JP2005251533A - Led灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
LEDの放熱性がよく、コストが安く、組立が容易な、車両用のLED灯具を提供する。
【解決手段】
長手方向に所定の間隔をおいて多数のLED22を実装したフラットケーブル20と、このLED実装フラットケーブルを、LEDを外側に向けて環状に支持する環状支持枠18とを備えている。フラットケーブル20は一方の端部が環状支持枠18の中央部に位置するように折り曲げられており、環状支持体の中央部に位置するフラットケーブル20の端部にもLED22が実装されている。環状支持枠18にはLEDを位置決めする凹部24が形成されており、フラットケーブル22は環状支持枠18の内側に沿って配線され、LED22が凹部24に嵌め込まれて環状支持体18の外側に突出している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光源として多数のLEDを環状又はらせん状に配置したLED灯具に関するものである。
自動車のフロント部やリア部のランプには多数のLEDが使用されており、その給電用配線材としては、電線、バスバー、プリント回路基板などが使用されている。例えば特許文献1には、多数のLEDを立体的階段状に配置し、通常の電線(丸電線)で接続した車両用灯具が開示されている。
また、車両用LED灯具としては、車体デザインや視認性の点から、多数のLEDを環状に配置し、その周囲に集光用のリフレクターを配置したものも実用化されている。このLED灯具は、環状固定枠の外周面に多数のバスバーを周方向に間隔をあけて固定し、隣り合うバスバーに跨るようにLEDを接続することでLEDを3個ずつ直列接続し、バスバーを回路基板に半田付け接続することで上記LEDの直列回路を並列接続する構造となっている。LEDのリードとバスバーとの接続は冷間接合により行っている。
またLEDは、パトロールカーや救急車の警告灯、道路工事中の警告灯(作業標識)にも使用されている(特許文献2、3参照)。これらの警告灯の場合もLEDの接続には一般にビニル絶縁電線などの丸電線が使用されている。
特開2002−245812号公報 特開平6−333403号公報 実開平5−12353号公報
一般に灯具としてのLEDは発熱体であり、安定した発光を維持するためには、ある程度の放熱が必要である。LEDの放熱手段としては、LEDで発生した熱をLEDの給電導体に逃して放熱するのが効果的である。しかし丸電線は導体断面積の割りに表面積が小さいため放熱性がよくない。
一方、バスバーは、丸電線よりも放熱性はよいが、金属板を複雑な形状に加工しなければならないためコストが高く、また多数のバスバーを環状に固定したり、回路基板に半田付けしたりする必要があるため灯具の組立に多くの手間がかかるという問題がある。
またパトロールカー等の緊急車両用の警告灯の場合は、警告灯が点滅しているように見せるため回転反射鏡を使用しており、その駆動源としてモーターを使用するため、装置が大型化、複雑化するという問題がある。
本発明の第一の目的は、LEDの放熱性がよく、コストが安く、組立が容易なLED灯具を提供することにある。
本発明の他の目的は、小型で構造簡単なLED灯具を提供することにある。
本発明に係るLED灯具は、長手方向に所定の間隔をおいて多数のLEDを実装したフラットケーブルと、このLED実装フラットケーブルを、LEDを外側に向けて環状に支持する環状支持体とを備えていることを特徴とするものである。
本発明に係るLED灯具は、フラットケーブルが、平行配置された2条のフラット導体に一括絶縁被覆を施したものからなり、前記フラット導体の一部に切断部を設けることで、複数のLEDが並列接続された回路が複数組直列に接続された並直列回路が構成されているものであることが好ましい。
また本発明に係るLED灯具は、フラットケーブルが一方の端部が環状支持体の中央部に位置するように折り曲げられており、環状支持体の中央部に位置するフラットケーブルの端部にもLEDが実装されているものであることが好ましい。
また本発明に係るLED灯具は、環状支持体にLEDを位置決めする凹部又は窓が形成されており、フラットケーブルが環状支持体の内側に沿って配線され、LEDが前記凹部又は窓に嵌め込まれて環状支持体の外側に突出しているものであることが好ましい。
また本発明に係るLED灯具は、環状支持体がベース上に立設された多数のガイド片からなり、フラットケーブルがこれらのガイド片の内側と外側を交互に通るように配線され、LEDはフラットケーブルがガイド片の外側を通る位置に実装されているものとすることもできる。
また本発明に係るLED灯具は、環状支持体がベース上に環状に立設された多数のガイド片からなり、フラットケーブルがこれらのガイド片の内側と外側を交互に通るように配線され、LEDはフラットケーブルがガイド片の内側を通る位置に実装され、フラットケーブルが内側を通るガイド片にはLEDをガイド片の外側に突出させる凹部又は窓が形成されているものとすることもできる。
また本発明に係る警告用LED灯具は、長手方向に所定の間隔をおいて多数のLEDを実装したフラットケーブルと、このLED実装フラットケーブルを、LEDを外側に向けてらせん状に形成した状態で収納する筒状支持体とを備え、筒状支持体には各LEDを筒状支持体の外側に突出させる窓が形成されていることを特徴とするものである。
また本発明に係る警告用LED灯具は、長手方向に所定の間隔をおいて多数のLEDを実装したフラットケーブルと、このLED実装フラットケーブルを、LEDを内側に向けてらせん状に形成した状態で収納する筒状支持体とを備え、筒状支持体内にはLEDの光を反射する反射鏡が設置され、筒状支持体には反射鏡で反射した光を筒状支持体外に放射する穴が形成されているものとすることもできる。
また本発明に係る警告用LED灯具は、フラットケーブルにLEDの点滅制御回路が接続されているものであることが好ましい。
また本発明に係る警告用LED灯具において、上記LEDの点滅制御回路は筒状支持体の周方向にLEDを順次点滅させていくものであることが好ましい。
本発明に係るLED灯具は、多数のLEDを実装したフラットケーブルを環状支持体に組み付けることで組み立てることができるので、組立が簡単である。またフラットケーブルは柔軟性があり、折り曲げもできるため、環状支持体への組み付けのために複雑な加工をする必要がなく、コスト安である。またフラットケーブルを使用しているため、丸電線に比べ放熱性がよく、LEDの発生熱を効率よく放熱し、温度上昇を抑制することができる。
また本発明に係る警告用LED灯具は、多数のLEDを実装したフラットケーブルを筒状支持体にらせん状に組み込むことで組み立てることができ、組立の際にLED間の配線作業を必要としないので、組立が簡単で、コスト安である。またLEDを周方向に順次点滅させるようにすれば、従来のような回転反射鏡や駆動モーター等を必要とせず、全体をコンパクトに構成できると共に、コスト安である。またフラットケーブルを使用しているため、丸電線に比べ放熱性がよく、LEDの発生熱を効率よく放熱し、温度上昇を抑制することができる。
〔実施形態1〕 図1〜図5は本発明に係るLED灯具の一実施形態を示す。このLED灯具は、図1に示すように、灯具本体10と、リフレクター12と、回路基板14とから構成される。
灯具本体10は、片面に環状支持枠18が一体に形成されたベース16と、長手方向に適当な間隔をおいて多数のLED22を実装したフラットケーブル20とから構成されている。環状支持枠18にはLED22を位置決めする凹部24が周方向に所定の間隔で形成されている。フラットケーブル20は環状支持枠18の内側に沿って環状に配線されており、この状態でLED22は環状支持枠18の凹部24に嵌め込まれるようになっている。LED22の頭部は図2に示すように環状支持枠18の外に突出している。
フラットケーブル20は、一方の端部が環状支持枠18の中央部に位置するように折り曲げられており、このフラットケーブル20の一方の端部にもLED22(センターライト用)が実装されている。環状支持枠18の中央部のベース16上には台25が一体に形成され、前記フラットケーブル20の一方の端部は、この台25上に接着等により固定されている。
フラットケーブル20は図3及び図4に示すように、平行配置された2条のフラット導体26に一括絶縁被覆28を施したものである。フラット導体26は例えば厚さ0.15mm、幅5.2mmの銅テープよりなり、絶縁被覆28はポリエチレンテレフタレートフィルムよりなる。各LED22は2条のフラット導体26に跨るように実装されている。この実施形態では、3個のLED22が並列接続された回路が直列接続されるように、2条のフラット導体26に交互に切断部30が設けられている。これによりLED22の接続回路は図3(B)のような構成となる。またフラット導体が3条以上のフラットケーブルを使用すれば、フラット導体の適当箇所に切断部を設けることで、複数(通常は3個)のLEDを直列接続した回路を複数組並列接続した直並列回路を構成することもできる。
なお図3(A)において、2点鎖線Lはフラットケーブル20の折り曲げ線である。フラットケーブル20はこの線Lで折り曲げられて、一方の端部が環状支持枠18の中央部に位置するように配線されている。フラットケーブル12の両端にはリード線32が接続されている。このリード線32は図1に示すように、ベース16を貫通して(又はベース16の縁を回り込んで)回路基板14に接続され、この回路基板14を介して電源に接続されるようになっている。なお、このリード線32を省いて、フラットケーブル12を延長して回路基板14に直接ピアッシング等の方法で接続することもできる。
フラットケーブル20とLED22は図4のように接続されている。すなわち、LED22の板状リード34をフラットケーブル20のフラット導体26上に絶縁被覆28を剥離することなく重ね合わせ、板状リード34に図5に示すような突き刺し型接続子36を跨らせて、その突き刺し片38をフラット導体26に突き刺し貫通させ、フラットケーブル20の裏側で突き刺し片38を内側に曲成してかしめると共に、接続子36の背板部と板状リード34とフラット導体26の重ね合わせ部に平行な2条のせん断部40を設けて、せん断部40の間をフラットケーブル20側へ押し込むことにより、接続されている。このようにすると、板状リード34とフラット導体26が接続子36により強固に接続されると共に、せん断部40で酸化されていない板状リード34のせん断面(新生面)とフラット導体26のせん断面(新生面)とが直接接触するため、良好な電気的接続状態が得られる。板状リード34と接続子36は、予め接合しておいてもよいし、突き刺し片38をフラットケーブル20の突き刺すと同時に、又は突き刺してかしめた後に、せん断接合してもよい。
フラットケーブル20とLED22を上記のように接続すると、板状リード34からフラット導体26への熱伝導性がよく、フラットケーブル20も放熱性がよく、接続子36がヒートシンクとして作用することから、同じ通電許容電流をもつ従来の丸電線やバスバーを使用した場合に比べ、約20〜30%温度上昇を抑える効果があることが、実験で確かめられた。
上記のように構成された灯具本体10には、図1に示すように、リフレクター12が組み付けられる。リフレクター12の下部には固定柱42及び係止突起44が突設されており、この固定柱42及び係止突起44をベース16の嵌合穴46及び係止穴48に挿入することで、リフレクター12がベース16に固定されるようになっている。リフレクター12をベース16に組み付けると、各LED22がリフレクター12の穴50から突出する。LED22で発生した光は、リフレクター12の反射鏡52で反射して前方へ投光される。またフラットケーブル20の一方の端部に実装されたセンターライト用のLED22は、リフレクター12の透明なレンズ体54の下に位置し、そこで発生した光はレンズ体54の周囲に設けられた反射鏡56で反射して前方へ投光される。
〔実施形態2〕 図6は本発明に係るLED灯具の他の実施形態を示す。図6は灯具本体10のみを示し、リフレクター及び回路基板は構造が同じであるので図示を省略してある。この実施形態では、フラットケーブル20を支持する環状支持体が、ベース16上に千鳥配置で環状に立設された多数のガイド片58A、58Bで構成され、フラットケーブル20はこれらのガイド片58A、58Bの内側と外側を交互に通るようにして環状に配線され、LED22はフラットケーブル20がガイド片58Bの外側を通る位置に実装されているものである。それ以外の構成は実施形態1と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
なおガイド片58A、58Bは、図7に示すように、フラットケーブル20が波打つように配置することもできる。このようにすると、フラットケーブル20が真っ直ぐになろうとする弾性復元力でより強くガイド片58A、58Bに押し付けられるため、ガイド片58A、58Bによるフラットケーブル20の保持力を大きくできる。
〔実施形態3〕 図8は本発明に係るLED灯具のさらに他の実施形態を示す。図8も灯具本体10のみを示し、リフレクター及び回路基板は図示を省略してある。この実施形態も、ベース16上に千鳥配置で環状に立設された多数のガイド片58A、58Bで構成され、フラットケーブル20がこれらのガイド片58A、58Bの内側と外側を交互に通って環状に配線されているものである。この実施形態が実施形態2と異なる点は、フラットケーブル12がガイド片58Aの内側を通る位置にLED22が実装されており、当該ガイド片58AにはLED22をガイド片58Aの外に突出させる窓60が形成されていることである。それ以外の構成は実施形態1と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
〔実施形態4〕 図9及び図10は本発明に係る警告用LED灯具の一実施形態を示す。この警告用LED灯具は図9に示すように、長手方向に適当な間隔をおいて多数のLED22を実装したフラットケーブル20と、有底の筒状支持体62と、蓋体64とから構成されている。
フラットケーブル20は、図10に示すように、平行配置された2条のフラット導体26に一括絶縁被覆28を施したものである。フラット導体26は例えば厚さ0.15mm、幅5.2mmの銅テープよりなり、絶縁被覆28はポリエチレンテレフタレートフィルムよりなる。各LED22は2条のフラット導体26に跨るように実装されている。LED22は全て並列に接続されていてもよいが、図3のように、2条のフラット導体26に交互に切断部を設けることにより、例えば3個のLED22が並列接続され、この並列接続回路が直列接続されるように、接続されていてもよい。
フラットケーブル20とLED22は図10のように接続されている。すなわち、LED22の板状リード34をフラットケーブル20のフラット導体26上に絶縁被覆28を剥がすに重ね合わせ、板状リード34に図5に示したような接続子36を跨らせて、その突き刺し片38をフラット導体26に突き刺し貫通させ、フラットケーブル20の裏側で突き刺し片38を内側に曲成してかしめることにより、接続されている。またフラットケーブル20とLED22は図4のように接続してもよい。LED22を実装したフラットケーブル20は図9(B)に示すようにらせん状に成形される。
筒状支持体62は、LED22を実装したらせん状のフラットケーブル20を収納するものである。筒状支持体62の周壁には、らせん状のフラットケーブル20に実装されたLED22に対応して窓60が形成されている。LED22はこの窓60に嵌め込まれて位置決めされ、その頭部が筒状支持体62の外に突出するようになっている。また筒状支持体62の周壁には、開口端から上下の窓60を通るように複数本のスリット66が形成されている。このスリット66は、LED22を実装したらせん状のフラットケーブル20を筒状支持体62に収納するときに、筒状支持体62を拡径して、収納作業を容易にするためのものである。なお、らせん状のフラットケーブル20は縮径可能であるので、縮径した状態で筒状支持体62に挿入した後、拡径しながらLED22を窓60に嵌め込むようにすれば、筒状支持体62を拡径する必要はないので、スリット66は不要である。
LED22を実装したフラットケーブル20を筒状支持体62に収納した後、筒状支持体62の開口端を蓋体64で塞げば、図9(A)に示すような警告用LED灯具が完成する。フラットケーブル20の端部は、筒状支持体62の外に引き出され、LED22の点滅制御回路(図示せず)に接続される。この警告用LED灯具は、構造的にシンプルであり、簡単に組み立てることができるので、コストが安く、コンパクトである。
またこの実施形態の警告用LED灯具は、筒状支持体62として細長いものを使用し、その中にほぼ全長にわたってらせん状LED実装フラットケーブルを収納し、これ全体を透明チューブに収納した構造とすれば、道路工事中の警告灯や踏切遮断機用警告灯としても使用可能である。
〔実施形態5〕 図11は本発明に係る警告用LED灯具の他の実施形態を示す。図11では、LED22を実装したフラットケーブル20のみを示したが、このフラットケーブル20も実施形態4と同様、らせん状に成形されて筒状支持体に収納されるものである。この実施形態で使用するフラットケーブル20は、2本1組のフラット導体26を複数組有している。このフラットケーブル20には、長手方向に所定の間隔をおいて、複数組のフラット導体26に順次繰り返してLED22が接続されている。LED22はフラットケーブル20をらせん状に形成して筒状支持体に収納したときに、筒状支持体の窓に嵌め込まれて周方向に所定の間隔で配置されるように、フラットケーブル20に実装されている。
またフラットケーブル20には、LED22の点滅制御回路68が接続されている。点滅制御回路68はフレキシブルプリント回路70に電子部品72を実装したものである。フレキシブルプリント回路70の回路導体とフラットケーブル20のフラット導体26とは、図5に示すような突き刺し型接続子を用いて接続することができる。点滅制御回路68は、多数のLED22を同時に点滅させたり、順次点滅させたりすることができる。多数のLED22を周方向に順次点滅させれば、回転反射鏡やモーターを用いることなく、従来の回転警告灯と同様な警告発光を行うことができる。
〔実施形態6〕 図12は本発明に係るLED灯具のさらに他の実施形態を示す。このLED灯具は、警告用灯具などに用いることができ、長手方向に所定の間隔をおいて多数のLED22を実装したフラットケーブル20と、このフラットケーブル20を、LED22を内側に向けてらせん状に形成した状態で収納する筒状支持体62とを備えている。筒状支持体62内にはLED22の光を筒状支持体62の外に向けて反射させる両面反射鏡74が設置され、筒状支持体62には反射鏡74で反射した光を筒状支持体62の外に放射する穴76が形成されている。また筒状支持体62の内面にも反射層が設けられている。フラットケーブル20として図11のようなフラットケーブルを使用し、図11と同様にLEDを実装し、点滅制御回路を接続すれば、このような構造でも、回転反射鏡やモーターを用いることなく、従来の回転警告灯と同様な警告発光を行うことができる。
〔LEDとフラットケーブルの接続構造について〕 ところで、LEDは点灯によって発熱するので、その熱をある程度放散する対策をとる必要がある。LEDの放熱は通常、空冷による他、配線材に熱を逃がすことで行っている。したがってLEDの放熱性は、配線材の種類と、配線材とLEDの接続構造によって異なってくる。
図13は、LED22を接続する回路導体及びその接続方法を変えて回路導体の温度上昇値を測定した場合の、測定箇所を示したものである。(A)は配線材としてフラットケーブル20を用い、LED22のリード34を図10のように突き刺し型接続子36でフラット導体26に接続した場合である。(B)は配線材としてフラットケーブル20を用い、LED22のリード34をフラット導体26に半田付け78で接続した場合である。(C)は配線材としてビニル絶縁電線80を用い、LED22のリード34と電線80の導体を圧接接続した場合である。フラットケーブル20のフラット導体26は銅で、厚さ0.15mm、幅5.2mmである。電線80の導体も銅で、その断面積はフラット導体26の断面積より大きい0.85mm2である。温度測定箇所は、LEDのカソード側リードが接続された箇所L=0mmと、そこから長手方向にL=25mm、50mm、100mm、200mm離れた各点である。
図14は上記の各回路に定格電流150mAを流した場合の平衡時の温度上昇値を、各測定箇所で測定した結果を示すグラフである。このグラフによれば、同じフラットケーブル(FFC)を用いた場合でも、突き刺し型接続子による接続では半田付けによる接続に比べ温度上昇が低くなっていることが分かる。これは、突き刺し型接続子が電気的接続機能のほかにヒートシンク的機能を有し、半田付けに比較して温度上昇を低く抑えているためと考えられる。またフラットケーブルは、導体断面積の大きいビニル絶縁電線に比べても、温度上昇が低くなっていることも分かる。この現象は、フラットケーブルの絶縁被覆が熱を溜めるのではなく、熱を伝導して、その多くを拡散放熱していることによるものと考えられる。この実験結果から、フラットケーブルにLEDのリードを突き刺し型接続子で接続した構造は、他の接続構造に比べ放熱性に優れていることが確認された。また図4のように、突き刺し型接続子による接続と、せん断接続とを併用すれば、さらに放熱性が向上することは明らかである。
本発明に係るLED灯具の一実施形態を示す分解斜視図。 図1のLED灯具における灯具本体の平面図。 図1のLED灯具に用いたLED実装フラットケーブルの、(A)は平面展開図、(B)は回路図。 図1のLED灯具におけるLEDとフラットケーブルの接続構造を示す、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B線断面図、(C)は(A)のC−C線断面図。 図4の接続構造に用いた突き刺し型接続子を示す、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図。 本発明に係るLED灯具の他の実施形態を示す、灯具本体の平面図。 本発明に係るLED灯具のさらに他の実施形態を示す、灯具本体の平面図。 本発明に係るLED灯具のさらに他の実施形態を示す、(A)は灯具本体の平面図、(B)は要部の斜視図。 本発明に係る警告用LED灯具の一実施形態を示す、(A)は斜視図、(B)は分解斜視図。 図9の警告用LED灯具におけるLEDとフラットケーブルの接続構造を示す、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は底面図、(D)は(B)のD−D線断面図。 本発明に係る警告用LED灯具に用いられるLED実装フラットケーブルの他の例を示す平面図。 本発明に係る警告用LED灯具の他の実施形態を、蓋体を外した状態で示す平面図。 (A)はフラットケーブルにLEDを突き刺し型接続子で接続した場合、(B)はフラットケーブルにLEDを半田付け接続した場合、(C)はビニル絶縁電線にLEDを圧接接続した場合の、温度上昇測定箇所を示す平面図。 図13の各場合について、各測定箇所で温度上昇を測定した結果を示すグラフ。
符号の説明
10:灯具本体
12:リフレクター
14:回路基板
16:ベース
18:環状支持枠
20:フラットケーブル
22:LED
24:凹部
26:フラット導体
28:絶縁被覆
30:切断部
34:板状リード
36:突き刺し型接続子
38:突き刺し片
40:せん断部
50:穴
52、56:反射鏡
58A、58B:ガイド片
60:窓
62:筒状支持体
64:蓋体
68:点滅制御回路
74:両面反射鏡
76:穴

Claims (10)

  1. 長手方向に所定の間隔をおいて多数のLEDを実装したフラットケーブルと、このLED実装フラットケーブルを、LEDを外側に向けて環状に支持する環状支持体とを備えていることを特徴とするLED灯具。
  2. 請求項1記載のLED灯具であって、フラットケーブルは、平行配置された2条のフラット導体に一括絶縁被覆を施したものからなり、前記フラット導体の一部に切断部を設けることで、複数のLEDが並列接続された回路が複数組直列に接続された並直列回路が構成されていることを特徴とするLED灯具。
  3. 請求項1又は2記載のLED灯具であって、フラットケーブルはその一部が環状支持体の中央部に位置するように折り曲げられており、環状支持体の中央部に位置するフラットケーブルにもLEDが実装されていることを特徴とするLED灯具。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のLED灯具であって、環状支持体にはLEDを位置決めする凹部又は窓が形成されており、フラットケーブルは環状支持体の内側に沿って配線され、LEDは前記凹部又は窓に嵌め込まれて環状支持体の外側に突出していることを特徴とするLED灯具。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載のLED灯具であって、環状支持体はベース上に立設された多数のガイド片からなり、フラットケーブルはこれらのガイド片の内側と外側を交互に通るように配線され、LEDはフラットケーブルがガイド片の外側を通る位置に実装されていることを特徴とするLED灯具。
  6. 請求項1ないし3のいずれかに記載のLED灯具であって、環状支持体はベース上に環状に立設された多数のガイド片からなり、フラットケーブルはこれらのガイド片の内側と外側を交互に通るように配線され、LEDはフラットケーブルがガイド片の内側を通る位置に実装され、フラットケーブルが内側を通るガイド片にはLEDをガイド片の外側に突出させる凹部又は窓が形成されていることを特徴とするLED灯具。
  7. 長手方向に所定の間隔をおいて多数のLEDを実装したフラットケーブルと、このLED実装フラットケーブルを、LEDを外側に向けてらせん状に形成した状態で収納する筒状支持体とを備え、筒状支持体には各LEDを筒状支持体の外側に突出させる窓が形成されていることを特徴とするLED灯具。
  8. 長手方向に所定の間隔をおいて多数のLEDを実装したフラットケーブルと、このLED実装フラットケーブルを、LEDを内側に向けてらせん状に形成した状態で収納する筒状支持体とを備え、筒状支持体内にはLEDの光を反射する反射鏡が設置され、筒状支持体には反射鏡で反射した光を筒状支持体外に放射する穴が形成されていることを特徴とするLED灯具。
  9. 請求項7又は8記載のLED灯具であって、フラットケーブルにLEDの点滅制御回路が接続されていることを特徴とするLED灯具。
  10. 請求項9記載のLED灯具であって、LEDの点滅制御回路は筒状支持体の周方向にLEDを順次点滅させていくものであることを特徴とするLED灯具。
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