JP2005252393A - 画像処理装置及び方法、並びにコンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成で、色空間外の画素データを、違和感の発生しにくく、その色空間内に収めることを可能にする。
【解決手段】 RGB色空間で所望とする色成分の明るさを増すように設定した結果、YCbCrの色空間におけるRGB色空間の取り得る境界310の外に位置する画素301が発生した場合、その画素値301を、YCbCr色空間の輝度軸に垂直な方向に移動し、境界301に到達した画素値302を求める。そして、この画素値302をRGB空間に変換する。
【選択図】 図2

Description

本発明はデジタル画像処理データの色処理技術に関するものである。
デジタル画像データをRGB色空間で表現することが広く行われている。例えば現在広く用いられているsRGB色空間においては、各色成分の値は0.0〜1.0の実数範囲、或いは、8ビット符号無しの整数で表現した場合には、0〜255の整数範囲で表わされる。
しかし、このデジタル画像信号を、他のより広範囲な色空間から変換する場合等においては、sRGBの範囲から外れた画素値が発生することがある。
このような場合に、その外れた画素値のRGB値を例えば0.0〜1.0に収める場合には、与えられたR、G、B値をそれぞれ独立して0.0〜1.0の範囲にあるかどうかを調べ、例えば0.0未満ならば0.0に、1.0より大きい場合には1.0に置き換える方法(以下、単純クリップ処理)がある(特許文献1)。
また、あるいは、入力として想定される0.0〜1.0より広い範囲(例えば−0.5〜1.5)をカバーする多次元ルックアップテーブル(以下、LUTと略記)を用意し、そのLUTの全データ部に0.0〜1.0の範囲内の値を格納させておくことで、入力した画素の各成分値を0.0〜1.0に変換する方法(以下、LUTによるマッピング方法と呼ぶ)なども知られている。
特開2002−232904公報
しかしながら、単純クリップ方法の場合、R、G、Bの比率が大きく変わってしまうため、色味が変わってしまうという問題がある。
また、LUTマッピング方法では、変換後のRGB各色成分の取り得る範囲0.0〜1.0を例えば8ビット符号なし整数で表現して0〜255の256段階で表現し、変換対象の各成分が−0.5〜1.5の範囲を9ビット(0〜2.0に正規化することで表現できる)の512段階で表現する場合、ルックアップテーブル(LUT)へ供給するインデックスは512の3乗(3色成分であるため)の134217728通り存在する。各アドレスにRGB各8ビット(=3バイト)の値を格納することになるので、LUTの容量は実に384Mバイトの容量を必要とする。この記憶容量を削減するために、入力インデックスの値をより粗くして、その間は補間処理によって求めることも考えられるが、その結果の精度はインデックスの細かさと補間処理に依存する。特にLUTのための記憶容量を削減するために、LUTの入力インデックスの取り得る範囲を粗く(狭く)した場合、補間処理による誤差が大きくなる可能性がある。この誤差を少なくするために、より複雑な補間処理を行うことも考えられるが、処理時間がかかる、あるいはハードウェアとして構成した場合に回路規模が大掛かりになるという問題がある。
本発明はかかる問題点に鑑みなされたものであり、簡単な構成で、色空間外の画素データを、違和感の発生しにくく、その色空間内に収める技術を提供しようとするものである。
この課題を解決するため、例えば本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、
画像データの画素値を修正する画像処理装置であって、
直交座標系である第1の色空間を線形変換し少なくとも明るさ成分を有する第2の色空間に変換する第1の色空間変換手段と、
与えられた画像調整用のパラメータに従って調整した前記第1の色空間の画像データを入力する入力手段と、
入力した画像データの画素値を前記色空間変換手段で前記第2の色空間に変換して得られた画素値が前記第2の色空間における前記第1の色空間に対応する境界外に存在する場合、当該画素値が前記第2の色空間の明るさ軸に垂直な方向であって前記境界に達するまで移動させるための変換係数を求める補正係数演算手段と、
該補正係数演算手段で得られた補正係数に従って前記画素値を補正する補正手段と、
補正した画素値を前記第1の色空間へ変換する第2の色空間変換手段とを備える。
本発明によれば、簡単な構成で、色空間外の画素データを、違和感の発生しにくく、その色空間内に収めることが可能になる。
以下、添付図面に従って本発明に係る実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明による画像処理方式を実現可能な画像処理装置の一構成例を示すブロック図である。
図中、101はキーボードやポインティングデバイスで構成される入力部である。102は外部記憶装置(例えばハードディスク装置)で構成されるデータ保存部であり、各種画像データ、OS、アプリケーションプログラム等が保存されている。103はビデオメモリ、そのビデオメモリへの描画処理を行うコントローラを内蔵する表示制御部であり、表示装置(一般にCRTや液晶表示装置)108にビデオメモリに描画された画像データをビデオ信号として出力する。104は装置全体の制御を司るCPUであり、105はBIOSやブートプログラムを記憶するROM、106はCPU104のワークエリアとして使用されるRAMである。107は、外部装置と通信するための通信部であり、ネットワークインタフェースであるが、これ以外にもUSB、IEEE1284、IEEE1394、電話回線などの有線による通信インタフェースであってもよいし、あるいは赤外線(IrDA)、IEEE802.11a, IEEE802.11b, IEEE802.11g, Bluetooth, UWB(Ultra Wide Band)等の無線通信インタフェースであっても良い。109は画像入力部であり、画像データ発生源110からの画像データを入力するものでる。画像データ発生源110としては、デジタルカメラ、イメージスキャナ等が考えられるが、これに限定されるものではない。
上記構成において、本装置に電源が投入されると、CPU104はROM105のブートプログラムに従ってデータ保存部102に格納されたOSをRAM106にロードして実行し、次いで本実施形態にかかるプログラムも同様にRAM106にロードして実行することで画像処理装置として機能することになる。
さて、実施形態では、編集対象の画像を画像データ入力部109より入力した画像を編集する場合について説明するが、編集対象の画像データを通信部107を介してネットワーク上から受信しても構わない。
一般に、表示装置はRGB形式のデータに従って表示するものの、RGB色空間は人間にとっては分かりにくいものであり、輝度、色差空間(例えばYCbCr色空間)が感覚的に分かりやすいものである(Yは輝度成分、Cb及びCrは色差成分である)。
そこで、本実施形態では、RGB各8ビットを表わされる画像データを、編集する際には、一旦、YCbCr色空間に変換し、指示されたパラメータ(明るさの調整値)に従って補正処理を行い、再度RGB色空間に戻して表示させるようにした。RGB空間に再度変換するのは、一般に表示装置はRGB形式のデータでしか表示できないためである。
実施形態では、或る画素のRチャネルの輝度値をr、Gチャネルの輝度値をg、Bチャネルの輝度値をbとする画素値を(r、g、b)で表現するものとする。各r、g、bの値は8ビット(256段階)で表現されるが、実施形態では便宜的に各r、g、bの取り得る範囲は0.0〜1.0の範囲に正規化して説明する。RGB空間でのユーザによる指示によって編集した際、例えB成分が1.0を越えたとしても、内部的にはその通りの補正を行い。、YCbCr空間に変換した上で、再度RGB空間の0.0〜1.0に収める処理を行う。
まずRGB色空間からYCbCr色空間への変換と、YCbCr色空間からRGB色空間への変換であるが、この変換は次式1、2に示す演算を行うことで実現できる。
Figure 2005252393
Figure 2005252393
上記変換式1によってYCbCrを算出した場合、入力画像のr、g、bの値が0.0≦R,G,B≦1.0であれば、Yは0.0≦Y≦1.0、-0.5≦Cb,Cr≦0.5の範囲を取る(RGB信号値が符号なし8ビット整数で0≦R,G,B≦255の場合には、0≦Y≦255、-127.5≦Cb,Cr≦127.5の範囲を取る)。
図3は、実施形態における画像編集アプリケーションを起動した際の、表示装置108に表示される(表示制御装置がビデオメモリに描画する)GUIウインドウ500を示している。
図示において、50は編集対象の画像ファイルを指定する領域であり、キーボード等からパスつきでファイル名を指定する。ただし、同領域の右端の▽印をポインティングデバイスでクリックすることで、ファイル選択のダイアログボックスが表示されるので、その中から編集対象の画像ファイルを選択しても構わない。なお、JPEG画像ファイルが選択された場合には、公知の処理によりデコードしてRGB形式のデータを生成することになる。
51は選択した画像ファイルの編集前の画像(オリジナル画像)を表示する表示エリアであり、52は編集後の画像を表示する表示エリアである。
53は各色成分であるR、G、Bに対してどの程度強調するかを倍率で指定するスライダーバーであって、デフォルトでは1.0倍になっている。従って、画像ファイルを選択した初期状態では、画像エリア51、52は同じ画像を表示することになる。なお、R、G、Bの強調倍率は独立して設定できるが、図示の「連動」チェックボックスをチェック54すると、R、G、Bのいずれか1つのツマミを左右に移動すると、他の成分も同じ位置に移動する。55は編集結果の保存指示を行うための保存ボタンである。
さて、上記の処理により、例えばユーザはスライダーバーを操作して、RGB成分を例えば一律1.2倍に強調させるような指示を行ったとする。
この結果、オリジナル画像中の画素(r、g、b)の値r、g、bについてそれぞれ1.2倍の演算を行うことになるが、もともと画像中の空の青い部分がこれにより1.0(=255)を越え、また、r、gについては1.0(=255)如何になる可能性がある。
本実施形態では、このような調整指示の通りに、一旦、入力画像データを変換する。そして、その変換結果に基づいて編集後の画像を生成する際に、以下のような補正処理を行うようにした。
図2は、この補正処理を説明する図である。図2における、座標軸はYCbCrである。310は、0.0≦R,G,B≦1.0の範囲に相当する、YCbCr色空間での領域(の一部)を表している。また、301は0.0≦R、G、B≦1.0の範囲外である入力画素値の例である。これを、0.0≦R、G、B≦1.0の範囲に収まるよう画素値を変更するのだが、本実施形態では、入力画素値310(YCbCrに変換した後の画素値)の位置よりY軸に対して垂線を引き、範囲310と交差した点の画素信号値302を求め、その画素値に置き換える。これはすなわち、Cb、Crの方向をα倍(0≦α≦1.0)して、範囲310の境界上の画素信号値302を求めることを意味する。
ここで、画素301、すなわち、ユーザの指示にしたがって調整した後の画素値(r,g,b)(この段階では各r、g、bは8ビットを越えるビット数で表現されている)をYCbCr色空間に変換して得た画素値 を(y,cb,cr)で表現し、補正後の画素値302を(y’、cb’、cr’)と定義すると、次の式3が成り立つ。
y’=y
cb’=α×cb
cr’=α×cr …式3
この画素値302に対応するRGBの信号、すなわち、逆変換式である式2を適用して得られたRGB値を (r',g',b')とすると、式1乃至式3より、次の式4が成り立つ。
r’=y+α×(r−y)
g’=y+α×(g−y)
b’=y+α×(b−y) …式4
ところで、画素信号値302は、RGB色空間において、0.0≦R,G,B≦1.0が約束されているものであるので、結局のところ、次式5となる。
0≦y+α×(r−y)≦1.0
0≦y+α×(g−y)≦1.0
0≦y+α×(b−y)≦1.0 …式5
この式5の条件により、彩度補正係数αを求め、式4に適用すれば、ユーザの調整指示による画素値301を、画素値302に修正することが可能となる。
図4は、本実施形態における画像処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、以下の説明に先立ち、編集対象となる画像ファイルは、画像入力部109または通信部107より入力し、データ保存部102に保存されているものとする。
先ず、ステップS1において、編集対象の画像ファイルを選択する。次いで、ステップS2に進み、各色成分の輝度調整用のスライダーバーのツマミ位置を1.0倍(中央位置)に設定した図3に示すGUIウインドウを表示する。
次いで、ステップS3に進んで、選択した画像ファイルを必要に応じてデコード(BMPファイルの場合にはデコード不要)し、画像表示エリア51、52に表示し、ステップS4でユーザよる入力を待つ。
ユーザによる入力には、各輝度スライダーバーの調整や保存指示があるので、ステップS5、S6にてその判定を行うことになる。
ここで、輝度調整の指示があった場合には、ステップS7に進み、ユーザの指示に従って画素データを調整する。この調整処理は、単純にユーザが指示した輝度倍率に従ってR、G、Bの値を調整するだけなので、説明は不要であろう。ただし、この場合の調整後のR、G、Bは1.0を越えることを許容するため、各色成分は8ビットを越えるビット数が割り当てられる。
次に、ステップS8に進んで、本実施形態の特徴となる補正処理(後述)を行い、ステップS9にて、その結果に基づいて画像表示エリア52を更新する処理を行う。このあとは、ステップS4に戻り、上記処理を繰り返す。
また、保存指示があったと判断した場合には、ステップS6からステップS10に進み、編集後の画像データ(表示エリア52に表示された画像)を保存する処理を行う。
なお、昨今のデジタルカメラやイメージスキャナの解像度は、表示装置よりも遥かに高いので、オリジナル画像や補正処理で得られた画像全体を表示することはできない。従って、これらの画像データはRAM106に保存され、エリア51、52には間引きした画像を表示することになる。保存する際には、勿論、RAM106にある画像が保存されることになる。
図5は図4におけるステップS8の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS201では、調整後の画素値(r、g、b)から、それに対応するYCbCr空間での輝度信号値yを算出する。RGBからYへの変換については、式1で説明したが、演算を高速化させるため、実施形態では、式3乃至5に示したように、CbCrの色差値は演算せず、輝度成分であるy値のみを次式6によって求める。
y=0.2990×r+0.5870×g+0.1140×b …式6
続くステップS202では、ステップS201で求めたy値に対するチェックを行う。y値が1.0以上であれば、処理はステップS203にすすみ、補正後のr’,g’,b’の値を全て1.0にする。また、y値が0.0以下であれば、ステップS205において、r’、g’、b’の値を全て0.0にする。
また、y値が0.0より大きく、1.0未満である場合には、ステップS206において、彩度補正係数αを算出し、ステップS207にて画素値補正処理を行う。
そして、ステップS208にて全画素の処理が完了したか否かを判定し、否の場合には次の画素値に対する処理を行うため、ステップS201以降の処理を行うことになる。
図6は上記ステップS206の処理の詳細を示すフローチャートである。以下、同図に従い説明する。
先ず、ステップS401では、調整後の各色成分であるチャネルの値r、g、bと、y値との差分Δr, Δg、Δbを計算する。
続く、ステップS402では、各境界条件判定処理による彩度補正係数算出処理を行う。式5を変形してαを解くと次式7が得られる。
α≧−y/Δr
α≦(1.0−y)/Δr
α≧−y/Δg
α≦(1.0−y)/Δg
α≧−y/Δb
α≦(1.0−y)/Δb …式7
ステップS402では、上記式7の不等号を等号に置換えたもの、すなわち、次式8に示すように、各成分毎の補正係数αr0r1g0g1b0b1を求める。
αr0=−y/Δr
αr1=(1.0−y)/Δr
αg0=−y/Δg
αg1=(1.0−y)/Δg
αb0=−y/Δb
αb1=(1.0−y)/Δb …式8
ステップS403では、ステップS402で求めた彩度補正係数αR0R1G0G1B0B1より、実際に補正に用いる係数を選択する。
まず、先に述べたように、0≦α≦1.0なので、αR0R1G0G1B0B1うち、0.0未満、あるいは1.0より大きいものを除外する。続いて残った彩度補正係数のうち、最大のものを選択し、それをαとする。これは、図2から明らかなように、なるべく元の入力信号値に近いものを選択するためである。
以上の結果、図5における再度補正係数が求められることになるが続くステップS207では、ステップS206で決定したαの値と、ステップS201で算出した輝度値tを用いて、式4に従って、補正後の画素値(r'、g'、b')を算出し、出力する。
以上説明したように、本実施形態によれば、RGBの各成分値において、0≦R,G,B≦1.0の範囲外にある画素信号値を、YCbCr空間上での輝度、色相を保持した0≦R,G,B≦1.0の範囲内の画素値を算出し、好適に画素値修正することができる。
なお、実施形態では、パーソナルコンピュータ等の汎用情報処理装置上で実行されるアプリケーションに適合した例を説明したが、例えば、イメージスキャナ等の画像データ発生源からの画像データをアプリケーションに引き渡すドライバ(イメージスキャナドライバ)に適用しても構わない。通常、イメージスキャナドライバを起動すると、明るさの設定が可能であるので、設定された明るさで入力したR、G、Bデータを調整し、その上で実施形態における図5、図6の処理を行えば良い。
また、実施形態では、RGBなどの信号値を0.0〜1.0として説明したが、これは便宜的なものであり、通常は各成分が整数で示される8ビットが多いので、この尺度で演算するようなるであろう。勿論、中間段階では実数演算が必要とされる場合もある。
また、本実施形態では、最終的に0.0≦R,G,B≦1.0の範囲に収める場合について説明したが、この範囲は必要に応じて適宜変更可能であり、例えば、−0.2≦R、G、B≦0.5といった範囲に収める場合にも本実施形態は適用可能である。
また、本実施形態では、画素信号値修正の色空間としてYCbCr空間を用いるが、実際の画素値修正処理については、Yの輝度を計算するだけなので、RGB色空間とYCbCr色空間との相互変換する必要はない。したがって、色空間変換による処理の削減とともに、変換計算による精度低下を防ぐことができるという利得もある。
さらにまた、本実施形態では、RGBとYCbCr色空間を用いて説明を行ったが、この色空間の組み合わせに限るものではない。例えば、YCbCr色空間の他でも例えばYuv色空間であっても良い。またRGB色空間に限るものではなく、直行色空間と、その直行色空間から線形変換により相互に変換可能である、輝度軸を含む色空間の組み合わせであれば、容易に適用可能である。
そして、上記実施形態からも容易に理解できるように、本実施形態の特徴となる部分はコンピュータプログラムによるものであるので、本発明はコンピュータプログラムをその範疇とするものであることは明らかである。また、通常、コンピュータプログラムはそれを格納したCD−ROM等のコンピュータ可読記憶媒体を、コンピュータにセットしてシステムにコピーもしくはインストールすることで実行可能となるわけであるから、このようなコンピュータ可読記憶媒体も本発明の範疇に含まれることも明らかである。
実施形態における画像処理装置のブロック構成図である。 実施形態における補正処理の概要を説明するための図である。 実施形態における画像編集アプリケーションのGUIウインドウの一例を示す図である。 実施形態における処理手順を示すフローチャートである。 図4のステップS8における処理の詳細を示すフローチャートである。 図5のステップS206の処理の詳細を示すフローチャートである。

Claims (6)

  1. 第1の色空間で示される画像データを修正する画像処理装置であって、
    直交座標系である第1の色空間で示される画像データから明るさ成分を求める変換手段と、
    与えられた画像調整用のパラメータに従って調整した前記第1の色空間の画像データを入力する入力手段と、
    入力した画像データの画素データを前記明るさ成分及び色み成分で構成される第2の色空間に変換して得られた画素値が前記第2の色空間における前記第1の色空間に対応する境界外に存在する場合、当該画素値が前記第2の色空間の明るさ軸に垂直な方向であって前記境界に達するまで移動させるための変換係数を求める補正係数演算手段と、
    該補正係数演算手段で得られた補正係数に従って前記入力した第1の色空間の画像データを補正する補正手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の色空間はRGB色空間であり、第2の色空間はYCbCr色空間であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 直交座標系である第1の色空間で示される画像データを予め設定されたデータ範囲内に変換する画像処理方法であって、
    前記画像データから輝度成分を求め、
    前記画像データの輝度を維持しつつ彩度を調整し前記画像データを前記予め設定されたデータ範囲内に変換する変換係数を、前記輝度成分および前記画像データの各色成分から求め、
    前記変換係数を用いて、前記画像データの各色成分を補正することを特徴とする画像処理方法。
  4. 前記第1の色空間で示される画像データは、赤・緑・青色成分で構成されることを特徴とする請求項3記載の画像処理方法。
  5. コンピュータが読み込み実行することで、第1の色空間で示される画像データを修正する画像処理装置として機能するコンピュータプログラムであって、
    直交座標系である第1の色空間で示される画像データから明るさ成分を求める変換手段と、
    与えられた画像調整用のパラメータに従って調整した前記第1の色空間の画像データを入力する入力手段と、
    入力した画像データの画素データを前記明るさ成分及び色み成分で構成される第2の色空間に変換して得られた画素値が前記第2の色空間における前記第1の色空間に対応する境界外に存在する場合、当該画素値が前記第2の色空間の明るさ軸に垂直な方向であって前記境界に達するまで移動させるための変換係数を求める補正係数演算手段と、
    該補正係数演算手段で得られた補正係数に従って前記入力した第1の色空間の画像データを補正する補正手段
    として機能することを特徴とするコンピュータプログラム。
  6. 請求項5に記載のコンピュータプログラムを格納することを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
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