上記カラー値データ/パレットにおいてさらに、一次色C、M、Yと白との間のベクトル距離に存在する、任意のC'、M'、Y'色についての装置出力色空間において選択された値に基づく、架空のカラー値を採用するステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。
  8. 上記生成するステップは、
    印刷エンジンが印刷可能な一次色および二次色についての装置出力色空間により決定される値に基づいたカラー値を含む、カラー値データパレットを採用するステップと、
    ある色は白であると表明するために輝度値を閾値処理するステップに加え、一次装置出力色空間値と白との間に存在する三つの架空の装置出力色空間値と、分光光度計が数値表示した実際の出力印刷エンジン性能に基づく装置出力色空間ピクセル値の集合とのみを含む、カラー値データパレットを採用するステップと、
    を含む、請求項4に記載の方法。
  9. 上記生成するステップは、上記カラー値データパレットにおいてさらに、一次色C、M、Yそれぞれと白との間にあるベクトル距離に存在する、任意のC'、M'、Y'色についての装置出力色空間で選択された値に基づく、架空のカラー値を採用するステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. 複数の階調のカラー画像を装置出力色空間にて印刷する複数階調カラー印刷エンジンに関するサイクルにおいて、採用することが可能な、ベクトル誤差拡散(VED)方法であって、
    上記方法は、1サイクルにつき、
    入力色空間に特徴付けられた入力カラー画像データを取得するステップと、
    上記取得された入力データから、上記装置出力色空間により特徴付けられ、VED処理された、出力カラー画像データストリームを生成するステップと、を含み、
    さらに、上記生成するステップは、
    輝度閾値のある一方の側に存在するすべてのピクセルは、白のピクセルであると表明し、輝度閾値のもう一方の側に存在するすべてのピクセルは、白以外のピクセルであると表明するために、上記輝度閾値を利用するステップを含む、ベクトル誤差拡散方法。
  11. 複数の階調のカラー画像を装置出力色空間にて印刷する複数階調カラー印刷エンジンに関するサイクルにおいて、採用することが可能な、ベクトル誤差拡散(VED)方法であって、
    上記方法は、1サイクルにつき、
    入力色空間に特徴付けられた入力カラー画像データを取得するステップと、
    装置出力色空間における白以外の値と、一次色および二次色のみの値とについて、特定の入力色空間ピクセルカラー値を、上記エンジンにより印刷される画像に対してあらかじめ決定されている装置出力色空間ピクセルカラー値に関連付ける、出力カラー値データ選択パレットを、上記エンジンに関連および特化して、生成するステップと、
    上記データパレットを採用するステップと、上記取得された入力データから、各々のピクセルが装置出力色空間カラー値にて記述される、VED処理された出力カラー画像データストリームを、生成するステップと、を含み、
    上記採用するステップは、
    (a)出力ピクセル値に最も近いものを上記パレットで決定するために、入力ピクセル値を比較するステップと、
    (b)パレットから印刷エンジンへ出力し伝達するための「最短距離」出力ピクセル値を選択するステップと、
    を含む、ベクトル誤差拡散方法。
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