JP2005250896A - データ入力支援装置、データ入力支援方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表L3は、クリップボードに順位付けて記憶されている文字データの順位を示す表であり、表L3において、例えば、5番目に順位付けられている文字データ「飲み会」がユーザのペースト指示により選ばれると、表L4に示すように当該文字データ「飲み会」の順位を最高位に順位付ける処理を行う。
【選択図】 図5
Description
一般的なコピー(又はカット)&ペースト機能は、ユーザからコピー(又はカット)指定された図形データ(写真、絵等)、又は文字データ(文字、記号、数字、及び文字等が連続した文字列も含む)をクリップボードと呼ばれる記憶領域に1つだけ記憶し、ユーザからペースト指示を受け付けるとクリップボードに記憶されているデータを文書作成画面上の指定位置に貼り付けるという処理を行うものである。
また、コピー(又はカット)指定された文字データを2以上の所定数までクリップボードに記憶しておくことができ、ユーザの指示により、クリップボードに記憶されている複数の文字データを一覧表示して、ユーザからペーストする文字データの選択を受け付けるコピー(又はカット)&ペースト機能を備えた携帯電話機がある。
また、前記制御手段は、前記第2受付手段により最高位に順位付けられていないデータの選択を受け付けた場合、当該データの順位を最高位にするとしてもよい。
また、前記制御手段は、更に、前記第1受付手段により受け付けた指定に係るコピー又はカット対象のデータが、前記記憶手段に記憶されているいずれかのデータと同一であるかどうかを判定し、同一であれば、当該データを重複して記憶することなく、その順位を高めるとしてもよい。
また、前記データ入力支援装置は、更に、前記記憶手段に記憶されているデータを順位の高いものから順番に並べて一覧表示する表示手段を備えるとしてもよい。
また、前記データ入力支援装置は、更に、第2記憶手段を備え、前記制御手段は、更に、前記第2受付手段により受け付けた選択に係るデータの選択回数を、前記記憶手段に記憶されているデータ毎に計数し、閾値以上の選択回数となったデータを前記第2記憶手段に記憶するとしてもよい。
また、前記データ入力支援装置は、更に、前記第2記憶手段に記憶されているデータと、前記記憶手段に記憶されているデータとを並べて一覧表示する表示手段を備えるとしてもよい。
<構成>
図1は、本発明に係る携帯電話機の外観図であり、図2は、機能構成図である。
携帯電話機1は、アンテナ11、通信部12、マイク13、スピーカ14、DSP(Digital Signal Processor)15、制御部16、操作部17、表示部18、ROM(Read Only Memory)19及びRAM(Random Access Memory)20から構成される。
通信部12は、アンテナ11及びDSP15と接続されており、図示していないが、デュプレクサ、受信部、送信部等で構成され、信号の変復調処理、信号増幅処理を行う。
デュプレクサは、送信信号、受信信号の切り替えを行うものであり、受信部は、デュプレクサから送られてきた受信信号を復調してDSP15に送り、送信部は、DSP15から送られてきた送信信号を変調してデュプレクサに送る。
操作部17は、制御部16と接続されており、一般的な携帯電話機が備える各種ボタンを有し、例えば、テンキーボタン171、メモ起動ボタン172、メニューボタン173、十字ボタン174等を有する。携帯電話機1は、ユーザがこれらの各種ボタンを押下操作することによって、ユーザ指示を受け付ける。
ROM19は、制御部16と接続されており、各機能部を制御する制御プログラム(OSや、アプリケーション等)や識別情報等を記憶している。アプリケーションには、メール作成アプリケーション、ブラウザアプリケーション、メモアプリケーション等がある。
RAM20は、制御部16と接続されており、制御部16が制御プログラムに従ってデータ処理を実行する際の記憶領域として利用される。
ここでクリップボード及びクリップボードに記憶される文字データについて説明する。
クリップボードは、OSによって割り当てられた、1個あたり全角で最大128文字(半角で最大256文字)、最大15個までの文字データが記憶可能なRAM20の記憶領域の一部である。
クリップボードに記憶された文字データは、制御部16によって順位付けられてデータ管理されている。
次に携帯電話機1のコピー&ペースト機能の動作について説明する。なお、コピー機能と同様に対象データをクリップボードに記憶するカット機能については説明を省略する。
図3は、携帯電話機1のメモアプリケーション実行状態におけるコピー&ペースト機能の動作を説明するためのフローチャート図である。
編集メニューウィンドウには、「コピー/カット」、「ペースト一覧」等の編集コマンド名が一覧表示されており、ユーザは、いずれかの編集コマンドを選択することができる。
続いて、携帯電話機1は、クリップボードの格納データ数が上限一杯の場合(ステップS4:YES)、クリップボードに順位付けて記憶されている文字データのうち、順位が最下位の文字データを放棄して、指定された文字データを最高位に順位付けてクリップボードに記憶する(ステップS6)。その後、文書作成画面に戻る。
ステップS2において、ユーザからコピー指示を受けずに(ステップS2:NO)ペースト指示を受け付けた場合(ステップS7:YES)、携帯電話機1は、クリップボードに記憶されている文字データをペースト対象の文字データとして表示部18に一覧表示する(ステップS8)。
ステップS7において、ペースト指示を受けずに(ステップS7:NO)編集メニューの表示終了指示をユーザーから受け付けた場合(ステップS13:YES)、文書作成画面に戻る。そうでない場合(ステップS13:NO)、ステップS1に戻る。
上述の携帯電話機1のコピー&ペースト機能の具体的な動作について図面を用いて説明する。
図4は、携帯電話機1のメモアプリケーション実行状態において、ユーザのコピー&ペースト指示により表示部18に表示される文書作成画面の変遷を示した図である。各画面間の変遷を矢印で示し、変遷順序を各矢印に付した番号で示している。
まず、図4の画面D1は、ユーザが操作部17のテンキーボタン171等を操作して入力した文章「今日○○君とA会議室で打ち合わせ。その後、Bラウンジで」が表示された文書作成画面を示している。
編集メニュー表示ウィンドウ41には、1.ペースト一覧、2.コピー/カット、3.引用、4.定形文の4つの編集コマンド名が示されており、ユーザは各編集コマンド名と対応する番号のテンキーボタンを押下することにより、実行する編集コマンドを選択することができる。また、十字ボタン174を操作することによっても編集コマンドを選択することができる。ユーザがテンキーボタンの2を押下すると、携帯電話機1は、コピー/カット指示を受け付けたことになり、コピー/カットする文字データの範囲指定を受け付けるモードになる。
ここで、ユーザがテンキーボタンの1を押下すると、文字列データ「A会議室」はコピーされ、制御部16によってクリップボードに最高位に順位付けて記憶される。
表L1は、文字データ「A会議室」がコピーされる前にクリップボードに記憶されている文字データの順位を示す表であり、表L2は、文字データ「A会議室」がコピーされた後に更新された文字データの順位を示す表である。
文字データ「A会議室」がコピーされると、表L2に示すように、制御部16は、最低位に順位付けていた文字データ「これは」を放棄し、文字データ「A会議室」を最高位に順位付け、各文字データの順位を更新する。例えば、表L1において制御部16によって最高位に順位付けられていた文字データ「B会社」は、2番目の高さに順位付けられる。
ここで、ユーザがテンキーボタンの5を押下すると、文字列データ「飲み会」がカーソル位置にペースト挿入される。
表L3は、文字データ「飲み会」がペースト指定される前の順位を示しており、文字データ「飲み会」は3番目に順位付けられている。また、表L4は、文字データ「飲み会」がペーストされた後に更新された文字データの順位を示す表である。
画面D5は、文字列データ「飲み会」が挿入された文書作成画面を示している。
<変形例1>
なお、上述の携帯電話機1のコピー&ペースト機能は、ユーザからコピー指定された文字データが既にクリップボードにある場合、重複してクリップボードに記憶することを避けるための重複判定機能を更に備えるものであってもよい。
図3で示したステップS3において、ユーザからコピー範囲指定を受け付けると、携帯電話機1は、指定された文字データと同一の文字データがクリップボードに記憶されているかどうかを判定する(ステップS21)。ステップS21において、肯定的に判定されれば(ステップS21:YES)、コピー指定されたクリップボードに既に記憶されている文字データの順位を最高位に順位付ける(ステップS22)。その後、文書作成画面に戻る。
ここで、変形例1のコピー&ペースト機能の具体的な動作について説明する。
図7は、既にクリップボードに記憶されている文字データ「××君」がコピー指定されることにより制御部16によってなされるクリップボードに記憶されている各文字データの順位更新を説明するための図である。
文字データ「××君」がコピー指定されると、制御部16はクリップボードに同一の文字データ「××君」がクリップボードにあるかどうかを判定し、その結果クリップボードにあると判定されたため、新たな文字データとしてクリップボードに追加することなく、文字データ「××君」を最高位に順位付け、これに伴って、クリップボードに記憶されている各文字データの順位も更新する。例えば、表L5において制御部16によって最高位に順位付けられていた文字データ「B会社」は、表L6に示すように2番目に順位付けられる。
また、上述の携帯電話機1のコピー&ペースト機能は、ペースト一覧から選択された文字データの選択回数を計数し、閾値以上の選択回数となった文字データを定形文記憶領域に記憶するものであってもよい。
図8は、変形例2の、図3で示したフローチャートに追加するフローを示す図である。
その結果選択回数が閾値以上となった場合(ステップS32:YES)、制御部16は、選択された文字データを定形文記憶領域に移動させる(ステップS33)。その後、図3のステップS10に進む。
ここで、変形例2のコピー&ペースト機能の具体的な動作について説明する。
図9(a)は、文字データ「B会社」がペーストされることにより制御部16によってなされる、クリップボードに記憶されている各文字データの順位更新を説明するための図であり、図9(b)は、文字データ「B会社」がペーストされることにより制御部16によってなされる、文字データ「B会社」の定形文記憶領域への記憶を説明するための図である。
表L7において各文字データに付された()内の数字は、選択回数を示す。例えば、文字データ「××君」は、2回選択されており、文字データ「B会社」は、4回選択されている。
閾値が5であるとして、選択回数が4の文字データ「B会社」がペースト対象の文字データとして選択されると、選択回数が5となって閾値以上となるので、表L10に示すように制御部16によって文字データ「B会社」は定形文記憶領域に記憶される。そして、表L8に示すようにクリップボードから、文字データ「B会社」を放棄して、各文字データの順位を更新する。例えば、表L7において制御部16によって最高位に順位付けられていた文字データ「××君」はそのままの順位で、3番目の高さに順位付けられていた文字データ「私は」は、2番目の高さに順位付けられる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されないことは勿論である。すなわち、
(1)本発明は、携帯電話機以外に、パソコン等、コピー(又はカット)&ペースト機能の利用が想定されるあらゆる機器、すなわち文字入力支援装置に適用することができる。
(2)実施形態では、クリップボードに15個までしか文字データを格納することができないとしたが、これは設計事項であるので、20個でも30個でもよい。
(3)実施形態では、コピー(又はカット)対象のデータは、文字データであるとして説明したが、図形データであってもよい。グラフィックエディタ等で本発明を適用することができる。
(4)実施形態では、ペーストされた文字データを最高位に順位付けていたが、例えば、現在の順位から1つ上の順位、又は2つ上の順位、或いは、最高位の一つ下の2番目に高い順位にするものであってもよい。
(5)実施形態では、クリップボードの文字データを順位の高いものを上から順番に並べて表示部18に一覧表示していたが、この順番どおりに表示しなくてもよい。例えば、あいうえお順でもよい。
(6)実施形態の変形例2において、ペースト指定をユーザから受け付けると、クリップボード及び定形文記憶領域に記憶されている文字データを並べて一覧表示するようにしてもよい。これにより、ユーザは、閾値以上選択されることにより自動的に定形文記憶領域に文字データが移動されても、前回のペースト選択と同様にペースト一覧にその移動した文字データが表示されるので、支障なくペースト作業を行うことができる。
(7)本発明は、上記実施形態において説明した処理ステップ(図3、図6、図8に示したステップ等)を含むデータ入力支援方法であるとしてもよいし、プログラムであるとしてもよい。
(8)上記プログラムを、記録媒体に記録し又は各種通信路等を介して、流通させ頒布することもできる。かかる記録媒体には、ICカード、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM等がある。また、流通、頒布されたプログラムは、プログラム実行機能を有する装置にインストールされることにより利用に供され、その装置は、そのプログラムを実行することにより、上記実施形態に示したコピー(又はカット)&ペースト機能を実現する。
(9)実施形態で用いている文字データの放棄とは、ペースト対象の一覧から除かれるという意味であり、その文字データは、RAM20から完全に削除されていてもよいし、そうでなくてもよい。
11 アンテナ
12 通信部
13 マイク
14 スピーカ
15 DSP
16 制御部
17 操作部
18 表示部
19 ROM
20 RAM
171 テンキーボタン
172 メモ起動ボタン
173 メニューボタン
174 十字ボタン
Claims (8)
- コピー又はカット機能、及びペースト機能を備えたデータ入力支援装置であって、
コピー又はカット対象のデータの指定を受け付ける第1受付手段と、
コピー又はカット指定されたデータを所定数まで記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されているデータの中から、ペースト対象のデータの選択を受け付ける第2受付手段と、
前記記憶手段に記憶されているデータに順位を付けて管理する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記記憶手段に前記所定数のデータが記憶されているときに前記第1受付手段によりデータの指定を受け付けた場合、最低位に順位付けられているデータを放棄し且つ指定されたデータを最高位に順位付け、更に、前記第2受付手段により最高位に順位付けられていないデータの選択を受け付けた場合、当該データの順位を高める
ことを特徴とするデータ入力支援装置。 - 前記制御手段は、前記第2受付手段により最高位に順位付けられていないデータの選択を受け付けた場合、当該データの順位を最高位にすることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力支援装置。
- 前記制御手段は、更に、前記第1受付手段により受け付けた指定に係るコピー又はカット対象のデータが、前記記憶手段に記憶されているいずれかのデータと同一であるかどうかを判定し、同一であれば、当該データを重複して記憶することなく、その順位を高めることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のデータ入力支援装置。
- 前記データ入力支援装置は、更に、
前記記憶手段に記憶されているデータを順位の高いものから順番に並べて一覧表示する表示手段を備える
ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のデータ入力支援装置。 - 前記データ入力支援装置は、更に、
第2記憶手段を備え、
前記制御手段は、更に、前記第2受付手段により受け付けた選択に係るデータの選択回数を、前記記憶手段に記憶されているデータ毎に計数し、閾値以上の選択回数となったデータを前記第2記憶手段に記憶する
ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のデータ入力支援装置。 - 前記データ入力支援装置は、更に、
前記第2記憶手段に記憶されているデータと、前記記憶手段に記憶されているデータとを並べて一覧表示する表示手段を備える
ことを特徴とする請求項5に記載のデータ入力支援装置。 - コピー又はカット指定されたデータを所定数まで記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されているデータに順位を付けて管理する制御手段とを備えたデータ入力支援装置におけるデータ入力支援方法であって、
コピー又はカット対象のデータの指定を受け付ける第1受付ステップと、
前記記憶手段に前記所定数のデータが記憶されているときに、前記第1受付ステップにおいてデータの指定を受け付けた場合、最低位に順位付けられているデータを放棄し且つ指定されたデータを最高位に順位付ける第1制御ステップと、
前記記憶手段に記憶されているデータの中から、ペースト対象のデータの選択を受け付ける第2受付ステップと、
前記第2受付ステップにおいて最高位に順位付けられていないデータの選択を受け付けた場合、選択されたデータの順位を高める第2制御ステップとを含む
ことを特徴とするデータ入力支援方法。 - コピー又はカット指定されたデータを所定数まで記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されているデータに順位を付けて管理する制御手段とを備えたデータ入力支援装置にデータ入力支援処理を行わせるプログラムであって、
前記データ入力支援処理は、
コピー又はカット対象のデータの指定を受け付ける第1受付ステップと、
前記記憶手段に前記所定数のデータが記憶されているときに、前記第1受付ステップにおいてデータの指定を受け付けた場合、最低位に順位付けられているデータを放棄し且つ指定されたデータを最高位に順位付ける第1制御ステップと、
前記記憶手段に記憶されているデータの中から、ペースト対象のデータの選択を受け付ける第2受付ステップと、
前記第2受付ステップにおいて最高位に順位付けられていないデータの選択を受け付けた場合、選択されたデータの順位を高める第2制御ステップとを含む
ことを特徴とするプログラム。
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JP2004061062A JP2005250896A (ja) | 2004-03-04 | 2004-03-04 | データ入力支援装置、データ入力支援方法、プログラム |
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JP2004061062A JP2005250896A (ja) | 2004-03-04 | 2004-03-04 | データ入力支援装置、データ入力支援方法、プログラム |
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JP2004061062A Pending JP2005250896A (ja) | 2004-03-04 | 2004-03-04 | データ入力支援装置、データ入力支援方法、プログラム |
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- 2004-03-04 JP JP2004061062A patent/JP2005250896A/ja active Pending
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