JP2005248674A - コンクリート建築用材の製法およびその建築用材 - Google Patents

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Abstract

【課題】発泡コンクリート製のブロック材に、適宜、鉄筋を配したコンクリート材層を密着一体化させてパネルとする建築用材の効率的な製法と、その建築用材によって発泡コンクリートと鉄筋コンクリートの長所を合わせ利用性を高めたコンクリート建造物を得る。
【解決手段】予め形成した発泡コンクリート製ブロック材の一面または多面に、適宜、鉄筋を配して流動的な未凝固のコンクリート材を流し込んでコンクリート材層を形成し、密着一体化させてパネルとすることを特徴とするコンクリート建築用材の製法およびその建築用材。
【選択図】図1

Description

この発明は、コンクリート材を主材とした建築用材の製法とその建築用材に関するものである。
コンクリート材は建築用材として多用されているが、代表的には流動的な未凝固のコンクリート材を、建築現場において、準備した型中に直接流し込み凝固させるところの、いわゆる打ち込みにより建造物などを構築する方法がある。一方、予め工場などで製作して建築現場に運び、それを用いるコンクリート製のパネルがあるが、それには発泡コンクリートパネル(ALC版)と、高強度コンクリートパネル(PC版)とがある。このうち発泡コンクリートパネル(ALC版)は、コンクリート中に無数の小さな気泡が入っているので、軽石のようになっていて、それによって暖かく断熱性にすぐれている。しかしコンクリート自体の強度はなく、また遮音性にも乏しい。一方、高強度コンクリートパネル(PC版)は、鉄筋を内蔵し350〜500kg/cmという高強度であるので強度的に高く、緻密なコンクリートそのもので、遮音性があり、熱容量は大きく、熱伝導率も高いが、それによって室外の熱を室内に取り込み易く、それは室内結露の原因となる。そしてこれら打ち込みによる工法とコンクリート製のパネルとは、それぞれ工法としては別個に施工したり、利用されたりしている現状にある。
この発明は、コンクリートによる建造物などを構築するに用いる新しいコンクリート建築用材の製法とその製品としての建築用材であり、それは発泡コンクリート製のブロック材に、適宜、鉄筋を配したコンクリート材層を密着一体化させてパネルとする建築用材の効率的な製法と、その建築用材によって、発泡コンクリートと鉄筋コンクリートの長所を合わせ、利用性を高めたコンクリート建造物を得ることを目的とするものである。
予め形成した発泡コンクリート製ブロック材の一面または多面に、適宜、鉄筋を配して流動的な未凝固のコンクリート材を流し込んでコンクリート材層を形成し、密着一体化してパネルとすることを特徴とするコンクリート建築用材の製法、および予め形成した発泡コンクリート製ブロック材の一面または多面に、適宜、鉄筋を配して流動的な未凝固のコンクリート材を流し込んでコンクリート材層を形成し、密着一体化してパネルとしたことを特徴とするコンクリート建築用材の構成とする。
この発明のコンクリート建築用材の製法は、施工された際に室内側に位置することとなるコンクリート材層と、外側に位置することとなる発泡コンクリート製ブロック材は、双方ともに密着性がよいのでそれらの一体化が容易であり、そしてこのようにして一体化されたものは剥離することがない。そしてそれは外側に位置するところの、施工性はよい反面、軽くて強度が少ない前記発泡コンクリート製ブロック材を、室内側に位置するコンクリート材層で補強した強度を有するパネル状の建築用材を、ただ一回の工程で効率的に得ることができる。この発明のコンクリート建築用材は、室内外双方ともに耐火性を有する材質であり、それは火災に対する耐火性を充分に確保できる。また外側に位置する前記発泡コンクリート製ブロック材は熱伝導性が少なく断熱性を有し、冬季においては内側に位置するコンクリート材層の冷え込みを防ぐことができる。したがって内部において結露が生じ難い。また夏季においては熱気を内部に伝えることが少ないので、内部空間が暑熱気より守られる。これらの要因により暖房、冷房の必要性を軽減し、省エネ化につながる。また遮音性については、音は重い物質において遮音性を増すので、この発明では内部に重いコンクリート材層が位置することになり、軽い前記発泡コンクリート製ブロック材のみによっては得られない遮音性を確保できる。
発泡コンクリートで形成したブロック材に、適宜、鉄筋を配して未凝固のコンクリート材を流し込み、凝固させて双方を密着一体化しパネルとする建築用材の製法とその建築用材。
以下、図面を参照して説明する。図1はこの発明の建築用材(A)の斜視図を示し、建造物に施工した際に、外側に位置することとなる発泡コンクリートで形成したブロック材(1)[前述のALC版に相当]で形成し、それに内側に位置することとなるコンクリート材層(2)[前述のPC版に相当]を一体的に設けたもので、前記のブロック材(1)に後述する流動的な未凝固のコンクリート材(C)を打ち込んで凝固させ、それによってブロック材(1)にコンクリート材層(2)を密着一体化させてパネル状の一つの建築用材を構成している。図2は図1の建築用材(A)の成形状態を示すもので、予め用意した成形型(S)中に、前記の発泡コンクリートで形成したブロック材(1)を配置し、その上側に適宜、鉄筋(f)を配置し、その上から流動性のある未凝固のコンクリート材(C)を前記ブロック材(1)の図示上側の面、または上側の面から側面にわたり流し込み、この未凝固のコンクリート材(C)が凝固することにより、コンクリート材層(2)となり、それによって発泡コンクリートで形成したブロック材(1)にコンクリート材層(2)が密着して一体化し剥離することのないパネル状の一つの建築用材(A)となる。なお成形にあたり使用する前記ブロック材(1)の数、およびそれ自体の大きさ、成形型(S)における各ブロック材の位置などは自由である。このようにして得た建築用材(A)によって建造物を構成する。
この発明のコンクリート建築用材の製法は、室内側に位置することとなるコンクリート材層と、外側に位置することとなる発泡コンクリート製のブロック材は相互の良好な密着性によって一体化が容易であり剥離することがない。そして外側に位置することとなる軽くて強度が少ない前記のブロック材を、室内側に位置することとなるコンクリート材層で補強した強度を有するパネル状の建築用材を、一回の工程で得ることができることにより、従来それぞれ単独で使用されていたこれらの建築材の双方の長所を合わせ持つ建築用材を効率的に得ることができる。この発明のコンクリート建築用材は、室内外に位置する材の双方ともに耐火性を有する材質によって、防火性を有する建築用材となる。そして外側に位置することとなる前記ブロック材は熱伝導性が少なく断熱性を有し、冬季においては内側に位置することとなるコンクリート材層の冷え込みを防ぐことができ、室内における結露の発生を防止し、また夏季においては暑熱気を内部に伝えることが少ないので、内部空間が外気の高温より守られる。これらにより暖房、冷房の必要性を軽減し、省エネ化につながる。また遮音性については、内部に重いコンクリート材層が位置することにより、軽い前記ブロック材のみによっては得られない遮音性を確保できる。また予めパネルとして製造できるので、建築資材としての運搬、施工などに好都合である。この発明の建築用材は、発泡コンクリート製ブロック材と鉄筋コンクリート材を一体化した建築用材として、それらの長所を合わせもつ建築用材となる。
この発明の建築用材の斜視図。 この発明の建築用材の成形状態を示す図。
符号の説明
(1) ブロック材
(2) コンクリート材層
(A) 建築用材
(C) 未凝固のコンクリート材
(S) 成形型
(f) 鉄筋

Claims (2)

  1. 予め形成した発泡コンクリート製ブロック材の一面または多面に、適宜、鉄筋を配して流動的な未凝固のコンクリート材を流し込んでコンクリート材層を形成し、密着一体化させてパネルとすることを特徴とするコンクリート建築用材の製法。
  2. 予め形成した発泡コンクリート製ブロック材の一面または多面に、適宜、鉄筋を配して流動的な未凝固のコンクリート材を流し込んでコンクリート材層を形成し、密着一体化させてパネルとしたことを特徴とするコンクリート建築用材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013002242A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 M Tec:Kk 遮音コンクリート板
JP2016525965A (ja) * 2013-06-04 2016-09-01 アベオ エー/エスAbeo A/S 建築部材を作る方法、建築部材を作る装置およびその方法によって作られた建築部材

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