JP2005251108A - タイヤ需要予測装置 - Google Patents

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JP2005251108A
JP2005251108A JP2004064405A JP2004064405A JP2005251108A JP 2005251108 A JP2005251108 A JP 2005251108A JP 2004064405 A JP2004064405 A JP 2004064405A JP 2004064405 A JP2004064405 A JP 2004064405A JP 2005251108 A JP2005251108 A JP 2005251108A
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利治 吉岡
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Abstract

【課題】 タイヤの需要を適切に予測する。
【解決手段】 記憶手段に記憶されたタイヤ、タイヤホイールセットの過去の販売実績、販売計画、及び長期気象予測に基づいて将来のタイヤ、タイヤホイールセットの販売数の予測がなされる。新しい種類のタイヤが販売されるとき、そのタイヤの性能試験値から、品質とコストとを示す指標値が所定の関数により自動的に算出される。算出された品質とコストが既存のタイヤの品質とコストに対して比較されることにより、売上の変化量が予測される。
【選択図】図1

Description

本発明は、製品の需要を予測するシステムに関する。本発明は特に、車両に装着されるタイヤの季節毎の需要を予測するシステムに関する。
車両に装着されるタイヤは、車両が販売されるときにその車両に装着された状態で販売される。タイヤは更に、車両に取り付けられたタイヤの磨耗が進行したときの交換用に販売される。
冬季には、車両のタイヤは冬の路面の条件(積雪又は凍結)に適したスタッドレスタイヤに交換されることがある。スタッドレスタイヤは、ホイールに取り付けられた状態で販売されることがある。ホイールと、ホイールに取り付けられた状態で販売されるスタッドレスタイヤとのセットは、タイヤホイールセットと呼ばれる。
タイヤの生産計画を立てるためにタイヤの需要を予測する技術が求められている。
タイヤホイールセットの生産計画を立てるためにタイヤホイールセットの需要を予測する技術が求められている。
需要予測データと生産状況に基づき、部品の仕込み戦略を決定し部品生産計画を立案するシステムにおいて、データの入出力表示と演算処理機能を有するデータ入出力装置と、需要予測データと部品在庫情報と部品生産工程の生産状況及び仕込み戦略知識に基づき、部品の仕込み戦略を決定する仕込み戦略決定装置と、前記部品の仕込み戦略知識を有する仕込み戦略知識ベースと、部品生産工程の生産状況を予測し、生産能力調整を行なう生産能力調整装置と、製品の生産計画と前記仕込み戦略及び生産能力調整結果に基づき部品の生産計画を立案、修正する部品生産計画立案装置と、部品及びライン情報を含む生産管理情報を記憶するデータ記憶装置を備えたことを特徴とする部品生産計画システムが知られている(特許文献1参照)。
特開平6−96089号公報
本発明の目的は、タイヤの需要をより適切に予測するタイヤ需要予測装置を提供することである。
本発明の他の目的は、冬用のタイヤホイールセットの需要をより適切に予測するタイヤ需要予測装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は、タイヤの需要をより適切に予測することによりバックオーダーの発生を減らすことである。
本発明の更に他の目的は、タイヤの需要をより適切に予測することにより在庫を減らすことである。
本発明の更に他の目的は、タイヤの新製品が販売されるときに、そのタイヤのスペックに応じて需要を予測するタイヤ需要予測装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は、タイヤが販売される地域によって購買者の嗜好が異なることを加味してタイヤの需要をより適切に予測するタイヤ需要予測装置を提供することである。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明によるタイヤ需要予測装置(2)は、タイヤの種類を特定するタイヤID(104)とタイヤがホイールに取り付けられる前の状態で販売された数を示す単品タイヤ販売数(132)と販売時期(120、122)とを対応づけて格納する単品タイヤ販売数データベース(48)と、タイヤID(104)とタイヤが取り付けられる少なくとも1つのホイールの種類を特定するホイールID(131)とタイヤがホイールに取り付けられることにより形成されるセットを特定するセットID(123)とセットが過去に販売された数を示すセット販売数(133)と販売時期(120、122)とを対応づけて格納するセット販売数データベース(50)と、タイヤID(104)のなかから選択される対象タイヤID(172)を収集する対象タイヤID収集部(61)と、対象タイヤID収集部(61)により対象タイヤID(172)が収集されたとき、単品タイヤ販売数データベース(48)において現在と同じ時季の販売期間における対象タイヤID(172)に対応する単品タイヤ数(180)と、セット販売数データベース(50)において現在と同じ時季の販売期間における対象タイヤID(172)に対応するセット販売数(182)との和をタイヤ販売数として算出し出力するタイヤ販売数出力部(62)と、対象タイヤID収集部(61)により対象タイヤID(172)が収集されたとき、セット販売数データベース(50)において現在と同じ時季の販売期間における対象タイヤID(172)に対応するホイールID(131)とセット販売数(133)とを対象ホイールID(131)とタイヤ種類毎ホイール販売数(182)として抽出するタイヤ種類毎ホイール販売数抽出部(63)と、対象タイヤID収集部(61)がセット販売数データベース(50)に格納されている全てのタイヤID(104)を対象タイヤID(172)として収集したとき、タイヤ種類毎ホイール販売数抽出部(63)が抽出した全てのタイヤ種類毎ホイール販売数(182)の和をホイール販売数として算出し出力するホイール販売数出力部(64)と、タイヤ販売数(175、176、178、180、182)に所定の修正係数を掛けた値である予測タイヤ販売数(184、186)を出力する予測タイヤ販売数出力部(65)と、ホイール販売数(182)に所定の修正係数を掛けた値である予測ホイール販売数(188)を出力する予測ホイール販売数出力部(66)とを具備している。
本発明によるタイヤ需要予測装置(2)は、タイヤのサイズを示すサイズ情報(104)と以前に販売されたタイヤの種類を特定する既存タイヤID(110、112)と将来に販売される予定のタイヤの種類を特定する新規タイヤID(114)とを対応づけて格納するタイヤ種類データベース(42)と、タイヤID(104)とタイヤの性能を測定することにより得られる少なくとも1つの性能指標値(140、142、144、146、150、151、152、154、156)とを対応づけて格納するタイヤ性能データベース(52、54)と、少なくとも1つの性能指標値(140、142、144、146、150、151、152、154、156)の各々を引数とする少なくとも1つの影響度関数(162、166)を格納する影響度関数データベース(82、84)と、タイヤID(139)とタイヤの価格(147、157)とを対応づけて格納する価格データベース(52、54)と、タイヤID収集部(61)が対象タイヤID(172)を収集したとき、収集された対象タイヤID(172)とタイヤ種類データベース(42)に格納された新規タイヤID(114)との照合を行い、照合の結果が一致した対象タイヤID(172)を対象新規タイヤIDとして抽出する新規タイヤ判定部(72)と、照合の結果が一致したとき、タイヤ種類データベース(42)において対象新規タイヤIDに対応する既存タイヤID(110、112)を比較対象既存タイヤIDとして抽出する比較対象既存タイヤID抽出部(73)と、対象新規タイヤIDを収集し、収集された対象新規タイヤIDにタイヤ性能データベース(52、54)において対応する性能指標値(140、142、144、146、150、151、152、154、156)を抽出し、抽出された性能指標値を影響度関数データベース(82、84)に格納された少なくとも1つの影響度関数(162、166)に代入した関数値を新規タイヤ影響度値として算出し、新規タイヤ影響度値の各々に対して所定の重み(164、168)を付けた加重平均を対象新規タイヤ品質値として算出し、算出された対象新規タイヤ品質値を価格データベース(52、54)において対象新規タイヤID(114)に対応する価格で割った商を対象新規タイヤ品質指標値として算出する対象新規タイヤ品質指標値算出部(74)と、比較対象既存タイヤIDを収集し、収集された比較対象既存タイヤIDにタイヤ性能データベース(52、54)において対応する性能指標値(140、142、144、146、150、151、152、154、156)を抽出し、抽出された性能指標値を影響度関数データベース(82、84)に格納された少なくとも1つの影響度関数(162、166)に代入した関数値を既存タイヤ影響度値として算出し、既存タイヤ影響度値の各々に対して所定の重み(164、168)を付けた加重平均を比較対象既存タイヤ品質値として算出し、算出された比較対象既存タイヤ品質値を価格データベース(52、54)において比較対象既存タイヤIDに対応する価格で割った商を比較対象既存タイヤ品質指標値として算出する比較対象既存タイヤ品質指標値算出部(75)とを具備している。修正係数は、対象新規タイヤ品質指標値を比較対象タイヤ品質指標値で割った商を因数として含む。
本発明によるタイヤ需要予測装置(2)は、冬季の気温の予測値(192)又は降雪量の予測値(191)を含む気象情報を取得する気象情報取得部(67)と、気温の予測値(192)又は降雪量の予測値(191)を引数とする気象修正関数を格納する気象修正関数記憶部と、気象情報取得部が気温の予測値又は降雪量の予測値を取得したとき、取得された気温の予測値又は降雪量の予測値が代入されたときの気象修正関数の関数値を気象修正係数として算出する気象修正係数算出部(68)とを具備している。修正係数は、気象修正係数を因数として含む。
本発明によるタイヤ需要予測装置(2)は、タイヤID(104)とタイヤの在庫の数を示すタイヤ在庫数(158)とを対応づけて格納するタイヤ在庫データベース(56)と、予測タイヤ販売数(184、186、188)とタイヤ在庫数(158)とを比較してタイヤの発注数を算出するタイヤ発注数算出部(69)と、ホイールID(131)とホイールの在庫の数を示すホイール在庫数(160)とを対応づけて格納するホイール在庫データベース(58)と、セット販売数データベース(50)において対象タイヤID(172)に対応するセットID(123)を対象セットID(123)として抽出し且つ抽出された対象セットID(123)に対応するセット販売数(133)を抽出し、抽出されたセット販売数(133)と気候修正係数との積を予測ホイール販売数(188)として算出するホイール販売数予測部(71)と、予測ホイール販売数(188)とホイール在庫数(160)とを比較してホイールの発注数を算出するホイール発注数算出部(70)とを具備している。
本発明によれば、タイヤの需要をより適切に予測するタイヤ需要予測装置が提供される。
更に本発明によれば、冬用のタイヤホイールセットの需要をより適切に予測するタイヤ需要予測装置が提供される。
更に本発明によれば、タイヤの需要をより適切に予測することによりバックオーダーの発生が減らされる。
更に本発明によれば、タイヤの需要をより適切に予測することにより在庫が減らされる。
更に本発明によれば、タイヤの新製品が販売されるときに、そのタイヤのスペックに応じて需要を予測するタイヤ需要予測装置が提供される。
更に本発明によれば、タイヤが販売される地域によって購買者の嗜好が異なることを加味してタイヤの需要をより適切に予測するタイヤ需要予測装置が提供される。
以下、図面を参照しながら本発明によるタイヤ需要予測装置について詳細に説明する。
図1を参照すると、需要予測管理装置の構成が示されている。需要予測管理装置2は、タイヤ需要予測サーバ10と、生産管理サーバ20と、受注サーバ30とを備えている。タイヤ需要予測サーバ10と、生産管理サーバ20と、受注サーバ30とは、通信ネットワーク4を介して相互に通信可能である。
タイヤ需要予測サーバ10は、入力部11と、演算制御部12と、記憶部13と、出力部14と、通信部15と、表示部16とを備えている。生産管理サーバ20は、入力部21と、演算制御部22と、記憶部23と、出力部24と、通信部25と、表示部26とを備えている。受注サーバ30は、入力部31と、演算制御部32と、記憶部33と、出力部34と、通信部35と、表示部36とを備えている。
図2を参照すると、生産管理サーバ20が備えている記憶部23の構成が示されている。記憶部23は、タイヤ適用車種データベース42と、車両販売数データベース44と、車両販売計画データベース46と、交換用単品タイヤ販売数データベース48と、ホイールセット販売数データベース50と、夏用タイヤスペック情報データベース52と、冬用タイヤスペック情報データベース54と、タイヤ在庫データベース56と、ホイール在庫データベース57と、販売車両取付タイヤデータベース58とを格納している。
図3を参照すると、タイヤ需要予測サーバ10が備えている記憶部13の構成が示されている。記憶部13は、プログラム60と、夏用タイヤ影響度関数データベース82と、冬用タイヤ影響度関数データベース84と、長期気象情報データベース85と、タイヤ予測販売数データベース86とを格納している。
図4を参照すると、タイヤ適用車種データベース42の構成が示されている。タイヤ適用車種データベース42は、販売期間102と、季節103と、タイヤサイズ104と、適用車種108と、廃止商品名110と、継続商品名112と、新商品名114とを対応づけて格納している。
販売期間102は、タイヤが販売される期間を示し、タイヤを販売するディーラにより任意に設定される年度、月などの単位で示される。季節103は、廃止商品名110、継続商品名112、及び新商品名114に示される商品名のタイヤが夏用タイヤ又は冬用タイヤのいずれか一方であることを示す情報である。タイヤサイズ104は、タイヤのサイズを一意に特定する識別子であり、タイヤの総幅、扁平率、構造記号、リム径、ロードインデックス、スピード記号等を示す情報を含む。適用車種108は、タイヤが使用される車種を特定する情報である。廃止商品名110は、以前に販売されており販売期間102に示される期間に販売が中止される種類のタイヤを特定する情報である。継続商品名112は、以前に販売されており販売期間102に示される期間に引き続き販売される種類のタイヤを特定する情報である。新商品名114は、販売期間102示される期間に新規に販売される種類のタイヤを特定する情報である。
図5を参照すると、車両販売数データベース44の構成が示されている。車両販売数データベース44は、地域119と、年度120と、月122と、車種名124とを格納している。車両販売数データベース44は更に、車種名124に示される車両が過去(年度120に示される年度の月122に示される月)に販売された台数を示す販売台数126を格納している。
図6を参照すると、車両販売計画データベース46の構成が示されている。車両販売計画データベース46は、地域119と、年度120と、月122と、新規車種名125とを格納している。車両販売計画データベース46は更に、新規車種名125に示される車両が将来(年度120に示される年度の月122に示される月)の販売計画において販売される予定の台数を示す販売計画数128を格納している。
図7を参照すると、交換用単品タイヤ販売数データベース48の構成が示されている。交換用単品タイヤ販売数データベース48は、地域119と、年度120と、月122と、タイヤサイズ104とを格納している。交換用単品タイヤ販売数データベース48は更に、過去(年度120に示される年度の月122に示される月)に単品(ホイールに取り付けられていない状態)で販売されたタイヤサイズ104に示されるタイヤの個数を示す販売個数132を格納している。
図8を参照すると、ホイールセット販売数データベース50の構成が示されている。ホイールセット販売数データベース50は、地域119と、年度120と、月122と、セットID123と、タイヤサイズ104と、ホイールID131と、販売個数133とを対応づけて格納している。セットID123は、タイヤがホイールに取り付けられた状態で販売されるタイヤホイールセットの種類を特定する識別子である。タイヤサイズ104と、ホイールID131とは、セットID123により特定されるタイヤホイールセットを形成するタイヤ及びホイールの種類を特定する名称である。販売個数133は、過去(年度120に示される年度の月122に示される月)にセットID123に示されるセットが販売された個数を示す。
図9を参照すると、夏用タイヤスペック情報データベース52の構成が示されている。夏用タイヤスペック情報データベース52は、夏用タイヤの種類を特定するタイヤ名139と、制動距離140と、騒音142と、寿命144と、転がり抵抗係数146と、コスト147とを対応づけて格納している。
タイヤを取り扱う企業は、タイヤの性能を示すデータを得るためにタイヤの試験を行う。試験により、制動距離140と、騒音142と、寿命144と、転がり抵抗係数146とが測定される。制動距離140は、アスファルトにより舗装された道路において路面が濡れている状態のときの当該タイヤが装着された車両の制動距離を示す。騒音142は、所定の条件においてタイヤが発生する騒音の大きさを示す数値である。寿命144は、タイヤが未使用の状態から、使用されることにより劣化して性能が所定の条件を満たさなくなるまでの走行距離の平均又は使用時間の平均を示す数値である。転がり抵抗係数146は、負荷を加えない状態でタイヤに所定の回転を与えてその回転が停止するまでの時間を測定する等の手段により測定される転がり抵抗の大きさを示す数値である。
図10を参照すると、冬用タイヤスペック情報データベース54の構成が示されている。冬用タイヤスペック情報データベース54は、冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)の種類を特定するタイヤ名139と、雪上制動距離150と、氷上制動距離151と、騒音152と、寿命154と、雪上登坂性能156と、コスト157とを対応づけて格納している。
雪上制動距離150は、雪に覆われた道路における当該タイヤが装着された車両の制動距離を示す。氷上制動距離151は、路面が凍結した状態の道路における当該タイヤが装着された車両の制動距離を示す。雪上登坂性能156は、路面が雪に覆われた状態の坂道における当該タイヤが装着された車両の走行性能を示す数値である。
図11を参照すると、タイヤ在庫データベース56の構成が示されている。タイヤ在庫データベース56は、タイヤサイズ104と、タイヤサイズ104に示される種類のタイヤの在庫の個数を示す在庫数158とを対応づけて格納している。
図12を参照すると、ホイール在庫データベース57の構成が示されている。ホイール在庫データベース57は、ホイールID131と、ホイールID131に示される種類のホイールの在庫の個数を示す在庫数160とを対応づけて格納している。
図13を参照すると、販売車両取付タイヤデータベース58の構成が示されている。販売車両取付タイヤデータベース58は、地域119と、年度120と、月122と、車種名115と、タイヤサイズ104と、販売数116とを対応づけて格納している。
図14を参照すると、プログラム60の構成が示されている。プログラム60は、対象タイヤサイズ収集プログラム61と、タイヤ販売数出力プログラム62と、タイヤ種類毎ホイール販売数抽出プログラム63と、ホイール販売数出力プログラム64と、予測タイヤ販売数出力プログラム65と、予測ホイール販売数出力プログラム66と、気象情報取得プログラム67と、気象修正係数算出プログラム68と、タイヤ発注数算出プログラム69と、ホイール販売数予測プログラム71と、新規タイヤ判定プログラム72と、比較対象既存タイヤ抽出プログラム73と、対象新規タイヤ品質指標値算出プログラム74と、既存タイヤ品質指標値算出プログラム75とを含んでいる。
図15を参照すると、夏用タイヤ影響度関数データベース82の構成が示されている。夏用タイヤ影響度関数データベース82は、複数の夏季影響度関数162と、夏季影響度関数162の各々に対応する数値である重み164とを格納している。
夏季影響度関数162は、制動距離140を引数とする関数Q(制動距離)と、騒音142を引数とする関数Q(騒音)と、寿命144を引数とする関数Q(寿命)と、転がり抵抗係数146を引数とする関数Q(転がり抵抗係数)とを含んでいる。重み164は、百分率により示されている。
図16を参照すると、冬用タイヤ影響度関数データベース84の構成が示されている。冬用タイヤ影響度関数データベース84は、複数の冬季影響度関数166と、冬季影響度関数166の各々に対応する数値である重み168とを格納している。
冬季影響度関数166は、雪上制動距離150を引数とする関数Q(雪上制動距離)と、氷上制動距離151を引数とする関数Q(氷上制動距離)と、騒音152を引数とする関数Q(騒音)と、寿命154を引数とする関数Q(寿命)と、雪上登坂性能156を引数とする関数Q(雪上登坂性能)とを含んでいる。重み168は、百分率により示されている。
図17を参照すると、長期気象情報データベース85の構成が示されている。長期気象情報データベース85は、期間190と、地域119とを格納している。長期気象情報データベース85は更に、期間190と地域119とに対応づけられた降雪量191と平均気温192と気象修正関数193とを格納する。
図18を参照すると、タイヤ予測販売数データベース86の構成が示されている。タイヤ予測販売数データベース86は、設定期間171と、対象タイヤサイズ172と、設定季節173と、設定地域174とを格納する。タイヤ予測販売数データベース86は更に、設定期間171と対象タイヤサイズ172と設定季節173と設定地域174とに対応して、車両販売に伴うタイヤ販売数175と、新車種販売に伴うタイヤ販売数176と、夏用交換用タイヤ販売数178と、冬用交換用単品タイヤ販売数180と、ホイールセット販売数182と、夏用タイヤ予測販売数184と、冬用単品タイヤ予測販売数186と、ホイールセット予測販売数188とを格納する。
以上の構成を備えたタイヤ需要予測装置2の動作が以下に示される。以下の説明において、演算制御部12が記憶部13からプログラム60を読み出してそのプログラム60に記述された手順に従って行う処理は、プログラム60が行う動作として記述される。
図19を参照すると、タイヤ需要予測装置2が既存の車種の車両が販売されたときその車両に取り付けられた状態で販売されたタイヤの販売数を算出する動作の流れが示されている。
ステップS2:作業者は、タイヤ需要予測サーバ10の入力部11から、需要を予測する期間(どの時期の需要を予測したいのかを示す)を入力する。演算制御部12は入力された期間を設定期間171としてタイヤ予測販売数データベース86に格納する。
ステップS4:対象タイヤサイズ収集プログラム61は、出力部14が備える表示装置により所定の入力画面を表示する。作業者は、その入力画面を参照して、需要を予測する対象となるタイヤのサイズを特定するタイヤサイズを入力部11から入力する。対象タイヤサイズ収集プログラム61は、入力されたタイヤサイズを対象タイヤサイズ172としてタイヤ予測販売数データベース86に格納する。作業者は更に、入力画面を参照して需要を予測する対象となるタイヤが夏用タイヤであるか冬用タイヤであるかを示す季節情報を入力部11から入力する。入力された季節情報は設定季節173としてタイヤ予測販売数データベース86に格納される。
ステップS6:タイヤ販売数出力プログラム62は、需要を予測する対象となる地域を示す情報を生成する。例えば、日本の全国の中から、都道府県の1つを指定する地域情報を生成する。生成された地域情報は、設定地域174としてタイヤ予測販売数データベース86に格納される。
購買されるタイヤの種類の傾向(例:どのメーカのタイヤが好まれるか)は、地方によって大きく異なる。そのため、需要の予測をより正確に行うには、地方毎に分けて需要の予測が行われることが望ましい。
ステップS4において対象タイヤサイズ172が設定されてから2回目以降にステップS6の処理が行われる場合、タイヤ販売数出力プログラム62は、前回までに設定された地域とは異なる地域を設定地域174として選択する。
ステップS8:タイヤ販売数出力プログラム62は、通信ネットワーク4を介して生産管理サーバ20にアクセスし、車両販売数データベース44に格納された車種名124のなかから1つを設定車種として抽出し、記憶部13に格納する。
ステップS6において設定地域174が設定された後でステップS8の処理が2回目以降に実行されるときには、タイヤ販売数出力プログラム62は、前回までの処理において設定車種として抽出されていない車種名124を今回の処理における設定車両として抽出する。
ステップS10:タイヤ販売数出力プログラム62は、車両販売数データベース44において、地域119が設定地域174に一致し、月122に示される期間が設定期間171と一致し、車種名124がステップS8において抽出された設定車種に一致する販売台数126を設定車種販売台数として抽出する。
ステップS12:タイヤ販売数出力プログラム62は、タイヤ適用車種データベース42において,ステップS8において抽出された設定車種と一致する適用車種108を検索し、検索された適用車種108に対応する少なくとも1つのタイヤサイズ104を適用タイヤサイズとして抽出する。
ステップS12の処理が、ステップS8において車種が設定された後に1回目に行われるとき、タイヤ販売数出力プログラム62は、適用タイヤサイズのなかから任意の方法により選択された1つを特定タイヤサイズとして抽出する。ステップS12の処理が、ステップS8において車種が設定された後に2回目以降に行われるとき、タイヤ販売数出力プログラム62は、適用タイヤサイズのなかから既に抽出されたタイヤサイズ以外のタイヤサイズのなかから任意の方法により選択されたものを特定タイヤサイズとして抽出する。
ステップS14:タイヤ販売数出力プログラム62は、ステップS12において抽出された特定タイヤサイズと対象タイヤサイズ172とを照合する。照合の結果が不一致であった場合、処理はステップS12に戻される。照合の結果が一致であった場合、処理はステップS16に移行される。
ステップS16:タイヤ販売数出力プログラム62は、販売車両取付タイヤデータベース58において、地域119が設定地域174に一致し、月122に示される期間が設定期間171に一致し、ステップS8において設定された設定車種に一致する車種名115に対応する販売数116を抽出する。
ステップS18:タイヤ販売数出力プログラム62は、車両販売数データベース44に格納されている車種名124であって、まだステップS8において設定車種として抽出されていない車種名124がある場合、ステップS8に戻って処理を続行する。タイヤ販売数出力プログラム62は、車両販売数データベース44に格納されているすべての車種名124が、ステップS8において設定車種として抽出された場合、ステップS20に移行して処理を続行する。
ステップS20:タイヤ販売数出力プログラム62は、ステップS16において設定車種の各々に対して抽出された販売数116を、すべての設定車種に関して合計した値を算出し、車両販売に伴うタイヤ販売数175としてタイヤ予測販売数データベース86に格納する。その後、処理はステップS22に移行される。
図20を参照すると、タイヤ需要予測装置2が、新しい車種の車両が販売されるときにその車両に取り付けられて販売されるタイヤの需要予測を行う動作の流れが示されている。
需要予測が行われる対象となる期間は設定期間171により示される期間である。需要予測が行われる対象となるタイヤは対象タイヤサイズ172により示されるサイズのタイヤであり、設定季節173に示される季節情報により夏用タイヤか冬用タイヤかが特定される。需要予測が行われる対象となる地域は設定地域174に示される地域である。
ステップS22:タイヤ販売数出力プログラム62は、車両販売計画データベース46に格納された新規車種名125のなかから1つを設定新規車種として抽出し、記憶部13に格納する。
ステップS24:タイヤ販売数出力プログラム62は、車両販売計画データベース46において地域119が設定地域174に対応し月122が設定期間171に含まれ新規車種名125がステップS22において抽出された設定新規車種に対応する販売計画数128を設定新規車種販売台数として抽出する。
ステップS26:タイヤ販売数出力プログラム62は、タイヤ適用車種データベース42において,ステップS22において抽出された設定新規車種と一致する適用車種108を検索し、検索された適用車種108に対応する少なくとも1つのタイヤサイズ104を適用タイヤサイズとして抽出する。
ステップS26の処理が、ステップS22において新規車種が設定された後に1回目に行われるとき、タイヤ販売数出力プログラム62は、適用タイヤサイズのなかから任意の方法により選択された1つを特定タイヤサイズとして抽出する。ステップS26の処理が、ステップS22において車種が設定された後に2回目以降に行われるとき、タイヤ販売数出力プログラム62は、適用タイヤサイズのなかから既に抽出されたタイヤサイズ以外のタイヤサイズのなかから任意の方法により選択されたものを特定タイヤサイズとして抽出する。
ステップS28:タイヤ販売数出力プログラム62は、ステップS26において抽出された特定タイヤサイズと対象タイヤサイズ172とを照合する。照合の結果が不一致であった場合、処理はステップS26に戻される。照合の結果が一致であった場合、処理はステップS30に移行される。
ステップS30:タイヤ販売数出力プログラム62は、新規販売車両取付タイヤデータベース58において、地域119が設定地域171に一致し、月122が設定期間171に含まれ、ステップS22において設定された設定車種に一致する車種名115に対応する販売数116を抽出する。
ステップS32:タイヤ販売数出力プログラム62は、車両販売計画データベース46に格納されている新規車種名125であって、まだステップS22において設定新規車種として抽出されていない新規車種名125がある場合、ステップS22に戻って処理を続行する。タイヤ販売数出力プログラム62は、車両販売計画データベース46に格納されているすべての新規車種名125が、ステップS22において設定新規車種として抽出された場合、ステップS34に移行して処理を続行する。
ステップS34:タイヤ販売数出力プログラム62は、ステップS30において設定新規車種の各々に対して抽出された販売数116を、すべての設定新規車種に関して合計した値を算出し、新車種販売に伴うタイヤ販売数176としてタイヤ予測販売数データベース86に格納する。その後、処理はステップS36に移行される。
図21を参照すると、タイヤ需要予測装置2が夏用の交換用タイヤの需要を予測する動作の流れが示されている。
ステップS36:タイヤ販売数出力プログラム62は、設定季節173に冬用タイヤであることが示されているときステップS56に処理を移行し、設定季節173に夏用タイヤであることが示されているときステップS38に処理を移行する。
ステップS38:新規タイヤ判定プログラム72は、サイズ別適用車種データベース42において、対象タイヤサイズ172と一致するタイヤサイズ104に対応する継続商品名112が検索された場合(ステップS38NO)、ステップS40に移行して処理を続行する。
新規タイヤ判定プログラム72は、サイズ別適用車種データベース42において、対象タイヤサイズ172と一致するタイヤサイズ104に対応する新商品名114が検索された場合(ステップS38YES)、ステップS46に移行して処理を続行する。
ステップS40:タイヤ販売数出力プログラム62は、交換用単品タイヤ販売数データベース48に格納されているタイヤサイズ104を順次、抽出する。ステップS40の処理が2回目以降に行われるとき、タイヤ販売数出力プログラム62は、前回までに抽出されたタイヤサイズ以外のタイヤサイズを抽出する。
ステップS42:タイヤ販売数出力プログラム62は、抽出されたタイヤサイズ104と対象タイヤサイズ172とを照合する。照合の結果が不一致であると、処理はステップS40に戻される。照合の結果が一致すると、処理はステップS44に移行される。
ステップS44:タイヤ販売数出力プログラム62は、交換用単品タイヤ販売数データベース48において地域119が設定地域174に対応し月122が設定期間171に含まれる期間でありタイヤサイズ104が対象タイヤサイズ172に対応する販売個数132を抽出する。その後、処理はステップS52に移行される。
ステップS46:対象新規タイヤ品質指標値算出プログラム74は、夏用タイヤスペック情報データベース52において、ステップS38において検索された新商品名114と一致するタイヤ名139に対応するスペック情報を抽出する。スペック情報は、制動距離140、騒音142、寿命144、及び転がり抵抗係数146を含む。
比較対象既存タイヤ抽出プログラム73は、ステップS38において検索された新商品名114に対応する継続商品名112をサイズ別適用車種データベース42から抽出する(継続商品名112に代えて廃止商品名110でもよく、その場合は以下の説明における全ての継続商品名112は廃止商品名110に読み替えられる)。既存タイヤ品質指標値算出プログラム75は、夏用タイヤスペック情報データベース52において、抽出された継続商品名112と一致するタイヤ名139に対応するスペック情報を抽出する。
ステップS47:対象新規タイヤ品質指標値算出プログラム74は、夏用タイヤ影響度関数データベース82から夏季影響度関数162を読み出す。そして夏季影響度関数Q(制動距離)、Q(騒音)、Q(寿命)、及びQ(転がり抵抗係数)の各々に、ステップS46において抽出された新商品名114に対応する制動距離140、騒音142、寿命144、及び転がり抵抗係数146を代入した関数値を算出する。さらに、算出された関数値の各々に対応する重み164を掛けて平均した加重平均を新規タイヤの品質値として算出する。品質値は、値が大きいほど制動距離、騒音、寿命、転がり抵抗係数を総合した総合的な品質が高品質であることを示す。
既存タイヤ品質指標値算出プログラム75は、影響度関数Q(制動距離)、Q(騒音)、Q(寿命)、及びQ(転がり抵抗係数)の各々に、ステップS46において抽出された継続商品名112に対応する制動距離140、騒音142、寿命144、及び転がり抵抗係数146を代入した関数値を算出する。さらに、算出された関数値の各々に対応する重み164を掛けて平均した加重平均を、既存タイヤの品質値として算出する。
ステップS48:対象新規タイヤ品質指標値算出プログラム74は、新規タイヤの品質値を既存タイヤの品質値によって割った商を、新規タイヤの既存タイヤに対する品質比として算出する。
ステップS49:対象新規タイヤ品質指標値算出プログラム74は、夏用タイヤスペック情報データベース52において新商品名114と一致するタイヤ名139に対応するコスト147を新規タイヤのコストとして抽出する。既存タイヤ品質指標値算出プログラム75は、夏用タイヤスペック情報データベース52において継続商品名110と一致するタイヤ名139に対応するコスト147を既存タイヤのコストとして抽出する。対象新規タイヤ品質指標値算出プログラム74は、新規タイヤのコストを既存タイヤのコストで割った商を新規タイヤの既存タイヤに対するコスト比として算出する。
ステップS50:対象新規タイヤ品質指標値算出プログラム74は、新規タイヤの既存タイヤに対する品質比をコスト比で割った商を品質コスト比として算出する。
品質コスト比が1であるとき、新規タイヤと既存タイヤは、顧客の平均的な満足度がほぼ同じである。品質コスト比が1より大きいとき、新規タイヤは既存タイヤに対して顧客の平均的な満足度がより大きい。夏季影響度関数162と重み164とは、こうした条件が満たされるように決められていることが好ましい。
ステップS52:予測タイヤ販売数出力プログラム65は、ステップS44において抽出された販売個数132とステップS50において算出された品質コスト比との積を算出する。
ステップS54:予測タイヤ販売数出力プログラム65は、ステップS52において算出された積を夏用交換用タイヤ販売数178としてタイヤ予測販売数データベース86に格納する。夏用交換用タイヤ販売数178は、タイヤ需要予測サーバ10の出力部14に出力される。その後、処理はステップS56に移行される。
こうした需要予測装置2によれば、新しい種類のタイヤが販売されるシーズンにおいて、新しい種類のタイヤの性能とコストに応じて予め需要の予測が可能となる。
図22を参照すると、タイヤ需要予測装置2が冬用の交換用タイヤの需要を予測する動作の流れが示されている。
ステップS56:新規タイヤ判定プログラム72は、サイズ別適用車種データベース42において、対象タイヤサイズ172と一致するタイヤサイズ104に対応する継続商品名112が検索された場合(ステップS56NO)、ステップS58に移行して処理を続行する。
新規タイヤ判定プログラム72は、サイズ別適用車種データベース42において、対象タイヤサイズ172と一致するタイヤサイズ104に対応する新商品名114が検索された場合(ステップS56YES)、ステップS72に移行して処理を続行する。
ステップS58:タイヤ販売数出力プログラム62は、ホイールセット販売数データベース50において対象タイヤサイズ172と一致するタイヤサイズ104が無い場合、ステップS66からステップS90までの処理を行うことにより単品タイヤのみの需要予測を算出する。タイヤ販売数出力プログラム62は、ホイールセット販売数データベース50において対象タイヤサイズ172と一致するタイヤサイズ104がある場合、ステップS66からステップS90までの処理を行うことにより単品タイヤのみの需要予測を算出し、さらにステップS60からステップS82までの処理を行うことによりタイヤホイールセットの需要予測を行う。
ステップS60:タイヤ販売数出力プログラム62は、交換用単品タイヤ販売数データベース48に格納されているタイヤサイズ104を順次、抽出する。ステップS60の処理が2回目以降に行われるとき、タイヤ販売数出力プログラム62は、前回までに抽出されたタイヤサイズ以外のタイヤサイズを抽出する。
ステップS62:タイヤ販売数出力プログラム62は、抽出されたタイヤサイズ104と対象タイヤサイズ172とを照合する。照合の結果が不一致であると、処理はステップS60に戻される。照合の結果が一致すると、処理はステップS64に移行される。
ステップS64:タイヤ販売数出力プログラム62は、交換用単品タイヤ販売数データベース48において地域119が設定地域174に対応し月122が設定期間171に含まれタイヤサイズ104が対象タイヤサイズ172に対応する販売個数132を抽出し、冬用交換用単品タイヤ販売数180としてタイヤ予測販売数データベース86に格納する。その後、処理はステップS78に移行される。
ステップS66:タイヤ種類毎ホイール販売数抽出プログラム63は、ホイールセット販売数データベース50に格納されているセットID123を順次、抽出する。ステップS66の処理が2回目以降に行われるとき、タイヤ種類毎ホイール販売数抽出プログラム63は、前回までに抽出されたセットIDとは異なるセットID123を抽出する。
ステップS68:タイヤ種類毎ホイール販売数抽出プログラム63は、ホイールセット販売数データベース50において抽出されたセットID123に対応するタイヤサイズを抽出し、対象タイヤサイズ172と照合する。照合の結果が不一致であると、処理はステップS66に戻される。照合の結果が一致すると、処理はステップS70に移行される。
ステップS70:タイヤ種類毎ホイール販売数出力プログラム63は、ホイールセット販売数データベース50において地域119が設定地域174に対応し月122が設定期間171に含まれる期間でありセットID123がステップS66において抽出されたセットIDに対応する販売個数133を抽出し、ホイールセット販売数182としてタイヤ予測販売数データベース86に格納する。その後、処理はステップS86に移行される。
ステップS72:対象新規タイヤ品質指標値算出プログラム74は、冬用タイヤスペック情報データベース54において、ステップS56において検索された新商品名114と一致するタイヤ名139に対応するスペック情報を抽出する。スペック情報は、雪上制動距離150、氷上制動距離151、騒音152、寿命154、及び雪上登坂性能156を含む。
比較対象既存タイヤ抽出プログラム73は、ステップS56において検索された新商品名114に対応する継続商品名112をサイズ別適用車種データベース42から抽出する(継続商品名112に代えて廃止商品名110でもよく、その場合は以下の説明における全ての継続商品名112は廃止商品名110に読み替えられる)。既存タイヤ品質指標値算出プログラム75は、冬用タイヤスペック情報データベース54において、抽出された継続商品名112と一致するタイヤ名139に対応するスペック情報を抽出する。
ステップS73:対象新規タイヤ品質指標値算出プログラム74は、冬用タイヤ影響度関数データベース84から冬季影響度関数166を読み出す。そして関数Q(雪上制動距離)、Q(氷上制動距離)、Q(騒音)、Q(寿命)、及びQ(雪上登坂性能)の各々に、ステップS72において抽出された新商品名114に対応する雪上制動距離150、氷上制動距離151、騒音152、寿命154、及び雪上登坂性能156を代入した関数値を算出する。さらに、算出された関数値の各々に対応する重み168を掛けて平均した加重平均を新規タイヤの品質値として算出する。品質値は、値が大きいほど雪上制動距離、氷上制動距離、騒音、寿命、雪上登坂性能を総合した総合的な品質が高品質であることを示す。
既存タイヤ品質指標値算出プログラム75は、関数Q(雪上制動距離)、Q(氷上制動距離)、Q(騒音)、Q(寿命)、及びQ(雪上登坂性能)の各々に、ステップS72において抽出された継続商品名112に対応する雪上制動距離150、氷上制動距離151、騒音152、寿命154、及び雪上登坂性能156を代入した関数値を算出する。さらに、算出された関数値の各々に対応する重み168を掛けて平均した加重平均を、既存タイヤの品質値として算出する。
ステップS74:対象新規タイヤ品質指標値算出プログラム74は、新規タイヤの品質値を既存タイヤの品質値によって割った商を、新規タイヤの既存タイヤに対する品質比として算出する。
ステップS75:対象新規タイヤ品質指標値算出プログラム74は、冬用タイヤスペック情報データベース54において新商品名114と一致するタイヤ名139に対応するコスト157を新規タイヤのコストとして抽出する。既存タイヤ品質指標値算出プログラム75は、冬用タイヤスペック情報データベース54において継続商品名110と一致するタイヤ名139に対応するコスト157を既存タイヤのコストとして抽出する。対象新規タイヤ品質指標値算出プログラム74は、新規タイヤのコストを既存タイヤのコストで割った商を新規タイヤの既存タイヤに対するコスト比として算出する。
ステップS76:対象新規タイヤ品質指標値算出プログラム74は、新規タイヤの既存タイヤに対する品質比をコスト比で割った商を品質コスト比として算出する。
品質コスト比が1であるとき、新規タイヤと既存タイヤは、顧客の平均的な満足度がほぼ同じである。品質コスト比が1より大きいとき、新規タイヤは既存タイヤに対して顧客の平均的な満足度がより大きい。冬季影響度関数166と重み168とは、こうした条件が満たされるように決められていることが好ましい。
ステップS78:予測タイヤ販売数出力プログラム65は、ステップS64において抽出された販売個数132とステップS76において算出された品質コスト比との積を算出する。
ステップS80:気象情報取得プログラム67は、気象情報を提供する図示しない事業者から通信部15を介して有線又は無線により気象情報を受信する。受信した気象情報は地域別の長期の降雪量の予想と平均気温の予想とを含んでおり、長期気象情報データベース85に降雪量191及び平均気温192として格納される。
気象修正係数算出プログラム68は、長期気象情報データベース85に格納されている気象情報を用いて気象修正係数を算出する。気象修正係数は、長期気象情報データベース85に格納された降雪量191を引数とする気象修正関数193を用いて計算される。気象修正係数は、降雪量が平年よりも多いと予想されるときには1より大きく、平年並みと予想されるときは1であり、平年よりも少ないと予想されるときには1より小さい。あるいは気象修正係数は、平均気温192を引数とする気象修正関数193を用いて計算される。気象修正係数は、気温が平年よりも低いと予想されるときには1より大きく、平年並みと予想されるときは1であり、平年よりも高いと予想されるときには1より小さい。気象修正係数算出プログラム68は、ステップS78において算出された積に気象修正係数を掛けた積を算出する。
ステップS82:予測タイヤ販売数出力プログラム65は、ステップS80において算出された積を冬用単品タイヤ予測販売数186としてタイヤ予測販売数データベース86に格納する。冬用単品タイヤ予測販売数186は、タイヤ需要予測サーバ10の出力部14に出力される。その後、処理はステップS106に移行される。
ステップS86:予測タイヤ販売数出力プログラム65は、ステップS70において抽出された販売個数132とステップS76において算出された品質コスト比との積を算出する。
ステップS88:気象修正係数算出プログラム68は、長期気象情報データベース85から読み出した気象情報を用いて気象修正係数を算出する。気象修正係数算出プログラム68は、ステップS86において算出された積に気象修正係数を掛けた積を算出する。
ステップS90:予測タイヤ販売数出力プログラム65は、ステップS88において算出された積をホイールセット予測販売数188としてタイヤ予測販売数データベース86に格納する。ホイールセット予測販売数188は、タイヤ需要予測サーバ10の出力部14に出力される。その後、処理はステップS99に移行される。
こうしたタイヤ需要予測装置によれば、タイヤホイールセットの需要がより正確に予測される。タイヤホイールセットは、高い品質を保証するために、一度タイヤがホイールに取り付けられると、再びタイヤとホイールをばらして販売することなくセットで販売されることが求められる。そのため、タイヤホイールセットの需要が正確に予測されると、多数のセットが在庫として残ることを避けながら、バックオーダーが発生する可能性を低減することが可能である。
図23を参照すると、タイヤ需要予測装置2が夏用タイヤの発注を行う動作が示されている。
ステップS92:予測タイヤ販売数出力プログラム65は、夏用タイヤに対応する全ての対象タイヤサイズ172を順次、抽出して発注数を算出する。予測タイヤ販売数出力プログラム65は、夏用タイヤに対応する対象タイヤサイズ172の各々に対して、車両販売に伴うタイヤ販売数175と新車種販売に伴うタイヤ販売数176と夏用交換用タイヤ販売数170との和を算出する。算出された和は、夏用タイヤ予測販売数184としてタイヤ予測販売数データベース86に格納される。
ステップS93:予測タイヤ販売数出力プログラム65は、全ての地域がステップS6において設定地域174として選択されたか否かを判定する。例えば、日本に含まれる全ての都道府県が設定地域174として選択されたか否かを判定する。全ての地域が選択されていないと判定されると、処理はステップS6に戻される。全ての地域が選択されたと判定されると、処理はステップS94に移行される。
ステップS94:タイヤ発注数算出プログラム69は、夏用タイヤに対応する対象タイヤサイズ172の各々に対して、タイヤ在庫データベース56から在庫数158を抽出する。
ステップS96:タイヤ発注数算出プログラム69は、夏用タイヤに対応する対象タイヤサイズ172の各々に対して、全ての設定地域174に対応する夏用タイヤ予測販売数184の和を算出し、その和からステップS94において抽出された在庫数158を引いた差を算出する。算出された差が負であると、在庫が十分にあると判定され、発注はされない(ステップS96YES)。
ステップS98:タイヤ発注数算出プログラム69は、ステップS96において算出された差が正であると(ステップS96NO)、在庫が不足すると判定し、差の個数だけの夏用タイヤを発注することを支持する情報を出力部14より出力する。
図24を参照すると、タイヤ需要予測装置2が冬用タイヤとホイールとの発注を行う動作が示されている。
ステップS99:予測タイヤ販売数出力プログラム65は、全ての地域がステップS6において設定地域174として選択されたか否かを判定する。例えば、日本に含まれる全ての都道府県が設定地域174として選択されたか否かを判定する。全ての地域が選択されていないと判定されると、処理はステップS6に戻される。全ての地域が選択されたと判定されると、処理はステップS100に移行される。
ステップS100:ホイール販売数出力プログラム64は、ホイールセット販売数データベース50に格納されている全てのホイール名131を順次、抽出する。ホイール販売数出力プログラム64は、ホイール在庫データベース57から在庫数160を抽出する。
ステップS102:ホイール発注数算出プログラム70は、ホイール在庫データベース57に格納されているホイール名131の各々に対して、全ての設定地域174に対応するホイールセット予測販売数188の和を算出し、その和からステップS100において抽出された在庫数160を引いた差を算出する。算出された差が負であるホイール名131に示されるホイールは、在庫が十分にあると判定され、新たな発注はされない(ステップS102YES)。
好ましくは、ホイール販売数出力プログラム64は、ステップS4においてタイヤ適用車種データベース42に格納されている全ての冬用のタイヤサイズ104を順次、対象タイヤサイズ172として自動的に設定し、ステップS4からS36(冬用)、S56からS90までの処理を全ての対象タイヤサイズ172まで繰り返し行って得られた全てのホイールセット予測販売数188を足した和を算出し、ステップS102における和の代わりに用いる。
ステップS104:ホイール発注数算出プログラム70は、ステップS102において算出された差が正であると(ステップS102NO)、在庫が不足すると判定し、差の個数だけのホイールを発注することを指示する情報を出力部14に出力する。
ステップS106:タイヤ発注数算出プログラム69は、冬用タイヤに対応する対象タイヤサイズ172の各々に対して、車両販売に伴うタイヤ販売数175と新車種販売に伴うタイヤ販売数176と冬用交換用単品タイヤ販売数168とホイールセット販売数182との和を算出する。算出された和は、冬用単品タイヤ予測販売数186としてタイヤ予測販売数データベース86に格納される。
ステップS108:タイヤ発注数算出プログラム69は、冬用タイヤに対応する対象タイヤサイズ172の各々に対して、タイヤ在庫データベース56から在庫数158を抽出する。
ステップS110:タイヤ発注数算出プログラム69は、冬用タイヤに対応する対象タイヤサイズ172の各々に対して、全ての設定地域174に対応する冬用単品タイヤ予測販売数186とホイールセット予測販売数188との和を算出し、その和からステップS108において抽出された在庫数158を引いた差を算出する。算出された差が負であると、在庫が十分にあると判定され、発注はされない(ステップS110YES)。
ステップS112:タイヤ発注数算出プログラム69は、ステップS110において算出された差が正であると(ステップS110NO)、在庫が不足すると判定し、差の個数だけの冬用タイヤを発注することを指示する情報を出力部14に出力する。
こうしたタイヤ需要予測装置2によれば、発注すべきタイヤとホイールの数がより適切な需要予測に基づいて行われる。そのため、バックオーダーの発生を防止し、即納率を上げつつ、在庫となるタイヤとホイールの数を減らすことができる。
図1は、タイヤ需要予測システムの構成を示す。 図2は、生産管理サーバの記憶部の構成を示す。 図3は、タイヤ需要予測サーバの記憶部の構成を示す。 図4は、タイヤ適用車種データベースの構成を示す。 図5は、車両販売数データベースの構成を示す。 図6は、車両販売計画データベースの構成を示す。 図7は、交換用単品タイヤ販売数データベースの構成を示す。 図8は、ホイールセット販売数データベースの構成を示す。 図9は、夏用タイヤスペック情報データベースの構成を示す。 図10は、冬用タイヤスペック情報データベースの構成を示す。 図11は、タイヤ在庫データベースの構成を示す。 図12は、ホイール在庫データベースの構成を示す。 図13は、販売車両取付タイヤデータベースの構成を示す。 図14は、プログラムの構成を示す。 図15は、夏用タイヤ影響度関数データベースの構成を示す。 図16は、冬用タイヤ影響度関数データベースの構成を示す。 図17は、長期気象情報データベースの構成を示す。 図18は、タイヤ予測販売数データベースの構成を示す。 図19は、タイヤ需要予測システムの動作を示すフローチャートである。 図20は、タイヤ需要予測システムの動作を示すフローチャートである。 図21は、タイヤ需要予測システムの動作を示すフローチャートである。 図22は、タイヤ需要予測システムの動作を示すフローチャートである。 図23は、タイヤ需要予測システムの動作を示すフローチャートである。 図24は、タイヤ需要予測システムの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
2…タイヤ需要予測装置
4…通信ネットワーク
10…タイヤ需要予測サーバ
20…生産管理サーバ
30…受注サーバ
42…タイヤ適用車種データベース
44…車両販売数データベース
46…車両販売計画データベース
48…交換用単品タイヤ販売数データベース
50…ホイールセット販売数データベース
52…夏用タイヤスペック情報データベース
54…冬用タイヤスペック情報データベース
56…タイヤ在庫データベース
57…ホイール在庫データベース
58…販売車両取付タイヤデータベース
60…プログラム
61…対象タイヤサイズ収集プログラム
62…タイヤ販売数出力プログラム
63…タイヤ種類毎ホイール販売数抽出プログラム
64…ホイール販売数出力プログラム
65…予測タイヤ販売数出力プログラム
66…予測ホイール販売数出力プログラム
67…気象情報取得プログラム
68…気象修正係数算出プログラム
69…タイヤ発注数算出プログラム
70…ホイール発注数算出プログラム
71…ホイール販売数予測プログラム
72…新規タイヤ判定プログラム
73…比較対象既存タイヤ抽出プログラム
74…対象新規タイヤ品質指標値算出プログラム
75…既存タイヤ品質指標値算出プログラム
82…夏用タイヤ影響度関数データベース
84…冬用タイヤ影響度関数データベース
85…長期気象情報データベース
86…タイヤ予測販売数データベース
102…販売期間
103…季節
104…タイヤサイズ
108…適用車種
110…廃止商品名
112…継続商品名
114…新商品名
115…車種名
116…販売数
119…地域
120…年度
122…月
123…セットID
124…車種名
125…新規車種名
126…販売台数
128…販売計画数
131…ホイールID
132…販売個数
133…販売個数
140…制動距離
142…騒音
144…寿命
146…転がり抵抗係数
147…コスト
150…雪上制動距離
151…氷上制動距離
152…騒音
154…寿命
156…雪上登坂性能
157…コスト
158…タイヤ在庫数
160…ホイール在庫数
162…夏季影響度関数
164…重み
166…冬季影響度関数
168…重み
171…設定期間
172…対象タイヤサイズ
173…設定季節
174…設定地域
175…車両販売に伴うタイヤ販売数
176…新車種販売に伴うタイヤ販売数
178…夏用交換用タイヤ販売数
180…冬用交換用単品タイヤ販売数
182…ホイールセット販売数
184…夏用タイヤ予測販売数
186…冬用単品タイヤ予測販売数
188…ホイールセット予測販売数
190…期間
191…降雪量
192…平均気温

Claims (3)

  1. タイヤの種類を特定するタイヤIDと前記タイヤがホイールに取り付けられる前の状態で販売された数を示す単品タイヤ販売数と販売時期とを対応づけて格納する単品タイヤ販売数データベースと、
    前記タイヤIDと前記タイヤが取り付けられる少なくとも1つの前記ホイールの種類を特定するホイールIDと前記タイヤが前記ホイールに取り付けられることにより形成されるセットを特定するセットIDと前記セットが過去に販売された数を示すセット販売数と前記販売時期とを対応づけて格納するセット販売数データベースと、
    前記タイヤIDのなかから選択される対象タイヤIDを収集する対象タイヤID収集部と、
    前記対象タイヤID収集部により前記対象タイヤIDが収集されたとき、前記単品タイヤ販売数データベースにおいて現在と同じ時季の前記販売期間における前記対象タイヤIDに対応する前記単品タイヤ数と、前記セット販売数データベースにおいて現在と同じ時季の前記販売期間における前記対象タイヤIDに対応する前記セット販売数との和をタイヤ販売数として算出し出力するタイヤ販売数出力部と、
    前記対象タイヤID収集部により前記対象タイヤIDが収集されたとき、前記セット販売数データベースにおいて現在と同じ時季の前記販売期間における前記対象タイヤIDに対応する前記ホイールIDと前記セット販売数とを対象ホイールIDとタイヤ種類毎ホイール販売数として抽出するタイヤ種類毎ホイール販売数抽出部と、
    前記対象タイヤID収集部が前記セット販売数データベースに格納されている全ての前記タイヤIDを前記対象タイヤIDとして収集したとき、前記タイヤ種類毎ホイール販売数抽出部が抽出した全ての前記タイヤ種類毎ホイール販売数の和をホイール販売数として算出し出力するホイール販売数出力部と、
    前記タイヤ販売数に所定の修正係数を掛けた値である予測タイヤ販売数を出力する予測タイヤ販売数出力部と、
    前記ホイール販売数に前記所定の修正係数を掛けた値である予測ホイール販売数を出力する予測ホイール販売数出力部と、
    前記タイヤのサイズを示すサイズ情報と以前に販売された前記タイヤの種類を特定する既存タイヤIDと将来に販売される予定の前記タイヤの種類を特定する新規タイヤIDとを対応づけて格納するタイヤ種類データベースと、
    前記タイヤIDと前記タイヤの性能を測定することにより得られる少なくとも1つの性能指標値とを対応づけて格納するタイヤ性能データベースと、
    前記少なくとも1つの性能指標値の各々を引数とする少なくとも1つの影響度関数を格納する影響度関数データベースと、
    前記タイヤIDと前記タイヤの価格とを対応づけて格納する価格データベースと、
    前記タイヤID収集部が前記対象タイヤIDを収集したとき、収集された前記対象タイヤIDと前記タイヤ種類データベースに格納された前記新規タイヤIDとの照合を行い、前記照合の結果が一致した前記対象タイヤIDを対象新規タイヤIDとして抽出する新規タイヤ判定部と、
    前記照合の結果が一致したとき、前記タイヤ種類データベースにおいて前記対象新規タイヤIDに対応する前記既存タイヤIDを比較対象既存タイヤIDとして抽出する比較対象既存タイヤID抽出部と、
    前記対象新規タイヤIDを収集し、収集された前記対象新規タイヤIDに前記タイヤ性能データベースにおいて対応する前記性能指標値を抽出し、抽出された前記性能指標値を前記影響度関数データベースに格納された前記少なくとも1つの影響度関数に代入した関数値を新規タイヤ影響度値として算出し、前記新規タイヤ影響度値の各々に対して所定の重みを付けた加重平均を対象新規タイヤ品質値として算出し、算出された前記対象新規タイヤ品質値を前記価格データベースにおいて前記対象新規タイヤIDに対応する前記価格で割った商を対象新規タイヤ品質指標値として算出する対象新規タイヤ品質指標値算出部と、
    前記比較対象既存タイヤIDを収集し、収集された前記比較対象既存タイヤIDに前記タイヤ性能データベースにおいて対応する前記性能指標値を抽出し、抽出された前記性能指標値を前記影響度関数データベースに格納された前記少なくとも1つの影響度関数に代入した関数値を既存タイヤ影響度値として算出し、前記既存タイヤ影響度値の各々に対して所定の重みを付けた加重平均を比較対象既存タイヤ品質値として算出し、算出された前記比較対象既存タイヤ品質値を前記価格データベースにおいて前記比較対象既存タイヤIDに対応する前記価格で割った商を比較対象既存タイヤ品質指標値として算出する比較対象既存タイヤ品質指標値算出部
    とを具備し、
    前記修正係数は、前記対象新規タイヤ品質指標値を前記比較対象タイヤ品質指標値で割った商を因数として含む
    タイヤ需要予測装置。
  2. 請求項1に記載されたタイヤ需要予測装置であって、
    更に、冬季の気温の予測値又は降雪量の予測値を含む気象情報を取得する気象情報取得部と、
    前記気温の予測値又は前記降雪量の予測値を引数とする気象修正関数を格納する気象修正関数記憶部と、
    前記気象情報取得部が前記気温の予測値又は前記降雪量の予測値を取得したとき、取得された前記気温の予測値又は前記降雪量の予測値が代入されたときの前記気象修正関数の関数値を気象修正係数として算出する気象修正係数算出部
    とを具備し、
    前記修正係数は、前記気象修正係数を因数として含む
    タイヤ需要予測装置。
  3. 請求項1または2に記載されたタイヤ需要予測装置であって、
    更に、前記タイヤIDと前記タイヤの在庫の数を示すタイヤ在庫数とを対応づけて格納するタイヤ在庫データベースと、
    前記予測タイヤ販売数と前記タイヤ在庫数とを比較して前記タイヤの発注数を算出するタイヤ発注数算出部と、
    前記ホイールIDと前記ホイールの在庫の数を示すホイール在庫数とを対応づけて格納するホイール在庫データベースと、
    前記セット販売数データベースにおいて前記対象タイヤIDに対応する前記セットIDを対象セットIDとして抽出し且つ抽出された前記対象セットIDに対応する前記セット販売数を抽出し、抽出された前記セット販売数と前記気候修正係数との積を予測ホイール販売数として算出するホイール販売数予測部と、
    前記予測ホイール販売数と前記ホイール在庫数とを比較して前記ホイールの発注数を算出するホイール発注数算出部
    とを具備する
    タイヤ需要予測装置。
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