JP2005251907A - レーザダイオード駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電源電圧の変動やチャネル長変調効果により発生した、目標電流値と実際にレーザダイオードに供給される電流値との差を補正して、目標値に近い電流をレーザダイオードに供給できるレーザダイオード駆動回路を得る。
【解決手段】 高精度の第1のカレントミラー回路3、並びに抵抗値及び/又は順方向電圧が可変設定された第1の擬似レーザダイオードLD1で、電流i1に応じたレーザダイオードLDの基準となる順方向電圧VLD1を発生させると共に第2のカレントミラー回路4、並びに抵抗値及び/又は順方向電圧が可変設定された第2の擬似レーザダイオードLD2で、電流i1に応じたレーザダイオードLDの実際の順方向電圧VLD2を発生させ、該順方向電圧VLD2が基準となる順方向電圧VLD1になるようにレーザダイオードLDに流れる電流iLDを制御するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レーザダイオードの駆動回路に関し、特にプリンタ、光ディスク装置、光通信等に使用するレーザダイオードの駆動電流を精度よく制御することができるレーザダイオード駆動回路に関する。
半導体レーザは、小型でかつ安価であり、電流を流すだけで容易にレーザ光を得ることができるため、プリンタ、光ディスク装置、光通信等の分野で広く用いられている。
図20は、従来のレーザダイオード駆動回路の回路例を示した図である。
図20において、レーザダイオード駆動回路100は、入力された制御信号SCaに応じて出力電流が変化する電流源101と、電流源101からの電流iaが入力されるNチャネル型MOSFET(以下、NMOSトランジスタと呼ぶ)102及び103で形成されたカレントミラー回路104とを備えている。更に、レーザダイオード駆動回路100は、該カレントミラー回路104の出力電流ibを入力電流とするPチャネル型MOSFET(以下、PMOSトランジスタと呼ぶ)105及び106で形成されたカレントミラー回路107とを備えている。カレントミラー回路107のPMOSトランジスタ106のドレインと負側電源電圧Vssとの間にレーザダイオードLDが接続されている。
更に、カレントミラー回路104のNMOSトランジスタ103のドレインと、カレントミラー回路107のPMOSトランジスタ105のドレインとの間に、スイッチ108が設けられている。
制御信号SCaに応じて電流源101から出力された電流iaは、カレントミラー回路104で折り返されてカレントミラー回路107に入力され、カレントミラー回路107のPMOSトランジスタ106のドレイン電流となる。該ドレイン電流が駆動電流iLDとしてレーザダイオードLDに供給され、レーザダイオードLDが発光する。レーザダイオードLDの光出力の大きさは、制御信号SCaに応じて電流源101から出力される出力電流iaによって決定される。スイッチ108は、制御回路(図示せず)から出力された制御信号によって制御され、レーザダイオードLDの発光又は消灯の制御を行う。
また、従来のLD駆動回路として、LD駆動電流の電流制御を行うトランジスタに直列に挿入され、LD駆動電流を設定すると同時にLD駆動電流の変化を検出するための抵抗器をなくすことによって、光出力の安定化と同時に電源電圧の低電圧化を図ることができるものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−270784号公報
しかし、通常、カレントミラー回路の入力電流と出力電流が同一になるようにするには、カレントミラー回路を構成しているMOSトランジスタのソース‐ゲート間電圧Vgsと、ソース‐ドレイン間Vdsが一致していなければならない。
図21はNMOSトランジスタのドレイン電流idとドレイン電圧Vdsとの特性例を、ゲート電圧Vgsをパラメータにして示した図である。
図21で示すように、飽和領域でゲート電圧Vgsが一定であっても、ドレイン電圧Vdsが大きくなるにつれて、ドレイン電流idが増加している。この現象は、チャネル長変調効果として知られている。
図20のカレントミラー回路107を例にして説明すると、カレントミラー回路107を構成しているPMOSトランジスタ105と106は、ソースが共に正側電源電圧Vddに接続され、ゲートがそれぞれ接続されてソース‐ゲート間電圧は同電圧である。しかし、ドレイン電圧Vbは、図22(a)に示すように、制御信号SCaに応じて、すなわち電流源101からの電流iaに応じて変化する。これは、MOSトランジスタでは、ドレイン電流が増加するとソース‐ゲート間の電圧も増加することから、PMOSトランジスタ105のドレイン電圧Vbが低下することと、レーザダイオードLDも駆動電流iLDが増加すると、レーザダイオードLDのアノード側の電圧VLDも増加するためである。
電流源101からの電流iaが小さい間、すなわち図22(a)のB領域では、PMOSトランジスタ105のドレイン電圧VbはPMOSトランジスタ106のドレイン電圧VLDより大きいが、電流iaが大きくなるにつれてPMOSトランジスタ105のドレイン電圧VbとPMOSトランジスタ106のドレイン電圧VLDの電圧差が小さくなりA点で逆転する。
図22(b)で示すように、チャネル長変調効果によって、従来回路では、電流源101からの電流iaがA点の電流値よりも小さいB領域では、レーザダイオードLDに供給される電流iLDは目標値より多くなり、電流iaがA点を超えてC領域に入ると、電流iLDが目標値より小さくなるという問題があった。また、電源電圧の変動によっても、レーザダイオードLDに供給する電流iLDが変動する。このようなチャネル長変調効果や電源電圧の変動による現象は、カレントミラー回路104でも同様に発生する。
図20の電流ia、ib及びiLDがどのように決まるかを図23及び図24を用いて説明する。
図23は、電流源101からの出力電流iaが小さい区間、すなわち図22のB領域の場合を示している。電流源101からの電流iaにより、NMOSトランジスタ102の動作点N1が決まる。NMOSトランジスタ103のゲート電圧は、NMOSトランジスタ102と同じであるが、NMOSトランジスタ103のドレイン電圧Vbはゲート電圧Vaよりも大きいため、NMOSトランジスタ103の動作点は、ゲート電圧Vaを右方向に移動したN2になる。該動作点N2の電流が、NMOSトランジスタ103のドレイン電流ibとなる。
また、動作点N2は、PMOSトランジスタ105の動作点でもある。PMOSトランジスタ106のゲート電圧Vbは、PMOSトランジスタ105と同じであるが、PMOSトランジスタ106のドレイン電圧VLDは、ゲート電圧Vbよりも小さいため、左に移動したP2が動作点となる。該動作点P2の電流が、レーザダイオードLDの駆動電流iLDとなる。図23より、駆動電流iLDは、電流源101からの電流iaと比較して増加していることが分かる。
次に、図24は、電流源101からの電流iaが大きい区間、すなわち図22のC領域の場合を示している。図24において、電流源101からの電流iaによって、NMOSトランジスタ102の動作点N1が決まる。NMOSトランジスタ103のゲート電圧VaはNMOSトランジスタ102と同じであるが、NMOSトランジスタ103のドレイン電圧Vbは、ゲート電圧Vaよりも小さい場合、NMOSトランジスタ103の動作点は、ゲート電圧Vaを左方向に移動したN2になる。該動作点N2の電流が、NMOSトランジスタ103のドレイン電流ibである。また、動作点N2は、PMOSトランジスタ105の動作点でもある。
PMOSトランジスタ106のゲート電圧Vbは、PMOSトランジスタ105のゲート電圧と同じであるが、PMOSトランジスタ106のドレイン電圧VLDは、ゲート電圧Vbよりも大きいので、右に移動したP2が動作点となる。該動作点P2の電流が、レーザダイオードLDの駆動電流iLDとなる。図24から、駆動電流iLDは、電流源101からの電流iaと比較して減少していることが分かる。このように、チャネル長変調効果の影響を受け、レーザダイオードLDを駆動する電流iLDは、制御信号SCaで与えた目標電流値に対してずれるという問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、電源電圧の変動やチャネル長変調効果により発生した、目標電流値と実際にレーザダイオードに供給される電流値との差を補正することにより、目標値に近い電流をレーザダイオードに供給することができるレーザダイオード駆動回路を得ることを目的とする。
この発明に係るレーザダイオード駆動回路は、外部から入力された制御信号に応じて電流源の電流値を変化させ、該電流値と同じか又は比例した電流をレーザダイオードに供給して該レーザダイオードを発光させるレーザダイオード駆動回路において、
前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性をそれぞれ備えた第1及び第2の各擬似レーザダイオードと、
入力された電流に応じた電流を生成して該第1の擬似レーザダイオードに供給する第1のカレントミラー回路と、
入力された電流に応じた電流を生成して前記第2の擬似レーザダイオードに供給する第2のカレントミラー回路と、
入力された電流に応じた電流を生成して前記レーザダイオードに供給する第3のカレントミラー回路と、
前記電流源から供給される電流に応じた電流を前記第1から第3の各カレントミラー回路にそれぞれ出力する第4のカレントミラー回路と、
前記第1の擬似レーザダイオードの順方向電圧と、前記第2の擬似レーザダイオードの順方向電圧が同じになるように、前記第2及び第3の各カレントミラー回路の入力端に電流をそれぞれ加算して補正する補正回路と、
を備え、
前記第1及び第2の各擬似レーザダイオードは、前記レーザダイオードの特性に応じて抵抗値及び/又は順方向電圧が可変設定されるものである。
また、この発明に係るレーザダイオード駆動回路は、外部から入力された制御信号に応じて電流源の電流値を変化させ、該電流値と同じか又は比例した電流をレーザダイオードに供給して該レーザダイオードを発光させるレーザダイオード駆動回路において、
前記電流源からの電流が供給され、前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性を備えた第1の擬似レーザダイオードと、
前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性を備えた第2の擬似レーザダイオードと、
入力された電流に応じた電流を生成して前記第2の擬似レーザダイオードに供給する第2のカレントミラー回路と、
入力された電流に応じた電流を生成して前記レーザダイオードに供給する第3のカレントミラー回路と、
前記第1の擬似レーザダイオードの順方向電圧と、前記第2の擬似レーザダイオードの順方向電圧が同じになるように、前記第2及び第3の各カレントミラー回路の入力端にそれぞれ電流を供給して補正する補正回路と、
を備え、
前記第1及び第2の各擬似レーザダイオードは、前記レーザダイオードの特性に応じて抵抗値及び/又は順方向電圧が可変設定されるものである。
具体的には、前記第1及び第2の各擬似レーザダイオードは、所定の電圧を生成して出力する電圧源と少なくとも1つの抵抗からなる抵抗回路との直列回路でそれぞれ形成される。
また、前記抵抗回路は設定された抵抗値になる可変抵抗をなし、及び/又は前記電圧源は設定された値の電圧を生成して出力する可変電圧源である。
また、前記抵抗回路は、抵抗とスイッチが直列に接続された複数の直列回路が並列に接続されてなる。
一方、前記第1及び第2の各擬似レーザダイオードは、複数のダイオードと該各ダイオードに対応するスイッチが直列に接続された各直列回路が並列に接続されてなるようにした。
一方、前記第1及び第2の各擬似レーザダイオードは、
並列に接続された複数のトランジスタと、
該各トランジスタの内、あらかじめ選択されたトランジスタに対してダイオードをなすように接続すると共に、他のトランジスタをオフさせて遮断状態にする切替回路部と、
をそれぞれ備えるようにしてもよい。
この場合、前記各トランジスタは、少なくとも1つのダイオードがそれぞれ直列に接続される。
また、この発明に係るレーザダイオード駆動回路は、外部から入力された制御信号に応じて電流源の電流値を変化させ、該電流値と同じか又は比例した電流をレーザダイオードに供給して該レーザダイオードを発光させるレーザダイオード駆動回路において、
前記電流源からの電流が供給され、前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性を備えた第1の擬似レーザダイオードと、
前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性を備えた第2の擬似レーザダイオードと、
入力された電流に応じた電流を生成して前記第2の擬似レーザダイオードに供給する第2のカレントミラー回路と、
入力された電流に応じた電流を生成して前記レーザダイオードに供給する第3のカレントミラー回路と、
前記電流源と第1の擬似レーザダイオードとの接続部の電圧に応じた電流を、前記第2及び第3の各カレントミラー回路の入力端にそれぞれ供給する電流供給回路と、
を備え、
前記第1及び第2の各擬似レーザダイオードは、第1の擬似レーザダイオードが出力側のトランジスタをなし第2の擬似レーザダイオードが入力側のトランジスタをなす第4のカレントミラー回路を形成し、前記レーザダイオードの特性に応じて抵抗値及び/又は順方向電圧が可変設定されるものである。
この場合、前記第4のカレントミラー回路は、入力端と出力端にそれぞれスイッチが接続された複数の第5のカレントミラー回路で構成され、該各スイッチによって、各第5のカレントミラー回路の入力端に対する前記第2のカレントミラー回路の出力端への接続制御及び各第5のカレントミラー回路の出力端に対する前記電流源への接続制御がそれぞれ行われるようにした。
また、前記第4のカレントミラー回路は、
並列に接続された複数の入力側トランジスタと、
該各入力側トランジスタに対応して設けられた各出力側トランジスタと、
前記各入力側トランジスタの内、あらかじめ選択された入力側トランジスタに対してダイオードをなすように接続すると共に該入力側トランジスタに対応する出力側トランジスタをオンさせ、他の入力側トランジスタ及び出力側トランジスタをオフさせて遮断状態にする切替回路部と、
をそれぞれ備え、
ダイオードをなすように接続された入力側トランジスタと該入力側トランジスタに対応する前記出力側トランジスタは第5のカレントミラー回路を形成するようにしてもよい。
前記各第5のカレントミラー回路は、それぞれカスコード型のカレントミラー回路をなすようにしてもよい。
また、前記各スイッチに、それぞれヒューズを使用してもよい。
また、前記各スイッチは、それぞれの制御電極がレジスタに接続されたトランジスタである。
本発明のレーザダイオード駆動回路によれば、第1及び第2の各擬似レーザダイオードの特性、すなわち抵抗値及び/又は順方向電圧を可変にし、発光させたいレーザダイオードの特性の変化に応じて第1及び第2の各擬似レーザダイオードの特性を変えるようにした。このことから、発光させようとするレーザダイオードに様々な特性のものが使用されても、最適な擬似レーザダイオードの特性を選択することでレーザダイオードに供給する電流の直線性を最適な状態にすることができる。
更に、レーザダイオードの駆動電流が微少電流から大電流まで広範囲に渡っても、チャネル長変調効果によって目標駆動電流から外れていたレーザダイオードの駆動電流を、正確な目標電流で駆動することができる。更に、チャネル長変調効果をキャンセルすることができるため、電源電圧が変動しても、レーザダイオードの駆動電流の変動を抑えることができる。
また、レーザダイオードの特性に比例した擬似レーザダイオードに目標電流に比例した電流を供給し、その電流に逆比例する電流をレーザダイオードに供給するようにしたことから、レーザダイオードに目標電流を正確に供給することができる。
また、簡単な構成で擬似レーザダイオードを実現することができ、回路を簡略化することができることから、ICチップの小型化に伴うコストの低減を図ることができる。
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるレーザダイオード駆動回路の回路例を示した図である。
図1において、レーザダイオード駆動回路1は、入力された制御信号SCに応じて出力電流i1が変化する電流源2と、レーザダイオードLDと、レーザダイオードLDに供給される電流iLDとレーザダイオードLDの順方向電圧であるアノード側の電圧VLDの特性とほぼ同様の特性又は比例関係にある特性を備えた第1の擬似レーザダイオードLD1及び第2の擬似レーザダイオードLD2とを備えている。
また、レーザダイオード駆動回路1は、第1の擬似レーザダイオードLD1に電流を供給する高精度な第1のカレントミラー回路3と、第2の擬似レーザダイオードLD2に電流を供給する第2のカレントミラー回路4と、レーザダイオードLDに電流を供給する第3のカレントミラー回路5と、電流源2からの出力電流i1が入力されて、第1のカレントミラー回路3と第2のカレントミラー回路4及び第3のカレントミラー回路5に対応する入力電流i2,i4,i6をそれぞれ供給する第4のカレントミラー回路6とを備えている。
更に、レーザダイオード駆動回路1は、NMOSトランジスタN5及びN6、NMOSトランジスタN5及びN6の動作制御を行う演算増幅回路AMP並びに第1及び第2の各スイッチSWa,SWbを備えている。第1のスイッチSWaは、レーザダイオードLDの発光及び消灯の制御を行い、第2のスイッチSWbは、第1のスイッチSWaがオンしたときの第1のスイッチSWaのインピーダンスを補正するために使用される。なお、NMOSトランジスタN5,N6及び演算増幅回路AMPは補正回路をなす。
また、第1のカレントミラー回路3は、スタック型カレントミラー回路をなしており、PMOSトランジスタP1〜P4で形成されている。第2のカレントミラー回路4は、PMOSトランジスタP5及びP6で形成され、第3のカレントミラー回路5は、PMOSトランジスタP7及びP8で形成されている。第4のカレントミラー回路6は、NMOSトランジスタN1〜N4で形成されている。
正側電源電圧Vddと負側電源電圧Vss(例えば、接地電圧)との間には、電流源2とNMOSトランジスタN1が直列に接続され、NMOSトランジスタN1において、ゲートはドレインに接続されている。また、NMOSトランジスタN1のゲートには、NMOSトランジスタN2〜N4の各ゲートがそれぞれ接続され、NMOSトランジスタN2〜N4の各ソースは負側電源電圧Vssにそれぞれ接続されている。
第1のカレントミラー回路3において、正側電源電圧VddとNMOSトランジスタN2のドレインとの間には、PMOSトランジスタP1及びP3が直列に接続され、正側電源電圧Vddと第1の擬似レーザダイオードLD1のアノードとの間にはPMOSトランジスタP2及びP4が直列に接続されている。第1の擬似レーザダイオードLD1のカソードは負側電源電圧Vssに接続されている。PMOSトランジスタP1及びP2の各ゲートは接続され、該接続部はPMOSトランジスタP2のドレインに接続されている。PMOSトランジスタP3及びP4の各ゲートは接続され、該接続部はPMOSトランジスタP3のドレインに接続されている。
第2のカレントミラー回路4において、PMOSトランジスタP5及びP6における、各ソースは正側電源電圧Vddにそれぞれ接続され、各ゲートは接続されて該接続部はPMOSトランジスタP5のドレインに接続されている。PMOSトランジスタP5のドレインと負側電源電圧Vssとの間には、スイッチSWbとNMOSトランジスタN3が直列に接続され、PMOSトランジスタP6のドレインと負側電源電圧Vssとの間には第2の擬似レーザダイオードLD2が接続されている。
第3のカレントミラー回路5において、PMOSトランジスタP7及びP8における、各ソースは正側電源電圧Vddにそれぞれ接続され、各ゲートは接続されて該接続部はPMOSトランジスタP7のドレインに接続されている。PMOSトランジスタP7のドレインと負側電源電圧Vssとの間には、スイッチSWaとNMOSトランジスタN4が直列に接続され、PMOSトランジスタP8のドレインと負側電源電圧Vssとの間にはレーザダイオードLDが接続されている。
演算増幅回路AMPにおいて、非反転入力端は、PMOSトランジスタP4のドレインと第1の擬似レーザダイオードLD1のアノードとの接続部に接続され、反転入力端は、PMOSトランジスタP6のドレインと第2の擬似レーザダイオードLD2のアノードとの接続部に接続されている。演算増幅回路AMPの出力端は、NMOSトランジスタN5及びN6のゲートにそれぞれ接続されている。NMOSトランジスタN5は、NMOSトランジスタN3と並列に接続され、NMOSトランジスタN6は、NMOSトランジスタN4と並列に接続されている。
第2のカレントミラー回路4は、第3のカレントミラー回路5と比較して、回路を構成しているMOSトランジスタの素子サイズを小さくしたものを使用しており、数十分の1から数百分の1の消費電流になるように設定されている。第2の擬似レーザダイオードLD2に供給される電流i5と第2の擬似レーザダイオードLD2の順方向電圧であるアノード側の電圧VLD2との特性であるi5‐VLD2特性と、レーザダイオードLDに供給される電流iLDとレーザダイオードLDのアノード側の電圧VLDとの特性であるiLD‐VLD特性との電流比は、第2のカレントミラー回路4の消費電流M2iと第3のカレントミラー回路5の消費電流M3iとの比と同じになるように設定されている。すなわち、i5/iLD=M2i/M3iになるように、第2のカレントミラー回路4及び第3のカレントミラー回路5の各MOSトランジスタのトランジスタサイズが設定されている。
また、第2のカレントミラー回路4に接続されている第2のスイッチSWbは常時オンしており、そのインピーダンスZ2は、第3のカレントミラー回路5に接続されている第1のスイッチSWaがオンしたときのインピーダンスZ1よりも大きく、そのインピーダンスの比Z2/Z1は、第2のカレントミラー回路4の消費電流M2iと、第3のカレントミラー回路5の消費電流M3iとの比の逆数に,すなわち、Z2/Z1=M3i/M2iになるように第1及び第2の各スイッチSWa,SWbのそれぞれのインピーダンスZ1,Z2が設定されている。
第1のカレントミラー回路3は、前記のようにカレントミラー回路を2段積み重ねた構成をなしているため、チャネル長変調効果による電流の非対称性を大幅に改善することができる。第1のカレントミラー回路3としては、図1で示したスタック型の他に、PMOSトランジスタをカスコード接続したカスコード型カレントミラー回路や、ウイルソン型カレントミラー回路等も使用することができる。
第4のカレントミラー回路6において、NMOSトランジスタN1のドレインには、電流源2からの電流i1が供給され、該電流i1に応じた電流がNMOSトランジスタN2〜N4の各ドレイン電流として出力され、第1〜第3の各カレントミラー回路3〜5にそれぞれ入力される。
このような構成において、制御信号SCに応じた電流源2からの電流i1は、第4のカレントミラー回路6のNMOSトランジスタN1のドレイン電流となる。該電流は、NMOSトランジスタN2で折り返されて第1のカレントミラー回路3に入力され、更に第1のカレントミラー回路3の出力端に接続された第1の擬似レーザダイオードLD1に供給される。また、第4のカレントミラー回路6のNMOSトランジスタN1のドレイン電流i1は、NMOSトランジスタN3で折り返されて第2のカレントミラー回路4に入力され、更に、第2のカレントミラー回路4の出力端に接続された第2の擬似レーザダイオードLD2に供給される。
NMOSトランジスタN2の素子サイズはNMOSトランジスタN3の素子サイズより大きくして、同一ゲート電圧におけるNMOSトランジスタN2のドレイン電流i2を、NMOSトランジスタN3のドレイン電流i4よりも大きくなるようにしている。この結果、第1の擬似レーザダイオードLD1に流れる電流i3は、第2の擬似レーザダイオードLD2に流れる電流i5よりも大きくなる。第1の擬似レーザダイオードLD1と第2の擬似レーザダイオードLD2の電流‐電圧特性は同一になっているため、第2の擬似レーザダイオードLD2の電圧VLD2は第1の擬似レーザダイオードLD1の順方向電圧であるアノード側の電圧VLD1よりも小さくなる。
第1の擬似レーザダイオードLD1の電圧VLD1は、演算増幅回路AMPの非反転入力端に、第2の擬似レーザダイオードLD2の電圧VLD2は、演算増幅回路AMPの反転入力端にそれぞれ入力されているため、演算増幅回路AMPは、出力端に接続されたNMOSトランジスタN5のゲート電圧を制御し、第2の擬似レーザダイオードLD2の電圧VLD2が、第1の擬似レーザダイオードLD1の電圧VLD1と等しくなるように、第2のカレントミラー回路4の入力電流i4を増加させて第2のカレントミラー回路4の出力電流i5を増加させる。
更に、演算増幅回路AMPの出力端にはNMOSトランジスタN6のゲートが接続されていることから、第3のカレントミラー回路5の入力電流i6を増加させる。該電流i6の増加分は、NMOSトランジスタN5とNMOSトランジスタN6における同一ゲート電圧時のドレイン電流比で決まる。該ドレイン電流比を、第2のカレントミラー回路4の消費電流M2iと第3のカレントミラー回路5の消費電流M3iと同じになるようにして、レーザダイオードLDに供給される電流iLDを、第2の擬似レーザダイオードLD2に供給される電流i5に比例させることができる。
第2の擬似レーザダイオードLD2に供給される電流i5は、第1の擬似レーザダイオードLD1に供給される電流i3と同じであり、第1の擬似レーザダイオードLD1に供給される電流i3は、第1のカレントミラー回路3によって電流源2から出力された電流i1に比例していることから、レーザダイオードLDに供給される電流iLDは、電流源2から出力された電流i1に比例した電流となる。
ここで、レーザダイオードLDの電流‐電圧特性は、図2のように、順方向電圧VFと抵抗値RLDで表すことができ、抵抗値RLDは、特性直線の傾きΔV/Δiである。レーザダイオードLDの順方向電圧VFと抵抗値RLDは、製品ごとに値が異なり、同一製造工程で製造されたものでも固体ごとに差が発生することがあり、温度や経年変化によっても値が変動する。このようなことから、第1及び第2の各擬似レーザダイオードLD1,LD2は、図3で示すような構成になっている。
図3では、第1及び第2の各擬似レーザダイオードLD1,LD2は、抵抗RAと可変電圧源VSの直列回路でそれぞれ構成されている。抵抗RAの一端と可変電圧源VSの正側電極が接続され、抵抗RAの他端が擬似レーザダイオードのアノードをなし、可変電圧源VSの負側電極が擬似レーザダイオードのカソードをなす。
可変電圧源VSの電圧を変えることにより、図4で示すように、擬似レーザダイオードの順方向電圧をVF0〜VF1までの範囲で変えることができる。このため、レーザダイオードLDの特性の変化に応じて、可変電圧源VSの電圧及び抵抗RAの抵抗値を変えることにより、第1及び第2の各擬似レーザダイオードLD1,LD2は、レーザダイオードLDに供給される電流iLDとレーザダイオードLDの順方向電圧であるアノード側の電圧VLDの特性とほぼ同様の特性又は比例関係にある特性をそれぞれ備えることができる。
図5は、可変電圧源VSの回路例を示した図であり、可変電圧源VSは、NMOSトランジスタ15、演算増幅回路16及び電圧出力型のD/AコンバータDACで形成されている。
図5において、演算増幅回路16の反転入力端はNMOSトランジスタ15のドレインに接続され、演算増幅回路16の非反転入力端にD/AコンバータDACの出力電圧が入力されている。演算増幅回路16の出力端はNMOSトランジスタ15のゲートに接続され、NMOSトランジスタ15のドレインは可変電圧源VSの正側電極を、NMOSトランジスタ15のソースは可変電圧源VSの負側電極をそれぞれなす。D/AコンバータDACの出力電圧を変えることにより、可変電圧源VSの電圧が変わり、擬似レーザダイオードの順方向電圧を変えることができる。
一方、図1では、高精度な第1のカレントミラー回路3を使用するようにしたが、第1のカレントミラー回路3をなくして第1の擬似レーザダイオードLD1に電流源2からの出力電流i1を供給するようにしてもよく、この場合、図1は図6のようになる。なお、図6では、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略する。
図6において、レーザダイオード駆動回路21は、電流源2と、レーザダイオードLDと、第1の擬似レーザダイオードLD1及び第2の擬似レーザダイオードLD2と、第2のカレントミラー回路4と、第3のカレントミラー回路5と、NMOSトランジスタN3及びN4と、NMOSトランジスタN3及びN4の動作制御を行う演算増幅回路AMPと、第1及び第2の各スイッチSWa,SWbとを備えている。なお、NMOSトランジスタN3,N4及び演算増幅回路AMPは補正回路をなす。
正側電源電圧Vddと負側電源電圧Vssとの間には、電流源2と第1の擬似レーザダイオードLD1が直列に接続され、電流源2と第1の擬似レーザダイオードLD1のアノードとの接続部は、演算増幅回路AMPの非反転入力端に接続されている。
第2のカレントミラー回路4において、PMOSトランジスタP5及びP6における、各ソースは正側電源電圧Vddにそれぞれ接続され、各ゲートは接続されて該接続部はPMOSトランジスタP5のドレインに接続されている。
PMOSトランジスタP5のドレインと負側電源電圧Vssとの間には、スイッチSWbとNMOSトランジスタN3が直列に接続され、NMOSトランジスタN3のゲートは演算増幅回路AMPの出力端に接続されている。PMOSトランジスタP6のドレインと負側電源電圧Vssとの間には第2の擬似レーザダイオードLD2が接続され、第2の擬似レーザダイオードLD2のアノードとPMOSトランジスタP6のドレインとの接続部は演算増幅回路AMPの反転入力端に接続されている。
第3のカレントミラー回路5において、PMOSトランジスタP7及びP8における、各ソースは正側電源電圧Vddにそれぞれ接続され、各ゲートは接続されて該接続部はPMOSトランジスタP7のドレインに接続されている。PMOSトランジスタP7のドレインと負側電源電圧Vssとの間には、スイッチSWaとNMOSトランジスタN4が直列に接続され、NMOSトランジスタN4のゲートは演算増幅回路AMPの出力端に接続されている。PMOSトランジスタP8のドレインと負側電源電圧Vssとの間にはレーザダイオードLDが接続されている。
このような構成において、制御信号SCに応じて電流源2から出力された電流i1は、第1の擬似レーザダイオードLD1に供給される。第1の擬似レーザダイオードLD1における順方向電圧であるアノードの電圧VLD1は、演算増幅回路AMPの非反転入力端に入力されている。また、第2の擬似レーザダイオードLD2の順方向電圧であるアノードの電圧VLD2は、演算増幅回路AMPの反転入力端に入力されている。このことから、演算増幅回路AMPは、第2の擬似レーザダイオードLD2のアノードの電圧VLD2が第1の擬似レーザダイオードLD1のアノードの電圧VLD1と等しくなるような電流を第2の擬似レーザダイオードLD2に供給するように、NMOSトランジスタN3のゲート電圧を制御する。
第2のカレントミラー回路4は、演算増幅回路AMPの帰還ループに入っているため、第2のカレントミラー回路4で発生するチャネル長変調効果による電流の非対称性は補正され、第2の擬似レーザダイオードLD2に流れる電流i5は、電流源2から出力された電流i1に比例した電流に正確になる。
第2のカレントミラー回路4と第3のカレントミラー回路5に流れる電流は完全に比例関係になるように作られているため、第2の擬似レーザダイオードLD2に比例した電流がレーザダイオードLDに流れる。すなわち、電流源2から出力された電流i1に比例した電流がレーザダイオードLDに流れることになる。なお、第1のスイッチSWaと第2のスイッチSWbについては、前記第1の実施の形態の場合と同様であるのでその説明を省略する。
このように、図6のレーザダイオード駆動回路は、図1の場合と同様の効果を得ることができると共に、図1では、レーザダイオードLDに流れる電流に対して追加か又は抜き取りのいずれかしかできなかったため、第1の擬似レーザダイオードLD1と第2の擬似レーザダイオードLD2に供給する電流に初期設定で差を持たせていたのに対して、レーザダイオードLDに流れる電流に対して追加と抜き取りの両方を行うことができ、しかも高精度カレントミラー回路及びNMOSトランジスタN1とNMOSトランジスタN2で構成された第4のカレントミラー回路6が不要となり、これらのカレントミラー回路で発生していたチャネル長変調効果による電流の非対称性も改善することができる。
一方、図3では、擬似レーザダイオードLD1及びLD2は、抵抗RAと可変電圧源VSで構成される場合を例にして示したが、可変抵抗と電圧源を直列に接続した構成、又は可変抵抗と可変電圧源を直列に接続した構成にしてもよい。また、図7で示すように、複数の抵抗R0〜Rn(nは、n>0の整数)と、該各抵抗R0〜Rnに対応して直列に接続されたスイッチSW0〜SWnからなる各直列回路を並列に接続した構成にするようにしてもよい。
図7において、可変電圧源VSの正側電極に抵抗R0〜Rnの各一端がそれぞれ接続され、抵抗R0〜Rnの各他端は対応するスイッチSW0〜SWnの一端にそれぞれ接続されている、各スイッチSW0〜SWnの各他端は接続され、該接続部は、擬似レーザダイオードのアノードをなす。
このように、複数の抵抗R0〜Rnを対応するスイッチSW0〜SWnを介して並列に接続することによって合成抵抗値を変更できるようにすると、レーザダイオードLDの抵抗値の変化に対応することができる。図7の擬似レーザダイオードの電流‐電圧特性例を図8に示す。
抵抗R0〜Rnの抵抗値はすべて同じ値にしてもよいが、R0:R1:R2:・・・:Rn=1:1:1/2:・・・:1/2n−1にすると、スイッチSW1から順にオンしていけば、合成抵抗は1:1/2:1/4:・・・:1/2と効果的に変化させることもできる。又は、スイッチSW0〜SWnのいずれか1つを選択してオンさせることで、任意の抵抗R0〜Rnの1つを選択するようにしてもよい。
なお、図9のようにスイッチSW0〜SWnの接続位置が可変電圧源VS側であっても問題なく図7の場合と同じ動作を行うことが可能である。また、図7のスイッチSW0〜SWnにMOSトランジスタを使用することも可能であり、この場合の一例として、図10にNMOSトランジスタを使用した場合を例にして示している。図10の場合、各NMOSトランジスタN0〜Nnのゲートは、例えばレジスタ25にそれぞれ接続され、レジスタ25は、オンさせるNMOSトランジスタのゲートにハイレベルの信号を出力するようにあらかじめ設定されている。
また、スイッチSW0〜SWnにヒューズを使用してもよい。
更に、抵抗R0〜Rnの合成抵抗値を変えると共に、可変電圧源VSから供給される電圧を変えることにより、発光させるレーザダイオードLDの抵抗成分だけでなく順方向電圧VFも合せて調整することができ、より幅広いレーザダイオードLD特性に対応することができる。言うまでもなく、図7、図9及び図10において、可変電圧源VSの代わりに1つの固定された定電圧を生成して出力する電圧源を使用してもよい。
図11は、第1及び第2の各擬似レーザダイオードLD1,LD2の他の構成例を示した図である。
図11において、第1及び第2の各擬似レーザダイオードLD1,LD2は、スイッチSW0〜SWn及びNMOSトランジスタN0〜Nnでそれぞれ構成されている。スイッチSW0〜SWnの各一端は接続され、該接続部は擬似レーザダイオードのアノードをなし、スイッチSW0〜SWnの他端は対応するNMOSトランジスタN0〜Nnのドレインにそれぞれ接続されている。
NMOSトランジスタN0〜Nnにおいて、各ゲートはドレインに接続されてそれぞれダイオードをなし、各ソースは接続されて該接続部は擬似レーザダイオードのカソードをなす。
このように、ダイオード接続された複数のNMOSトランジスタN0〜Nnを対応するスイッチSW0〜SWnを介して並列に接続することによって、オンさせるスイッチSW0〜SWnの組み合わせに応じて、発光させるレーザダイオードLDに応じた特性を得ることができる。
また、図11のスイッチSW0〜SWnにMOSトランジスタを使用することも可能であり、この場合の一例として、図12にNMOSトランジスタを使用した場合を例にして示す。図12の場合、各NMOSトランジスタSN0〜SNnのゲートは、例えばレジスタ25にそれぞれ接続され、レジスタ25は、オンさせるNMOSトランジスタのゲートにハイレベルの信号を出力するようにあらかじめ設定されている。
また、第1及び第2の各擬似レーザダイオードLD1及びLD2として、ダイオード接続したNMOSトランジスタN0〜Nnにスイッチを直列に接続しないようにした図13のような構成が考えられる。
図13において、第1及び第2の各擬似レーザダイオードLD1,LD2は、NMOSトランジスタN0〜Nn,Ng0〜Ngn、トランスミッションゲートTG0〜TGn及びインバータINV0〜INVnでそれぞれ構成されている。
NMOSトランジスタN0〜Nnの各ドレインは接続され、該接続部は擬似レーザダイオードのアノードをなす。また、NMOSトランジスタN0〜Nnの各ソースは接続され、該接続部は擬似レーザダイオードのカソードをなす。NMOSトランジスタNk(k=0〜n)のゲートとドレインとの間にはトランスミッションゲートTGkが接続されている。ここで、トランスミッションゲートは、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタが並列に接続されてなるものであり、以下、トランスミッションゲートにおいて、PMOSトランジスタのゲートを反転制御電極と呼ぶと共にNMOSトランジスタのゲートを非反転制御電極と呼ぶ。
トランスミッションゲートTGkの非反転制御電極及びインバータINVkのアノードはそれぞれレジスタ25に接続され、インバータINVkのカソードはトランスミッションゲートTGkの反転制御電極に接続されている。また、NMOSトランジスタNkのゲートと負側電源電圧Vssとの間にはNMOSトランジスタNgkが接続され、NMOSトランジスタNgkのゲートはトランスミッションゲートTGkの反転制御電極に接続されている。
このような構成において、スイッチの動作をするトランスミッションゲートTGkがオンしているときは、対応するNMOSトランジスタNkは、ゲートが自身のドレインに接続され、ダイオードとして作動する。
一方、トランスミッションゲートTGkをオフさせ、NMOSトランジスタNgkをオンさせてNMOSトランジスタNkのゲートを負側電源電圧Vss、例えば接地電圧に接続するとNMOSトランジスタNkはオフして電流を流さなくなり絶縁状態になる。図13の場合、図11及び図12と比べてダイオードをなすNMOSトランジスタN0〜Nnに対して直列に接続された余計な抵抗成分を持つ素子が少なくなるため、該抵抗成分のばらつき要因が減るという利点もある。
また、特性を合わそうとするレーザダイオードLDの順方向電圧VFが1.2V付近より大きい場合には、図14のようにNMOSトランジスタで形成したダイオードを2段直列に接続すると、順方向電圧VFを2倍にすることができる。なお、図14では、NMOSトランジスタN0〜Nnのゲートを制御して、オンさせるか又はオフさせるかの選択を行うようにしたが、NMOSトランジスタN10〜N1nのゲートをそれぞれ制御するようにしても同じように動作させることができる。
このように、本第1の実施の形態におけるレーザダイオード駆動回路は、高精度の第1のカレントミラー回路3、並びに抵抗値及び/又は順方向電圧が可変設定された第1の擬似レーザダイオードLD1で、電流i1に応じたレーザダイオードLDの基準となる順方向電圧VLD1を発生させると共に第2のカレントミラー回路4、並びに抵抗値及び/又は順方向電圧が可変設定された第2の擬似レーザダイオードLD2で、電流i1に応じたレーザダイオードLDの実際の順方向電圧VLD2を発生させ、該順方向電圧VLD2が基準となる順方向電圧VLD1になるようにレーザダイオードLDに流れる電流iLDを制御するようにした。
このことから、発光させようとするレーザダイオードに様々な特性のものが使用されても、最適な擬似レーザダイオードの特性を選択することでレーザダイオードに供給する電流の直線性を最適な状態にすることができ、電源電圧の変動やチャネル長変調効果により発生した、目標電流値と実際にレーザダイオードに供給される電流値との差を補正することにより、目標値に近い電流をレーザダイオードに供給することができる。
第2の実施の形態.
前記第1の実施の形態では、演算増幅回路AMPを使用したが、演算増幅回路AMPを使用せずに第1のカレントミラー回路3をなくして第1の擬似レーザダイオードLD1に電流源2からの出力電流i1を供給するようにしてもよく、このようにしたものを本発明の第2の実施の形態とする。
図15は、本発明の第2の実施の形態におけるレーザダイオード駆動回路の回路例を示した図であり、図16は、図15の第3のカレントミラー回路32の回路例を示した図である。なお、図15では、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略する。
図15及び図16において、レーザダイオード駆動回路31は、電流源2と、レーザダイオードLDと、第2のカレントミラー回路4と、第3のカレントミラー回路5と、NMOSトランジスタN0〜Nn,Nb0〜Nbn,SN0〜SNn,SNb0〜SNbn及びレジスタ25からなる第4のカレントミラー回路32と、NMOSトランジスタN3,N4と、第1及び第2の各スイッチSWa,SWbとを備えている。なお、NMOSトランジスタN3及びN4は電流供給回路をなし、NMOSトランジスタN0〜Nn及びNb0〜Nbnで形成された各カレントミラー回路はそれぞれ第5のカレントミラー回路をなす。
正側電源電圧Vddと第4のカレントミラー回路32の出力端との間には電流源2が接続され、電流源2と第4のカレントミラー回路32の出力端との接続部は、NMOSトランジスタN3及びN4の各ゲートにそれぞれ接続されている。
第2のカレントミラー回路4において、PMOSトランジスタP5及びP6における、各ソースは正側電源電圧Vddにそれぞれ接続され、各ゲートは接続されて該接続部はPMOSトランジスタP5のドレインに接続されている。PMOSトランジスタP5のドレインと負側電源電圧Vssとの間には、スイッチSWbとNMOSトランジスタN3が直列に接続されている。
第3のカレントミラー回路5において、PMOSトランジスタP7及びP8における、各ソースは正側電源電圧Vddにそれぞれ接続され、各ゲートは接続されて該接続部はPMOSトランジスタP7のドレインに接続されている。PMOSトランジスタP7のドレインと負側電源電圧Vssとの間には、スイッチSWaとNMOSトランジスタN4が直列に接続されている。
第4のカレントミラー回路32において、電流源2と負側電源電圧Vssとの間には、NMOSトランジスタSNb0〜SNbn及びNb0〜Nbnが対応して直列に接続された各直列回路がそれぞれ接続され、PMOSトランジスタP6のドレインと負側電源電圧Vssとの間には、NMOSトランジスタSN0〜SNn及びN0〜Nnが対応して直列に接続された各直列回路がそれぞれ接続されている。
NMOSトランジスタSN0〜SNnの各ゲートは、NMOSトランジスタSNb0〜SNbnの各ゲートに対応して接続され、該各接続部はレジスタ25にそれぞれ接続されている。また、NMOSトランジスタN0〜Nnの各ゲートは、NMOSトランジスタNb0〜Nbnの各ゲートに対応して接続され、該各接続部はNMOSトランジスタN0〜Nnの対応するドレインにそれぞれ接続されている。
NMOSトランジスタNb0〜Nbnは、各ドレインに対応するNMOSトランジスタSNb0〜SNbnを介して電流源2からの電流i1が入力されて第1の擬似レーザダイオードLD1をなす。また、NMOSトランジスタN0〜Nnは、各ドレインに対応するNMOSトランジスタSN0〜SNnを介してPMOSトランジスタP6からの電流i5が入力されて第2の擬似レーザダイオードLD2をなす。
このような構成において、NMOSトランジスタSN0〜SNn及びSNb0〜SNbnは、レジスタ25に設定されたデータに応じてオン又はオフする。例えば、レジスタ25からの信号G0〜Gnの内、信号G0及びG1だけがハイレベルで他の信号がすべてローレベルである場合、NMOSトランジスタSN0〜SNn及びSNb0〜SNbnの内、NMOSトランジスタSN0,SN1,SNb0,SNb1がそれぞれオンし、その他はそれぞれオフする。この場合、NMOSトランジスタNb0及びNb1が第1の擬似レーザダイオードLD1をなし、NMOSトランジスタN0及びN1が第2の擬似レーザダイオードLD2をなす。
また、例えば、レジスタ25からの信号G0〜Gnの内、信号Gkだけがハイレベルで他の信号がすべてローレベルである場合、NMOSトランジスタSN0〜SNn及びSNb0〜SNbnの内、NMOSトランジスタSNk及びSNbkがそれぞれオンし、その他はそれぞれオフする。この場合、NMOSトランジスタNbkが第1の擬似レーザダイオードLD1をなし、NMOSトランジスタNkが第2の擬似レーザダイオードLD2をなす。以下、この場合を例にして説明する。
制御信号SCに応じて電流源2から出力された電流i1は、第1の擬似レーザダイオードLD1をなすNMOSトランジスタNbkのドレイン電流となる。NMOSトランジスタNbkのドレイン電圧は第1の擬似レーザダイオードLD1の順方向電圧であるアノードの電圧VLD1となり、該電圧VLD1は第2のカレントミラー回路4の入力端に接続されているNMOSトランジスタN3のゲートにも入力されているため、帰還ループとなって、NMOSトランジスタNkのドレイン電流i5は、電流源2から出力された電流i1と等しくなる。NMOSトランジスタNbkのドレイン電圧VLD1は、結果として、第2のカレントミラー回路4のPMOSトランジスタP6の出力電流i5が電流i1とほぼ一致するような、NMOSトランジスタN3のゲート電圧になる。
更に、NMOSトランジスタNbkのドレイン電圧VLD1は、第3のカレントミラー回路5の入力端に接続されているNMOSトランジスタN4のゲートにも入力されているため、NMOSトランジスタN4のドレイン電流i6は、NMOSトランジスタN3のドレイン電流i4に比例した電流となる。
第2のカレントミラー回路4と第3のカレントミラー回路5は回路構成が同じあることから、PMOSトランジスタP6のドレイン電流i5とPMOSトランジスタP8のドレイン電流iLDは比例した電流となる。すなわち、PMOSトランジスタP8のドレイン電流iLDは、レーザダイオードLDに流れる電流であることから、電流源2から出力された電流i1に比例した電流がレーザダイオードLDに流れることになる。
なお、NMOSトランジスタNbkのドレイン電圧VLD1とNMOSトランジスタNkのドレイン電圧VLD2が一致しないことから、第4のカレントミラー回路32は、チャネル長変調効果によって微小な誤差が生じることがある。このため、より良い特性が必要な場合は、NMOSトランジスタNbk及びNkのゲートチャネル長を大きくするか、又は第4のカレントミラー回路32においてNMOSトランジスタNk及びNbkで形成されたカレントミラー回路の代わりに図17で示すようなNMOSトランジスタをカスコード接続したカスコード型カレントミラー回路といった高精度なカレントミラー回路を使用するとよい。
一方、図16では、第1の擬似レーザダイオードLD1をなすNMOSトランジスタNb0〜Nbn及び第2の擬似レーザダイオードLD2をなすNMOSトランジスタN0〜Nnにスイッチングトランジスタを直列に接続するようにしたが、該スイッチングトランジスタを直列に接続しないようにした図18のような構成が考えられる。
図18において、第4のカレントミラー回路32は、NMOSトランジスタN0〜Nn,Nb0〜Nbn,Ng0〜Ngn、トランスミッションゲートTG0〜TGn及びインバータINV0〜INVnでそれぞれ構成されている。
NMOSトランジスタNb0〜Nbnの各ドレインは接続され、該接続部には電流源2からの電流i1が入力されている。更に、NMOSトランジスタNb0〜Nbnの各ソースは接続され、該接続部は負側電源電圧Vssに接続されている。また、NMOSトランジスタN0〜Nnの各ドレインは接続され、該接続部にはPMOSトランジスタP6からの電流i5が入力されている。更に、NMOSトランジスタN0〜Nnの各ソースは接続され、該接続部は負側電源電圧Vssに接続されている。
NMOSトランジスタNk(k=0〜n)のゲートとドレインとの間にはトランスミッションゲートTGkが接続されている。ここで、トランスミッションゲートTGkの非反転制御電極及びインバータINVkのアノードはそれぞれレジスタ25に接続され、インバータINVkのカソードはトランスミッションゲートTGkの反転制御電極に接続されている。また、NMOSトランジスタNkのゲートと負側電源電圧Vssとの間にはNMOSトランジスタNgkが接続され、NMOSトランジスタNgkのゲートはトランスミッションゲートTGkの反転制御電極に接続されている。更にNMOSトランジスタNbkのゲートは、NMOSトランジスタNkのゲートに接続されている。
このような構成において、スイッチの動作をするトランスミッションゲートTGkがオンしているときは、対応するNMOSトランジスタNkのゲートが自身のドレインに接続され、ダイオードとして作動する。
一方、トランスミッションゲートTGkをオフさせ、NMOSトランジスタNgkをオンさせてNMOSトランジスタNk及びNbkの各ゲートを負側電源電圧Vss、例えば接地電圧にそれぞれ接続するとNMOSトランジスタNk及びNbkはそれぞれオフして電流を流さなくなり絶縁状態になる。図18の場合、図16と比べてNMOSトランジスタN0〜Nn及びNb0〜Nbnに対して直列に接続された余計な抵抗成分を持つ素子が少なくなるため、該抵抗成分によるばらつき要因が減るという利点もある。
また、特性を合わそうとするレーザダイオードLDの順方向電圧VFが1.2V付近より大きい場合には、図19のようにNMOSトランジスタN0〜NnにNMOSトランジスタN10〜N1nをそれぞれ2段直列に接続すると共にNMOSトランジスタNb0〜NbnにNMOSトランジスタNb10〜Nb1nをそれぞれ2段直列に接続して順方向電圧VFを2倍にすることができる。
なお、図19の場合、NMOSトランジスタNb0〜Nbn及びNb10〜Nb1nの直列回路が第1の擬似レーザダイオードLD1をなし、NMOSトランジスタN0〜Nn及びN10〜N1nの直列回路が第2の擬似レーザダイオードLD2をなす。また、NMOSトランジスタN10〜N1n及びN1b0〜N1bnで形成された各カレントミラー回路はそれぞれ第6のカレントミラー回路をなす。
このように、本第2の実施の形態におけるレーザダイオード駆動回路は、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができると共に、第1の実施の形態で必要であった、多くの素子を含みICチップ上では比較的大きな面積を要する演算増幅回路AMPをなくすことができ、ICチップの大幅な面積の縮小を図ることができる。
本発明の第1の実施の形態におけるレーザダイオード駆動回路の回路例を示した図である。 レーザダイオードLDの電流‐電圧特性の例を示した図である。 図1の第1及び第2の各擬似レーザダイオードLD1,LD2の構成例を示した図である。 図3の擬似レーザダイオードの電流‐電圧特性の例を示した図である。 図3の可変電圧源VSの回路例を示した図である。 本発明の第1の実施の形態におけるレーザダイオード駆動回路の他の回路例を示した図である。 第1及び第2の各擬似レーザダイオードLD1,LD2の他の構成例を示した図である。 図7の擬似レーザダイオードの電流‐電圧特性例を示した図である。 第1及び第2の各擬似レーザダイオードLD1,LD2の他の構成例を示した図である。 第1及び第2の各擬似レーザダイオードLD1,LD2の他の構成例を示した図である。 第1及び第2の各擬似レーザダイオードLD1,LD2の他の構成例を示した図である。 第1及び第2の各擬似レーザダイオードLD1,LD2の他の構成例を示した図である。 第1及び第2の各擬似レーザダイオードLD1,LD2の他の構成例を示した図である。 第1及び第2の各擬似レーザダイオードLD1,LD2の他の構成例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態におけるレーザダイオード駆動回路の回路例を示した図である。 図15の第4のカレントミラー回路32の回路例を示した図である。 図15の第4のカレントミラー回路32の他の回路例を示した図である。 図15の第4のカレントミラー回路32の他の回路例を示した図である。 図15の第4のカレントミラー回路32の他の回路例を示した図である。 従来のレーザダイオード駆動回路の回路例を示した図である。 NMOSトランジスタのドレイン電流idとドレイン電圧Vdsとの特性例を示した図である。 電流iaの変化に対する図20の各部の電圧及びレーザダイオードLDに流れる電流iLDとの関係例を示した図である。 図22のB領域における図20の各部の電圧及び電流の関係例を示した図である。 図22のC領域における図20の各部の電圧及び電流の関係例を示した図である。
符号の説明
1,21,31 レーザダイオード駆動回路
2 電流源
3 第1のカレントミラー回路
4 第2のカレントミラー回路
5 第3のカレントミラー回路
6,32 第4のカレントミラー回路
SWa 第1のスイッチ
SWb 第2のスイッチ
LD レーザダイオード
LD1 第1の擬似レーザダイオード
LD2 第2の擬似レーザダイオード
AMP 演算増幅回路
N5,N6 NMOSトランジスタ

Claims (15)

  1. 外部から入力された制御信号に応じて電流源の電流値を変化させ、該電流値と同じか又は比例した電流をレーザダイオードに供給して該レーザダイオードを発光させるレーザダイオード駆動回路において、
    前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性をそれぞれ備えた第1及び第2の各擬似レーザダイオードと、
    入力された電流に応じた電流を生成して該第1の擬似レーザダイオードに供給する第1のカレントミラー回路と、
    入力された電流に応じた電流を生成して前記第2の擬似レーザダイオードに供給する第2のカレントミラー回路と、
    入力された電流に応じた電流を生成して前記レーザダイオードに供給する第3のカレントミラー回路と、
    前記電流源から供給される電流に応じた電流を前記第1から第3の各カレントミラー回路にそれぞれ出力する第4のカレントミラー回路と、
    前記第1の擬似レーザダイオードの順方向電圧と、前記第2の擬似レーザダイオードの順方向電圧が同じになるように、前記第2及び第3の各カレントミラー回路の入力端に電流をそれぞれ加算して補正する補正回路と、
    を備え、
    前記第1及び第2の各擬似レーザダイオードは、前記レーザダイオードの特性に応じて抵抗値及び/又は順方向電圧が可変設定されることを特徴とするレーザダイオード駆動回路。
  2. 外部から入力された制御信号に応じて電流源の電流値を変化させ、該電流値と同じか又は比例した電流をレーザダイオードに供給して該レーザダイオードを発光させるレーザダイオード駆動回路において、
    前記電流源からの電流が供給され、前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性を備えた第1の擬似レーザダイオードと、
    前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性を備えた第2の擬似レーザダイオードと、
    入力された電流に応じた電流を生成して前記第2の擬似レーザダイオードに供給する第2のカレントミラー回路と、
    入力された電流に応じた電流を生成して前記レーザダイオードに供給する第3のカレントミラー回路と、
    前記第1の擬似レーザダイオードの順方向電圧と、前記第2の擬似レーザダイオードの順方向電圧が同じになるように、前記第2及び第3の各カレントミラー回路の入力端にそれぞれ電流を供給して補正する補正回路と、
    を備え、
    前記第1及び第2の各擬似レーザダイオードは、前記レーザダイオードの特性に応じて抵抗値及び/又は順方向電圧が可変設定されることを特徴とするレーザダイオード駆動回路。
  3. 前記第1及び第2の各擬似レーザダイオードは、所定の電圧を生成して出力する電圧源と少なくとも1つの抵抗からなる抵抗回路との直列回路でそれぞれ形成されることを特徴とする請求項1又は2記載のレーザダイオード駆動回路。
  4. 前記抵抗回路は、設定された抵抗値になる可変抵抗をなすことを特徴とする請求項3記載のレーザダイオード駆動回路。
  5. 前記抵抗回路は、抵抗とスイッチが直列に接続された複数の直列回路が並列に接続されてなることを特徴とする請求項3記載のレーザダイオード駆動回路。
  6. 前記電圧源は、設定された値の電圧を生成して出力する可変電圧源であることを特徴とする請求項3、4又は5記載のレーザダイオード駆動回路。
  7. 前記第1及び第2の各擬似レーザダイオードは、複数のダイオードと該各ダイオードに対応するスイッチが直列に接続された各直列回路が並列に接続されてなることを特徴とする請求項1又は2記載のレーザダイオード駆動回路。
  8. 前記第1及び第2の各擬似レーザダイオードは、
    並列に接続された複数のトランジスタと、
    該各トランジスタの内、あらかじめ選択されたトランジスタに対してダイオードをなすように接続すると共に、他のトランジスタをオフさせて遮断状態にする切替回路部と、
    をそれぞれ備えること特徴とする請求項1又は2記載のレーザダイオード駆動回路。
  9. 前記各トランジスタは、少なくとも1つのダイオードがそれぞれ直列に接続されることを特徴とする請求項8記載のレーザダイオード駆動回路。
  10. 外部から入力された制御信号に応じて電流源の電流値を変化させ、該電流値と同じか又は比例した電流をレーザダイオードに供給して該レーザダイオードを発光させるレーザダイオード駆動回路において、
    前記電流源からの電流が供給され、前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性を備えた第1の擬似レーザダイオードと、
    前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性を備えた第2の擬似レーザダイオードと、
    入力された電流に応じた電流を生成して前記第2の擬似レーザダイオードに供給する第2のカレントミラー回路と、
    入力された電流に応じた電流を生成して前記レーザダイオードに供給する第3のカレントミラー回路と、
    前記電流源と第1の擬似レーザダイオードとの接続部の電圧に応じた電流を、前記第2及び第3の各カレントミラー回路の入力端にそれぞれ供給する電流供給回路と、
    を備え、
    前記第1及び第2の各擬似レーザダイオードは、第1の擬似レーザダイオードが出力側のトランジスタをなし第2の擬似レーザダイオードが入力側のトランジスタをなす第4のカレントミラー回路を形成し、前記レーザダイオードの特性に応じて抵抗値及び/又は順方向電圧が可変設定されることを特徴とするレーザダイオード駆動回路。
  11. 前記第4のカレントミラー回路は、入力端と出力端にそれぞれスイッチが接続された複数の第5のカレントミラー回路で構成され、該各スイッチによって、各第5のカレントミラー回路の入力端に対する前記第2のカレントミラー回路の出力端への接続制御及び各第5のカレントミラー回路の出力端に対する前記電流源への接続制御がそれぞれ行われることを特徴とする請求項10記載のレーザダイオード駆動回路。
  12. 前記第4のカレントミラー回路は、
    並列に接続された複数の入力側トランジスタと、
    該各入力側トランジスタに対応して設けられた各出力側トランジスタと、
    前記各入力側トランジスタの内、あらかじめ選択された入力側トランジスタに対してダイオードをなすように接続すると共に該入力側トランジスタに対応する出力側トランジスタをオンさせ、他の入力側トランジスタ及び出力側トランジスタをオフさせて遮断状態にする切替回路部と、
    をそれぞれ備え、
    ダイオードをなすように接続された入力側トランジスタと該入力側トランジスタに対応する前記出力側トランジスタは第5のカレントミラー回路を形成することを特徴とする請求項10記載のレーザダイオード駆動回路。
  13. 前記各第5のカレントミラー回路は、それぞれカスコード型のカレントミラー回路をなすことを特徴とする請求項11又は12記載のレーザダイオード駆動回路。
  14. 前記各スイッチは、それぞれヒューズであることを特徴とする請求項5、7又は11記載のレーザダイオード駆動回路。
  15. 前記各スイッチは、それぞれの制御電極がレジスタに接続されたトランジスタであることを特徴とする請求項5、7又は11記載のレーザダイオード駆動回路。
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