JP2005248850A - 主機関のエアーアシスト制御装置 - Google Patents

主機関のエアーアシスト制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関の負荷が急激に増大しても、内燃機関のストールを防止でき、スモークの発生量を低減できる主機関のエアーアシスト制御装置を提供する。
【解決手段】操縦ハンドルによる指令に応じて駆動されるディーゼル機関には、排気タービン過給機2の圧縮空気を供給している。排気タービン過給機2のインペラと空気源3との間の空気流路は電磁弁5で開閉される。電磁弁5は、ディーゼル機関1の負荷が急激に増大すべき特定の操作に応じて制御装置12で開かれる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディーゼル機関やガス機関等の主機関のエアーアシスト制御装置に関する。
船舶は、推進力を得るためのスクリュープロペラを回転させる主機関と、この主機関を補助する補機関とを備えている。
従来、船舶の主機関としては、例えば特開平7−54665号公報(特許文献1)に開示されているようなディーゼル機関が使用さている。このディーゼル機関は、過給機の圧縮空気を供給することにより、平均有効圧力を高めることができる。
しかしながら、上記従来のディーゼル機関に過給機で過給をしている場合、ディーゼル機関の負荷が急激に増大すると、過給機はディーゼル機関への圧縮空気の供給量を増大できなくて、逆に、減少してしまう。すなわち、上記ディーゼル機関の負荷が急激に変化すると、過給機からの空気の供給量が減少し、その結果、上記ディーゼル機関の回転数が低下して、ディーゼル機関がストールしたり、燃焼不良が生じて、多量のスモーク(黒煙)が発生したりするという問題が生じてしまう。
特開平7−54665号公報
そこで、本発明の課題は、内燃機関の負荷が急激に増大しても、内燃機関のストールを防止でき、スモークの発生量を低減できる主機関のエアーアシスト制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の主機関のエアーアシスト制御装置は、
操縦ハンドルと、
上記操縦ハンドルによる指令に応じて駆動される内燃機関と、
上記内燃機関の排気を受けるタービンを有すると共に、上記内燃機関に圧縮空気を送るインペラを有する排気タービン過給機と、
上記インペラに加圧空気を補助供給する空気源と、
上記空気源から上記排気タービン過給機までの空気流路を開閉する開閉弁と、
上記内燃機関の負荷が急激に増大すべき特定の操作に応じて上記開閉弁を開ける制御手段と
を備えたことを特徴としている。
上記構成の主機関のエアーアシスト制御装置によれば、上記内燃機関の負荷が急激に増大すべき特定の操作が行われると、制御手段が開閉弁を開ける。これにより、上記空気源の圧縮空気が排気タービン過給機のインペラに補助供給されて、内燃機関に供給されるから、内燃機関の回転数が低くならず、内燃機関にストールが起こるのを防止でき、内燃機関によるスモークの発生量を低減できる。
一実施形態の主機関のエアーアシスト制御装置では、上記特定の操作は、上記内燃機関を起動させる操作である。
上記実施形態の主機関のエアーアシスト制御装置によれば、上記内燃機関を起動させる操作に応じて、開閉弁を制御手段で開けることによって、排気タービン過給機が低速である内燃機関の起動時に充分に空気を供給できるから、内燃機関にストールが起こるのを防止でき、内燃機関によるスモークの発生量を低減できる。
一実施形態の主機関のエアーアシスト制御装置では、上記特定の操作は、上記内燃機関に関するクラッチがつながっている状態で、上記操縦ハンドルを所定の範囲を超えて動かす操作である。
上記実施形態の主機関のエアーアシスト制御装置によれば、上記内燃機関に関するクラッチがつながっている状態で、操縦ハンドルが所定の範囲を超えて動かされることに応じて、開閉弁を制御手段で開けることによって、操縦ハンドルの急激な操作が行われて排気タービン過給機が高速になっていない状態で内燃機関への燃料供給が急激に増えても、これに見合った空気が開閉弁から排気タービン過給機を介して内燃機関に供給されるから、内燃機関にストールが起こるのを防止でき、内燃機関によるスモークの発生量を低減できる。
一実施形態の主機関のエアーアシスト制御装置では、上記特定の操作は、上記内燃機関が起動していて上記内燃機関に関するクラッチが切られている状態で、上記クラッチをつなぐために上記操縦ハンドルを動かす操作である。
上記実施形態の主機関のエアーアシスト制御装置によれば、上記内燃機関が起動していて内燃機関に関するクラッチが切られている状態で、クラッチをつなぐために操縦ハンドルが動かされることに応じて、開閉弁を制御手段で開けることによって、クラッチの接続により負荷が急激に増大しても、内燃機関の回転数が低くならず、内燃機関にストールが起こるのを防止でき、内燃機関によるスモークの発生量を低減できる。
一実施形態の主機関のエアーアシスト制御装置では、上記特定の操作に応じて、上記制御手段は、上記開閉弁を開けると共に、上記内燃機関に関するガバナブーストを行い、次に、上記ガバナブーストを行いながら上記開閉弁を閉じ、次に、上記ガバナブーストを停止して、上記開閉弁を開ける。
本明細書で、「ガバナブースト」とは、内燃機関に関するクラッチが切れている状態からクラッチをつなげた後、操縦ハンドルからの速度指令を所定の時間だけ大きくすることを意味する。すなわち、上記ガバナブーストは、クラッチを接続した直後では、内燃機関の回転数が低くなろうとするから、与えられた速度指令よりも大きな速度指令を燃料供給手段に与えて、燃料供給手段による燃料供給を増やす制御をいう。
上記実施形態の主機関のエアーアシスト制御装置によれば、上記内燃機関が起動していて内燃機関に関するクラッチが切られている状態で、クラッチをつなぐために操縦ハンドルが動かされることに応じて、制御手段は、開閉弁を開けると共に、内燃機関に関するガバナブーストを行う。次に、上記制御手段は、ガバナブーストを行いながら、開閉弁を閉る。次に、上記制御手段は、ガバナブーストを停止して、開閉弁を制御手段で再び開ける。これにより、上記ガバナブーストが停止した後も、内燃機関の回転数が低くならず、内燃機関によるスモーク濃度が低くなるから、内燃機関にストールが起こるのを防止でき、内燃機関によるスモークの発生量を低減できる。
また、上記ガバナブーストを行いながら開閉弁を閉じるから、内燃機関の回転数が低くなるのを防ぐことができると共に、排気タービン過給機のインペラに対して無駄に加圧空気が供給されるのを防ぐことできる。
本発明の主機関のエアーアシスト制御装置は、内燃機関の負荷が急激に増大すべき特定の操作に応じて、制御手段が開閉弁を開けることによって、内燃機関の負荷が急激に増大する前に、空気源の圧縮空気が排気タービン過給機のインペラに補助供給されるから、内燃機関の負荷が急激に増加しても、内燃機関の回転数が低くなるのを防ぐことができ、内燃機関にストールが起こるのを防止でき、内燃機関によるスモーク濃度を低減でき、内燃機関によるスモークの発生量を低減できる。
以下、本発明の主機関のエアーアシスト制御装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1に、本発明の一実施の形態の主機関のエアーアシスト制御装置の概略構成図を示す。
上記エアーアシスト制御装置は、操縦装置6と、この操縦装置6による指令に応じて駆動されるディーゼル機関1と、このディーゼル機関1に圧縮空気を送るインペラを有する排気タービン過給機2と、この排気タービン過給機2のインペラに加圧空気を補助供給する空気源3と、この空気源3からインペラの補助吸入口2eまで延びる空気流路の一例としての補助空気管4と、この補助空気管4に設けられた開閉弁の一例としての電磁弁5と、この電磁弁5の開閉を制御する制御手段の一例としての制御装置12とを備えている。
上記ディーゼル機関1の吸気口1aには、排気タービン過給機2におけるインペラの吐出口2bに接続されている。また、上記ディーゼル機関1の排気口1bには、排気タービン過給機2が有するタービンの吸入口2cに接続されている。また、上記ディーゼル機関1には燃料噴射ポンプ7によって燃料が供給される。この燃料噴射ポンプ7のラック7aはコモンロッド8を介して燃料ガバナ用アクチュエータ9に連結されている。上記コモンロッド8が矢印Aの方向に回転すると、ラック7aが移動して、燃料噴射ポンプ7の燃料噴射量が増加する。
上記排気タービン過給機2では、ディーゼル機関1の排気がタービンの吸入口2cから入ってタービンの吐出口2dに抜ける。このとき、上記ディーゼル機関1の排気がタービンに当たることによって、タービンが回転する。すなわち、上記タービンがディーゼル機関1の排気を受けて回転する。そうすると、上記タービンに同軸に取り付けられたインペラが回転駆動して、排気タービン過給機2の吸入口2aから吸い込んだ空気をインペラで圧縮して吐出口2bからディーゼル機関1の吸気口1aに供給する。一方、上記空気圧源3から補助吸入口2eに供給される空気の圧力は、例えば8気圧である。
上記制御装置12は、機関回転検出用センサ11および過給機回転検出用センサ13が出力する信号を受けている。上記機関回転検出用センサ11は、ディーゼル機関1の出力軸10の回転数を検出して、その回転数を表す信号を制御装置12に出力する。一方、上記過給機回転検出用センサ13は排気タービン過給機2の回転数を検出して、その回転数を表す信号を制御装置12に出力する。すなわち、上記過給機回転検出用センサ13は、タービン,インペラの回転数を表す信号を制御装置12に出力する。また、上記制御装置12は、操縦装置6からの指令に応じて燃料ガバナ用アクチュエータ9を制御している。
図2(a)に、上記操縦装置6の概略正面図を示す。また、図2(b)に、上記操縦装置6の表示部24の形状を説明するための概略図を示す。さらに、図2(c)に、上記表示部24と操縦ハンドル22の位置と対応関係を説明するための概略図を示す。
上記操縦装置6は、図2(a)に示すように、本体21と、この本体21に回動自在に取り付けられた操縦ハンドル22と、この操縦ハンドル22の回動角を検出するポテンショメータ23とを有している。上記本体21の上面には表示部24を設けている。この表示部24には図2(b)に示すような目盛が付けられている。この目盛から判るように、本実施の形態のエアーアシスト制御装置を搭載している船舶は1速〜10速で前進または後進することができる。すなわち、上記船舶は異なる10段階の速度で前進または後進することができる。上記船舶を何速でどの方向に進めるかは操縦ハンドル22の回動角によって決めることができる。例えば、上記ディーゼル機関1を起動しても、図2(c)に示すように、操縦ハンドル22が水平面に対して垂直になっている場合、ディーゼル機関1の出力軸10に設けたギヤ(図示せず)はニュートラルの状態になっているので、船舶は前進も後進もしない。すなわち、上記ディーゼル機関1に関するクラッチ(図示せず)が切れているため、ディーゼル機関1の回転駆動力がスクリュープロペラに伝達されていない。そして、上記操縦ハンドル22を回動して二点鎖線で示す位置P1に位置させると、出力軸10のギヤが入って、船舶は10速で前進する。また、上記操縦ハンドル22を回動して二点鎖線で示す位置P2に位置させると、出力軸10のギヤが入って、船舶は10速で後進する。このように、上記操縦ハンドル22の位置に応じて船舶の移動速度および移動方向が決定する。
上記構成のエアーアシスト制御装置は、ディーゼル機関1が起動すると、空気源3の加圧空気を排気タービン過給機2のインペラに供給する。このようなディーゼル機関1の起動に応じたエアーアシストは、図3のフローチャートにしたがって行われる。
以下、上記ディーゼル機関1の起動に応じて行われるエアーアシストについて説明する。
まず、上記エアーアシスト制御装置が、図3に示すステップS101で、予め設定された条件1が満たされているか否かを判定し、条件1が満たされていると判定すると、ステップS102に進む一方、条件1が満たされていないと判定すると、条件1が満たされるまでステップS101を繰り返す。上記条件1はディーゼル機関1の性能に基いて決められる。本実施の形態では、ディーゼル機関1の出力軸10の回転数が30m-1に到達したか否かを条件1としている。
すなわち、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS101で、ディーゼル機関1の出力軸10の回転数を機関回転検出用センサ11で検出し、その回転数が30-1m以上だと判定すると、ステップS102に進む一方、ディーゼル機関1の出力軸10の回転数が30-1m未満だと判定すると、その出力軸10の回転数が30-1m以上になるまで、ステップS101を繰り返す。
次に、上記エアーアシスト制御装置はステップS102でエアーアシストONの処理を行う。すなわち、上記制御装置12が電磁弁5を開くことにより、空気源3の加圧空気が排気タービン過給機2のインペラに供給される。
次に、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS103で、予め設定された条件2が満たされているか否かを判定し、条件2が満たされていると判定すると、ステップS104に進む一方、条件2が満たされていないと判定すると、ステップS106に進む。本実施の形態では、ディーゼル機関1の停止操作(例えば手動停止操作や緊急停止操作)が行われたか否かを条件2としている。このような条件2の一例としては、ディーゼル機関1を停止させるための停止用電磁弁が作動したか否かという条件がある。
すなわち、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS103で、ディーゼル機関1の停止操作が行われたか否かを判定し、ディーゼル機関1の停止操作が行われていると判定すると、ステップS106に進む一方、ディーゼル機関1の停止操作が行われていないと判定すると、ステップS104に進む。
次に、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS104で、予め設定された条件3が満たされているか否かを判定し、条件3が満たされていると判定すると、ステップS106に進む一方、条件3が満たされていないと判定すると、ステップS105に進む。本実施の形態では、排気タービン過給機2の回転数が予め設定された設定回転数に到達したか否かを条件3としている。
すなわち、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS104で、排気タービン過給機2の回転数を過給機回転検出用センサ13で検出し、その回転数が上記設定回転数以上であると判定すると、ステップS106に進む一方、排気タービン過給機2の回転数が上記設定回転数未満であると判定すると、ステップS105に進む。
次に、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS105で、予め設定された条件4が満たされているか否かを判定し、条件4が満たされていると判定すると、ステップS106に進む一方、条件4が満たされていないと判定すると、ステップS102に戻る。本実施の形態では、ディーゼル機関1の起動から5秒経過したか否かを条件4としている。
すなわち、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS105で、ディーゼル機関1の起動から5秒経過していると判定すると、ステップS106に進む一方、ディーゼル機関1の起動から5秒経過していないと判定すると、ステップS102に戻る。
次に、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS106で、エアーアシストOFFの処理を行う。すなわち、上記制御装置12が電磁弁5を閉じることにより、空気源3から排気タービン過給機2への加圧空気の供給が停止する。
最後に、ステップS107で、ディーゼル機関1がアイドリングの状態になる(機関アイドル運転)。
図11に、上記ディーゼル機関1が起動することによりエアーアシストが行われる場合の機関回転数(出力軸10の回転数)、スモーク濃度およびアシスト空気圧力の時間的推移と、ディーゼル機関1が起動してもエアーアシストが行われない場合の機関回転数およびスモーク濃度の時間的推移とを示す。
図11から判るように、ディーゼル機関1が起動した後、ディーゼル機関1の出力軸10の回転数が30-1m以上になってからエアーアシストを行うことによって、このエアーアシストを行わない場合に比べて、ディーゼル機関1の回転数が高くなり、ディーゼル機関1によるスモーク濃度が極めて低くなる。したがって、上記ディーゼル機関1を起動しても、ディーゼル機関1のストールを防止でき、ディーゼル機関1によるスモークの発生量を低減できる。
また、上記エアーアシスト制御装置が、ディーゼル機関1に関するクラッチがつながっている状態で操縦ハンドル22が急激に操作されたときにも、空気源3の加圧空気を排気タービン過給機2のインペラに供給する。このような操縦ハンドル22の急激な操作に応じたエアーアシストは、図4のフローチャートにしたがって行われる。
以下、上記操縦ハンドル22が急激に操作されることに応じて行われるエアーアシストについて説明する。
まず、上記エアーアシスト制御装置が、図4に示すように、ステップS201で、予め設定された条件1が満たされているか否かを判定し、条件1が満たされていると判定すると、ステップS202に進む一方、条件1が満たされていないと判定すると、条件1が満たされるまでステップS201を繰り返す。本実施の形態では、操縦ハンドル22が前進または後進の1速〜4速に対応する位置にあるか否かを条件1としている。
すなわち、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS201で、操縦ハンドル22の回動角をポテンショメータ23で検出し、操縦ハンドル22が前進または後進の1速〜4速に対応する位置にあると判定すると、ステップS202に進む一方、操縦ハンドル22が前進または後進の1速〜4速に対応する位置にないと判定すると、操縦ハンドル22がその位置になるまでステップS201を繰り返す。
次に、操縦者が、ステップS202で、操縦ハンドル22を急速に回動させる。すなわち、上記操縦ハンドル22が急速操作される(ハンドル急速操作)。
次に、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS203で、予め設定された条件2が満たされているか否かを判定し、条件2が満たされていると判定すると、ステップS204進む一方、条件2が満たされていないと判定すると、ステップS201に戻る。本実施の形態では、操縦ハンドル22が0.3[秒/ノッチ]以下で回動したか否かを条件2としている。
すなわち、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS203で、操縦ハンドル22の回動速度をポテンショメータ23で検出し、操縦ハンドル22が0.3[秒/ノッチ]以下で回動していると判定すると、ステップS204に進む一方、操縦ハンドル22が0.3[秒/ノッチ]を越えて回動していると判定すると、ステップS201に戻る。
次に、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS204で、エアーアシストONの処理を行う。すなわち、上記制御装置12が電磁弁5を開くことにより、空気源3の加圧空気が排気タービン過給機2のインペラに供給される。
次に、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS205で、エアーアシストを開始してから、予め設定された設定時間が経過したか否かを判定し、エアーアシストを開始してから上記設定時間が経過していると判定すると、ステップS206に進む一方、エアーアシストを開始してから上記設定時間が経過していないと判定すると、ステップS211,S212に進む(作動タイマTIME UP)。
上記ステップS211では、操縦ハンドル22による減速操作が行われた否かが判定され、その減速操作が行われていると判定されると、ステップS206に進む一方、操縦ハンドル22による減速操作が行われていないと判定されると、ステップS205に戻る(ハンドル減速操作)。
上記ステップS212では、エアーアシストの作動中断条件として予め設定された条件3が満たされているか否かが判定され、条件3が満たされていると判定されると、ステップS206に進む一方、条件3が満たされていないと判定されと、ステップS205に戻る。本実施の形態では、排気タービン過給機2の回転数が上限回転数に到達したか否かを条件3としている。この上限回転数とは、排気タービン過給機2が異常を来たすことなく作動できる最大回転数を意味する。
すなわち、上記ステップS212では、排気タービン過給機2の回転数を過給機回転検出用センサ13で検出し、その回転数が上限設定回転数を超えていると判定されると、ステップS206に進む一方、排気タービン過給機2の回転数が上限回転数を超えていないと判定されると、ステップS205に戻る。
最後に、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS206で、エアーアシストOFFの処理を行う。すなわち、上記制御装置12が電磁弁5を閉じることにより、空気源3から排気タービン過給機2への加圧空気の供給が停止する。
図12に、上記操縦ハンドル22が急激に操作されることによりエアーアシストが行われる場合の機関回転数(出力軸10の回転数)、スモーク濃度およびアシスト空気圧力の時間的推移と、操縦ハンドル22が急激に操作されてもエアーアシストが行われない場合の機関回転数およびスモーク濃度の時間的推移とを示す。
図12から判るように、上記クラッチがつながっている状態で操縦ハンドル22が所定の範囲を超えて0.3[秒/ノッチ]以下で回動したことに応じてエアーアシストを行うことによって、このエアーアシストを行わない場合に比べて、ディーゼル機関1の回転数が高くなり、ディーゼル機関1によるスモーク濃度が極めて低くなる。したがって、上記操縦ハンドル22が所定の範囲を超えるように急激に操作されても、ディーゼル機関1にストールが起こるのを防止でき、ディーゼル機関1によるスモークの発生量を低減できる。
また、上記エアーアシスト制御装置は、ディーゼル機関1を起動した後、出力軸10のギヤを中立(ニュートラル)から前進または後進の0速(いわゆるDS(Dead Slow:最微速))に入ると、空気源3の加圧空気を排気タービン過給機2のインペラに供給する。このときのエアーアシストは、図5および図6のフローチャートにしたがって行われる。
以下、上記出力軸10のギヤが中立から前進または後進の0速に入ることに応じて行われるエアーアシストについて説明する。
まず、図5に示すステップS301では、出力軸10のギヤが中立になっている。すなわち、上記操縦ハンドル22が表示部24の中立を指すように位置している(ハンドル位置中立)。
次に、操縦者が、ステップS302で、操縦ハンドル22が前進または後進の0速を指すように、操縦ハンドル22を操作する(ハンドル前後進操作)。
次に、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS303で、エアーアシストONの処理を行う。すなわち、上記制御装置12が電磁弁5を開くことにより、空気源3の加圧空気が排気タービン過給機2のインペラに供給される。このステップS303を行うと共に、ステップS304でクラッチ嵌入となる。すなわち、上記出力軸10のギヤが前進または後進の0速に入る。
次に、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS305で、エアーアシストを開始してから、予め設定された設定時間が経過したか否かを判定し、エアーアシストを開始してから上記設定時間が経過していると判定すると、ステップS306に進む一方、エアーアシストを開始してから上記設定時間が経過していないと判定すると、図6に示すステップS311,S312に進む(作動タイマTIME UP)。
上記ステップS311では、予め設定された条件1が満たされているか否かが判定され、条件1が満たされていると判定されると、図5に示すステップS306に進む一方、条件1が満たされていないと判定されると、ステップS305に戻る。本実施の形態では、操縦ハンドル22が表示部24の中立を指しているか否を条件1としている。
すなわち、上記ステップS311では、操縦ハンドル22が表示部24の中立を指していると判定されると、ステップS306に進む一方、操縦ハンドル22が表示部24の中立を指していないと判定されると、ステップS305に戻る。
上記ステップS312では、エアーアシストの作動中断条件として予め設定された条件2が満たされているか否かが判定されると、条件2が満たされていると判定されると、ステップS306に進む一方、条件2が満たされていないと判定されると、ステップS305に戻る。本実施の形態では、排気タービン過給機2の回転数が上限回転数に到達したか否かを条件2としている。この上限回転数とは、排気タービン過給機2が異常を来たすことなく作動できる最大回転数を意味する。
すなわち、上記ステップS312では、排気タービン過給機2の回転数を過給機回転検出用センサ13で検出し、その回転数が上限回転数を超えていると判定されると、ステップS306に進む一方、排気タービン過給機2の回転数が上限回転数を超えていないと判定されると、ステップS305に戻る。
最後に、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS306で、エアーアシストOFFの処理を行う。すなわち、上記制御装置12が電磁弁5を閉じることにより、空気源3から排気タービン過給機2への加圧空気の供給を停止する。
図13に、上記出力軸10のギヤが中立から前進または後進の0速に入ることによりエアーアシストが行われる場合の機関回転数(出力軸10の回転数)、スモーク濃度およびアシスト空気圧力の時間的推移と、出力軸10のギヤが中立から前進または後進の0速に入ってもエアーアシストを行わない場合の機関回転数およびスモーク濃度の時間的推移とを示す。
図13から判るように、上記出力軸10のギヤが中立から前進または後進の0速に入ることに応じてエアーアシストを行うことによって、このエアーアシストを行わない場合に比べて、機関回転数が高くなり、ディーゼル機関1によるスモーク濃度が極めて低くなる。したがって、上記出力軸10のギヤが中立から前進または後進の0速に入れても、ディーゼル機関1にストールが起こるのを防止でき、ディーゼル機関1によるスモークの発生量を低減できる。
また、上記エアーアシスト制御装置は、ディーゼル機関1を起動した後、出力軸10のギヤが中立から前進または後進の1速以上に入るときも、空気源3の加圧空気を排気タービン過給機2のインペラに供給する。このときのエアーアシストは、図7〜図10のフローチャートにしたがって行われる。
以下、上記出力軸10のギヤが中立から前進または後進の1速以上に入ることに応じて行われるエアーアシストについて説明する。
まず、図7に示すステップS401では、出力軸10のギヤが中立になっている。すなわち、上記操縦ハンドル22が表示部24の中立を指すように位置している(ハンドル位置中立)。
次に、操縦者が、ステップS402で、操縦ハンドル22が前進または後進の1速以上を指すように、操縦ハンドル22を操作する(ハンドル前後進操作)。
次に、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS403で、電磁弁5を制御装置12で開くことにより、空気源3の加圧空気が排気タービン過給機2のインペラに供給し(エアーアシストON)、ステップS404で、操縦ハンドル22が指す速度より大きな速度でディーゼル機関1が作動するようにし(ガバナブーストON)、ステップS405で、出力軸10のギヤを前進または後進の1速以上に入れる(クラッチ嵌入)。
次に、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS406で、エアーアシストを開始してから、エアーアシストに関して予め設定された第1設定時間(例えば5秒)が経過したか否かを判定し、エアーアシストを開始してから上記第1設定時間が経過していると判定すると、ステップS407に進む一方、エアーアシストを開始してから上記第1設定時間が経過していないと判定すると、図8に示すステップS421,S422,S423に進む(アシストTIME UP)。
上記ステップS421では、予め設定された条件1が満たされているか否かが判定され、条件1が満たされていると判定されると、図9に示すステップS411進む一方、条件1が満たされていないと判定されると、ステップS406に戻る。本実施の形態では、操縦ハンドル22が表示部24の中立を指しているか否を条件1としている。
すなわち、上記ステップS421では、操縦ハンドル22が表示部24の中立を指していると判定されると、ステップS411に進む一方、操縦ハンドル22が表示部24の中立を指していないと判定されると、ステップS406に戻る。
上記ステップS422では、予め設定された条件2が満たされているか否かが判定され、条件2が満たされていると判定されると、図9に示すステップS411進む一方、条件2が満たされていないと判定されると、ステップS406に戻る。本実施の形態では、操縦ハンドル22による減速操作が行われた否かを条件2としている。
すなわち、上記ステップS422では、操縦ハンドル22による減速操作が行われたと判定されると、ステップS411に進む一方、操縦ハンドル22による減速操作が行われていないと判定されると、ステップS406に戻る。
上記ステップS423では、エアーアシストの作動中断条件として予め設定された条件3が満たされているか否かが判定されると、条件3が満たされていると判定されると、ステップS411に進む一方、条件3が満たされていないと判定されると、ステップS406に戻る。本実施の形態では、排気タービン過給機2の回転数が上限回転数に到達したか否かを条件3としている。この上限回転数とは、排気タービン過給機2が異常を来たすことなく作動できる最大回転数を意味する。
すなわち、上記ステップS423では、排気タービン過給機2の回転数を過給機回転検出用センサ13で検出し、その回転数が上限回転数を超えていると判定されると、ステップS411に進む一方、排気タービン過給機2の回転数が上限回転数を超えていないと判定されると、ステップS406に戻る。
次に、上記エアーアシスト制御装置が、図7に示すステップS407で、エアーアシストOFFの処理を行う。すなわち、上記制御装置12が電磁弁5を閉じることにより、空気源3から排気タービン過給機2への加圧空気の供給が停止する。
次に、上記エアーアシスト制御装置が、図9に示すステップS408で、ガバナブーストを開始してから、ガバナブーストに関して予め設定された第2設定時間(例えば10秒)が経過したか否かを判定し、ガバナブーストを開始してから上記第2設定時間が経過していると判定すると、ステップS409に進む一方、ガバナブーストを開始してから上記第2設定時間が経過していないと判定すると、上記第2設定時間が経過するまでステップS408を繰り返す(ブーストタイマTIME UP)。
次に、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS409で、再びエアーアシストONの処理を行う。すなわち、上記制御装置12が電磁弁5を再び開くことにより、空気源3の加圧空気が排気タービン過給機2のインペラに再び供給される。
次に、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS410で、エアーアシストを開始してから、エアーアシストに関して予め設定された第3設定時間(例えば3秒)が経過したか否かを判定し、エアーアシストを開始してから上記第3設定時間が経過していると判定すると、ステップS411に進む一方、エアーアシストを開始してから上記第3設定時間が経過していないと判定すると、図10に示すステップS424,S425,S426に進む(アシストTIME UP)。
上記ステップS424では、予め設定された条件4が満たされているか否かが判定され、条件4が満たされていると判定されると、図9に示すステップS411進む一方、条件4が満たされていないと判定されると、ステップS410に戻る。本実施の形態では、操縦ハンドル22が表示部24の中立を指しているか否を条件4としている。
すなわち、上記ステップS424では、操縦ハンドル22が表示部24の中立を指していると判定されると、ステップS411に進む一方、操縦ハンドル22が表示部24の中立を指していないと判定されると、ステップS410に戻る。
上記ステップS425では、予め設定された条件5が満たされているか否かが判定され、条件5が満たされていると判定されると、図9に示すステップS411進む一方、条件5が満たされていないと判定されると、ステップS410に戻る。本実施の形態では、操縦ハンドル22による減速操作が行われた否かを条件5としている。
すなわち、上記ステップS425では、操縦ハンドル22による減速操作が行われたと判定されると、ステップS411に進む一方、操縦ハンドル22による減速操作が行われていないと判定されると、ステップS410に戻る。
上記ステップS426では、エアーアシストの作動中断条件として予め設定された条件6が満たされているか否かが判定されると、条件6が満たされていると判定されると、ステップS411に進む一方、条件6が満たされていないと判定されると、ステップS410に戻る。本実施の形態では、排気タービン過給機2の回転数が上限回転数に到達したか否かを条件6としている。この上限回転数とは、排気タービン過給機2が異常を来たすことなく作動できる最大回転数を意味する。
すなわち、上記ステップS426では、排気タービン過給機2の回転数を過給機回転検出用センサ13で検出し、その回転数が上限回転数を超えていると判定されると、ステップS411に進む一方、排気タービン過給機2の回転数が上限回転数を超えていないと判定されると、ステップS410に戻る。
最後に、上記エアーアシスト制御装置が、ステップS411で、エアーアシストOFFの処理を行う。すなわち、上記制御装置12が電磁弁5を閉じることにより、空気源3から排気タービン過給機2への加圧空気の供給が停止する。
図14に、上記出力軸10のギヤが中立から前進または後進の1速以上に入ることよりエアーアシストが行われた場合の機関回転数、スモーク濃度およびアシスト空気圧力の時間的推移と、出力軸10のギヤが中立から前進または後進の0速に入ってもエアーアシストが行われない場合の機関回転数およびスモーク濃度の時間的推移とを示す。
図14から判るように、上記出力軸10のギヤが中立から前進または後進の1速以上に入ることに応じて2段階のエアーアシストを行うことによって、この2段階のエアーアシストを行わない場合に比べて、機関回転数が高くなり、ディーゼル機関1によるスモーク濃度が極めて低くなる。したがって、上記出力軸10のギヤが中立から前進または後進の1速以上に入れても、ディーゼル機関1にストールが起こるのを防止でき、ディーゼル機関1によるスモークの発生量を低減できる。
また、上記ガバナブーストを行いながら、ステップS407でエアーアシストを一端停止するから、機関回転数が低くなるのを防ぐことができると共に、排気タービン過給機2のインペラに対して無駄に加圧空気が供給されるのを防ぐことできる。
上記実施の形態では、ディーゼル機関1が起動した後、ステップS101,S102によって、出力軸10の回転数が30m-1に達したときに、排気タービン過給機2のインペラに加圧空気を供給していたが、ディーゼル機関1の起動と同時に、排気タービン過給機2のインペラに加圧空気を供給するようにしてもよい。または、上記ディーゼル機関1が起動してから所定の時間経過したときに、排気タービン過給機2のインペラに加圧空気を供給するようにしてもよい。
上記実施の形態では、ディーゼル機関1の起動から5秒経過したか否かをステップS105の条件4としていたが、空気源3が排気タービン過給機2のインペラに加圧空気を供給し始めてから、すなわち、エアーアシストを開始してから、予め設定された時間が経過したか否かをステップS105の条件4としてもよいし、ディーゼル機関1の出力軸10の回転数が予め設定された回転数以上になったか否かをステップS105の条件4としてもよい。
上記実施の形態において、ディーゼル機関1の代わりにガス機関等を用いてもよい。
図1は本発明の一実施の形態の主機関のエアーアシスト制御装置の概略構成図である。 図2(a)は上記エアーアシスト制御装置の操縦装置の概略正面図であり、図2(b)は上記操縦装置の表示部の形状を説明するための概略図であり、図2(c)は上記表示部および操縦ハンドルの位置と対応関係を説明するための概略図である。 図3は上記エアーアシスト制御装置においてディーゼル機関の起動に応じて行われるエアーアシストに関するフローチャートである。 図4は上記操縦ハンドルの急激な操作に応じて行われるエアーアシストに関するフローチャートである。 図5は上記ディーゼル機関の出力軸のギヤが中立から前進または後進の0速に入ることに応じて行われるエアーアシストに関するフローチャートである。 図6は上記ディーゼル機関の出力軸のギヤが中立から前進または後進の0速に入ることに応じて行われるエアーアシストに関するフローチャートである。 図7は上記出力軸のギヤが中立から前進または後進の1速以上に入ることに応じて行われるエアーアシストに関するフローチャートである。 図8は上記出力軸のギヤが中立から前進または後進の1速以上に入ることに応じて行われるエアーアシストに関するフローチャートである。 図9は上記出力軸のギヤが中立から前進または後進の1速以上に入ることに応じて行われるエアーアシストに関するフローチャートである。 図10は上記出力軸のギヤが中立から前進または後進の1速以上に入ることに応じて行われるエアーアシストに関するフローチャートである。 図11は図3のエアーアシストを行った場合の機関回転数、スモーク濃度およびアシスト空気圧力の時間的推移を示す図である。 図12は図4のエアーアシストを行った場合の機関回転数、スモーク濃度およびアシスト空気圧力の時間的推移を示す図である。 図13は図5および図6のエアーアシストを行った場合の機関回転数、スモーク濃度およびアシスト空気圧力の時間的推移を示す図である。 図14は図7〜図10のエアーアシストを行う場合の機関回転数、スモーク濃度およびアシスト空気圧力の時間的推移を示す図である。
符号の説明
1 ディーゼル機関
2 排気タービン過給機
3 空気源
5 電磁弁
12 制御装置
22 操縦ハンドル

Claims (5)

  1. 操縦ハンドルと、
    上記操縦ハンドルによる指令に応じて駆動される内燃機関と、
    上記内燃機関の排気を受けるタービンを有すると共に、上記内燃機関に圧縮空気を送るインペラを有する排気タービン過給機と、
    上記インペラに加圧空気を補助供給する空気源と、
    上記空気源から上記排気タービン過給機までの空気流路を開閉する開閉弁と、
    上記内燃機関の負荷が急激に増大すべき特定の操作に応じて上記開閉弁を開ける制御手段と
    を備えたことを特徴とする主機関のエアーアシスト制御装置。
  2. 請求項1に記載の主機関のエアーアシスト制御装置において、
    上記特定の操作は、上記内燃機関を起動させる操作であることを特徴とする主機関のエアーアシスト制御装置。
  3. 請求項1に記載の主機関のエアーアシスト制御装置において、
    上記特定の操作は、上記内燃機関に関するクラッチがつながっている状態で、上記操縦ハンドルを所定の範囲を超えて動かす操作であることを特徴とする主機関のエアーアシスト制御装置。
  4. 請求項1に記載の主機関のエアーアシスト制御装置において、
    上記特定の操作は、上記内燃機関が起動していて上記内燃機関に関するクラッチが切られている状態で、上記クラッチをつなぐために上記操縦ハンドルを動かす操作であることを特徴とする主機関のエアーアシスト制御装置。
  5. 請求項4に記載の主機関のエアーアシスト制御装置において、
    上記特定の操作に応じて、上記制御手段は、上記開閉弁を開けると共に、上記内燃機関に関するガバナブーストを行い、次に、上記ガバナブーストを行いながら上記開閉弁を閉じ、次に、上記ガバナブーストを停止して、上記開閉弁を開けることを特徴とする主機関のエアーアシスト制御装置。
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