JP2005252780A - 磁気同調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低電圧駆動が可能で且つ雑音に対する特性の悪化を低減する。
【解決手段】 主同調コイル30を第1同調コイル31と第2同調コイル32とで構成し、各同調コイル31、32に対して独立に電流供給できるように第1コイル端子33a、33bと第2コイル端子34a、34bを設け、さらに、第1駆動回路35により、磁気共鳴素子(YIG24)に強度一定の磁界を印加させ、第2駆動回路36により、磁気共鳴素子の共鳴周波数が所望周波数となる磁界と、第1同調コイル31が磁気共鳴素子に印加する磁界との差分の磁界を印加させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、YIG等の磁気共鳴素子を用いた磁気同調装置において、低電圧駆動が可能で且つ信号純度を高くするための技術に関する。
例えば、数GHz以上の高周波信号を出力する装置では、広い周波数範囲にわたって直線性よく周波数を可変できるYIGを共振素子とするYTO(YIG TUNNED OSCILATOR)と呼ばれるユニットが用いられている。
YIGはイトリウム、鉄、ガーネットの化合物であり、印加される磁界の強さに応じて原子スピン周波数が直線的に変化する特性を有し、YTOは、このYIGを帰還素子とする発振回路とYIGに磁界を印加する主同調コイル等が磁気シールド用のケース内に収められてユニット化されたもので、外部から主同調コイルに電流を供給することで、その供給電流に比例した周波数の信号を所定周波数範囲内で発振出力することができ、広帯域なスペクトラムアナライザの掃引発振回路や信号発生器等に用いられている。
また、YIGは極めて狭帯域な素子であり、この狭い帯域特性と周波数可変性を用いて信号のフィルタリングを行うYTF(YIG TUNNED FILLTER)と呼ばれるユニットも実現されている。
図8は、YIGを用いた従来の磁気同調装置10の構成を示している。
図8において、磁気同調装置10は、YTO11と駆動回路17とにより構成されている。
YTO11は、磁気シールド用のケース11aに、YIG(磁気共鳴素子)12、そのYIG12を帰還素子とする発振動作する回路部13およびYIG12に磁界Fを印加する主同調コイル14が収容されており、ケース11aの外表部には、外部から主同調コイル14に電流Iを供給するための1組のコイル端子15a、15bが設けられている。
ここで、YIG12および回路部13は、装置として要求される出力周波数範囲(f1〜f2)で安定な発振動作が維持されるように構成されている。
なお、ここでは図示しないが、ケース11aの内部には、主同調コイル14が発生する磁気を集中的にYIG12に印加するための壺形コア等による磁気回路が設けられ、またケース11aの外部には、回路部13への電源供給や発振信号の出力のための端子も設けられている。
コイル端子15a、15bは駆動回路17に接続されている。
駆動回路17は、演算増幅器17a、出力抵抗17b、トランジスタ17cおよび電流検知抵抗17dからなる電圧・電流変換回路で構成され、所定電圧Bの電源を一方のコイル端子15aに供給し、他方のコイル端子15b側で電流の制御を行い、周波数設定のための設定電圧Vcに比例した電流を主同調コイル14に供給する。
即ち、演算増幅器17aは、主同調コイル14に流れる電流Iと電流検知抵抗17dの抵抗値との積で決まる電圧が設定電圧Vcに等しくなるようにトランジスタ17cを駆動することで、設定電圧Vcに比例した電流Iが主同調コイル14に流れるようにしている。
このように構成された磁気同調装置10の電流同調感度、即ち、主同調コイル14に流れる電流の変化に対する周波数の変化の割合を、例えば20MHz/mAとし、出力信号の周波数範囲の下限f1を4000MHz、上限f2を8000MHzとすると、図9に示すように、主同調コイル14に4000/20=200mAから8000/20=400mAの範囲で電流Iを流すことで、出力周波数を4000〜8000MHzの範囲で可変することができる。
このように電流を変化させて周波数を可変する磁気同調装置10では、原理的に周波数切替時の応答速度が電源電圧Bに依存し、高速な切替を実現するためには、電源電圧Bを高くしなければならない。
即ち、主同調コイル14のインダクタンスをL、抵抗分をr、電流検知抵抗17dの抵抗値をR、トランジスタ17cのコレクタ・エミッタ間電圧をVceとすると、主同調コイル14を流れる電流Iの経路について、以下の式が成立する。
B=L(di/dt)+I(r+R)+Vce
この式を(di/dt)について解けば次のようになる。
(di/dt)=(1/L){B−I(r+R)−Vce}
上式から電源電圧Bが大きいほど、電流変化の速度を表す(di/dt)が大きくなることがわかる。
ここで、例えばr=R=20Ω、Vceの最小値を2v(vはボルト)とすれば、上限周波数のときに必要な電源電圧Bの最低値は、(20+20)×0.4+2=18Vとなり、これに変化時の応答のための電圧を加えると、20v以上の高い電源電圧Bが必要となり、汎用的な12v電源を流用できず、専用の電源が必要となる。
この問題を解決する一つの方法として、特許文献1には、主同調コイルを複数に分割して並列接続して駆動する方法が開示されている。
このように主同調コイルを複数に分割して並列接続した場合、駆動回路側から見たインダクタンスおよび抵抗分は格段に減少するので、低い電源電圧Bでも、過渡時の応答速度を低下させることがなくなる。
特開平7−283623号公報
しかしながら、上記のように、主同調コイルを複数に分割して並列接続して、これを一つの駆動回路で駆動する方法では、駆動回路自体が発生する雑音により、信号純度を低下させるという問題がある。
この雑音による信号純度の低下は、時定数の大きなフィルタを設けることで低減することができるが、このフィルタは、駆動回路自体の応答速度を制限することになり、高速な周波数切替ができなくなる。
本発明は、この問題を解決し、低電圧駆動が可能で且つ雑音に対する特性の悪化を低減した磁気同調装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1の磁気同調装置は、
印加される磁界の強度に比例して共鳴周波数が変化する磁気共鳴素子(25)と、
前記磁気共鳴素子と結合し、該磁気共鳴素子の共鳴周波数で発振動作または信号選択動作する回路部(26)と、
供給電流に比例する強度の磁界を前記磁気共鳴素子に印加するための主同調コイル(30)と、
前記磁気共鳴素子、前記回路部および前記主同調コイルを収容するケース(21a)と、
前記ケースの外部から前記主同調コイルに電流を供給するためのコイル端子(33a、33b、34a、34b)と、
前記コイル端子を介して前記主同調コイルに電流を供給する駆動回路(35、36)とを含む磁気同調装置において、
前記主同調コイルが、第1同調コイル(31)と第2同調コイル(32)とで構成され、
前記コイル端子が、前記第1同調コイルに電流を供給するための第1コイル端子(33a、33b)と、前記第2同調コイルに電流を供給するための第2コイル端子(34a、34b)とで構成され、
さらに、前記駆動回路が、
前記第1コイル端子を介して前記第1同調コイルに電流を供給し、前記磁気共鳴素子に強度一定の磁界を印加させる第1駆動回路(35)と、
前記第2コイル端子を介して前記第2同調コイルに電流を供給し、前記磁気共鳴素子に対し、その共鳴周波数が所望周波数となるための磁界と、前記第1同調コイルが前記磁気共鳴素子に印加する磁界との差分の磁界を印加させる第2駆動回路(36)とによって構成されていることを特徴としている。
また、本発明の請求項2の磁気同調装置は、請求項1記載の磁気同調装置において、
前記第1駆動回路が前記第1同調コイルに供給する電流の雑音成分を除去するフィルタ(37)を設けたことを特徴としている。
このように、本発明の磁気同調装置は、主同調コイルを第1同調コイルと第2同調コイルとで構成し、各同調コイルに対して独立に電流供給できるように第1コイル端子と第2コイル端子を設け、さらに、第1駆動回路により、磁気共鳴素子に強度一定の磁界を印加させ、第2駆動回路により、磁気共鳴素子の共鳴周波数が所望周波数となる磁界と、第1同調コイルが磁気共鳴素子に印加する磁界との差分の磁界を印加させているので、低い駆動電圧で磁気共鳴素子の共鳴周波数を可変することができる。
また、第1駆動回路が第1同調コイルに供給する電流の雑音成分を除去するフィルタ(37)を設けているので、周波数切替の応答速度を低下させずに、信号純度や選択特性を向上させることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明を適用した磁気同調装置20の構成を示している。
この磁気同調装置20は、スペクトラムアナライザ等の局発用のもので、YTO21、第1駆動回路35、第2駆動回路36および設定部40によって構成され、所定周波数範囲、例えば4000〜8000MHzの範囲で任意の周波数を出力する。
YTO21の磁気シールド用のケース21aの内部には、磁性体からなる円筒状のコア22が収容されている。コア22は、後述するYIG25に磁界を集中的に印加させるためのものであり、上面が開口された有低の円筒部22aと、円筒部22aの開口を塞ぐ蓋部22bとかなり、円筒部22aの中央には、円柱状の磁極23が立設されている。
コア22の磁極23の先端と蓋部22bとの間(磁気ギャップ)にはYIG25が配置され、その近傍には、YIG25と結合し、これを帰還素子として発振動作する回路部26が配置されている。YIG25および回路部26は、装置として要求される出力周波数範囲(f1〜f2)で安定な発振動作が維持されるように構成され、コア22内の図示しない支持材に支持されている。
また、回路部26に対する電源供給は、ケース21aの外表部に設けられた電源端子27を介して行われ、回路部26によって得られた発振信号は、ケース21aの外表部に設けられた出力端子(コネクタ)28を介して出力される。
コア22の円筒部22aには、供給電流に比例した磁界をYIG25に印加してYIG25の共鳴周波数を下限周波数f1から上限周波数f2の範囲内で可変するための主同調コイル30が磁極23と同心に設けられている。この主同調コイル30は、第1同調コイル31と第2同調コイル32とにより構成されている。
第1同調コイル31と第2同調コイル32は、図2の(a)に示すように、コア22の径方向に分割して配置する形態、図2の(b)に示すように、上下方向(磁極23の長さ方向)に分割して配置する形態のいずれでもよく、また、図示しないが、第1同調コイル31と第2同調コイル32の巻線を重ね巻き(バイファイラ巻き)したり、一層毎に交互に巻くようにしてもよい。
第1同調コイル31および第2同調コイル32の両端は、ケース21aの外表部に設けられた第1コイル端子33a、33bおよび第2コイル端子34a、34bにそれぞれ接続されている。
なお、図示しないが、YTO21には、主同調コイル30の他に、発振周波数をPLL制御する際等に用い、YIG25に印加される磁界の強さを微小に変化させるためのサブコイル(FMコイル等ともいう)が設けられている。
YTO21の第1コイル端子33a、33bは第1駆動回路35に接続され、第2コイル端子34a、34bは第2駆動回路36に接続されている。
第1駆動回路35および第2駆動回路36は、YIG25の共鳴周波数を下限周波数f1から上限周波数f2までの任意の周波数fxに設定するためのものであり、第1駆動回路35は、電圧B1の電源供給を受け、第1コイル端子33a、33bを介して第1同調コイル31に、入力される設定電圧V1に応じた電流I1を供給し、YIG25に対して、その共鳴周波数が例えば下限周波数f1と等しく(あるいは僅かに低く)なる磁界を定常的に印加させる。
この第1駆動回路35は、図3に示しているように、演算増幅器35a、出力抵抗35b、トランジスタ35c、電流検知抵抗35dからなる電圧・電流変換回路であり、設定電圧V1に対して、第1同調コイル31に流れる電流I1と電流検知抵抗35dの抵抗値との積が等しくなるように電流が制御される。
また、第1コイル端子33a、33bの間には、抵抗37aとコンデンサ37bからなり時定数が十分大きなCR形のフィルタ37が接続されている。
一方、第2駆動回路36は、電圧B2の電源供給を受け、第2コイル端子34a、34bを介して第2同調コイル32に電流を供給し、YIG25に対して、その共鳴周波数が所望周波数fxとなる磁界と、第1同調コイル31がYIG25に定常的に印加する磁界との差分の磁界を印加させる。
この第2駆動回路36は、図4に示しているように、演算増幅器36a、出力抵抗36b、トランジスタ36c、電流検知抵抗36dからなる電圧・電流変換回路で構成され、入力される設定電圧V2に対して、第2同調コイル32に流れる電流I2と電流検知抵抗36dの抵抗値との積が等しくなるように電流が制御される。
設定部40は、第1駆動回路35と第2駆動回路36に設定電圧V1、V2をそれぞれ出力する。設定電圧V1は固定値あるいは可変できる値のいずれでもよく、また、設定電圧V2は所望出力周波数や掃引指定周波数に応じて可変される値である。
ここで、第1同調コイル31と第2同調コイル32の代わりに一つの主同調コイルを考え、その主同調コイルのYIG25に対する同調感度を20MHz/mAとし、そのインダクタンスを40mH、抵抗分を20Ωとし、この主同調コイルを半分に分割したものを第1同調コイル31と第2同調コイル32とすれば、第1同調コイル31および第2同調コイル32のインダクタンスは10mH、抵抗分は10Ωとなる。
また、磁界の強さは、コイルの巻数に比例するので、各同調コイルについての同調感度は、10MHz/mAとなる。
したがって、第1駆動回路35の電流検知抵抗35dの抵抗値を第1同調コイル31の抵抗分10Ωと等しく設定した場合、第1同調コイル31に電流400mAを供給する、即ち、設定電圧V1を4vに設定することで、YIG25の共鳴周波数を下限周波数f1(4000MHz)にすることができる。
また、第2駆動回路36の電流検知抵抗36dを第2同調コイル32の抵抗分10Ωと等しく設定した場合、第2同調コイル32に0〜400mAの範囲で電流を供給する、即ち、設定電圧V2を、図5のように0〜4vの範囲の任意の値Vxに設定することで、YIG25の共鳴周波数を、4000〜8000MHzの範囲の、
fx=4000+(Vx/4)・4000 (MHz)
に設定することができる。
また、設定電圧V2をVx1〜Vx2の範囲で掃引させれば、YIG25の共鳴周波数を、次の周波数fx1〜fx2の範囲で掃引させることができる。
fx1=4000+(Vx1/4)・4000 (MHz)
fx2=4000+(Vx2/4)・4000 (MHz)
また、この場合、第1駆動回路35は、第1同調コイル31に一定電流を供給しているだけなので、過渡応答を考慮する必要がなく、低電圧で駆動できる。
即ち、第1同調コイル31の抵抗分と電流検知抵抗35dを10Ωとし、トランジスタ35cのコレクタ・エミッタ間電圧Vceを2vとすれば、電源電圧B1として必要な最低電圧は、0.4(10+10)+2=10vであり、余裕をみても汎用的な12vで済む。第2駆動回路36についても同様であり、余裕分を電流変化のための分とすれば、12vで済み、両駆動回路の電源を12vで共通化することができる。
また、第1駆動回路35のトランジスタ35cに流れる電流の雑音成分は、時定数の十分低いフィルタ37をバイパスし第1同調コイル31に流れないので、第1同調コイル31がYIG25に印加する磁界も雑音成分の影響を受けず、この磁界に対してYTO21が出力する信号の純度の低下はおこらない。
このため、従来のように一つの主同調コイル駆動するものや、特許文献1に示したように、主同調コイルを複数に分けて並列接続して駆動するものに比べて、信号純度を格段に高くすることができる。
なお、このYTO21のように、主同調コイルを構成する第1同調コイル31と第2同調コイル32に対する電流供給をそれぞれ独立に行えるように2組のコイル端子33a、33b、34a、34bをケース21aの外表部に設けているので、第1同調コイル31と第2同調コイル32を直列に接続して単一の駆動回路で駆動する従来方式、また、第1同調コイル31と第2同調コイル32を並列接続して単一の駆動回路で駆動する特許文献1の方式にも対応でき、装置仕様に応じてコイルの接続形態や駆動形態を任意に選択することができる。
また、上記説明では、上限周波数f2が下限周波数f1の2倍の例で、第1同調コイル31と第2同調コイル32とが同一巻数(同一インダクタンス)の場合であったが、これは、本発明を限定するものではなく、上限周波数f2と下限周波数f1の比が2より小さい場合あるいは大きい場合であっても本発明を適用可能であり、周波数比と第1同調コイル31と第2同調コイル32の巻数比を必ずしも合わせる必要はない。
また、上記説明では、YIG25の共鳴周波数を下限周波数f1にするための一定の磁界を第1同調コイル31から印加させていたが、これは、本発明を限定するものではない。
例えば、図6に示すように、YIG25の共鳴周波数を下限周波数f1と上限周波数f2の中間の周波数f3=(f1+f2)/2にするための磁界を第1同調コイル31から定常的に印加させ、その周波数f3と所望出力周波数との差分に相当する磁界を第2同調コイル32から印加させてもよい。ただし、この場合、第2駆動回路36として、第2同調コイル32に供給する電流の向きを切替られるように構成する。
また、図7のように、YIG25の共鳴周波数を上限周波数f2にするための磁界を第1同調コイル31から定常的に印加させ、その周波数f2と所望出力周波数との差分に相当する磁界を第2同調コイルから印加させてもよい。
また、YIG25の共鳴周波数を掃引する場合、その掃引下限周波数、掃引中心周波数あるいは掃引上限周波数に合わせて、設定電圧V1を可変設定し、第1同調コイル31からYIG25に定常的に印加される磁界の強度を、掃引下限周波数、掃引中心周波数あるいは掃引上限周波数に対応する強度に設定し、第2同調コイル32から、掃引中の所望出力周波数との差分に相当する磁界が印加されるように、設定電圧V2を掃引する。
また、上記実施形態では、YTOを用いた磁気同調装置について説明したが、前記したように、YIGにより信号選択動作を行う回路部を有するYTFを用いた磁気同調装置についても本発明を適用できる。
本発明の実施形態の構成図 第1同調コイルと第2同調コイルの配置例を示す図 実施形態の要部の構成例を示す図 実施形態の要部の構成例を示す図 実施形態の設定電圧と出力周波数との関係を示す図 実施形態の設定電圧と出力周波数の関係を示す図 実施形態の設定電圧と出力周波数の関係を示す図 従来装置の構成図 従来装置のコイル電流と出力周波数の関係を示す図
符号の説明
20……磁気同調装置、21……YTO、21a……ケース、22……コア、23……磁極、25……YIG、26……回路部、27……電源端子、28……出力端子、30……主同調コイル、31……第1同調コイル、32……第2同調コイル、33a、33b……第1コイル端子、34a、34b……第2コイル端子、35……第1駆動回路、36……第2駆動回路、37……フィルタ、40……設定部

Claims (2)

  1. 印加される磁界の強度に比例して共鳴周波数が変化する磁気共鳴素子(25)と、
    前記磁気共鳴素子と結合し、該磁気共鳴素子の共鳴周波数で発振動作または信号選択動作する回路部(26)と、
    供給電流に比例する強度の磁界を前記磁気共鳴素子に印加するための主同調コイル(30)と、
    前記磁気共鳴素子、前記回路部および前記主同調コイルを収容するケース(21a)と、
    前記ケースの外部から前記主同調コイルに電流を供給するためのコイル端子(33a、33b、34a、34b)と、
    前記コイル端子を介して前記主同調コイルに電流を供給する駆動回路(35、36)とを含む磁気同調装置において、
    前記主同調コイルが、第1同調コイル(31)と第2同調コイル(32)とで構成され、
    前記コイル端子が、前記第1同調コイルに電流を供給するための第1コイル端子(33a、33b)と、前記第2同調コイルに電流を供給するための第2コイル端子(34a、34b)とで構成され、
    さらに、前記駆動回路が、
    前記第1コイル端子を介して前記第1同調コイルに電流を供給し、前記磁気共鳴素子に強度一定の磁界を印加させる第1駆動回路(35)と、
    前記第2コイル端子を介して前記第2同調コイルに電流を供給し、前記磁気共鳴素子に対し、その共鳴周波数が所望周波数となるための磁界と、前記第1同調コイルが前記磁気共鳴素子に印加する磁界との差分の磁界を印加させる第2駆動回路(36)とによって構成されていることを特徴とする磁気同調装置。
  2. 前記第1駆動回路が前記第1同調コイルに供給する電流の雑音成分を除去するフィルタ(37)を設けたことを特徴とする請求項1記載の磁気同調装置。
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