JP2003256702A - 在庫情報照会方法 - Google Patents

在庫情報照会方法

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JP2003256702A
JP2003256702A JP2002055870A JP2002055870A JP2003256702A JP 2003256702 A JP2003256702 A JP 2003256702A JP 2002055870 A JP2002055870 A JP 2002055870A JP 2002055870 A JP2002055870 A JP 2002055870A JP 2003256702 A JP2003256702 A JP 2003256702A
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Yasushi Nagano
裕史 長野
Toshihiro Eguchi
俊宏 江口
Yoshiki Kakumoto
喜紀 角本
Toshiyuki Kusaba
敏幸 草場
Etsuo Kaneda
悦雄 金田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】航空機や鉄道の交通機関の指定席の予約管理シ
ステムなどで、空席の在庫情報の予測を利用者に提示し
て、効率的に在庫の予約をおこなえるようにし、利用者
の手間を軽減する。また、利用者に予約をする時間と価
格の選択枝を与えることによって、適切なタイミング
で、また、所望の価格で予約できるようにする。 【解決手段】空席の在庫情報を持つ予約管理システムな
どで、各サービス提供者の在庫データベースに所定のタ
イミングでアクセスし、システム内に統合在庫情報デー
タベースを作成する。そして、各サービス提供者の時系
列在庫情報や問い合わせリクエスト数等を分析し、各時
点での在庫量や在庫切れ時期を予測して提示する。そし
て、利用者に在庫予約やその条件を指定することができ
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、在庫情報照会方法
に係り、利用者が類似した照会を多数おこなう場合の在
庫情報の効率的な提示方法、および、効率的な在庫確保
方法に関するものであって、特に、利用者が在庫情報の
照会や予約をおこなう航空機や鉄道の交通機関、また
は、コンサートなどの催し物の空席照会や予約業務をサ
ポートする業務に用いて好適な在庫情報照会方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道や航空機などの指定席を確保
するために、各事業者は指定席の予約管理システムを導
入している。一般に、従来の指定席の予約管理システム
では、利用者は、各事業者を介して、または、自ら端末
を操作して、システムに逐次アクセスし、要求条件を満
たす空席を探索する必要があった。
【0003】このような技術の例としては、特開平6−
75982号公報に開示の「指定席券販売方法」では、
空席の有無の情報を各予約受け付け端末に配信しておく
ことにより、ホストコンピュータへのアクセスを減ら
し、応答速度向上を達成する方法が提案されている。
【0004】しかしながら、上記従来技術では、提供さ
れる情報は当該時点での空席の有無のみであり、空席情
報の推移や空席がなくなる見込み時期などのような利用
者の指定席の確保を支援するような情報の提供方法やそ
れら関するデータのダウンロードタイミングの決定方法
については考慮されていない。このため、利用者は、指
定席の確保をおこなう場合には、各サービス提供者に対
して逐一空席の状況を確認して、各時点で予約して指定
席の確保を要求するか否かを判断する必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術に記載さ
れている指定席予約システムのような在庫情報照会シス
テムでは、購入検討段階での空席照会等、正確な在庫情
報を必要としない場合や、要求条件を変更しながら検討
をおこなう場合においても、各サービス提供者に逐次ア
クセスして最新情報を取得する必要があったため、利用
者は情報収集に多大な時間を要するという問題点があっ
た。また、各サービス提供者から提供される情報は照会
時点での在庫情報のみであり、在庫量の推移や在庫切れ
時期などの情報を取得することはできなかった。このた
め、実際に在庫の確保をおこなう場合にも、利用者は頻
繁に各サービス提供者の在庫情報を取得して購入可否を
判断したり、経験に基づいて購入可能な期限を判断した
りする必要があったため、利用者には手間がかかり、さ
らには目的とする指定席が空いていたにもかかわらず、
問い合わせのタイミングが悪くて、希望どおりの在庫を
確保できない場合もあった。また、利用者が指定席を購
入するときに、予約する時間や購入のための価格を利用
者の意思により選択することができなかった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、航空機や鉄道の交通機関の
指定席の予約管理システムなどのような利用者が在庫情
報の照会や予約をおこなうシステムの在庫情報照会方法
において、在庫情報の予測を利用者に提示して、効率的
に在庫の予約をおこなえるようにし、利用者の手間を軽
減して、また、利用者に予約をする時間と価格の選択枝
を与えることによって、適切なタイミングで、また、所
望の価格で予約できるようにすることにより、利用者の
満足度をたかめることにある。
【0007】また、別の目的は、システムの在庫情報を
複数のデータベースに格納してアクセスするときに、ユ
ーザの利用状況と予測の更新の必要性のバランスをとっ
て、負荷の集中を避けてシステムの有効利用を図ること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の在庫情報照会方
法では、各サービス提供者の在庫データベースに所定の
タイミングでアクセスし、システム内に統合在庫情報デ
ータベースを作成する。これにより、利用者は各サービ
ス提供者に逐次アクセスしなくてもよくなり、要求条件
を満たす在庫情報を取得するための手間が軽減される。
また、在庫情報の取得タイミングを、在庫情報のダウン
ロードスピードや情報に対するニーズ、在庫量の予測性
能等に応じて決定するため、利用者の要求を満たしつ
つ、システムに過度の負荷をかけない運用が可能にな
る。
【0009】また、本発明の在庫情報照会方法では、各
サービス提供者の時系列在庫情報や問い合わせリクエス
ト数等を分析し、各時点での在庫量や在庫切れ時期を予
測して提示する。これにより、利用者は効率的な情報収
集をおこなうことが可能となる。そして、利用者に在庫
予約やその条件を指定することができるようにする。そ
のために利用者にとって望む条件で予約がやりやすくな
り、事業者にとっても販売促進のメリットがある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に一実施形態を、図
1ないし図25を用いて説明する。
【0011】本発明の在庫情報照会方法を実施するシス
テムとして、実施の形態として交通機関の統合空席照会
システムを例に、採って説明することにする。
【0012】この交通機関の統合空席照会システムは、
複数の事業者が経営している鉄道や旅客機の指定席の照
会や予約が統合的におこなえるものである。
【0013】〔統合空席照会システムのシステム構成〕
先ず、図1を用いて統合空席照会システムの全体構成を
説明する。図1は、本実施形態に係る統合空席照会シス
テムの全体構成図である。
【0014】統合空席照会システム1010は、ネット
ワーク1020を介して各交通事業者の空席情報データ
ベース1030、1040、1050に接続されてお
り、各事業者の提供する各種情報を収集する。
【0015】このときの情報収集は、便情報取得プログ
ラム1060と空席情報収集プログラム1070によっ
ておこなう。便情報取得プログラム1060は毎日所定
の時刻に実行され、各交通事業者が設定する便の基本情
報を取得し、便情報1080と価格情報1090に格納
する。
【0016】空席情報収集プログラム1070は、各便
の空席情報を収集して空席履歴情報1120に蓄積す
る。この空席情報収集プログラム1070は、空席情報
収集タイミング決定プログラム1100が決定した通信
タイミング情報1110に従い、各便の空席情報を収集
する。
【0017】情報収集の際の応答時間は応答速度と空席
情報データベースの処理速度とによって決定されるが、
この速度を応答速度監視プログラムによって監視して、
得られた応答速度を応答速度ログ情報1140に蓄積す
るとともに、統計処理を施して応答速度情報1150を
更新する。
【0018】一方、利用者は利用者端末1160を介し
て統合空席照会システムにアクセスする。先ず、利用者
から空席照会要求を受け付けた場合には、情報提供プロ
グラム1170が空席情報予測プログラム1180を実
行し、予測空席数や予測満席日時を算出して利用者に提
示する。また、この際の空席照会内容を分析してアクセ
ス履歴情報1190として蓄積する。利用者から予約要
求を受け付けた場合には、予約要求評価実行プログラム
1200が、いったん予約待ち情報1210に蓄積し
て、対象便の空席状況等を評価、判断しながら、適切な
タイミングで予約を実行することにする。
【0019】〔統合空席照会システムの処理〕次に、本
実施形態に係る統合空席照会システムの処理について説
明する。
【0020】以下では、この統合空席照会システムの処
理内容について、交通事業者から各種情報を収集する処
理、利用者から空席照会要求を受け付けた際の処理、利
用者から予約実行要求を受け付けた際の処理の三つの場
合に分けて順に説明する。 (I)統合空席照会システムが交通事業者から各種情報
を収集する際の処理 先ず、本実施形態に係る統合空席照会システムが、交通
事業者から各種情報を収集する際の処理について説明す
る。
【0021】(I−1)関連するデータ構造 先ず、図2および図8を用いてこの処理に関連するデー
タ構造について説明する。図2は、便情報のデータ構造
を示す模式図である。図3は、価格情報のデータ構造を
示す模式図である。図4は、応答速度ログ情報のデータ
構造を示す模式図である。図5は、応答速度情報のデー
タ構造を示す模式図である。図6は、通信タイミング情
報のデータ構造を示す模式図である。図7は、空席履歴
情報のデータ構造を示す模式図である。図8は、要求条
件ヒット情報のデータ構造を示す模式図である。
【0022】図2に示される便情報は、航空便などの管
理情報、運行の詳細を示すものであり、便ID201
0、運行会社名2020、便名2030、出発地204
0、到着地2050、出発日時2060、到着日時20
70から構成される。列車情報の場合には、同一便であ
っても利用区間によって空席数が異なるため、ここでは
各区間の空席数を個別に登録しておく。なお、価格は利
用者の購入日によって変動する場合があるため、次の価
格情報のテーブルで管理することにする。
【0023】図3に示される価格情報は、各利用便の価
格の情報であって、価格情報各便ID3010につい
て、それぞれ価格変更日時3020と当該日時に適用さ
れる価格3030から構成される。
【0024】図4に示される応答速度ログ情報は、便情
報取得プログラム1060が各データベースの便情報を
取得にいったときの応答速度の履歴であり、通信日時4
010、便ID4020、応答速度4030より構成さ
れる。応答速度監視プログラム1130は、便情報を取
得にいったときの応答速度を監視していて、この応答速
度ログ情報を更新する。
【0025】図5に示される応答速度情報は、応答速度
データを各曜日の時間帯ごとの統計的に整理したもので
あり、月〜木曜日5010、金曜日5020、土曜日5
030、日曜祝日5040の各時間帯5050の平均応
答速度が格納されている。
【0026】応答監視プログラム1130は、今回の便
情報取得時刻と同じ時間帯の応答速度情報を応答速度ロ
グ情報から探索し、応答速度の平均値を算出して応答速
度情報の該当項目を更新する。
【0027】図6に示される通信タイミング情報は、各
事業者の空席情報を取得するときに用いられる情報であ
り、各便ID7010について、空席情報を次回、更新
するスケジュールである次回更新日時7020から構成
される。
【0028】図7に示される空席履歴情報8040は、
各便の空席に関する履歴情報であり、各便ID8010
について、それぞれ取得日時8020、空席数803
0、情報更新日時8040から構成されている。空席数
は、指定席の仕様により、ビジネスクラス8050とエ
コノミークラス8060に分類して、それぞれ禁煙席数
8070、喫煙席数8080を格納するようにする。鉄
道の場合には、例えばグリーン席をビジネスクラスに、
一般席をエコノミークラスに、それぞれ対応させて格納
すればよい。情報更新日時8040には、交通事業者の
空席データベースの情報が更新された日時を取得し、格
納する。
【0029】図8に示される要求条件ヒット情報は、各
便IDについて、利用者が条件を指定して照会したとき
に、条件を満たした回数(ヒット数)を記録するための
情報である。この要求条件ヒット情報は、後に説明する
ように更新日時を決定するのに用いられる。
【0030】(I−2)運行便の情報の取得 先ず、統合空席照会システムの空席が予約・照会をする
ためには、各運行便についての情報を取得しておく必要
がある。これがシステムの基本情報となる。
【0031】図1に示したように統合空席照会システム
1010は、便情報取得プログラム1060によって、
各交通事業者の提供しているデータベースにアクセス
し、各便の情報を収集して、図2に示した形式で便情報
1080に格納する。
【0032】また、価格情報も同様にデータベースにア
クセスして収集し、図3に示した形式で価格情報109
0に格納する。
【0033】このように便情報取得プログラム1060
は、毎日所定の時刻に実行され、各交通事業者の当該日
発売の便情報、および価格情報を全て取得する。情報を
取得した各便には便IDが割り当てられて便情報109
0に格納される。価格情報は、便IDによって関連付け
られ、図3に示したように価格の変更した日時と、その
価格という形式で格納される。
【0034】(I−3)空席情報の取得 次に、図9および図11を用いて統合空席照会システム
が各事業者の提供するデータベースから空席情報を取得
する処理について説明する。図9は、空席情報収集プロ
グラム1070が、空席情報を取得する処理を示すフロ
ーチャートである。図10は、時刻と空席数の関係のグ
ラフを表す図である。図11は、統合空席照会システム
が各事業者のデータベースから空席情報を次回に更新す
る日時を求める処理を示すフローチャートである。
【0035】先ず、空席情報収集プログラム1070
は、図6に示された通信タイミング情報を定期的に参照
し、当該時刻で更新する便の通信ジョブを探索して(ス
テップ6010)、当該時刻で通信をおこなうジョブが
あるか否かを判断する(ステップ6020)。すなわ
ち、現在の時刻が次回更新日時7020に達していると
きには、その便ID7010の空席情報を取得する通信
ジョブを実行する。通信タイミング情報に規定されてい
る次回更新日時7020を決定する方法については後に
詳細に説明する。
【0036】空席情報を取得する通信ジョブを実行する
と判断したときには、便ID7010で示される当該便
の予測空席数を算出する(ステップ6030)。
【0037】このようにするには、実際の空席数と予測
空席数とを比較することにより、予測性能を評価して、
それにより、次回更新日時7020を決定するためであ
る。
【0038】便の予測空席数は、例えば、以下に示す方
法により求められる。
【0039】先ず、図7に示される空席履歴情報によ
り、図10に示したような時刻と空席数の関係を示すグ
ラフを描く。そして、これを基にして、予測空席数を近
似曲線により求めるようする。
【0040】近似曲線には、例えば、2次関数を用い、
最近3時点の空席数を用いて最少二乗法により近似する
ようにすればよい。すなわち、図10に示したように、
9010、9020、9030の3時点のデータを用い
て近似曲線9040を算出する。このときの時刻t1に
おける予測空席数n1は、9050の点で読み取ること
ができ、空席数が0になる予測満席時刻は、9080の
点で示されるt2になる。
【0041】また、予測は、その便に関する問い合わせ
数や過去の類似の便の乗客数、空席数を参照にしてもお
こなうことができる。例えば、休暇シーズンの海外レジ
ャーのための航空便の問い合わせが多かったときには、
そのような航空便の空席数が減少することが予測され、
1年前、2年前の同時期のそのような航空便の過去の乗
客数、空席数を参考にして、予測する方法が考えられ
る。
【0042】次に、空席情報収集プログラム1070
は、当該便を運行する交通事業者の空席情報データベー
スから当該便の空席数を取得し(ステップ6040)、
空席履歴情報1120に登録する(ステップ605
0)。
【0043】次に、交通事業者側の空席情報データベー
スにおける当該便の空席数情報の最終更新時刻を取得し
て、図7に示される空席履歴情報に登録する(ステップ
6060)。
【0044】次に、応答速度監視プログラム1130に
より空席情報取得の際の応答速度を算出し、図4に示さ
れる応答速度ログ情報に登録する(ステップ607
0)。そして、この情報を基に、図5に示される応答速
度情報を更新する(ステップ6080)。
【0045】最後に次回の通信タイミングを決定の次回
更新日時を更新するために、空席情報収集タイミング決
定プログラムを実行する(ステップ6090)。
【0046】次に、空席情報収集タイミング決定プログ
ラム1100により空席情報を次回に更新する日時を求
める処理について説明する。
【0047】この次回更新日時を求める処理では、その
計算に先立って、ステップ10010〜ステップ100
40でそれを計算するための各種の予備的な指標を算出
する。
【0048】すなわち、ステップ10010〜ステップ
10040において、それぞれ以下に示される更新速度
指数、空席数減少率、ニーズ指数、予測性能指数を算出
した後、ステップ10050において上記4指標を用い
て次回更新日時を算出する。
【0049】
【数1】 更新速度指数は、交通事業者の空席情報の更新頻度を評
価する指標であり、ここでは、(式1)に示されるように
アクセス時刻と情報更新時刻の差の平均時間を用いてい
る。この指標は、いわば、統合空席照会システムが交通
事業者の空席情報にアクセスした際の情報鮮度の平均値
を表している。
【0050】空席数減少率は、一日あたりの空席減少数
を全座席数に対する比率で表した数値であり、ここで
は、(式2)に示されるように最近2回の空席数履歴を
用いて算出している。この空席数減少率の数値が大きい
ほど、空席情報の取得の更新は、頻繁におこなうべきで
あり、したがって、更新日時の間隔は短くなる。
【0051】予測性能指数は、(式3)に示されるよう
に当該時点以前に取得した空席履歴情報を元に算出した
当該時点の予測空席数と、実際に取得した空席数との差
を、全座席数に対する比率で表したものである。これ
は、予測と実際の差であり、この指数が大きいほど、更
新日時の間隔を短くするべきである。
【0052】ニーズ指数は、利用者が条件をつけて便の
照会をおこなったときに、それをどれくらい満たすかを
示す指数であり、(式4)に示されるように、図8に示
したヒット数と予測ヒット件数の割合である。この指数
が大きいほど、現在の利用者のニーズを満たした便の空
席があることを意味するので、更新日時の間隔を短くす
るべきである。
【0053】次に、上記の各種指数を基にして、次回更
新日時を算出する(ステップ10050)。
【0054】次回更新日時は、例えば、以下の(式5)
のようにして求められる。
【0055】
【数2】 (更新日時)は、第一項の(現在日時)に第二項の更新
間隔を加えたものである。第二項の更新間隔の第一因子
13010では、先ず空席数減少率が1%となるような
時間間隔を設定する。すなわち、空席数減少率が、0の
ときには、第一因子1310は、1になり、空席数減少
率が多くなるほど第一因子1310は、小さな数になっ
ていく。
【0056】そして、第二因子13020で予測性能指
数の、また、第三因子でニーズ指数を考慮して、調整を
おこなっている。
【0057】予測性能指数は全座席に対する予測空席数
のずれを表し、0から1の値をとる。このため第二因子
13020では、第二項では予測性能に応じて1〜0.
5の数を掛け、予測性能が低い場合には更新間隔を狭め
る調整をおこなっている。また、第三因子ではニーズに
よる調整をおこなう。ニーズ指数は、0から1の値をと
るため、第三項では当該便へのニーズに応じて1〜2の
数を掛け、問い合わせが、多くユーザの照会条件のヒッ
トの多い便については、更新間隔を狭めて、情報更新頻
度を増す処理をおこなっている。
【0058】さらに、上記の(式1)による、更新速度
指数により、更新間隔の制限を設けて、次回更新日時と
現在時刻との差が更新速度指数の10%以上となるよう
に設定する。これは、計算上、更新間隔が短くなりすぎ
て、同じ空席情報を何度も取得してしまうようになり、
統合空席照会システムに過度の負荷がかかるのを防止す
るためである。
【0059】さらに、この処理によって決定された次回
更新日時を基に、当該日時周辺でネットワーク負荷の少
ない日時を探索して選定し、通信タイミング情報に登録
する。すなわち、次回更新日時の応答速度を、図4に示
した応答速度情報から参照して、応答速度が所定値以下
であるかを判定し(ステップ10060)、当該日時の
その時間帯が応答速度が所定値以下である、すなわち、
システムに負荷がかかっていると判断されたときには、
次回更新日時を後ろに移動させて調整する(ステップ1
00ステップ10070)。これを、応答速度が所定値
以上の時間帯が見つかるまで繰り返し、見つかったとき
には、その時間帯の次回更新日時を決定して(ステップ
10080)、図6に示される通信タイミング情報に登
録する。 (II)利用者から空席照会要求を受け付けた際の処理 次に、図12ないし図14を用いて本実施形態の統合空
席照会システムが、利用者から空席照会要求を受け付け
た際の処理について説明する。図12は、本実施形態の
統合空席照会システムが利用者から空席照会要求を受け
付けた際の処理を示すフローチャートである。図13
は、空席問い合わせ要求の条件を挙げた図である。図1
4は、空席照会画面を説明する模式図である。
【0060】利用者から空席問い合わせ要求を受け付け
た際には、統合空席照会システム1010は、利用者の
希望条件に合致する便を便情報から探索するとともに、
価格情報による比較等、利用者が利用便を決定する上で
必要な情報や、予測満席日時等、実際に予約をおこなう
上で必要となる情報を、システム内の各種情報を用いて
算出して、提供する機能を有する。
【0061】先ず、利用者からの空席問い合わせ要求を
受け付けた統合空席照会システム1010は(ステップ
14010)、利用者の指定した利用条件を満たす便
を、図2に示した便情報から探索する(ステップ140
20)。
【0062】空席問い合わせ要求の諸元は、図13に示
されるように、利用日15010、出発地15020、
到着地15030、希望到着時刻15040、座席クラ
ス15050、最新情報要求の有無15060、およ
び、照会日15070などが考えられる。照会日150
70は、一定時刻後のある時点における空席状況を要求
する場合に設定する。すなわち、将来の問い合わせをす
るための予約日時という意味を持つ。この照会日150
70を設定しない場合には、現在時刻における予測空席
状況を要求するものとする。
【0063】最新情報要求の有無15060とは、要求
があったときには、該当便を運行する交通事業者から現
在時刻における最新の空席状況を取得するか否かを示す
フラグである。すなわち、統合空席照会システムは、基
本的にはシステム内の情報を用いた予測空席数を応答す
るが、最新情報要求が「YES」の値のときには、該当
便を運行する交通事業者から現在時刻における最新の空
席状況を取得して、提供するようにする。
【0064】したがって、次に、当該要求が最新空席情
報の問い合わせか否かを判定し(ステップ1403
0)、最新空席情報が要求されなかった場合には、利用
者の要求条件を満たす便の空席情報が統合空席照会シス
テム内に格納されているか否かを判定する(ステップ1
4040)。
【0065】最新空席情報が要求された場合には、該当
便の空席情報を空席情報収集プログラム1070によ
り、各事業者の空席データベースから取得する(ステッ
プ14050)。また、最新空席情報が要求されなかっ
た場合であっても、利用者の要求条件を満たす便の空席
情報が統合空席照会システム内に存在しないと判定され
たときには(ステップ14040)、同様に各事業者の
空席データベースから取得する(ステップ1405
0)。
【0066】一方、利用者の利用条件を満たす便の空席
情報が統合空席照会システム内に存在する場合には(ス
テップ14040)、空席履歴情報から該当便の空席情
報を取得する(ステップ14060)。
【0067】また、図7に示した空席履歴情報を用いて
該当便の現在時刻における予測空席数を、例えば、図1
0で説明した方法で算出する。また、該当便の予測満席
日時を算出する(ステップ14080)。
【0068】基本的な空席情報以外に、以下に示される
ように、これらについても付加情報として利用者に知ら
せるためである。
【0069】その後、アクセスのあった便のアクセス履
歴情報の数を全て1加算し(ステップ14090)、該
当便の利用者端末1160などに、以下の空席照会画面
として空席情報を利用者に提示してやる(ステップ14
100)。
【0070】空席照会画面では、図14に示されように
各便について、便名16010、出発地16020、到
着地16030、出発時刻16040、到着時刻160
50等の基本情報に加え、空席数16060、空席数情
報の更新日時16070、問い合わせ時点における予測
空席数16080、予測満席日時16090を提示す
る。
【0071】空席問い合わせ要求に照会日16070が
設定されている場合には、表示情報が一定時刻後の指定
日時における予測空席状況である旨のメッセージ161
00を表示して、予測空席数として指定日時における予
測空席数を表示する。また、最新空席数の問い合わせに
対しては、空席数として各交通事業者から取得した最新
の空席情報を表示し、更新日時と予測空席数は表示しな
い。
【0072】このようにして、利用条件に合致する便の
空席状況を確認した利用者は、次に提示されている便の
中から特定の便を指定し、予約の実行を検討することが
できる。 (III)利用者から予約実行要求を受け付けた際の処理 次に、図15ないし図20を用いて本実施形態の統合空
席照会システムが利用者から予約実行要求を受け付けた
際の処理につい説明する。
【0073】この機能は、予め利用者が予約実行要求を
統合空席照会システムに登録し、空席照会システム内の
予約要求評価実行プログラム1200が予約実行を代行
するものである。
【0074】予約を代行する方法としては以下の3つの
方法が考えられる。 (1)統合空席照会システムから提供される情報を元に、
利用者が予約実行タイミングを決定する。統合空席照会
システムは指定された日時に予約を実行する。 (2)利用者から予約を実行する際の条件を受け付けてお
き、統合空席照会システムは交通事業者から空席情報を
取得する際に条件を評価し、予約を実行するか否かを判
定する。 (3)予約を実行する際の複数の条件について、利用者か
らそれぞれ重要度を受け付けておき、統合空席照会シス
テムがこの重み付けに基づいた評価値を算出して予約実
行タイミングを決定する。
【0075】以下、上記3方法についてそれぞれ項を分
けて説明する。
【0076】(1)予約実行タイミングを指定するとき 先ず、図15および図16を用いて利用者が予約の実行
タイミングを決定する場合について説明する。図15
は、本実施形態に係る予約リクエスト実行画面を説明す
るための模式図である(その一)。図16は、予約待ち情
報を説明する模式図である(その一)。
【0077】この場合は、空席照会システムの提供する
予測情報に基づいて、利用者が予約を実行する日時を指
定する場合である。
【0078】この機能を利用するには、利用者端末11
60に表示される図14の空席照会画面において利用者
が特定の便の便名をクリックすると、図15のような予
約リクエスト受け付け画面へと遷移するようにすればよ
い。
【0079】この画面では、予測空席数と価格の予測推
移図17010が提示され、利用者はスクロールバー1
7020を操作すると、リアルタイムに、希望の日時1
7030の予測空席数17040や予約可能性1705
0、価格17060の欄に値の情報が表示される。
【0080】ここでユーザに提示する予約可能性という
指標は、利用者がどの程度予約の可能性があるかという
ことを示す指標であり、例えば、以下の(式6)で求めら
れる。
【0081】
【数3】 この式では、予測空席数と予測性能を用いて、空席数が
予測を最大限下回ったときの空席数を算出し、この値に
0.1を掛けた数字を予約可能性として用いている。値
の範囲としては0から1までという制約を設けた。これ
により、本指標は残り空席数が最小で10座席以下と予
想される場合に、その座席数を10で割った数を表すこ
とになる。
【0082】利用者は、これらの情報を用いて予約を実
行する日時を検討し、選択した日時に予約を実行するこ
とを依頼する場合には、図17のボタン17070をク
リックする。ボタンがクリックされると、統合空席照会
システムは当該予約要求を以下の予約待ち情報に格納す
るとともに、利用者に受け付けIDを通知する。
【0083】予約待ち情報のデータ構造は、図16に説
明されるよう予約待ち情報は、受け付けID1901
0、便ID19020、座席情報19030、予約実行
日時19040から構成される。
【0084】統合空席照会システムは、指定日時になる
と当該予約を実行し、予約待ち情報から当該予約要求を
削除する。
【0085】この利用者が予約の実行タイミングを指定
できる機能によれば、価格と予約可能性を考慮して自分
の最も適した予約日時を利用者の意思で決定できるとい
うメリットがある。
【0086】(2)予約条件を指定するとき 次に、図17および図18を用いて、利用者が予約を実
行する条件を入力し、その条件に基づいて統合空席照会
システムが予約を実行する場合について説明する。図1
7は、本実施形態に係る予約リクエスト実行画面を説明
するための模式図である(その二)。図18は、予約待ち
情報を説明する模式図である(その二)。
【0087】この場合は、空席照会システムの提供する
予測情報に基づいて、利用者が予約する条件のみを指定
して、実行する日時はシステムに委ねる場合である。
【0088】この機能を利用するにも、利用者端末11
60に表示される図14の空席照会画面において利用者
が特定の便の便名をクリックすると、図17のような予
約リクエスト受け付け画面へと遷移するようにすればよ
い。
【0089】この画面では、予測空席数と価格の予測推
移図が提示されていることは同様であるが、利用者が予
約を実行する条件として、直接残り空席数20010と
価格20020の条件を入力する。そして、複数の条件
がある場合には、チェックボックス20030により、
全条件を満たす場合にのみ予約を実行するか(AND条
件)、どれかひとつでも条件を満たした場合に予約を実
行するか(OR条件)を選択する。入力した条件を満たす
場合に予約を実行することを依頼する場合には、利用者
はボタン20040を押下し、空席照会システムは当該
要求を予約待ち情報に登録する。
【0090】この機能を利用させるための予約を実行す
る方法としては、以下の二つの方法が考えられる。
【0091】第一の方法は、空席情報予測プログラムや
価格情報を用いて利用者の条件を満たす日時を予測し、
当該日時に予約を実行する方法である。一方、第二の方
法は、利用者の入力した条件を予約待ち情報に登録して
おき、空席情報収集プログラムが所定のタイミングで各
交通事業者の空席情報データベースにアクセスして空席
情報を収集する際に、利用者の予約条件を評価し、予約
を実行するかどうかを決定する方法である。
【0092】第一の方法では、先ず、統合空席照会シス
テムは、空席情報予測プログラムや価格情報を用いて指
定便の空席状況が利用者の条件を満たす日時を算出す
る。以降の処理は前出の(1)の場合と同様であり、当該
予約要求を予約待ち情報に格納するとともに、利用者に
受け付けIDを通知しておく。その後、指定日時となっ
た際には、空席照会システムは当該予約を実行し、予約
待ち情報から当該予約要求を削除する。
【0093】一方、第二の方法では、まず第一の方法と
同様、空席情報予測プログラムや価格情報を用いて指定
便の空席状況が利用者の条件を満たす日時を予測し、例
えば、当該日時の3日前から、空席情報収集プログラム
の実行タイミングにあわせて、予約実行をおこなうか否
かの評価をおこなう。
【0094】この場合の予約待ち情報のデータ構造は、
図21に示されるように各受け付けID21010に対
し、便ID21020、座席情報21030、空席条件
21040、価格条件21050、全条件の充足の有無
21060、評価開始日時21070になる。
【0095】評価の結果、利用者の条件を充足する場合
には、予約を実行した後、当該予約要求を予約待ち情報
から削除する。
【0096】この機能は、利用者が条件を直接指定して
予約の実行をおこなうので、(1)よりも利用者にとっ
ては、操作や考え方が簡明であり、AND条件やOR条
件の使いわけもできるというメリットがある。
【0097】(3)予約実行タイミングを重み付けに基づ
いた評価値より算出するとき 次に、図19ないし図21を用いて利用者が重み付けを
設定し、それに基づいた評価値より予約の実行タイミン
グを決定する場合について説明する。
【0098】図19は、本実施形態に係る予約リクエス
ト実行画面を説明するための模式図である(その三)。
【0099】図20は、時刻と予約実行評価値の関係を
示すグラフである。
【0100】図21は、予約待ち情報を説明する模式図
である(その三)。
【0101】この場合は、予約の実行を判断する複数の
条件の重要度を利用者が設定しておき、統合空席照会シ
ステムは、この重み付けに基づいた評価値を算出して予
約実行タイミングを決定する機能である。
【0102】この機能を利用するにも、利用者端末11
60に表示される図14の空席照会画面において利用者
が特定の便の便名をクリックすると、図19のような予
約リクエスト受け付け画面へと遷移するようにすればよ
い。
【0103】この画面では、予測空席数と価格の予測推
移図が提示されていることは同様であるが、利用者は予
約を実行する際の各条件の重要度として、予約可能性2
2010と価格22020の重要度を入力する。そし
て、入力した重要度に基づいた評価値による予約の実行
を依頼する場合には、利用者はボタン22030を押下
する。
【0104】この際、空席照会システムは、受け付けた
重要度に基づく予約実行評価値の時間推移を、予測空席
数と価格情報を用いて算出する。
【0105】価格評価値は、価格幅に対する現在価格の
割合を示しており、以下の(式7)で示され、0から1
の値を取る。
【0106】予約実行評価値は、予約を実行するための
評価をおこなう指標であり、以下の(式8)で示され、
予約可能性と価格評価値にそれぞれ重み付けを掛けて足
したものである。予約可能性と価格評価値は、0から1
の値をとり、1に近づくほど顧客満足度の高い指標であ
る。このため、予約実行評価値は、値が最大となる時刻
に予約を実行することにより、利用者の重要度に基づい
て顧客満足度を最大化することが可能となる。
【0107】
【数4】 図20は、時刻と予約実行評価値の関係を示したグラフ
であり、この例では、時刻t1:24010に評価値の
最大値n1:24020を取ると予測している。
【0108】この場合にも、第一の場合として評価値が
最大値をとると算出した時刻t1に予約を実行する場合
と、第二の場合として、所定の時刻以降に空席情報収集
プログラムを実行する際に評価値を算出し、予約を実行
するかどうかを判断する場合の2通りの場合がある。
【0109】第一の場合には、前出の図16に示される
予約待ち情報に当該予約要求を登録し、指定日時に予約
を実行して、当該予約要求を予約待ち情報から削除す
る。
【0110】この例では、評価値の最大をとって実行す
るとものとしたが、別の方法としと評価値の閾値を予め
入力しておき、その評価値の閾値を超えたときに、予約
を実行するようにしてもよい。
【0111】第二の場合には、以下の図21のようなデ
ータ構造をもつ予約待ち情報に当該予約要求を登録し、
空席情報収集プログラムの収集タイミングに合わせて評
価をおこなう。
【0112】この場合の予約待ち情報は、各受け付けI
D25010に対し、便ID25020、座席情報25
030、空席条件重要度25040、価格条件重要度2
5050、前回評価値25060、および、評価開始日
時25070から構成される。評価開始日時は、例え
ば、図21におけるt1の3日前を設定する。
【0113】空席情報収集プログラムの実行タイミング
にあわせて予約実行をおこなう否かかの評価をおこなう
際、評価値が前回評価値を上回っている場合には、評価
値を更新し、次回の収集タイミングを待つ。一方、評価
値が前回評価値以下である場合には、当該時点を評価値
最大時点と擬制して、予約を実行し、当該予約要求を予
約待ち情報から削除する。このようにする理由は、厳密
には時間的なずれは、生じるものの以前の値で極大にな
ったので、この時点で高い予約実行評価値を得ることが
できるからである。
【0114】この機能では、利用者は細かな条件を指定
しなくとも、自分の予約の重要性の価値判断に基づい
て、指定できるメリットがある。例えば、価格は高くて
も必ず予約をとることが重要なときには、予約可能性の
重要度を高めればよいし、価格の安いのを重視するとき
には、価格の重要度を高めればよい。
【0115】以上、(1)ないし(3)のいずれの方法
をとるとしても、予約を将来にわたって利用者が指定で
きるようにすることは、事業者と利用者の成約率を高
め、双方にとってメリットがある。また、利用者にとっ
ては、空席の確保や旅行の計画に必要な情報を見なが
ら、予約の条件を指定でき、自分の重視する観点での予
約をできる可能性を高めるというから特徴がある。
【0116】
【発明の効果】本発明によれば、航空機や鉄道の交通機
関の指定席の予約管理システムなどのような利用者が在
庫情報の照会や予約をおこなうシステムの在庫情報照会
方法において、在庫情報の予測を利用者に提示して、効
率的に在庫の予約をおこなえるようにし、利用者の手間
を軽減して、また、利用者に予約をする時間と価格の選
択枝を与えることによって、適切なタイミングで、ま
た、所望の価格で予約できるようにすることにより、利
用者の満足度をたかめることができる。
【0117】また、本発明によれば、システムの在庫情
報を複数のデータベースに格納してアクセスするとき
に、ユーザの利用状況と予測の更新の必要性のバランス
をとって、負荷の集中を避けてシステムの有効利用を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る統合空席照会システムの全体
構成図である。
【図2】便情報のデータ構造を示す模式図である。
【図3】価格情報のデータ構造を示す模式図である。
【図4】応答速度ログ情報のデータ構造を示す模式図で
ある。
【図5】応答速度情報のデータ構造を示す模式図であ
る。
【図6】通信タイミング情報のデータ構造を示す模式図
である。
【図7】空席履歴情報のデータ構造を示す模式図であ
る。
【図8】要求条件ヒット情報のデータ構造を示す模式図
である。
【図9】空席情報収集プログラム1070が、空席情報
を取得する処理を示すフローチャートである。
【図10】時刻と空席数の関係のグラフを表す図であ
る。
【図11】統合空席照会システムが各事業者のデータベ
ースから空席情報を次回に更新する日時を求める処理を
示すフローチャートである。
【図12】本実施形態の統合空席照会システムが利用者
から空席照会要求を受け付けた際の処理を示すフローチ
ャートである。
【図13】空席問い合わせ要求の条件を挙げた図であ
る。
【図14】空席照会画面を説明する模式図である。
【図15】本実施形態に係る予約リクエスト実行画面を
説明するための模式図である(その一)。
【図16】予約待ち情報を説明する模式図である(その
一)。
【図17】本実施形態に係る予約リクエスト実行画面を
説明するための模式図である(その二)。
【図18】予約待ち情報を説明する模式図である(その
二)。
【図19】本実施形態に係る予約リクエスト実行画面を
説明するための模式図である(その三)。
【図20】時刻と予約実行評価値の関係を示すグラフで
ある。
【図21】予約待ち情報を説明する模式図である(その
三)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07B 1/00 G07B 1/00 E (72)発明者 角本 喜紀 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 草場 敏幸 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所社会情報システム事業部内 (72)発明者 金田 悦雄 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所社会情報システム事業部内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者から在庫の照会と予約をおこなう
    ための在庫情報照会方法において、 この在庫情報照会方法を実行するためのシステムは、 在庫情報を格納する一つ以上の在庫データベースと、 統合在庫情報データベースとからなり、(1)前記在庫
    データベースを所定のタイミングでアクセスし、所得し
    た情報を前記統合在庫情報データベースに格納するステ
    ップと、(2)前記在庫情報に関する時系列データか
    ら、在庫量と在庫切れ時期とを予測するステップと、
    (3)前記利用者からの照会があったときに、前記統合
    在庫情報データベースを参照して、予測在庫量と予測在
    庫切れ時期を提示するステップとを有することを特徴と
    する在庫情報照会方法。
  2. 【請求項2】 前記(1)のステップにおいて、 前記在庫情報の最終更新日時を取得し、それにより算出
    した更新頻度に基づいて、前記在庫情報データベースに
    格納された在庫情報のアクセスタイミングを決定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の在庫情報照会方法。
  3. 【請求項3】 前記(1)のステップにおいて、 これまでの在庫情報のアクセスタイミングにおける在庫
    情報を分析して、在庫量の時系列変化を算出し、それに
    基づいて次の在庫情報のアクセスタイミングを決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の在庫情報照会方法。
  4. 【請求項4】 前記(1)のステップにおいて、 これまでの在庫情報のアクセスタイミングにおける応答
    速度を計測して、それに基づいて次の在庫情報のアクセ
    スタイミングを決定することを特徴とする請求項1記載
    の在庫情報照会方法。
  5. 【請求項5】 前記(3)のステップにおいて、 利用者の要求条件を満たす在庫を検索して応答するステ
    ップと、 要求条件の満たされたアクセス件数を加算するステップ
    とを実行して、 そのアクセス件数により、前記(1)のステップの在庫
    情報のアクセスタイミングを決定することを特徴とする
    請求項1記載の在庫情報照会方法。
  6. 【請求項6】 前記(1)のステップにおいて、 予めその時点での予測在庫量を算出しておき、その予測
    在庫量と取得した実在庫量との比較をおこなうことによ
    り、予測性能を評価し、その予測性能評価値に基づいて
    次の在庫情報のアクセスタイミングを決定することを特
    徴とする請求項1記載の在庫情報照会方法。
  7. 【請求項7】 前記(3)のステップにおいて、 利用者が最新在庫情報を要求した場合、または、利用者
    の要求条件を満たす在庫が前記統合在庫情報データベー
    スに存在しない場合には、 利用者の要求条件を満たす在庫を前記在庫データベース
    から検索し、取得した在庫情報を利用者に提示し、前記
    統合在庫情報データベースに格納するステップを実行す
    ることを特徴とする在庫情報照会方法。
  8. 【請求項8】 前記(2)のステップにおいて、 その在庫情報の時系列データ、過去の類似品目の時系列
    データ、その品目に対する在庫問い合わせリクエスト数
    の情報を用いて、その時点での在庫量、在庫切れ時期を
    予測することを特徴とする請求項1記載の在庫情報照会
    方法。
  9. 【請求項9】 前記(3)のステップにおいて、 前記利用者からの照会があったときに、前記統合在庫情
    報データベース内に蓄積されている在庫情報の時系列デ
    ータを用いて、予測在庫量の推移を利用者に提示するこ
    とを特徴とする請求項1記載の在庫情報照会方法。
  10. 【請求項10】 前記(3)のステップにおいて、 利用者が日時を指定し、その日時における在庫状況を予
    測し、予測在庫数やその日時に在庫の確保を要求した場
    合の在庫確保の成功可能性を提示することを特徴とする
    請求項1記載の在庫情報照会方法。
  11. 【請求項11】 前記(3)のステップにおいて、 利用者が、在庫の確保要求を実行する日時を指定するス
    テップと、 その指定した日時に、その在庫情報が格納されている在
    庫データベースに対して、在庫を確保する要求が送信さ
    れるステップとが実行されることを特徴とする請求項1
    記載の在庫情報照会方法。
  12. 【請求項12】 前記(3)のステップにおいて、 (3a)利用者から在庫の確保を実行する条件を受け付
    けておくステップが実行され、 前記(1)のステップにおいて、 前記在庫データベースにアクセスした際に、在庫情報が
    前記在庫の確保を実行する条件を満たしているか否かを
    判定するステップが実行され、 その条件を満たしている場合には、その在庫情報が格納
    されている在庫データベースに、在庫を確保する要求が
    送信されるステップが実行されることを特徴とする請求
    項1記載の在庫情報照会方法。
  13. 【請求項13】 前記(3a)のステップの後に、 (3b)前記在庫の確保を実行する条件を満たす日時を
    予測するステップと、 その予測日時にその在庫情報が格納されている在庫デー
    タベースに対して、在庫を確保する要求が送信されるス
    テップとが実行されることを特徴とする請求項12記載
    の在庫情報照会方法。
  14. 【請求項14】 前記(3)のステップにおいて、 前記(3b)のステップで予測される日時の一定時間の
    前に、その在庫情報が格納されている在庫データベース
    にアクセスして、在庫情報が前記在庫の確保を実行する
    条件を満たしているか否かを判定するステップとが実行
    され、 条件を満たしていると判定された場合には、その在庫情
    報が格納されている在庫データベースに、在庫を確保す
    る要求が送信されるステップが実行されることを特徴と
    する請求項13記載の在庫情報照会方法。
  15. 【請求項15】 前記(3a)のステップにおいて、 各条件に対する重み付け、さらに、重み付けに基づいた
    評価値の閾値を、受け付けておき、 前記(1)のステップにおいて、 前記在庫データベースにアクセスした際に、その重み付
    けに基づいた評価値を算出し、評価値と閾値とを比較す
    ることにより、在庫の確保を要求するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項12記載の在庫情報照会方法。
  16. 【請求項16】 前記(3a)のステップにおいて、 各条件に対する重み付けを、受け付けておき、 前記(1)のステップにおいて、 前記重み付けに基づいた評価値が最大または最小となる
    日時を算出して、その日時に基づいて、在庫情報が格納
    されている在庫データベースに、在庫を確保する要求が
    送信されることを特徴とする請求項12記載の在庫情報
    照会方法。
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