JP2005249730A - 電磁誘導型変位センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】 電磁誘導型変位センサにおいて、検出コイル数を少なく抑えながら、高精度に変位検出ができるようにする。
【解決手段】 駆動コイル、検出コイルおよび駆動コイルと検出コイル間の電磁結合に影響を与える検出板を備える電磁誘導型変位センサにおいて、駆動コイル12に整合させた検出コイル14は第1、第2検出コイル141、142からなり、銅板の検出板16は駆動コイル12および検出コイル14の長手方向にそって移動可能となっている。第1検出コイル141は矩形コイルの2箇所を交差させて3分割し、長手方向の両端部の1の長さに対して中間部の長さを2とし、第2検出コイル142は中央部で交差させて、等分に2分割してある。これにより、第1、第2検出コイルの出力はいずれも直線的に変化するから簡単な検出回路で正確に検出板の位置を求めることができる。
【選択図】 図3
【解決手段】 駆動コイル、検出コイルおよび駆動コイルと検出コイル間の電磁結合に影響を与える検出板を備える電磁誘導型変位センサにおいて、駆動コイル12に整合させた検出コイル14は第1、第2検出コイル141、142からなり、銅板の検出板16は駆動コイル12および検出コイル14の長手方向にそって移動可能となっている。第1検出コイル141は矩形コイルの2箇所を交差させて3分割し、長手方向の両端部の1の長さに対して中間部の長さを2とし、第2検出コイル142は中央部で交差させて、等分に2分割してある。これにより、第1、第2検出コイルの出力はいずれも直線的に変化するから簡単な検出回路で正確に検出板の位置を求めることができる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、部材の変位位置を非接触で検出する電磁誘導型変位センサに関する。
例えば車両におけるアクセルペダルの踏み込み量をポテンショメータで検出する方式では、磨耗や泥による作動不良の不具合を招きやすいので、近時、非接触で変位を検出する電磁誘導型変位センサが提案されている。このような例として、例えば特開2002−365006公報に開示された誘導ポジションセンサがある。
その基本概念は図7に示すように、駆動コイル(励磁コイル)62と検出コイル(受信コイル)64を配置した固定部材に対して、可動の誘導結合エレメント66を配置したものである。検出コイル64は途中で交差させてある。
駆動コイル62に交流電圧を印加すると、駆動コイル62と検出コイル64の間の電磁結合により検出コイル64に誘起電流が生じるが、誘導結合エレメント66がないとした場合、検出コイル64が交差して形成されているため、検出コイル64から取り出される電圧は全体として0(ゼロ)となる。
しかし、誘導結合エレメント66にも電磁結合により電流が流れ、誘導結合エレメント66の位置によって電磁結合に異なる影響を与えるので、検出コイル64の出力から固定部材60に対する誘導結合エレメント66の位置を検出することができる。
駆動コイル62に交流電圧を印加すると、駆動コイル62と検出コイル64の間の電磁結合により検出コイル64に誘起電流が生じるが、誘導結合エレメント66がないとした場合、検出コイル64が交差して形成されているため、検出コイル64から取り出される電圧は全体として0(ゼロ)となる。
しかし、誘導結合エレメント66にも電磁結合により電流が流れ、誘導結合エレメント66の位置によって電磁結合に異なる影響を与えるので、検出コイル64の出力から固定部材60に対する誘導結合エレメント66の位置を検出することができる。
しかしながら、上記構成においては、励磁電流の変化や誘導結合エレメント66と検出コイル64間の距離変動などにより、検出コイル64の出力が影響を受けるので、検出コイル64として互いに位置をずらした2つのコイルを設けてその信号比から、誘導結合エレメント66の位置を検出する。
さらに、検出コイル64の出力は正弦波で非線形となるので、上記の特開2002−365006公報に開示された誘導ポジションセンサでは、さらに追加の検出コイルを設けて、出力信号のそれぞれ近似的に線形な領域を使用できるようにしている。
特開2002−365006公報
さらに、検出コイル64の出力は正弦波で非線形となるので、上記の特開2002−365006公報に開示された誘導ポジションセンサでは、さらに追加の検出コイルを設けて、出力信号のそれぞれ近似的に線形な領域を使用できるようにしている。
ところで、車両上に搭載されるこのようなセンサは通常2重化されて、一方が損傷等により作動不能となっても他方が作動状態を維持することにより、センサ入力を用いる制御装置の信頼性を確保するようにしている。
そこで、上述の誘導ポジションセンサにおいて検出回路を2重とするため、変位部材としての1つの誘導結合エレメント66に対して2組の駆動コイルと検出コイルを例えば基板上に配置しようとすると、各コイルが通常複数巻きとされてそれぞれが相当のレイアウト面積を要するので、どうしてもサイズが大型化してしまうという問題がある。
そこで、上述の誘導ポジションセンサにおいて検出回路を2重とするため、変位部材としての1つの誘導結合エレメント66に対して2組の駆動コイルと検出コイルを例えば基板上に配置しようとすると、各コイルが通常複数巻きとされてそれぞれが相当のレイアウト面積を要するので、どうしてもサイズが大型化してしまうという問題がある。
また、各組において検出コイル64として3個以上のコイルを用いたとしても、各コイルの出力は正弦波状に変化することに変わりないので、誘導結合エレメント66の正確な位置算出のためには、アークタンジェント(Arc tangent)の演算を行わねばならず、検出回路の評価部が複雑高価なものとなる。
したがって本発明は、上記従来の問題点に鑑み、2重化においても小型化が可能で、簡単な検出回路で高精度に変位を検出できる電磁誘導型変位センサを提供することを目的としている。
したがって本発明は、上記従来の問題点に鑑み、2重化においても小型化が可能で、簡単な検出回路で高精度に変位を検出できる電磁誘導型変位センサを提供することを目的としている。
このため、本発明の電磁誘導型変位センサは、電磁誘導結合可能に配置された駆動コイルおよび検出コイルと、駆動コイルおよび検出コイルに対して相対的に移動可能な電磁結合部材と、駆動コイルを交流電圧で駆動する駆動部と、検出コイルに接続されて当該検出コイルの出力を基に電磁結合部材の位置を算出する評価部とを有し、駆動コイルが矩形形状を備え、検出コイルは、全体形状がそれぞれ駆動コイルと整合する第1検出コイルと第2検出コイルからなり、第1検出コイルと第2検出コイルはそれぞれクロス部により分割され、第2検出コイルは第1検出コイルより1/2周期ずらせて分割されて、第1検出コイルのクロス部と第2検出コイルのクロス部とが電磁結合部材の移動方向に交互に配置されているものとした。
第1、第2検出コイルの全体形状を駆動コイルと整合させるとともに、各検出コイルをクロス部により分割して両検出コイルのクロス部が交互となるようにすることにより、検出コイルの出力はいずれも直線的に変化するものとなるので、簡単な回路で検出板の位置を求めることができる。
次に、発明の実施の形態について説明する。
図1は実施の形態の構成を示すブロック図である。
電磁誘導型変位センサ10は、2組のセンサ部、すなわち2組の駆動コイル12(12A、12B)と検出コイル14(14A、14B)、2つの検出回路20(20A、20B)、および検出板16(16A、16B)とから構成される。
駆動コイル12A、12Bは共通の基板11上に平行に配置され、検出コイル14A、14Bはそれぞれ駆動コイル12A、12Bに整合させて配置されている。
図1は実施の形態の構成を示すブロック図である。
電磁誘導型変位センサ10は、2組のセンサ部、すなわち2組の駆動コイル12(12A、12B)と検出コイル14(14A、14B)、2つの検出回路20(20A、20B)、および検出板16(16A、16B)とから構成される。
駆動コイル12A、12Bは共通の基板11上に平行に配置され、検出コイル14A、14Bはそれぞれ駆動コイル12A、12Bに整合させて配置されている。
検出板16A、16Bはそれぞれ銅板からなり、例えば車両上でアクセルペダルにリンク連結された可動板15に取り付けられている。検出板16A、16Bは、可動板15が変位することにより、対応する組の駆動コイル12および検出コイル14の長手方向にそって移動可能とされており、それぞれ電磁結合部材を構成している。
各検出回路20は、駆動コイル12へ例えば周波数4MHzの交流電圧を印加する駆動部22、第1検出コイル141および第2検出コイル142に接続されてその誘起電流から検出板16の移動位置を評価算出する評価部25とからなる。
各検出回路20は、駆動コイル12へ例えば周波数4MHzの交流電圧を印加する駆動部22、第1検出コイル141および第2検出コイル142に接続されてその誘起電流から検出板16の移動位置を評価算出する評価部25とからなる。
各組は同一構成であるから、以下に、一方の組についてコイルの詳細を説明する。
検出コイル14はそれぞれ第1検出コイル141と第2検出コイル142とからなっている。図2は駆動コイル、第1検出コイル141および第2検出コイル142の各形状を個別に示す図である。
検出コイル14はそれぞれ第1検出コイル141と第2検出コイル142とからなっている。図2は駆動コイル、第1検出コイル141および第2検出コイル142の各形状を個別に示す図である。
図2の(a)は駆動コイル12を示す。
図2の(b)に示すように、第1検出コイル141は矩形コイルを2箇所のクロス部ex1(ex11、ex12)で交差させて、長手方向の両端部の1の長さに対して中間部が2の長さとなるように、3分割された形状となっている。
第2検出コイル142は、図2の(c)に示すように、矩形コイルの長手方向中央部のクロス部ex2で交差させて、等分に2分割された形状となっている。
各クロス部ex1、ex2では、第1検出コイル141および第2検出コイル142の線分がそのコイルの長手方向に対してできるだけ直角に近い角度、好ましくは80°以上で鋭く切り替っている。クロス部ex1、ex2のこのコイル長手方向に対する角度は、後掲の図3に示される第1検出コイル141および第2検出コイル142の出力における折れ曲がり部ha、hbの崩れに影響を与えるので、要求精度が高いほど直角に近づけるのがよい。
図2の(b)に示すように、第1検出コイル141は矩形コイルを2箇所のクロス部ex1(ex11、ex12)で交差させて、長手方向の両端部の1の長さに対して中間部が2の長さとなるように、3分割された形状となっている。
第2検出コイル142は、図2の(c)に示すように、矩形コイルの長手方向中央部のクロス部ex2で交差させて、等分に2分割された形状となっている。
各クロス部ex1、ex2では、第1検出コイル141および第2検出コイル142の線分がそのコイルの長手方向に対してできるだけ直角に近い角度、好ましくは80°以上で鋭く切り替っている。クロス部ex1、ex2のこのコイル長手方向に対する角度は、後掲の図3に示される第1検出コイル141および第2検出コイル142の出力における折れ曲がり部ha、hbの崩れに影響を与えるので、要求精度が高いほど直角に近づけるのがよい。
基板11上において、図1に示されるように、駆動コイルの内側に第2検出コイル142が配置され、さらに第2検出コイル142の内側に第1検出コイル141が配置されて、互いが接近して隣接している。これらのコイルの長手方向に沿って検出板16が移動可能となっている。検出板16の移動方向の寸法は第2検出コイル142の長さの略1/4である。
以上により、第1検出コイル141はクロス部ex1により奇数分割され、第2検出コイル142はクロス部ex2により第1検出コイル141より1分割だけ少なく偶数分割されている。この結果、第1検出コイル141のクロス部ex1と第2検出コイル142のex2とは互いに1/2周期ずれたものとなり、検出板16の移動方向に等間隔に交互に配置されたものとなる。
以上により、第1検出コイル141はクロス部ex1により奇数分割され、第2検出コイル142はクロス部ex2により第1検出コイル141より1分割だけ少なく偶数分割されている。この結果、第1検出コイル141のクロス部ex1と第2検出コイル142のex2とは互いに1/2周期ずれたものとなり、検出板16の移動方向に等間隔に交互に配置されたものとなる。
第1検出コイル141と第2検出コイル142に接続された検出回路20では、両コイルからの出力を基に検出板16の移動位置を検出する。
第1検出コイル141と第2検出コイル142は、全体形状が駆動コイル12と同じ矩形で、検出板16の移動方向に沿って、それぞれクロス部ex1、ex2を除いて駆動コイル12と平行になっているので、その出力は直線状に変化する。
図3は、第1検出コイル141と第2検出コイル142の各出力電圧を示す。横軸Xは、駆動コイル12の一端からの、検出板16の駆動コイル12の当該一端側端縁の距離位置である。なお、図3において検出板16はX=0の位置であるが、理解を容易にするため、検出板16の上記一端側端縁は当該端縁における駆動コイル12および第1、第2検出コイル141、142とずらせて示してある。
出力電圧の実線は第1検出コイル141の出力、破線は第2検出コイル142の出力を示している。
第1検出コイル141と第2検出コイル142は、全体形状が駆動コイル12と同じ矩形で、検出板16の移動方向に沿って、それぞれクロス部ex1、ex2を除いて駆動コイル12と平行になっているので、その出力は直線状に変化する。
図3は、第1検出コイル141と第2検出コイル142の各出力電圧を示す。横軸Xは、駆動コイル12の一端からの、検出板16の駆動コイル12の当該一端側端縁の距離位置である。なお、図3において検出板16はX=0の位置であるが、理解を容易にするため、検出板16の上記一端側端縁は当該端縁における駆動コイル12および第1、第2検出コイル141、142とずらせて示してある。
出力電圧の実線は第1検出コイル141の出力、破線は第2検出コイル142の出力を示している。
X=0のとき、第1検出コイル141および第2検出コイル142の出力は、いずれもVである。
Xの増大方向に順次に第1検出コイル141または第2検出コイル142のクロス部位置をx1、x2、x3とする。検出板16がX=0の位置からXの増大方向に移動を開始すると、検出板16の他端(太矢示で示す進行方向先端)が第1検出コイル141のクロス部ex11を越えるので、第1検出コイル141の出力は減少する。
Xの増大方向に順次に第1検出コイル141または第2検出コイル142のクロス部位置をx1、x2、x3とする。検出板16がX=0の位置からXの増大方向に移動を開始すると、検出板16の他端(太矢示で示す進行方向先端)が第1検出コイル141のクロス部ex11を越えるので、第1検出コイル141の出力は減少する。
検出板16がX=x1/2に来ると、検出板16の中心がx1における第1検出コイル141のクロス部ex11上に位置して当該クロス部の両側に等分に重なるので、第1検出コイル141の出力は0となる。こうして第1検出コイル141の出力は直線的に減少を継続し、X=x1において−Vとなる。
この間、検出板16は第2検出コイル142における分割範囲内にあり、クロス部ex2に重ならないので、第2検出コイル142の出力は、検出板16と各コイルとの間隙の変動や駆動コイル12の励磁電流などがない限り一定のVを維持する。この一定と想定されるV、および同様の−Vをそれぞれレベル値と呼ぶ。
この間、検出板16は第2検出コイル142における分割範囲内にあり、クロス部ex2に重ならないので、第2検出コイル142の出力は、検出板16と各コイルとの間隙の変動や駆動コイル12の励磁電流などがない限り一定のVを維持する。この一定と想定されるV、および同様の−Vをそれぞれレベル値と呼ぶ。
X=x1を越えてX=x2に至るまでは、検出板16はx2における第2検出コイル142のクロス部ex2に重なっていくので、第2検出コイル142の出力がレベル値(−V)まで直線的に減少する。そして、第1検出コイル141の出力はマイナスのレベル値(−V)を維持する。
つぎにX=x2を越えてX=x3に至る間は、検出板16がクロス部ex12に重なっていくので、第1検出コイル141の出力は、マイナスのレベル値(−V)から直線的にプラスのレベル値(V)まで増大して行き、一方、第2検出コイル142の出力はマイナスのレベル値(−V)を維持する。
つぎにX=x2を越えてX=x3に至る間は、検出板16がクロス部ex12に重なっていくので、第1検出コイル141の出力は、マイナスのレベル値(−V)から直線的にプラスのレベル値(V)まで増大して行き、一方、第2検出コイル142の出力はマイナスのレベル値(−V)を維持する。
各検出回路20の評価部25では、第1検出コイル141の出力と第2検出コイル142の出力を合成して評価対象とする。
図4に示すように、Xの前半では、第1検出コイル141の出力と第2検出コイル142の出力を加算して太線の評価線Aとし、加算値がマイナスのレベル値(−V)に達した以後の後半では第2検出コイル142の出力にマイナスのレベル値(−V)の絶対値を加算した太線の評価線Bとする。
図4に示すように、Xの前半では、第1検出コイル141の出力と第2検出コイル142の出力を加算して太線の評価線Aとし、加算値がマイナスのレベル値(−V)に達した以後の後半では第2検出コイル142の出力にマイナスのレベル値(−V)の絶対値を加算した太線の評価線Bとする。
そして、評価線A、Bの値とレベル値(V)またはレベル値(−V)との比をとることにより、励磁電流の変化や検出板と各コイル間の間隙の変動による第1検出コイル141および第2検出コイル142の出力のずれが吸収される。
これにより、評価部25は、第1検出コイル141と第2検出コイル142の出力に基づく測定結果を上記比と対照して、検出板のX位置を求める。
これにより、評価部25は、第1検出コイル141と第2検出コイル142の出力に基づく測定結果を上記比と対照して、検出板のX位置を求める。
以上、電磁誘導型変位センサ10における一方の組について説明したが、他方の組についても構成は同じである。
実施の形態は以上のように構成され、駆動コイル、検出コイルおよびこれらに対して相対的に移動可能の検出板とを有する電磁誘導型変位センサにおいて、駆動コイル12を矩形形状とし、検出コイルは全体形状がそれぞれ駆動コイル12と整合する第1検出コイル141と第2検出コイル142で構成し、第1検出コイル141と第2検出コイル142の一方はクロス部により奇数分割し、他方は1分割だけ少なく偶数分割して、両検出コイルのクロス部ex1、ex2が検出板の移動方向に交互に配置されるようにした。
これにより、第1検出コイル141と第2検出コイル142の出力はいずれも直線的に変化するものとなり、アークタンジェントの演算から解放され、検出コイルに接続される評価部25を簡単な回路として、検出板16の位置を求めることができる。
これにより、第1検出コイル141と第2検出コイル142の出力はいずれも直線的に変化するものとなり、アークタンジェントの演算から解放され、検出コイルに接続される評価部25を簡単な回路として、検出板16の位置を求めることができる。
とくに、第1検出コイル141のクロス部ex1と第2検出コイル142のクロス部ex2とが互いに等間隔になるように配置しているので、その等間隔に検出板の長さを整合させることにより、検出板16の移動に伴い、一方の検出コイルの出力が変化する間、他方の検出コイルの出力はレベル値を維持するので、評価部25での演算処理が一層簡単となる。
また、検出板16と各コイルとの間隙の変動や駆動コイル12への電圧変動の影響はレベル値(Vまたは−V)に現われるので、第1検出コイル141および第2検出コイル142の出力とレベル値との比をとることにより、検出板と各コイル間の間隙の変動や励磁電流の変化による影響が吸収されるから、検出コイルとして第1検出コイル141と第2検出コイル142の2つを備えるだけで、高精度に検出板16の位置が検出できる。
信頼性確保のため、駆動コイル12と検出コイル14、および検出板16からなるコイルセットを2組備えても、各組における検出コイルの個数が2つで済むので、コイルを実装する基板11のサイズを小さくでき、小型化された変位センサとして実現できる。
信頼性確保のため、駆動コイル12と検出コイル14、および検出板16からなるコイルセットを2組備えても、各組における検出コイルの個数が2つで済むので、コイルを実装する基板11のサイズを小さくでき、小型化された変位センサとして実現できる。
つぎに、検出コイルの変形例について説明する。上述の実施の形態では第1、第2検出コイル141、142をそれぞれ1巻きのものとしているが、変形例は感度を高くするため各4重巻きとしたものである。
ここでは、第1検出コイル141Aが1枚の基板30の両面に形成され、第2検出コイル142Aも別の1枚の基板40の両面に形成される。
ここでは、第1検出コイル141Aが1枚の基板30の両面に形成され、第2検出コイル142Aも別の1枚の基板40の両面に形成される。
まず図5は変形例における第1検出コイル141Aを示し、(a)は基板の表面側に形成されたコイルパターンであり、(b)は基板の裏面側に形成されたコイルパターンを表面側から透視したものである。
基板30の表面側において、コイルパターン31を構成する線分は、左上端のリード部32からコイルパターン31の上辺の一部を形成して横方向に延びる線分1aから、第1のクロス部ex11で縦に下方へ延びる線分1b、コイルパターン31の下辺の一部を形成して横方向に延びる線分1c、第2のクロス部ex12で縦に上方へ延びる線分1dまでが順次連続している。
なお、この変形例で、クロス部ex1(ex11、ex12)および後述のクロス部ex2の設定位置は実施の形態におけると同一であり、コイルパターンの上辺から下辺へ、または下辺から上辺へ切り替わる。
基板30の表面側において、コイルパターン31を構成する線分は、左上端のリード部32からコイルパターン31の上辺の一部を形成して横方向に延びる線分1aから、第1のクロス部ex11で縦に下方へ延びる線分1b、コイルパターン31の下辺の一部を形成して横方向に延びる線分1c、第2のクロス部ex12で縦に上方へ延びる線分1dまでが順次連続している。
なお、この変形例で、クロス部ex1(ex11、ex12)および後述のクロス部ex2の設定位置は実施の形態におけると同一であり、コイルパターンの上辺から下辺へ、または下辺から上辺へ切り替わる。
また第2のクロス部ex12からコイルパターン31の上辺の一部を形成して横方向に延びる線分1fから、右端で縦に下方へ延びる線分1g、コイルパターン31の下辺の一部を形成して横方向に戻る線分1h、第2のクロス部ex12で縦に上方へ延びる線分1i、コイルパターン31の上辺の一部を形成して横方向に第1のクロス部ex11へ戻る線分1jまでが順次連続している。
そして、第1のクロス部ex11で縦に下方へ延びる線分1mから、コイルパターン31の下辺の一部を形成して横方向に左端へ戻る線分1n、左端で縦に上方へ延びる線分1oまでが順次連続している。
線分1dの先端と線分1fの先端は、スルーホールH1、H2を介して、裏面側に形成された連結線分1eで連結され、線分1jの先端と線分1mの先端は同様にスルーホールH3、H4を介して、裏面側の連結線分1kで連結されている。これにより、1巻き分のコイル1が形成される。
そして、第1のクロス部ex11で縦に下方へ延びる線分1mから、コイルパターン31の下辺の一部を形成して横方向に左端へ戻る線分1n、左端で縦に上方へ延びる線分1oまでが順次連続している。
線分1dの先端と線分1fの先端は、スルーホールH1、H2を介して、裏面側に形成された連結線分1eで連結され、線分1jの先端と線分1mの先端は同様にスルーホールH3、H4を介して、裏面側の連結線分1kで連結されている。これにより、1巻き分のコイル1が形成される。
基板の表面側には、この1巻き分のコイル1の各線分に対して所定の間隔をおいて並列に線分3a〜3d、3f〜3j、3m〜3oが設けられ、スルーホールH5、H6と裏面側の連結線分3e、スルーホールH7、H8と裏面側の連結線分3kで接続されてさらに1巻き分のコイル3が形成されている。
第1のクロス部ex11において、線分1mと3mは線分1bと3bよりも左側に配置され、第2のクロス部ex12においては、線分1dと3dは線分1iと3iよりも左側に配置されている。
第1のクロス部ex11において、線分1mと3mは線分1bと3bよりも左側に配置され、第2のクロス部ex12においては、線分1dと3dは線分1iと3iよりも左側に配置されている。
つぎに、基板30の裏面側において、左上端からコイルパターン35の上辺の一部を形成して横方向に延びる線分2aから、第1のクロス部ex11で縦に下方へ延びる線分2b、コイルパターン35の下辺の一部を形成して横方向に第2のクロス部ex12へ延びる線分2cまでが順次連続している。
第2のクロス部ex12で縦に上方に延びる線分2eから、コイルパターン35の上辺の一部を形成して横方向に延びる線分2f、右端で縦に下方へ延びる線分2g、コイルパターン35の下辺の一部を形成して横方向に戻る線分2h、第2のクロス部ex12で縦に上方へ延びる線分2i、コイルパターン35の上辺の一部を形成して横方向に第1のクロス部ex11へ戻る線分2j、第1のクロス部ex11で縦に下方へ延びる線分2kまでが順次連続している。
第2のクロス部ex12で縦に上方に延びる線分2eから、コイルパターン35の上辺の一部を形成して横方向に延びる線分2f、右端で縦に下方へ延びる線分2g、コイルパターン35の下辺の一部を形成して横方向に戻る線分2h、第2のクロス部ex12で縦に上方へ延びる線分2i、コイルパターン35の上辺の一部を形成して横方向に第1のクロス部ex11へ戻る線分2j、第1のクロス部ex11で縦に下方へ延びる線分2kまでが順次連続している。
そして、第1のクロス部ex11からコイルパターン35の下辺の一部を形成して横方向に左端へ戻る線分2nから、左端で縦に上方へ延びる線分2oまでが順次連続している。
線分2cの先端と線分2eの先端は、スルーホールH9、H10を介して、表面側に形成された連結線分2dで連結され、線分2kの先端と線分2nの先端は同様にスルーホールH11、H12を介して、表面側の連結線分2mで連結されている。これにより、1巻き分のコイル2が形成される。
線分2cの先端と線分2eの先端は、スルーホールH9、H10を介して、表面側に形成された連結線分2dで連結され、線分2kの先端と線分2nの先端は同様にスルーホールH11、H12を介して、表面側の連結線分2mで連結されている。これにより、1巻き分のコイル2が形成される。
基板30の裏面側には、この1巻き分のコイル2の各線分に対して所定の間隔をおいて並列に線分4a〜4c、4e〜4k、4n、4oが設けられ、線分4cの先端と線分4eの先端がスルーホールH13、H14を介して表面側の連結線分4dで連結され、線分4kの先端と線分4nの先端がスルーホールH15、H16を介して表面側の連結線分4mで接続されてさらに1巻き分のコイル4が形成されている。左端で縦に上方へ延びる線分4oの先端にはリード部33が接続している。
第1のクロス部ex11において、線分2bと4bは線分2kと4kよりも左側に配置され、第2のクロス部ex12においては、線分2iと4iは線分2eと4eよりも左側に配置されている。
表面側のコイルパターン31と裏面側のコイルパターン35は、透視したとき連結線分を除く各線分が互いに重なるように配置されている。
第1のクロス部ex11において、線分2bと4bは線分2kと4kよりも左側に配置され、第2のクロス部ex12においては、線分2iと4iは線分2eと4eよりも左側に配置されている。
表面側のコイルパターン31と裏面側のコイルパターン35は、透視したとき連結線分を除く各線分が互いに重なるように配置されている。
表面側の左端の線分1oの先端と裏面側の左端の線分2aとがスルーホールH17で接続され、線分2oの先端と線分3aとが連結線分2xとスルーホールH18で接続され、同様に線分3oの先端と線分4aとがスルーホールH19で接続されている。
これにより、基板30の両面にわたってコイル1、2、3および4が順次に接続され、リード部32、33を両端とする4重巻きのコイルが、実施の形態における第1検出コイル141に対応する第1検出コイル141Aとして形成されたことになる。
これにより、基板30の両面にわたってコイル1、2、3および4が順次に接続され、リード部32、33を両端とする4重巻きのコイルが、実施の形態における第1検出コイル141に対応する第1検出コイル141Aとして形成されたことになる。
つぎに図6は第2検出コイル142Aを示し、(a)は基板の表面側に形成されたコイルパターンであり、(b)は基板の裏面側に形成されたコイルパターンを表面側から透視したものである。
基板40の表面側において、コイルパターン41を構成する線分は、左上端のリード部42からコイルパターン41の上辺の一部を形成して横方向に延びる線分5aから、コイルパターン41の長手方向中央部のクロス部ex2で縦に下方へ延びる線分5b、コイルパターン41の下辺の一部を形成して横方向に右端まで延びる線分5c、右端で縦に上方へ延びる線分5d、コイルパターン41の上辺の一部を形成して横方向にクロス部ex2へ戻る線分5eまでが順次連続している。
基板40の表面側において、コイルパターン41を構成する線分は、左上端のリード部42からコイルパターン41の上辺の一部を形成して横方向に延びる線分5aから、コイルパターン41の長手方向中央部のクロス部ex2で縦に下方へ延びる線分5b、コイルパターン41の下辺の一部を形成して横方向に右端まで延びる線分5c、右端で縦に上方へ延びる線分5d、コイルパターン41の上辺の一部を形成して横方向にクロス部ex2へ戻る線分5eまでが順次連続している。
またクロス部ex2で縦に下方へ延びる線分5gから、コイルパターン41の下辺の一部を形成して横方向に左端へ戻る線分5h、左端で縦に上方へ延びる線分5iまでが順次連続している。
線分5eの先端と線分5gの先端は、スルーホールH20、H21を介して、裏面側に形成された連結線分5fで連結されている。これにより、1巻き分のコイル5が形成される。
線分5eの先端と線分5gの先端は、スルーホールH20、H21を介して、裏面側に形成された連結線分5fで連結されている。これにより、1巻き分のコイル5が形成される。
基板40の表面側には、この1巻き分のコイル5の各線分に対して所定の間隔をおいて並列に線分7a〜7e、7g〜7iが設けられ、スルーホールH22、H23と裏面側の連結線分7fで接続されてさらに1巻き分のコイル7が形成されている。
クロス部ex2において、線分5gと7gは線分5bと7bよりも左側に配置されている。
クロス部ex2において、線分5gと7gは線分5bと7bよりも左側に配置されている。
つぎに、基板40の裏面側において、左上端からコイルパターン45の上辺の一部を形成して横方向に延びる線分6aから、クロス部ex2で縦に下方へ延びる線分6b、コイルパターン45の下辺の一部を形成して横方向に右端まで延びる線分6c、右端で縦に上方に延びる線分6d、コイルパターン45の上辺の一部を形成して横方向にクロス部ex2まで戻る線分6e、クロス部ex2で縦に下方へ延びる線分6fまでが順次連続している。
クロス部ex2からコイルパターン45の下辺の一部を形成して横方向に左端へ戻る線分6hと、左端で縦に上方へ延びる線分6iとが順次連続している。
線分6fの先端と線分6hの先端は、スルーホールH24、H25を介して、表面側に形成された連結線分6gで連結されている。これにより、1巻き分のコイル6が形成される。
クロス部ex2からコイルパターン45の下辺の一部を形成して横方向に左端へ戻る線分6hと、左端で縦に上方へ延びる線分6iとが順次連続している。
線分6fの先端と線分6hの先端は、スルーホールH24、H25を介して、表面側に形成された連結線分6gで連結されている。これにより、1巻き分のコイル6が形成される。
基板40の裏面側には、この1巻き分のコイル6各線分に対して所定の間隔をおいて並列に線分8a〜8f、8h、8iが設けられ、線分8fの先端と線分8hの先端がスルーホールH26、H27を介して、表面側の連結線分8gで連結されて、さらに1巻き分のコイル8が形成されている。左端で縦に上方へ延びる線分8iの先端にはリード部43が接続している。
クロス部ex2において、線分6bと8bは線分6fと8fよりも左側に配置されている。
表面側のコイルパターン41と裏面側のコイルパターン45は透視したとき、連結線分を除く各線分が互いに重なるように配置されている。
クロス部ex2において、線分6bと8bは線分6fと8fよりも左側に配置されている。
表面側のコイルパターン41と裏面側のコイルパターン45は透視したとき、連結線分を除く各線分が互いに重なるように配置されている。
表面側の左端の線分5iの先端と裏面側の左端の線分6aとがスルーホールH28で接続され、線分6iの先端と裏面側の左端の線分7aとが連結線分6zとスルーホールH29で接続され、同様に線分7iの先端と線分8aとがスルーホールH30で接続されている。
これにより、基板40の両面にわたってコイル5、6、7および8が順次に接続され、リード部42、43を両端とする4重巻きのコイルが、実施の形態における第2検出コイル142に対応する第2検出コイル142Aとして形成されたことになる。
これにより、基板40の両面にわたってコイル5、6、7および8が順次に接続され、リード部42、43を両端とする4重巻きのコイルが、実施の形態における第2検出コイル142に対応する第2検出コイル142Aとして形成されたことになる。
実施の形態と同様に2つのセンサ部を構成するためには、第1検出コイル141Aを基板30を共通にして平行に2組形成し、第2検出コイル142Aも基板40を共通にして2組平行に形成して、両基板を重ねたとき各組の第1検出コイル141Aと第2検出コイル142Aが重なるように設定すればよい。
また、駆動コイルは、別の基板に形成してもよく、あるいは各検出コイル141A、142Aと共通の基板30、40に検出コイルを囲んで形成してもよい。駆動コイルを検出コイルと共通の基板に形成する場合に検出コイルの連結線分を横切る箇所では、検出コイルのコイルパターン形成の場合と同様に、スルーホールと連結線分を用いることができる。
また、駆動コイルは、別の基板に形成してもよく、あるいは各検出コイル141A、142Aと共通の基板30、40に検出コイルを囲んで形成してもよい。駆動コイルを検出コイルと共通の基板に形成する場合に検出コイルの連結線分を横切る箇所では、検出コイルのコイルパターン形成の場合と同様に、スルーホールと連結線分を用いることができる。
第1、第2検出コイルの感度をとくに向上させたい場合には各検出コイルの巻き数を増大させることが必要であるが、単純に基板の1平面内にコイルパターンを繰り返し形成しようとすると、例えば4重巻きでは4本の線分を平行して並べることになり、センサ部の全体面積が大きくなってしまう。
この変形例によれば、基板の両面にコイルパターンを形成することにより、全体の面積を小型に抑えながら各検出コイルの4重巻きを実現して、検出コイルの感度を向上させることができる。したがって、検出コイルを小型化でき、それに伴って2重化への対応が容易となる。
この変形例によれば、基板の両面にコイルパターンを形成することにより、全体の面積を小型に抑えながら各検出コイルの4重巻きを実現して、検出コイルの感度を向上させることができる。したがって、検出コイルを小型化でき、それに伴って2重化への対応が容易となる。
なお、第1検出コイル141Aの基板表面側のコイルパターンにおいて、第1のクロス部ex11では左側上辺の線分1a、3aから下辺へ縦に横切る線分1bと3bが右側に配置され、中央側上辺1j、3jに連結されて下辺へ横切る線分1mと3mが左側に配置されるに対して、裏面側のコイルパターンでは、同じ第1のクロス部ex11において左側上辺の線分1a、3aから下辺へ縦に横切る線分2bと4bが表面側とは反対の左側に配置され、中央側上辺2j、4jから下辺へ横切る線分2kと4kが右側に配置されているので、当該クロス部における縦の線分の位置が左右(コイルパターンの長手方向)にずれていても、その影響は表裏でキャンセルされる。
これは、第1検出コイル141Aの第2のクロス部ex12、および第2検出コイル142Aのクロス部ex2においても同様である。これにより、各クロス部で縦に横切る各線分が同一線上になくても、検出板位置の高い検出精度が得られる。
これは、第1検出コイル141Aの第2のクロス部ex12、および第2検出コイル142Aのクロス部ex2においても同様である。これにより、各クロス部で縦に横切る各線分が同一線上になくても、検出板位置の高い検出精度が得られる。
なお、変形例では、基板の各面に各2本ずつのコイルパターンを形成して、表裏合わせて4重巻きとした例について説明したが、これに限定されず、基板のサイズにより許される範囲で、表裏各面に任意数のコイルパターンを形成して所望の複数巻きの検出コイルを得ることができる。
1〜8 コイル
1a〜1d、1f〜1j、1m〜1o 線分
1e、1k、2d、2m、2x、3e、3k 連結線分
2a〜2c、2e〜2k、2n、2o 線分
3a〜3d、3f〜3j、3m〜3o 線分
4a〜4c、4e〜4k、4n、4o 線分
4d、4m、5f、6g、6z、7f、8g 連結線分
5a〜5e、5g〜5i、6a〜6f、6h、6i 線分
7a〜7e、7g〜7i、8a〜8f、8h、8i 線分
10 電磁誘導型変位センサ
11、30、40 基板
12、12A、12B 駆動コイル
14、14A、14B 検出コイル
141、141A 第1検出コイル
142、142A 第2検出コイル
15 可動板
16、16A、16B 検出板
20、20A、20B 検出回路
22 駆動部
25 評価部
31、35、41、45 コイルパターン
32、33、42、43 リード部
ex1、ex11、ex12、ex2 クロス部
ha、hb 折れ曲がり部
H1〜H30 スルーホール
1a〜1d、1f〜1j、1m〜1o 線分
1e、1k、2d、2m、2x、3e、3k 連結線分
2a〜2c、2e〜2k、2n、2o 線分
3a〜3d、3f〜3j、3m〜3o 線分
4a〜4c、4e〜4k、4n、4o 線分
4d、4m、5f、6g、6z、7f、8g 連結線分
5a〜5e、5g〜5i、6a〜6f、6h、6i 線分
7a〜7e、7g〜7i、8a〜8f、8h、8i 線分
10 電磁誘導型変位センサ
11、30、40 基板
12、12A、12B 駆動コイル
14、14A、14B 検出コイル
141、141A 第1検出コイル
142、142A 第2検出コイル
15 可動板
16、16A、16B 検出板
20、20A、20B 検出回路
22 駆動部
25 評価部
31、35、41、45 コイルパターン
32、33、42、43 リード部
ex1、ex11、ex12、ex2 クロス部
ha、hb 折れ曲がり部
H1〜H30 スルーホール
Claims (4)
- 電磁誘導結合可能に配置された駆動コイルおよび検出コイルと、
前記駆動コイルおよび検出コイルに対して相対的に移動可能な電磁結合部材と、
前記駆動コイルを交流電圧で駆動する駆動部と、
前記検出コイルに接続されて当該検出コイルの出力を基に前記電磁結合部材の位置を算出する評価部とを有し、
前記駆動コイルが矩形形状を備え、
前記検出コイルは、全体形状がそれぞれ前記駆動コイルと整合する第1検出コイルと第2検出コイルからなり、
前記第1検出コイルと第2検出コイルはそれぞれクロス部により分割され、第2検出コイルは第1検出コイルより1/2周期ずらせて分割されて、第1検出コイルのクロス部と第2検出コイルのクロス部とが前記電磁結合部材の移動方向に交互に配置されていることを特徴とする電磁誘導型変位センサ。 - 前記第1検出コイルのクロス部と第2検出コイルのクロス部とが、互いに等間隔に配置されていることを特徴とする請求項1記載の電磁誘導型変位センサ。
- 前記評価部は、前記第1検出コイルと第2検出コイルの出力のレベル値との比に基づいて、前記電磁結合部材の位置を算出することを特徴とする請求項1または2記載の電磁誘導型変位センサ。
- 前記第1検出コイルと第2検出コイルは、それぞれ対応する基板の両面にコイルパターンを形成して複数巻きとし、各基板を重ねて前記検出コイルを構成することを特徴とする請求項1から3のいずれか1に記載の電磁誘導型変位センサ。
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JP2004064261A JP2005249730A (ja) | 2004-03-08 | 2004-03-08 | 電磁誘導型変位センサ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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- 2004-03-08 JP JP2004064261A patent/JP2005249730A/ja active Pending
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