JP2005250731A - Dtpデータ編集システム、dtpデータ編集方法及びdtpデータ編集プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】パンフレットやカタログ等のDTPデータから必要なデータのみを効率的に抽出することが可能なDTPデータ編集システム、DTPデータ編集方法及びDTPデータ編集プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】 DTPデータ3からテキストデータ6及びそれに付随する属性を示す付加データを選択抽出するデータ選択抽出手段10と、項目DB22に基づいて抽出されたテキストデータ6の属性からテキストデータ6に対して項目記号を付与する項目記号付与手段50と、項目記号に基づいてテキストデータ6をグループ化するグループ化手段20と、各グループごとに異なる色でそのグループに含まれるテキストデータを表示するように表示色を指定する色指定手段60と、テキストデータ6をレイアウトされていた位置に色指定手段60により指定された色で表示し、印字する表示出力手段30を備えて構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、DTPデータ編集システム、DTPデータ編集方法及びDTPデータ編集プログラムに関し、さらに詳しくは、文字や数字等のテキストデータ及び/又は絵や写真等の画像データがそれぞれ所定の位置にレイアウトされて作成されたパンフレットやカタログ等のDTPデータから必要なデータのみを抽出してデータベース化を図ることが可能なDTPデータ編集システム、DTPデータ編集方法及びDTPデータ編集プログラムに関する。
現在、パンフレットやカタログ等の印刷物は、一般的に、いわゆる「DTP (Desk Top Publishing)ソフトウェア」を搭載したコンピュータシステムにより作成されている。それらを用いたパンフレットやカタログ等の印刷物の具体的な作成作業としては、まず最初に、A4版やB5版等の印刷したい紙のサイズをあらかじめ指定する。そして、表示された画面上に商品の画像や品名・価格・サイズ等の当該商品に関する情報を示す文字や記号等を順次レイアウトしながらページを作成していくというものである。このようにして作成したデータは、そのまま製版フィルムとして分版出力することもできる。代表的なDTPソフトとしては、例えば、クォーク社の「QuarkXPress」やアドビシステムズ社の「PageMaker」、「InDesign」等がある。
パンフレットやカタログ等を印刷するために作成される組版データは、初校、再校、再々校、校了を経て作成され、膨大な人手と手間と時間をかけて作成される。そして、初稿入稿時のデータと校了・印刷時のデータとはその間における企画の変更や間違いなどの修正作業によりたえず変更され、当初の原稿とは違う内容になってしまうのが通常である。従って、校了・印刷時のデータはその時点で最も信頼性の高いデータであることから、このデータを再利用したいという需要は極めて大きい。
例えば、今日では、一般家庭へのパソコンの普及が進展し、ネットワークインフラの整備もますます拡充され、「Web上で物を買う」という、いわゆる「インターネットショッピング」を誰でも楽しめるようになってきている。それに伴って各企業や各メーカにとってはWebを使った商品の売買が大きな収益を生む一つのマーケットとなってきている。現在、通販会社、デパート、旅行会社等、個人消費者をターゲットにする会社では自社商品の紹介、イベントの紹介など販促用として膨大な予算を使い大量の印刷物を購買層に提供しているが、その情報をいち早くWeb上で公開して消費者に配信できれば紙媒体によるPRと相俟って収益のアップがさらに期待できるようになる。従って、DTPソフトで作成した信頼性の高い校了・印刷時のデータを再利用してWebページをなるべく短時間で構築したいという要求がある。
この要望に応えるため、入稿時のデータに別途タグ付けして、校了時にこのタグを目印にして任意の形で文字列を抽出する技術が登場してきた。しかし、現場において今までなかった組版時におけるタグ付けやタグ管理といった新たな作業が発生し混乱を生じさせ、また、間違ったタグ付けによりデータの信頼性が失われる場合があることからそのチェックに時間が取られる等、手段と目的が逆転するという問題が生じていた。従って、極めて原始的ではあるが校了・印刷時のデータから必要なデータをいちいちカットアンドペーストして再利用に供するしかないというのが現状であった。しかしながら、原始的なカットアンドペーストでは、費用対効果の点から考えても効率的な再利用は困難であり、時系列的効果面でも印刷物が配布されてから1ヶ月も遅れてWeb上に公開されるようではその効果が薄く、逆にWeb上で先に公開したデータを印刷物に反映することも困難であるという問題があった。
かかる問題を解決するために、例えば、1ページ内にレイアウトされたある一部の商品の画像と文字のレイアウトの体裁を保ったままその一部を切り出すことを可能とした技術が提案されている(特許文献1)。
また、DTPデーであるドキュメントの中に設けられた複数の掲載枠の中から所定の掲載枠を選択し、その掲載枠の中に配設されているテキストボックスや画像ボックスのサイズ等と品名や品番等を関連付けしてキーボックスとし、そのキーボックスを基準に各掲載枠内のテキストボックスを検索してそれが何の項目であるかを認識してテキストボックス内のテキストデータを項目別に読み出してデータベース化する編集方法が提案されている(特許文献2)。
特開平11−31212号公報 特開平11−86013号公報
校了・印刷時のデータから必要なデータをカットアンドペーストして再利用する原始的なカットアンドペーストは、上述したように、1,000頁近くに及ぶカタログ雑誌においては費用対効果の点からも時系列的効果面でも全く実際的ではない。
また、特許文献1に示された技術は、ドキュメントから一部の商品の画像と文字のレイアウトの体裁を保ったまま抽出してくるものであり、ドキュメント(DTPデータ)の中のテキストデータを選択抽出することはできない。
一方、特許文献2に示された技術は、ドキュメント(DTPデータ)の中のテキストデータを項目ごとに選択抽出可能であるが、例えば、1,000頁近くにわたって種類の異なる多数のアイテムを紹介している通販用の総合カタログのようなものでは、ページごとのレイアウトも様々であり、表示すべき項目名やテキストボックスのサイズ及び位置等も多岐にわたっていることからデータ抽出時に誤ったテキストデータを読み出してしまうおそれがある。従って、テキストデータが正しく読み出されたか否かをきちんとチェックする作業が必要となるが、そのチェック作業は品名、価格、サイズ等の同じようなデータの繰り返しであるため確認作業も容易ではない。
そこで、本発明は、パンフレットやカタログ等のDTPデータから必要なデータのみを効率的に抽出することが可能なDTPデータ編集システム、DTPデータ編集方法及びDTPデータ編集プログラムを提供することを目的とする。
また、テキストデータが正しく抽出されたか否かについての確認を容易に行なうことができ、しかも誤ったデータの修正が容易なDTPデータ編集システム、DTPデータ編集方法及びDTPデータ編集プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の本発明は、文字や数字等のテキストデータと絵や写真等の画像データがそれぞれ所定の位置にレイアウトされて作成されたパンフレットやカタログ等のDTPデータから必要なデータのみを抽出してデータベース化を図るDTPデータ編集システムにおいて、DTPデータからテキストデータ及び当該テキストデータに付随する位置情報やフォント、サイズ、色等の属性を示す付加データを選択抽出するデータ選択抽出手段と、所定のフォント、サイズ、色等の属性を有するテキストデータが品名、価格等のいずれの項目を示すものかを予め関連付けた項目データベースに基づいてデータ選択抽出手段により抽出されたテキストデータの属性から当該テキストデータに対してその項目ごとに予め指定された項目記号を付与する項目記号付与手段と、テキストデータに付与された項目記号に基づいて当該テキストデータをグループ化すると共に、所定のグループに組み込まれなかったテキストデータをそれとは別にまとめてグループ化するグループ化手段と、グループ化手段によりグループ化された各グループごとに異なる色でそのグループに含まれるテキストデータを表示するようにグループごとの表示色を指定する色指定手段と、そして、テキストデータに付随する位置情報に基づいて当該テキストデータをレイアウトされていた位置に色指定手段により指定された色で表示し、印字する表示出力手段とを備えて構成されたことを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のDTPデータ編集システムにおいて、データ選択抽出手段は、レイアウトされた画像データのファイル名及びレイアウトされた画像データに付与された当該画像データが配置されるべき位置における位置情報及び大きさ等の付加情報をさらに選択抽出するように構成され、そして、グループ化手段は、テキストデータに含まれる品名や位置情報等の所定の情報と画像データのファイル名や位置情報等の所定の情報とを比較して関連する画像データをさらに含めてグループ化するようにさらに構成されてなることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載のDTPデータ編集システムにおいて、表示出力手段は、データ選択抽出手段により抽出された画像データのファイル名と、レイアウトされた画像データに付与された当該画像データが配置されるべき位置における位置情報及び大きさに基づいて、当該画像データのファイル名と共に、当該画像がレイアウトされるべき位置にその画像が占める大きさの枠線で表示し印字するようにさらに構成されてなることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のDTPデータ編集システムにおいて、グループ化された各グループごとにテキストデータを抽出するデータ抽出手段をさらに備えてなることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項5に記載の本発明は、請求項4に記載のDTPデータ編集システムにおいて、抽出されたテキストデータに基づいてデータベースを作成するデータベース化手段をさらに備えてなることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項6に記載の本発明は、文字や数字等のテキストデータと絵や写真等の画像データがそれぞれ所定の位置にレイアウトされて作成されたパンフレットやカタログ等のDTPデータから必要なデータのみを抽出してデータベース化を図るDTPデータ編集方法において、DTPデータから前記テキストデータ及び当該テキストデータに付随する前記位置情報やフォント、サイズ、色等の属性を示す付加データを選択抽出するステップと、所定のフォント、サイズ、色等の属性を有するテキストデータが品名、価格等のいずれの項目を示すものかを予め関連付けた項目データベースに基づいてデータ選択抽出ステップにより抽出されたテキストデータの属性から当該テキストデータに対してその項目ごとに予め指定された項目記号を付与するステップと、テキストデータに付与された項目記号に基づいて当該テキストデータをグループ化すると共に、所定のグループに組み込まれなかったテキストデータをそれとは別にまとめてグループ化するステップと、グループ化ステップによりグループ化された各グループごとに異なる色でそのグループに含まれるテキストデータを表示するようにグループごとの表示色を指定するステップと、そして、テキストデータに付随する位置情報に基づいて当該テキストデータをレイアウトされていた位置に前記色指定ステップにより指定された色で表示し、印字するステップとを備えて構成されたことを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項7に記載の本発明は、請求項6に記載のDTPデータ編集方法において、データ選択抽出ステップは、レイアウトされた画像データのファイル名及びレイアウトされた画像データに付与された当該画像データが配置されるべき位置における位置情報及び大きさ等の付加情報をさらに選択抽出するように構成され、そして、グループ化ステップは、テキストデータに含まれる品名や位置情報等の所定の情報と画像データのファイル名や位置情報等の所定の情報とを比較して関連する画像データをさらに含めてグループ化するようにさらに構成されてなることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項8に記載の本発明は、請求項7に記載のDTPデータ編集方法において、表示出力ステップは、データ選択抽出手段により抽出された画像データのファイル名と、レイアウトされた画像データに付与された当該画像データが配置されるべき位置における位置情報及び大きさに基づいて、当該画像データのファイル名と共に、当該画像がレイアウトされるべき位置にその画像が占める大きさの枠線で表示し印字するようにさらに構成されてなることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項9に記載の本発明は、請求項6〜8のいずれか1項に記載のDTPデータ編集方法において、グループ化された各グループごとにテキストデータを抽出するステップをさらに備えてなることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項10に記載の本発明は、請求項9に記載のDTPデータ編集方法において、抽出された前記テキストデータに基づいてデータベースを作成するステップをさらに備えてなることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項11に記載の本発明は、文字や数字等のテキストデータ及び/又は絵や写真等の画像データがそれぞれ所定の位置にレイアウトされて作成されたパンフレットやカタログ等のDTPデータから必要なデータのみを抽出してデータベース化を図るDTPデータ編集プログラムにおいて、コンピュータを、DTPデータからテキストデータ及び当該テキストデータに付随する置情報やフォント、サイズ、色等の属性を示す付加データを選択抽出するデータ選択抽出手段と、所定のフォント、サイズ、色等の属性を有するテキストデータが品名、価格等のいずれの項目を示すものかを予め関連付けた項目データベースに基づいてデータ選択抽出手段により抽出されたテキストデータの属性から当該テキストデータに対してその項目ごとに予め指定された項目記号を付与する項目記号付与手段と、テキストデータに付与された項目記号に基づいて当該テキストデータをグループ化すると共に、所定のグループに組み込まれなかったテキストデータをそれとは別にまとめてグループ化するグループ化手段と、グループ化手段によりグループ化された各グループごとに異なる色でそのグループに含まれるテキストデータを表示するようにグループごとの表示色を指定する色指定手段と、そして、テキストデータに付随する位置情報に基づいて当該テキストデータをレイアウトされていた位置に色指定手段により指定された色で表示し、印字する表示出力手段として機能させるためのDTPデータ編集プログラムを提供する。
上記課題を解決するために請求項12に記載の本発明は、請求項11に記載のDTPデータ編集プログラムにおいて、データ選択抽出手段を、レイアウトされた前記画像データのファイル名及びレイアウトされた前記画像データに付与された当該画像データが配置されるべき位置における位置情報及び大きさ等の付加情報をさらに選択抽出するように構成し、そして、グループ化手段を、テキストデータに含まれる品名や位置情報等の所定の情報と画像データのファイル名や位置情報等の所定の情報とを比較して関連する画像データをさらに含めてグループ化するようにさらに構成してなることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項13に記載の本発明は、請求項11又は12に記載のDTPデータプログラムにおいて、グループ化された各グループごとにテキストデータを抽出するデータ抽出手段と、そして、抽出されたテキストデータに基づいてデータベースを作成するデータベース化手段としてさらに機能させることを特徴とする。
本発明に係るDTPデータ編集システム、DTPデータ編集方法及びDTPデータ編集プログラムによれば、DTPデータに含まれる所定の項目をそのテキストデータの属性等の付加データによってグループ分けを行うのでグループ分けにおける単純ミスが防止できるという効果がある。
また、グループ分けが誤っていた場合にはそのデータは異なる色で表示されるのでどのデータがきちんとグループ分けされていないか一目瞭然でわかるという効果がある。従って、これを校正に利用すれば極めて短時間で且つ簡単に校正作業を行うことができるという効果がある。
さらに、DTPデータから必要なテキストデータだけを集めて確実にデータベース化することができるという効果がある。このようにして抽出されたテキストデータはXML、HTMLといったWeb用データ形式に容易に変換することができるので、DTPデータが出来上がってからカタログの印刷が完了するまでの間にインターネット上での利用に供することが可能となる。
初めに、パンフレットやカタログ等は、通常、一般的なDTPソフトにより作成されており、それらDTPソフトにより作成されたDTPデータ3は、図3に示すように、文字や数字等のテキストデータ6と絵や写真等の画像データ7をそれぞれ所定の位置にレイアウトすることにより作成されている。そして、現在使用されている一般的なDTPソフトは、EPS(Encapsulated PostScript)形式のデータを作成することができるようになっている。EPS形式のデータは、各々の文字・画像などの部品(オブジェクト)が自分の位置(ページ内での座標位置)を絶対値で持っていると共に、自分自身の役割の一覧を持って形成されている。つまり、自分自身が上から何ミリで右から何ミリにいてさらに自分自身の大きさや色情報を持っているのである。各DTPソフトが作成するEPS形式のデータは必ずしも全て同一ではないが、基本的に前記した位置情報、フォントや色等の属性情報は有している。本発明に係るDTPデータ編集システム、DTPデータ編集方法及びDTPデータ編集プログラムではこの情報を利用している。
では、本発明に係るDTPデータ編集システム、DTPデータ編集方法及びDTPデータ編集プログラムについて図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1は本発明に係るDTPデータ編集システムの一実施形態におけるブロック図である。図示されたDTPデータ編集システム1は、概略として、DTPデータ3からテキストデータ6及び当該テキストデータに付随する位置情報やフォント、サイズ、色等の属性を示す付加データを選択抽出するデータ選択抽出手段10と、所定のフォント、サイズ、色等の属性を有するテキストデータ6が品名、価格等のいずれの項目を示すものかを予め関連付けた項目データベース22(以下、「項目DB22」という。図6参照)に基づいてデータ選択抽出手段10により抽出されたテキストデータ6の属性から当該テキストデータ6に対してその項目ごとに予め指定された項目記号を付与する項目記号付与手段50と、テキストデータ6に付与された項目記号に基づいて当該テキストデータ6をグループ化すると共に、所定のグループに組み込まれなかったテキストデータ6をそれとは別にまとめてグループ化するグループ化手段20と、グループ化手段20によりグループ化された各グループごとに異なる色でそのグループに含まれるテキストデータ6を表示するようにグループごとの表示色を指定する色指定手段60と、そして、テキストデータに付随する位置情報に基づいて当該テキストデータ6をレイアウトされていた位置に色指定手段60により指定された色で表示し、印字する表示出力手段30と、グループ化された各グループごとにテキストデータ6を抽出するデータ抽出手段40と、抽出されたテキストデータ6に基づいてデータベース5を作成するデータベース化手段70を備えて構成されている。
図示されたDTPデータ編集システム1は、いわゆる汎用のコンピュータに後述する各手段を実現させるためのプログラムをインストールすることによって構成されている。すなわち、DTPデータ編集システム1の基本となる汎用のコンピュータ100は、図2に示すように、所定のプログラムに従ってデータの加工や演算を行なう中央処理装置101と、プログラムやデータの保存を行なう内部記憶装置103と、FD、MO、DVD等の記録媒体に読み書き可能な外部記憶装置105と、人間がデータの入力や作業指示を行なうための入力装置107と、処理結果を表示するモニタ等の表示装置109とを備えて構成されている。このコンピュータ1は、中央処理装置101にマイクロプロセッサ、内部記憶装置103に半導体メモリや内蔵型ハードディスク、外部記憶装置105として磁気ディスクや外付けハードディスク、入力装置107にキーボードやマウス、表示装置109としてCRTディスプレイ等を有している。また、所定の処理結果を印字するプリンタ110が接続されている。
データ選択抽出手段10は、DTPデータ3が記録された記録媒体を入力装置107によって読み込まれたDTPデータ3が有するテキストデータ6及び当該テキストデータに付随する位置情報やフォント、サイズ、色等の属性を示す付加データの選択抽出を行う。ここで、DTPデータ3、具体的にはクォーク社の「QuarkXPress」によって作成したカタログの中のある1ページについてEPSデータのデータ構成の一部を図4に示す。他のDTPソフトで作成したEPSデータも基本的に同様の属性を有する付加情報を有しており、本発明はクォーク社の「QuarkXPress」によって作成したEPSデータのみを使用するものに限るものではないことはいうまでもない。図示されたDTPデータ3はソースデータの一部であり、EPS(Encapsulated PostScript)の有する手順に従って記録されている。表示されるべき文字や記号等のテキストデータ6はアスキーコードで示され、絵や写真等の画像データ7は挿入すべき画像データ7のファイル名が記述されている。一方、パンフレットやカタログ等のDTPデータ3の作成段階で組版データに対して何回かの校正を経て作成されるが、修正されたデータは原則的にEPS形式のデータでは最後の行に追加記述されて記録される。しかし、各文字や記号等には配置した位置における位置情報が付記されて記録されるのでデータの最後に記述されていたとしても付記された位置情報からその文字等を表示すべき位置が指定されることから問題は生じないようになっている。尚、図3はDTPソフトによって作成されたカタログのある1ページの概要を示し、図4は図3のDTPデータ3のソースコードを示し、図5は図4のソースコード中のテキストデータ6の部分を本来表されるべき文字・記号等で表示したものを示す。
図5に示すように、DTPデータ3内のテキストデータ6には、それが表示されるべき位置を示す位置情報やフォント、サイズ、色等の属性を指定する付加データが付随しており、その付加データと共にテキストデータ6を選択抽出する。抽出されたテキストデータ6は、一坦、内部メモリ等の内部記憶装置103に記録されるようになっている。これにより、それ以外の、例えば、本DTPデータ3のファイル名やヘッダ情報15等の不要なデータが除かれる。
項目記号付与手段50は、所定のフォント、サイズ、色等の属性を有するテキストデータ6が品名、価格等のいずれの項目を示すものかを予め関連付けた項目DB22に基づいてデータ選択抽出手段10により抽出されたテキストデータ6の属性から当該テキストデータ6に対してその項目ごとに予め指定された項目記号を付与する。項目DB22は、図6に示すように、テキストデータ6の有する属性に対応してそれが何の項目であるかを指定すると共に、その項目に対応した所定の記号が割り当てられている。例えば、テキストデータ6の中で「¥」記号を有し、その後に続く文字が「数字」であればそのデータは「金額」であると判断し、そのデータの前に記号「|d」を挿入する(図8上から4行目参照)。同様に、「●」とその後に文字が続く文字が「ゴシック体」であるとの属性が認められた場合にはそこに記載されたデータは「内容」であると判断し、そのデータの前に記号「|g」を付与する。上記の項目はいずれも2つの属性からその項目が判断されるように構成されているがもちろんこれに限るものではなく、例えば、テキストが「アルファベット」と「数字」が組み合わされており、その文字が「ゴシック体」で「10〜12ポイント」の大きさで、しかも色が「赤」という属性を有していた場合にはそれは「商品記号」であると判断し、記号「|a」を付与する、というように種々の属性を指定して項目を関連付けることもできる。
このようにして、項目記号付与手段50は各テキストデータ6について項目DB22に基づいて項目を指定し、そのデータ列の前に所定の記号を付与する。
グループ化手段20は、項目記号付与手段50によってテキストデータ6内に新たに付与された項目記号に基づいて当該テキストデータ6をグループ化すると共に、所定のグループに組み込まれなかったテキストデータ6をそれとは別にまとめてグループ化する。すなわち、図3に示すように、カタログのある1ページには複数のアイテムが紹介されており、各アイテムごとに品名、商品記号、価格、サイズ、色、説明等が記載されることから、品名、商品記号等がパターン化されている。従って、DTPデータ3内のテキストデータ6もそのようなデータが繰り返して登場する。そこで、例えば、「品名」の記号である「|c」から次の「|c」の前までには少なくとも品名、商品記号、価格、サイズ、色、説明等が記載されているものとしてそれらを1つのグループとして認定する。これを繰り返すことによりグループ分けする。尚、予めグループ化に含める項目を決めておきそれによってグループ分けすようにしてもよい。
そして、項目DB22に基づく項目指定から漏れてしまったテキストデータ8は、図7に示すように、該当無しデータである「Unknown Datas」としてひとまとめにする。図8に示すように、グループ化はデータ列に空白の行を挿入することによって行う。
色指定手段60は、上記グループ化手段20によりグループ化された各グループごとに異なる色でそのグループに含まれるテキストデータを表示するようにグループごとの表示色を指定する。すなわち、図8に示すように、分類された各グループごとに表示色として、例えば「青」「黄」「赤」「桃」・・・と異なる色を指定する。これにより、各グループに含まれるテキストデータは指定された色で表示・印字出力されることになる。
表示出力手段30は、テキストデータ6に付随する位置情報に基づいて、図9に示すように、テキストデータ6が元々レイアウトされていた位置に、しかも色指定手段60により指定された色で表示装置109に表示し、プリンタ装置110に印字可能にデータを出力する。すなわち、テキストデータ6には自分自身を配置すべき位置情報が付随しているので、その位置情報に基づいてテキストデータ6を元々レイアウトされていた状態で表示、印字する。ここで、テキストデータ6は位置情報に基づいて表示されるため、あるテキストデータ6が本来含まれるべきグループにグループ化されず、別のグループに含められていた場合であってもそのテキストデータ6は本来表示されるべき正しい位置にきちんとレイアウトされて表示される。しかし、そのデータは本来含まれるべきグループとは異なるグループに含められているので表示される色が異なって表示される。このことをさらに具体的に説明する。
図10は、図9に示したレイアウト図の中の左上に配置されたデータを拡大して示したものである。左上欄に配置されたテキストデータ31は、図8に示されているように、このデータには色指定手段60によって表示色として「赤」が指定されている。従って、このグループ(グループ31)に含まれる商品記号、価格、品名、サイズ等の内容については赤色で表示又は印字される。しかし、「0 4200」(グループ35)は、このグループにグループ分けされることなく「Unknown Datas」にグループ分けされている。「Unknown Datas」は、図7に示すように、色指定手段60によって「水色」で表示するように指示されている。従って、「0 4200」は水色で表示されることとなる。このように、グループ化を図る際に、グループから漏れたデータはひとまとめにされて異なる色で表示される。ここで、データベース化に不要なデータである「0 4200」がグループ化手段20により必要なデータグループであるグループ31に含まれるようなグループ化がなされた場合には「0 4200」が「赤」で表示されるのでそれをグループ31から除くことによりグループ31にはデータベース化に必要なデータだけを含めるようにすることができる。
その逆で、本来グループ31に含まれるべきテキストデータが別のグループに含められてしまっている場合には、そのデータは「赤」以外の色で表示されるので正しいグループであるグループ31へ容易に移動させることができる。例えば、「価格」がグループ31とは別のグループにグループ化されてしまっていた場合には「¥5,000」の文字が本来表示されるべき「赤」以外の色で表示されるので、容易にそれに気が付く。一般にDTPデータ3の校正段階で修正が行われると修正されたデータはそのデータの後ろ側へ付加されて記録されるので修正後のデータは異なるグループに含められてしまうことがある。しかし本発明においては、各グループごとに色を異ならせて表示・印字することができるので容易にその判別を行うことが可能となり、データを容易に修正することができ正確グループ化を行うことができる。
さらに、このことは、DTPデータ3の校正作業に極めて有効に利用することができることを意味する。すなわち、修正が加えられたDTPデータ3は、一般に、修正前の元のデータ部分が削除されて新たなデータがその最後部に追記された形で記録される。例えば、「品名」を修正した場合には、元あった品名に関するデータは削除されると共に、修正後の新たなデータが最後部に追記されて半導体メモリ等の内部記憶装置103に記録される。従って、この状態でグループ化手段20によりデータのグループ化を行えば通常の場合は元のグループにはグループ化されずに異なるグループに含められてしまう可能性が高い。異なるグループに含められてしまうとテキスト6をレイアウト表示・印字した場合に、修正後の新たなデータはその位置情報から正しい位置にレイアウトされて表示・印字されるが含められたグループが本来グループ化されるべきグループとは異なっているので表示される色が異なることになる。これにより修正箇所が明確となるので校正担当者は容易にそれを確認することができる。修正が正しく行われていることを確認した後は、修正後のデータを正しい位置に移動させればよく、それによって次にグループ化手段20によりグループ化した場合には同じグループに含められるのでレイアウト表示・印字した場合にも同じ色で表示されるようになる。このように色の相違に注意すれば変更箇所が容易にわかるので非常に簡単且つ短時間に校正作業を行うことができる。これによれば従来約1,000ページのカタログ雑誌の校正に3〜7日かかっていたものがわずか1日で完了させることも可能となる。
データ抽出手段40は、グループ化された各グループごとにテキストデータ6の抽出を行う。すなわち、表示出力手段30により表示装置109表示された画面又はプリンタ装置110によって出力された印字データに基づいて、必要なテキストデータ6がきちんとグループ化されていることを確認する。正しくグループ化されていないテキストデータ6があった場合にはそれを正しい位置に移動させて必要なテキストデータ6をまとめる。必要なテキストデータ6がまとまっていることが確認されたら順番にテキストデータ6の読み出しを行いデータを抽出する。
データベース化手段70は、データ抽出手段40により抽出されたテキストデータ6に基づいてデータベース5を作成する。すなわち、得られたテキストデータ6には商品記号、価格、品名、サイズ等の内容という所定の項目に対応する項目記号が付与されているのでその項目記号に基づいて各テキストデータ6を整理してデータベース化する。
このようにして、DTPデータ3から抽出されたテキストデータ6は、簡単にXML、HTMLといったWeb用データ形式に変換することができる(図13参照)。もちろん、他のアプリケーションソフトウェアで利用可能な形式、例えばCVS形式等に変換することも可能である。
次に、画像データ7の処理について説明する。上記したデータ選択抽出手段10には、さらに、レイアウトされた画像データ7のファイル名及びレイアウトされた画像データ7に付与された当該画像データ7が配置されるべき位置における位置情報及び大きさ等の付加情報をさらに選択抽出するように構成されている。すなわち、例えば、図5に示すように、DTPデータ3内の画像データ7には、その画像データ7のファイル名及びレイアウトされた画像データ7に付与された当該画像データ7が配置されるべき位置における位置情報及び大きさ等の付加情報と使用したDTPソフトに固有のタグ情報等の画像情報15が付随しており、その中から必要な付加データを選択抽出する。具体的には、例えば、本DTPデータ3のファイル名やタグ情報、ヘッダ情報等の不要なデータを取り除くことにより行われる。
また、グループ化手段20は、テキストデータ6に含まれる品名や位置情報等の所定の情報に加えて、画像データ7のファイル名や位置情報等の所定の情報を比較して関連する画像データ7をさらに含めてグループ化するようにさらに構成されている。例えば、図8に示されているグループ23に着目すると、グループ23の最下欄の2行に示された部分に画像に関する情報が記述されている。すなわち、「034F65A.eps−Photo」及び「034F64A.eps−Photo」が挿入されるべき画像のファイル名であり、その前に付加されている「0144.3725,0281.7354」と「0262.5808,0451.9805」は画像「034F65A.eps−Photo」が表示されるべき位置における角の2点のX,Y座標位置を示す付加情報である。この画像データ7のファイル名には、グループ23の下から6行目に示されたこの商品の商品記号である項目記号「|a」以下に「F47−034−65」と関連する「034」「65」の数字が含まれており、これによってこの画像はグループ23に関係するものであると関連付けるようになっている。この場合は、予め商品記号の中の下2桁と真ん中の3桁と画像のファイル名中の数字とを対比して同じ場合にはその画像を含めてグループ化するように構成している。商品記号と画像のファイル名と正しく一致させておけばより正確に関連付けを行うことができる。もちろん、関連付けはこれに限らず、品名やその他の項目と画像データ7のファイル名等とを関連付けさせておく等種々構成することができる。
このようにして、画像データも同時にグループ化を行う。
さらに、表示出力手段30は、データ選択抽出手段10により抽出された画像データ7のファイル名と、レイアウトされた画像データ7に付与された当該画像データ7が配置されるべき位置における位置情報及び大きさに基づいて、当該画像データ7のファイル名と共に、当該画像がレイアウトされるべき位置にその画像が占める大きさの枠線で表示し印字するようにさらに構成されている。すなわち、グループ化手段20によりテキストデータ6と画像データ7のグループ化が行われると、色指定手段60により各グループにそれぞれ固有の表示色が指定される。そして、図11に示すように、画像データ7は、上述したように、X,Y座標位置に基づいて表示されるべき位置に表示されるべき大きさの枠線の状態で表示される。しかも、その枠線は色指定手段60により指定された色の枠線で表示されると共に、その枠内には当該画像データ7のファイル名も表示されるようにされている。尚、グループ化手段20により所定のグループにグループ化されなかった画像データ7は、上記したテキストデータ6の場合と同様に該当無しデータ(Unknown Datas)としてひとまとめにされるようになっている(図7参照)。そして、該当無しグループに分類された画像データ7は枠線が破線で表示されるようにされている。これにより、正しくグループ化されていない画像データ7は枠線のタイプ及び色が異なって表示されるので極めて容易に識別することができ、そのため画像データ7を簡単に正しいグループへ移動させることができる。
このことは、上述したテキストデータ6の場合と同様に、DTPデータ3の校正に極めて有効に利用することができることを示す。すなわち、差し替え等の修正が加えられた画像データ7は元のデータが削除されて差し替えられた新たなデータがDTPデータの最後に追記された形で記録される。例えば、「034F65A.eps−Photo」を「034F651A.eps−Photo」に修正した場合には、元あったデータが消去されて修正後の新たな画像データ7がDTPデータ3の最後に追記されて記録される。従って、この状態でグループ化手段20によりデータのグループ化を行えば新たな画像データ7は正しいグループにはグループ化されず異なったグループに含められてしまう。そうすると、画像を枠線で表示・印字した場合には修正後の新たな画像データ7は本来配置されるべき正しい位置に枠線表示・印字はされるがグループが異なるので表示される枠線のタイプ又は色が異なることになる。そのため、修正箇所が明確となり校正担当者は容易にそれを確認することができる。修正が正しく行われていることを確認した後は、修正後の画像データを正しい位置に移動させれば次にグループ化手段20によりグループ化した場合には同じ正しいグループ内に加えられ同じタイプの色の枠線で表示される。
次に、上述したDTPデータ編集システム1の動作について、本発明に係るDTPデータ編集方法における動作と共に説明する。図12に示すのは本発明に係るDTPデータ編集方法の一実施形態におけるフローチャートである。
本発明に係るDTPデータ編集方法は、初めに、図3に示すようなレイアウトがなされたDTPデータ3からテキストデータ6及び当該テキストデータ6に付随する位置情報やフォント、サイズ、色等の属性を示す付加データを選択抽出を行う(ステップS1)。すなわち、図5に示すように、DTPデータ3内のテキストデータ6には、それが表示されるべき位置を示す位置情報やフォント、サイズ、色等の属性を指定する付加データが付随しており、その付加データと共にテキストデータ6を選択抽出する。これにより、それ以外の、例えば、本DTPデータ3のファイル名やヘッダ情報等の不要なデータを取り除く。
次に、所定のフォント、サイズ、色等の属性を有するテキストデータ6が品名、価格等のいずれの項目を示すものかを予め関連付けた項目DB22に基づいてデータ選択抽出ステップ(S1)により抽出されたテキストデータ6の属性から当該テキストデータ6に対してその項目ごとに予め指定された項目記号を付与する(ステップS2)。項目DB22は、図6に示すように、テキストデータ6の有する属性に対応してそれが何の項目であるかを指定すると共に所定の記号が割り当てられているので、例えば、テキストデータ6の中で「¥」記号を有し、その後が「数字」であればそのデータは「金額」であると判断し、そのデータの前に記号「|d」を挿入する。同様にして各データに対して所定の項目記号を挿入していく。
次に、テキストデータ6に付与された項目記号に基づいて当該テキストデータ6をグループ化すると共に、所定のグループに組み込まれなかったテキストデータ6をそれとは別にまとめてグループ化を行う(ステップS3)。図3に示すように、カタログに紹介された各アイテムの品名、商品記号、価格、サイズ、色、説明等に基づいて項目記号が挿入されているので、例えば、「品名」の記号である「|c」から次の「|c」の前までを1つのグループとして認定してグループ分けする。一方、項目DB22に基づく項目指定に該当しなかったテキストデータ8は、図7に示すように、該当無しデータ「Unknown Datas」としてひとまとめにする。
次に、グループ化ステップ(S3)によりグループ化された各グループごとに異なる色でそのグループに含まれるテキストデータ6を表示するようにグループごとの表示色を指定する(ステップS4)。図8に示すように、分類された各グループごとに表示色として、例えば「青」「黄」「赤」「桃」・・・と異なる色を指定して、各グループに含まれるテキストデータを指定された色で表示・印字出力可能とする。
次に、テキストデータ6に付随する位置情報に基づいて当該テキストデータ6をレイアウトされていた位置に色指定ステップ(S4)により指定された色で表示し、印字する(ステップS5)。テキストデータ6には自分自身を配置すべき位置情報が付随しているので、その位置情報に基づいてテキストデータ6を所定の位置にレイアウトした状態で表示、印字することができる。テキストデータ6が本来含まれるべきグループとは異なるグループに含められている場合には表示される色が異なって表示されるので必要に応じて正しいグループへの移動を行う。
次に、グループ化された各グループごとにテキストデータを抽出する(ステップS6)。出力された印字データに基づいて、必要なテキストデータ6がきちんとグループ化されていることを確認する。正しくグループ化されていないテキストデータ6があった場合にはそれを正しい位置に移動させて必要なテキストデータ6をきちんとまとめておく。必要なテキストデータ6がまとまっていることが確認されたら順番にテキストデータ6の読み出しを行い必要なテキストデータ6を抽出する。
次に、抽出された前記テキストデータ6に基づいてデータベース5を作成する(ステップS7)。得られたテキストデータ6には商品記号、価格、品名、サイズ等の内容という所定の項目に対応する項目記号が付与されているのでその項目記号に基づいて各テキストデータ6を整理してデータベース化する。
次に、画像データ7の処理の方法について説明する。
図5に示すように、DTPデータ3内の画像データ7には、その画像データ7のファイル名及びレイアウトされた画像データ7に付与された当該画像データ7が配置されるべき位置における位置情報及び大きさ等の付加情報と使用したDTPソフトに固有のタグ情報等の画像情報15(図5参照)が付随しており、その中から必要な付加データを選択抽出する(S1)。
そして、選択抽出された画像データ7のファイル名や位置情報等の所定の情報を比較して関連する画像データ7をさらに含めてグループ化し(S2)、色指定ステップ(S3)によりそのグループを表示すべき色が指定される(S4)。そして、データ選択抽出ステップ(S1)で抽出された画像データ7のファイル名と、レイアウトされた画像データ7に付与された当該画像データ7が配置されるべき位置における位置情報及び大きさに基づいて、当該画像データ7のファイル名と共に、当該画像がレイアウトされるべき位置にその画像が占める大きさの枠線で表示・印字する(S5)。画像データ7はこのようにして、グループ化される。画像データ7は表示されるべき位置に表示されるべき大きさの枠線の状態で表示されると共に、その枠線は色指定ステップ(S4)で指定された色の枠線で表示されると共に、その枠内には当該画像データ7のファイル名も表示される。尚、グループ化ステップ(S3)で所定のグループにグループ化されなかった画像データ7は、該当無しデータ「Unknown Datas」としてひとまとめにされる(図7参照)。該当無しグループに分類された画像データ7は、枠線が破線で表示されるようにされている。これにより、正しくグループ化されていない画像データ7は枠線のタイプ及び色が異なって表示されるので極めて容易に識別することができ、そのため画像データ7を簡単に正しいグループへ移動させることができる。
本発明に係るDTPデータ編集システム1の各構成手段の全部または一部の機能を専用のハードウェアを用いて実現しても構わないし、またコンピュータプログラムによってソフトウェア的に実現することができる。従って、コンピュータを本発明に係るDTPデータ編集システム1として機能させるためのDTPデータ編集プログラムも本発明に属するものである。DTPデータ編集プログラムにおける処理手順は上述の通りであり、その詳述は省略する。尚、本プログラムは、FD、MO、CD−ROM、DVD等の記録媒体に記録して、またはインターネット等の通信ネットワークによって提供することができる。
本発明に係るDTPデータ編集システムの一実施形態におけるブロック図である。 DTPデータ編集システムを構成するコンピュータのブロック図である。 DTPソフトによって作成されたカタログのある1頁を示す概要図である。 図3のDTPデータのソースコードを示す図である。 図4中のソースコードのうち該当部分を文字等で表示した図である。 項目DBの概要を示す図である。 「Unknown Datas」を示す図である。 グループ化した後のDTPデータを示す図である。 テキストデータを位置情報に基づいてレイアウトされた状態で表示したレイアウト図である。 図9に示すレイアウト図のうち、左上に配置されたデータの拡大図である。 画像データを位置情報に基づいてレイアウトされた状態の枠線で表示したレイアウト図である。 本発明に係るDTPデータ編集方法の一実施形態におけるフローチャートである。 抽出したテキストデータをXML形式に変換した状態を示す図である。
符号の説明
1 DTPデータ編集システム
3 DTPデータ
5 データベース
6 テキストデータ
7 画像データ
8 テキストデータ
10 データ選択抽出手段
15 画像情報
20 グループ化手段
22 項目DB
30 表示出力手段
40 データ抽出手段
50 項目記号付与手段
60 色指定手段
70 データベース化手段

Claims (13)

  1. 文字や数字等のテキストデータと絵や写真等の画像データがそれぞれ所定の位置にレイアウトされて作成されたパンフレットやカタログ等のDTPデータから必要なデータのみを抽出してデータベース化を図るDTPデータ編集システムにおいて、
    前記DTPデータから前記テキストデータ及び当該テキストデータに付随する前記位置情報やフォント、サイズ、色等の属性を示す付加データを選択抽出するデータ選択抽出手段と、
    所定のフォント、サイズ、色等の属性を有するテキストデータが品名、価格等のいずれの項目を示すものかを予め関連付けた項目データベースに基づいて前記データ選択抽出手段により抽出されたテキストデータの前記属性から当該テキストデータに対してその項目ごとに予め指定された項目記号を付与する項目記号付与手段と、
    前記テキストデータに付与された項目記号に基づいて当該テキストデータをグループ化すると共に、所定のグループに組み込まれなかったテキストデータをそれとは別にまとめてグループ化するグループ化手段と、
    前記グループ化手段によりグループ化された各グループごとに異なる色でそのグループに含まれるテキストデータを表示するようにグループごとの表示色を指定する色指定手段と、そして、
    テキストデータに付随する位置情報に基づいて当該テキストデータをレイアウトされていた位置に前記色指定手段により指定された色で表示し、印字する表示出力手段と、
    を備えて構成されたことを特徴とするDTPデータ編集システム。
  2. 請求項1に記載のDTPデータ編集システムにおいて、
    前記データ選択抽出手段は、レイアウトされた前記画像データのファイル名及びレイアウトされた前記画像データに付与された当該画像データが配置されるべき位置における位置情報及び大きさ等の付加情報をさらに選択抽出するように構成され、そして、
    前記グループ化手段は、前記テキストデータに含まれる品名や位置情報等の所定の情報と前記画像データのファイル名や位置情報等の所定の情報とを比較して関連する前記画像データをさらに含めてグループ化するようにさらに構成されてなることを特徴とするDTPデータ編集システム。
  3. 請求項2に記載のDTPデータ編集システムにおいて、
    前記表示出力手段は、前記データ選択抽出手段により抽出された画像データのファイル名と、レイアウトされた前記画像データに付与された当該画像データが配置されるべき位置における位置情報及び大きさに基づいて、当該画像データのファイル名と共に、当該画像がレイアウトされるべき位置にその画像が占める大きさの枠線で表示し印字するようにさらに構成されてなることを特徴とするDTPデータ編集システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のDTPデータ編集システムにおいて、
    グループ化された各グループごとにテキストデータを抽出するデータ抽出手段をさらに備えてなることを特徴とするDTPデータ編集システム。
  5. 請求項4に記載のDTPデータ編集システムにおいて、
    抽出された前記テキストデータに基づいてデータベースを作成するデータベース化手段をさらに備えてなることを特徴とするDTPデータ編集システム。
  6. 文字や数字等のテキストデータと絵や写真等の画像データがそれぞれ所定の位置にレイアウトされて作成されたパンフレットやカタログ等のDTPデータから必要なデータのみを抽出してデータベース化を図るDTPデータ編集方法において、
    前記DTPデータから前記テキストデータ及び当該テキストデータに付随する前記位置情報やフォント、サイズ、色等の属性を示す付加データを選択抽出するステップと、
    所定のフォント、サイズ、色等の属性を有するテキストデータが品名、価格等のいずれの項目を示すものかを予め関連付けた項目データベースに基づいて前記データ選択抽出ステップにより抽出されたテキストデータの前記属性から当該テキストデータに対してその項目ごとに予め指定された項目記号を付与するステップと、
    前記テキストデータに付与された項目記号に基づいて当該テキストデータをグループ化すると共に、所定のグループに組み込まれなかったテキストデータをそれとは別にまとめてグループ化するステップと、
    前記グループ化ステップによりグループ化された各グループごとに異なる色でそのグループに含まれるテキストデータを表示するようにグループごとの表示色を指定するステップと、そして、
    テキストデータに付随する位置情報に基づいて当該テキストデータをレイアウトされていた位置に前記色指定ステップにより指定された色で表示し、印字するステップと、
    を備えて構成されたことを特徴とするDTPデータ編集方法。
  7. 請求項6に記載のDTPデータ編集方法において、
    前記データ選択抽出ステップは、レイアウトされた前記画像データのファイル名及びレイアウトされた前記画像データに付与された当該画像データが配置されるべき位置における位置情報及び大きさ等の付加情報をさらに選択抽出するように構成され、そして、
    前記グループ化ステップは、前記テキストデータに含まれる品名や位置情報等の所定の情報と前記画像データのファイル名や位置情報等の所定の情報とを比較して関連する前記画像データをさらに含めてグループ化するようにさらに構成されてなることを特徴とするDTPデータ編集方法。
  8. 請求項7に記載のDTPデータ編集方法において、
    前記表示出力ステップは、前記データ選択抽出手段により抽出された画像データのファイル名と、レイアウトされた前記画像データに付与された当該画像データが配置されるべき位置における位置情報及び大きさに基づいて、当該画像データのファイル名と共に、当該画像がレイアウトされるべき位置にその画像が占める大きさの枠線で表示し印字するようにさらに構成されてなることを特徴とするDTPデータ編集方法。
  9. 請求項6〜8のいずれか1項に記載のDTPデータ編集方法において、
    グループ化された各グループごとにテキストデータを抽出するステップをさらに備えてなることを特徴とするDTPデータ編集方法。
  10. 請求項9に記載のDTPデータ編集方法において、
    抽出された前記テキストデータに基づいてデータベースを作成するステップをさらに備えてなることを特徴とするDTPデータ編集方法。
  11. 文字や数字等のテキストデータ及び/又は絵や写真等の画像データがそれぞれ所定の位置にレイアウトされて作成されたパンフレットやカタログ等のDTPデータから必要なデータのみを抽出してデータベース化を図るDTPデータ編集プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    前記DTPデータから前記テキストデータ及び当該テキストデータに付随する前記位置情報やフォント、サイズ、色等の属性を示す付加データを選択抽出するデータ選択抽出手段と、
    所定のフォント、サイズ、色等の属性を有するテキストデータが品名、価格等のいずれの項目を示すものかを予め関連付けた項目データベースに基づいて前記データ選択抽出手段により抽出されたテキストデータの前記属性から当該テキストデータに対してその項目ごとに予め指定された項目記号を付与する項目記号付与手段と、
    前記テキストデータに付与された項目記号に基づいて当該テキストデータをグループ化すると共に、所定のグループに組み込まれなかったテキストデータをそれとは別にまとめてグループ化するグループ化手段と、
    前記グループ化手段によりグループ化された各グループごとに異なる色でそのグループに含まれるテキストデータを表示するようにグループごとの表示色を指定する色指定手段と、そして、
    テキストデータに付随する位置情報に基づいて当該テキストデータをレイアウトされていた位置に前記色指定手段により指定された色で表示し、印字する表示出力手段と、
    して機能させるためのDTPデータ編集プログラム。
  12. 請求項11に記載のDTPデータ編集プログラムにおいて、
    前記データ選択抽出手段を、レイアウトされた前記画像データのファイル名及びレイアウトされた前記画像データに付与された当該画像データが配置されるべき位置における位置情報及び大きさ等の付加情報をさらに選択抽出するように構成し、そして、
    前記グループ化手段を、前記テキストデータに含まれる品名や位置情報等の所定の情報と前記画像データのファイル名や位置情報等の所定の情報とを比較して関連する前記画像データをさらに含めてグループ化するようにさらに構成してなることを特徴とするDTPデータ編集プログラム。
  13. 請求項11又は12に記載のDTPデータプログラムにおいて、
    グループ化された各グループごとにテキストデータを抽出するデータ抽出手段と、そして、
    抽出された前記テキストデータに基づいてデータベースを作成するデータベース化手段としてさらに機能させることを特徴とするDTPデータ編集プログラム。
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